JPS61236846A - 収縮スリ−ブ形成用シ−ト - Google Patents
収縮スリ−ブ形成用シ−トInfo
- Publication number
- JPS61236846A JPS61236846A JP7989285A JP7989285A JPS61236846A JP S61236846 A JPS61236846 A JP S61236846A JP 7989285 A JP7989285 A JP 7989285A JP 7989285 A JP7989285 A JP 7989285A JP S61236846 A JPS61236846 A JP S61236846A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- sleeve
- elongation
- shrink
- forming
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く技術分野〉
この発明は収縮スリーブ形成用シートに関し、詳しくは
清涼飲料水の包装に用いるガラス瓶等に対して、被覆保
護するための収縮スリーブの素材となるシートに関して
いる。
清涼飲料水の包装に用いるガラス瓶等に対して、被覆保
護するための収縮スリーブの素材となるシートに関して
いる。
〈従来技術〉
上記飲料用等のガラス瓶の外面に、熱収縮性を有する熱
可塑、性樹脂シートから形成された収縮スリーブを被せ
た後、加熱することによって、上記収縮スリーブを収縮
させ、ガラス瓶の外面形状に沿って密着被覆させて、ガ
ラス瓶の輸送保管時における緩衝保護を図ることが行わ
れている。
可塑、性樹脂シートから形成された収縮スリーブを被せ
た後、加熱することによって、上記収縮スリーブを収縮
させ、ガラス瓶の外面形状に沿って密着被覆させて、ガ
ラス瓶の輸送保管時における緩衝保護を図ることが行わ
れている。
通常、この収縮スリーブには印刷や着色が施されてあっ
て、外観性を高めている。しかし、収縮スリーブの外面
側に直接印刷を施すと、使用中に他物との摩擦等によっ
て、印刷が剥げ落ちたり、変質してしまう問題がある。
て、外観性を高めている。しかし、収縮スリーブの外面
側に直接印刷を施すと、使用中に他物との摩擦等によっ
て、印刷が剥げ落ちたり、変質してしまう問題がある。
そこで、収縮スリーブに対する印刷の耐久性を向上させ
る為、透明な収縮スリーブの内面側に裏向きに印刷を施
しておき、透明な収縮スリーブを透過して外面側に印刷
模様を現出させることが行われている。
る為、透明な収縮スリーブの内面側に裏向きに印刷を施
しておき、透明な収縮スリーブを透過して外面側に印刷
模様を現出させることが行われている。
そして、上記スリーブを形成するためのスリーブ形成用
シートに要求される性能としては、瓶外形に対する良好
な収縮性能、瓶の破損に対する耐衝撃性、引張り強度等
の緩衝保護性能、瓶破損時における瓶破片の飛散防止性
能、あるいは印刷適性等がある。
シートに要求される性能としては、瓶外形に対する良好
な収縮性能、瓶の破損に対する耐衝撃性、引張り強度等
の緩衝保護性能、瓶破損時における瓶破片の飛散防止性
能、あるいは印刷適性等がある。
また、従来スリーブ形成用シートとして使用されている
熱可塑性樹脂シートとしては、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル等の各種樹脂からなるシートがある。
熱可塑性樹脂シートとしては、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル等の各種樹脂からなるシートがある。
しかし、上記従来のスリーブ形成用シートは何れも、前
記諸性能を全て満足させることのできるものはなく、特
に耐衝撃性に劣り、ガラス瓶等を充分に緩衝保護できな
いものが多かった。そこで、上記従来のスリーブ形成用
シートの素材である熱可塑性樹脂にゴム分を配合して、
シートの耐衝撃性を高め、緩衝保護性能を向上させるこ
とが考えられた。
記諸性能を全て満足させることのできるものはなく、特
に耐衝撃性に劣り、ガラス瓶等を充分に緩衝保護できな
いものが多かった。そこで、上記従来のスリーブ形成用
シートの素材である熱可塑性樹脂にゴム分を配合して、
シートの耐衝撃性を高め、緩衝保護性能を向上させるこ
とが考えられた。
ところが、ゴム分を配合すると、ゴム分がシートに透過
する光を散乱させるため、シートの透明性が低下する。
する光を散乱させるため、シートの透明性が低下する。
従って、前記したように、収縮スリーブの内面側に裏印
刷して、その印刷模様を収縮スリーブを透過させて外面
側に現出させるのは非常に困難であり、鮮明な印刷面が
得られない欠点があった。
刷して、その印刷模様を収縮スリーブを透過させて外面
側に現出させるのは非常に困難であり、鮮明な印刷面が
得られない欠点があった。
く目的〉
そこで、この発明の目的としては、上記従来技術の問題
点を解消し、スリーブ形成用シートとして必要とされる
、諸性能を満足させることができ、そのうち特に、耐v
jIS性と透明性の何れにも優れた収縮スリーブ形成用
シートを提供するものである。
点を解消し、スリーブ形成用シートとして必要とされる
、諸性能を満足させることができ、そのうち特に、耐v
jIS性と透明性の何れにも優れた収縮スリーブ形成用
シートを提供するものである。
〈構成〉
そして、上記目的を達成するための構成としては、直径
0.05〜0.01μのポリブタジエン・ブロック凝集
体を10〜40重間%含有したポリスチレン系樹脂から
押出成形された一方向延伸シートであって、流れ方向の
収縮率が30%以上、幅方向の収縮率が10%以下、厚
みが50〜150μ、流れ方向の伸びが6.5%以上、
幅方向の伸びが13.0%以上、流れ方向の引張り強度
が1.5〜8klJ、幅方向の引張り強度が1.0〜6
kg、落球衝撃値が7Q1m以上であることを特徴とし
ている。
0.05〜0.01μのポリブタジエン・ブロック凝集
体を10〜40重間%含有したポリスチレン系樹脂から
押出成形された一方向延伸シートであって、流れ方向の
収縮率が30%以上、幅方向の収縮率が10%以下、厚
みが50〜150μ、流れ方向の伸びが6.5%以上、
幅方向の伸びが13.0%以上、流れ方向の引張り強度
が1.5〜8klJ、幅方向の引張り強度が1.0〜6
kg、落球衝撃値が7Q1m以上であることを特徴とし
ている。
〈実施例〉
次いで、この発明の実施例について、以下に説明する。
この発明のスリーブ形成用シートは、ポリスチレン系樹
脂を素材として、押出成形によって成形されたものであ
り、シートに延伸を与えることによって、加熱時に収縮
する熱収縮性を付与した、収縮性シートである。
脂を素材として、押出成形によって成形されたものであ
り、シートに延伸を与えることによって、加熱時に収縮
する熱収縮性を付与した、収縮性シートである。
上記ポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレン樹脂単
体のほか、ビニルトルエン、イソプロピルスチレン、α
−メチルスチレン、核メチルスチレン、クロロスチレン
、第3ブチルスチレン等の芳香族モノマーの重合により
得られるスチレン重合体、あるいはスチレンモノマーと
、1・3−ブタジェン、アクリル酸ブチル、アクリル酸
エチル。
体のほか、ビニルトルエン、イソプロピルスチレン、α
−メチルスチレン、核メチルスチレン、クロロスチレン
、第3ブチルスチレン等の芳香族モノマーの重合により
得られるスチレン重合体、あるいはスチレンモノマーと
、1・3−ブタジェン、アクリル酸ブチル、アクリル酸
エチル。
アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸アルキル
、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸アルキル、ア
クリロニトリル、ビニルアセテート、α−メチルエチレ
ン、ジビニルベンゼン。
、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸アルキル、ア
クリロニトリル、ビニルアセテート、α−メチルエチレ
ン、ジビニルベンゼン。
ジメチルマレエート、ジエチルマレエートトノ共重合に
より得られるスチレンモノマーを、ソノ50重量%以上
含有するスチレン共重合体が使用される。なお、上記ポ
リスチレン系樹脂の重合度は900〜2000程度のも
のを使用する。この重合度が小さい程、光沢や透明性が
良くなり、外観性に優れたものを製造できると共に、延
伸がよくかかるので、収縮性のコントロールが容易にな
って、好ましい実施となる。
より得られるスチレンモノマーを、ソノ50重量%以上
含有するスチレン共重合体が使用される。なお、上記ポ
リスチレン系樹脂の重合度は900〜2000程度のも
のを使用する。この重合度が小さい程、光沢や透明性が
良くなり、外観性に優れたものを製造できると共に、延
伸がよくかかるので、収縮性のコントロールが容易にな
って、好ましい実施となる。
そして、上記スチレン系樹脂に、ゴム分として、直径0
.05〜0.’01μのポリブタジエン・ブロック凝集
体を10〜40%含有させている。上記ポリブタジエン
・ブロック凝集体の直径が大きくなる程、耐m撃性が向
上するが、透明性は悪くなり、直径が小さくなる程、透
明性は向上するが耐m撃性は低下する。そして、上記直
径範囲のものが、収縮スリーブ形成用シートどして必要
な耐衝撃性および透明性を、最も有効に発揮できる。
.05〜0.’01μのポリブタジエン・ブロック凝集
体を10〜40%含有させている。上記ポリブタジエン
・ブロック凝集体の直径が大きくなる程、耐m撃性が向
上するが、透明性は悪くなり、直径が小さくなる程、透
明性は向上するが耐m撃性は低下する。そして、上記直
径範囲のものが、収縮スリーブ形成用シートどして必要
な耐衝撃性および透明性を、最も有効に発揮できる。
また、スチレン系樹脂に含有させるポリブタジエン・ブ
ロック凝集体の含有量が多い程、耐衝撃性は向上するが
、40重量%以上になると、充分な延伸効果を与えるこ
とができない為、スリーブ形−成用シートとして必要な
収縮性を発揮できず、また印刷時に印刷インクの溶剤に
侵され易くなるので、好ましくない。
ロック凝集体の含有量が多い程、耐衝撃性は向上するが
、40重量%以上になると、充分な延伸効果を与えるこ
とができない為、スリーブ形−成用シートとして必要な
収縮性を発揮できず、また印刷時に印刷インクの溶剤に
侵され易くなるので、好ましくない。
さらに、この発明の収縮スリーブ形成用シートには、可
塑剤、滑剤、展着剤、その他の通常の添加剤を配合する
ことができる。
塑剤、滑剤、展着剤、その他の通常の添加剤を配合する
ことができる。
以上のような組成を有するスチレン系樹脂から形成され
た収縮スリーブ形成用シートは、厚みが50〜150μ
のものを使用する。この厚みが厚くなる程、ガラス瓶等
に対する緩衝保護性は向上し、スリーブを形成したとき
の形状維持性も向上して、ガラス瓶等に対する収縮被覆
作業も行い易くなるが、150℃以上になると、ガラス
瓶の複雑な外面形状に沿って密着被覆し難くなったり、
ヒートシールによるスリーブ端部の接合が行いnくなり
、製造コストも高くなるので、好ましくない。また、厚
みが50μ以下では、緩衝保護性が悪くなる共に、ガラ
ス瓶等に対する収縮被覆作業性、瓶巻性が悪くなるので
好ましくない。
た収縮スリーブ形成用シートは、厚みが50〜150μ
のものを使用する。この厚みが厚くなる程、ガラス瓶等
に対する緩衝保護性は向上し、スリーブを形成したとき
の形状維持性も向上して、ガラス瓶等に対する収縮被覆
作業も行い易くなるが、150℃以上になると、ガラス
瓶の複雑な外面形状に沿って密着被覆し難くなったり、
ヒートシールによるスリーブ端部の接合が行いnくなり
、製造コストも高くなるので、好ましくない。また、厚
みが50μ以下では、緩衝保護性が悪くなる共に、ガラ
ス瓶等に対する収縮被覆作業性、瓶巻性が悪くなるので
好ましくない。
次に、収縮スリーブは、円筒状に巻回した状態でガラス
瓶等に被覆して、径方向に熱収縮させるので、収縮スリ
ーブ形成用シートとしては、スリーブの径方向になる方
向のみに大きく収縮する必要があるので、−軸延伸シー
トを使用する。即ち、前記スチレン系樹脂を押出成形し
、冷却と同時にプラグに沿って延伸させながら引き取っ
て、収縮スリーブ形成用シートを製造するが、この時の
延伸量を、シートの流れ方向に大きく、幅方向に小さく
なるようにして、流れ方向に大きく延伸された一軸延伸
シートを製造するのである。
瓶等に被覆して、径方向に熱収縮させるので、収縮スリ
ーブ形成用シートとしては、スリーブの径方向になる方
向のみに大きく収縮する必要があるので、−軸延伸シー
トを使用する。即ち、前記スチレン系樹脂を押出成形し
、冷却と同時にプラグに沿って延伸させながら引き取っ
て、収縮スリーブ形成用シートを製造するが、この時の
延伸量を、シートの流れ方向に大きく、幅方向に小さく
なるようにして、流れ方向に大きく延伸された一軸延伸
シートを製造するのである。
そして、上記延伸量が多い程、製造された収縮スリーブ
形成用シートとしては、加熱時の収縮が大きくなり、こ
の発明の収縮スリーブ形成用シートにおいては、130
℃で15秒加熱したときの収縮率が、流れ方向で30%
以上になるようにする。但し、幅方向の収縮率は10%
以下にする。
形成用シートとしては、加熱時の収縮が大きくなり、こ
の発明の収縮スリーブ形成用シートにおいては、130
℃で15秒加熱したときの収縮率が、流れ方向で30%
以上になるようにする。但し、幅方向の収縮率は10%
以下にする。
なお、流れ方向の収縮率が30%以下では、収縮スリー
ブを、ガラス瓶等の外形に沿って、きれいに密着して確
実に収縮被覆することができない。
ブを、ガラス瓶等の外形に沿って、きれいに密着して確
実に収縮被覆することができない。
また、幅方向の収縮率が10%以上になると、スリーブ
が軸方向にも収縮することになり、ガラス瓶の軸方向の
必要な長さを確実に被覆できなくなったり、被覆した収
縮スリーブの軸方向端部が汚くなる等、収縮スリーブと
しての使用性能が充分に発揮できなくなる。
が軸方向にも収縮することになり、ガラス瓶の軸方向の
必要な長さを確実に被覆できなくなったり、被覆した収
縮スリーブの軸方向端部が汚くなる等、収縮スリーブと
しての使用性能が充分に発揮できなくなる。
以上のようにして、製造された収縮スリーブ形成用シー
トの物性値のうち、伸び率は流れ方向が6.5%以上、
幅方向が13.0%以上のものを使用する。この伸び率
が小さいと、収縮スリーブを収縮被覆したガラス瓶等が
破瓶したときの衝撃エネルギーを、収縮スリーブで良好
に吸収することができず、瓶破片が遠くまで飛散して危
険であるので、安全性の点で好ましくない。
トの物性値のうち、伸び率は流れ方向が6.5%以上、
幅方向が13.0%以上のものを使用する。この伸び率
が小さいと、収縮スリーブを収縮被覆したガラス瓶等が
破瓶したときの衝撃エネルギーを、収縮スリーブで良好
に吸収することができず、瓶破片が遠くまで飛散して危
険であるので、安全性の点で好ましくない。
また、引張り強度は、流れ方向が1.5〜8ko、幅方
向が1.0〜6kgのちのを使用する。この引張り強度
が大きい程、スリーブが破れ難く、ガラス瓶に対する緩
衝保護性も良好になるが、引張り強度が大き過ぎると、
ガラス瓶等が破損したときに、収縮スリーブが破れるこ
とによって衝撃エネルギーを徐々に発散させる、衝撃緩
和効果が発揮できず、瓶破片が収縮スリーブの破壊と同
時に砲弾状に飛散してしまうので好ましくない。
向が1.0〜6kgのちのを使用する。この引張り強度
が大きい程、スリーブが破れ難く、ガラス瓶に対する緩
衝保護性も良好になるが、引張り強度が大き過ぎると、
ガラス瓶等が破損したときに、収縮スリーブが破れるこ
とによって衝撃エネルギーを徐々に発散させる、衝撃緩
和効果が発揮できず、瓶破片が収縮スリーブの破壊と同
時に砲弾状に飛散してしまうので好ましくない。
従って、上記伸び率と引張り強度の値を、何れも適当な
数値範囲内に収めることによって、収縮スリーブとして
の、緩衝保護性および破瓶時の瓶破片の飛散防止性の、
何れにも良好なものを形成できるのである。
数値範囲内に収めることによって、収縮スリーブとして
の、緩衝保護性および破瓶時の瓶破片の飛散防止性の、
何れにも良好なものを形成できるのである。
さらに、落球衝撃値は7Qmm以上のものを使用する。
この落球衝撃値は、シート表面に鋼球を落下させたとき
に、シートに破れが生じない高さで表し、落球衝撃値が
大きい程、ガラス瓶等に加わる衝撃力に対する緩衝保護
性が高くなる。
に、シートに破れが生じない高さで表し、落球衝撃値が
大きい程、ガラス瓶等に加わる衝撃力に対する緩衝保護
性が高くなる。
この発明の収縮スリーブ形成用シートは、以上に説明し
たような、組成および物性値を有するものであるが、そ
の他、使用用途や目的に応じて、シートの素材であるポ
リスチレン系樹脂に適宜成分、例えば着色剤、帯電防止
剤等を配合することができる。
たような、組成および物性値を有するものであるが、そ
の他、使用用途や目的に応じて、シートの素材であるポ
リスチレン系樹脂に適宜成分、例えば着色剤、帯電防止
剤等を配合することができる。
そして、収縮スリーブ形成用シートは、表面に適宜印刷
や着色を施した後、所定の大きざに裁断され、流れ方向
の両端を熱接着等の手段で接合して、円筒状の収縮スリ
ーブを形成するものである。
や着色を施した後、所定の大きざに裁断され、流れ方向
の両端を熱接着等の手段で接合して、円筒状の収縮スリ
ーブを形成するものである。
特に、印刷を施す際には、収縮スリーブの内面側になる
面に裏印刷を行い、収縮スリーブを透過して、外面側に
印刷模様が現出されるようにすれば、印刷面の耐久性が
良好で、好適である。
面に裏印刷を行い、収縮スリーブを透過して、外面側に
印刷模様が現出されるようにすれば、印刷面の耐久性が
良好で、好適である。
さらに、上記収縮スリーブは、ガラス瓶等の外周に被せ
た後、周囲から加熱することによって、収縮スリーブの
径方向に収縮させ、ガラス瓶等に外形にぴったりと密着
して被覆一体化し、ガラス瓶の輸送保管時における、緩
衝保護、破瓶時の安全性確保、外観性の向上等を図るも
のである。
た後、周囲から加熱することによって、収縮スリーブの
径方向に収縮させ、ガラス瓶等に外形にぴったりと密着
して被覆一体化し、ガラス瓶の輸送保管時における、緩
衝保護、破瓶時の安全性確保、外観性の向上等を図るも
のである。
なお、収縮スリーブの形状や、収縮被覆するガラス瓶等
の形状や構造については、従来のものと同様に、適宜変
更して実施できる。また、この発明の収縮スリーブ形成
用シートは、清涼飲料水用のガラス瓶のほか、各種液体
等を収納するガラス瓶、陶磁器製品、合成樹脂製パイプ
、あるいは金属缶等の被覆保護用に使用する収縮スリー
ブにも適用可能である。
の形状や構造については、従来のものと同様に、適宜変
更して実施できる。また、この発明の収縮スリーブ形成
用シートは、清涼飲料水用のガラス瓶のほか、各種液体
等を収納するガラス瓶、陶磁器製品、合成樹脂製パイプ
、あるいは金属缶等の被覆保護用に使用する収縮スリー
ブにも適用可能である。
〈効果〉
以上のごとく構成された、この発明の収縮スリーブ形成
用シートは、ポリスチレン系樹脂に直径0.05〜0.
01μのポリブタジエン・ブロック凝集体を10〜40
重最%含有させたものから形成されているため、耐衝撃
性が非常に良好になると共に、透明性にも優れたものに
なる。
用シートは、ポリスチレン系樹脂に直径0.05〜0.
01μのポリブタジエン・ブロック凝集体を10〜40
重最%含有させたものから形成されているため、耐衝撃
性が非常に良好になると共に、透明性にも優れたものに
なる。
即ち、従来ゴム分を含有させることによって耐衝撃性を
向上させた場合には、シートの透明性が非常に低下し、
収縮スリーブとしての外観性が悪くなる問題があったが
、この発明においては、直径が極めて小さなポリブタジ
エン・ブロック凝集体を使用しているので、シート内部
における光の散乱がほとんどなく、透明性を全く低下さ
せることがないのである。
向上させた場合には、シートの透明性が非常に低下し、
収縮スリーブとしての外観性が悪くなる問題があったが
、この発明においては、直径が極めて小さなポリブタジ
エン・ブロック凝集体を使用しているので、シート内部
における光の散乱がほとんどなく、透明性を全く低下さ
せることがないのである。
従って、収縮スリーブ形成用シートの使用上、特に収縮
スリーブの内面側に裏印刷を施しておき、収縮スリーブ
を透過して外面側に印刷模様を現出させる場合、収縮ス
リーブの透明性は非常に重要であり、この発明のごとく
透明性の高い収縮スリーブ形成用シートであれば、内面
側に印刷した印刷模様が、シートを透過しても、極めて
鮮明な状態のままで、外面側に現出させることが可能に
なる。
スリーブの内面側に裏印刷を施しておき、収縮スリーブ
を透過して外面側に印刷模様を現出させる場合、収縮ス
リーブの透明性は非常に重要であり、この発明のごとく
透明性の高い収縮スリーブ形成用シートであれば、内面
側に印刷した印刷模様が、シートを透過しても、極めて
鮮明な状態のままで、外面側に現出させることが可能に
なる。
また、上記ポリブタジエン・ブロック凝集体は、収縮ス
リーブ形成用シートの伸びを良(して、ガラス瓶等が破
損したときの瓶破片の飛散防止性能を向上させて、安全
性を高める効果もある。
リーブ形成用シートの伸びを良(して、ガラス瓶等が破
損したときの瓶破片の飛散防止性能を向上させて、安全
性を高める効果もある。
そして、収縮スリーブ形成用シートは、流れ方向の収縮
率が30%以上で、幅方向の収縮率が10%以下の、−
軸延伸シートであるから、ガラス瓶等に収縮被覆したと
きに、必要な被覆範囲にぴったりと密着して、きれいに
収縮被覆でき、外観性が良く、商品価値の高い、収縮被
覆ガラス瓶を製造できる。
率が30%以上で、幅方向の収縮率が10%以下の、−
軸延伸シートであるから、ガラス瓶等に収縮被覆したと
きに、必要な被覆範囲にぴったりと密着して、きれいに
収縮被覆でき、外観性が良く、商品価値の高い、収縮被
覆ガラス瓶を製造できる。
次に、収縮スリーブ形成用シートの厚みが50〜150
μであることによって、ガラス瓶等)緩衝保護や衝撃吸
収に必要な充分な厚みと、収縮スリーブとしての取扱い
を容易にできる、形状維持性を有すると共に、ガラス瓶
等に被覆したときに、厚ぼったくな°つたり、重量やコ
ストが増加することもなく、経済的なものにできる。ま
た、収縮スリーブを製造するときに、シートの端部をヒ
ートシールする際の接着性も良好になる。
μであることによって、ガラス瓶等)緩衝保護や衝撃吸
収に必要な充分な厚みと、収縮スリーブとしての取扱い
を容易にできる、形状維持性を有すると共に、ガラス瓶
等に被覆したときに、厚ぼったくな°つたり、重量やコ
ストが増加することもなく、経済的なものにできる。ま
た、収縮スリーブを製造するときに、シートの端部をヒ
ートシールする際の接着性も良好になる。
ざらに、製造された収縮スリーブ形成用シートの物性値
として、流れ方向の伸び率が6.5%以上、幅方向の伸
び率が13.0%以上で、流れ方向の引張り強度が1.
5〜8kg、幅方向の引張り強度が1.0〜6kaで、
さらに落球衝撃値が70mm以上のものを使用するので
、収縮スリーブとして必要な、耐衝撃性、緩衝性、破瓶
時の瓶破片の飛散防止性能等を、実用的に最も良好な範
囲に設定することができ、使用性能または商品価値の高
い、収縮スリーブまたは収縮被覆層を形成するために、
極めて好適な収縮スリーブ形成用シートを提供できるこ
とになる。
として、流れ方向の伸び率が6.5%以上、幅方向の伸
び率が13.0%以上で、流れ方向の引張り強度が1.
5〜8kg、幅方向の引張り強度が1.0〜6kaで、
さらに落球衝撃値が70mm以上のものを使用するので
、収縮スリーブとして必要な、耐衝撃性、緩衝性、破瓶
時の瓶破片の飛散防止性能等を、実用的に最も良好な範
囲に設定することができ、使用性能または商品価値の高
い、収縮スリーブまたは収縮被覆層を形成するために、
極めて好適な収縮スリーブ形成用シートを提供できるこ
とになる。
〈実験例〉
上記した、この発明の収縮スリーブ形成用シートによる
効果を実証するために、具体的にこの発明の実流量およ
び比較品を製造して、各種性能試験を行い、その結果を
下表に示す。
効果を実証するために、具体的にこの発明の実流量およ
び比較品を製造して、各種性能試験を行い、その結果を
下表に示す。
なお、実流量および比較品は、何れもポリスチレン系樹
脂としては、ポリスチレン単体樹脂を使用し、上記ポリ
スチレン樹脂に対して、ゴム分となるポリブタジエン・
ブロック凝集体を含有させるために、ポリブタジエン・
ブロック凝集体とポリスチレン樹脂との共重合体樹脂か
らなる、スヂジンーブタジエンブロック共重合樹脂を配
合したものを使用した。
脂としては、ポリスチレン単体樹脂を使用し、上記ポリ
スチレン樹脂に対して、ゴム分となるポリブタジエン・
ブロック凝集体を含有させるために、ポリブタジエン・
ブロック凝集体とポリスチレン樹脂との共重合体樹脂か
らなる、スヂジンーブタジエンブロック共重合樹脂を配
合したものを使用した。
以下空白
上記表中の各項目について、説明を加える。
9ゴム分含有量
収縮スリーブ形成用シート全体に対する、ポリブタジエ
ン・ブロック凝集体の含有重量%。
ン・ブロック凝集体の含有重量%。
口ゴム粒径
ポリブタジエン・ブロック凝集体の直径。
9共重合体含有ゴム
スチレン−ブタジェン共重合樹脂内における、ポリブタ
ジエン・ブロック凝集体の含有il1%。
ジエン・ブロック凝集体の含有il1%。
9含有PS平均重合度
収縮スリーブ形成用シート全体に対する、含有ポリスチ
レンの平均重合度。
レンの平均重合度。
9収縮率
試験片を130℃で15秒間加熱した時の値。
MO・・・・・・シートの流れ方向
TD・・・・・・シートの幅方向
(以下の試験項目でも同様)
9最大伸び率および引張り強度
ダンベル試験片を作成し、デンジロン試験機で、シート
の流れ方向および幅方向に沿って、50mm/a+in
の引取速度で引張ったときの、最大伸び率%と引張り荷
重kQを測定。
の流れ方向および幅方向に沿って、50mm/a+in
の引取速度で引張ったときの、最大伸び率%と引張り荷
重kQを測定。
9引張り吸収エネルギー
上記引張り試験において、シートの流れ方向に対する試
験中に、伸びを縦軸に、荷重を横軸にム とって、シートが破断するまでのグラフを描き・そのグ
ラフの面積、即ち伸び×荷重の積分値を1CIi当りに
換算したもの。従って、上記引張り吸収エネルギーは収
縮スリーブが破断するまでに吸収できる破壊エネルギー
の大きさを示し、引張り吸収エネルギーが大きい程、緩
衝保護性能および、破瓶時の瓶破片の飛散防止効果が良
好になる。
験中に、伸びを縦軸に、荷重を横軸にム とって、シートが破断するまでのグラフを描き・そのグ
ラフの面積、即ち伸び×荷重の積分値を1CIi当りに
換算したもの。従って、上記引張り吸収エネルギーは収
縮スリーブが破断するまでに吸収できる破壊エネルギー
の大きさを示し、引張り吸収エネルギーが大きい程、緩
衝保護性能および、破瓶時の瓶破片の飛散防止効果が良
好になる。
9落球衝撃値
サンプルサイズ 70X701111+1り ラ
ン ブ 45Il+iφ孔鋼
球 28.61111φ、95Q上記条件で、鋼
球をサンプル上に落下させたとき、サンプルに破れが生
じない最大高さを測定。
ン ブ 45Il+iφ孔鋼
球 28.61111φ、95Q上記条件で、鋼
球をサンプル上に落下させたとき、サンプルに破れが生
じない最大高さを測定。
9ヘーズ値(曇価)
JIS−に6714に準拠して測定。数値が高い程、透
明性が悪い。
明性が悪い。
9クラッシュ強度
JIS−P8126−1976に準拠して測定。
スリーブの取扱い易さを示し、クラッシュ強度が大きい
程、スリーブを自動機械で巻回接合したり、ガラス瓶に
巻き付けたりするのが、容易になる。
程、スリーブを自動機械で巻回接合したり、ガラス瓶に
巻き付けたりするのが、容易になる。
且層巻性
収縮スリーブを形成し、ガラス瓶に被ゼて、ギヤーオー
ブンにて200℃で10秒間加熱し、ガラス瓶に収縮被
覆したものの外観を、目視にて評価した。
ブンにて200℃で10秒間加熱し、ガラス瓶に収縮被
覆したものの外観を、目視にて評価した。
シ ワ 発 生 ・・・・・・×シ ワ
無 し ・・・・・・○ヒートシール不良・・・・
・・・ 9飛散防止性 JIS P−2306に準拠して破瓶試験を行う。そ
して、破瓶後に収縮スリーブの破断個所を測定した。
無 し ・・・・・・○ヒートシール不良・・・・
・・・ 9飛散防止性 JIS P−2306に準拠して破瓶試験を行う。そ
して、破瓶後に収縮スリーブの破断個所を測定した。
破断個所1か所以下・・・・・・◎
2か所 ・・・・・・0
3か所以上・・・・・・X
9印刷性
非常に良・好・・・・・・◎
やや良好・・・・・・O
不 良・・・・・・×
以上の試験結果から、この発明の実流量は、収縮スリー
ブとしての使用性能が非常に優れていることが実証でき
た。
ブとしての使用性能が非常に優れていることが実証でき
た。
なお、比較例1および比較例3では、特にゴム粒径が大
き過ぎるため、ヘーズ値が高く、透明性、即ち印刷性が
悪くなっている。比較例2では、特に流れ方向の収縮率
が少な過ぎるため、層巻性が悪く、また伸び率が低いた
めに飛散防止性が悪くなっている。比較例4では、特に
落球′fBs値が低いため、飛散防止性が悪く、またシ
ート厚みが小さいため、層巻性が悪くなっている。さら
に比較例5では、厚みが部厚過ぎるため、収縮スリーブ
の端部をヒートシールできなかった。
き過ぎるため、ヘーズ値が高く、透明性、即ち印刷性が
悪くなっている。比較例2では、特に流れ方向の収縮率
が少な過ぎるため、層巻性が悪く、また伸び率が低いた
めに飛散防止性が悪くなっている。比較例4では、特に
落球′fBs値が低いため、飛散防止性が悪く、またシ
ート厚みが小さいため、層巻性が悪くなっている。さら
に比較例5では、厚みが部厚過ぎるため、収縮スリーブ
の端部をヒートシールできなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、直径0.05〜0.01μのポリブタ ジエン・ブロック凝集体を10〜40重 量%含有したポリスチレン系樹脂から押 出成形された一方向延伸シートであって、 流れ方向の収縮率が30%以上、幅方向 の収縮率が10%以下、厚みが50〜1 50μ、流れ方向の伸びが6.5%以上、 幅方向の伸びが13.0%以上、流れ方 向の引張り強度が1.5〜8kg、幅方向 の引張り強度が1.0〜6kg、落球衝撃 値が70mm以上であることを特徴とする 収縮スリーブ形成用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7989285A JPS61236846A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 収縮スリ−ブ形成用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7989285A JPS61236846A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 収縮スリ−ブ形成用シ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61236846A true JPS61236846A (ja) | 1986-10-22 |
Family
ID=13702917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7989285A Pending JPS61236846A (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 | 収縮スリ−ブ形成用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61236846A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734921A (en) * | 1980-08-12 | 1982-02-25 | Gunze Ltd | Manufacture of heat-shrinkable film |
JPS57210826A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Stretched film, sheet, or tube of block copolymer composition |
JPS58151218A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体延伸フイルム、シ−トまたはチユ−ブ |
JPS58151219A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体の延伸フイルム、シ−トまたはチユ−ブ |
JPS58225146A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-27 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 透明熱収縮性フイルム |
JPS6097827A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-05-31 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体又はブロツク共重合体組成物の熱収縮性フイルム |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP7989285A patent/JPS61236846A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734921A (en) * | 1980-08-12 | 1982-02-25 | Gunze Ltd | Manufacture of heat-shrinkable film |
JPS57210826A (en) * | 1981-06-22 | 1982-12-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Stretched film, sheet, or tube of block copolymer composition |
JPS58151218A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体延伸フイルム、シ−トまたはチユ−ブ |
JPS58151219A (ja) * | 1982-03-05 | 1983-09-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体の延伸フイルム、シ−トまたはチユ−ブ |
JPS58225146A (ja) * | 1982-06-22 | 1983-12-27 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 透明熱収縮性フイルム |
JPS6097827A (ja) * | 1983-11-02 | 1985-05-31 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ブロツク共重合体又はブロツク共重合体組成物の熱収縮性フイルム |
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