JPS59189815A - 電気掃除機用床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本！４は回転ブラシを内蔵した電気掃除機用床ノズルに
関するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図〜第２図は従来のこの種の電気掃除機における回
転ブラシ内蔵の床ノズルを示すもので、１は床ノズル本
体であり、前方内部には下方開放部を吸込口２とした吸
込室３が、後方内部にはタービン室４がそれぞれ形成し
である。５は周面にブラシ毛６を植設した回転ブラシで
あり、吸込室３内に回動自在に設けである。７はタービ
ンであり、タービン室４内に回動自在に設けである。８
はタービン７の回転を回転ブラシ５に伝達するベルトで
ある。

上記構成において吸込口２より吸引された空気はタービ
ン７を回転させ、その回転はベルト８を介して回転ブラ
シ５に伝達される。

そのため回転ブラシ５に植設されたブラシ毛６が被掃除
面をかき上げ、高性能の吸塵能力を得るものである。

ところで、このように床ノズルに回転ブラシを内蔵した
ものは、回転フーラシを内蔵しない、主として空気の吸
込力だけで掃除を行おうとする床ノズルと比較すると、
回転ブラシ、タービン等を内蔵しているため、重く大き
くて使いにくい。また厚さが増すため、ベッドの下等の
低いすき間の掃除ができなかった０ これらの欠点を解消するため、第３図に示すように、回
転ブラシの心材９を小さくし、ブラシ毛１ｏも短くして
、小型化をはかろうとするものも考えられているが、心
材９を小さくすると糸くずが心材９に巻きつきゃすくな
シ、また巻きついてしまうと、それをほどくのに苦労す
るとともに、ブラシ毛１ｏを短くすると、ブラシのブラ
ッシング効果（ブラシの弾性でじゅうたん表面をかき上
げる効果）が少なくなり、清掃能力が低下するという欠
点を有していた。

発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を解消したもので、径の
小さな回転ブラシでありながら、糸くずの巻きつきの改
良を図るものである。

発明の構成 本発明はその内側から外へ開口する開口部を有する中空
の円筒と、その内部にブラシ本体をそれぞれ独立して回
動自在に設け、円筒の回転中心位置とブラシ本体の回転
中心位置をずらすことにより、小型でありながら糸くず
の巻きつきのない回転ブラシを内蔵した床ノズルを提供
するものである。

実施例の説明 以下その実施例を添付図面とともに説明する。

第４図〜第８図はエアータービンを内蔵した電気掃除機
用床ノズルに実施した例を示すものである。床ノズル本
体１１はバンパー１２を介して上・下本体部材１３．１
４を結合して得たものである。その前方には下方開放部
を吸込口１５とした吸込室１６が、後方内部にはタービ
ン室１７が隔壁１８によってそれぞれ区画されておシ、
また開口１９を有する後方は円弧状に設定されている０
２ｏは吸込室１６内にこれと平行して設けられた回転ブ
ラシであり、内側から外へ開口する長手方向の開口部２
１を布する円筒２２とブラシ本体２３からなる。

円筒２２は吸込室１６の両側室壁に設けた軸受２４を介
して吸込室１６内に回動自在に取着してあシ、その片方
には大プーリ−２５が設けである。

ブラシ本体２３はブラシ毛２６と、このブラシ毛２６を
捻って止める心金２７からなる。そしてブラシ毛２６の
一部が吸込口１５より外部に突出する位置にあり、軸受
２４の内側に設けた小型の軸受２８を介して吸込室１６
内に円筒２２の回転とは無関係に回動自在に取着しであ
る０またブラシ毛２６は円筒２２の開口部２１から外部
に突出している。

そして、円筒２２の回転中ｒｇ　Ｏ１はブラシ本体２３
０回転中心０２の上方に設けてあり、その距離０ｌ−ｏ
２は円筒２２の外周半径Ｒ１とブラシ本体２３のブラシ
先端までの半径Ｒ２との差とほぼ等しくとッテある（ｏ
ｌ−ｏ２＃Ｒ２−Ｒ１、但しＲ２〉Ｒ１）。従ってブラ
シ毛２６が下方になった時、同ブラシ毛２６は円筒２２
の開口部２１より、最も長く突出し、ブラシ毛２６が上
方になった時はその先端と円筒２２の外周とはほぼ同一
面になる。円筒２２の肉厚はブラシ毛２６がたわんでも
その先端が円筒２２内部に入り込まないよう設定しであ
る。

２９は吸込口１５の後方に平行に取着した固定ブラシ、
３０．３１は吸込口１５を被掃除面と一定間隔をおいて
位置すべく床ノズル本体１１０前後に設けた車輪である
。３２はタービン室１７の後方内面に回動自在に摺合す
る略半円筒状の吸込継手で、その周壁の一部からは接続
口３３が形成しである。さらに述べると、上記吸込継手
３２はその隼１ｊ壁よ如外方へ突出した軸３４及び中空
軸あにより、タービン室１了の両側壁に軸支されている
０そしてこの吸込継手３２はタービン室１７の後方の開
口１９内で上下変位するものでちる。３６ｄζ絖ロ３３
にリング３７を介して回動自在に取着した接続筒を示し
、電気掃除機の吸引側に対してホースを介して連通した
延長管（図示せず′）が着脱自在に接続されるものであ
る。

３８はタービン室１７に設けられ、外周の一部が吸込継
手３２で包囲されたタービンであり、その−側からは吸
込継手３２の中空軸３５を貫通してタービン室１ア外に
突出する軸体３９が一体的に突設しである。

３９′は床ノズル本体１１に固定した軸体３９の軸受、
４ｏは上記軸体３９の先端に設けた小プーリ−，４１は
この小プーリ−４０と円筒２２に設けた大プーリ−２６
との間に張架した動力伝達用のベルトである。

すなわち、タービン３８の回転は減速して円筒２２に伝
達されるようにしておる０ またタービン３８はタービン室１７の一方に片寄らせて
設けである。４２．４３は隔壁１８に形成した２個の通
気口で、一方め通気口４２はタービン３８の下半分と対
向しておシ、また他方の通気口４３はタービン３８と非
対向でおって、直接的に吸込継手３２の接続口３３と対
向している。

４４はスプリング４６により一方向に附勢された切換レ
バーにして、その一部より突出した遮蔽板−４６には上
記通気口４２．４３のいずれか一方と択一的に連通ずる
開口４７が形成しである。４８は切換レバー４４のつま
み、４９は切換レバー４４に形成した突起５ｏと連係し
、同切換レバー４４のスプリング４５に抗した作動状態
を保持する板バネである。

なお床ノズル本体１１に対する吸込継手３２の回動範囲
はそれぞれに形成されたストッパー５１゜５２の間隔に
よって規制されるようにしである。

上記の構成において、切換レバー４４を第４図右方に摺
動し、その遮蔽板４６の開口４７を一方の通気口４２に
連通させた場合、吸込ロ１５→吸込室１６→通気口４２
と流動した吸引空気はタービン３８に衝突し、次いで吸
込継手３２の接続口３３→接続筒３６→延長管→ホー　
スと流れて電気掃除機に至るものである。

したがってタービン３８が回転し、その回転力は減速後
円筒２２に伝達される。さらに円筒２２は開口部２１で
ブラシ毛２６を押し、ブラシ本体２３を回転させる。

また切換レバー４４を介して遮蔽板４６０開口４７を他
方の通気口４３に連通させると吸引空気はタービン３８
と無関係にタービン室１７を流れて吸込継手３２に至る
ため、タービン３８および円筒２２．ブラシ本体２３は
回転しない。

掃除作業中吸込継手３２に対して床ノズル本体１１は上
下回動自在、すなわち俯仰自在であるところから、作業
者の姿勢がどうであっても同床ノズル本体１１の吸込口
１６は被掃除面と対向し、吸塵−を確実となすものでお
る。

ここで、タービン３８を回転させた場合、上述のように
その回転は減速されて円筒２２に伝わり円筒２−２が回
転する。そして同筒２２の開口部２１がブラシ毛２６を
押し、ブラシ本体２３が回転する。

その回転において、ブラシ毛２６が上向きから下向きへ
と下がってくる時には、同ブラシ毛２６の円筒２２の開
口部２１からの出代が次第に長くなシ、ブラシ２６が真
下になった時、その出代が最も長くなる。

逆にブラシ毛２６が下向きから上向きに上がっていく時
には、ブラシ毛２６の開口部２１からの出代は短くなっ
ていき、ブラシ毛２６が真上にきた時は、ブラシ毛２６
の出代はまったくなくなる。

そして、ブラシ毛２６が下向きになった時は、ブラシ毛
２６が吸出口１６よシ外部へ突出しているため被掃除面
をブラシ毛２６によってかき上げ、掃除を行うことがで
きる。

したがって、ブラシ毛２６が被掃除面をかき上げる時に
糸くずがからみついても、そのブラシ毛２６が上に上が
っていく際に、円筒２２の開口部２１からのブラシ毛２
６の出代が短くなっていき、同時に開口部２１が糸くず
を遠心方向に押し出す。

そしてブラシ毛２６が真上になった時、ブラシ毛２６の
開口部２１からの出代がなくなり、糸くずはブラシ毛２
６よシ外れてしまう。

またブラシ毛２６は心金２７に止められ、その付は根か
らたわむことができるだめ、従来のブラシ毛を植設しで
ある回転ブラシより、ブラシ毛２６の先端径を大幅に／
ＪＳさくしても、充分なブラッシング効果を得ることが
できる。そのだめ、回転ブラシ２Ｑの径を小さくしてそ
の回転トルクも小さくでき、タービン３８の径も小さく
できる。よって、床ノズル全体を小さく、また薄くする
ことができる。

このように本発明では糸の巻きつきを防止できるととも
に床ノズルを小型にすることができる〇第９図〜第１ｏ
図は第二の実施例で、円筒５３の回転中心０３はブラシ
本体５４の回転中心０４の上方で、かつ床ノズル後方に
設けである。但し、円筒５３とブラシ本体５４゛の回転
中心距離０３−〇４は円筒５３の外周半径Ｒ３とブラシ
本体５４のブラシ先端半径Ｒ４との差とほぼ等しくとっ
である（ｏ３０４汝Ｒ４−Ｒ３、但しＲ２〉Ｒ１）。ま
だ第一の実施例と同様、円筒５３には開口部５５が設け
てあシ、ブラシ本体５４はブラシ毛５６とブラシ毛５６
を止める心金５７からなる。

上記第二の実施例においては、開口部５５からのブラシ
毛５６の出代がまったくなくなる位置は、第一の実施例
に比べて後方寄りとなり、吸引側寄りになる。従って、
ブラシ毛５６より円筒５３に押し出されて糸くずが外れ
る動作に加え、吸引により糸くずを外す力がより強く働
くため、さらに糸くずが外れやすくなる。

第１１図〜第１２図は第三の実施例で、円筒５８の回転
中心０　をブラシ本体５９の回転中心○６■ノズル後方
に設けである。回転中心距離や、開口部６０．ブラシ毛
６１などの構造は第一、第二の実施例と同一である。第
三の実施例の場合、第一、第二の実施例に比べ、ブラシ
毛６１が床面に接する時の円筒５８からの出代が短くな
る。そのためブラッシング効果が劣るが、ブラシ毛６１
の円筒からの出代がなくなる位置が最も通気口６２寄り
であシ、ブラシ毛６１に巻きついた糸くずが、さらに外
れやすくなっている。

なお上記実施例では小プーリーと円筒を連結させ、ター
ビンの回転力を円筒を介してブラシ本体に伝えているが
、ブラシ本体と小プーリーを連結させ、タービンの回転
力を直接円筒に伝えても良く、要はブラシ本体と円筒の
回転中心の位置をずらしてあれば良い〜。

以上床ノズルについて述べたが、回転ブラシを備えたア
プライド掃除機に採用しても同様の効果が得られること
はいうまでもない。

発明の効果 上記の実施例から明らかなように、本発明においては、
回転ブラシが被掃除面をかき上げる時はブラシ毛はそれ
に必要な充分な長さが得られ、かつブラッシング効果も
得られるが、回転途中ブラシ毛が回転ブラシの上側にな
ったときブラシ毛は回転ブラシの円筒内に入ってしまい
糸が外れやすくなる。そのため、被掃除面をかき上げる
力は従来の変わシない上、回転ブラシへの糸くずが巻き
付きが防止できる。

また回転ブラシの径を小さくできるため、回転ブラシを
回−ｊ−１−ルクもｌ」・さくて済み、床ノズル全体を
小さく薄くすることができる。そのため軽くて使いやす
く、またベッドの下等の低いすき間の掃除も行うことが
でき、その効果は犬なるものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転ブラシを内蔵した床ノズルの上本体
部材を外した状態での平面図、第２図は同側断面図、第
３図は従来回転ブラシの断面図、第４図は本発明の実施
例における回転ブラシを内蔵した床ノズルの横断面図、
第、５図は同側断面図、第６図は部分断面図、第７図、
第８図は同床ノズルの回転ブラシの断面図、第９図、第
１０図は第二の実施例における回転ブラシの断面図、第
１１図、第１２図は第三の実施例における回転ブラシの
断面図である。 １１・・・・・・床ノズル本体、２ｏ・・・・・・回転
ブラシ、２２．５３．５８−・・・・・円筒、２３・−
・・・・ブラシ本体、２６．５６．６１・・・・・・ブ
ラシ毛。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第７
図　　　　第８図 第１１図 第１２図 ９１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）床ノズル本体と、駆動源と、動力伝達手段と、被
   掃除面をかき上げて掃除を行う回転ブラシとを具備し、
   上記回転ブラシを、ブラシ毛を有するブラシ本体と、こ
   のブラシ本体を覆い、かつそのブラシ本体に設けたブラ
   シ毛を突出させる開口部を有する円筒とで構成し、上記
   ブラシ本体と円筒は床ノズル本体に対し各々独立して回
   動自在に設けるとともに、ブラシ本体の回転中心を円筒
   の回転中心の下方または前方に設定した電気掃除機用床
   ノズル。 ？）ブラシ本体の回転中心を円筒の回転中心の斜め前方
   下部に設定した特許請求の範囲第１項記載の電気掃除機
   用床ノズル。 （３）ブラシ本体の回転中心と円筒の回転中心との距離
   をブラシ本体の半径と円筒の外周の半径との差にほぼ等
   しくした特許請求の範囲第１項記載の電気掃除機用床ノ
   ズル。