JPS6134329B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気掃除機の吸込力向上及びホース延
長管等内部の塵埃づまり防止を目的とする。

従来の電気掃除機は、電動送風機の一定の吸引
力で掃除をしていたため、万一綿体等の非常に空
気を通しやすい塵埃を吸に込んだ場合、途中の延
長管屈曲部、ホース屈曲部などで前記塵埃がつま
りやすく、一回つまると吸引力が一定のために塵
埃吸込時以上には吸込力が上がらず、手あるいは
治具等の外力により塵埃を取り除かねばならなか
つた。また床がじゆうたんである場合、その毛足
の根元部分の塵埃を取るにはより吸込力を有する
電気掃除機が必要となり、吸込力上昇による吸込
具の操作性低下、消費電力増大等の欠点を有して
いた。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、以
下その実施例を添附図面にもとずいて説明する。

図において、１は電気掃除機の本体で、電動送
風機２、コードリール（図示せず）を内蔵してい
る。電動送風機２の吸込口部側には弾性体からな
る支持体３が装着されており、本体１と電動送風
機２との間のエアタイトしている。４は複数の羽
根を有する羽根体で、その外径は前記支持体３の
開口部３ａの内径より小さく、また羽根体４の軸
４ａに開口部６ａを有する円板６が固着されてい
る。前記羽根体４の軸４ａは軸受５により支持さ
れ、さらにこの軸受５は足５ａを介して支持体３
に取付けられている。７は開口部７ａを有する固
定板で、支持体３の溝３ｂに圧入固定されてい
る。８，９，１０は上記本体１に接続されたホー
ス，延長管，床用吸込具である。

上記構成において、電動送風機２が始動する
と、その吸込力により羽根体４が回転し、同時に
円板６も回転する。このときその開口部６ａも移
動し、吸込力が変化する。この動作を第４図にも
とずいて説明すると、イは開口部６ａ，７ａの位
置が直線状にならず、円板６、固定板７の通路抵
抗が増大して図のように吸込力が低下する。つぎ
に羽根体４が回転して口のように開口部６ａ，７
ａが同一直線上に位置すると、円板６，固定板７
による通路抵抗が減少し、図のように吸込力が増
大する。さらにハのように羽根体４が回転する
と、イの状態と同一状態になり再び吸込力が低下
する。以上の吸込力の変化は電動送風機２の動作
中周期的に行なわれる。

このように本発明によれば、吸込力が周期的に
変化するため、吸込具を用いて床上の塵埃を掃除
するとき、吸込具用の床面への密着度も周期的に
変化し、これは吸込具を床面に対し強弱をつけて
押しつけることに相当し、羽根体が第４図ロの状
態で従来以上の吸込力が発生し、床上の塵埃を効
率よく多量に掃除することができる。また、従来
つまりやすかつた綿体等を吸込む際も同様に吸込
力の周期的変化があるため、塵埃もつまることな
く効果的に移動させることができ、その効果は極
めて大である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は電気掃除
機及びその付属品の全体斜視図、第２図は掃除機
本体の部分断面図、第３図は要部分解斜視図、第
４図は羽根体の位置と吸込力の関係を示す図であ
る。 １……本体、２……電動送風機、４……羽根
体、６……円板、７……固定板、６ａ，７ａ……
開口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電動送風機を内蔵する本体と塵埃収納部とを
   有し、前記電動送風機吸込口前面の開口部に回転
   可能な羽根体を設け、前記羽根体と同一軸に開口
   部を有す円板を配設し、前記円板と電動送風機吸
   込口との間に開口部を有する固定板を設けたこと
   を特徴とする電気掃除機。