JP2004178969A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小鍋加熱沸騰時の吹きこぼれや飛び散りが少なく、また不要輻射が小さい誘導加熱調理器を提供すること。
【解決手段】インバータ回路の出力を制御する制御手段22と、負荷鍋の形状を検知する負荷鍋検知手段20と、負荷鍋検知手段からの信号より負荷鍋形状を判定する負荷鍋判定手段21を備え、制御手段は負荷鍋判定手段での判定結果に応じてインバータ回路の最大出力を制限することで、小鍋加熱時のインバータ回路の最大出力を小さくすることができ、小鍋加熱時に鍋内の液体の吹きこぼれや飛び散りが少なく、また不要輻射による周辺機器への影響を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般キッチンや業務用等に用いられる誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、誘導加熱調理器は安全・清潔・高効率という優れた特徴が認知され、一般家庭のキッチンや業務用等に広く普及されている。
【0003】
以下、従来構成の誘導加熱調理器について図5を参照して説明する。図において、41は商用電源、42は商用電源41を直流に変換する第1の整流回路、43はインバータ回路で、加熱コイル44と、加熱コイル44に並列接続された共振コンデンサ45と、加熱コイル44に直列接続されたスイッチング素子46と、スイッチング素子46に逆並列に接続された逆導通ダイオード47で構成されている。48は商用電源41からの入力電流を検知する入力電流検知手段、49はインバータ回路43の共振電圧を検知する共振電圧検知手段、50は入力電流検知手段48と共振電圧検知手段49の検知結果が所定値以下となるようにインバータ回路43の出力を制御する制御手段である。
【0004】
以上のように構成された誘導加熱調理器では、入力電流検知手段48の検知電流が設定された値となるように、制御手段50はインバータ回路43の出力を制御し、負荷鍋の材質や鍋の大きさあるいは鍋の載置状態によりインバータ回路43の共振電圧が高くなる場合には、共振電圧が制限レベルを超えないようにインバータ回路43の出力を制御していた。また、スイッチング素子46のオンオフ周期とインバータ回路43の共振電圧との特性より、オンオフ周期が所定より短い場合は共振電圧の制限レベルを低くして、スイッチング素子46の発熱を低減していた。
【0005】
【特許文献1】
特許第3019440号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、スイッチング素子46のオンオフ周期が所定より長くなると、インバータ回路43の共振電圧の制限レベルが一定であるため、スイッチング素子46のオン時間が所定よりも長い時間で共振電圧が高くなる材質の鍋、例えば磁性ステンレス鍋などの加熱出力を大きくするために共振電圧の制限レベルを高くすると、加熱径の小さい鍋を加熱する場合にも加熱出力が大きくなり、鍋内部の液体の吹きこぼれや沸騰時の飛び散りが発生しやすくなるという課題があった。
【0007】
また、加熱径の小さい鍋が加熱される場合や、鍋が加熱コイル44センターからずれた状態で加熱される場合には、加熱出力が大きいと調理器周囲への不要輻射が多くなるという課題があった。
【0008】
使用可能な最小鍋径を大きくすると、小鍋加熱による吹きこぼれや不要輻射などは低減できるが、小鍋での少量調理ができなくなるという不具合があった。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、鍋の形状に応じてインバータ回路の最大出力を変更することで、小鍋での吹きこぼれや不要輻射を低減できる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の誘導加熱調理器は、負荷鍋判定手段にて負荷鍋の形状を判定し、負荷鍋判定手段からの信号に応じて前記インバータ回路の最大出力を制限するものである。
【0011】
これにより、磁性ステンレスなど共振電圧が高くなる材質の鍋の最大火力を低下することなく、小鍋加熱時の最大加熱出力を制限することができ、小鍋加熱による鍋内部の液体の吹きこぼれや突沸、および調理器周囲への不要輻射を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、負荷鍋を加熱する加熱コイルを含むインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する制御手段と、前記負荷鍋の形状を検知する負荷鍋検知手段と、前記負荷鍋検知手段からの信号より負荷鍋の形状を判定する負荷鍋判定手段を備え、前記制御手段は前記負荷鍋判定手段からの信号に応じて前記インバータ回路の最大出力を制限する構成とするものである。
【0013】
これにより、磁性ステンレスなど共振電圧が高くなる材質の鍋の最大火力を低下することなく、小鍋加熱時の最大加熱出力を制限することができ、小鍋加熱による鍋内部の液体の吹きこぼれや突沸、および調理器周囲への不要輻射を低減することができる。
【0014】
本発明の請求項2に記載の発明は、商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、インバータ回路の共振電圧を検知する共振電圧検知手段を備え、負荷鍋判定手段は前記入力電流検知手段と前記共振電圧検知手段の検知結果から負荷鍋形状を判定する構成とするものである。
【0015】
これにより、インバータ回路動作時の動作信号のみで負荷鍋形状を判定することができ、負荷鍋形状検知のために機構部品を追加することなく簡単な構成で、小鍋加熱時の最大加熱出力を制限することが可能となる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の発明は、商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、インバータ回路の高周波電流を検知するインバータ電流検知手段を備え、負荷鍋判定手段は前記入力電流検知手段と前記インバータ電流検知手段の検知結果から負荷鍋形状を判定する構成とするものである。
【0017】
これにより、インバータ回路動作時の動作信号のみで負荷鍋形状を判定することができ、負荷鍋形状検知のために機構部品を追加することなく簡単な構成で、小鍋加熱時の最大加熱出力を制限することが可能となる。
【0018】
本発明の請求項4に記載の発明は、負荷鍋判定手段からの信号の有効性を選択する選択手段を備え、制御手段は前記選択手段にて前記負荷鍋判定手段からの信号を無効と選択された場合にはインバータ回路の最大出力の制限を行わない構成とするものである。
【0019】
これにより、小鍋と判定されて最大加熱出力が制限される場合でも、負荷鍋判定手段からの信号を無効と選択設定することにより、大きな加熱出力を得ることが可能となる。
【0020】
本発明の請求項5に記載の発明は、インバータ回路の最大出力制限レベルを調節する出力制限調節手段を備えた構成とするものである。
【0021】
これにより、小鍋加熱時の最大加熱出力の制限レベルを使用している鍋形状に応じて設定することが可能となる。
【0022】
本発明の請求項6に記載の発明は、選択手段の選択状態あるいは出力制限調節手段の設定状態を記憶する記憶手段を備えた構成とするものである。
【0023】
これにより、使用者が一度選択手段あるいは出力制限調節手段を設定すると、再設定することなく同じ状態で加熱することが可能となる。
【0024】
本発明の請求項7に記載の発明は、負荷鍋の温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は前記温度検知手段での検知温度に応じてインバータ回路の最大出力の制限レベルを変更する構成とするものである。
【0025】
これにより、小鍋加熱時に負荷鍋の温度が低いときには最大加熱出力を大きく、負荷鍋の温度が高くなると最大加熱出力を小さくすることができるので、低温から加熱開始したときの温度上昇速度を速くして、かつ温度上昇後の鍋からの吹きこぼれなどを低減することができる。
【0026】
本発明の請求項8に記載の発明は、表示手段を備え、制御手段はインバータ回路の最大出力制限状態に応じて前記表示手段の表示内容を変更する構成とするものである。
【0027】
これにより、小鍋加熱時に最大加熱出力を制限していることが一目で識別することが可能となる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1において、11は商用電源、12は商用電源11を直流に変換する整流回路、13はインバータ回路で、加熱コイル14と、加熱コイル14に並列接続されている共振コンデンサ15と、加熱コイル14に直列接続されているスイッチング素子16と、スイッチング素子16に逆並列に接続されている逆導通ダイオード17で構成されている。18は商用電源11からの入力電流を検知する入力電流検知手段、19はインバータ回路13の共振電圧を検知する共振電圧検知手段で、入力電流検知手段18と共振電圧検知手段19で負荷鍋検知手段20は構成されている。21は入力電流検知手段18と共振電圧検知手段19の検知信号に応じて負荷鍋の形状を判定する負荷鍋判定手段、22はインバータ回路13の出力を制御する制御手段、23は負荷鍋判定手段21の判定結果の有効性を選択する選択手段、24はインバータ回路13の最大出力制限時の出力制限量を調節する出力制限調節手段、25は選択手段23および出力制限調節手段24の設定状態を記憶する記憶手段、26はインバータ回路13の最大出力制限状態を表示する表示手段、27は負荷鍋の温度を検知する温度検知手段である。
【0030】
以上のように構成された誘導加熱調理器についてその動作を説明する。インバータ回路13はスイッチング素子16をオンオフすることにより加熱コイル14に高周波電流を供給し、加熱コイル14上方に載置された負荷鍋が加熱される。制御手段22は入力電流検知手段18での検知電流が所定の値となるようにスイッチング素子16のオン時間を制御する。スイッチング素子16のオン時間が増えると加熱コイル14に流れる電流が増大し、加熱コイル14と共振コンデンサ15による共振電圧が高くなる。
【0031】
図2に各負荷鍋の入力電流とインバータ回路13の共振電圧の関係を示す。図2おいて、負荷Aはホーローに代表されるの底径24cmの鍋、負荷Bは磁性ステンレスに代表される底径24cmの鍋、負荷Cはホーローに代表される底径16cmの鍋、負荷Dはホーローに代表される底径12cmの鍋の特性で、同じ入力電流の時の共振電圧は負荷A、負荷B、負荷C、負荷Dの順に大きくなる。機器の定格をI1とすると、負荷Aでは機器の最大出力は定格と同じI1にて加熱される。負荷Bでは入力電流がI1に達する前にインバータ回路13の共振電圧が制限値V1に達するので最大出力はI1より低いI2となる。
【0032】
負荷Cでは共振電圧の制限値V1となる入力電流はI3となるが、入力電流検知手段18と共振電圧検知手段19の検知信号より負荷鍋判定手段21は図2に示す領域IIの形状の鍋と判断するので、制御手段22は負荷Cの最大出力を共振電圧の制限値V1の達したときの電流I3より低いI4となるように制御する。負荷Dでは負荷鍋判定手段21は図2に示す領域IIIの形状の鍋と判断するので、制御手段22は最大出力をV1に達したときの電流I5より低いI6となるように制御する。
【0033】
負荷鍋判定手段21で領域IIおよび領域IIIの負荷鍋と判定されて最大加熱出力が制限されると、表示手段26はその旨を表示する。
【0034】
出力制限により最大出力設定でも火力不足と感じる場合には、選択手段23にて負荷鍋判定手段21の判定結果を無効とする選択に設定すると、制御手段22は共振電圧の制限値V1以下の範囲で入力電流がI1となるように制御するので、負荷C、負荷Dの最大出力はそれぞれ制限値V1での電流I3、I5まで増加する。
【0035】
また、使用している鍋の形状により沸騰状態が異なり、沸騰時の吹きこぼれや突沸が大きい場合には、出力制限調節手段24にて負荷Cあるいは負荷Dの最大出力をI4aあるいはI6aに変更する。逆に、沸騰時の吹きこぼれや突沸が小さく火力に余裕がある場合には、出力制限調節手段24にて最大出力をI4bあるいはI6bに変更する。
【0036】
また、加熱時の不要輻射により周辺機器への影響が大きい場合にも、出力制限調節手段24により負荷Cあるいは負荷Dの最大出力をI4aあるいはI6aに変更する。
【0037】
選択手段23および出力制限調節手段24での設定状態は記憶手段25で記憶されており、一度電源スイッチをオフした後に負荷Cおよび負荷Dで再加熱を開始すると、電源スイッチをオフする前と同じ設定にて出力制限を行う。
【0038】
温度検知手段27の温度に応じて最大出力の制限値を変更可能とする場合は、温度が所定温度に達するまでは負荷鍋判定手段21の判定結果を無効とし、所定温度以上になると負荷鍋判定手段21の判定結果に基づいて、負荷C、負荷Dの最大出力をそれぞれI4、I6に制限する。
【0039】
以上のように本実施例によれば負荷鍋判定手段21にて小鍋と判定すると、最大出力を制限するので、小鍋加熱時に鍋内の液体の吹きこぼれや沸騰時の突沸を低減することができる。
【0040】
また、入力電流とインバータ回路13の共振電圧との関係より負荷鍋判定をするので、簡単な構成で小鍋加熱時の最大出力を制限することができる。
【0041】
また、負荷鍋判定を無効とすることができるので、使用者が小鍋加熱時の最大出力を大きくしたい場合には、インバータ回路13の共振電圧の制限範囲まで出力を大きくすることができる。
【0042】
また、最大出力の制限レベルを変更することができるので、使用している鍋での吹きこぼれや突沸の状況、あるいは加熱時の不要輻射による周辺機器への影響度合いに応じて、最大出力を最適化することができる。
【0043】
また、出力制限の設定状態を記憶することができるので、一度設定すると再設定する必要なく、出力制限を同じ状態で再現することができる。
【0044】
また、温度に応じて最大出力の制限レベルを変更することができるので、小鍋加熱時の加熱スピードを速くして、かつ沸騰時の吹きこぼれや突沸現象を低減することができる。
【0045】
また、最大出力制限時に表示を行うので、使用者が出力制限状態であることを容易に識別することができる。
【0046】
なお、本実施例ではインバータ回路の構成を1石電圧共振型としたが、他のインバータ構成でも同様の効果が得られる。
【0047】
また、鍋判定手段の判定領域を3水準としたが、2水準でも同様の効果が得られるし、更に水準を増やすとよりきめ細かに鍋形状に適した最大出力となるように制限することができる。
【0048】
また、最大出力の制限を商用電源からの入力電流で制限したが、共振電圧の制限値を小さくしても同様に最大出力を制限することができる。
【0049】
また、鍋をずらして載置された場合についても鍋を小さくした場合と同じ傾向となり、ずらし量が大きくなればなるほど最大出力を小さくすることができる。
【0050】
(実施例2)
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0051】
図3において、28は加熱コイル14に流れる電流を検知するインバータ電流検知手段で、実施例1と異なる点は、負荷鍋検知手段20を入力電流検知手段18とインバータ電流検知手段28で構成した点で、それ以外は実施例1と同じである。
【0052】
以上のように構成された誘導加熱調理器についてその動作を説明する。
【0053】
図4に各負荷鍋の入力電流と加熱コイル14に流れる電流の関係を示す。図4おいて、負荷Aはホーローに代表されるの底径24cmの鍋、負荷Bは非磁性ステンレスに代表される底径24cmの鍋、負荷Cはホーローに代表される底径16cmの鍋、負荷Dはホーローに代表される底径12cmの鍋の特性で、同じ入力電流の時の加熱コイル電流は負荷A、負荷B、負荷C、負荷Dの順に大きくなる。機器の定格をI1とすると、負荷Aでは機器の最大出力は定格と同じI1にて加熱される。負荷Bでは入力電流がI1に達する前に加熱コイル14の電流が制限値IL1に達するので最大出力はI1より低いI2となる。
【0054】
負荷Cでは加熱コイル電流の制限値IL1となる入力電流はI3となるが、入力電流検知手段18とインバータ電流検知手段28の検知信号より負荷鍋判定手段21は図4に示す領域IIの形状の鍋と判断するので、制御手段22は負荷Cの最大出力を加熱コイル電流の制限値IL1の達したときの電流I3より低いI4となるように制御する。負荷Dでは負荷鍋判定手段21は図4に示す領域IIIの形状の鍋と判断するので、制御手段22は最大出力をIL1に達したときの電流I5より低いI6となるように制御する。
【0055】
以上のように本実施例によれば負荷鍋判定手段21にて小鍋と判定すると、最大出力を制限するので、小鍋加熱時に鍋内の液体の吹きこぼれや沸騰時の突沸を低減することができる。
【0056】
また、入力電流と加熱コイル14に流れる電流との関係より負荷鍋判定をするので、簡単な構成で小鍋加熱時の最大出力を制限することができる。
【0057】
なお、本実施例ではインバータ回路の構成を1石電圧共振型としたが、他のインバータ構成でも同様の効果が得られる。
【0058】
また、鍋判定手段の判定領域を3水準としたが、2水準でも同様の効果が得られるし、更に水準を増やすとよりきめ細かに鍋形状に適した最大出力となるように制限することができる。
【0059】
また、最大出力の制限を商用電源からの入力電流で制限したが、加熱コイル電流の制限値を小さくしても同様に最大出力を制限することができる。
【0060】
また、インバータ回路の高周波電流の検知を加熱コイルに流れる電流で検知したが、スイッチング素子や逆導通ダイオードあるいは共振コンデンサに流れる電流で検知しても同様の効果が得られる。
【0061】
また、鍋をずらして載置された場合についても鍋を小さくした場合と同じ傾向となり、ずらし量が大きくなればなるほど最大出力を小さくすることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明は、負荷鍋の形状に応じてインバータ回路の最大出力を変更するので、小鍋加熱時のインバータ回路の最大出力を制限することができ、沸騰時に鍋内の液体の吹きこぼれや突沸を低減でき、また不要輻射による周辺機器への影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器のブロック図
【図2】同誘導加熱調理器における入力電流とインバータ回路の共振電圧の関係を示す図
【図3】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器のブロック図
【図4】同誘導加熱調理器における入力電流と加熱コイル電流の関係を示す図
【図5】従来例における誘導加熱調理器のブロック図
【符号の説明】
13 インバータ回路
14 加熱コイル
18 入力電流検知手段
19 共振電圧検知手段
20 負荷鍋検知手段
21 負荷鍋判定手段
22 制御手段
23 選択手段
24 出力制限調節手段
25 記憶手段
26 表示手段
27 温度検知手段
28 インバータ電流検知手段

Claims (8)

  1. 負荷鍋を加熱する加熱コイルを含むインバータ回路と、前記インバータ回路の出力を制御する制御手段と、前記負荷鍋の形状を検知する負荷鍋検知手段と、前記負荷鍋検知手段からの信号より負荷鍋の形状を判定する負荷鍋判定手段とを備え、前記制御手段は前記負荷鍋判定手段からの信号に応じて前記インバータ回路の最大出力を制限する誘導加熱調理器。
  2. 商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、インバータ回路の共振電圧を検知する共振電圧検知手段を備え、負荷鍋判定手段は前記入力電流検知手段と前記共振電圧検知手段の検知結果から負荷鍋形状を判定する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、インバータ回路の高周波電流を検知するインバータ電流検知手段を備え、負荷鍋判定手段は、前記入力電流検知手段と前記インバータ電流検知手段の検知結果から負荷鍋形状を判定する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 負荷鍋判定手段からの信号の有効性を選択する選択手段を備え、制御手段は、前記選択手段にて前記負荷鍋判定手段からの信号を無効と選択された場合にはインバータ回路の最大出力の制限を行わない請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. インバータ回路の最大出力制限レベルを調節する出力制限調節手段を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 選択手段の選択状態あるいは出力制限調節手段の設定状態を記憶する記憶手段を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  7. 負荷鍋の温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段での検知温度に応じてインバータ回路の最大出力の制限レベルを変更する請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 表示手段を備え、制御手段はインバータ回路の最大出力制限状態に応じて前記表示手段の表示内容を変更する請求項1〜7のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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