JPS6122835A - 電気掃除機の吸塵具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の技術分野〉 本発明は電気掃除機の吸塵具に関し、特に、吸込空気に
よってファンを回し、これと連動したブラシを回転させ
る構造の吸塵具に関する。

〈従来技術〉 この種の吸塵具の従来例を第１図に示す。

即ち、図において、１ｂは本体ケースで、内部は仕切壁
２により２室に区画されている。３ｂは一方の室内に配
設された回転ブラシ、１１ｂは回転ブラシ３ｂが配設さ
れた室と連通ずるよう本体ケース１ｂ下面に形成された
吸込口、４ｂは他方の室内に配設されたファンで、前記
回転ブラシ３ｂの回転軸と平行な回転軸１２ｂを有して
いる。５ｂは該回転軸１２ｂを支持する軸受、９は前記
仕切壁２に開設されて、前記２つの室を連通ずる流入口
、６ｂ及び７ｂは夫々回転ブラシ３ｂの回転軸とファン
４ｂの回転軸１２ｂの片側端部に設けられたギアで、ベ
ルト８が巻き掛けられている。

１０は吸塵具を掃除機側と接続するパイプで、ファン４
ｂが配設された室と連通ずるよう本体ケース１ｂに結合
されている。

かかる吸塵具は、掃除機に接続されて使用され、該掃除
機の駆動によって、まず、吸込口１１ｂから本体ケース
１ｂの回転ブラシ３ｂが配設された室に、吸込空気が流
入する。この吸込空気は、仕切壁２の流入口９によって
絞られて流速が増加した状態とな？てファン４ｂに衝突
する。これにより、ファン４ｂは回転し、ギア１ｂから
ベルト８を介してギア６ｂに回転が伝達され、回転ブラ
シ３ｂが回転する。

しかしながら５以上のような従来の吸塵具は、吸込空気
によってファン４ｂを回転させ、この回転力をベルト８
を介して回転ブラシ３ｂに伝達する構成であるため、前
記ベルト８等の回転伝達機構が必要となり、構成部品が
多くなるという欠点があった。又、ベルト８使用による
機械損失、例えばベルト８とギア７ｂ　、６ｂ間の摩擦
損失が生じることになり、空気流によって生じた回転エ
ネルギーを有効に利用できないと共に、騒音も発生する
という欠点があった。更に、各部品の配置等に関しても
、制約があり、デザイン的に裕度が少ないという欠点も
あった。

〈発明の概要〉 そこで、本発明は以上のような従来の実情に鑑み、ファ
ンと、肥転ブラシを吸込空気流に対して重列に配置し、
該ファンと回転ブラシとを直結した構成とすることによ
り、構成部品数の低減、空気流によって生じた回転エネ
ルギーの有効利用が図れると共にデザイン的裕度を太き
（持つことがでる吸塵具を提供し、特に、吸込口が掃除
面に接した場合に、空気の吸込みが不能となるのを効果
的に防止することを目的とする。

〈発明の実施例〉 以下、本発明の一実施例を第２図及ぶ第３図に基づいて
説明する。

第２図において、１は吸塵具本体で、１ａは一端が末広
がりとなった略円錐形状の本体ケースで、末広がり側端
部内周にはめねじ部１３ａを有し、頂部側には斜面１４
を有している。１５はこの斜面１４に外方に筒状に突出
する接続部で、その先端には周方向に張り出すフック１
７が設けられている。１６は接続部１５に回転自由に嵌
合されるパイプ、１８は本体１の吸込口１１ａを形成す
る筒状部分としての吸気ガイドで、上端外周部におねじ
部１３ｂを有し、このおねじ部１３ｂを前記めねじ部１
３ａに嵌合することにより本体ケース１ａ下端部に連結
される。

３ａは吸気ガイド１８の中心軸方向に回転軸を有する回
転ブラシ、１２ａは回転ブラシ３ａがナツト３２により
固定取付された回転軸で、軸受５ａにより支持されてい
る。４ａはこの回転軸１２ａの上端部に圧入により固定
取付された軸流７アンで、本体ケース１ａ内側に位置し
ている。

前記回転ブラシ３ａは、ブラシ部３１と該ブラシ部３１
の支持枠３３とからなり、該支持枠３３上端局部には、
これと同径の筒状に延びる吸込空気のガイド壁２９が一
体成形されている。又、吸気ガイド１Ｂの上端部にも、
ファン４ａの下端部周りを間隙をもって取り囲むように
筒状に延びるガイド壁１９が一体成形されている。これ
らガイド壁２９，１９は夫々吸込空気流を効率良く、フ
ァン４ａに向けて案内する働きを有、している。２０は
複数の舌部２１を下方に突設してなる軟質材料製のプロ
テクターで、吸気ガイド１８の下端部に嵌着されている
。２８は吸気ガイド１８外周面との間に空間２５が形成
されるよう該吸気ガイド１８周りに配設された固定ブラ
シで、支持枠３４とブラシ部２２とからなる。そして、
この固定ブラシ２８は吸気ガイド１８外周面に上・下に
スライド自由で、かつスライド終端で係止可能に嵌合取
付される。この場合、吸気ガイド１８外周面には、第３
図に示すように上部から下部にかけて傾斜する溝２６が
一対設けられている一方、固定ブラシ２８の支持枠３４
内周面の吸気ガイド１８との当接部２３には、前記溝２
６に突入されるガイドピン部２４が形成されている。従
って、固定ブラシ２Ｂはひねりを与えられることにより
、ガイドピン部２４が溝２６に案内されつつ上・下動で
きるようになっており、又、溝２６の終端で夫々係止で
きるようになっている。第３図における３０は。

吸気ガイド１８の空間２５に対応する部分に開設された
副吸込口である。

以上の構成の吸塵具は、電気掃除機に接続され。

該掃除機による吸引力が作用すると、吸気ガイド１Ｂの
内壁に沿って空気が流入する。この吸込空気は、ガイド
壁２９．１９によって整流されることにより、ファン４
ａを効率良く回転駆動することにより、該ファン４ａに
直結された回転ブラシ３ａが回転される。

かかる構成の吸塵具によれば、ファン４ａと回転ブラシ
３ａを吸込空気流に対して重列に配置し。

該ファン４ａと該回転ブラシ３ａを直結する構成とした
から、従来のベルト等を省略でき５構成部品を低減する
ことができる。又、べＡ／ト使用による機械損失、騒音
の問題を解消できる。更に、部品の配置の制約等を受け
ることがなく、デザイン的裕度を改善することができる
。

更に、かかる構成によれば、吸気ガイド１Ｂの先端部に
は軟質材料からなるプロテクター２０が取り付けられて
おり、掃除面に衝突しても傷等が付与されることがない
等安全である。

又、プロテクター２０には舌部２１を設けて、吸込口端
部側が凹凸な面となるようにし、かつ吸気ガイド１８に
副吸気口３０を設けたから、吸込口１１ａが掃除面に接
した場合に、吸気不能となるのを防止でき、空気を確実
に本体１内に流入させて５フアン４ａの回転を維持する
ことができる。

尚一本実施例によれば、固定ブラシ２８を上・下位置に
移動可能な構成としたから、該固定ブラシ２８を本体ケ
ース１ａ下端から突出した状態にでき、この結果、ブラ
シ部２２な吸気ガイド１８と接触することなく自由に動
かせることができるようになり、障子の棧や、段差の部
分等の掃除が容易にできる。

又、回転ブラシ３ａにガイド壁２９を設けたから、回転
ブラシ３ａ部で流入空気の乱流を生じるようなことがあ
っても、流入空気はガイド壁２９によって整流化される
ため、ファン４ａを効率良く回転させることかでき、フ
ァン効率を向上して７７ン４ａの小型・軽量化を図れる
という利点がある。

更に、本体ケース１の斜面１４にパイプ１６を回転自由
に取り付けるようにしたから、この回転により−パイプ
１６の本体ケース１ａとの接続角度を変えることができ
、掃除面の位置に合った使い方ができるという効果があ
り、便利である。

じ嵌合により着脱自由に結合しているから、本体１内の
空気流通路内に溜った塵梳等を簡単に分解によって取り
除くことができる。

かかる実施例において、回転ブラシ３ａに取り付けたブ
ラシ部３１は、植毛したものに限らず、軟質のウレタン
や布等でも充分そｄ効果を期待できる。又、固定ブラシ
２Ｂの上・下動構造は、単に、吸気ガイド１８側の溝を
上・下方向に設け、両端にストッパーを設げた構成にし
ても、同様の効果が得られる。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、ファンと回転ブ
ラシを吸込空気流に対して重列に配置し、該ファンと回
転ブラシとを直結した構成とすることにより構成部品数
の低減、空気流によって生じた回転エネルギーの有効利
用が図れると共にデザイン的裕一度、を大きく持つこと
ができる。特に、吸込口が清掃面に接して塞がれるよう
なことがあっても、本体内に常時空気が流入できるよう
にしたから、ファンの回転が停止されることなく、その
回転を維持でき、ひいては回転ブラシの回転を安定した
ものとできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の吸塵具の一例を示す平面断面図、第２図
は本発明に係る吸塵具の一実施例を示す正面断り・第３
図は同上実施例における吸気ガイド外表形状を示す正面
図である。 １・・・吸塵具本体　　３ａ・・・回転ブラシ　　４ａ
・・・ファン　　１１ａ・・・吸込口　　２０・・・プ
ロテクター２１・・・舌部　　２９・・・ガイド壁　　
３０・・・副吸込口 代理人　大　岩　増　雄（ほか２名） 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込口を形成する筒状部分を下端部に有した吸塵具本体
   内に、前記吸込口形成面と直角な軸方向に回転軸を有し
   、吸込空気によつて回転されるフアンと、該フアンに直
   結され、前記吸込口に面する位置に位置する回転ブラシ
   と、を備える一方、前記吸塵具本体の筒状部分の下端部
   に、下方向に向けて突出する舌部を間隔をもつて複数周
   方向に備えてなるプロテクターを取り付け、かつ前記筒
   状部分の周壁に副吸込口を開設したことを特徴とする電
   気掃除機の吸塵具。