JPS60119916A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 この発明は、回転ブラシの駆動部としてタービンを用い
た電気掃除機の吸込口体に関するものである。

発明の技術的背景及びその問題点 従来、電気掃除機の吸込口体において、吸込風により回
転するタービンと１回転ブラシとを、ベルトにより連結
して本体ケースに収納したものがある。このようなもの
は本体ケースを掃除面から浮かしたとき回転ブラシの掃
除面による負荷が解除されるため、タービンと回転ブラ
シとは極めて高速で回転する。−これにより、高い騒音
が発生するものである。そこで、本体ケースの下面にタ
ービンに駆動力を与えないリーク風路を形成したものが
ある。このようなものは本体ケースを掃除面から浮かし
たときリーク風路から大量に外気を吸い込むため、低騒
音であるが、掃除中リーク風路を掃除面で完全に塞ぐこ
とができないため、回転ブラシの駆動効率は低く、除塵
効率は悪いものである。

発明の目的 この発明は、本体ケースを掃除面から浮したときは低騒
音となり、除塵効率が良好に維持される電気掃除機の吸
込口体を得ることを目的とするものである。

発明の概要 この発明は、延長管に接続される回転管を上下回動自在
に取付けた本体ケースを設け、延長管を持ち上げて掃除
面より本体ケースを浮かしたときに本体ケースの自重に
よる力を受けてタービンと接触する制動子を設けたので
１本体ケースを浮かすとタービンは制動されて高速回転
しないために騒音を高めることがなく、掃除中はタービ
ンを制動しないため、回転ブラシの駆動を良好にして除
塵効率を゛良好に維持するように構成したものである。

発明の実施例 この発明の第一の実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。まず、本体ケース１は上ケース２と下ケー
ス３とを結合して形成される。この本体ケースｌには仕
切壁４によりブラシ室５とタービン室６と軸受室７とが
形成されている。ブラシ室５とタービン室６とは連通さ
せて形成されている。前記ブラシ室５には回転ブラシ８
が回転自在に収納されている。前記タービン室６にはタ
ービン９が回転自在に収納されている。このタービン９
は、ファンシャフト１０の一端部にファン１１を取付け
るとともに、スリーブ１２を取付けたもので、このスリ
ーブ１２は前記仕切壁４に保持されている。前記ファン
シャフト１０と前記回転ブラシ８とには前記軸受室７に
おいてベルト１３が懸架されている。そして、前記本体
ケース１には前記ブラシ室５と前記タービン室６とを仕
切る仕切板１４が収納されている。この仕切板１４には
通気口１５が形成され、この通気口１５には前記ファン
１１の前方に位置するノズル１６が形成されている。こ
の仕切板１４の前方には通気口１５を開閉する開閉板１
７がスライド自在に設けられ−Ｃいる。この開閉板１７
はノズル１６のみを開放している。

しかして、前記本体ケース１には回転管１８が上下回動
自在に取付けられている。この回転管１８は前後方向に
沿う筒部１９と左右方向に沿うカバ一部２０とを回転自
在に結合してなるものである。この筒部１９には電気掃
除機の集塵部に接続される延長管（いずれも図示せず）
が嵌合されている。前記カバ一部２０は前面開口で前記
ファン１１を覆うように前記仕切壁４に取付けられてい
る。すなわち、カバ一部２０の左側面の軸２１は前記仕
切壁４の軸受２２に回転自在に取付けられ、カバ一部２
０の右側面のＣの字形のフランジ２３は前記仕切壁４の
受部２４に回転自在に取イ」けられている。前記軸２１
及び前記フランジ２３の軸心は同一線上に形成され、こ
れらの軸心は前記ファンシャフト１０の軸心と異なる位
置に設けられている。すなわち、フランジ２３の下部に
は前記回転管Ｉ８を下方へ回動したときに前記ファンシ
ャフトＩＯに接触する制動子２５が形成されている。

また、前記下ケース３には前記ブラシ室５に連通ずる吸
込口２６が形成されている。

このような構成において、本体ケース１にはリーク風路
が形成されていないため、構造は簡略化される。また、
電気掃除機の電動送風機（図示せず）を駆動すると、タ
ービン室６にノズル１６から外気が集中して流入する。

そして、第４図（ａ）に示すように回転管１８を上方に
回動させた状態で掃除すると、タービン９には吸込風が
集中して当たっているためその駆動効率は高くなる。こ
れにより、回転ブラシ８の除塵効率は良い。

ついで、延長管を持ち上げて本体ケース１を掃除面から
浮かすと、本体ケース１は自重により回動して第４図（
ｂ）のような状態となる。すると、ファンシャフト１０
に回転管１８に形成した制動子２５が接触するため、タ
ービン９は制動され、したがって、低騒音になる。

つぎに、この発明の第二の実施例を第５図に基づいて説
明する。第一の実施例と同一部分については同一符号を
用い説明も省略する（以下同様）。

この実施例はフランジ２３の内面にＣの字形の形状で耐
摩耗性のある合成樹脂で形成された制動子２７を取付け
たものである。すなわち、制動子２７にはフランジ２３
の嵌合溝２８に嵌合する嵌合片２９が上下端に形成され
、その左右にはカバ一部２０に嵌合する嵌合リブ３０が
形成されている。

したがって、ファンシャフトＩＯに接触する制動子２７
の摩耗は小さく、回転管１８の摩耗は防止される。

ついで、この発明の第三の実施例を第６図に基づいて説
明する。この実施例は仕切壁４に耐摩耗性のある合成樹
脂よりなる制動子３１を仕切壁４の凸部３２に制動子３
１の係合凹部３３を嵌合させることにより取付け、この
制動子３１の先端を弾性変形するように細く形成し、こ
のような制動子３１の先端上面に湾曲凹部３４を形成し
、フランジ２３に回転管１８を下方へ回動したときに制
動子３１の先端下面に接触する傾斜面３５を形成したも
のである。したがって、回転管１８を下方に回動させて
傾斜面３５で制動子３１の先端を押圧すると、制動子３
１の先端は変形してファンシャフト１０にその湾曲凹部
３４が接触するため、タービン９は一層制動される。

なお、これらの実施例では制動子２５，２７゜３１をフ
ァンシャフト１０に接触させて回転を妨げたが、制動子
をファンに接触させて回転を妨げるようにしてもよい。

発明の効果 この発明は上述のように構成したので、本体ケースを浮
かすと制動子に規制されてタービン及び回転ブラシの駆
動は制動されるため、低騒音にすることができ、したが
って、掃除中に本体ケースを浮かせても騒音が高くなる
ことがなく、快適な使用状態を得ることができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第一の実施例を示す斜視図、第２図
はその分解斜視図、第３図はその要部の分解斜視図、第
４図（ａ　）（ｂ　）はその回転管を上下したときの状
態を示す縦断側面図、第５図はこの発明の第二の実施例
を示す分解斜視図、第６図はこの発明の第三の実施例を
示す分解斜視図である。 ｊ３国

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、延長管に接続される回転管を上下回動自在に数句け
   た本体ケースを設け、この本体ケースに回転ブラシとタ
   ービンとをベルトにより連結して収納し、前記延長管を
   持ち上げて掃除面より前記本体ケースを浮かしたときに
   この本体ケースの自重による力を受けて前記タービンと
   接触する制動子を設けたことを特徴とする電気掃除機の
   吸込口体。 ２、回転管にタービンのファンシャフトと接触する制動
   子を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の電気掃除機の吸込口体。 ３、本体ケースに回転管に押圧されてタービンのファン
   シャフトと接触する制御子を設けたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の電気掃除機の吸込口体。