JPS61230290A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPS61230290A
JPS61230290A JP7200785A JP7200785A JPS61230290A JP S61230290 A JPS61230290 A JP S61230290A JP 7200785 A JP7200785 A JP 7200785A JP 7200785 A JP7200785 A JP 7200785A JP S61230290 A JPS61230290 A JP S61230290A
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coil
heating coil
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pot
resonance capacitor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、加熱コイルから高周波磁界を発生させ、そ
れを負荷であるところの鍋に与えることによりその鍋に
渦電流を生じさせ、渦電流損に基づく鋼の自己発熱によ
り加熱調理を行なう誘導加熱調理器に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、この種の誘導加熱調理器は、材質が鉄などのよう
に高透磁率の鍋、あるいは18−8ステンレスのように
低透磁率ではあっても高抵抗の鍋に対しては加熱コイル
の入力抵抗が高くなり、加熱が可能である。しかしなが
ら、材質がアルミニウムや銅などのように低透磁率でし
かも低抵抗の鍋に対しては加熱コイルの入力抵抗が低く
なり、加熱が不可能であった。
ここで、鍋の材質と加熱コイルの入力抵抗との関係を説
明しておく。
まず、各種金属の抵抗率ρ(0m)および比透磁率μS
 (−透磁率)を下記表に示す。
しかして、加熱コイルから発せられる高周波磁界の周波
数をfとした場合、上記抵抗率ρ(Ωm)および比透磁
率μSから鋼の表皮厚さSを求めることができる。
なお、kは定数である。
すなわち、材質が鉄などのように高透磁率の鍋の場合、
比透磁率μSが大きいので表皮厚さSは小さく、大きな
表皮効果を生じて鋼そのものが高抵抗となる。よって、
加熱コイルの入力抵抗は高くなる。なお、材質が18−
8ステンレスの場合、比透磁率μSが1と小さいので計
算上では表皮厚さSが大きくなるが、実際の鋼の厚さは
それ程厚くないため抵抗率ρ(Ωm)の方が有効に作用
し、その高い抵抗率ρ(Ωm)により鍋そのものが^抵
抗となる。よって、加熱コイルの入力抵抗は高くなる。
一方、材質がアルミニウムや銅の場合、比透磁率μSが
1と小さいので表皮厚さSは大きく、表皮効果を生じ難
く、しかも抵抗率ρ(Ωm)自体も小さいので鍋そのも
のが低抵抗となる。よって、加熱コイルの入力抵抗は低
くなる。
ただし、アルミニウムや銅の鋼の場合、高周波磁界の周
波数fを高くすれば、原理的には加熱コイルの入力抵抗
を鉄の鍋の場合と略同じとすることができ、これにより
加熱が可能となる。しかしながら、この場合、高周波磁
界の周波数fを鉄の鍋の場合の数百倍にしなければなら
ず、その実現は困難である。すなわち、誘導加熱調理器
で用いる高周波磁界の周波数は可聴周波数つまり18K
H2以上となっており、このため鉄の鍋の場合に18k
 zの高周波磁界を発するとすればアルミニウムや銅の
鍋の場合には数MH2もの高周波磁界を発せねばならず
、加熱コイルにおける損失の増大およびインバータ回路
における損失の増大を招いてしまう。
そこで、加熱コイルの入力抵抗がその加熱コイルの巻数
の2乗に比例することに着目し、鍋の材質がアルミニウ
ムや銅の場合には加熱コイルの巻数を増やし、これによ
り加熱コイルの入力抵抗を鉄や18−8ステンレスの場
合と同程度まで高め、アルミニウムや銅の鋼に対しても
加熱を可能とする誘導加熱調理器が登場した。
ただし、このような誘導加熱調理器において、鍋の材質
がアルミニウムや銅の場合、加熱コイルの巻数が多くな
ると、鍋が低透磁率であることも加わって加熱コイルの
漏れ磁束が多くなるため、加熱コイルの入力インダクタ
ンスが鉄の場合に比べて大きくなり、加熱コイルと共振
用コンデンサとで形成される共振回路の共振周波数が高
尚し、発生する高周波磁界が高くなり、やはり損失を生
じて実際には加熱が困難である。
ここで、下式は共振回路の共振周波数fOを表わしたも
のである。
すなわち、LCは加熱コイルの入力インダクタンス、C
rは共振用コンデンサの容量であり、加熱コイルの入力
インダクタンスLCが太き(なると共振周波数fOが高
くなる。
これに対処し、上記のような誘導加熱調理器では、加熱
コイルの巻数を切換可能とするとともに、共振用コンデ
ンサの容量を切換可能とし、鍋の材質がアルミニウムや
銅の場合には加熱コイルの巻数を増大すると同時に共振
用コンデンサの容量を低減し、これにより共振周波数f
Oの高尚を抑えるようにしている。
そして、この場合、加熱コイルの径を鍋の直径以上に大
きくすることができないため、また加熱コイル巻線の断
面積を細くするとその加熱コイル自体の抵抗が高くなる
ため、加熱コイルを2分割し、それを上下に段構成する
ことにより巻数の切換えを可能としている。すなわち、
鍋の材質が鉄や18−8ステンレスの場合には上段の巻
数の少ないコイルのみを使用することにより巻数の低減
を図り、鍋の材質がアルミニウムや銅の場合には上下の
コイルを直列接続して使用することにより巻数の増大を
図るようにしている。しかしながら、このような巻数切
換方式では、次のような問題がありた。
鍋の材質がアルミニウムや銅の場合には上下のコイルを
使用しているが、このとき上段のコイルは巻数が少なく
、しかもアルミニウムや銅の比透磁率は1であるから、
磁束が有効に鍋に入らず、加熱効率が悪くなる。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、負荷の材質にかかわらず適正
かつ効率の良い加熱を可能とする誘導加熱調理器を提供
することにある。
〔発明の概要〕
この発明は、上下に段構成した複数のコイルからなりそ
の各コイルの選択により巻数の切換えが可能な加熱コイ
ル、この加熱コイルとともに共振回路を形成する容量切
換可能な共振用コンデンサ、および共振回路を励起する
インバータ回路を設け、負荷の材質が高透磁率または高
抵抗のときには加熱コイルの巻数を低減し、かつ共振用
コンデンサの容量を増大するとともに、負荷の材質が低
透磁率、低抵抗のときには前記加熱コイルの巻数を上段
側のコイルを用いて増大し、かつ共振用コンデンサの容
量を低減するものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図において、1は調理器本体の上面に設けられるト
ッププレートで、このトッププレート1の裏面には加熱
コイル2が離間対向して配設されている。この加熱コイ
ル2は、巻数の多いコイル2aと巻数の少ないコイル2
bとを上下に段構成してなるもので、コイル2bの単独
使用またはコイル2a、2bの直列接続使用によって巻
数の切換えが可能となっている。そして、トッププレー
ト1上には負荷であるところの鍋3が載置されるように
なっている。
第2図は制御回路である。10は商用交流電源で、この
電源10にはダイオードブリッジ11および平滑コンデ
ンサ12からなる整流回路が接続されている。整流回路
の出力端にはスイッチング素子であるところのNPN形
トランジスタ13のコレクタ・エミッタ間とNPN形ト
ランジスタ14のコレクタ・エミッタ間との直列回路が
接続されている。そして、トランジスタ14のコレクタ
にはコイル2bの一端が接続され、このコイル2bの他
端は容量の大きな共振用コンデンサ15aの一端に接続
されている。そして、共振用コンデンサ15aの他端は
切換スイッチ(リレー接点)20の固定端子20aと可
動端子20cとの間を介して整流回路の負側出力端に接
続されている。
ざらに、コイル2bの他端にはコイル2aの一端が接続
され、このコイル2aの他端は容量の小さな共振用コン
デンサ15bの一端に接続されている。そして、共振用
コンデンサ15bの他端は切換スイッチ20の固定端子
20bと可動端子20Cとの間を介して整流回路の負側
出力端に接続されている。この場合、共振用コンデンサ
15a。
15bをひとつの共振用コンデンサとして見ることによ
りその容量の切換えが可能となっている。
したがって、切換スイッチ20が固定端子20a側に切
換ねると巻数の少ない加熱コイル(コイル2b)と容量
の大きい共振用コンデンサ15aとで直列共振回路が形
成されるようになっている。
また、切換スイッチ20が固定端子2Ob側に切換ねる
と巻数の多い加熱コイル(コイル2b。
2aの直列体)と容量の小さい共振用コンデンサ15b
とで直列共振回路が形成されるようになっている。
すなわち、整流回路およびトランジスタ13゜14を主
体にして上記共振回路を励起するインバータ回路が構成
されている。
しかして、切換スイッチ20の可動端子ラインには電流
トランス30が設けられ、この電流トランス30の出力
は負荷検出回路21および位相検知回路22にフィード
バックされるようになっている。負荷検出回路21は、
電流トランス30の出力によって共振回路に流れる高周
波電流の大きさを察知し、これにより加熱コイル2の入
力抵抗を判定し、この判定結果に応じて183の材質を
検出し、この検出結果に応じて切換スイッチ20の切換
制御を行なうもので、鍋3の材質が鉄や18−8ステン
レスのときには切換スイッチ20を固定端子2Oa側に
切換え、鋼3の材質がアルミニウムや銅のときには切換
スイッチ20を固定端子2Ob側に切換えるようになっ
ている。位相検知回路22は、電流トランス30の出力
によって共振回路に流れる高周波電流の位相を検知する
ものである。一方、インバータ駆動回路23は、位相検
知回路22の検知結果に応じてトランジスタ13.14
を交互にオン、オフし、インバータ回路を駆動するもの
である。
つぎに、上記のような構成において動作を説明する。
トッププレート1上に鍋3を載置し、電源1゜を投入す
る。すると、インバータ駆動回路23によってトランジ
スタ13.14が交互にオン、オフされ、加熱コイル2
に高周波電流が流れる。このとき、負荷検出回路21は
、電流トランス30の出力によって加熱コイル2の入力
抵抗を検出し、この検出結果に応じて鍋3の材質を判定
する。この場合、入力抵抗が高ければ、鍋3の材質が高
透  、磁率でしかも高抵抗の鉄あるいは低透磁率では
あるが高抵抗の18−8ステンレスであると判定する。
また、加熱コイル2の入力抵抗が低ければ、鍋3の材質
が低透磁率でしかも低抵抗のアルミニウムあるいは銅で
あると判定する。
こうして、負荷検出回路21は、鍋3の材質が鉄あるい
は18−8ステンレスであると判定すると、切換スイッ
チ20を固定端子2Oa側に切換える。すると、巻数の
少ない加熱コイル(コイル2b)と容量の大きい共振用
コンデンサ15aとで直列共振回路が形成され、以後、
その共振回路がトランジスタ13.14のオン、オフに
よって励起される。一方、鋼3の材質がアルミニウムあ
るいは銅であると判定すると、切換スイッチ20を固定
端子2Ob側に切換える。すると、巻数の多い加熱コイ
ル(コイル2b、2aの直列体)と容量の小さい共振用
コンデンサ151)とで直列共振回路が形成され、以後
、その共振回路がトランジスタ13.14のオン、オフ
によって励起される。したがって、加熱コイル2に高周
波電流が流れ、その加熱コイル2から発せられる高周波
磁界によって鋼3が誘導加熱される。このとき、位相検
知回路22が電流トランジスタ30の出力によって加熱
コイル2に流れる高周波電流の位相を検知しており、こ
の検知結果に応じてトランジスタ13.14のオン、オ
フのタイミングが制御され、共振回路の安定発振が行な
われる。
このように、鋼3の材質が高透磁率または高抵抗のとき
には加熱コイル2の巻数を少な(するとともに共振用コ
ンデンサの容量を多くし、WA3の材質が低透磁率でし
かも低抵抗であれば加熱コイル2の巻数を多くするとと
もに共振用コンデンサの容量を少なくすることにより、
鉄や18−8ステンレスの鍋は勿論、アルミニウムや銅
の鋼に対しても損失を生じることなく加熱を行なうこと
ができる。特に、巻数が多くて磁界発生量の多いコイル
2aを鍋3の近く、つまり上段に配し、それを比透磁率
の小さいアルミニウムや銅の鍋に対して使用するので、
その比透磁率にかかわらず磁束を鍋に有効に入れること
ができ、良好な加熱効率を確保することができる。
なお、制御回路としては第2図に限定されるものではな
く、第3図に示す構成としてもよい。
第3図に示すように、トランジスタ14のコレクタにコ
イル2bの一端を接続し、このコイル2bの他端を切換
スイッチ(リレー接点)40の可動端子40Gと固定端
子40aとの間を介して共振用コンデンサ15Hの一端
に接続する。そして、共振用コンデンサ15aの他端を
整流回路の負側出力端に接続する。また、コイル2bの
他端に切換スイッチ40の可動端子40Cと固定端子4
0bとの間を介してコイル2aの一端を接続し、このコ
イル2aの他端を共振用コンデンサ15bの一端に接続
する。そして、共振用コンデンサ15bの他端を共振用
コンデンサ15aの一端に接続する。さらに、共振用コ
ンデンサ15aの電圧を負荷検出回路21および位相検
知回路22にフィードバックする。この場合、負荷検出
回路21は、共振用コンデンサ15aの電圧によって共
振回路に流れる高周波電流の大きさを察知し、これによ
り加熱コイル2の入力抵抗を判定して鍋3の材質を検出
し、この検出結果に応じて切換スイッチ40を切換制御
するようになっている。位相検知回路22は、共振用コ
ンデンサ15aの電圧によって共振回路に流れる高周波
電流の位相を検知するようになっている。
したがって、この場合、鋼3の材質が鉄あるいは18−
8ステンレスであれば、切換スイッチ40が固定端子4
0a側に切換わり、巻数の少ない加熱コイル(コイル2
t))と容量の大きい共振用コンデンサ15aとで直列
共振回路が形成され、以後、その共振回路がトランジス
タ13.14のオン、オフによって励起される。一方、
鍋3の材質がアルミニウムあるいは銅であれば、切換ス
イッチ40が固定端子40b側に切換ねり、巻数の多い
加熱コイル(コイル2b、2aの直列体)と容量の小さ
い共振用コンデンサ(15b、15aの直列体)とで直
列共振回路が形成され、以後、その共振回路がトランジ
スタ13.14のオン。
オフによって励起される。
また、制御回路としては第4因に示す構成としてもよい
第4図に示すように、整流回路の正側出力端に切換スイ
ッチ51の可動端子51cと固定端子51aとの間を介
してコイル2bの一端を接続し、このコイル2bの他端
をスイッチング素子であるところのNPN形トランジス
タ53のコレクタ令エミッタ間を介して整流回路の負側
出力端に接続している。そして、切換スイッチ51の固
定端子51bにコイル2aの一端を接続し、このコイル
2aの他端をコイル2bの一端に接続している。
また、切換スイッチ51の可動端子51Cに切換スイッ
チ52の可動端子52Cと固定端子52aとの間を介し
て共振用コンデンサ15aの一端を接続し、この共振用
コンデンサ15aの他端をコイル2bの他端に接続して
いる。そして、切換スイッチ52の固定端子52bに共
振用コンデンサ15bの一端を接続し、この共振用コン
デンサ15bの他端をコイル2bの他端に接続している
なお、54はダンパダイオードである。
さらに、トランジスタ53のコレクタ電圧を負荷検出回
路21および位相検知回路22にフィードバックする。
この場合、負荷検出回路21は、トランジスタ53のコ
レクタ電圧によって共振回路に流れる高周波電流の大き
さを察知し、これにより加熱コイル2の入力抵抗を判定
して鍋3の材質を検出し、この検出結果に応じて切換ス
イッチ51.52を切換制御するようになっている。位
相検知回路22は、トランジスタ53のコレクタ電圧に
よって共振回路に流れる高周波電流の位相を検知するよ
うになっている。
したがって、この場合、鍋3の材質が鉄あるいは18−
8ステンレスであれば、切換スイッチ51.52がそれ
ぞれ固定端子51a、52a側に切換ねり、巻数の少な
い加熱コイル(コイル2b)と容量の大きい共振用コン
デンサ15aとで並列共振回路が形成され、以後、その
共振回路がトランジスタ53のオン、オフによって励起
される。
一方、鋼3の材質がアルミニウムあるいは銅であれば、
切換スイッチ51.52がそれぞれ固定端子51b、5
2b側に切換ねり、巻数の多い加熱コイル(コイル2a
、2bの直列体)と容量の小さい共振用コンデンサ15
bとで並列共振回路が形成され、以後、その共振回路が
トランジスタ53のオン、オフによって励起される。
ところで、上記実施例では加熱コイル2を巻数の多いも
のと少ないものとに2分割したが、第5図に示すように
加熱コイル2を巻数の同じコイル2x、2y、2zに3
分割し、それを上下に段構成してもよい。
第6図は制御回路である。すなわち、整流回路の出力端
にNPN形トランジスタ13のコレクタ・エミッ゛り間
とNPN形トランジスタ14のコレクタ・エミッタ間と
の直列回路が接続されている。
トランジスタ14のコレクタにはコイル2zの一端が接
続され、このコイル2zの他端は容量の大きな共振用コ
ンデンサ15aの一端に接続されている。そして、共振
用コンデンサ15aの他端は切換スイッチ(リレー接点
)60の固定端子60Xと可動端子6C)Cとの間を介
して整流回路の負側出力端に接続されている。ざらに、
コイル2zの他端にはコイル2yの一端が接続され、こ
のコイル2yの他端は容量の小さな共振用コンデンサ1
51)の一端に接続されている。そして、共振用コンデ
ンサ15bの他端は切換スイッチ60の固定端子60y
と可動端子60Gとの間を介して整流回路の負側出力端
に接続されている。また、コイル2yの他端にはコイル
2xの一端が接続され、このコイル2xの他端は容量の
小さな共振用コンデンサ15bの一端に接続されている
。そして、共振用コンデンサ15bの他端は切換スイッ
チ60の固定端子60zと可動端子60cとの間を介し
て整流回路の負側出力端に接続されている。
しかして、切換スイッチ60の可動端子ラインには電流
トランス30が設けられ、この電流トランス30の出力
は負荷検出回路21および位相検知回路22にフィード
バックされるようになっている。負荷検出回路21は、
電流トランス30の出力によって共振回路に流れる高周
波電流の太きさを察知し、これにより加熱コイル2の入
力抵抗を判定し、この判定結果に応じて!I3の材質を
検出し、この検出結果に応じて切換スイッチ60の切換
制御を行なうもので、鋼3の材質が鉄や18−8ステン
レスのときには切換スイッチ60を固定端子60X側に
切換え、鍋3の材質がアルミニウムのときには切換スイ
ッチ60を固定端子60y側に切換え、鍋3の材質がア
ルミニウムよりも抵抗の低い銅のときには切換スイッチ
60を固定端子602側に切換えるようになっている。
すなわち、鋼3の材質が鉄あるいは18−8ステンレス
であれば、切換スイッチ60が固定端子60x側に切換
ねり、巻数の少ない加熱コイル(下段のコイル2xのみ
)と容量の大きい共振用コンデンサ15aとで直列共振
回路が形成され、以後、その共振回路がトランジスタ1
3.14のオン、オフによって励起される。また、鍋3
の材質がアルミニウムであれば、切換スイッチ60が固
定端子60y側に切換ねり、巻数の多い加熱コイル(中
断のコイル2yおよび下段のコイル2zの直列体)と容
量の小さい共振用コンデンサ15bとで直列共振回路が
形成され、以後、その共振回路がトランジスタ13.1
4のオン、オフによって励起される。ざらに、鍋3の材
質がアルミニウムより抵抗の低い銅であれば、切換スイ
ッチ60が固定端子602側に切換ねり、巻数の多い加
熱コイル(コイル2X、2y、2Zの直列体)と容量の
小さい共振用コンデンサ15bとで直列共振回路が形成
され、以後、その共振回路がトランジスタ13.14の
オン、オフによって励起される。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明によれば、上下に段構成した
複数のコイルからなりその各コイルの選択により巻数の
切換えが可能な加熱コイル、この加熱コイルとともに共
振回路を形成する容量切換可能な共振用コンデンサ、お
よび共振回路を励起するインバータ回路を設け、負荷の
材質が高透磁率または高抵抗のときには加熱コイルの巻
数を低減し、かつ共振用コンデンサの容量を増大すると
ともに、負荷の材質が低透磁率、低抵抗のときには前記
加熱コイルの巻数を上段側のコイルを用いて増大し、か
つ共振用コンデンサの容量を低減するようにしたので、
負荷の材質にかかわらず適正かつ効率の良い加熱を可能
とする誘導加熱調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における加熱コイルおよび
その周辺部の構成を示す図、第2図は同実施例における
制御回路の構成を示す図、第3図および第4図はそれぞ
れ第2図の変形例を示す図、第5図はこの発明の他の実
施例における加熱コイルおよびその周辺部の構成を示す
図、第6図は同じく他の実施例における制御回路の構成
を示す図である。 1・・・トッププレート、2・・・加熱コイル、2a・
・・巻数の多いコイル、2b・・・巻数の少ないフィル
、3・・・鍋(!l)、15a・・・容量の大きい共振
用コンデンサ、15b・・・容量の小さい共振用コンデ
ンサ、20・・・切換スイッチ、21・・・負荷検出回
路。 第1図 第2図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 上下に段構成された複数のコイルからなりその各コイル
    の選択により巻数の切換えが可能な加熱コイルと、この
    加熱コイルとともに共振回路を形成する容量切換可能な
    共振用コンデンサと、この共振回路を励起するインバー
    タ回路と、負荷の材質が高透磁率または高抵抗のときに
    は前記加熱コイルの巻数を低減し、かつ前記共振用コン
    デンサの容量を増大する手段と、負荷の材質が低透磁率
    、低抵抗のときには前記加熱コイルの巻数を上段側のコ
    イルを用いて増大し、かつ前記共振用コンデンサの容量
    を低減する手段とを具備したことを特徴とする誘導加熱
    調理器。
JP7200785A 1985-04-05 1985-04-05 誘導加熱調理器 Granted JPS61230290A (ja)

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