JPS61248073A

JPS61248073A - 搬送ロ−ラ装置

Info

Publication number: JPS61248073A
Application number: JP60088877A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Tsuruoka; 鶴岡　一郎; Mitsuru Takahashi; 満高橋
Original assignee: Tohoku Ricoh Co Ltd; Ricoh Co Ltd
Current assignee: Tohoku Ricoh Co Ltd; Ricoh Co Ltd
Priority date: 1985-04-26
Filing date: 1985-04-26
Publication date: 1986-11-05
Also published as: US4714427A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、主ローラと、該主ローラの表面に当接する少
なくとも２本の副ローラとを有し、主ローラと各副ロー
ラとで紙葉類を挾持して搬送するようにした搬送ローラ
装置に関する。

従来技術゛上記形式の搬送ローラ装置は周知であシ、例えば湿式
電子写真のローラ定着装置に用いられている。この場合
、主ローラが熱ローラで、副ローラが搬送ローラであり
、未定着画像を担持した転写紙を熱ローラと搬送ローラ
とで挾持して搬送する際、熱の作用で加熱乾燥され、溶
剤が蒸発して定着する。

この形式のローラ定着装置は、一般に搬送ローラは２本
であり、この搬送ローラ間の間隔が大きければ大きい程
、転写紙の熱ローラに接触する面積が大きくなシ、加熱
効率が向上し、良好な乾燥定着が得られる。

ところが、不用意に搬送ローラ間を大きくすると、搬送
ローラ間にて転写紙が上方へ逃げてしまい、下流側の搬
送ローラと熱ローラに挾持されず、転写紙がジャムをし
てしまう問題があった。

目　　　的本発明は、上述した従来の問題に鑑み、確実な搬送が得
られ、しかも主ローラへの接触面積を大きく取ることの
できる搬送ローラ装置を提供することを目的とする。

構　成。

この目的を、本発明は隣合う副ローラの配列関係を、紙
葉類の搬送方向にて上流側の副ローラと主ローラの共通
接線と、該共通接線が下流側の副ローラに当たる点での
下流側副ローラ接線とでなす角度を鈍角になるように設
定したことにより達成した。

以下、本発明を湿式電子複写機の定着装置による実施例
に基づき、添付図面に従って説明する。

第１図において、符号１は定着装置の熱ローラとして構
成された主ローラであり、熱ローラ１は内部にヒータ等
の加熱手段２を備えている。熱ローラ１にはその上部に
接するように２本の搬送ローラ３，４として構成された
副ローラが配設され。

搬送ローラ３．４は熱ローラ１が図示していない駆動装
置によって矢印方向へ回転されると、各々従動回転する
。

かく構成された定着装置は、矢印Ａ方向より未加熱手段
２よシ加熱乾燥され、溶剤が蒸発してトナー像が転写紙
５に定着される。その後、転写紙５は分離爪６により熱
ローラ１から剥がされ、排紙トレイ（図示せず）へ排紙
される。

ここにおいて、搬送ローラ３，４の間隔が広いと転写紙
５は熱ローラｌに接触する面積が犬きくなシ、加熱手段
２の作用を多く受けるため、加熱効率が向上する。しか
し、不用意に搬送ローラ３゜４の間隔を拡げると、転写
紙５が搬送ローラ４上へ逃げてしまいジャム等の問題を
生ずることは先に説６明した。

そこで、本発明は第２図に示すように熱ローラ１と転写
紙５の搬送方向上流側の搬送ローラ８との共通接線を４
．この共通接線ｌが下流側の搬送ローラ４に当たる点Ｐ
におけるその搬送ローラ４の接線なｍ、そして共通接線
ｌと接線ｍの下方へ延びる側とでなす角度をθとすると
、９０°≦θ＜１８０゜に設定する。即ちθを鈍角に設定する。

この構成によれば、転写紙５が熱ローラ１と搬送ローラ
３とで挾持されてほぼその共通接線ｌに沿って送られて
も、転写紙５の先端は搬送ローラ４にθが９０°であっ
た場合であっても搬送ローラ４の中心点に向って当る。

その際、搬送ローラ４の回転により、転写紙５の先端は
上方へ逃げることなく下方へ落され、熱ローラ１と搬送
ローラ４−とに確実に挾持される。

また、上記角度θが例えば、第２図の点線で示すように
鋭角であると、転写紙５の先端は搬送ロラ４の上部に当
たり、ジャムの危険が極めて高い。

なお、角度θと搬送性との関係を表に示せば、下記の如
くである。

このように、角度θが鈍角であれば、確実な搬送を得ら
れた、また、加熱効率を考慮した場合には、角度θが９
０°に近い鈍角、例えば１２０°〜９０’程度にするこ
とが有利である。

かくして、良好な搬送性と加熱効率の向上とが可能とな
ったが、加熱効率を更に向上された場合がある。この場
合、熱ローラ１の径を大きくすることにより可能となる
が、場所が嵩むだけでなく、費用も嵩む。そこで、第３
図に示すよう忙下流側の搬送ローラ４を大径にする。

この構成によれば、搬送ローラ３，４の間隔を上記実施
例より拡げても角度θを鈍角にすることができる。

次に１本発明の要旨ではないが、第１図に示す定着装置
の説明をする。

定着性の効率を高めるには、定着後の転写紙５に熱風を
吹付けるその乾燥を促すことが有利であシ、そのため、
従来より定着部６にファン７が設けられている。　。

また、従来の複写機にはコンタクトガラス、光学系を冷
却するため、別個のファンを設けていたが、本例では１
ｌｌｌａのファ／７で両方を兼ねる開成を示している。

光学系部８と定着部６との仕切板９には開口部１０が設
けられ、この開口部１０を覆うよう切換板１１が仕切板
９に枢着されている。

切換板１１は鎖線で示す開口部１０を塞ぐ位置と実線で
示す定着装置の上カバー１２にほぼ接する位置との間を
図示していない駆動手段によって揺動するようにｍ成さ
れている。なお、符号１８はファン７の風向きを変える
整風板である。

かく開成した複写動作中、即ち複写開始信号が発せられ
てから、転写紙が機外へ排出される間。

切換板１１を実線の位置に保持する。この結果、光学系
部８にはファン７の作用で図示していない空気取入れ口
から空気が流れ込み冷却され、そして、腰部で熱つせら
れた空気が矢印Ｂで示すようにファン７を介して転写紙
５に吹付け、定着を促進する。また、待機中では、切換
板１１を鎖線の位置へ移動し、感光体１４０回りを定着
装置より熱風を吸入する。このとき、整風板１３の向き
を変え、排紙部側へ送風することにより、風は感光体へ
回シ込むことなく排紙部よ９機外へ抜ける。

なお、複写動作中でも、光学系部８の冷却が保証されれ
ば、切換板１１を実線の位置から鎖線の位置へ早目に切
換えてもよく、また逆に転写紙の排出後まで切換えを遅
らせてもよい。

以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されず、各種改変できるもので
ある。例えば、湿式電子複写機の定着装置に限らず、紙
葉類を搬送する適宜のものに適用できる。また、副ロー
ラは２個に限らず、複数個にでき、その際隣り合う副ロ
ーラの関係を本発明の如く設定すればよい。なお、本発
明は転写紙に限らず、種々の紙等のシート物の搬送する
ものに適用できる。

効果本発明は、上述の如く構成され、ジャムのない良好な搬
送が得られた。また、定着装置に適用すれば、搬送性と
加熱効率を共に良好にすることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

８ｇ１図は、本発明の一実施例を示す正面説明図、第２
図は第１図の主要部の拡大説明図、第３図は本発明の別
の実施例を示す説明図である。ｌ・・・熱ローラ（主ローラ）３．４・・・搬送ローラ（副ローラ）５・・・転写紙（紙葉類）第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）主ローラと、該主ローラの表面に当接する少なく
とも２本の副ローラとを有し、前記主ローラと各副ロー
ラとで紙葉類を挾持して搬送するようにした搬送ローラ
装置において、隣合う副ローラの配列関係を、紙葉類の
搬送方向にて上流側の副ローラと主ローラの共通接線と
、該共通接線が下流側の副ローラに当たる点での下流側
副ローラ接線とでなす角度を鈍角になるように設定した
ことを特徴とする前記搬送ローラ装置。
（２）前記主ローラが、熱定着ローラである、特許請求
の範囲第１項記載の搬送ローラ装置。