JP6407748B2 - 電磁誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導加熱装置に関し、安価な構成で高いか加熱効率を実現する技術に関するものである。
近年、火を使わずに鍋などの被加熱物を加熱するインバータ方式の電磁誘導加熱装置が広く用いられるようになってきている。電磁誘導加熱装置は、加熱コイルに高周波電流を流し、コイルに近接して配置された金属製の被加熱物に渦電流を発生させ、被加熱物自体の電気抵抗により発熱させる。家庭で使われる誘導加熱としてはIHクッキングヒータがある。IHクッキングヒータで調理をするためには火力制御(電力制御)が必須となる。一般に、インバータの駆動周波数を高めることで電力を低下させる方法やインバータの導通比を制御するPWM制御がある。しかし、周波数制御やPWM制御ではパルス幅が小さくなると、インバータのスイッチング素子にスパイク上の電流が流れIGBTの損失が増加する問題がある。
このような問題を解決する従来例として、特許第3831298号に開示されるような電磁誘導加熱装置がある。この公知例は、電流共振インバータにおいて、共振コンデンサに流れる電流期間を制御することで、低電力でのスイッチング素子に流れるスパイク電流を抑え、スイッチング素子の損失を抑制するものである。
特許第3831298号
しかし、特許文献1では非磁性であるアルミや銅、ステンレス鍋を加熱する場合は、共振周波数から大きく外れているため、バイパス回路に流れる電流が増加し損失が大きくなり、加熱効率が低下する問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決し、磁性体では電圧共振方式、非磁性体では電流共振方式とすることで、鍋の材質に適した共振周波数で加熱することができ低コストで高効率な電磁誘導加熱装置を提供することである。
前記した課題を解決するため、本発明の電磁誘導加熱装置では、直流電源と、加熱コイルと共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子を直列に接続した上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、前記第一の共振コンデンサと並列に接続されたスイッチと、を備え、前記被加熱物が非磁性体であるときは、前記スイッチをオフするとともに、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を排他的にスイッチングする電流共振インバータで前記被加熱物を加熱し、前記被加熱物が磁性体であるときは、前記被加熱物が磁性体であるときには、前記スイッチをオン、前記第二のスイッチング素子をオフするとともに、前記第一のスイッチング素子をスイッチングする電圧共振インバータで前記被加熱物を加熱するものである。
本発明によれば、安価な回路構成で、電流共振インバータと電圧共振インバータを切り替えることで鍋の材質に適したインバータ方式で加熱することができ、低コストで高効率電磁誘導加熱装置を提供できる。
実施例1の電磁誘導加熱装置の回路構成図である。 実施例1の電磁誘導加熱装置を示す概略の構成図である。 実施例1の電磁誘導加熱装置の第1の動作波形である。 実施例1の電磁誘導加熱装置の第2の動作波形である。 実施例1における周波数と入力電力の関係である。 実施例1の電流共振インバータにおける電源回路の出力電圧と入力電力の関係である。 実施例1の電流共振インバータにおけるHサイドIGBTのDutyと入力電力の関係である。 実施例2の電磁誘導加熱装置の回路構成図である。 実施例2の電磁誘導加熱装置の動作波形である。 実施例2の電流共振インバータにおける電源回路の出力電圧と入力電力の関係である。 実施例3の電磁誘導加熱装置の回路構成図である。 実施例3における周波数と入力電力の関係である。 実施例4の電磁誘導加熱装置の回路構成図である。 実施例4の電磁誘導加熱装置を示す概略の構成図である。
以下、図面を用いながら本発明の実施例を説明する。
図1は、実施例1における電磁誘導加熱装置11の回路構成図である。
商用電源1から整流回路2を介して、フィルタ3に接続され、フィルタ3の出力であるコンデンサC0の両端に電源回路5が接続され、電源回路の出力である正極端子のノードpと負極端子のノードnとの間に、電流共振インバータ4が接続される。
高周波インバータである電流共振インバータ4は、スイッチング素子であるIGBT51とIGBT52とが直列接続されたハーフブリッジ回路に、共振回路8の加熱コイル7が接続されて構成される。
HサイドのIGBT51(第1の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD1(第1のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ71(第1のスナバコンデンサ)が接続されている。LサイドのIGBT52(第2の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD2(第2のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ72(第2のスナバコンデンサ)が接続されている。ここで、IGBT51,52の接続点をノードaとする。
スナバコンデンサ71,72は、IGBT51,52のターンオフ時の遮断電流によって充放電される。スナバコンデンサ71,72の容量は、IGBT51,52のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きい。そのため、ターンオフ時にIGBT51,52に印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。
共振回路8は、共振コンデンサ81,82(第1および第2の共振コンデンサ)と、加熱コイル7とを含んで構成される。ノードpとノードnとの間には、共振コンデンサ81,82の直列回路が接続されている。共振コンデンサ81,82を接続するノードbと、IGBT51,52を接続するノードaとの間には、加熱コイル7が接続される。共振コンデンサ82の両端にはIGBT53が接続されている。加熱コイル7の共振電流ILの向きは、ノードaからノードbへの方向(図1の矢印方向)を正とする。
制御回路6は、IGBT51を駆動するドライブ回路62−1と、IGBT52を駆動するドライブ回路62−2と、IGBT53を駆動するドライブ回路62−3を備えている。ドライブ回路62−1,62−2,62−3は、いずれも駆動信号発生回路61によって制御される。
図2は、実施例1における電磁誘導加熱装置11を示す概略の構成図である。電磁誘導加熱装置11は、整流回路2と、フィルタ3と、電流共振インバータ4と、制御回路6と、加熱コイル7と、トッププレート91と、磁性体92とを含んで構成される。電磁誘導加熱装置11は、トッププレート91に載置された鍋10を誘導加熱する。鍋10は、加熱対象の調理器具である。鍋10は、トッププレート91に載置されて、加熱コイル7によって誘導加熱される。
トッププレート91は、鍋10を載置するためプレートである。トッププレート91は、磁気損失の少ない耐熱ガラスなどで構成され、加熱コイル7の上面を覆っている。この耐熱ガラスは結晶化ガラスでも良いし、ホウケイ酸ガラス等の非結晶ガラスでも良い。
磁性体92は、例えば高い透磁率を持つフェライトで構成され、加熱コイル7の下面に設けられる。
図3は、実施例1における電磁誘導加熱装置11の動作を示す第一の波形図である。ここでは、アルミニウムや銅、非磁性ステンレスなどの非磁性金属鍋加熱時の電流共振インバータの通常の加熱動作を示している。
モードM11において、HサイドのIGBT51はオフし、LサイドのIGBT52はオン、IGBT53はオフしている。HサイドのIGBT51のコレクタ電圧は、所定値を保つ。LサイドのIGBT52のコレクタ電圧は、ほぼ0Vである。
このとき、電源回路5から共振コンデンサ81、加熱コイル7、IGBT52の経路に電流が流れ、共振コンデンサ82から加熱コイル7、IGBT52の経路に電流が流れる。HサイドのIGBT51はオフしているので電流は流れない。共振コンデンサ81が電源回路の出力電圧に充電され、共振コンデンサ82がゼロボルトに放電されると、IGBT53と逆並列に接続されているダイオードD3が導通する。
モードM12において、ダイオードD3が導通すると、加熱コイル7、IGBT52の経路に電流が流れ、制御回路6がIGBT52をターンオフすると、モードM13に遷移する。
モードM13において、HサイドのIGBT51とLサイドのIGBT52は、オフしている。加熱コイル7に蓄えられたエネルギーにより、スナバコンデンサ71から共振コンデンサ81、加熱コイル7の経路に電流が流れ、加熱コイル7からスナバコンデンサ72、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。このとき、LサイドのIGBT52のコレクタ電圧は、緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失は小さくなる。LサイドのIGBT52のコレクタ電圧(ノードaの電圧)が、正極端子のノードpの電圧を超えると、モードM14に遷移する。
モードM14において、ダイオードD1がオンし、ダイオードD1、電源回路5、ダイオードD3、加熱コイル7の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD1の通電期間中に、HサイドのIGBT51のゲートをターンオンする。
インバータ4は、ダイオードD1に電流が流れなくなったならば、モードM15に遷移する。
モードM15において、IGBT51は既にオンしているため、ゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失が発生しない。共振コンデンサ82に蓄えられたエネルギーにより、共振コンデンサ81からIGBT51、加熱コイル7の経路に電流が流れ、電源回路5からIGBT51、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。これにより、加熱コイル7にエネルギーが蓄積される。
モードM15において、制御回路6がIGBT51をターンオフすると、モードM16に遷移する。
モードM16において、HサイドのIGBT51とLサイドのIGBT52は、オフしている。加熱コイル7に蓄えられたエネルギーにより、電源回路5からスナバコンデンサ71、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れ、スナバコンデンサ72から加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。このとき、IGBT51のコレクタ電圧は緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなる。
次にスナバコンデンサ71がノードpの電位まで充電され、スナバコンデンサ72が放電されると、ダイオードD2がオンして、モードM17に遷移する。
モードM17において、ダイオードD2のオンにより、ダイオードD2、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れ、共振コンデンサ81、電源回路5、ダイオードD2、加熱コイル7の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD2の通電期間中に、IGBT52をターンオンする。ダイオードD2に電流が流れなくなったならば、再びモードM11に遷移する。
以上のモードM11〜M17の6種類の動作を繰り返すことで、加熱コイル7に高周波の共振電流ILが流れ、加熱コイル7の上側のトッププレート91上に載置された鍋10を加熱する。
図4は、実施例1における電磁誘導加熱装置11の動作を示す第二の波形図である。ここでは、次に鉄やホーロー、磁性ステンレス鍋加熱時の電圧共振インバータの通常の加熱動作を示している。IGBT51はオン状態、IGBT52はオフ状態、IGBT53をスイッチング動作する。
モードM21は、IGBT53のターンオフからIGBT53のコレクタ電圧のピークまでの期間である。制御回路6がIGBT53をターンオフすると、IGBT53に流れていた電流は遮断され、モードM21において0Aを維持する。このとき加熱コイル7に蓄えられたエネルギーにより、加熱コイル7から共振コンデンサ81、82の経路に電流が流れる。IGBT53のコレクタ電圧は、IGBT53のターンオフ時には0Vであるため、ゼロ電圧スイッチングとなる。
加熱コイル7のエネルギーの放出により、共振電流ILは、次第に減少する。共振コンデンサ81、82は充電され、それと共にIGBT53のコレクタ電圧は、正弦波状に上昇する。
モードM22は、IGBT53のコレクタ電圧のピークから0Vになるまでの期間である。IGBT53のコレクタ電圧がピークになると、加熱コイル7の共振電流ILが正から負に切り替わり、流れる方向が反転する。このとき共振コンデンサ81、82から加熱コイル7の経路に電流が流れる。共振コンデンサ81、82は次第に放電され、それと共にIGBT53のコレクタ電圧は、次第に下降する。
モードM23は、ダイオードD3の通電期間である。モードM22において、共振コンデンサ81、82が放電して、IGBT53のコレクタ電圧が0Vになると、ダイオードD3がオンし、加熱コイル7から電源回路5、ダイオードD3の経路に電流が流れる。制御回路6は、ダイオードD3の通電期間内にIGBT53のゲートをターンオンする。モードM23において、加熱コイル7のエネルギーがなくなると、共振電流ILが負から正に切り替わり、モードM24に遷移する。
モードM24は、IGBT53の通電期間である。このときIGBT53はゲートオンしているため、すぐさま電流が流れる。これにより、スイッチング損失の発生しないゼロ電圧スイッチングを実現する。電流は、電源回路5から加熱コイル7、IGBT53の経路に流れる。
以上のモードM21からモードM24までを繰り返し動作することで、加熱コイル7に高周波の交流電流が流れ、鍋10を加熱する。
次に電流共振インバータの電力制御方法を説明する。図5にアルミ鍋及び鉄鍋を加熱した時の周波数と入力電力の関係を示す。非磁性体であるアルミ鍋は抵抗が小さいため、共振特性のQがとても大きく、周波数の変化に対して大きく電力が変動する。このため、電源回路5の出力電圧を変化することで電力を制御する。図6に電源回路5の出力電圧と入力電力の関係を示す。出力電圧550Vで2kW、300Vで600Wとなる。入力電力を2kW以上にするためには、HサイドIGBT51のDutyを広げ、LサイドIGBT52のDutyを狭くするPWM制御(Pulse Width Modulation)を行う。図7にHサイドIGBTのDutyと入力電力の関係を示す。Dutyを0.65まで大きくすることで3kWまで入力電力を増大することができる。以上のように、電圧制御とPWM制御を組み合わせることで、幅広い電力制御ができる。
一方、磁性体である鉄やホーロー鍋を加熱する場合の電力制御方法について説明する。図5に示すように鉄鍋は抵抗が大きいため、共振のQが小さく緩やかな共振特性となっている。このためインバータの駆動周波数による電力制御が可能となり、インバータ駆動周波数を40kHzでは3kW、60kHzとすることで600Wとなる。また、複数の加熱コイルが搭載される場合は、加熱コイル間で干渉音が発生する問題がある。そこで各加熱コイルに接続されるインバータの駆動周波数の差分を可聴周波数以上(20kHz以上)に離す方法と、インバータ駆動周波数を固定にする方法がある。後者の固定周波数で電力を制御する場合は、アルミ鍋と同様に電源回路5の出力電圧を変化させることで可能である。
以上のように、負荷抵抗の大きい磁性鍋において、電流共振インバータから電圧共振インバータを切替えることで、スイッチング動作する素子を1つにでき、スイッチング損失を低減することができる。
図8は、実施例2における電磁誘導加熱装置11の回路構成図である。図1に示した実施例1の電磁誘導加熱装置11と同一の要素には同一の符号を付与している。
実施例2の電磁誘導加熱装置11の回路は、共振コンデンサ82と並列にスイッチ84とIGBT53の直列回路を接続した点である。それ以外は、実施例1の電磁誘導加熱装置11と同様に構成されている。
図9は、実施例1における電磁誘導加熱装置11の動作を示す波形図である。ここでは、アルミニウムや銅などの非磁性金属鍋加熱時のインバータの通常の加熱動作を示している。
モードM31において、HサイドのIGBT51はオフし、LサイドのIGBT52はオン、IGBT53はオフしている。HサイドのIGBT51のコレクタ電圧は、所定値を保つ。LサイドのIGBT52のコレクタ電圧は、ほぼ0Vである。
このとき、電源回路5から共振コンデンサ81、加熱コイル7、IGBT52の経路に電流が流れ、共振コンデンサ82から加熱コイル7、IGBT52の経路に電流が流れる。HサイドのIGBT51はオフしているので電流は流れない。モードM31において、制御回路6がIGBT52をターンオフすると、モードM32に遷移する。
モードM32において、HサイドのIGBT51とLサイドのIGBT52は、オフしている。加熱コイル7に蓄えられたエネルギーにより、スナバコンデンサ71から共振コンデンサ81、加熱コイル7の経路に電流が流れ、加熱コイル7からスナバコンデンサ72、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。このとき、LサイドのIGBT52のコレクタ電圧は、緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失は小さくなる。LサイドのIGBT52のコレクタ電圧(ノードaの電圧)が、正極端子のノードpの電圧を超えると、モードM33に遷移する。
モードM33において、ダイオードD1がオンし、ダイオードD1、共振コンデンサ81、加熱コイル7の経路に電流が流れ、ダイオードD1から電源回路5、共振コンデンサ82、加熱コイル7の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD1の通電期間中に、HサイドのIGBT51のゲートをターンオンする。
電流共振インバータ4は、ダイオードD1に電流が流れなくなったならば、モードM34に遷移する。
モードM34において、IGBT51は既にオンしているため、ゼロ電圧スイッチングとなり、スイッチング損失が発生しない。共振コンデンサ82に蓄えられたエネルギーにより、共振コンデンサ81からIGBT51、加熱コイル7の経路に電流が流れ、電源回路5からIGBT51、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。これにより、加熱コイル7にエネルギーが蓄積される。
モードM34において、制御回路6がIGBT51をターンオフすると、モードM35に遷移する。
モードM35において、HサイドのIGBT51とLサイドのIGBT52は、オフしている。加熱コイル7に蓄えられたエネルギーにより、電源回路5からスナバコンデンサ71、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れ、スナバコンデンサ72から加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れる。このとき、IGBT51のコレクタ電圧は緩やかに上昇し、ゼロ電圧スイッチングとなる。
次にスナバコンデンサ71がノードpの電位まで充電され、スナバコンデンサ72が放電されると、ダイオードD2がオンして、モードM36に遷移する。
モードM36において、ダイオードD2のオンにより、ダイオードD2、加熱コイル7、共振コンデンサ82の経路に電流が流れ、共振コンデンサ81、電源回路5、ダイオードD2、加熱コイル7の経路に電流が流れる。制御回路6は、このダイオードD2の通電期間中に、IGBT52をターンオンする。ダイオードD2に電流が流れなくなったならば、再びモードM31に遷移する。
以上のモードM31〜M36の6種類の動作を繰り返すことで、加熱コイル7に高周波の共振電流ILが流れ、加熱コイル7の上側のトッププレート91上に載置された鍋10を加熱する。
鉄やホーロー、磁性ステンレス鍋加熱時の電圧共振インバータの通常の加熱動作では、IGBT51はオン状態、IGBT52はオフ状態、スイッチ84をオンとし、IGBT53をスイッチング動作する。動作については、実施例1の動作と同一のため説明は割愛する。
次に電流共振インバータの電力制御方法を説明する。前述した図5に示すように、非磁性体であるアルミ鍋は抵抗が小さいため、共振特性のQがとても大きく、周波数の変化に対して大きく電力が変動する。このため、電源回路5の出力電圧を変化することで電力を制御する。図10に電源回路5の出力電圧と入力電力の関係を示す。本実施例では、出力電圧215Vで3kW、70Vで300Wとなる。スイッチ84を設けることで、共振コンデンサ82の電圧がダイオードD3でクランプされることなく、負電圧を充電できるため、低いインバータ電源電圧でも大きな入力電力にできる。
電圧共振インバータの電力制御は、実施例1と同様のため説明は割愛する。
図11は、実施例3における電磁誘導加熱装置11の回路構成図である。図1に示した実施例1乃至実施例2の電磁誘導加熱装置11と同一の要素には同一の符号を付与している。
実施例3の電磁誘導加熱装置11の回路は、実施例2の回路構成にIGBT53に共振コンデンサ85のを並列に接続した点である。それ以外は、実施例1乃至実施例2の電磁誘導加熱装置11と同様に構成されている。
アルミ鍋や銅鍋加熱時の電流共振インバータの加熱動作は、実施例2と同様のため説明を割愛する。
鉄やホーロー、磁性ステンレス鍋加熱時の電圧共振インバータの通常の加熱動作では、IGBT51はオン状態、IGBT52はオフ状態、スイッチ84をオンとし、IGBT53をスイッチング動作する。動作については、実施例1の動作と同一のため説明は割愛する。
磁性体である鉄やホーロー鍋を加熱する場合の電力制御方法について説明する。共振コンデンサ85は共振コンデンサ81、82と並列に接続されため、合成共振コンデンサ容量が大きくなり、共振周波数が実施例1よりも小さくなる。このため、図12に示すよう共振周波数が低くなり、インバータ駆動周波数を20kHzでは3kW、40kHzとすることで600Wとなる。これによりインバータのスイッチング損失が小さくなり、加熱効率を向上することが可能になる。
図13は、実施例4における電磁誘導加熱装置11Aの回路構成図である。
商用電源1から整流回路2を介して、フィルタ3に接続され、フィルタ3の出力であるコンデンサC0の両端に電源回路5が接続され、電源回路の出力である正極端子のノードpと負極端子のノードnとの間に、インバータ4Aが接続される。
高周波インバータであるインバータ4Aは、IGBT51とIGBT52とが直列接続されたハーフブリッジ回路に、共振回路8の加熱コイル7が接続されて構成された電流共振インバータと直列に、加熱コイル7Aとスイッチ40の並列回路が接続された構成である。
HサイドのIGBT51(第1の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD1(第1のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ71(第1のスナバコンデンサ)が接続されている。LサイドのIGBT52(第2の半導体スイッチング素子)には、逆並列にダイオードD2(第2のダイオード)が接続され、並列にスナバコンデンサ72(第2のスナバコンデンサ)が接続されている。ここで、IGBT51,52の接続点をノードaとする。
スナバコンデンサ71,72は、IGBT51,52のターンオフ時の遮断電流によって充放電される。スナバコンデンサ71,72の容量は、IGBT51,52のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きい。そのため、ターンオフ時にIGBT51,52に印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。
共振回路8は、共振コンデンサ81,82(第1および第2の共振コンデンサ)と、加熱コイル7とを含んで構成される。ノードpとノードnとの間には、共振コンデンサ81,82の直列回路が接続されている。共振コンデンサ81,82を接続するノードbと、IGBT51,52を接続するノードaとの間には、加熱コイル7が接続される。共振コンデンサ82の両端にはIGBT53が接続されている。加熱コイル7の共振電流ILの向きは、ノードaからノードbへの方向(図1の矢印方向)を正とする。
制御回路6Aは、IGBT51を駆動するドライブ回路62−1と、IGBT52を駆動するドライブ回路62−2を備えている。ドライブ回路62−1,62−2は、いずれも駆動信号発生回路61によって制御される。
図14は、実施例3における電磁誘導加熱装置11Aを示す概略の構成図である。
電磁誘導加熱装置11Aは、整流回路2と、フィルタ3と、インバータ4Aと、制御回路6Aと、加熱コイル7、7Aと、トッププレート91と、磁性体92,92Aとを含んで構成される。電磁誘導加熱装置11Aは、トッププレート91に載置された鍋10、10Aを誘導加熱する。
鍋10、10Aは、加熱対象の調理器具である。鍋10、10Aは、トッププレート91に載置されて、加熱コイル7または加熱コイル7Aによって誘導加熱される。
トッププレート91は、鍋10、10Aを載置するためプレートである。トッププレート91は、磁気損失の少ない耐熱ガラスなどで構成され、加熱コイル7、7Aの上面を覆っている。
磁性体92、92Aは、例えば高い透磁率を持つフェライトで構成され、加熱コイル7、7Aの下面に設けられる。
実施例3では、1つのインバータ回路で電流共振と電圧共振方式の切り替えと加熱コイル7、7Aの切り替えを同時に行うことを特徴としている。
加熱コイル7上に鍋が搭載された場合には、スイッチ40をオンとして、インバータ4Aは電流共振インバータとして動作する。動作については、前述した実施例2と同様の動作となる。一方、加熱コイル7Aに鍋が搭載された場合には、スイッチ40をオフ、Q2をオンとし、Q1をスイッチング動作することで電圧共振インバータとして動作する。動作については、実施例1の電圧共振インバータと同様の動作となる。
以上のような構成とすることで、1つのインバータ回路で2つの加熱コイルを選択した駆動することができる。これにより回路スペースの削減、コスト低減に大きな効果がある。
1 商用電源
10、10A 鍋 (被加熱物)
11,11A 電磁誘導加熱装置
2 整流回路
21 電源回路
3 フィルタ
4 電流共振インバータ (高周波インバータ)
5 電源回路
L0 インダクタ
C0 フィルタコンデンサ
D0 ダイオード
D1 ダイオード (第1のダイオード)
D2 ダイオード (第2のダイオード)
D3 ダイオード (第3のダイオード)
51 IGBT (第1の半導体スイッチング素子)
52 IGBT (第2の半導体スイッチング素子)
53 IGBT (第3の半導体スイッチング素子)
6,6A 制御回路
61 駆動信号発生回路
62 ドライブ回路
64 制御手段
7、7A 加熱コイル
71 スナバコンデンサ (第1のスナバコンデンサ)
72 スナバコンデンサ (第2のスナバコンデンサ)
8 共振回路
81、82、85 共振コンデンサ
40、84 スイッチ
91 トッププレート
92 磁性体

Claims (4)

  1. 直流電源と、
    加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子を直列に接続した上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記第一の共振コンデンサと並列に接続されたスイッチと、を備え、
    前記被加熱物が非磁性体であるときは、前記スイッチをオフするとともに、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を排他的にスイッチングする電流共振インバータで前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性体であるときは、前記被加熱物が磁性体であるときには、前記スイッチをオン、前記第二のスイッチング素子をオフするとともに、前記第一のスイッチング素子をスイッチングする電圧共振インバータで前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  2. 直流電源と、
    加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子を直列に接続した上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記第一の共振コンデンサと並列に接続されたスイッチと第三のスイッチング素子の直列回路、を備え、
    前記被加熱物が非磁性体であるときは、前記スイッチをオフするとともに、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を排他的にスイッチングする電流共振インバータで前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性体であるときは、前記スイッチをオン、前記第二のスイッチング素子をオフ、前記第一のスイッチング素子をオンするとともに、前記第三のスイッチング素子をスイッチングする電圧共振インバータで前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  3. 請求項2に記載の電磁誘導加熱装置において、
    さらに、前記第三の共振スイッチング素子と並列に接続された第二の共振コンデンサ、を備え、
    前記被加熱物が非磁性体であるときには、前記スイッチをオフするとともに、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を排他的にスイッチングする電流共振インバータで前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性体であるときには、前記スイッチをオン、前記第二のスイッチング素子をオフ、前記第一のスイッチング素子をオンするとともに、前記第三のスイッチング素子をスイッチングする電圧共振インバータで前記被加熱物を加熱することを特徴とする誘導加熱装置。
  4. 直流電源と、
    加熱コイルと第一の共振コンデンサで構成され、被加熱物を加熱する共振負荷回路と、
    第一のスイッチング素子と第二のスイッチング素子を直列に接続した上下アームを有し、前記直流電源が出力する直流電圧を交流電圧に変換して前記共振負荷回路に供給するハーフブリッジ型のインバータと、
    前記ハーフブリッジインバータと直列に接続された第2の加熱コイルと、
    該第2の加熱コイルと並列に接続されたスイッチと、を備え、
    前記被加熱物が非磁性体であるときは、前記スイッチをオンするとともに、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を排他的にスイッチングする電流共振インバータで前記被加熱物を加熱し、
    前記被加熱物が磁性体であるときは、前記スイッチをオフ、前記第二のスイッチング素子をオンするとともに、前記第一のスイッチング素子をスイッチングする電圧共振インバータで前記被加熱物を加熱することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
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