JPS61247069A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPS61247069A
JPS61247069A JP60086393A JP8639385A JPS61247069A JP S61247069 A JPS61247069 A JP S61247069A JP 60086393 A JP60086393 A JP 60086393A JP 8639385 A JP8639385 A JP 8639385A JP S61247069 A JPS61247069 A JP S61247069A
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JP
Japan
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insulating film
information storage
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semiconductor
integrated circuit
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JP60086393A
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English (en)
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Shinji Shimizu
真二 清水
Osamu Tsuchiya
修 土屋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術谷野] 本発明は、半導体集積回路装置に関するものであり、特
に、スイッチ用素子と情報蓄積用容量素子との直列回路
をメモリセルとする記憶機能を有する半導体集積回路装
置に適用して有効な技術に関するものである。
[背景技術] 情報の書き替えが可能な記憶機能を有する半導体集積回
路装置として、ダイナミック型ランダムアクセスメモリ
を備えた半導体集積回路装置(以下、DRAMという)
が使用されている。DRAMの1 [bitlを構成す
るメモリセルは、スイッチ用素子と情報蓄積用容量素子
との直列回路で比較的簡単な構造で構成されている。こ
のため、その占有面積を縮小し易く、DRAMの情報の
大容量化を図り易すい特徴がある。
前記メモリセルは、メモリセルアレイ内において隣接す
る複数のメモリセルと電気的に分離する必要がある。そ
こで、耐酸化用マスクを用い、メモリセルの形状を規定
するように、半導体基板の主面部を酸化して構成された
フィールド絶縁膜によって分離している。
しかしながら、このような分離技術では、耐酸化用マス
ク下部の半導体基板の主面部まで酸化されるので、耐酸
化用マスクの寸法とフィールド絶縁膜の寸法との寸法の
変換量誤差が大きくなる。
すなわち、フィールド絶縁膜の面積の寸法が大きくなり
、メモリセルの面積、特に、情報蓄積用容量素子の面積
が小さくなる。
このため5本発明者は、情報となる電荷の蓄積量が低下
し、読出し動作の誤動作、α線によるソフトエラー等を
生じ易いので、DRAMの高集積化、大容量化を図れな
いという問題点を見出した。
なお、前記分離技術における寸法の変換量誤差を防止す
る技術は、例えば、特開昭57−188866号公報に
記載されている。
[発明の目的コ 本発明の目的は、記憶機能を有する半導体集積回路装置
において、高集積化、大容量化を図ることが可能な技術
を提供することにある。
本発明の他の目的は、記憶機能を有する半導体集積回路
装置において、高集積化、大容量化を図り、かつ、電気
的信頼性の向上を図ることが可能な技術を提供すること
にある。
本発明の他の目的は、記憶機能を有する半導体集積回路
装置において、高集積化、大容量化を図り、かつ、製造
工程の低減を図ることが可能な技術を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、記憶機能を有する半導体集積回路
装置において、高集積化、大容量化を図り、かつ、製造
工程における電気的信頼性の向上を図ることが可能な技
術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
[発明の概要] 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、スイッチ用素子と情報蓄積用容量素子との直
列回路をメモリセルとするDRAMにおいて、前記情報
蓄積用容量素子の形状の一部を。
堆積して構成された絶縁膜で規定する。
これにより、情報蓄積用容量素子の寸法の変換量誤差を
低減することができるので、情報となる電荷の蓄積量の
低下を抑制することができる。
この結果、メモリセルの面積を縮小することができるの
で、DRAMの高集積化、大容量化を図ることができる
以下5本発明の構成について2本発明を、フォールプツ
トピットライン方式を採用するDRAMに適用した実施
例とともに説明する。
[実施例■] 第1図は、本発明の実施例Iを説明するためのDRAM
のメモリセルアレイ要部を示す等価回路図である。
なお、実施例の全回において、同一の機能を有するもの
は同一の符号を付け、そのくり返しの説明は省略する。
第1図において、SA+ 、SA2 、・・・はセンス
アンプであり、後述する所定のメモリセルと所定のダミ
ーセルとの微小な電位差を増幅するように構成されてい
る。
BL+ r−BL12.BL21.BL22はビット線
であり、センスアンプS A s 、 S A 2の一
側端から行方向に延在して設けられている。ビット線B
Lは、情報となる電荷を伝達するように構成されている
WLI 、WL2.WLs 、WLa 、・・・はワー
ド線であり、ビット線BLと交差し1列方向に延在して
設けられている。ワード線WL1.WL2は、列方向に
配置されるダミーセルのスイッチ用MISFETを構成
する所定のゲート電極に接続され、当該MI 5FET
(7)ON、OFF動作をするように構成されている。
ワード線WL3= WLa 、・・・は2列方向に配置
されるメモリセルのスイッチ用MISFETを構成する
所定のゲート電極に接続され、当該M I S FET
のON、OFF動作をするように構成されている。
M111M121M211M221・・・はメモリセル
であり、ビット線BLとワード線WLとの所定の交差部
に設けられている。メモリセルMは。
情報となる電荷を保持するように構成されている。
メモリセルMは、スイッチ用素子となるMISFETQ
ll、Q10 、Q2 l、Q2□、・・・と。
情報蓄積用容量素子C1l、C12,C21,C22、
・・・との直列回路で構成されている。
1 / 2 V c eは、固定電位であり、電源電圧
Vcc(例えば5[V])の1/2の電圧である。電圧
1/2Vccは、情報蓄積用容量素子C8□・・・の一
方の端子に印加される。
DIl、DIx、D2I、022g・・・はダミーセル
であり、ビット線BLとワード線WLとの所定の交差部
に設けられている。ダミーセルDは。
メモリセルMの11 n 、 it O”の情報を判断
するように構成されている。
ダミーセルDは、スイッチ素子となるMISFETQo
 s I+ Qo + 2# QO2Ie QO221
・・・と、該M I S F E T Q oに直列接
続された情報判定用容量素子Co*+*Co+2tCo
2+tCO2□、・・・と、該情報判定用容量素子Go
に蓄積された電荷をクリアするためのクリア用MISF
ETCQとによって構成されている。
φ0はクリア用MI 5FETCQのゲート電極と接続
するようになっている端子である。
なお、本実施例1は、ダミーセル方式を用いて情報の読
出し動作を行うが、一対のビット線BLのうち一方をV
cc電圧(例えば、 5 [V] )に。
他方に回路の接地電位(O[V])にプリチャージした
後、スイッチ素子により、この一対のビット線BLをシ
ョートさせる方式、いわゆるビット線の1 / 2 V
 c cプリチャージ方式を用いてもよい。
次に、本発明の実施例Iの具体的な構造について説明す
る。
第2図は1本発明の実施例■の構造を説明するだめのD
RAMのメモリセルアレイの要部を示す平面図、第3図
は、第2図の■−■切断線における断面図、第4図は、
第2図の情報蓄積用容量素子部における不純物濃度分布
を示す図である。
なお、第2図及びこれ以後の平面図において。
本実施例の構成をわかり易くするために、各導電層間に
設けられるフィールド絶縁膜以外の絶縁膜は図示しない
第2図乃至第4図において、1はP−型の単結晶シリコ
ンからなる半導体基板であり、DRAMを構成するため
のものである。半導体基板lは、第4図に符号lで示す
ように、例えば、lXl01′[atoa+s/aw’
 1程度のボロンイオンを有するように構成する。
また、メモリセリアレイ以外の周辺回路1例えば、アド
レス選択回路、読出し回路、書込み回路等を相補型のM
 I S FETで構成する場合は、半導体基板lの主
面部にn−型のウェル領域又はi型のウェル領域とP−
型のウェル領域とが構成されるようになっている。
2はフィールド絶縁膜(素子分離用絶縁膜)であり、ス
イッチ用M I S FETの形状の一部、特に、ゲー
ト幅(チャネル幅)を規定するように、半導体基板1の
主面部に設けられている。フィールド絶縁膜2は、半導
体基板1(または、ウェル領域)を酸化して構成された
絶縁膜で構成され、主として、半導体素子間を電気的に
分離するように構成されている。フィールド絶縁膜2は
1寸法の変換量誤差が大きいが、情報蓄積用容量素子以
外では、高集積化、大容量化等の大きな妨げにはならな
い。
また、DRAMのメモリセルは、一対のパターンで後述
するビット線の延在する方向にくり返しパターンとなる
ように構成され、後述するワード線の延在する方向にス
イッチ用M I S FETと隣接するセルの情報蓄積
用容量素子が相互にくり返しパターンとなるように構成
されている。このため、フィールド絶縁膜2は、スイッ
チ用MISFETのゲート幅を規定するとともに、隣接
するメモリセルの情報蓄積用容量素子の所定の形状を規
定するように構成されている。すなわち、メモリセルア
レイにおいて、フィールド絶縁膜2は、スイッチ用MI
SFETと隣接する他のメモリセルの情報蓄積用容量素
子との電気的な分離をするように構成されている。
また、スイッチ用MISFETのゲート幅を規定するフ
ィールド絶縁膜2は、後述するデータ線の延在する方向
に略同−の間隔で配置されている。
さらに、後述するワード線の延在する方向に異なる2つ
の間隔で配置されている。これは、所定の間隔毎に、デ
ータ線の間隔に余裕度を構成するようになっている。す
なわち、データ線と同一導電層であって、それ以外の機
能を有する導電層を同一方向に延在させることができる
ように構成されている。
また、フィールド絶縁膜2は、スイッチ用MISFET
のソース領域又はドレイン領域、情報蓄積用容量素子の
半導体領域等を構成するための不純物導入用マスクとし
て使用される。
また、フィールド絶縁膜2は、所定のメモリセル間を電
気的に分離するだけでなく、周辺回路等を構成する半導
体素子間を電気的に分離するように構成されている。メ
モリセル間及び周辺回路を構成する半導体素子間とを電
気的に分離するフィールド絶縁膜2は、同一製造工程で
構成されるようになっている。
3はp型のチャネルストッパ領域であり、所定のフィー
ルド絶縁膜2の下部に設けられている。
チャネルストッパ領域3は、フィールド絶縁膜2の下部
の半導体基板1の主面部に形成される寄生チャネルの発
生を抑制し、半導体素子間を電気的に分離するように構
成されている。チャネルストッパ領域3は1例えば、 
 I Xl01′[atoms/amJ]程度の不純物
濃度で構成する。
4は絶縁膜であり、主として、情報蓄積用容量素子間部
、換言すれば、情報蓄積用容量素子の形状の一部を規定
するように半導体基板1の主面部に設けられている。絶
縁膜4は、主として、情報蓄積用容量素子の電気的な分
離、製造工程における不純物導入用マスク等を構成する
ようになっている。
絶縁膜4は1例えば、半導体基板1を酸化する熱酸化技
術、化学的気相析出(cvD)技術、プラズマCVD技
術等で構成される酸化シリコン膜で構成する。
絶縁膜4は、後述するが、この上部に構成される絶縁[
7に対して自己整合でパターンニングされるので、マス
クの寸法とパターンの寸法との寸法の変換量誤差を極め
て小さくすることができる。
これによって、情報蓄積用容量素子形成領域の面積を縮
小することを抑制できる。
この絶縁膜4は、この上部に構成される絶縁膜7と半導
体基板1との熱膨張差による応力の緩和をすることがで
きるように構成されている。
また、絶縁膜4は、情報蓄積用容量素子を構成する絶縁
膜9に比べ厚い膜厚で構成されている。
これは、情報蓄積用容量素子間に構成される寄生MIS
のしきい値電圧を高め、電気的な分離機能(アイソレー
ション)を高めることができるようになっている。
5はp型の半導体領域であり、情報蓄積用容量素子形成
領域及び隣接する行方向及び列方向の情報蓄積用容量素
子形成領域間部の半導体基板1の主面部に設けられてい
る。情報蓄積用容量素子形成領域における半導体領域5
は、主として、情報蓄積用容量素子の一つの電極を構成
するようになっている。情報蓄積用容量素子形成領域間
部の半導体領域5は、寄生MISのしきい値電圧を高め
て寄生チャネルの発生を抑制し、情報蓄積用容量素子間
の電気的な分離をするように構成されている。
半導体領域5は、第4図に符号5で示すように。
例えば、  I Xl017[atomg/cm’ ]
程度の不純物濃度で構成し、その深さが0.7[μm]
程度になるように構成するのが好ましい。この半導体領
域5の不純物濃度は、後述する情報蓄積用容量素子の一
つの電極を構成するn2型の半導体領域8とのpn接合
耐圧(例えば、10〜14[V]程度が必要とされる)
、情報蓄積用容量素子間の電気的な分離耐圧等で設定す
るようになっている。
また、半導体領域5は、後述する情報蓄積用容量素子の
一つの電極を構成するが型の半導体領域8とのpn接合
部から半導体領域S側に形成される空乏領域の伸びを抑
制するように構成されている。これにより、α線により
半導体基板1内部で発生する少数キャリアの捕獲する確
率を低減することができるので、ソフトエラーを抑制す
ることができる。
そして、半導体領域5は、前記チャネルストッパ領域3
に比べ、高い不純物濃度で構成されるようになっている
6はp゛型の半導体領域であり、情報蓄積用容量素子形
成領域の半導体領域S下部の半導体基板1の主面部に設
けられている。そして、半導体領域6は、半導体領域5
と同等又はそれよりも大きな面積で構成されるようシニ
なっている。
半導体領域6は、後述する情報蓄積用容量素子の一つの
電極を構成するi型の半導体領域8と半導体領域5との
pn接合部から半導体領域5側に形成される空乏領域の
伸びを抑制するように構成されている。また、半導体領
域6は、半導体基板1に比べて高い不純物濃度で構成さ
れているので。
少数キャリアに対するポテンシャルバリアを構成するよ
うになっている。すなわち、半導体領域6は、α線によ
り半導体基板1内部に発生する少数キャリアの捕獲する
確率の低減及びそれの情報蓄積用容量素子への浸入の抑
制ができるので、ソフトエラーを防止することができる
そして、半導体領域6は、半導体領域5と同等又はそれ
よりも高い不純物濃度で構成され、半導体領域Sと接続
又は適度に離隔して構成されるようになっている。
半導体領域6は、第4図に符号6で示すように。
例えば、l Xl017〜lXl0’ ”  [at、
oa+s/ca’ 1程度の不純物濃度で構成し、0.
7[μm]程度の深さに最大不純物濃度を有するように
構成するのが好ましい。
また、半導体領域6と半導体領域5とは、別の製造工程
で独立に構成されるので、それぞれを最適な不純物濃度
分布で構成することができる。
また、半導体領域6は、スイッチ用MISFETのソー
ス又はドレイン領域のうちの一方の領域であって情報蓄
積用容量素子と電気的に接続される側の領域の下部に設
けられている。すなわち、ソース領域又はドレイン領域
側からの少数キャリアの浸入を抑制し、さらにソフトエ
ラーを防止するように構成されている。
また、半導体領域6は、スイッチ用MISFETのソー
ス又はドレイン領域のうちの他方の領域であってデータ
線と電気的に接続される側の領域の下部には設けられて
いない。これにより、前記ソース領域又はドレイン領域
に付加される寄生容量、すなわち、データ線に付加され
る寄生容量を低減できるので、DRAMの情報の読出し
動作速度を速くすることができる。
7は絶縁膜であり、主として、行方向及び列方向の情報
蓄積用容量素子間部、換言すれば、情報蓄積用容量素子
の形状の一部を規定するように絶縁膜4上部に設けられ
ている。絶縁膜7は、情報蓄積用容量素子間の電気的な
分離、不純物導入用マスク、耐酸化用マスク又はエツチ
ング用マスク等を構成するようになっている。
絶縁膜7は、CvD技術、プラズマCVD技術等で堆積
して構成されており、耐酸化性等を有するように1例え
ば、窒化シリコン膜で構成する。
堆積して構成された絶縁膜7は、半導体基板1を酸化し
て構成された絶縁膜に比べ、マスクの寸法とパターンの
寸法との寸法の変換i誤差を極めて小さくすることがで
きる。これによって、情報蓄・積用容量素子形成領域の
面積の縮小を抑制することができる。
本実施例において、情報蓄積用容量素子の形状を規定し
、かつ隣接する情報蓄積用容量素子間を電気に分離する
分離用絶縁膜は、絶縁膜4と絶縁膜7とによって構成さ
れている。なお、分離用絶縁膜を耐酸化性を有する、具
体的には窒化シリコン膜からなる絶縁膜7で構成した場
合には、前述したように、半導体基@1との熱膨張率差
による応力を緩和する等のために酸化シリコン膜からな
る絶縁膜4が必要とされる。しかしながら、前記応力の
緩和等を考慮しなければ、絶縁膜7で分離用絶縁膜を構
成してもよい。また1分離用絶縁膜は、製造工程の低減
等を考慮しなければ、絶縁膜4で構成してもよい。
DRAMのメモリセルの形状は、スイッチ用MISFE
Tのゲート幅及びスイッチ用MISFETと隣接する部
分の情報蓄積用容量素子の幅を規定するフィールド絶縁
膜2と1行方向及び列方向の情報蓄積用容量素子間を規
定する分離用絶縁膜(絶縁膜4,7)とによって規定さ
れている。
そして、メモリセルは、T字型とL字型の略中間的な形
状で構成され、スイッチ用MISFET(後述するデー
タ線)に対して、情報蓄積用容量素子が非対称形で構成
されている。これは、所定毎のデータ線の間隔に余裕を
持たせ、かつ、フィールド絶縁膜2による情報蓄積用容
量素子の面積の縮小を抑制するように構成されている。
8はn゛型の半導体領域であり、情報蓄積用容量素子形
成領域の半導体領域5の主面部に設けられている。半導
体領域8は、情報蓄積用容量素子の一方の電極を構成す
るようになっている。
半導体領域8は、第4図に符号8で示すように。
例えば、半導体領域5とのpn接合容量値を高めるため
に、  I XIO”  [atoms/cm’ 1程
度の不純物濃度で構成し、0.20〜0.25[μm]
程度の接合深さくxj)で構成する。
この半導体領域8は、フィールド絶縁膜2と絶縁膜7と
に対して自己整合で構成されるようになっている。
9は絶縁膜であり、情報蓄積用容量素子形成領域の半導
体領域5の主面上部に設けられている。
絶縁膜9は、情報蓄積用容量素子の誘電体膜を構成する
ようになっている。絶縁膜9は、情報蓄積用容量素子の
容量値を高めるために、前記絶縁膜4に比べて薄い膜厚
で構成されるようになっている。このために、導電プレ
ート10には1/2Vccという低い電圧が印加される
lOは導電プレートであり、情報蓄積用容量素子形成領
域の絶縁膜9の上部及び情報蓄積用容量素子間となる絶
縁[7の上部に設けられている。
導電プレートlOは、情報蓄積用容量素子の他方の電極
を構成するようになっている。
導電プレートlOは、HI造工程における第1層目の導
電層形成工程によって構成され、例えば、CVD技術で
構成し、抵抗値を低減する不純物を導入した多結晶シリ
コン膜で構成する。
また、導電プレートlOは、多結晶シリコン膜に限定さ
れず、その他の導電層で構成してもよい。
情報蓄積用容量素子Cは、主として、半導体領域8、絶
縁膜9及び導電プレート10で構成される第1の容量素
子からなる。また、これに半導体領域5と半導体領域8
とで構成される第2の容量素子が接続されて容量の増加
に寄与している。すなわち、本実施例の情報蓄積用容量
素子Cは、第1の容量素子と第2の容量素子とが立体的
に重ね合されているので、半導体基板1の占有面積を小
さくシ、大きな情報となる電荷の蓄積量を得ることがで
きる。
itは絶縁膜であり、導電プレート10を覆うように設
けられている。絶縁膜11は、導電プレートlOとその
上部に設けられる導電層との電気的な分離をするように
構成されている。
11Aは絶縁膜であり、情報蓄積用容量素子Cとスイッ
チ用MISFETの接続部分の半導体領域8の主面部に
設けられている。
12は絶縁膜であり、スイッチ用MISFET形成領域
の半導体基板lの主面上部に設けられている。絶縁膜1
2は、MISFETのゲート絶縁膜を構成するようにな
っている。
13は導電層であり、絶縁膜12の所定の上部及び絶縁
膜11の所定の上部に設けられている。
スイッチ用M I S FET形成領域における導電層
13は、MISFETのゲート電極を構成するようにな
っている。それ以外の領域における導電層13は、列方
向に配置されたM I S FETのゲート電極と一体
化されて電気的に接続され、ワード線WLを構成するよ
うになっている。
導電層13は、製造工程における第2層目の導電層形成
工程によって構成する。そして、導電層13は、書込み
動作、読出し動作速度を速くするために1例えば、不純
物の導入で抵抗値が低減された多結晶シリコン(pol
y Si)膜の上部に、タングステンシリサイド(WS
i2)膜を設けた重ね膜で構成する。また、導電層13
は、多結晶シリコン膜、高融点金属(M o r T 
a r T t p W)膜、前記以外の重ね膜(Mo
Si2.TaSi2.Ti5iz/palySi)、シ
リサイド(MoSi2.TaSi* 、Ti5j2.W
Si2)膜等で構成してもよい。
14はn型の半導体領域であり、スイッチ用MISFE
T形成領域の導電層13両側部の半導体基板lの主面部
、換言すれば、ソース領域又はドレイン領域とチャネル
形成領域との間部の半導体基板lの主面部に設けられて
いる。
半導体領域14は、スイッチ用MISFETのドレイン
領域近傍における電界強度を緩和し、ホットキャリアに
よる経時的なしきい値電圧(VIJ)の変動を抑制する
ように構成されている。この半導体領域14は、所謂、
 L D D (Lightly旦opedDrain
)構造のMISFETを構成するようになっている。
半導体領域14は、例えば、l Xl0111[at;
amS/ell’]程度の不純物濃度で構成し、 0.
2 rμm]程度の接合深さで構成する。
半導体領域14は、導電層13に対して自己整合で構成
される。
15は不純物導入用マスクであり、導電層13の両側部
の絶縁膜11.12の上部に設けられている。不純物導
入用マスク15は、MISFETの実質的なソース領域
又はドレイン領域を構成するようになっており、LDD
構造のM I S FETを構成するようになっている
不純物導入用マスク15は、導電層13に対して自己整
合で構成されるようになっている。
16はnh型の半導体領域であり、スイッチ用MISF
ET形成領域の半導体基板lの主面部に半導体領域14
及び半導体領域8の一部と電気的に接続されて設けら九
でいる。半導体領域16は。
MISFETの実質的なソース領域又はドレイン領域を
構成するようになっている。
半導体領域16は、例えば、l XIO2’  [at
oa+5irs” ]程度の不純物濃度で構成され、0
.3[μm]P4度の接合深さで構成されている。
半導体領域16は、導電層13、不純物導入用マスク1
5及びフィールド絶縁膜2に対して自己77合で構成さ
れる。
DRAMのスイッチ用MI S FETQは、主として
、半導体基板l、絶縁膜12、導電層13、一対の半導
体領域14及び一対の半導体領域16によって構成され
、LDD構造で構成されている。
17は絶縁膜であり、導電層13を覆うように設けられ
ている。絶縁膜17は、導電層13とその上部に設けら
れる導電層との電気的な分離をするように構成されてい
る。
18は接続孔であり、所定の半導体領域16の上部の絶
縁膜12.17を除去して設けられている。絶縁膜18
は、半導体領域16とデータ線とを電気的に接続するよ
うになっている。
19は口型の半導体領域であり、接続孔18部分にそれ
よりも深い接合深さで設けられている。
半導体領域19は、半導体領域(シリコン)16とデー
タ線(例えば、アルミニウム膜)との合金化の成長(ア
ルミスパイク)で、半導体基板1と半導体領域16とで
構成されるpn接合部の損傷を防止するようになってい
る。
半導体領域19は、例えば、 0.5 [μm]程度の
接合深さで構成される。
20は導電層であり、接続孔18を通して所定の半導体
領域16と電気的に接続し、絶縁膜17の上部を行方向
に延在するように設けられている。
導電層20は、データ線DLを構成するようになってい
る。
導電層20は、製造工程における第3M目の導電層形成
工程によって構成さJしる。
次に1本実施例■の具体的な製造方法について説明する
第5図乃至第11図は2本発明の実施例Iの製造方法を
説明するための各製造工程におけるDRAMのメモリセ
ルアレイの要部を示す平面図、第12図乃至第23図は
1本発明の実施例1の製造方法を説明するための各製造
工程におけるDRAMのメモリセルアレイの要部を示す
断面図である。
まず、単結晶シリコンからなるp−型の半導体基板lを
用意する。
そして、半導体基板1の主面上部に、スイッチ用MIS
FETの形状の一部(ゲート幅)及び情報蓄積用容量素
子の形状の一部(スイッチ用MISFETと情報蓄積用
容量素子との間部)を規定するフィールド絶縁膜2を形
成する。このフィールド絶縁膜2の形成する工程と略同
一工程で、フィールド絶縁膜2の下部の半導体基板lの
主面部に、p型のチャネルストッパ領域3を形成する。
前記フィールド絶縁膜2は、図示されていないが、耐酸
化性マスク、例えば、窒化シリコン膜を用い、半導体基
板1の主面部を酸化して、例えば。
500〜600[nml程度の膜厚で形成する。このフ
ィールド絶縁膜2は、メモリセルアレイ部以外、例えば
1周辺回路等を構成する半導体素子間を電気的に分離す
るフィールド絶縁膜(図示していない)と同一の製造工
程によって形成される。
前記チャネルストッパ領域3は、例えば、不純物(例え
ば、BF2)をイオン打込み技術で導入し、該不純物を
フィールド絶縁膜2を形成する熱酸化工程で引き伸し拡
散を施して形成する。
この後、第12図に示すように、メモリセル形成領域と
なる半導体基板1の主面上部に、絶縁膜4を形成する。
絶縁膜4は、不純物導入用マスク及び分離用絶縁膜を形
成できるように、例えば、熱酸化技術で形成した酸化シ
リコン膜を用い、その膜厚を40[nml程度で形成す
る。
第5図及び第12図に示す絶縁膜4を形成する工程の後
に、スイッチ用M I S FET形成領域の絶縁膜4
の上部に、不純物導入用マスク21を形成する。不純物
導入用マスク21は、例えば、)第1・レジスト膜を用
いる。
不純物導入用マスク21は、フィールド絶縁膜2に対し
て製造工程におけるマスク合せズレを生じ易い。列方向
(ワード線の延在する方向)のマスク合せズレは、フィ
ールド絶縁膜2の幅寸法によって吸収されるので、情報
蓄積用容量素子の情報となる電荷の蓄積量の増減を生じ
ない。また。
行方向(データ線の延在する方向)のマスク合せズレは
、情報となる電荷の蓄積量の増減を生じる。
しかしながら、情報蓄積用容量素子の面積に対してマス
ク合せズレによる面積の変化が極めて小さいので、情報
となる電荷の蓄積量の増減を無視することができる。
゛  このため、前記フィールド絶縁膜2は、製造工程
におけるマスク合せズレ以上の幅寸法で形成する必要が
ある。
そして、第6図及び第13図に示すように、不純物導入
用マスク21及びフィールド絶縁膜2を用い、情報蓄積
用容量素子の容量部の一部又はソフトエラー低減のため
のポテンシャルバリアを形成し、かつ、情報蓄積用容量
素子間を分離する分離領域を形成するために、絶縁[4
を通した半導体基板1の主面部に、p型の半導体領域5
を形成する。
半導体領域5は1例えば、 5 XIO”  [al=
oms/cm2]程度の不純物(B゛)を、100[K
eV]程度のエネルギのイオン打込み技術で導入し、マ
スク21を除去した後、引き伸し拡散を施して形成する
この半導体領域5は、フィールド絶縁膜2に対して自己
整合で形成されるので、隣接するメモリセルのスイッチ
用MISFETのソース領域又はドレイン領域と所定の
間隔で離隔することができる。これによって、それらの
リークを抑制することができるので、電気的信頼性を向
上することができる。また、情報蓄積用容量素子と、そ
れらの分離領域とを同一の製造工程で形成するので、製
造工程を低減することができる。
第6図及び第13図に示す半導体領域5を形成する工程
の後に、データ線と接続される部分のスイッチ用MIS
FETのソース領域又はドレイン領域形成領域の絶縁膜
4の上部に、不純物導入用マスク22を形成する。不純
物導入用マスク22は1例えば、フォトレジスト膜を用
いる。
この後、第7図及び第14図に示すように、不純物導入
用マスク22及びフィールド絶縁膜2を用い、絶縁膜4
を通した半導体基板1の主面部に、P3型の半導体領域
6を形成する。半導体領域6は、例えば、I Xl01
’  [atoms/co+2コ程度の不純物(B”)
を、150 [KeV]程度のエネルギのイオン打込み
技術で導入し、マスク22を除去後、引き伸し拡散を施
して形成する。
第7図及び第14図に示す半導体領域6を形成する工程
の後に、第15図に示すように、エツチング用マスク及
び不純物導入用マスク23を用い、スイッチ用M I 
S FET形成領域、情報蓄積用容量素子間部となる絶
縁膜4の上部及び所定のフィールド絶縁膜2の上部に、
絶縁膜7を形成する。
この絶縁膜7は、情報蓄積用容量素子の形状の一部を規
定(分離用絶縁膜)シ、又耐酸化性等を有するように1
例えば、プラズマCVD技術で形成した窒化シリコン膜
を用い、その膜厚を50[nm]程度で形成する。そし
て、絶縁膜7は、エツチング用マスク及び不純物導入用
マスク23の寸法との寸法の変換量誤量ができる限り小
さくなるように、異方性エツチング技術で形成する。す
なわち、導電プレート、絶縁膜4,7及び半導体領域5
で情報蓄積用容量素子間部に形成される寄生MISのし
きい値電圧を高くし、絶縁膜4,7の膜厚を厚く形成し
、かつ、絶縁膜7の寸法の変換量誤差を小さくできる。
前記絶縁膜4は、絶縁膜7のエツチングストッパとして
も有効に使用される。さらに、絶縁膜7とのエツチング
の選択性を利用して1分離用絶縁膜の厚さを確保し、か
つ、極めて少ない寸法変換量で絶縁膜4を等方性エツチ
ング技術で除去(後述する)できる。したがって、半導
体領域5の主面にダメージを与えないようにすることが
できる。
また、前記エツチング用マスク及び不純物導入用マスク
23は1例えば、フォトレジスト膜を用いる。
第15図に示す絶縁膜7を形成する工程の後に。
エツチング用マスク及び不純物導入用マスク23、フィ
ールド絶縁膜2を用い、情報蓄積用容量素子の第1及び
第2の容量部を形成するために、半導体領域5の主面部
にn゛型の半導体領域8を形成する。半導体領域8の一
部8Aは、スイッチ用MIS FETのソース領域又は
ドレイン領域と情報蓄積用容量素子との接続部において
、ソース領域又はドレイン領域側にくい込むように形成
される。
これによって1m造工程におけるマスク合せズレ(主と
して1行方向のマスク合せズレ)が生じても、それらの
電気的な接続がなされるようにしである。
また、半導体領域8は、フィールド絶縁膜2に対して自
己整合で形成されるので、隣接するメモリセルのスイッ
チ用MISFETのソース領域又はドレイン領域との間
隔を充分に確保することができる。これは、それらの間
のリーク電流を防止し、電気的信頼性を向上することが
できる。
半導体領域8は、例えば、  I XLO”  [aj
oms/Cl112]程度の不純物(A s )を、1
00 [KeV]程度のエネルギのイオン打込み技術で
導入し、マスク23を除去後、引き伸し拡散を施して形
成する。
第8図及び第16図から明らかなように、絶縁膜7は、
フィールド絶縁膜2に対して製造工程におけるマスク合
せズレを生じ易い。列方向のマスク合せズレは、前述し
た不純物導入用マスク21と同様に、フィールド絶縁膜
2の幅寸法で吸収されるので、情報蓄積用容量素子の情
報となる電荷の蓄積量の増減は生じない。また1行方向
のマスク合せズレは、情報となる電荷の蓄積量の増減を
生じる。しかしながら、情報蓄積用容量素子の面積に対
してマスク合せズレによる面積の変化が極めて小さいの
で、情報となる電荷の蓄積量の増減を無視することがで
きる6 また、絶縁膜7の所定の角部Kを略45[度]に欠くこ
とによって、隣接する情報蓄積用容量素子を構成する半
導体領域8の間隔を充分に確保し、それらのリークを抑
制できるので、電気的信頼性を向上するように形成され
ている。
また、絶縁膜7は、ワード線の間部をその延在する方向
と同一方向に延在するように設けられている。これにつ
いては後述するが、エツチングストッパとして使用し、
ワード線間のショートを防止するようになっている。
また、情報蓄積用容量素子の形状の一部は、堆積された
絶a膜7で形成しているので、マスクの寸法に対する寸
法の変換量誤差は極めて小さくなっている。情報蓄積用
容量素子の形状の他の一部は、フィールド絶縁[2によ
って規定されており。
第8図に斜線で示すように、フィールド絶縁膜2の寸法
の変換量誤差により情報蓄積用容量素子の面積に多少の
増減を生じる。この面積の増減は。
後述する他の実施例に記載されるように低減することが
できるが、データ線の間隔(ピッチ)等を考慮してその
増減の度合を種々選定する。
第8図及び第16図に示す工程の後に、絶縁膜7をエツ
チング用マスクとして用い、情報蓄積用容量素子形成領
域の絶縁膜4を除去する。この絶縁膜4の除去は1等方
性エツチング技術を用いて行うことができるので、半導
体領域8の主面のダメージ(損失)を極めて小さくする
ことができる。
そして、第17図に示すように、情報蓄積用容量素子の
第2の容量部を形成するために、絶縁膜4が除去された
半導体領域8の主面上部に、絶縁膜9を形成する。絶縁
膜9は、シュリンク化を考慮して、例えば、基板の熱酸
化技術で形成した酸化シリコン膜を用い、その膜厚を1
2〜15[n、m1程度で形成する。この絶縁膜9は、
半導体領域8−の主面のダメージが極めて小さいので、
良質な膜質で形成することができる。
第17図に示す絶縁膜9を形成する工程の後に、第9図
及び第18図に示すように、情報蓄積用容量素子の主た
る容量部を形成するために、絶縁膜9、絶縁膜7及びフ
ィールド絶縁膜2の所定の上部に導電プレート10を形
成する。
導電プレート10は、例えば、cvD技術で形成した多
結晶シリコン膜に、抵抗値を低減する不純物(P)を導
入し、その膜厚を400[nm1程度で形成する。
導電プレート10と絶縁膜7とによって、メモリセルと
他のメモリセルのスイッチ用MISFETが対向してい
る部分で、導電プレート1oと絶縁膜7の双方の存在し
ない凹部(目開き部)Cを生じ易い。特に、絶縁膜7に
対する列方向のマスク合せズレを生じると、後述するエ
ツチング残りによるワード線間のショートを招く。この
ため、導電プレート10の下部に、列方向のマスク合せ
ズレが生じてもこれと必らず重なるような形状に絶縁膜
7を設け、後述するエツチング残りによるワード線間の
ショートを防止している。すなわち、隣接するメモリセ
ルの容量素子間に形成された絶#膜7は、ワード線間の
ショートを防止する働きも有している。
第9図及び第18図に示す導電プレート10を形成する
工程の後に、第19図に示すように、導電プレート10
とその上部に形成される導電層とを電気的に分離する絶
縁膜を形成するために、全面部にエツチング工程(洗浄
工程)を施し、特に、導電プレート101:覆われた部
分以外の絶縁膜9を除去する。
この洗浄工程又はこれ以後の洗浄工程において。
絶縁膜7と導電プレート10とのマスク合せズレにより
生じる目開き部で、フィールド絶縁膜2の一部が除去さ
れ、第19図に符号Aで示すような不要なアンダーカッ
ト部が形成される。このアンダーカット部Aは、後の製
造工程でワード線間のショートを生じる。
情報蓄積用容量素子間部のフィールド絶縁膜2の上部に
は、第19図に符号Bで示すように、絶縁膜7が設けら
れ、エツチングストッパとして使用しているので、不要
なアンダーカット部を生じることがない。
なお、第19図以降において、本発明の効果を明確にす
るために、アンダーカットを生じた部分A及び生じない
部分Bとを同時に例余しである。
第19図に示す所定の部分の絶縁膜9を除去する工程の
後に、主として、スイッチ用MISFET形成領域に形
成された絶縁膜7を耐酸化用マスクとして用い、導電プ
レート1oを覆う絶縁膜11を形成する。絶縁膜11は
、不純物が導入された結果、その酸化速度が速められた
多結晶シリコン膜からなる導電プレートloを熱酸化し
て形成する。絶縁膜11は1例えば、 300 [n 
m1程度の膜厚で形成する。
前記スイッチ用MISFET形成領域に形成された絶縁
膜7は、分離用絶縁膜、不純物導入用マスク等に使用さ
れ、さらに、絶縁膜11を形成する工程では耐熱酸化用
マスクとして使用される。
すなわち、絶縁膜7は、種々のマスクとして使用するこ
とができるので、マスク形成工程を低減し、製造工程を
低減することができる。
この絶縁膜11を形成する工程で、情報蓄積用容量素子
とスイッチ用MISFETの接続部であって、絶縁膜7
と導電プレート10とのマスク合せ余裕度を持たせた部
分にも厚い絶縁[11Aが形成される。しかしながら、
半導体領域8は、絶縁膜7を不純物導入用マスクとして
形成し、絶縁膜11Aの下部に回り込むようにしている
ので。
情報蓄積用容量素子とスイッチ用M I S FETと
は確実に電気的な接続がなされる。
また、前記アンダーカット部Aを生じた部分の絶縁膜1
1は、オーバハング状に形成され、絶縁膜7によりアン
ダーカット部Aを生じない部分は、オーバハング状に形
成されないようになっている。
そして、第10図及び第20図に示すように、絶縁膜1
1及び絶縁膜11Aをエツチング用マスクとして用い、
スイッチ用M I S FET形成領域の絶縁膜7を除
去する。
第10図及び第20図に示す絶縁膜7を除去する工程の
後に、絶縁膜11.IIAをエツチング用マスクとして
用い、スイッチ用M I S FET形成領域の絶縁膜
4を除去する。
そして、MISFETのゲート絶縁膜を形成するために
、絶縁膜4が除去された半導体基板1の主面上部に絶縁
膜12を形成する。絶縁膜12は。
例えば、熱酸化技術で形成した酸化シリコン膜を用い、
その膜厚を12〜15[nm1程度に形成する。
この後、絶縁膜12の所定上部及び絶縁膜11の所定の
上部に、MISFETのゲート電極又はワード線WLと
して使用される導電層13を形成する。導電層13は、
例えば、CVD技術で形成した後所定の不純物(P)を
導入した多結晶シリコン膜と、該多結晶シリコン膜の上
部にスパッタ技術で形成したタングステンシリサイド膜
とからなる重ね膜で形成する。多結晶シリコン膜は2例
えば、200[nm]程度の膜厚で形成し、タングステ
ンシリサイド膜は1例えば、300[nm1程度の膜厚
で形成する。
導電層13は、例えば、基板上全面に前記重ね膜を形成
し、異方性エツチング技術でパターンニングを施して形
成する。
この導電層13の形成工程において、多結晶シリコン膜
のステップカバレッジが良好なために、前記オーバハン
グ状の絶縁膜11の下部(アンダーカット部A)に、エ
ツチング残りによる不要な導電層13Aが形成されるこ
とがある。この導電層13Aによって、隣接する導電層
(ワードwAWL)13間のショートを生じ易い。しか
しながら、隣接する導電層13間に、エツチングストッ
パとして使用される絶縁膜7を形成し、アンダーカット
部A及びオーバハング状の絶縁膜11の発生を抑制して
いるので、それらのショートを確実に防止できる。
そして、LDD構造のMISFETを形成するために、
第21図に示すように、スイッチ用MIS FET形成
領域であって、導電層13の両側部の半導体基板1の主
面部にn型の半導体領域14を形成する。半導体領域1
4は、フィールド絶縁膜2.絶縁膜11.IIA及び導
電層13を不純物導入用マククとして用いて形成される
。半導体領域14は、例えば、I XIO”  [at
omg/e112]程度の不純物(P)を、60 [K
eV]程度のイオン打込み技術で絶縁膜12を通して導
入し、該導入された不純物に引き伸し拡散を施して形成
する9半導体領域14は、フィールド絶縁膜2に対して
自己整合で形成され、半導体領域5,8から所定の間隔
で離隔される。これによって、それらのリークを抑制す
ることができるので、電気的信頼性を向上することがで
きる。
第21図に示す半導体領域14を形成する工程の後に、
MISFETの実質的なソース領域又はドレイン領域を
形成するために、導電層13の両側部に不純物導入用マ
スク15を自己整合で形成する。不純物導入用マスク1
5は1例えば、CVD技術で形成した酸化シリコン膜に
反応性イオンエツチング等の異方性エツチング技術を施
して形成する6 そして、第11図及び第22図に示すように。
主として、不純物導入用マスク15を用い、半導体領域
14.半導体領域8の一部と電気的に接続されるように
、半導体基板1の主面部にrl”型の半導体領域16を
形成する。半導体領域16は、スイッチ用MISFET
の実質的なソース領域又はドレイン領域として使用され
る。半導体領域16は1例えば、5 Xl01S[at
oms/cm2]程度の不純物(As)を、80[Ke
V]程度のイオン打込み技術で絶縁膜12を通して導入
し、該導入された不純物に引き伸し拡散を施して形成す
る。
この半導体領域16は、前記半導体領域14と同様に、
フィールド絶縁膜2に対して自己整合で形成され、半導
体領域5,8と所定の間隔で離隔される。これによって
、それらのリークを抑制することができるので、電気的
信頼性を向上することができる。
第11図及び第22図に示す半導体領域16を形成する
工程の後に、導電層13を覆うように絶縁膜17を形成
する。絶縁膜17は、例えば、その上面部が平担化され
るように、CVD技術で形成したフォスフオシリケード
ガラス膜の上部に、塗布(S pin On G 1a
ss)技術で形成した酸化シリコン膜を形成した重ね膜
で形成する。
この後、データ線と接続される半導体領域16上部の絶
縁膜12.17を除去し、接続孔18を形成する。
そして、接続孔18を通して半導体領域16の主面部又
はそれよりも深い半導体基板1の主面部に不純物を導入
し、第23図に示すように、半導体領域16と接続され
かつそれよりも接合深さの深いが型の半導体領域19を
形成する。半導体領域19は、接続孔18を形成するた
めに絶縁膜17の上部に形成されるレジストからなるエ
ツチング用マスクを不純物導入用マスクとして用い、イ
オン打込み技術で導入された不純物に引き伸し拡散を施
して形成する。また、絶縁膜17を不純物導入用マスク
として用いてもよい。
第23図に示す半導体領域19を形成する工程の後に、
前記第2図及び第3図に示すように、所定の半導体領域
16と電気的に接続するように、絶縁膜17の上部を行
方向に延在する導電層20を形成する。導電層20は、
データ線DLを形成するようになっており、例えば、ス
パッタ技術で形成したアルミニウム膜、不純物(例えば
、Sl。
Cu、SiとCu )が含有されたアルミニウム膜等で
形成する。
これら一連の製造工程によって1本実施例■のDRAM
は完成する。なお、この後に、保護膜等の処理工程を施
してもよい。
なお1本実施例■は、メモリセルのスイッチ用MISF
ETにLDD構造を採用しているが、LDD構造を採用
しなくともよい。
また、メモリセルのスイッチ用M I S FETは、
LDD構造を採用し、さらに、LDD部(半導体領域1
4)の下部に、ソース領域とドレイン領域との間のパン
チスルーを抑制するp4型の半導体領域を設けてもよい
また、メモリセルのスイッチ用M I S FETに、
ソース領域又はドレイン領域となる半導体領域を、高い
不純物濃度の半導体領域とそれにそった低い不純物濃度
の半導体領域とで構成したダブルトレイン構造を採用し
てもよい。
また、メモリセルアレイをi型の半導体基板にi型のウ
ェル領域を設け、該ウェル領域にメモリセルアレイを構
成してもよい。
また、前記LDD構造のM I S FETを形成する
ための不純物導入用マスク15は、所定の製造工程で除
去し、DRAMの完成時になくてもよい。
以上説明したように、本実施例Iによれば、以下に述べ
るような効果を得ることができる。
(1)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子と
の直列回路をメモリセルとするDRAMにおいて、前記
情報蓄積用容量素子の形状の一部を堆積して構成された
絶縁膜7で規定することにより、その寸法の変換量誤差
を低減することができるので、情報となる電荷の蓄積量
の低下を抑制することができる。
(2)前記(1)により、メモリセルの面積を縮小する
ことができるので、DRAMの高集積化、大容量化を図
ることができる。
(3)スイッチ用M I S FETの形状の一部を、
半導体基板1を酸化して構成されたフィールド絶縁膜2
で規定することにより、メモリセルのスイッチ用MIS
FETを構成する半導体領域14゜16と、隣接する他
のメモリセルの情報蓄積用容量素子を構成する半導体領
域5,8とを、前記フィールド絶縁膜2に対して自己整
合で構成できるので、それらの間隔を充分に確保するこ
とができる。
(4)前記(3)により、スイッチ用MISFETのソ
ース領域又はドレイン領域となる半導体領域16の接合
耐圧を向上することができる。
(5)前記(3)又は(4)により、隣接するメモリセ
ル間のリークを抑制することができるので、DRAMの
電気的信頼性を向上することができる。
(6)前記(2)及び(5)により、DRAMの高集積
化、大容量化を図り、かつ、電気的信頼性の向上を図る
ことができる。
(7)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容量
素子との直列回路をメモリセルとするDRAMの製造方
法において、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を、
堆積して構成されかつ耐酸化性を有する絶縁膜7で規定
し、該絶縁膜7で導電プレート10を覆う絶縁膜11を
形成したことにより、導電層間の絶縁膜を形成するため
のラスク形成工程を必要としなくなるので、製造工程を
低減することができる。
(8)前記(2)及び(7)により、D RA Mの高
集積化、大容量化を図り、かつ、その製造工程を低減す
ることができる。
(9)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子と
の直列回路をメモリセルとするDRAMの製造方法にお
いて、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部及びワード
線となる導電層13間部を、堆積して構成されかつエツ
チングストッパとして使用される絶縁膜7で規定したこ
とにより、エツチング残りによる不要な導電層13Aを
切断することができるので、導電層13間のショートを
防止することができる。
(10)前記(9)により、DRAMの製造工程におけ
る電気的信頼性の向上を図ることができる。
(11)前記(2)及び(10)により、DRAMの高
集積化、大容量化を図り、かつ、製造工程における電気
的信頼性の向上を図ることができる。
(12)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路をメモリセルとするDRAMにおい
て、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を堆積して構
成された絶縁膜7で規定し、スイッチ用M I S F
ETの形状の一部を、半導体基板1を酸化して構成され
たフィールド絶縁膜2で規定したメモリセルをT字型と
L字型との中間的な形状で構成したので、T字型のメモ
リセルに比べてフィールド絶縁膜2による面積の低下を
小さくし、L字型のメモリセルに比べてデータ線となる
導電層20間隔に余裕を持たせることができる。
(13)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路からなるメモリセルを複数配置して
構成されたDRAMにおいて、前記情報蓄積用容量素子
を半導体領域5と半導体領域8とで構成し、情報蓄積用
容量素子間部に半導体領域5を設けたことにより、寄生
MISのしきい値電圧を高め、寄生チャネルの発生を抑
制することができるので、情報蓄積用容量素子間部を電
気的に分離できる。
(14)前記(13)により、それぞれのpn接合部か
ら情報蓄積用容量素子間部に形成される空乏領域の伸び
を抑制することができ、それらのリークを抑制すること
ができるので、情報蓄積用容量素子間を電気的に分離で
きる。
(15)前記(13)により、それらの間部に設けられ
た半導体領域5は、情報蓄積用容量素子形成領域の面積
を縮小することがないので、情報となる電荷の蓄積量を
低下することがない。
(16)前記(12)、(13)、(14)又は(15
)により、メモリセル又はメモリセル間の面積を縮小す
ることができるので、DRAMの高集積化、大容量化を
図ることができる。
(17)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路からなるメモリセルを複数配置して構成さ
れたDRAMにおいて、前記情報蓄積用容量素子を構成
する半導体領域5と、情報蓄積用容量素子間部を電気的
に分離する半導体領域Sとを同一の製造工程で形成した
ので、DRAMの製造工程を低減することができる。
(18)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路からなるメモリセルを複数配置して構成さ
れたDRAMにおいて、前記スイッチ用MISFET形
成領域と前記情報蓄積用容量素子形成領域との間部にフ
ィールド絶縁膜2を形成し、該フィールド絶縁膜2を不
純物導入用マスクとして、情報蓄積用容量素子の半導体
領域5と半導体領域8及び情報蓄積用容量素子間部の半
導体領域5を形成したことにより、半導体領域5゜8と
スイッチ用MISFETの半導体領域16との間隔を充
分に確保することができるので、それらのリークを抑制
することができる。
(19)前記(18)により、隣接するメモリセル間の
電気的な分離を確実にできるので、DRAMの電気的信
頼性の向上を図ることができる。
(20)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路をメモリセルとするDRAMにおい
て、前記情報蓄積用容量素子の下部の半導体基板1の主
面部に、半導体基板1よりも高い不純物濃度の半導体領
域6を設けたことにより、ポテンシャルバリアを構成す
ることができるので、α線によって生じる少数キャリア
の情報蓄積用容量素子への浸入を抑制することができる
8(21)前記(20)により、情報蓄積用容量素子に
蓄積される情報となる電荷量の変動を抑制することがで
きるので、ソフトエラーを防止することができる。
(22)情報蓄積用容量素子の下部及びデータ線となる
導電層20と接続される半導体領域16以外のスイッチ
用M I S FETの下部の半導体基板1の主面部に
、半導体基板1よりも高い不純物濃度の半導体領域6を
設けたことにより、半導体領域6によって半導体領域1
6及び導電層20に寄生容量が付加されることを抑制す
ることができるので、DRAMの動作速度の高速化を図
ることができる。
(23)前記(21)及び(22)により、DRAMの
ソフトエラーを防止し、かつ、動作速度の高速化を図る
ことができる。
(24)情報蓄積用容量素子間部の半導体領域5の主面
上部に、情報蓄積用容量素子を構成する絶縁膜9に比べ
て厚い膜厚の絶縁膜4,7を設けることにより、導電プ
レート10.絶縁膜4,7及び半導体領域5で構成され
る寄生MISのしきい値電圧を高めることができるので
、隣接するメモリセル間の電気的な分離をより向上する
ことができる。
(25)前記(24)により、絶縁膜9を薄く構成する
ことができるので、情報蓄積用容量素子の容量値を大き
くすることができる。
(2G)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとするDRAMにおいて、前
記情報蓄積用容量素子の形状の一部を、エツチング速度
が異なる絶縁膜4と絶縁膜7とで構成される分離用絶縁
膜で規定したことにより9寸法の変換量誤差を小さくし
て分離用絶縁膜の膜厚を厚く構成し、かつ、情報蓄積用
容量素子形成領域の半導体領域8の主面のダメージを極
めて小さくできるので、情報蓄積用容量素子を構成する
絶a[9を良質な膜質にすることができる。
[実施例■コ 本実施例■は、本発明を、DRAMのメモリセルをT字
型で構成した例について説明する。
第24図乃至第26図は、本発明の実施例■の構造及び
製造方法を説明するための各製造工程におけるDRAM
のメモリセルアレイの要部を示す平面図である。
本実施例■のスイッチ用M I S FETのゲート幅
を規定するフィールド絶縁膜2は、第24図乃至第26
図に示すように、導電層(データ線DL)20の延在す
る方向に略同−の間隔で配置さ九でいる。さらに、導電
層(ワード線WL)13の延在する方向に略同−の間隔
で配置されている。すなわち、メモリセルは、スイッチ
用M I S FET(導ffi!20)に対して、情
報蓄積用容量素子が対称形で構成されたT字型で構成さ
れている。
このT字型のメモリセルは、第26図に示すように、L
字型又はL字型とT字型との中間的なメモリセルに比べ
、それぞれの導電層20の間隔に余裕度を構成するよう
になっている。
また、第25図に斜線で示す部分に、フィールド絶縁膜
2による寸法の変換量誤差を生じ、情報蓄積用容量素子
の面積、すなわち、情報となる電荷の蓄積量に多少の低
下を生じる。この情報となる電荷の蓄積量の低下は、L
字型又はL字型とT字型との中間的なメモリセルに比べ
て大きくなる。
以上説明したように、本実施例■によれば、前記実施例
■と略同様の効果を得ることができる。
さらに、スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路をメモリセルとするDRAMにおい
て、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を堆積して構
成された絶縁膜7で規定し、スイッチ用MISFETの
形状の一部を、半導体基板1を酸化して構成されたフィ
ールド絶縁膜2で規定したメモリセルをT字型で構成し
たので、L字型又はL字型とT字型の中間的なメモリセ
ル比べてデータ線となる導電層20の間隔に余裕度を持
たせることができる。
[実施例■] 本実施例■は、本発明を、DRAMのメモリセルをL字
型で構成した例について説明する。
第27図乃至第29図は、本発明の実施例■の構造及び
製造方法を説明するための各製造工程におけるDRAM
のメモリセルアレイの要部を示す平面図である。
本実施例■のスイッチ用M I S FETのゲート幅
を規定するフィールド絶縁膜2は、第27図乃至第29
図に示すように、導電層2oの延在する方向に略同−の
間隔で配置されている。さらに。
導電層13の延在する方向に異なる2つの間隔で配置さ
れている。すなわち、メモリセルは、スイッチ用M I
 S FETに対して、情報蓄積用容量素子が非対称形
で構成されたL字型で構成されている。
このL字型のメモリセルは、第29図に示すように、T
字型又はL字型とT字型との中間的なメモリセルに比べ
、所定の間隔毎に、導電層20の間隔に余裕度を構成す
る一方、所定の間隔毎に、導電層20の間隔が厳しく構
成される。
また、スイッチ用MISFETのゲート幅を規定する一
方のフィールド絶縁膜2は、第27図に斜線を施して示
すように、隣接する他のスイッチ用MISFETのゲー
ト幅を規定する一方のフィールド絶縁膜2と重ね合され
ている。このフィールド絶縁膜2の重ね合せにより、そ
の重ね合わされた部分におけるフィールド絶縁膜2の面
積を縮小することができる。
また、第28図に斜線を施して示す部分に、フィールド
絶縁膜2による寸法の変換量誤差を生じ、情報蓄積用容
量素子の面積、すなわち、情報となる電荷の蓄積量に多
少の低下を生じる。この情報となる電荷の蓄積量の低下
は、T字型又はL字型とT字型との中間的なメモリセル
に比べて小さくなる。
以上説明したように、本実施例■によれば、前記実施例
■と略同様の効果を得ることができる。
さらに、スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路をメモリセルとするDRAMにおし
1て、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を堆積して
構成された絶縁膜7で規定し、スイッチ用MISFET
の形状の一部を、半導体基板1を酸(pして構成された
フィールド絶縁膜2で規定したメモリセルをL字型で構
成したので、T字型又はL字型とT字型の中間的なメモ
リセル比べて情報となる電荷の蓄積量の低下を小さくす
ることができる。
[実施例■] 本実施例■は1本発明を、DRAMのメモリセルをL字
型で構成した他の例について説明する。
第30図乃至第32図は、本発明の実施例■の構造及び
製造方法を説明す・く・ための各製造工程におけるDR
AMのメモリセルアレイの要部を示す平面図である。
本実施例■のスイッチ用MISFETのゲート幅を規定
するフィールド絶縁膜2は、第30図乃至第32図に示
すように、導電層20の延在する方向に略同−の間隔で
配置されている。さらに、導電層13の延在する方向に
異なる2つの間隔で配置されている。すなわち、メモリ
セルは、スイッチ用MISFETに対して、情報蓄積用
容量素子が非対称形で構成されたL字型で構成されてい
する。
そして、所定のフィールド絶縁膜2 (2A)は。
導電層13の延在する方向に隣接して配置されるメモリ
セルの2つのスイッチ用M I S FETのそれぞれ
の一方のゲート幅を規定するように構成されている。す
なわち、導電層13の延在する方向に配置される2つの
スイッチ用MISFFTのゲート幅を規定するフィール
ド絶縁膜2の一つを省略することができるので、フィー
ルド絶縁膜2の面積を縮小することができる。
このL字型のメモリセルは、第32図に示すように、T
字型又はL字型とT字型との中間的なメモリセルに比べ
、前記実施例■のL字型のメモリセルと同様に、所定の
間隔毎に、導電層20の間隔に余裕度を構成するように
なっている。しかしながら、所定の間隔毎に、導電層2
0の間隔が厳しくなる。
また、第31図に斜線で示す部分に、フィールド絶縁膜
2による寸法の変換量誤差を生じ、情報蓄積用容量素子
の面積、すなおち、情報となる電荷の蓄積量に多少の低
下を生じる。この情報となる電荷の蓄積量の低下は、前
記実施例■のT字型、前記実施例■のL字型又は前記実
施例IのL字型とT字型との中間的なメモリセルに比べ
て小さくなる。
以上説明したように、本実施例■によれば、前記実施例
!と略同様の効果を得ることができる。
さらに、スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容
量素子との直列回路をメモリセルとするDRAMにおい
て、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を堆積して構
成された絶縁膜7で規定し、スイッチ用M I S F
ETの形状の一部を、半導体基板1を酸化して構成され
たフィールド絶縁膜2で規定したメモリセルをL字型で
構成したので、T字型又はL字型とT字型の中間的なメ
モリセル比べて情報となる電荷の蓄積量の低下を小さく
することができる。
[実施例V] 本実施例■は、DRAMにおいて、α線によって生じる
ソフトエラーを抑制する例について説明するためのもの
である。
第33図は1本発明の実施例■を説明するためのDRA
Mのメモリセルアレイの要部を示す断面図である。
第33図において、6Aはp9型の半導体領域であり、
情報蓄積用容量素子形成領域及びスイッチ用MISFE
T形成領域の下部の半導体基板1の主面部、すなわち、
メモリセル形成領域に設けられている。
半導体領域6Aは、前記実施例■の半導体領域6と略同
−の機能を有している。そして、半導体領域6Aは、ス
イッチ用M I S FET形成領域の下部に設けられ
ているので、α線により半導体基板1内部で発生する少
数キャリアの捕獲する確率を低減し、かつ、侵入を抑制
することができる。
これによって、さらに、DRAMのソフトエラーを抑制
することができる。
以上説明したように、本実施例■によれば、前記実施例
1と略同様の効果を得ることができる。
さらに、スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとするDRAMにおいて、前
記情報蓄積用容量素子及び前記スイッチ用M I S 
FETの下部の半導体基板lの主面部に、半導体基板1
よりも高い不純物濃度の半導体領域6Aを設けたことに
より、ポテンシャルバリアを構成することができるので
、α線によって生じる少数キャリアが情報蓄積用容量素
子へ浸入することを抑制することができる。
これによって、情報蓄積用容量素子に蓄積される情報と
なる電荷量の変動を抑制することができるので、ソフト
エラーを防止することができる。
なお、半導体領域6Aは、スイッチ用MISFETを構
成する半導体領域16と情報蓄積用容量素子を構成する
半導体領域5との接合耐圧を向上するために、フィール
ド絶縁膜2の下部に設けないように構成してもよい。
[効果コ 以上説明したように、本願において開示された新規な技
術によれば、以下に述べるような効果を得ることができ
る。
(1)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容量
素子との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する
半導体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子
の形状の一部を堆積して構成された絶縁膜で規定するこ
とにより、その寸法の変換量誤差を低減することができ
るので、情報となる電荷の蓄積量の低下を抑制すること
ができる。
(2)前記(1)により、メモリセルの面積を縮小する
ことができるので、半導体集積回路装置の高集積化、大
容量化を図ることができる。
(3)スイッチ用M I S FETの形状の一部を、
半導体基板を酸化して構成されたフィールド絶縁膜で規
定することにより、メモリセルのスイッチ用M I S
 FETを構成する半導体領域と、隣接す゛る他のメモ
リセルの情報蓄積用容量素子を構成する半導体領域とを
、前記フィールド絶縁膜に対して自己整合で構成できる
ので、それらの間隔を充分に確保することができる。
(4)前記(3)により、スイッチ用MISFETのソ
ース領域又はドレイン領域となる半導体領域の接合耐圧
を向上することができる。
(5)前記(3)又は(4)により、隣接するメモリセ
ル間のリークを抑制することができるので、DRAMの
電気的信頼性を向上することができる。
(6)前記(2)及び(5)により、半導体集積回路装
置の高集積化、大容量化を図り、がっ、電気的信頼性を
図ることができる。
(7)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子と
の直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導体
集積回路装置の製造方法において、前記情報蓄積用容量
素子の形状の一部を、堆積して構成されかつ耐酸化性を
有する第1の絶縁膜で規定し、該第1の絶縁膜で導電プ
レートを覆う第2の絶縁膜を形成したことにより、第2
の絶縁膜を形成するためのマスク形成工程を必要としな
くなるので、製造工程を低減することができる。
(8)前記(2)及び(7)により、半導体集積回路装
置の高集積化、大容量化を図り、かつ、その製造方法を
低減することができる。
(9)スイッチ用M I S FETと情報蓄積用容量
素子との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する
半導体集積回路装置の製造方法において。
前記情報蓄積用容量素子の形状の一部及びワード線とな
る導電層間部を、堆積して構成されかつエツチングスト
ッパとして使用される絶縁膜で規定したことにより、エ
ツチング残りによる不要な導電層を切断することができ
るので、前記導電層間のショートを防止することができ
る。
(10)前記(9)により、半導体集積回路装置の製造
工程における電気的信頼性の向上を図ることができる。
(11)前記(2)及び(10)により、DRAMの高
集積化、大容量化を図り、かつ、製造工程における電気
的信頼性の向上を図ることができる。
(12)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導
体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子の形
状の一部を堆積して構成された絶縁膜で規定し、スイッ
チ用MISFETの形状の一部を、半導体基板を酸化し
て構成されたフィールド絶縁膜で規定したメモリセルを
T字型で構成したので、データ線となる導電層の間隔に
余裕度を持たせることができる。
(13)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導
体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子の形
状の一部を堆積して構成された絶縁膜で規定し、スイッ
チ用MISFETの形状の一部を、半導体基板を酸化し
て構成されたフィールド絶縁膜で蔑定したメモリセルを
L字型で構成したので、前記T字型のメモリセルに比べ
てフィールド絶縁膜による面積の低下を小さくすること
ができる。
(14)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導
体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子の形
状の一部を堆積して構成された絶縁膜で規定し、スイッ
チ用MISFETの形状の一部を、半導体基板を酸化し
て構成されたフィールド絶縁膜で規定したメモリセルを
T字型とL字型との中間的な形状で構成したので、T字
型のメモリセルに比べてフィールド絶縁膜による面積の
低下を小さくし、L字型のメモリセルに比べてデータ線
となる導電層の間隔に余裕度を持たせることができる。
(15)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路からなるメモリセルを複数配置して構成さ
れた記憶機能を有する半導体集積回路装置において、前
記情報蓄積用容量素子を、第1の半導体領域と、該第1
の半導体領域と異なるなる導電型の第2の半導体領域と
で構成し、情報蓄積用容量素子間部に前記第1の半導体
領域を設けたことにより、寄生MISのしきいM’l圧
を高め、寄生チャネルの発生を抑制することができるの
で、情報蓄積用容量素子間部を電気的に分離できる。
(16)前記(15)により、それぞれのpn接合部か
ら情報蓄積用容量素子間部に形成される空乏領域の伸び
を抑制し、それらのリークを抑制することができるので
、情報蓄積用容量素子間を電気的に分離できる。
(17)前記(15)により、それらの間部に設けられ
た第1の半導体領域は、情報蓄積用容量素子形成領域の
面積を縮小することがないので、情報となる電荷の蓄積
量を低下することがない。
(18)前記(12)乃至(18)のそれぞれにより、
メモリセル又はメモリセル間の面積を縮小することがで
きるので、半導体集積回路装置の高集積化、大容量化を
図ることができる。
(19)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路からなるメモリセルを複数配置して構成さ
れた記憶機能を有する半導体集積回路装置において、前
記情報蓄積用容量素子を構成する第1の半導体領域と、
情報蓄積用容量素子間部を電気的に分離する第1の半導
体領域とを同一の製造工程で形成したので、DRAMの
製造工程を低減することができる。
(20)スイッチ用M’l5FETと情報蓄積用容量素
子との直列回路からなるメモリセルを複数配置して構成
された記憶機能を有する半導体集積回路装置において、
前記スイッチ用M I S F E T形成領域と前記
情報蓄積用容量素子形成領域との間部にフィールド絶縁
膜を形成し、該フィールド絶縁膜を不純物導入用マスク
として、情報蓄積用容量素子及び情報蓄積用容量素子間
部の第1の半導体領域を形成したことにより、第1の半
導体領域とスイッチ用M I S FETを構成する半
導体領域との間隔を充分に確保することができるので、
それらのリークを抑制することができる。
(21)前記(20)により、隣接するメモリセル間の
電気的な分離を確実にできるので、記憶機能を有する半
導体集積回路装置の電気的信頼性の向上を図ることがで
きる。
(22)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導
体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子の下
部の半導体基板の主面部に、半導体基板と同一導電型で
かつそれよりも高い不純物濃度の半導体領域を設けたこ
とにより、ポテンシャルバリアを構成することができる
ので、α線によって生じる少数キャリアが情報蓄積用容
量素子へ侵入することを抑制することができる。
(23)前記(22)により、情報蓄積用容量素子に蓄
積される情報となる電荷量の変動を抑制することができ
るので、ソフトエラーを防止することができる。
(24)情報蓄積用容量素子の下部及びデータ線となる
導電層と接続される半導体領域以外のスイッチ用M I
 S FETの下部の半導体基板の主面部に、半導体基
板と同一導電1;1、かつそれよりも高い不純物濃度の
半導体領域を設けたことにより、半導体領域によって寄
生容量が前記導電層に付加されることを抑制することが
できるので、半導体集積回路装置の動作速度の高速化を
図ることができる。(25)前記(23)及び(24)
により、半導体集積回路装置のソフトエラーを防止し、
かつ、動作速度の高速化を図ることができる。
(26)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとする記憶機能を有する半導
体集積回路装置において、前記情報蓄積用容量素子及び
スイッチ用M I S FETの下部の半導体基板の主
面部に、半導体基板と同一導電型でかつそれよりも高い
不純物濃度の半導体領域を設けたことにより、ポテンシ
ャルバリアを構成することができるので、α線によって
生じる少数キャリアの捕獲する確率を低減し、かつ、情
報蓄積用容量素子へ侵入することを抑制することができ
る。
(27)前記(26)により、半導体集積回路装置のソ
フトエラーを防止することができる。
(28)スイッチ用MISFETと情報蓄積用容量素子
との直列回路をメモリセルとするD RAMにおいて、
前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を、エツチング速
度が異なる2層の絶縁膜で構成される分離用絶縁膜で規
定したことにより1、寸法の変換量誤差を小さくして分
離用絶縁膜の膜厚を厚く構成し、かつ、情報蓄積用容量
素子形成領域の半導体基板の主面のダメージを極めて小
さくできるので、情報蓄積用容量素子を構成する絶縁膜
を良質な膜質にすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
もとすき具体的に説明したが1本発明は。
前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において1種々変形し得ることは勿論である
例えば、前記実施例は、本発明を、フォールプツトピッ
トライン方式を採用するDRAMに適用した例について
説明したが、オープンビットライン方式を採用するDR
AMに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例!を説明するためのDRAM
のメモリセルアレイ要部を示す等価回路図、 第2図は、本発明の実施例Iの構造を説明するためのD
RAMのメモリセルアレイの要部を示す平面図、 第3図は、第2図の■−■切断線における断面図、 第4図は、第2図の情報蓄積用容量素子部における不純
物濃度分布を示す図、 第5図乃至第11図は、本発明の実施例Iの製造方法を
説明するための各製造工程におけるDRAMのメモリセ
ルアレイの要部を示す平面図。 第12図乃至第23図は、本発明の実施例■の製造方法
を説明するための各製造工程におけるDRAMのメモリ
セルアレイの要部を示す断面図、第24図乃至第26図
は、本発明の実施例■の構造及び製造方法を説明するた
めの各製造工程におけるDRAMのメモリセルアレイの
要部を示す平面図、 第27図乃至第29図は、本発明の実施例■の構造及び
製造方法を説明するための各製造工程におけるDRAM
のメモリセルアレイの要部を示す平面図。 第30図乃至第32図は、本発明の実施例■の構造及び
製造方法を説明するための各製造工程におけるDRAM
のメモリセルアレイの要部を示す平面図。 第33図は、本発明の実施例■を説明するための各製造
工程におけるDRAMのメモリセルアレイの要部を示す
断面図である。 図中、1・・・半導体基板、2・・・フィールド絶縁膜
。 3・・・チャネルストッパ領域、4,7,9,11,1
1A、12.i7・・・絶縁膜、5,6,8,14,1
6.19・・・半導体領域、10・・・導電プレート、
13,20・・・導電層、15・・・不純物導入用マス
ク、18・・・接続孔である。 第  1   図 第5図 第  6  図 第  7  図 第  8  図 第   9  図 第  10 図 第  11 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スイッチ素子と情報蓄積用容量素子との直列回路を
    メモリセルとする記憶機能を有する半導体集積回路装置
    において、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を、堆
    積して構成された絶縁膜で規定してなることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。 2、前記堆積して構成された絶縁膜は、隣接する複数の
    メモリセルの情報蓄積用容量素子の間部に設けられてな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の半導
    体集積回路装置。 3、前記堆積して構成された絶縁膜は、情報蓄積用容量
    素子間を電気的に分離するように構成されてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の半導体集積回
    路装置。 4、前記堆積して構成された絶縁膜は、耐酸化性を有し
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    半導体集積回路装置。 5、前記堆積して構成された絶縁膜は、耐酸化性を有す
    る窒化シリコン膜で構成されてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項に記載の半導体集積回路装置。 6、前記堆積して構成された絶縁膜は、酸化シリコン膜
    と、その上部に設けられた窒化シリコン膜とで構成され
    てなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    半導体集積回路装置。 7、前記堆積して構成された絶縁膜の少なくとも下部の
    半導体基板又はウェル領域の主面部に、それと同一導電
    型でかつ不純物濃度が高い半導体領域が設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の半導体
    集積回路装置。 8、スイッチ素子と情報蓄積用容量素子との直列回路を
    メモリセルとする記憶機能を有する半導体集積回路装置
    において、前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を、堆
    積して構成された第1の絶縁膜で規定し、前記スイッチ
    素子の形状の一部を、半導体基板又はウェル領域の主面
    部を酸化して構成された第2の絶縁膜で規定したことを
    特徴とする半導体集積回路装置。 9、前記情報蓄積用容量素子は、半導体基板又はウェル
    領域の主面部に設けられたそれと同一導電型でかつそれ
    より不純物濃度が高い第1の半導体領域と、該第1の半
    導体領域の主面部に設けられたそれと反対導電型の第2
    の半導体領域とで構成されてなることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項に記載の半導体集積回路装置。 10、前記情報蓄積用容量素子は、半導体基板又はウェ
    ル領域の主面部に設けられた第1の半導体領域と、該第
    1の半導体領域の主面部に設けられたそれと反対導電型
    の第2の半導体領域と、該第2の半導体領域の主面上部
    に、絶縁膜を介して設けられた導電プレートとで構成さ
    れてなることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載
    の半導体集積回路装置。 11、スイッチ素子と情報蓄積用容量素子との直列回路
    をメモリセルとする記憶機能を有する半導体集積回路装
    置の製造方法において、前記スイッチ素子及び前記情報
    蓄積用容量素子形成領域に、前記スイッチ素子形成領域
    を覆いかつ前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を規定
    する耐酸化性を有する第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記情報蓄積用容量素子形成領域の第2の絶縁膜の上部
    に、酸化性を有する導電層を形成する工程と、前記スイ
    ッチ素子形成領域に形成された第1の絶縁膜を耐酸化用
    マスクとして用い、前記導電層を覆う第3の絶縁膜を形
    成する工程とを備えたことを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。 12、前記第1の絶縁膜は、堆積されて形成してなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。 13、前記導電層は、所定の雰囲気中でその表面部に絶
    縁膜を形成することができる導電層で形成されてなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。 14、スイッチ素子と情報蓄積用容量素子との直列回路
    をメモリセルとする記憶機能を有する半導体集積回路装
    置の製造方法において、前記スイッチ素子及び前記情報
    蓄積用容量素子形成領域に、前記スイッチ素子形成領域
    を覆いかつ前記情報蓄積用容量素子の形状の一部を規定
    する耐酸化性を有する第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記情報蓄積用容量素子形成領域の第2の絶縁膜の上部
    に、酸化性を有する第1導電層を形成する工程と、前記
    スイッチ素子形成領域に形成された第1の絶縁膜を耐酸
    化用マスクとして用い、前記第1導電層を覆う第3の絶
    縁膜を形成する工程と、前記スイッチ用素子形成領域の
    第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を除去した後露出した半
    導体基板又はウェル領域の主面上部に、第4の絶縁膜を
    形成する工程と、前記第3の絶縁膜及び第4の絶縁膜の
    上部に、第2導電層を形成する工程とを備えたことを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 15、前記第2導電層は、スイッチ素子として使用され
    るMISFETのゲート電極及び該ゲート電極間を電気
    的に接続するワード線を構成してなることを特徴とする
    特許請求の範囲第14項に記載の半導体集積回路装置の
    製造方法。 16、前記第1の絶縁膜は、前記導電層のエッチング残
    りによる前記導電層間のショートを防止するためのエッ
    チストッパとして使用されてなることを特徴とする特許
    請求の範囲第14項に記載の半導体集積回路装置の製造
    方法。
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