JPS61237390A - 電磁調理器用鍋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の対象、産業上の利用分野） 本発明は電磁調理器用鍋に関するものである。

（従来技術とその問題点） 電磁誘導を利用して渦電流を発生させ、ジュール熱を生
じさせて鍋を暖める電磁調理器が使用されている。しか
しこの電磁調理器に使用できる鍋は鉄製の鍋やフライパ
ン等の導体のものだけである。

ところで、料理には各種のものがあり、各料理にはそれ
に適した鍋が使用される。例えば湯豆腐には土鍋が良い
とされている。しかし土鍋は絶縁体であるため上記した
ような電磁誘導が利用できず電磁調理器には使用できな
い。

（本発明の目的） 本発明は、陶磁製やガラス製のような絶縁体の鍋でも電
磁調理器に使用できる鍋を提供することを目的とするも
のである。

（本発明の構成） 本発明は、絶縁体からなる鍋底部に導体を配設した電磁
調理器用鍋である。本発明にいう鍋は土瓶、急須等の内
容物を容れることができる容器状の各種調理用器具を含
む概念である。絶縁体からなる鍋としては、陶磁製鍋、
土鍋、ガラス鍋等をあげることができる。

導体の配設に当ってはガラス鍋の場合は鍋の底部に嵌合
する形状に形成した導体の装着台を形成し、装着台にガ
ラス鍋を挿入取着する。ガラス鍋と同じような磁器製鋼
の場合も同様である。

土鍋の場合は、まだ土が柔らかいときに鍋底に導体板を
埋め込み、その上を土で被覆して配置する。土鍋と同じ
ような陶器製の鍋の場合も同様である。

また、鍋の外底又は内底に各種手段で導体板を取りつけ
ても良い。

導体板には鉄板等の各種板状導体が使用される。ただ、
市販の電磁調理器には、使用鍋検知機能の働きをする磁
石を使用した検知スイッチが使用されているものがある
。このため検知スイッチが作動する鉄板等の磁性体が好
ましい。

（実施例） 本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図は本発明の第１実施例を示す断面図で
ある。符号１は土鍋で鍋底２に鉄板３が配設されている
。鉄板３は第１図に示すように鍋底２に配設してあれば
良いが、第２図に示すように土鍋ｌ側壁に立上げること
もできる。この場合は側壁からも発熱するため効率が良
い。鉄板３の大きさは、市販の電磁調理器の場合は直径
が１３ｃｍ以上、好ましくは１６ｃｍ程度である。

鉄板３の配設の仕方は、第１図に示すように鍋底２の裏
面に取りつける方法、第２図に示すように外側に露出し
ないように鍋底２の内面と外面との間に配設する方法、
第３図に示すように鍋底２の内面に配設する方法がある
。

第４図は本発明の第２実施例を示す断面図である。鍋２
１はガラス製で、鍋底２２の外側には鉄板２３が取りつ
けられている。

鉄板２３の取りつけ構造は第４図に示すように鍋２１と
嵌合する形状に形成した導体の装着台２４を形成し、装
着台２４の側壁に「＜」状の押圧バネ２５が形成されて
おり、装着台２４にガラス鍋２１を挿入して取りつける
。

本発明の作用をＷＩＪ５図を参照しながら説明すると、
電源から電流を磁力発生コイル３０に流すとトッププレ
ート３１表面付近に磁束３２が生じ、これが鍋底２に配
設されている鉄板３に通じてジュール熱によって鉄板３
を発熱させる。この熱によって鍋ｌが発熱し、その熱で
調理する。

なお、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく
、特許請求の範囲の記載内において数々の変形が可能で
ある。

（発明の効果） 本発明は、絶縁体からなる鍋底部に導体を配設したので
従来電磁調理器には使用できないと思われていた土鍋や
ガラス鍋でも電磁調理器に使用できる。したがって火を
使用せず加熱による汚染がなく、安全である電磁調理器
による調理の範囲を広げるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は第１の実施例を示す断面図、第４
図は第２の実施例を示す断面図、第５図は使用状態を示
す断面図である。 ｌ：鍋　２：鍋底　３：鉄板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁体からなる鍋の底部に導体を配設した電磁調理器用
   鍋。