JPS59225029A - 電気掃除機の床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ブラシを内蔵した電気掃除機の床ノズルに
関するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図〜第２図は従来のこの種の電気掃除機における回
転ブラシ内蔵の床ノズルを示すもので、１は床ノズル本
体であり、前方内部には下方開放部を吸込口２とした吸
込室３が、後方内部にはタービン室４がそれぞれ形成し
である。

６は周面にブラシ毛６を植設した回転ブラシであり、吸
込室３内に回動自在に設けである。

７はタービンであり、タービン室４内に回動自在に設け
である。

８はタービン７の回転を回転ブラシ５に伝達するベルト
である。

上記の構成において、吸込口２より吸引された空気はタ
ービン了を回転させ、その回転はベルト８を介して回転
ブラン５に伝達される。

そのため、回転ブラシ５に植設されたブラシ毛６が被掃
除面をかき」二げ、高性能の吸塵能力を得るものである
。

ところでこのように床ノズルに回転ブラシを内蔵したも
のは、回転ブラシを内蔵しない、主として空気の吸込力
だけで掃除を行なおうとする床ノズルと比較すると、重
く大きくて使いにくい。また厚さが増すため、ベッドの
下などの低いすき間の掃除ができなかった。

これらの欠点を解消するため、第３図に示すように、回
転ブラシの心材９を小さくシ、ブラシ毛１０も短くして
小型化をはかろうとするものも考えられているが、心材
９を小さくすると糸が心材９に巻きつきやすくなり、ま
た巻きついてしまうとそれをほどくのに苦労するととも
に、ブラシ毛１ｏを短くすると、ブラシのブラッシング
効果（ブラシの弾性でじゅうたん表面をかきとげる効果
）が少なくなり、清掃能力が低下するという欠点を有し
ていた。

発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を解消したもので、径の
小さな回転ブラシでありながら、糸くずの巻きつきのな
いものを提供し、回転ブラシを内蔵する床ノズルの小型
化を図ることを目的とする。

発明の構成 本発明は、回転ブラシを、軸と、この軸に回転自在に取
り付けたブラシ毛からなるブラシ本体と、ブラシ本体を
覆い、かつブラシ毛を突出させる開口部を有する円筒で
構成し、この円筒の回転中心と、ブラシ毛の回転中心の
位置をずらすことにより所期の目的を達成したものであ
る。

実施例の説明 以下その実施例を添付図面とともに説明する。

第４図〜第８図において、床ノズル本体１１はバンパー
１２を介して上、下本体部材１３．１４を結合して得た
ものである。その前方には下方開放部を吸込口１５とし
た吸込室１６が、後方内部にはタービン室１７が隔壁１
８によって区画形成されており、また開口１９を有する
後方は円弧状に設定されている。２ｏは吸込室１６内に
これと平行して設けられた回転ブラシであり、吸込室１
６内に固定した軸２１と、この軸２１に回動自在に取着
したブラシ毛２２からなるブラシ本体２３と、このブラ
シ本体２３を覆う円筒２４とで構成されており、ブラシ
毛２２の先が吸込口１６より外部に突出する位置にある
。

ブラシ毛２２は止め具２６で１００本程度ずつ束にし、
その束の径がφ５１１１Ｍ位になるようにまとめ、軸２
１に回動自在に取り付けてあり、それらの束はそれぞれ
個別に回転することができる。

円筒２４は吸込室１６の両側室壁に設けた中空の軸受２
６を介して吸込室１６内に回動自在に取着しである。つ
まり、軸２１は軸受２６の内側に固定し−Ｃある。

円筒２４にはらせん状の開口部２７が設けてあり、ブラ
シ毛２２は同開口部２７から円筒２４外部に突出してい
る。さらに円筒２４の一端には大プーリ−２８が設けで
ある。

円筒２４０回転中心０１はブラシ毛２２０回転中心０２
の上方に位置をずらして設けてあり、その中心間の距離
０１−０２は、円筒２４の外周半径Ｒ１と、ブラシ毛２
２の先端の回転半径Ｒ２との差とほぼ等しくとっである
。

従って、ブラシ毛２２が下側になった時は、同ブラシ毛
２２は同筒２４の開口部２７より最も長く突出し、ブラ
シ毛２２が１側になった時はその先端と円筒２４の外周
とはほぼ同一面となる。

なお円筒２４の肉厚は、ブラシ毛２２がたわんでもその
先端が円筒２４内部に入り込まないように設定しである
。

ブラシ毛２２の円筒２４からの出代の変化はすべてのブ
ラシ毛２２０束について行なわれるものであり、また、
ブラシ毛２２の位置は円筒２４のらせん状の開口部２７
に沿って決まる。

開口部２７がらせん状になっているため、必ずブラシ毛
２２の束の一つが被掃除面に接触するので、回転ブラシ
２０の回転はがたつきがなく、安定したものが得られる
。

２９は吸込口１５の後方に平行に取着した固定ブラシ、
３０．３１は吸込口１６を被掃除面と一定間隔をおいて
位置すべく床ノズル本体１１の前後に設けた車輪である
。３２はタービン室１７の後方内面に回動自在に摺合す
る略半円筒状の吸込継手で、その周壁の一部からは接続
口３３が形成しである。さらに述べると、上記吸込継手
３２はその側壁より外方へ突出した軸３４及び中空軸３
５Ｖｃよりタービン室１７０両側壁に軸支されている。

そして、この吸込継手３２はタービン室１７の後方の開
口１９内で上下変位するものである。３６は接続口３３
にリング３７を介して回動自在に取着した接続筒を示し
、電気掃除機の吸引側に対してホースを介して連通した
延長管（図示せず）が着脱自在に接続されるものである
。

３８はタービン室１７に設けられ、外周の一部が吸込継
手３２で包囲されたタービンであり、その−側からは吸
込継手３２の中空軸３６を貫通してタービン室１７外に
突出する軸体３９が一体的に突設しである。

３９′は床ノズル本体１１に固定した軸体３９の軸受、
４０は１記軸体３９の先端に設けた小ブー１１−１４１
はこの小プーリ−４１と円筒２４に設けた犬プーリー２
８との間に張架した動力伝達用のベルトである。

すなわち、タービン３８の回転は減速して円筒２４に伝
達されるようにしである。

またタービン３８はタービン室１７の一方に片寄らせて
設けである。４２．４３は隔壁１８に形成した２個の通
気口で、一方の通気口４２はクービ／３Ｂの下半分と対
向しており、また他方の通気口４３はタービン３８と非
対向であって、直接的に吸込継手３２の接続口３３と対
向している。

４４はスプリング４５により一方向に附勢された切換レ
バーにして、その一部より突出した遮蔽板４ｅＶＣＩｄ
上記通気口４．２．４３のいずれか一方と択一的に連動
する開口４７が形成しである。４８は切換レバー４４の
つまみ、４９は切換し／＜−４４に形成した突起６０と
連係し、同切換し／（−４４のスプリング４５に抗した
作動状態を保持する板バネである。

なお床ノズル本体１１に対する吸込継手３２の回動範囲
はそれぞれに形成されたストッパー６１６２の間隔によ
って規制されるようにしである。

切換レバー４４を第４図右方に摺動し、その遮蔽板４６
の開口４７を一方の通気口４２に連通させた場合、吸込
ロ１６→吸込室１６→通気口４２と流動した吸引空気は
タービン３８に衝突し、次いで吸込継手３２の接続口３
３→接続筒３６→延長管→ホースと流れて電気掃除機に
至るものである。

したがってタービン３８が回転し、その回転力は減速後
円筒２４に伝達される。さらに円筒２４は開口部２７で
ブラシ毛２２を押し、ブラシ本体２３を回転させる。

また切換レバー４４を介して遮蔽板４６の開口４７を他
方の通気口４３に連通させると吸引空気はタービン３Ｂ
と無関係にタービン室１７を流れて吸込継手３２に至る
ため、タービン３８および円筒２４．ブラシ本体２３は
回転しない。

掃除作業中吸込継手３２に対して床ノズル本体１１は上
下回動自在、すなわち俯仰自在であるところから、作業
者の姿勢がどうであっても同床ノズル本体１１の吸込口
１６は被掃除面と対向し、吸塵を確実となすものである
。

上記の構成において、タービア３８ｆｆ：回転させると
、その回転は減速されて円筒２４に伝わり、同円筒２４
が回転する。そして同筒２４の開口部２７が、ブラシ毛
２２を押し、同ブラシ毛２２が回転する。

その回転において、ブラシ毛２２が上向きから下向き颯
と下がってくる時には、ブラ／毛２２の円筒２４の開口
部２７からの出代が次第に長くなり、ブラシ２２が真下
になった時、その出代が最も長くなる（第７図）。

逆にブラシ毛２２が下向きから上向きに上がっていく時
には、ブラシ毛２２の開口部２７からの出代は短くなっ
ていき、ブラシ毛２２が真上にきた時は、ブラシ毛２２
の出代はまったくなくなる（第８図）。

そして、ブラシ毛２２が下向きになった時は、ブラシ毛
２２が吸出口１６より外部へ突出しているため、被掃除
面をブラシ毛２２によってかきｈげ、掃除を行うことが
できる。

仮に、ブラシ毛２２が被掃除面をかき上げる時に糸くず
がからみついても、ブラシ毛２２が上に」二がっていく
際に、円筒２４の開口部２７からのブラシ毛２２の出代
が短くなっていき、同時に開口部２７が糸くずを遠心方
向に押し出す。そしてブラシ毛２２が真上になった時、
ブラシ毛２２の開口部２γからの出代がなくなり、糸く
ずはブラシ毛２２より外れてしまう。

またブラシ毛２２は止め具２６の所から弾むことができ
るため、従来のブラシ毛を植設しである回転ブラシに比
べてブラシ毛２２の先端径を大幅に小さくしても、充分
なブラッシング効果を得ることができる。

従って、回転ブラシ２ｏの径を小さくできるため回転ブ
ラシ２０を回転させるトルクも小さくでき、タービン３
８の径も小さくできる。そのため床ノズル全体を小さく
また薄くすることカミできる。

このように糸の巻きつきを防止できるとともに床ノズル
を小型にすることができる。

第９図〜第１０図は第二の実施例で、第一の実施例より
、以下に示す部分を変えである。すな４フち、円筒５３
の回転中心０３はブラシ本体６４の回転中心０４の上方
、かつ床ノズル後方に設けである。但し、円筒６３とブ
ラシ本体６４の回転中心０３，０４の距離０３−０４は
円筒５３の外周半径Ｒ５とブラシ本体６４のブラシ先端
半径Ｒ４との差とほぼ等しくとっである。また第一の実
施例と同様、円筒６３には開口部６６が設けてあり、フ
゛ラシ本体６４は軸６６とそれに回動自在に取着された
ブラシ毛６７からなる。

第二の実施例においては、開口部６６からのフ゛ラシ毛
６７の出代がまったくなくなる位置は、第一の実施例に
比べて後方寄りとなり、吸引側寄りになる。従って、ブ
ラシ毛６７より円筒５．３　Ｋ押し出されて糸くずが外
れる動作に加え、吸引により糸くずを外す力がより強く
働くため、さらに糸くずが外れやすくなる。

このように第二の実施例では、円筒６３の回転中心０３
をブラシ本体５４の回転中心０４の上方かつ後方にする
ことにより、第一の実施例より糸の巻きつき防止効果が
さらに向上する。

第１１〜第１２図は第三の実施例で、円筒６８の回転中
心０５をブラシ本体６９０回転中心０６の床ノズル後方
に設けである。回転中心０ｓ−０６の距離や開口部６０
．ブラシ毛６１などの構造は第１．第二の実施例と同一
である。第三の実施例の場合、第一、第二の実施例に比
べ、ブラシ毛６１が床面に接する時のブラシ毛６１の円
筒６８からの出代が短くなる。そのためブラッシング効
果が劣るが、ブラシ毛６１の円筒５８からの出代がなく
なる位置が最も通気口６２寄りであり、ブラシ毛６１に
巻きついた糸くずがさらに外れやすくなっている。

なお上記実施例では円筒の開口部をらせん状としている
が、ブラシ毛の束は各々、個別に回転できるため、開口
部の形状を様々な形に変えても上記の効果が得られるこ
とはいうまでもない。

発明の効果 上記の実施例から明らかなように、本発明においては、
回転プランが被掃除面をかき上げる時はブラシ毛はそれ
に必要な充分な長さが得られ、かつブラッシング効果も
得られるが、回転途中、ブラシ毛が回転ブラシの王制に
なったときブラシ毛は回転ブラシの円筒内實入ってしま
い糸が外れやすくなる。そのため、被掃除面をかき上げ
る力は従来と変わりない上、回転ブラシへの糸くずが巻
き付きが防止できる。

また回転プランの径を小さくできるため、回転ブラシを
回すトルクも小さくて済み、その駆動源、ひいては床ノ
ズル全体を小さく薄くすることができる。そのため、軽
くて使いやすく、またベッドの下等の低いすき間の掃除
も行なうことができ、その効果は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転ブラシを内蔵した床ノズルの上本体
部材を除いた状態での平面図、第２図は同側断面図、第
３図は従来の他の実施例における回転ブラシの断面図、
第４図は本発明の実施例における回転プランを内蔵した
床ノズルの上本体部材を除いた状態での平面図、第６図
は同側断面図、第６図は部分断面図、第７図、第８図は
同床ノズルの回転ブラシの断面図、第９図、第１ｏ図は
本発明の第二の実施例における回転ブラシの断面図、第
１１図、第１２図は本発明の第三の実施例における回転
ブラシの断面図である。 １１・・・・・・床ノズル本体、２０・・・・・・回転
ブラシ、２１．５６・・・・・・軸、２２．５７．６１
・・・・・・ブラシ毛、２４．５３．５８・＝−円筒、
２７　、６６　、６０・・・・・・開口部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第６
図 第７図 ７ 第８図 第　９ｖ４ ＠ｌＯ図 第１１図 第１２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）床ノズル本体内に動力伝達手段を介して駆動源と
   連係した回転ブラシを設け、上記回転ブラシは、床ノズ
   ル本体に固定した軸と、この軸に回動自在に設けたブラ
   シ毛と、上記軸を覆い、かつブラシ毛を突出させる開口
   部を有するとともに、床ノズル本体に回動自在に取着し
   た円筒とで構収し、この円筒と動力伝達手段とを連係さ
   せ、さらに円筒の回転中心をブラシ毛の回転中心に対し
   て偏心させた電気掃除機の床ノズル。
2. （２）円筒の回転中心をブラシ毛の回転中心の床ノズル
   本体前方寄りに設定した特許請求の範囲第１項記載の電
   気掃除機の床ノズル。
3. （３）円筒の回転中心をブラシ毛の回転中心の上方、か
   つ床ノズル本体前方寄りに設定した特許請求の範囲第１
   項記載の電気掃除機の床ノズル。
4. （４）円筒の回転中心とブラシ毛の回転中心との距離を
   ブラシ毛先端の回転半径と円筒の外周半径との差とほぼ
   等しくした特許請求の範囲第１項。 第２項または第３項記載の電気掃除機の床ノズル。