JP2021178075A - 土鍋 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンロ等の調理器だけでなく、IH式調理器を用いても調理できる二重底の土鍋10,20を提供すること。【解決手段】土鍋本体11を内底11aと外底11bで二重底にする。調理時、内底11aに乗っている食材がコンロ等の火に直接晒されない。そのため、食材に焦げ付きが生じにくい。また、調理後、土鍋本体11内部の熱の放散が二重底の空間11cで抑制されるため高い保温効果を奏することができる。二重底の空間11cに電磁誘導により自己発熱するステンレス製のプレート13を装入することでIH式調理器を用いた調理を可能とする。そして、二重底の空間11cを真空にして密閉し、高い保温効果を得る。【選択図】図1
Description
本発明は土鍋に関し、より詳しくは二重底を有する土鍋に関する。
実開昭51−84758号公報には内底と外底で区画形成された空間を有する二重底の土鍋が開示されている。
このような二重底の土鍋では、調理時、内底に乗っている食材はコンロ等の火に直接晒されないので、食材に焦げ付きが生じにくい。また、調理後、土鍋内部の熱の放散が二重底の空間で抑制されるため保温効果が高い。
このような二重底の土鍋では、調理時、内底に乗っている食材はコンロ等の火に直接晒されないので、食材に焦げ付きが生じにくい。また、調理後、土鍋内部の熱の放散が二重底の空間で抑制されるため保温効果が高い。
ところで、近時、家庭ではIH(誘導加熱)方式の調理器が広く普及している。IH式調理器は燃焼を伴わないため、室内の空気を汚さず、火災の原因となるおそれも少なく、また安定した加熱管理制御が容易に行えるなどの利点がある。
しかしながら、IH式調理器は電磁誘導による発熱を利用するものであるため、導電性又は磁性を持たない材質の土鍋はIH式調理器による調理に用いることができない。
しかしながら、IH式調理器は電磁誘導による発熱を利用するものであるため、導電性又は磁性を持たない材質の土鍋はIH式調理器による調理に用いることができない。
本発明はかかる問題点に鑑み、コンロ等の調理器だけでなく、IH式調理器を用いても調理できる二重底の土鍋を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
内底と外底で区画された空間を有する二重底の土鍋本体と、土鍋本体の上端開口部を覆蓋する鍋蓋を備えた土鍋であって、
前記空間に電磁誘導により自己発熱する発熱材を装入したことを特徴とする。
内底と外底で区画された空間を有する二重底の土鍋本体と、土鍋本体の上端開口部を覆蓋する鍋蓋を備えた土鍋であって、
前記空間に電磁誘導により自己発熱する発熱材を装入したことを特徴とする。
そして、好ましくは、二重底の空間を真空にして密閉する。また好ましくは、発熱材の材質に鉄、銀、ステンレス、ホーロー又はカーボンのいずれかを用いる。
本発明によれば、土鍋本体が二重底を有するので、調理時、内底に乗っている食材がコンロ等の火に直接晒されない。そのため、食材に焦げ付きが生じにくい。また、調理後、土鍋内部の熱の放散が二重底の空間で抑制されるため高い保温効果を奏することができる。
加えて、二重底の空間に電磁誘導により自己発熱する鉄、銀、ステンレス、ホーロー又はカーボン等の発熱材を装入したので、IH式調理器を用いた調理が可能となる。
そして、二重底の空間を真空にして密閉することにより、より保温性を高めることができる。
加えて、二重底の空間に電磁誘導により自己発熱する鉄、銀、ステンレス、ホーロー又はカーボン等の発熱材を装入したので、IH式調理器を用いた調理が可能となる。
そして、二重底の空間を真空にして密閉することにより、より保温性を高めることができる。
以下に本発明を図面に基づき説明する。図1には本発明の第1実施例に係る土鍋10が示されている。この土鍋10は陶器製の土鍋本体11と、土鍋本体11の上端開口部を覆蓋する陶器製の鍋蓋12を備えている。
土鍋本体11は内底11aと、内底11aに被せて接着した外底11bで区画された空間11cを有する二重底構造を有する。
一例として、外底11bは土鍋本体11の内底11aに被せた後、釉薬を塗布して焼成することにより土鍋本体11に接着されている。あるいはシリコン等の耐熱樹脂で接着することもできる。そして、内底11aと外底11bで区画された空間11cにステンレス製のプレート13が発熱材として装入されている。発熱材としては、ステンレスの他、鉄、銀、ホーロー、カーボン等、導電性又は磁性を有する材質を用いることができる。
一例として、外底11bは土鍋本体11の内底11aに被せた後、釉薬を塗布して焼成することにより土鍋本体11に接着されている。あるいはシリコン等の耐熱樹脂で接着することもできる。そして、内底11aと外底11bで区画された空間11cにステンレス製のプレート13が発熱材として装入されている。発熱材としては、ステンレスの他、鉄、銀、ホーロー、カーボン等、導電性又は磁性を有する材質を用いることができる。
外底11bには空気抜き穴11dが形成されている。この空気穴11dに真空ポンプを接続して空間11c内部の空気を排気し、空気穴11dを耐熱性を有するシリコン等から成る栓11eで塞ぐことにより空間11cが真空状態で密閉されている。外底11bは土鍋本体11をIH調理器のトッププレートに置いたとき大部分が密着するように平らに形成されている。
本実施例に係る土鍋10の構造は以上の通りであって、土鍋本体11が二重底を有するので、調理時、内底11aに乗っている食材がコンロ等の火に直接晒されない。そのため、食材に焦げ付きが生じにくい。また、調理後、土鍋本体11内部の熱の放散が二重底の空間11cで抑制されるため高い保温効果を奏することができる。
加えて、二重底の空間11cに電磁誘導により自己発熱するステンレス製のプレート13を装入したので、IH式調理器を用いた調理が可能となる。そして、二重底の空間11cを真空にして密閉したので、高い保温効果を得ることができる。
図2に本発明の第2実施例に係る土鍋20を示す。第1実施例に係る土鍋10では土鍋本体11の底部の空間11cを真空にし、空気抜き穴11dを栓11eで塞いで空間11cを密閉したが、本実施例の土鍋20では、空気抜き穴11dを塞がず、開放している。
なお、本実施例に係る土鍋20の他の構成は第1実施例に係る土鍋10と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
なお、本実施例に係る土鍋20の他の構成は第1実施例に係る土鍋10と同じであるので、同一の構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例によれば、調理時に加熱膨張した空間11c内の空気や高圧蒸気が空気抜き穴11dを通って外部に排気されるので、内底11aや外底11bの破裂を防止できる。
図3に本発明の第3実施例に係る土鍋30を示す。上記第2実施例の土鍋20では空気抜き穴11dを形成したが、本実施例に係る土鍋30では空気抜き穴11dを省略している。空気抜き穴11dを省いても、十分な強度を有する材質で土鍋30を成型すれば、必ずしも空気抜き穴11dを設ける必要はない。
10,20,30…土鍋
11…土鍋本体
11a…内底
11b…外底
11c…空間
11d…空気抜き穴
11e…栓
12…鍋蓋
13…ステンレス製のプレート
11…土鍋本体
11a…内底
11b…外底
11c…空間
11d…空気抜き穴
11e…栓
12…鍋蓋
13…ステンレス製のプレート
Claims (3)
- 内底と外底で区画された空間を有する二重底の土鍋本体と、土鍋本体の上端開口部を覆蓋する鍋蓋を備えた土鍋であって、
前記空間に電磁誘導により自己発熱する発熱材を装入したことを特徴とする土鍋。 - 前記空間を真空にして密閉したことを特徴とする請求項1に記載の土鍋。
- 前記発熱材の材質に鉄、銀、ステンレス、ホーロー又はカーボンのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1に記載の土鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020085601A JP2021178075A (ja) | 2020-05-15 | 2020-05-15 | 土鍋 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020085601A JP2021178075A (ja) | 2020-05-15 | 2020-05-15 | 土鍋 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2023003694U Continuation JP3244906U (ja) | 2023-10-11 | 2023-10-11 | 土鍋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021178075A true JP2021178075A (ja) | 2021-11-18 |
JP2021178075A5 JP2021178075A5 (ja) | 2023-05-18 |
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ID=78510110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020085601A Pending JP2021178075A (ja) | 2020-05-15 | 2020-05-15 | 土鍋 |
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2020
- 2020-05-15 JP JP2020085601A patent/JP2021178075A/ja active Pending
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