JPH0467970B2 - - Google Patents

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JPH0467970B2
JPH0467970B2 JP59262498A JP26249884A JPH0467970B2 JP H0467970 B2 JPH0467970 B2 JP H0467970B2 JP 59262498 A JP59262498 A JP 59262498A JP 26249884 A JP26249884 A JP 26249884A JP H0467970 B2 JPH0467970 B2 JP H0467970B2
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JP
Japan
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container body
heat
insulating layer
heat insulating
wall
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59262498A
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English (en)
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JPS61141329A (ja
Inventor
Kenichi Myaji
Shoji Toida
Seiichi Ito
Kazunori Iwasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
Priority to JP26249884A priority Critical patent/JPS61141329A/ja
Publication of JPS61141329A publication Critical patent/JPS61141329A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁調理器に用いる断熱調理器具に
関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
高導電体からなる鍋等の調理器具に高周波磁界
をかけて渦電流を生じさせ、調理器具自体にジユ
ール熱を発生させて内容物の加熱を行う構成の電
磁調理器が知られている。この種の電磁調理器に
使用する調理器具にあつては、近年、効率のよい
熱利用を行う目的で高導電体の発熱に影響を生じ
ないように保温機能を付すことがなされている。
そしてこれら保温手段は、誘導加熱による熱発生
源が一般に調理器具の底部に当るようにされてい
ることから、調理器具の側壁等を断熱構造にする
ことに限られてしまつていた。ところが、調理器
具の底部を逃避経路とする熱損失はかなり大き
く、この熱損失も無視できず、このため加熱終了
後に底敷を装着して底部からの熱損失を防止する
構造の調理器具が提案されている。しかしこの種
の構造では、加熱中の保温はできず、また、加熱
後に底敷を装着する必要があつて煩わしい操作を
必要とするといつた問題がある。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
誘導加熱に影響を与えることなく外周全域および
底部全域からの熱の逃避を少なくして保温性を向
上させ熱効率を良好にした断熱調理器具の提供を
目的とする。
〔発明の構成〕
この発明の断熱調理器具は、高導電体からなる
容器本体の外周の一部もしくは全部に真空断熱部
を形成するとともに、上記容器本体の底面部と、
容器本体の外周の少なくとも下方部分とを断熱材
断熱層を介して樹脂等の非磁性絶縁物または非磁
性高電気抵抗体からなる外装ケースで囲繞してな
るものである。
〔作用〕
容器本体を囲む側部の真空断熱部と底部の断熱
材断熱装によつて加熱時の高周波磁界エネルギー
を損失することなく容器本体の底部に集中させて
加熱効果を向上させるとともに、容器本体の外周
部と底部からの熱の逃避を防止する。
〔実施例〕
第1図と第2図は本発明を鍋に適用した1実施
例を示すもので、断熱鍋Aは容器本体11と、こ
の容器本体11の外周の下方部分を囲繞した断熱
材断熱層12(以下、断熱層と略称する)と、こ
の断熱層12を囲繞して容器本体11に一体化さ
れた外装ケース13とを主体として構成されてい
る。
上記容器本体11は、容器体11Aと、この容
器体11Aの上部外周側に容器体11Aの上縁部
を延出して形成され、容器体11Aの上部外周と
の間に真空断熱部Sを形成して設けられた筒状の
外壁体11Bとからなり、外壁体11Bの下部に
は外筒小径部11Cが形成されていて、この外筒
小径部11Cの下端が内方に折曲されて容器体1
1Aの底壁より若干上方の容器体11Aの周壁に
溶接され、この外筒小径部11Cの外面には突起
リブ11dが形成されている。
上記外装ケース13は、上記外壁体11Bの外
径と略同一の外径を有する容器状のもので、その
開口面内周部には突起13aが形成されている。
そして、上記外装ケース13は、その突起13
aを上記外壁体11Bの突起リプ11dに嵌合
し、かつ、容器体11Aの底面および下部周壁と
の間に所要幅の空間部を形成して外壁体11Bの
外筒小径部11Cに嵌入されるとともに、上記空
間部に断熱材を充填して断熱層12が形成されて
いる。また、外装ケース13の開口周縁部と外壁
体11Bとの間にはシールパツキン14が介在さ
れ、外装ケース13内への水の浸入を防いでい
る。
上記容器本体11は、電磁誘導加熱に適した鋼
板やステンレス板、またはクラツド鋼板等の鋼導
電体からなるものである。また外装ケース13
は、透磁率が小さくて耐熱性に優れ、かつ、難燃
性の非磁性絶縁材または非磁性高電気抵抗体、す
なわち具体的には、ポリエステル、テフロン、フ
エノール、メラミン、ナイロン等の樹脂からなる
ものである。また断熱層12に充填される断熱材
は、透磁性が小さくて耐熱性に優れ、かつ難燃性
のグラスウール、珪酸カルシウム、パーライト、
シリカ等が好ましい。
本実施例の断熱鍋Aを電磁調理器に載せて電磁
調理器を作動させると、電磁調理器が発生させる
磁束は外装ケース13と断熱層12を透過して高
導電体よりなる容器本体11の底部に集中し、こ
の底部のみが発熱して内容物を加熱する。この
際、容器本体11の底部の底面側は断熱層12に
よつて遮られているため、容器本体11の底部で
発生した熱は下方に逃避することなく容器本体1
1の内容物に伝わる。したがつて内容物を効率よ
く加熱できる。また、容器本体11はその底部に
断熱層12が形成されるとともに側部も真空断熱
層Sで覆われているため、底部および側部を介し
て逃避する熱が少なく、加熱中の熱損失は小さ
く、かつ、加熱終了後の保温性も優れている。し
かも容器本体11の底部に断熱層12が形成され
ているので、テーブルに置く時従来必要であつた
底敷の装着作業は不要となる。
また、外装ケース13を樹脂材で形成している
ため、断熱鍋Aを誤つてガスコンロ等の直火にか
ける虞もない。また、外装ケース13に装飾等を
施すと、テーブルの上に載置しても違和感のない
美しい外観を呈するようになる。
また、外筒小径部11Cはその下端で容器体1
1Aの周壁に溶接されているので、内容物から容
器体11Aに伝わつた熱は外筒小径部11Cを伝
わつて外方に逃避しようとするが、外装ケース1
3が外筒小径部11Cを覆つてこの熱の逃げを抑
え保温効果を高めている。なお、本実施例におい
て、外筒小径部11Cの下端部を容器体11Aの
底壁より若干上方に位置させたのは、電磁調理器
によつて断面鍋Aを加熱した場合に、外筒小径部
11Cが誘導加熱されないようにするためであ
る。
第3図と第4図は本発明を鍋に適用した第2実
施例を示すもので、断熱鍋A′は、容器本体21
とこの容器本体21の下部を囲んだ断熱層22
と、この断熱層22を囲んで容器本体21に一体
化された外装ケース23とを主体として構成され
ている。
上記容器本体21は、容器体21Aと、この容
器体21Aの外周側に容器体11Aの上縁部を延
出して形成された筒状の外壁体21Bと、容器体
21Aの周壁の高さ方向中央部外側に、下方に傾
斜して形成され、下端部で上記外壁体21Bの下
端部に一体化した連結壁21Cとからなり、容器
体21Aの外方には、容器体21Aの周壁と、外
壁体21Bと、連結壁21Cとに囲まれて真空断
熱部Sが形成され、この真空断熱部Sは真空にさ
れている。また、上記外壁体21Bの下端縁には
有低円筒状の外装ケース23が、その周壁上部外
面に形成された突起リブ23aを上記外壁体21
Bの下端周縁を内側に折り返して形成された凹部
21bに係合させて一体化されている。そして、
上記容器体21Aと外装ケース23との間に形成
された空間部に断熱材を充填して断熱層22が形
成されている。
なお、上記容器本体21と外装ケース23と断
熱層22の各々を形成する材料は、上記第1実施
例の容器本体11と外装ケース13と断熱層12
の各々を形成する材料と同等である。
本実施例の断熱鍋A′は、上記第1実施例の断
熱鍋Aと同等の効果を奏する。
また、断熱鍋A′の使用中に容器体21Aに伝
わつた熱は、連結壁21Cを介して外壁体21B
に伝わるが、連結壁21Cは傾斜していて、容器
体21Aから外壁体21Bにいたる連結壁21C
の奥行は、容器体21Aと外壁体21Bとの間の
距離より大きくなつているので、連結壁21Cの
伝熱長さが大きくなつて、保温性に優れている。
第5図は本発明を鍋に適用した第3実施例を示
すもので、断熱鍋A″が、容器本体31と、この
容器本体31の下部および側部の周囲を囲んだ断
熱層32と、この断熱層32の下部および側部の
周囲を囲んだ外装ケース33とを主体として構成
されている。
上記容器本体31は、容器体31Aと、この容
器体31Aの外周側に容器体31Aの上端部を延
出して形成され、容器体31Aの下端を除く側部
外周との間に真空断熱部Sを形成して設けられた
筒状の外壁体31Bとからなつている。また、容
器体31Aの上面開口部周縁には、折曲部31a
が形成され、この折曲部31aに、外装ケース3
3が、外装ケース33の上面開口部周縁に形成さ
れた外向フランジ33aを嵌入して一体化され、
外装ケース33と容器本体31との間に形成され
た空間部に断熱材を充填して、容器本体31の周
囲部と底部とを囲む断熱層32が形成されてい
る。
なお、上記容器本体31と外装ケース33と断
熱層32の各々を形成する材料は、上記第1実施
例の容器本体11と外装ケース13と断熱層12
の各々を形成する材料と同等である。
本実施例の断熱鍋A″は、上記第1実施例の断
熱鍋Aと同等の効果を奏する。
また、特に、断熱鍋A″にあつては、容器本体
31の側部と底部の全域を断熱層32が覆つてい
て、さらに、その内側に真空断熱部Sがあるた
め、特に保温性に優れている。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、高導電体からな
る容器本体の外周の一部もしくは全部に真空断熱
部を形成するとともに、上記容器本体の底面部
と、容器本体の外周の少なくとも下方部分とを断
熱材断熱層を介して樹脂等の非磁性絶縁物または
非磁性高電気抵抗体からなる外装ケースが囲繞し
てなるため、電磁調理器を用いた誘導加熱によつ
て容器本体の底部を加熱して容器本体に入れた内
容物を熱した場合に、容器本体の底部や下方側部
の外装ケース及び断熱材断熱部が金属でなく非磁
性絶縁物または非磁性高電気抵抗体であるので、
磁界エネルギーが損失することなく容器本体の金
属に集中し加熱効果が向上するとともに、容器本
体の底部および側部から外報に逃避しようとする
熱を真空断熱部と断熱材断熱層によつて防ぐこと
ができ、熱効率が向上する。また、加熱後に容器
本体に内容物を入れておいた場合に、内容物から
容器本体に伝わつて外方に逃避しようとする熱
は、真空断熱部と断熱材断熱層によつて遮られる
ために、保温効果も高い。また、外装ケースを非
磁性絶縁物、または非磁性高電気抵抗体から構成
したため、一見して通常の金属製調理器具とは異
なることが判り、このため誤つてガスコンロ等の
直火にかける虞れがないといつた実用上の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示
すもので、第1図は断面図、第2図は第1図の一
部拡大断面図、第3図及び第4図は本発明の第2
実施例を示すもので、第3図は断面図、第4図は
第3図の一部拡大図、第5図は本発明の第3実施
例の断面図である。 A,A′,A″……断熱鍋、11,21,31…
…容器本体、S……真空断熱部、12,22,3
2……断熱材断熱層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高導電体からなる容器本体の外周の一部もし
    くは全部に真空断熱部を形成するとともに、上記
    容器本体の底面部と、容器本体の外周の少なくと
    も下方部分とを断熱材断熱層を介して樹脂等の非
    磁性絶縁物または非磁性高電気低抗体からなる外
    装ケースで囲繞してなることを特徴とする断熱調
    理器具。
JP26249884A 1984-12-12 1984-12-12 断熱調理器具 Granted JPS61141329A (ja)

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JP26249884A JPS61141329A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 断熱調理器具

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JP26249884A JPS61141329A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 断熱調理器具

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JPS61141329A JPS61141329A (ja) 1986-06-28
JPH0467970B2 true JPH0467970B2 (ja) 1992-10-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6085906B2 (ja) * 2012-06-06 2017-03-01 株式会社Ihi 断熱性収容体
KR102111405B1 (ko) * 2018-11-28 2020-05-15 오선은 2중 결합구조의 조리기구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138515U (ja) * 1982-03-15 1983-09-17 象印マホービン株式会社 誘導加熱容器

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JPS61141329A (ja) 1986-06-28

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