JP3024476B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
- Publication number
- JP3024476B2 JP3024476B2 JP6029269A JP2926994A JP3024476B2 JP 3024476 B2 JP3024476 B2 JP 3024476B2 JP 6029269 A JP6029269 A JP 6029269A JP 2926994 A JP2926994 A JP 2926994A JP 3024476 B2 JP3024476 B2 JP 3024476B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- rotating body
- suction port
- vacuum cleaner
- cylindrical
- Prior art date
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- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は掃除機に係り、特に、吸
込口付近の気流の整流化を図る電気掃除機に関するもの
である。
込口付近の気流の整流化を図る電気掃除機に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気掃除機に、Ｔ字形の吸口部か
ら塵を直接吸い込む方式のものがあるが、特に絨毯掃除
の場合、絨毯に絡まった塵が捕れにくいという課題があ
る。
ら塵を直接吸い込む方式のものがあるが、特に絨毯掃除
の場合、絨毯に絡まった塵が捕れにくいという課題があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の欠点を改良するとともに、床面から吸い込まれた
気流の円滑化を図ることにより、集塵作用の向上を志向
するものである。
技術の欠点を改良するとともに、床面から吸い込まれた
気流の円滑化を図ることにより、集塵作用の向上を志向
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、埃等を掻き上げるブレ
ードを有する回転体と、該回転体を収納する吸込口と、
該吸込口の上方に併設されると共に該吸込口と連通し、
かつ前記回転体の軸方向に沿って形成された円筒状の通
路と、前記回転体の軸方向と直交する方向の略中央部に
位置すると共に前記通路に連通する連通路と、該連通路
内に配設され前記回転体を駆動する翼車とを有し、前記
回転体と前記円筒状の通路の軸間距離を、前記回転体と
前記円筒状の通路の各々の半径の和よりも小さく設定し
たことにある。
に本発明の特徴とするところは、埃等を掻き上げるブレ
ードを有する回転体と、該回転体を収納する吸込口と、
該吸込口の上方に併設されると共に該吸込口と連通し、
かつ前記回転体の軸方向に沿って形成された円筒状の通
路と、前記回転体の軸方向と直交する方向の略中央部に
位置すると共に前記通路に連通する連通路と、該連通路
内に配設され前記回転体を駆動する翼車とを有し、前記
回転体と前記円筒状の通路の軸間距離を、前記回転体と
前記円筒状の通路の各々の半径の和よりも小さく設定し
たことにある。
【０００５】
【作用】本発明によれば、回転体を収納する吸込口の上
方に円筒状の通路を併設し、この通路と連通する連通路
を略中央部に位置させ、さらに前記回転体と前記円筒状
の通路の軸間距離を、前記回転体と前記円筒状との通路
の各々の半径の和よりも小さく設定したので、回転体に
より掻き上げられた塵は併設する円筒状の通路内に放出
され、回転体に流動を阻害されることなく、本体の吸気
装置へ至る連通路に速やかに導くことができる。
方に円筒状の通路を併設し、この通路と連通する連通路
を略中央部に位置させ、さらに前記回転体と前記円筒状
の通路の軸間距離を、前記回転体と前記円筒状との通路
の各々の半径の和よりも小さく設定したので、回転体に
より掻き上げられた塵は併設する円筒状の通路内に放出
され、回転体に流動を阻害されることなく、本体の吸気
装置へ至る連通路に速やかに導くことができる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面により説明
する。
する。
【０００７】図１は本発明の一実施例を示す電気掃除機
の吸口部２であり、図の上半分は下方より見た図であ
り、下半分は図２のＩ−Ｉ断面図を示す。筐体２Ａの下
面には車輪３および吸込口４が設けられている。また、
この吸込口４の前後に整流板５が設けられ、この吸込口
４内において両端付近を回転自在に支持されるように装
着された回転体６には、螺旋状のブレード６Ａが形成さ
れている。この回転体６の軸方向に沿って、円筒形の通
路８が併設され、この通路８は本体の吸気装置（図示せ
ず）につながる連通路１０に開口８Ａ部で連通してい
る。連通路１０内には、開口８Ａから流入する高速気流
を受けて回転する翼車１２が設けられ、この翼車１２の
回転力は環状ベルトなどの伝達手段１４により、前記回
転体６に伝えられる。また、この回転体６の両端には、
筐体２Ａの外側に寸法Ｓだけ露出する円盤ブラシ状の側
輪６Ｂが設けられている。
の吸口部２であり、図の上半分は下方より見た図であ
り、下半分は図２のＩ−Ｉ断面図を示す。筐体２Ａの下
面には車輪３および吸込口４が設けられている。また、
この吸込口４の前後に整流板５が設けられ、この吸込口
４内において両端付近を回転自在に支持されるように装
着された回転体６には、螺旋状のブレード６Ａが形成さ
れている。この回転体６の軸方向に沿って、円筒形の通
路８が併設され、この通路８は本体の吸気装置（図示せ
ず）につながる連通路１０に開口８Ａ部で連通してい
る。連通路１０内には、開口８Ａから流入する高速気流
を受けて回転する翼車１２が設けられ、この翼車１２の
回転力は環状ベルトなどの伝達手段１４により、前記回
転体６に伝えられる。また、この回転体６の両端には、
筐体２Ａの外側に寸法Ｓだけ露出する円盤ブラシ状の側
輪６Ｂが設けられている。
【０００８】次に、図２ないし図４により、本発明によ
る電気掃除機の運転状態を説明する。
る電気掃除機の運転状態を説明する。
【０００９】本体の吸気装置の運転により連通路１０内
に負圧が発生し、吸込口４から吸引された空気は通路８
を通って、開口８Ａから高速で連通路１０内に吹き込
み、翼車１２を回転させる。この翼車１２の回転力は、
伝達手段１４により回転体６に伝えられ、回転するブレ
ード６Ａにより絨毯などに付着した塵が掻き上げられ
て、吸込口４内に吸い込まれる。同様に、筐体２Ａの側
面近くの塵も、側輪６Ｂによって掻き上げられるととも
に、側路４Ｂを通って、吸込口４内に吸い込まれる。こ
のごみは、吸気装置の吸引力と回転体６による遠心力と
の相乗作用によって通路８内にほぼ接線方向に放出され
る。ここで、図３に示すように、回転体６と通路８の軸
間距離Ｐを、回転体６と通路８の各々の半径の和よりも
小さくすることで、回転体６の外周の一部が通路８内に
軸方向に沿って露出している。
に負圧が発生し、吸込口４から吸引された空気は通路８
を通って、開口８Ａから高速で連通路１０内に吹き込
み、翼車１２を回転させる。この翼車１２の回転力は、
伝達手段１４により回転体６に伝えられ、回転するブレ
ード６Ａにより絨毯などに付着した塵が掻き上げられ
て、吸込口４内に吸い込まれる。同様に、筐体２Ａの側
面近くの塵も、側輪６Ｂによって掻き上げられるととも
に、側路４Ｂを通って、吸込口４内に吸い込まれる。こ
のごみは、吸気装置の吸引力と回転体６による遠心力と
の相乗作用によって通路８内にほぼ接線方向に放出され
る。ここで、図３に示すように、回転体６と通路８の軸
間距離Ｐを、回転体６と通路８の各々の半径の和よりも
小さくすることで、回転体６の外周の一部が通路８内に
軸方向に沿って露出している。
【００１０】このため、図４に示すように、回転体６の
回転力と吸気装置の吸引力との相乗作用によって、通路
８内において両端部から開口８Ａに向かう渦巻状の連続
回転気流が生じる。従って、空気との遠心力の差によ
り、塵は回転気流内に捕捉されたまま、円滑に通路８か
ら開口８Ａを通って連通路１０に吸い込まれ、本体の集
塵部に運ばれる。従って、連通路１０を吸込口４に直接
開口した場合に比べて、床面から連通路１０に至る気流
がブラシ６Ａの回転で阻害されたり、吸込口４内に掻き
上げられた塵がブラシ６Ａの回転に巻き込まれて再び床
面に落下するなどの不具合を生ずることが防げる。
回転力と吸気装置の吸引力との相乗作用によって、通路
８内において両端部から開口８Ａに向かう渦巻状の連続
回転気流が生じる。従って、空気との遠心力の差によ
り、塵は回転気流内に捕捉されたまま、円滑に通路８か
ら開口８Ａを通って連通路１０に吸い込まれ、本体の集
塵部に運ばれる。従って、連通路１０を吸込口４に直接
開口した場合に比べて、床面から連通路１０に至る気流
がブラシ６Ａの回転で阻害されたり、吸込口４内に掻き
上げられた塵がブラシ６Ａの回転に巻き込まれて再び床
面に落下するなどの不具合を生ずることが防げる。
【００１１】ここで、前記通路８の断面積を、両端から
開口８Ａに向かって次第に拡大させれば、長方形状の吸
込口４全体から吸い込まれる塵混合気流の流速が開口８
Ａ近くで過大になるのを防止し、騒音発生を抑制するこ
とができる。吸い込み風量が少なくて、騒音の発生など
が問題にならない場合には、通路８の断面積を軸方向全
長にわたって同一としたり、逆に両端から開口８Ａに向
かって徐々に縮小して流速を次第に上げながら塵混入気
流を速やかに連通路１０に導いてもよい。
開口８Ａに向かって次第に拡大させれば、長方形状の吸
込口４全体から吸い込まれる塵混合気流の流速が開口８
Ａ近くで過大になるのを防止し、騒音発生を抑制するこ
とができる。吸い込み風量が少なくて、騒音の発生など
が問題にならない場合には、通路８の断面積を軸方向全
長にわたって同一としたり、逆に両端から開口８Ａに向
かって徐々に縮小して流速を次第に上げながら塵混入気
流を速やかに連通路１０に導いてもよい。
【００１２】また、前記側輪６Ｂは、翼車１２の回転軸
に直結したり、回転体６の駆動力を伝達する他の回転軸
に設けてもよい。また、上記の実施例では、回転体６の
駆動源に、連通路１０を設けた翼車１２を用いたが、他
の駆動源（例えば、筐体２Ａ内に設けた電動機など）を
用いてもよい。
に直結したり、回転体６の駆動力を伝達する他の回転軸
に設けてもよい。また、上記の実施例では、回転体６の
駆動源に、連通路１０を設けた翼車１２を用いたが、他
の駆動源（例えば、筐体２Ａ内に設けた電動機など）を
用いてもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転体を収納する吸込口の上方に円筒状の通路を併設し、
この通路と連通する連通路を略中央部に位置させ、さら
に前記回転体と前記円筒状の通路との軸間距離を、前記
回転体と前記円筒状の通路の各々の半径の和よりも小さ
く設定したので、回転体により掻き上げられた塵は併設
する円筒状の通路内に放出され、回転体に流動を阻害さ
れることなく、本体の吸気装置へ至る連通路に速やかに
導くことができる。
転体を収納する吸込口の上方に円筒状の通路を併設し、
この通路と連通する連通路を略中央部に位置させ、さら
に前記回転体と前記円筒状の通路との軸間距離を、前記
回転体と前記円筒状の通路の各々の半径の和よりも小さ
く設定したので、回転体により掻き上げられた塵は併設
する円筒状の通路内に放出され、回転体に流動を阻害さ
れることなく、本体の吸気装置へ至る連通路に速やかに
導くことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す電気掃除機の吸口部の
下面図と部分断面図である。
下面図と部分断面図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】図２の部分拡大断面図である。
【図４】通路内の気流概念図である。
【符号の説明】 ２…吸口部、２Ａ…筐体、４…吸込口、６…回転体、８
…通路、８Ａ…開口、１０…連通路。
…通路、８Ａ…開口、１０…連通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47L 9/04
Claims (2)
- 【請求項１】埃等を掻き上げるブレードを有する回転体
と、該回転体を収納する吸込口と、該吸込口の上方に併
設されると共に該吸込口と連通し、かつ前記回転体の軸
方向に沿って形成された円筒状の通路と、前記回転体の
軸方向と直交する方向の略中央部に位置すると共に前記
通路に連通する連通路と、該連通路内に配設され前記回
転体を駆動する翼車とを有し、 前記回転体と前記円筒状の通路との軸間距離を、前記回
転体と前記円筒状の通路の各々の半径の和よりも小さく
設定 したことを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項２】請求項１において、前記円筒状の通路の断面積を、該通路の両端から前記連
通路へ向かうに従い拡大さ せたことを特徴とする電気掃
除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029269A JP3024476B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029269A JP3024476B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気掃除機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07236601A JPH07236601A (ja) | 1995-09-12 |
| JP3024476B2 true JP3024476B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=12271569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6029269A Expired - Fee Related JP3024476B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024476B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029269A patent/JP3024476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07236601A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |