JPH02104322A - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH02104322A
JPH02104322A JP25827588A JP25827588A JPH02104322A JP H02104322 A JPH02104322 A JP H02104322A JP 25827588 A JP25827588 A JP 25827588A JP 25827588 A JP25827588 A JP 25827588A JP H02104322 A JPH02104322 A JP H02104322A
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brush
bearing
suction port
rotating brush
rib
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Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Akihito Iwasa
岩佐 昭仁
Ikuo Oshima
郁夫 大島
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Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電動機あるいはエアタービンなどにより駆動
される回転ブラシを備えた電気掃除機の吸込口体に係り
、とくに、回転ブラシの軸受部の構造に関する。
(従来の技術) 従来、第5図に示すように、ブラシ台1の外周面にブラ
シ毛2を植設してなる回転ブラシ3の端部の回転輪体4
を回転自在に支持する軸受5を吸込口本体6の軸受支持
部7に保持した電気掃除機の吸込口本体において、前記
軸受5の下方でもじゅうたん8などから塵埃を掻き出せ
るように、前記ブラシ台1の端部に軸受5側へ傾斜した
ブラシ毛2aを植設した構造が採られている。しかし、
このような傾斜して植設されたブラシ毛2aを有する従
来の電気掃除機の吸込口体においては、傾斜したブラシ
毛2aによりじゅうたん8上から掻き上げられた毛髪、
糸屑などが軸受5部分にからみつき、この軸受5とブラ
シ台1との摺動部に詰って、回転ブラシ3の回転を妨げ
る問題があった。
そこで、毛髪、糸屑などが軸受5部分にからみつくこと
を防止するために、従来、第6図に示すように、ブラシ
台1の端面の外周部を軸受5側へ突出させて円筒形状の
リブ9を形成した構造が採られた。この円筒形状のリブ
9は、回転ブラシ3の回転に伴って、吸込口本体6の側
壁から内側へ突出した軸受支持部7の外側を回転し、軸
受5部分への塵埃の侵入を防ぐものである。しかし、こ
の従来の構造でも、′円筒形状のリブ9と吸込口本体6
の内面との間の隙間から糸屑などが軸受部分に入り込ん
でしまい、この軸受5部分とくに回転ブラシ3との摺動
部への糸屑などのからみつきを完全に防止することはで
きなかった。。
なお、上記従来の構造において、リブ9と吸込口本体6
の内面との間の隙間からの糸屑などの侵入を防ぐために
は、傾斜したブラシ毛2aの先端を回転ブラシ3の軸方
向において内側に寄せなけければならないが、そうする
と、回転ブラシ3の側面近傍の塵埃が取れなくなり、傾
斜したブラシ毛2aが十分な機能を果し得なくなる。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来の電気h1除機の吸込口体では、傾
斜したブラシ毛の内側に位置する軸受部分への糸屑など
のからみつきを防止するために、単にブラシ台の端面に
軸受部分を覆う円筒形状のリブを形成した構造が採られ
ていたため、軸受部分とくに回転ブラシとの摺動部への
糸屑などのからみつきを確実には防止できない問題があ
った。
本発明の目的は、このような問題点を解決して、回転ブ
ラシにおける傾斜したブラシ毛の内側に位置する軸受部
分とくに回転ブラシとの摺動部への糸屑などのからみつ
きを確実に防止でき、回転ブラシの回転が妨げられるこ
とのない電気掃除機の吸込口体を提供することである。
さらに、この電気掃除機の吸込口体において、軸受部分
に毛糸などがからみついてしまったとき、軸受と回転ブ
ラシとのf2f勤部への毛糸の粉体などの侵入をより確
実に防止できるようにすることを目的とするものである
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、吸込口を有する
吸込口本体と、この吸込口本体内に設けられたエアター
ビンまたは電動機などの駆動源と、ブラシ台の外周面に
ブラシ毛を植設してなり前記吸込口本体内に前記吸込口
に臨んで設けられ前記駆動源により回転駆動される回転
ブラシと、前記吸込口本体内に設けられ前記回転ブラシ
を回転自在に支持する軸受とを備え、また、前記回転ブ
ラシが前記軸受の径方向外方へ斜めに突出したブラシ毛
を有する電気掃除機の吸込口体において、前記回転ブラ
シのブラシ台における斜めに突出したブラシ毛がある部
分の外周部に軸方向でかつ前記軸受の方に向かって突出
する円筒形状のリブを形成し、一方、前記軸受には前記
円筒形状のリブの内周面に外周面が近接する円盤状のフ
ランジを形成し、さらに、前記円筒形状のリブの先端は
前記円盤状のフランジの外周面より軸方向外方へ突出さ
せたものである。
なお、軸受は吸込口本体に可動に支持し、回転ブラシの
ブラシ台における円筒形状のリブの内側の部分と前記軸
受の円盤状のフランジとに前記回転ブラシの軸方向と平
行でな(かつ前記リブ側で軸方向外方へ向いた対向面を
それぞれ形成し、これら対向面間にフェルトなどの弾性
部材を少なくともいずれか一方の対向面に対して摺動自
在に設けてもよい。
(作用) 本発明の電気掃除機の吸込口体では、回転する回転ブラ
シのブラシ毛がじゅうたんなどから塵埃を掻き出し、こ
うして掻き出されるなどした塵埃が吸込口から吸込まれ
るが、とくに回転ブラシの軸受の径方向外方の位置にお
いては、傾斜して突出したブラシ毛が塵埃を掻き出す。
このとき、傾斜したブラシ毛のある部分において、毛髪
や糸屑などは、軸受の円盤状のフランジの外側で回転し
ているブラシ台の円筒形状のリブの外周面にからみつく
が、このリブの内周面に軸受のフランジの外周面が近接
していてかつこのフランジの外周面よりもリブの先端が
軸方向外方へ突出しているので、軸受とブラシ台との間
への糸屑などの侵入は確実に防止される。こうして、傾
斜したブラシ毛の内側に位置する軸受部分とくに回転ブ
ラシとの摺動部への糸屑などのからみつきが防止され、
回転ブラシの回転が妨げられることが防止される。
さらに、請求項2の電気掃除機の吸込口体では、傾斜し
たブラシ毛によって掻き上げられた糸屑などが軸受にか
らみつくとすると、糸屑などは軸受におけるフランジよ
りも軸方向外側の部分にからみつくことになり、そのた
め、からみついた糸屑などにより可動な軸受のフランジ
はブラシ台側へ押圧されることになるが、この押圧によ
り、ブラシ台における円筒形状のリブの内側の部分とフ
ランジとの軸方向に平行でなくかつリブ側で軸方向外方
に向いた対向面間にある弾性部材が両対向面に圧接され
、軸受とブラシ台との間への糸屑の粉体などの塵埃の侵
入がより確実に防止される。
なお、糸屑などが軸受にからみついていないときは、弾
性部材は圧縮されず、回転ブラシの回転中弾性部材によ
る摩耗抵抗はほとんど働かないから、回転ブラシはスム
ーズに回転する。
(実施例) 本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例の構成を第1
図および第2図に基づいて説明する。
11は吸込口本体で、上面を開口した下部本体ケース1
2と、この下部本体ケース12の上側にバンパー13を
介して結合された下面を開口した上部本体ケース(図示
せず)とからなっている。そして、前記吸込口本体11
の内部には、前記百本体ケース12とそれぞれ一体に形
成された仕切壁16.17.18゜19によって、回転
ブラシ室20と切換摘み室21と連通室22とタービン
室23とタービン保持室24とが区画形成されている。
すなわち、左右方向へ延びる前後仕切壁16により、前
側に回転ブラシ室20が形成され、前記前後仕切壁16
から後方へ延びる左右仕切壁17.18.19により、
後側に左右方向へ並んで切換摘み室21と連通室22と
タービン室23とタービン保持室24とが形成されてい
る。
そして、前記回転ブラシ室20に臨んで下部本体ケース
12の底面部に吸込口31が開口形成されている。また
、前記前後仕切壁16には、前記連通室22に臨んで比
較的開口面積の大きい第1連通口32が形成され、前記
タービン室23の下部に臨んで比較的開口面積の小さい
第231通口33が形成されているとともに、前記ター
ビン保持室24に臨んでベルト挿通口34が開口形成さ
れている。さらに、前記吸込口本体11の後面部には、
前記連通室22に臨んで連結管挿通口35が開口形成さ
れている。
41は前記吸込口本体11の後部中央に位置して百本体
ケース12により所定角度回動自在に挟持された連結管
で、この連結管41は、後部をほぼ円筒形状に形成した
回動管42と、この回動管42の後部に周方向へ回動自
在に嵌合接続された屈曲した円筒形状の接続管43とか
らなっている。また、前記回動管42の前部は前面を先
端開口部44とした半円筒部45となってい・るが、こ
の半円筒部45の前記切換摘み室21側の端面には支軸
部46が形成されており、反対側の端面部には前記支軸
部46と同軸的に内部が軸開口部47をなす円筒形状の
支軸部48が形成されている。そして、これら支軸部4
6.48が前記連通室22の両側の仕切1i17.18
に形成された軸受孔49.50に回動自在に嵌合されて
いることによって、前記半円筒部45が前記連通v22
内に前後方向へ回動自在に支持されているが、前記軸開
口部47により、前記タービン室23と連結管41の内
部とが連通されている。なお、前記接続管43は前記連
結管挿通口35を介して後方へ突出されている。
51は切換摘みで、この切換摘み51は、前記切換摘み
室21内に形成された前記一対のガイドリプ52上に左
右摺動自在に支持されている。そして、前記切換摘み5
1の上面には摘み部53が突出形成されており、この摘
み部53は前記上部本体ケースより上方へ突出されてい
る。また、前記切換摘み51の前部には、前記前後仕切
壁16の前面を摺動し前記第1N通口32を開閉自在に
閉塞する開閉板54が一体に形成されている。さらに、
前記切換摘み51の後部には係合片55が形成されてい
る。一方、前記切換摘み室21内には、前記係合片55
が係脱自在に係合されて切換摘み51を所定位置に保持
する左右一対の係合凹部56が形成されている。
61は回転ブラシで、この回転ブラシ61は、左右方向
を長手方向で軸方向とする円柱形状のブラシ台62を有
しており、このブラシ台62は、細長いブラシ台本体6
3と、このブラシ台本体63の両端にそれぞれ同軸的に
固定されたギヤ状プーリ64および端部ブラシ台65と
からなっている。そして、前記ブラシ台62の外周面部
には複数のブラシ毛66が螺旋状に並べて植設されてい
る。、とくに、前記ブラシ台62の端部ブラシ台65側
の端部には、その軸方向に対し傾斜してブラシ台62か
ら軸方向外方へ突出した複数のブラシ毛66aが植設さ
れている。
また、前記ブラシ台62の両端部には回転軸体67が同
軸的に圧入固定されており、これら回転軸体67に、少
なくとも先端側外周面が4角柱形状をなす軸受68.6
9がそれぞれ回転自在に嵌合されている。
一方、前記回転ブラシ室20内の左右両端面に位置して
下部本体ケース12には上方へ開口した側面視はぼコ字
形状のリプからなる軸受支持部70.71がそれぞれ形
成されており、これら軸受支持部70゜71に前記軸受
68.69の先端側がそれぞれ呑脱自在に嵌合されてい
ることによって、前記回転ブラシ61が回転ブラシ室2
0内に軸方向を回転軸方向とし′て回転自在に支持され
ている。なお、前記斜めに突出したブラシ毛66aの先
端部は、一方の軸受68におけるブラシ台62から軸方
向外方へ突出した部分の径方向外方に位置している。
そして、前記ブラシ台62の端部ブラシ台65側の端面
の外周部には、この端面から軸方向外方へすなわち前記
軸受68の先端側へ突出した円筒形状のリプ72が同軸
的にかつ一体に形成されている。
また、前記ブラシ台62の端面中央部には凹部73が形
成されており、この凹部73内に軸受68の基端側が位
置している。そして、この軸受68の基端面と前記凹部
73の底面との間には前記回転軸体67に嵌合されたワ
ッシw74が摺動自在に挟着されている。
なお、同様のワッシャは反端側の軸受69にも設けられ
ている。
一方、前記軸受68の外周面の中間位置には円盤状のフ
ランジ15が一体に形成されており、このフランジ75
の外周面は前記ブラシ台62の円筒形状のリプ12の内
周面に近接対向されている。なお、前記フランジ75の
外周部およびこれに対向するブラシ台62の軸方向端面
は、軸方向外方へ向って縮径するテーバ形状になってい
る。そして、前記リプ72の先端は前記フランジ75の
外周面よりも軸方向外方へ若干突出している。
81は駆動源としてのエアタービンで、このタービン8
1は、左右方向へ延びる回転軸体82の第1図における
左側に固定されている。そして、前記回転軸体82の第
1図における右端部にはギヤ状プーリ83が設けられて
いる。さらに、前記回転軸体82には前記タービン81
とプーリ83との間に位置して、軸受84が回転自在に
嵌合されている。そして、この軸受84が前記仕切壁1
9およびタービン保持室24内に形成された左右一対の
支持壁85に固定されていることによって、前記タービ
ン81が前記タービン室23内に回転自在に支持されて
いる。さらに、前記タービン81のプーリ83と回転ブ
ラシ61のプーリ64とにはタイミングベルト86が張
架されている。
なお、このタイミングベルト86は前記前後仕切壁16
のベルト挿通口34を挿通している。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
掃除にあたっては、昂除機本体に接続されたホースまた
は延長管の先端部を接続管43に着脱自在に嵌合接続し
ておく。
そして、床やたたみなどを撞除し回転ブラシ61を回転
させる必要がないときには、第1図に鎖線で示すように
、切換摘み51をへ方向へ摺動させて、第1連通口32
を開放させておく。この状態で、掃除機本体内の電動送
風機を駆動すると、吸込口31から流入し回転ブラシ室
20、第1連通口32、連通室22、連結管41の先端
開口部44、連結管41内、延長管およびホースを介し
て掃除機本体に至る空気流が生じる。これとともに、回
転ブラシ’J20から第2連通口33、タービン室23
および軸開口部47を介して連結管41内に流入する気
流も生じるが、第2連通口33は第1連通口32より小
さく、タービン81などによる風路抵抗も大きいので、
大部分の気流は、第1連通口32から流入してタービン
81を通らずに連結管41内に流入し、一方、タービン
81を通る気流はこのタービン81を回転させるに至ら
ず、回転ブラシ61は回転しない。
そうして、前記気流とともに吸込まれた塵埃が、掃除機
本体の集q室に導かれ、そこに捕捉される。
一方、じゅうたんなどをt1除し回転ブラシ61を回転
させる必要があるときには、第1図に実線で示すように
、切換摘み51を8方向へ摺動させて、その開閉板54
により第1連通口32を開基する。この状態では、すべ
ての空気流が、第2連通口33からタービン室23内に
流入し、タービン81に吹き付けるので、このタービン
81が回転する。そして、このタービン81の回転力は
、プーリ83、ベルト86およびプーリ64を介して回
転ブラシ61に伝達され、この回転ブラシ61が回転す
る。そうして、この回転する回転ブラシ61のブラシ毛
66がじゅうたんなどの被掃除物から!埃を掻き出し、
掻き出された塵埃が吸込口31から吸込まれる。とくに
、吸込口本体11の側面付近の軸受68の下方の位置に
おいては、傾斜したブラシ毛66aが塵埃を掻き出す。
したがって、傾斜したブラシ毛66aのある方の吸込口
本体11の側面を壁際などに沿わせることによって、こ
の壁際などにおいても塵埃を掻き出せる。
その際、傾斜したブラシ毛66aによって掻き上げられ
た塵埃とくに毛髪や糸屑などは、回転ブラシ61あるい
はその軸受68部分にからみつくとすれば、軸受6aの
フランジ75の外側で回転しているブラシ台62の円筒
形状のリブ12の外周面、吸込口本体11の軸受支持部
70およびこの軸受支持部70と軸受68のフランジ7
5の外側面との間に巻き付く。
そして、このフランジ75の外周面がブラシ台62のリ
ブ72の内周面に近接していてかつこのリブ72の先端
がフランジ75の外周面よりも軸方向外方へ突出してい
るので、軸受68とブラシ台62どの間への糸屑などの
侵入は確実に防止される。すなわち、かりにフランジ7
5の外周面の一部がリブ72から外方へ突出していたと
すると、フランジ15の外周向とリブ72との間に糸屑
などがからみつくおそれがあるが、それがない。また、
軸受68のフランジ75より軸方向外側の部分の対角線
方向両端がフランジ75の外周より径方向内側に位置し
ているので、前記軸方向外側の部分にからみつく糸屑な
どはフランジ15の外周よりも径方向内側に位置し、か
つ、このフランジ75の外周面とリブ72との間の隙間
は狭いので、この隙間への塵埃の侵入は防止される。
こうして、軸受68部分とくに軸受68と回転ブラシ6
1との層動部への糸屑などのからみつきが確実に防止さ
れ、回転ブラシ61の回転が妨げられることが防止され
る。なお、軸受支持部10および軸受68はいずれも固
定部であるので、これらの間に巻きついた糸屑などは、
もとより回転ブラシ610回転を妨げることはない。
また、上記構成によれば、リブ72およびフランジ75
は、ブラシ台62および軸受68に一体に形成されたも
のであって、別部材が不要ないので、コストを低くでき
る。
さらに、フランジ75の外周面がリブ72の内周面に接
しておらず、他にも、塵埃の軸受68部分へのからみつ
きを防止するため回転ブラシ61に力が加えられていな
いので、回転トルクの弱いタービン81が駆am!であ
っても、問題はない。
つぎに、本発明の他の実施例を第3図に基づいて説明す
る。
この実施例では、先の実施例と同様に、円筒形状のリプ
12内にブラシ台62の先端面と軸受68の円盤状のフ
ランジ75のブラシ台62側の端面とがそれぞれほぼ軸
方向において平行に近接対向した対向面62a 、 7
5aとなっているが、これら対向面62a 、 75a
間に弾性部材としての環状のフエルト91が介在されて
いる。なお、このフェルト91は両対向百62a 、 
75aの少なくともいずれか一方に対して摺動自在にな
っている。
そうして、軸受68のフランジ15よりも軸方向外側の
部分と吸込口本体11の軸受支持部70との間に、傾斜
したブラシ毛66aによってじゅうたん92などから掻
き上げられた糸屑などがからみつくと、この糸屑などに
より、可動な軸受68のフランジ75はブラシ台62側
へ押圧される。そのため、フランジ75およびブラシ台
62の対向面75a 、 62a 間のフェルト91が
圧縮されて両対向面75a 、 62aに圧接される。
したがって、軸受68とブラシ台62との間への糸屑た
とえ(ボ毛糸の粉体などの塵埃の侵入がより確実に防止
され、さらに効果的である。
一方、糸屑などが軸受68にからみついていないときに
は、フェルト91に圧力がかからないので、回転ブラシ
61は回転中フェルト91による*m抵抗をほとんど受
けず、スムーズに回転する。
なお、弾性部材はフェルト91以外の材料にしてもよい
つぎに、本発明のさらに他の実施例を第4図に基づいて
説明する。
この実施例では、ブラシ台62の円筒形状のリプ12が
軸方向外方すなわち先端に向かって拡径するテーパ形状
になっている。なお、リプ12仝休ではなく、このリプ
72の内周面のみをテーパ形状にしてもよい。一方、こ
のリブ72の内周面に近接対向する軸受68のフランジ
75の外周面も径方向外方へ向かって拡径するテーパ形
状になっている。そして、対向面72a、γ5bである
これらリブ12の内周面とフランジ15の外周面との間
に環状のフェルト91が挟着されており、このフェルト
91は、少なくともいずれかの対向面72a 、 75
bに対して摺動自在になっている。
そうして、これら対向面72a 、 75bは軸方向に
対して傾斜しているので、軸受68に四項が巻ぎついた
とき、フェルト91に圧力が加わることになる。
この構成によっても、フェルト91を設けた先の実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、フェルト91は、ブラシ台62におけるリブ7
2の内側の部分とフランジ75との間においてより外側
に位置しているので、よりいっそう効果的である。
なお、上記実施例では、回転ブラシ61の駆動源をエア
タービン81としたが、駆動源は電動機としてもよい。
また、回転ブラシの両端部に傾斜したブラシ毛を設けて
もよい。その場合、回転ブラシの両端部および両軸受に
リプにおよびフランジをそれぞれ設ける。
さらに、回転ブラシ61のブラシ毛66、66aは、糸
状体を束ねたものではなく、軟質塩化ビニール樹脂など
で形成された弾性突出片としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、つぎのような効果が得られる。
請求項1の電気掃除機の吸込口体では、回転ブラシのブ
ラシ台における軸受の径方向外方へ斜めに突出したブラ
シ毛のある部分の外周部に軸受の方へ突出する円筒形状
のリブを形成し、軸受には前記リプの内周面に外周部が
近接する円盤状のフランジを形成し、しかも、このフラ
ンジの外周面よりもリブの先端を軸方向外方へ突出させ
たので、従来のように単にブラシ台のみに軸受を覆う円
筒形状のリプを形成した場合に比べ、斜めに突出したブ
ラシ毛により掻き出された糸屑などの軸受部分とくに軸
受と回転ブラシとのフランジを含めた摺動部へのからみ
つきをより確実に防止することができ、したがって、こ
の糸屑などのからみつきにより回転ブラシの回転が妨げ
られることをより確実に防止することができる。
さらに、請求項2の電気抑除機の吸込口体では、ブラシ
台のリブ内と軸受のフランジとに軸方向と平行でなくか
つリプ側で軸方向外方へ向いた対向面を形成し、これら
対向面間に弾性部材を設けたので、糸屑などが軸受のフ
ランジより軸方向外側の部分にからみついてしまったと
き、弾性部材が両対向面に圧接されることにより、軸受
とブラシ台との間への糸屑の粉体などの塵埃の侵入をよ
りいっそう確実に防止することができる。また糸屑など
が軸受にからみついていないときには、弾性部材が圧縮
されず、回転ブラシは回転中に弾性部材によりFJ擦低
抵抗ほとんど受けないので、回転ブラシをスムーズに回
転させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の吸込口体の一実施例を示
す上部本体ケースを除きかつ一部を切り欠いた平面図、
第2図は同上回転ブラシの一部の斜視図、第3図は本発
明の他の実施例を示す軸受付近の断面図、第4図は本発
明のさらに他の実施例を示す軸受付近の断面図、第5図
および第6図は従来の電気滞除機の吸込口体の例をそれ
ぞれ示す軸受付近の断面図である。 11・・吸込口本体、31・・吸込口、61・・回転ブ
ラシ、62・・ブラシ台、62a ・・対向面、66゜
668 ・・ブラシ毛、68・φ軸受、72・争円筒形
状のリブ、72a ・・対向面、75・・フランジ、7
5a・・対向面、75b ・・対向面、81・・駆動源
としてのタービン、91・・弾性部材としてのフェルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸込口を有する吸込口本体と、この吸込口本体内
    に設けられた駆動源と、ブラシ台の外周面にブラシ毛を
    植設してなり前記吸込口本体内に前記吸込口に臨んで設
    けられ前記駆動源により回転駆動される回転ブラシと、
    前記吸込口本体内に設けられ前記回転ブラシを回転自在
    に支持する軸受とを備え、前記回転ブラシは前記軸受の
    径方向外方へ斜めに突出したブラシ毛を有し、 前記回転ブラシのブラシ台における斜めに突出したブラ
    シ毛がある部分の外周部に軸方向でかつ前記軸受の方に
    向かって突出する円筒形状のリブを形成し、前記軸受に
    は前記円筒形状のリブの内周面に外周面が近接する円盤
    状のフランジを形成し、前記円筒形状のリブの先端は前
    記円盤状のフランジの外周面より軸方向外方へ突出させ
    たことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. (2)軸受は吸込口本体に可動に支持し、 回転ブラシのブラシ台における円筒形状のリブの内側の
    部分と前記軸受の円盤状のフランジとに前記回転ブラシ
    の軸方向と平行でなくかつ前記リブ側で軸方向外方へ向
    いた対向面をそれぞれ形成し、これら対向面間に弾性部
    材を少なくともいずれか一方の対向面に対して摺動自在
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の
    吸込口体。
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