JPS6123150Y2 - - Google Patents

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JPS6123150Y2
JPS6123150Y2 JP2790381U JP2790381U JPS6123150Y2 JP S6123150 Y2 JPS6123150 Y2 JP S6123150Y2 JP 2790381 U JP2790381 U JP 2790381U JP 2790381 U JP2790381 U JP 2790381U JP S6123150 Y2 JPS6123150 Y2 JP S6123150Y2
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JP
Japan
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ridge
opening
mounting bracket
base material
windbreak
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JP2790381U
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JPS57140548U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、家屋の頂部となる棟部において小屋
裏空間の自然換気を行うことができる換気用の棟
構造に関し、詳しくは棟部において小屋裏空間B
と連通する開口5を跨ぐ略門形の取付金具本体1
1aを帯鉄を一連に曲成して形成し、取付金具本
体11aの門形の両脚片17,17の下端部に開
口5の両面に施工された棟下地材9a上に載設す
ることができる載設部11bを形成し、両脚片1
7,17の上下中間部において夫々取付具18…
を内部左右に突設して取付金具11を構成し、棟
下地材9aに棟長さ方向に長く施工された水切板
10の上から取付金具11の載設部11bを載設
固定し、両水切板10,10の対向端縁間を上記
開口5とし、両脚片17,17の外側に夫々防風
板1,1を配して防風板1を棟下地材9aに固定
し、防風板1,1の両上縁間において棟長さ方向
に隣接する取付金具11間の開口部を排気口3と
し、開口5と排気口3との上下空間部内に夫々上
方程上昇傾斜する雨切笠右半体4aと雨切笠左半
体4bとを上下間隔をへだてて略人字状に上記左
右の取付具18に取付け、防風板1の下縁と水切
板10との間に水切口20を設けて成る換気用の
棟構造に係るものである。
従来の換気用の棟構造は、第1図に示すよう
に、屋外に臨む排気口3′及び小屋裏空間に連ら
なる開口5′は側方に向けてガラリ戸状に形成し
て、風雨の吹き込みを抑制しながら換気を図るも
のであつた。又、他の従来例として第2図に示す
ように、ガラス戸に代えて開口5″及びこれに連
らなる中間口5を上下方向に向けた構成として
ある。ところがこれらのいずれも排気口3′は横
側方に向いていたが故に、排気口3′に風を受け
やすく、風を受けると排出効果が著しく低下し、
場合によつては逆流現象が発生するという欠点が
あつた。そのうえ従来のいずれのものも熱気を横
側方に排出するが故に、上昇する熱気を横側方に
排出するのに抵抗が大きく、棟内部で熱気が停滞
し、温度上昇が生じやすいという欠点があつた。
このような欠点を解消する手段として、第3図に
示す実開昭55−27756号公報のように、雨切笠左
右半体4a,4bを略人字状に組み合わせて、小
屋裏空間Bからの熱気を上昇排出させることで、
側方からの吹き込みを抑制することも考えられる
が、このような構成においては、棟長さ方向に長
い雨切笠左右半体4a,4bをその上下間隔を所
定通りに保持させるのが困難であり、雨切笠左右
半体4a,4bが風を受けてがたつき、屋根上で
の施工性も低いのとなつていた。
本考案はこのような従来欠点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、両側部に
防風板を立設し、小屋裏空間と連通する開口と屋
外と上下方向に連通する排気口との間に雨切笠左
右半体を設けることで、横側方からの風雨の吹き
込みを防止し、かつ熱気を上昇排出させることが
できるものでありながら、雨切笠左右半体のがた
つきをなくし、その施工性を向上させようとする
ことにある。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。
Aは換気棟であり、小屋裏空間Bの換気を図る
ものである。換気棟Aはたる木7を介して棟木8
上に載設された左右の棟下地材9aとしての棟棧
9,9上に跨がせて取付けてある。以下換気棟A
の構成を説明する。
棟部において小屋裏空間Bと連通する開口5を
跨ぐ略門形の取付金具本体11aを帯鉄を一連に
曲成して形成し、取付金具本体11aの門形の両
脚片17,17の下端部に開口5の両側に施工さ
れた棟下地材9a上に載設することができる載設
部11bを形成し、両脚片17,17の上下中間
部において夫々取付具18…を内部左右に突設し
て取付金具11を構成してある。10は水切板で
あり、帯鉄を曲成した略門形の取付金具11を上
面に載設して取付金具11とともに棟棧9に取付
けられ、水切板10にて棟棧9の頂面及び外側
面、棟棧9に当て付けてある笠木12、笠木12
に連らなる瓦13部分から成る棟下地材9aを棟
長さ方向に全長にわたつて覆つて棟下地材9aま
わりの水切りを行うものである。略門形の取付金
具11の外側には夫々防風板1を沿設し、防風板
1の下縁部を水切板10とともに釘14にて棟棧
9に固着してある。しかして防風板1により横風
が換気棟A内に吹き込むのを防いでいる。左右の
防風板1,1の上縁を連らねる頂部板2の中央部
には棟長さ方向全長にわたつて排気口3を開口さ
せてある。実施例においては、両防風板1の上縁
を取付金具11に沿つて延出し、延出端縁を起立
させ、これら起立片15,15間が排気口3とな
つている。取付金具11の頂部は中央に向かう程
上昇する傾斜面16にしてあり、この傾斜面16
に沿う防風板1の延出部分も先端程上昇する上昇
面となつている。略門形の取付金具11の脚片1
7,17に雨切笠半体を取付けるための取付具1
8を設けてある。雨切笠4は左右の半体を組合せ
て構成してある。すなわち雨切笠右半体4aは上
方程左方上りに傾斜していて取付具18に取着し
てある。雨切笠左半体4bは上方程右方上りに傾
斜していて取付具18に取着してある。雨切笠右
半体4aは上方の雨切笠左半体4bに対して下方
に間隔をへだてて略人字状になるようにしてあ
る。又、雨切笠右半体4aの下方には略人字状に
なるように下方に雨切笠左半体4bを配設してあ
る。雨切笠右半体4a及び雨切笠左半体4bの上
縁には夫々水返し19を形成してある。なお実施
例では3枚の雨切笠半体を使つたが、左右2枚で
もよく、3枚以上であつてもよい。このような構
成によれば、開口5からの下方の雨切笠左半体4
bの下面に沿う第1上昇経路X、これに連らなり
雨切笠右半体4aの下面に沿う第2上昇経路Y、
これに連らなり上方の雨切笠左半体4bの下面に
沿う第3上昇経路X1及びこれに連らなり右方の
頂部板2の下面に沿う第4上昇経路Y1の一連の
上昇経路が構成され、開口5から排気口3までに
常に上昇する上昇経路を通つて小屋裏空間Bから
の熱気を抵抗少なく排気することができ、加え
て、換気棟Aの頂部に開口させてある排気口3の
上を通過する横風の吸引作用で一層の排出効果が
高められるのである。
防風板1の下縁には第4図及び第6図に示すよ
うに、水切口20を形成してあり、排気口3から
降り込んだ雨水が鎖線矢印の方向の排水通路6に
沿つて流下し、これを水切口20から屋根上に排
水するものである。
以上要するに本考案は、両側に防風板を立設す
ることで、横側方からの風雨の吹き込みを抑制す
ることができ、しかも雨切笠左右半体を略人字状
に組合わせることで、小屋裏空間からの熱気を効
果的に排出するものでありながら、棟部において
小屋裏空間と連通する開口を跨ぐ略門形の取付金
具本体を帯鉄を一連に曲成して形成し、取付金具
本体の門形の両脚片の下端部に開口の両側に施工
された棟下地材上に載設することができる載設部
を形成し、両脚片の上下中間部において夫々取付
具を内部左右に突設して取付金具を構成してある
から、つまり、帯鉄を一連に曲成した門形の取付
金具には、その脚片の下端部に棟部における水切
板を棟下地材に載設固定する載設部が形成され、
両脚片には雨切笠左右半体を位置決めして取付け
る取付具があるから、このような取付金具を棟部
において施工することで、水切板の施工、雨切笠
左右半体の施工及び防風板の施工を行うことがで
き、取付金具にて取付けられる上記諸部材、特に
雨切笠左右半体の位置関係の精度を高めることが
でき、しかも雨切笠左右半体のがたつきを防止で
き、棟部における高所作業を簡単容易に、それで
いて精度高く施工することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は従来例の斜視図、第3図は他
の従来例の断面図、第4図は本考案の一実施例の
断面図、第5図は同上の平面図、第6図は同上の
側面図であり、1は防風板、2は頂部板、3は排
気口、4aは雨切笠右半体、4bは雨切笠左半
体、5は開口、9aは棟下地材、10は水切板、
11は取付金具、11aは取付金具本体、11b
は載置部、17は支持体、18は取付具、Bは小
屋裏空間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棟部において小屋裏空間と連通する開口を跨ぐ
    略門形の取付金具本体を帯鉄を一連に曲成して形
    成し、取付金具本体の門形の両脚片の下端部に開
    口の両側に施工された棟下地材上に載設すること
    ができる載設部を形成し、両脚片の上下中間部に
    おいて夫々取付具を内部左右に突設して取付金具
    を構成し、棟下地材に棟長さ方向に長く施工され
    た水切板の上から取付金具の載設部を載設固定
    し、両水切板の対向端縁間を上記開口とし、両脚
    片の外側に夫々防風板を配して防風板を棟下地材
    に固定し、防風板の両上縁間において棟長さ方向
    に隣接する取付金具間の開口部を排気口とし、開
    口と排気口との上下空間部内に夫々上方程上昇傾
    斜する雨切笠右半体と雨切笠左半体とを上下間隔
    をへだてて略人字状に上記左右の取付具に取付
    け、防風板の下縁と水切板との間に水切口を設け
    て成る換気用の棟構造。
JP2790381U 1981-02-28 1981-02-28 Expired JPS6123150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2790381U JPS6123150Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2790381U JPS6123150Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57140548U JPS57140548U (ja) 1982-09-03
JPS6123150Y2 true JPS6123150Y2 (ja) 1986-07-11

Family

ID=29825587

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2790381U Expired JPS6123150Y2 (ja) 1981-02-28 1981-02-28

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JPS57140548U (ja) 1982-09-03

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