JP2017045505A - 電磁誘導加熱装置 - Google Patents

電磁誘導加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017045505A
JP2017045505A JP2015164338A JP2015164338A JP2017045505A JP 2017045505 A JP2017045505 A JP 2017045505A JP 2015164338 A JP2015164338 A JP 2015164338A JP 2015164338 A JP2015164338 A JP 2015164338A JP 2017045505 A JP2017045505 A JP 2017045505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heated
switching element
voltage
resonance
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015164338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6452576B2 (ja
JP2017045505A5 (ja
Inventor
宇留野 純平
Junpei Uruno
純平 宇留野
史宏 佐藤
Fumihiro Sato
史宏 佐藤
吉野 利一
Riichi Yoshino
利一 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2015164338A priority Critical patent/JP6452576B2/ja
Publication of JP2017045505A publication Critical patent/JP2017045505A/ja
Publication of JP2017045505A5 publication Critical patent/JP2017045505A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6452576B2 publication Critical patent/JP6452576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で鍋等の被加熱物の材質に拘わらず高い加熱効率で被加熱物を加熱することができる新規な電磁誘導加熱装置を提供する。【解決手段】鍋等の被加熱物の材質が磁性金属の場合はアクティブクランプ電圧共振インバータ方式(8、9、11、13)で被加熱物を加熱し、被加熱物の材質が非磁性金属の場合は電流共振インバータ方式(8,9、11、12)で加熱する構成とした。これによれば、被加熱物の材質によって電流共振インバータ方式とアクティブクランプ電圧共振インバータ方式を切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は電磁誘導加熱装置に係り、特に被加熱物の材質によって加熱方式を選択する電磁誘導加熱装置に関するものである。
近年、都市ガス等を使わずに鍋などの被加熱物を加熱するインバータ方式の電磁誘導加熱装置が広く用いられるようになってきている。電磁誘導加熱装置は、加熱コイルに高周波電流を流し、コイルに近接して配置された金属製の被加熱物に渦電流を発生させ、被加熱物自体の電気抵抗により発熱させるものである。
家庭で使われる電磁誘導加熱装置としてはIHクッキングヒータがある。IHクッキングヒータで調理をするためには火力制御(電力制御)が必須となる。一般的な火力制御として、インバータの駆動周波数を制御する周波数制御や、インバータの導通比を制御するPWM制御がある。しかしながら、周波数制御やPWM制御ではパルス幅が小さくなると、インバータのスイッチング素子にスパイク状の電流が流れて、スイッチング素子であるIGBTの損失が増加する問題がある。
このような問題を解決する例として、例えば、特開2004−14218号公報(特許文献1)に開示されるような電磁誘導加熱装置が提案されている。この特許文献1では、電流共振インバータ方式において、共振コンデンサに流れる電流期間を制御することで、低電力でのスイッチング素子に流れるスパイク電流を抑え、スイッチング素子の損失を抑制するものである。
特開2004−14218号公報
ところで、特許文献1に記載の電磁誘導加熱装置においては、非磁性であるアルミニウム、銅、ステンレス等の金属で作られた鍋などの被加熱物を加熱する場合は、共振周波数から大きく外れているため、バイパス回路に流れる電流が増加して損失が大きくなり、加熱効率が低下する問題がある。したがって、被加熱物の材質によって共振周波数を適切に選ぶことが重要である。更には、簡単な構成でこれらを実現する必要がある。
本発明の目的は、簡単な構成で鍋等の被加熱物の材質に拘わらず高い加熱効率で被加熱物を加熱することができる新規な電磁誘導加熱装置を提供することである。
本発明の特徴は、鍋等の被加熱物の材質によって共振周波数を設定し、被加熱物が磁性金属の場合はアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物の材質が非磁性金属の場合は電流共振インバータ方式で加熱する、ところにある。更に具体的には、以下のような構成をとることができる。
本発明になる第1の電磁誘導加熱装置では、直流電源と、加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、共振負荷回路の加熱コイルと共振コンデンサの接続点と直流電源の負極間に第三のスイッチング素子を備え、被加熱物が非磁性金属である場合は、第三のスイッチング素子をオフとして電流共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物が磁性金属である場合は、第二のスイッチング素子をオフ状態とし、第一のスイッチング素子と第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱する、ところにある。
本発明になる第2の電磁誘導加熱装置では、直流電源と、加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、共振負荷回路の加熱コイルと共振コンデンサの接続点と直流電源の負極間にスイッチと第三のスイッチング素子の直列回路を備え、被加熱物が非磁性金属である場合は、スイッチと第三のスイッチング素子をオフとし、電流共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物が磁性金属である場合は、スイッチをオン状態、第二のスイッチング素子をオフ状態とし、第一のスイッチング素子と第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱する、ところにある。
本発明になる第3の電磁誘導加熱装置では、直流電源と、加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、直列に接続される第一のスイッチング素子および第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、共振負荷の加熱コイルと共振コンデンサの接続点と直流電源の負極間にスイッチと第三のスイッチング素子の直列回路を備えると共に、直列回路の接続点とインバータの出力点間に第二の共振コンデンサを備え、被加熱物が非磁性金属である場合は、スイッチと第三のスイッチング素子をオフとし、電流共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物が磁性金属である場合は、スイッチをオン状態、第二のスイッチング素子をオフ状態とし、第一のスイッチング素子と第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱する、ところにある。
本発明になる第4の電磁誘導加熱装置では、直流電源と、加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子の間に直列接続された第二の共振コンデンサと、第一のスイッチング素子と第二の共振コンデンサの接続点と第一の共振コンデンサを接続するか、第二の共振コンデンサと第二のスイッチング素子の接続点と加熱コイルを接続するかを切り替える切り替えスイッチを備え、被加熱物が非磁性金属である場合は、切り換えスイッチによって第二の共振コンデンサを短絡状態として電流共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物が磁性金属である場合は、切り換えスイッチによって第一の共振コンデンサを短絡状態としてアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱する、ところにある。
本発明によれば、被加熱物の材質によって電流共振インバータ方式とアクティブクランプ電圧共振インバータ方式を切り替えることで、簡単な構成で被加熱物の材質に拘わらず高い加熱効率で被加熱物を加熱することができるようになる。
電磁誘導加熱装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態になる電磁誘導加熱装置の回路図である。 第1の実施形態における被加熱物が非磁性金属の場合の動作波形図である。 第1の実施形態における被加熱物が磁性金属の場合の動作波形図である。 第1の実施形態における周波数と入力電力の関係を示す図である。 第1の実施形態の電磁誘導加熱装置の電流共振インバータ方式における電源回路の出力電圧と入力電力の関係を示す図である。 第1の実施形態の電磁誘導加熱装置の電流共振インバータ方式におけるIGBT11のDutyと入力電力の関係である。 第1の実施形態の電磁誘導加熱装置のアクティブクランプ電圧共振インバータ方式におけるIGBT11のDutyと入力電力の関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態になる電磁誘導加熱装置の回路図である。 第2の実施形態における被加熱物が磁性金属の場合の動作波形図である。 第2の実施形態の電磁誘導加熱装置のアクティブクランプ電圧共振インバータ方式における入力電力とIGBT13のコレクタ電圧の関係である。 本発明の第3の実施形態になる電磁誘導加熱装置の回路図である。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
まず、本発明の実施形態を説明する前に一般的な電磁誘導加熱装置の概略の構成を図1に基づき説明する。
図1は本発明が適用される電磁誘導加熱装置100の概略の構成を示すものであり、電磁誘導加熱装置100は、電源1と、整流回路2と、フィルタ3と、電流共振インバータ4と、制御回路6と、加熱コイル8と、トッププレート81と、磁性体82とを含んで構成される。また、操作部65によって制御回路6が制御され、この制御によって電流共振インバータ4が駆動されるものである。操作部65の操作状態は表示部66によって表示されている。
そして、電磁誘導加熱装置100はトッププレート81に載置された被加熱物である鍋50を誘導加熱する。鍋50は加熱対象の調理器具であり、鍋50はトッププレート81に載置されて、加熱コイル8によって誘導加熱される。トッププレート81は、鍋50を載置するためプレートである。トッププレート81は、磁気損失の少ない耐熱ガラスなどで構成され加熱コイル8の上面を覆っている。磁性体82は、例えば高い透磁率を持つフェライトで構成され、加熱コイル8の下面に設けられる。
このような構成の電磁誘導加熱装置100において、次に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態になる電磁誘導加熱装置100の回路構成を示す図である。電磁誘導加熱装置100の回路は、商用電源1から整流回路2を介してフィルタ3が接続され、フィルタ3の出力であるコンデンサC0の両端に電源回路5が接続され、更に電源回路5の出力である正極端子のノードpと負極端子のノードnとの間に、電流共振インバータ4が接続されている。高周波インバータである電流共振インバータ4は、IGBT11とIGBT12とが正極端子のノードpと負極端子のノードnとの間に直列接続されたハーフブリッジ回路であり、このハーフブリッジ回路に共振負荷回路7の加熱コイル8が接続されている。
ハイサイドのIGBT11(第1の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD1(第1のダイオード)が接続され、これと並列にスナバコンデンサ21(第1のスナバコンデンサ)が接続されている。
ローサイドのIGBT12(第2の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD2(第2のダイオード)が接続され、これと並列にスナバコンデンサ22(第2のスナバコンデンサ)が接続されている。ここで、IGBT11、12の接続点をノードaとする。
スナバコンデンサ21、22は、IGBT11、12のターンオフ時の遮断電流によって充放電される。スナバコンデンサ21、22の容量は、IGBT11、12のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きい。そのため、ターンオフ時にIGBT11、12に印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。
共振負荷回路7は、共振コンデンサ9(第1の共振コンデンサ)と加熱コイル8とを含んで構成される。ノードbとノードn(負極端子)との間には、リレー23とIGBT13の直列回路が接続されている。IGBT13には逆並列にダイオードD3が接続されている。ここで加熱コイル7の共振電流ILの向きは、ノードaからノードbへの方向(図1の矢印方向)を正とする。リレー23とIGBT13は制御回路6によって制御される。
制御回路6は、IGBT11を駆動するドライブ回路62−1と、IGBT12を駆動するドライブ回路62−2と、IGBT13を駆動するドライブ回路62−3を備えている。ドライブ回路62−1、62−2、62−3は、いずれも駆動信号発生回路61によって制御される。また、制御手段64には電流センサ10によって検出された加熱コイル8に流れるコイル電流が入力され、制御手段64はこのコイル電流をフィードバックして駆動信号発生回路61を制御している。
ここで、非磁性金属と磁性金属の鍋を判別する方法は種々あるが、例えば使用者が操作ボタンによって非磁性金属と磁性金属の鍋の種類を入力する方法や、所定の入力電流でインバータを動作させた場合に発生する回生電流の値が所定の閾値よりも小さい場合は磁性金属と判定し、回生電流の値が所定の閾値よりも大きい場合は非磁性金属と判定する方法等がある。更に、これら以外にも多くの方法が提案されているのでこれらを適宜使用すれば良い。そして、制御回路6はこれらの情報から使用される鍋の材質を判断して、リレー23、IGBT11、12、13の制御を行なっている。
図3には、第1の実施形態における非磁性金属からなる鍋を加熱する時の電磁誘導加熱装置100の動作を示す波形を示している。
図3は、アルミニウムや銅、非磁性ステンレス等の非磁性金属からなる鍋を加熱する時の電流共振インバータ方式による加熱動作を示している。この場合、制御回路6によってリレー23及びIGBT13はオフされている。
そして、横軸に示しているモードM11において、IGBT11はオフ、IGBT12はオン、リレー23及びIGBT13はオフしている。また、IGBT11のコレクタ電圧は、pn間電圧を保っている。更に、IGBT12のコレクタ電圧はほぼ0Vである。
このとき、電源回路5から加熱コイル8、共振コンデンサ9、IGBT12の経路に電流が流れる。ハイサイド側のIGBT11はオフしているので電流は流れない。また、モードM11において、制御回路6がIGBT12をターンオフすると、モードM12に遷移する。
モードM12において、IGBT11とIGBT12はオフしている。この時、加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、スナバコンデンサ21から加熱コイル8、共振コンデンサ9の経路と、加熱コイル8、共振コンデンサ9、スナバコンデンサ22、電源回路5の経路に電流が流れる。尚、IGBT12のコレクタ電圧は緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなってスイッチング損失は小さくなる。IGBT12のコレクタ電圧(ノードaの電圧)が正極端子のノードpの電圧を超えると、モードM13に遷移する。
モードM13において、ダイオードD1がオンし、ダイオードD1、加熱コイル8、共振コンデンサ9の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD1の通電期間中にIGBT11のゲートをターンオンする。電流共振インバータ4は、ダイオードD1に電流が流れなくなったならば、モードM14に遷移する。
モードM14において、IGBT11は既にオンしているため、ゼロ電圧スイッチングとなってスイッチング損失が発生しない。共振コンデンサ9に蓄えられたエネルギーにより、共振コンデンサ9ら加熱コイル8、IGBT11の経路に電流が流れる。これにより、加熱コイル8にエネルギーが蓄積される。モードM14において、制御回路6がIGBT11をターンオフすると、モードM15に遷移する。
モードM15において、IGBT11とIGBT12は、オフしている。加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル8、スナバコンデンサ21、共振コンデンサ9の経路と、加熱コイル8、電源回路5、スナバコンデンサ22、共振コンデンサ9の経路に電流が流れる。このとき、IGBT11のコレクタ電圧は緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなる。次にスナバコンデンサ21がノードpの電位まで充電され、スナバコンデンサ22が放電されると、ダイオードD2がオンして、モードM16に遷移する。
モードM16において、ダイオードD2のオンにより、ダイオードD2、共振コンデンサ9、加熱コイル8、電源回路5の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD2の通電期間中に、IGBT22をターンオンする。ダイオードD2に電流が流れなくなったならば、再びモードM11に遷移する。
以上のモードM11〜M16の6種類の動作を繰り返すことで、加熱コイル8に高周波の共振電流ILが流れ、加熱コイル8の上側のトッププレート91上に載置された非磁性金属よりなる鍋50を加熱する。
図4には、第1の実施形態における磁性金属からなる鍋を加熱する時の電磁誘導加熱装置100の動作を示す波形を示している。
図4は、鉄やホーロー、磁性ステンレス等の磁性金属からなる鍋を加熱する時のアクティブクランプ電圧共振インバータ方式の加熱動作を示している。この場合、IGBT11とIGBT13を排他的にスイッチング動作し、IGBT12はオフ状態とする。
モードM21は、IGBT11、IGBT12はオフ、リレー23、IGBT13はオンしている。IGBT11のコレクタ電圧は、スナバコンデンサ21、22により分圧されpn間電圧の1/2電圧を保っている。IGBT12のコレクタ電圧もIGBT11と同様に、pn間電圧の1/2電圧になる。このときインバータ4には、電源回路5から加熱コイル8、リレー23、IGBT13の経路に電流が流れる。モードM21において、制御回路6がIGBT13をターンオフすると、モードM22に遷移する。
モードM22において、IGBT11とIGBT12、IGBT13は、オフしている。この時、加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル8、共振コンデンサ9、スナバコンデンサ22、電源回路5の経路と、加熱コイル8、共振コンデンサ9、スナバコンデンサ21の経路に電流が流れる。尚、IGBT13のコレクタ電圧は緩やかに上昇してゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失は小さくなる。IGBT13のコレクタ電圧(ノードbの電圧)が、IGBT12コレクタ端子のノードaの電圧を超えると、モードM23に遷移する。
モードM23は、IGBT13のコレクタ電圧のピークまでの期間である。ダイオードD1がオンし、ダイオードD1、加熱コイル8、共振コンデンサ9の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD1の通電期間中に、IGBT11のゲートをターンオンする。この時、共振コンデンサ9は、加熱コイル8のエネルギーにより電源電圧以上に上昇する。インバータ4は、ダイオードD1に電流が流れなくなったならば、モードM24に遷移する。
モードM24において、IGBT11は既にオンしているため、ゼロ電圧スイッチングとなってスイッチング損失が発生しない。共振コンデンサ9に蓄えられたエネルギーにより、共振コンデンサ9ら加熱コイル8、IGBT11の経路に電流が流れる。これにより、電源電圧以上の電圧が加熱コイル8に印加するできるため、電気抵抗が大きい鉄やステンレス鍋においても大きなエネルギーを蓄積できる。モードM24において、制御回路6がIGBT11をターンオフすると、モードM25に遷移する。
モードM25において、IGBT11、IGBT12、IGBT13は、オフしている。加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル8、スナバコンデンサ21、共振コンデンサ9の経路と、加熱コイル8、電源回路5、スナバコンデンサ22、共振コンデンサ9の経路に電流が流れる。このとき、IGBT11のコレクタ電圧は緩やかに上昇してゼロ電圧スイッチングとなる。
次にスナバコンデンサ21がノードpの電位まで充電され、スナバコンデンサ22がpn間電圧の1/2放電され、IGBT13のコレクタ電圧が0Vになると、ダイオードD3がオンして、モードM26に遷移する。
モードM26において、ダイオードD3のオンにより、ダイオードD3、加熱コイル8、電源回路5の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD3の通電期間中にIGBT13をターンオンする。ダイオードD3に電流が流れなくなったならば、再びモードM21に遷移する。
次に電流共振インバータ方式の電力制御方法を説明する。図5にアルミ鍋及び鉄鍋を加熱した時の周波数と入力電力の関係を示している。
非磁性金属であるアルミ鍋は電気抵抗が小さいため、共振特性のQ値が大きく、周波数の変化に対して大きく電力が変動する。このため、電源回路5の出力電圧を変化させることで電力を制御する。
図6に電源回路5の出力電圧と入力電力の関係を示す。出力電圧550Vで2kW、300Vで600Wとなる。入力電力を2kW以上にするためには、IGBT11のDutyを広げ、IGBT12のDutyを狭くするPWM制御(Pulse Width Modulation)を行うようにする。
図7にIGBT11のDutyと入力電力の関係を示している。Dutyを0.65まで大きくすることで、入力電力を3kWまで増大することができる。このように、非磁性金属よりなる鍋を加熱する場合は、電圧制御とPWM制御を組み合わせることで幅広い電力制御ができるようになる。
一方、磁性金属である鉄を加熱する場合の電力制御方法について説明する。図5に示すように鉄鍋は電気抵抗が大きいため、共振特性のQ値が小さく緩やかな共振特性となっている。このためインバータの駆動周波数による電力制御が可能となり、インバータ駆動周波数を20kHzでは入力電力を約3kW、40kHzとすることで入力電力を約600Wとすることができる。
また、複数の加熱コイルが搭載される場合は、加熱コイル間で干渉音が発生する問題がある。そこで各加熱コイルに接続されるインバータの駆動周波数の差分を可聴周波数以上(20kHz以上)に離す方法と、インバータ駆動周波数を固定にする方法がある。後者の固定周波数で電力を制御する場合は、アルミ鍋と同様に電源回路5の出力電圧を変化させることで可能である。或いは、IGBT11のDutyを広げ、IGBT13のDutyを狭くするPWM制御をする方法がある。
図8にIGBT11のDutyと入力電力の関係を示す。PWM制御をすることにより加熱電流と共振電圧が同時に低減できるため電力を大きく制御することが可能になる。また、アクティブクランプ電圧共振インバータ方式にすることにより電圧共振インバータよりもIGBT13に印加される電圧ピーク、すなわち共振電圧が低減できる。
このように、電気抵抗の大きい磁性金属よりなる鍋においては、電流共振インバータ方式からアクティブクランプ電圧共振インバータ方式に切り替えることで、IGBT13の素子耐圧を低くでき、低コスト、損失低減が可能である。
次に本発明の第2実施形態について説明する。図9は、第2の実施形態になる電磁誘導加熱装置100の回路構成図である。図1に示した第1の実施形態の電磁誘導加熱装置100と同一の構成部品には同一の符号を付与している。
第2の実施形態の電磁誘導加熱装置100の回路は、リレー23とIGBT13の接続点ノードcとノードa間に第二の共振コンデンサ90を接続した点で実施例1と異なっている。それ以外は、第1の実施形態の電磁誘導加熱装置100と同様に構成されている。
本実施形態の特徴は、第二の共振コンデンサ90をリレー23により共振コンデンサ9と並列に接続できるため、合成共振コンデンサ容量を大きくすることができる。このときの共振コンデンサ9と第二の共振コンデンサ90の並列回路を90Aとする。このため、IGBT13に印加される電圧、すなわち共振電圧を低くすることができ、IGBT13の耐圧を低減することができる。
アルミや銅などの非磁性金属よりなる鍋を加熱する時は実施例1と同様なため説明を割愛する。したがって、以下では磁性金属の場合を説明する。
図10には、第2の実施形態における磁性金属からなる鍋を加熱する時の電磁誘導加熱装置100の動作を示す波形を示している。
図10は、鉄やホーロー、磁性ステンレス等の磁性金属からなる鍋を加熱する時のアクティブクランプ電圧共振インバータ方式の加熱動作を示している。この場合も、IGBT11とIGBT13をスイッチング動作し、IGBT12はオフ状態とする。
モードM31は、IGBT11、IGBT12はオフ、リレー23、IGBT13はオンしている。IGBT11のコレクタ電圧は、スナバコンデンサ21、22により分圧されpn間電圧の1/2電圧を保つ。IGBT12のコレクタ電圧もIGBT11と同様に、pn間電圧の1/2電圧になる。このときインバータ4には、電源回路5から加熱コイル8、リレー23、IGBT13の経路に電流が流れる。モードM31において、制御回路6がIGBT13をターンオフすると、モードM32に遷移する。
モードM32において、IGBT11とIGBT12、IGBT13は、オフしている。加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル8、合成共振コンデンサ90A、スナバコンデンサ22、電源回路5の経路と、加熱コイル8、合成共振コンデンサ90A、スナバコンデンサ21の経路に電流が流れる。このとき、IGBT13のコレクタ電圧は、緩やかに上昇してゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失は小さくなる。IGBT13のコレクタ電圧(ノードbの電圧)が、IGBT12コレクタ端子のノードaの電圧を超えると、モードM33に遷移する。
モードM33は、IGBT13のコレクタ電圧のピークまでの期間である。ダイオードD1がオンし、ダイオードD1、加熱コイル8、合成共振コンデンサ90Aの経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD1の通電期間中に、IGBT11のゲートをターンオンする。この時、合成共振コンデンサ90Aは、加熱コイルのエネルギーにより電源電圧以上に上昇する。インバータ4は、ダイオードD1に電流が流れなくなったならば、モードM34に遷移する。
モードM34において、IGBT11は既にオンしているため、ゼロ電圧スイッチングとなってスイッチング損失が発生しない。合成共振コンデンサ90Aに蓄えられたエネルギーにより、合成共振コンデンサ90Aら加熱コイル8、IGBT11の経路に電流が流れる。これにより、電源電圧以上の電圧が、加熱コイル8に印加するできるため、等価抵抗が大きい鉄やステンレス鍋においても大きなエネルギーを蓄積できる。モードM34において、制御回路6がIGBT11をターンオフすると、モードM35に遷移する。
モードM35において、IGBT11、IGBT12、IGBT13は、オフしている。加熱コイル8に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル8、スナバコンデンサ21、合成共振コンデンサ90Aの経路と、加熱コイル8、電源回路5、スナバコンデンサ22、合成共振コンデンサ90Aの経路に電流が流れる。このとき、IGBT11のコレクタ電圧は緩やかに上昇してゼロ電圧スイッチングとなる。次にスナバコンデンサ21がノードpの電位まで充電され、スナバコンデンサ22がpn間電圧の1/2放電され、IGBT13のコレクタ電圧が0Vになると、ダイオードD3がオンして、モードM36に遷移する。
モードM36において、ダイオードD3のオンにより、ダイオードD3、加熱コイル8、電源回路5の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD3の通電期間中に、IGBT13をターンオンする。ダイオードD3に電流が流れなくなったならば、再びモードM31に遷移する。
以上のモードM31〜M36の6種類の動作を繰り返すことで、加熱コイル8に高周波の共振電流ILが流れ、加熱コイル8の上側のトッププレート91上に載置された磁性金属よりなる鍋50を加熱する。
尚、電流共振インバータ方式の電力制御方法については、実施例1と同様のため詳細な説明は割愛する。
次にIGBT13のコレクタ電圧の低減効果について説明する。図11に入力電力とIGBT13のコレクタ電圧の関係を示している。本実施例では、リレー23のオンによりアクティブクランプ電圧共振インバータ方式に切り替えると共に、共振コンデンサ容量を増大することができるため、出力電圧(IGBT13のコレクタ電圧)430Vで3kW、250Vで1kWとなり、実施例1よりも大きく電圧を低減することができる。したがって、IGBT13の素子耐圧を低減することができ、低コスト、損失低減が可能である。
次に本発明の第3実施形態について説明する。図12は、第3の実施形態における電磁誘導加熱装置100の回路構成図である。図1に示した第1の実施形態の電磁誘導加熱装置100と同一の構成部品には同一の符号を付与している。
電磁誘導加熱装置100の回路は、商用電源1から整流回路2を介してフィルタ3に接続され、フィルタ3の出力であるコンデンサC0の両端に電源回路5が接続され、更に電源回路5の出力である正極端子のノードpと負極端子のノードnとの間に、インバータ4Aが接続されている。
高周波インバータであるインバータ4Aは、IGBT11、共振コンデンサ91、IGBT12が直列接続され、共振コンデンサ91とIGBT12の接続点をノードd、共振コンデンサ91とIGBT11の接続点をノードeとすると、ノードd−b間に加熱コイル8と共振コンデンサ9の直列回路が接続され、ノードdとノードeまたはノードbを接続するリレースイッチ(切り替えスイッチ)24が接続されている。
IGBT11(第1の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD1(第1のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ21(第1のスナバコンデンサ)が接続されている。IGBT12(第2の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD2(第2のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ22(第2のスナバコンデンサ)が接続されている。
スナバコンデンサ21、22は、IGBT11、12のターンオフ時の遮断電流によって充放電される。スナバコンデンサ11、12の容量は、IGBT11、12のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きい。そのため、ターンオフ時にIGBT11、12に印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。
ここで、加熱コイル8の共振電流ILの向きは、ノードpからノードbへの方向(図12の矢印方向)を正とする。
制御回路6Aは、IGBT11を駆動するドライブ回路62−1と、IGBT12を駆動するドライブ回路62−2を備えている。ドライブ回路62−1、62−2は、いずれも駆動信号発生回路61によって制御される。
本実施形態では、実施例1と同様に制御回路6によって制御されるリレースイッチ24により、共振コンデンサ9または91を切り替えることができる。リレースイッチ24が端子Aと接続されると電流共振インバータ方式となり、リレースイッチ24が端子Bと接続されるとアクティブクランプ電圧共振インバータ方式となる。制御回路6によって制御されるリレースイッチ24により、これらのインバータ方式を切り替えることができる。
したがって、アルミや銅などの非磁性金属よりなる鍋を加熱する場合については、リレースイッチ24が端子Aを選択して実施例1の電流共振インバータ方式と同様の動作となるものである。また、鉄やステンレスなどの磁性金属よりなる鍋を加熱する場合については、リレースイッチ24が端子Bを選択して実施例2のアクティブクランプ電圧共振インバータ方式と同様の動作になるものである。
以上述べた通り、本発明によれば、鍋等の被加熱物の材質によって共振周波数を設定し、被加熱物が磁性金属の場合はアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で被加熱物を加熱し、被加熱物の材質が非磁性金属の場合は電流共振インバータ方式で加熱する構成とした。
これによれば、被加熱物の材質によって電流共振インバータ方式とアクティブクランプ電圧共振インバータ方式を切り替えることで、簡単な構成で被加熱物の材質に拘わらず高い加熱効率で被加熱物を加熱することができるようになる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…商用電源、2…整流回路、3…フィルタ、4…電流共振インバータ(高周波インバータ)、5…電源回路、6…制御回路、7…共振負荷回路、8…加熱コイル、9…共振コンデンサ、10…電流センサ、11…IGBT(第1の半導体スイッチング素子)、12…IGBT(第2の半導体スイッチング素子)、13…IGBT(第3の半導体スイッチング素子)、21…スナバコンデンサ(第1のスナバコンデンサ)、22…スナバコンデンサ(第2のスナバコンデンサ)、23…リレー、24…リレースイッチ、50…被加熱物、61…駆動信号発生回路、62…ドライブ回路、64…制御手段、81…トッププレート、82…磁性体、90、91…共振コンデンサ、100…電磁誘導加熱装置、L0…インダクタ、C0…フィルタコンデンサ、D1…ダイオード(第1のダイオード)、D2…ダイオード(第2のダイオード)、D3…ダイオード(第3のダイオード)。

Claims (4)

  1. 直流電源と、
    加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記共振負荷回路の前記加熱コイルと前記共振コンデンサの接続点と前記直流電源の負極間に第三のスイッチング素子を備え、
    前記被加熱物が非磁性金属である場合は、前記第三のスイッチング素子をオフとして電流共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性金属である場合は、前記第二のスイッチング素子をオフ状態とし、前記第一のスイッチング素子と前記第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  2. 直流電源と、
    加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    互いに直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記共振負荷回路の前記加熱コイルと前記共振コンデンサの接続点と前記直流電源の負極間にスイッチと第三のスイッチング素子の直列回路を備え、
    前記被加熱物が非磁性金属である場合は、前記スイッチと前記第三のスイッチング素子をオフとして電流共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性金属である場合は、前記スイッチをオン状態、前記第二のスイッチング素子をオフ状態とし、前記第一のスイッチング素子と前記第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  3. 直流電源と、
    加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    互いに直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記共振負荷回路の前記加熱コイルと前記共振コンデンサの接続点と直流電源の負極間にスイッチと第三のスイッチング素子の直列回路を備えると共に、前記直列回路の接続点と前記インバータの出力点間に第二の共振コンデンサを備え、
    前記被加熱物が非磁性金属である場合は、前記スイッチと前記第三のスイッチング素子をオフとして電流共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性金属である場合は、前記スイッチをオン状態、前記第二のスイッチング素子をオフ状態とし、前記第一のスイッチング素子と前記第三のスイッチング素子をスイッチングするアクティブクランプ電圧共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  4. 直流電源と、
    加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    直列に接続される第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子で構成される上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子の間に直列接続された第二の共振コンデンサと、
    前記第一のスイッチング素子と前記第二の共振コンデンサの接続点と前記第一の共振コンデンサを接続するか、前記第二の共振コンデンサと前記第二のスイッチング素子の接続点と前記加熱コイルを接続するかを切り替える切り替えスイッチを備え、
    前記被加熱物が非磁性金属である場合は、前記切り替えスイッチによって前記第二の共振コンデンサを短絡状態として電流共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性金属である場合は、前記切り替えスイッチによって前記第一の共振コンデンサを短絡状態として、アクティブクランプ電圧共振インバータ方式で前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
JP2015164338A 2015-08-24 2015-08-24 電磁誘導加熱装置 Active JP6452576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164338A JP6452576B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 電磁誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015164338A JP6452576B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 電磁誘導加熱装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017045505A true JP2017045505A (ja) 2017-03-02
JP2017045505A5 JP2017045505A5 (ja) 2018-03-01
JP6452576B2 JP6452576B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=58210378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015164338A Active JP6452576B2 (ja) 2015-08-24 2015-08-24 電磁誘導加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6452576B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019124797A1 (ko) * 2017-12-20 2019-06-27 엘지전자 주식회사 간섭 소음 제거 및 출력 제어 기능이 개선된 유도 가열 장치
CN110446287A (zh) * 2018-05-04 2019-11-12 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪器具及电烹饪器具的igbt控制装置、方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251172A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Sharp Corp 電磁誘導加熱調理器
JP2006351301A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2007080752A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2007188904A (ja) * 2007-04-20 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2009301915A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Panasonic Corp 誘導加熱装置
JP2014006992A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05251172A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Sharp Corp 電磁誘導加熱調理器
JP2006351301A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2007080752A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2007188904A (ja) * 2007-04-20 2007-07-26 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2009301915A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Panasonic Corp 誘導加熱装置
JP2014006992A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Hitachi Appliances Inc 電磁誘導加熱装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019124797A1 (ko) * 2017-12-20 2019-06-27 엘지전자 주식회사 간섭 소음 제거 및 출력 제어 기능이 개선된 유도 가열 장치
US11690141B2 (en) 2017-12-20 2023-06-27 Lg Electronics Inc. Induction heating device with improved interference noise elimination and output control functions
CN110446287A (zh) * 2018-05-04 2019-11-12 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪器具及电烹饪器具的igbt控制装置、方法
CN110446287B (zh) * 2018-05-04 2022-02-25 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪器具及电烹饪器具的igbt控制装置、方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6452576B2 (ja) 2019-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4652983B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4310292B2 (ja) 誘導加熱装置
JP5909402B2 (ja) 電力変換装置およびそれを用いた誘導加熱装置
JP6326324B2 (ja) 電磁誘導加熱装置および電磁誘導加熱装置の被加熱物判定方法
JP4969676B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2016143568A (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2004319296A (ja) 電磁誘導加熱装置
KR100745896B1 (ko) 유도 가열 조리기
JP2018032619A (ja) 誘導加熱装置
JP7045295B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP4929305B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP6452576B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP6407748B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP3730594B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2007194228A (ja) 電磁誘導加熱装置
JP6931792B2 (ja) 誘導加熱装置およびその駆動制御方法
JP7344740B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2019067690A (ja) 電磁誘導加熱装置
JP7222806B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2011019603A (ja) 炊飯器
KR20170000164A (ko) 전자 유도 가열 조리기 및 이의 구동 방법
JP2019204733A (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2007194229A (ja) 電磁誘導加熱装置
JPH11260542A (ja) 誘導加熱調理器
JP4613687B2 (ja) 誘導加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6452576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350