JPS61225268A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS61225268A
JPS61225268A JP6739385A JP6739385A JPS61225268A JP S61225268 A JPS61225268 A JP S61225268A JP 6739385 A JP6739385 A JP 6739385A JP 6739385 A JP6739385 A JP 6739385A JP S61225268 A JPS61225268 A JP S61225268A
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JP
Japan
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resin
polyvinyl
adhesive composition
mixed
degree
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JP6739385A
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Minoru Kuwabara
実 桑原
Katsuaki Manabe
真鍋 勝章
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は接着剤組成物に関し、詳しくは、ポリビニル混
合アセタールと熱硬化性樹脂とを含み、特に、低粘度で
ある共に、耐熱性にすぐれる溶液型接着剤組成物に関す
る。
(従来の技術) 従来、ポリビニルブチラール、特に、ポリビニルブチラ
ールとフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
とからなる溶液型接着剤組成物は、プリント基板用接着
剤として用いられているが、この接着剤は、高温時にお
ける接着性が十分ではない。このために、ポリビニルア
セクールを高分子量化することも提案されているが、こ
れは、反面において、接着剤を高粘度化するので、塗布
作業性を低めることとなり、他方、溶剤量を多くして低
粘度化を図れば、製品価格及び塗装費用を高めることと
なる。
(発明の目的) 本発明は、従来のポリビニルアセタールと熱硬化性樹脂
とを含む溶液型接着剤組成物における上記した問題を解
決するためになされたものであって、ポリビニルアセク
ールと熱硬化性樹脂とを含み、特に低粘度であると共に
、耐熱性にすぐれた溶液型接着剤組成物を提供すること
を目的とするものである。
(発明の構成) 本発明による接着剤組成物は、ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アミルアルデヒ
ド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド及びオク
チルアルデヒドから選ばれる少なくとも2種のアルデヒ
ドと、ブチルアルデヒドとによって混合アセタール化さ
れたポリビニル混合アセタールと、熱硬化性樹脂とを含
有することを特徴とする。
本発明による接着剤組成物は、ポリビニルアセタールと
して、異なるアルデヒドにて混合アセタール化されたポ
リビニル混合アセタールを含む。
一般に、ポリビニルアセタールは、ポリビニルアルコー
ルをアルデヒドにてアセタール化することによって得ら
れるが、本発明において、このアセタール化のために用
いられるポリビニルアルコールは、完全ケン化物でもよ
く、部分ケン化物であってもよい。しかし、好ましくは
ケン化度が9θ〜lOO%であるポリビニルアルコール
が用いられる。また、その重合度も何ら限定されるもの
ではないが、好ましくは200〜2600の範囲である
本発明においては、アルデヒドとして、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アミル
アルデヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド
及びオクチルアルデヒドから選ばれる少なくとも2種の
アルデヒドと、ブチルアルデヒドとが併用される。尚、
これらアルデヒドのうち、ホルムアルデヒド及びアセト
アルデヒドには、これらに変換し得るバラホルムアルデ
ヒド及びパラアセトアルデヒドを含むものとする。
にブチルアルデヒドよりも低級であるアルデヒドと、ブ
チルアルデヒドよりも高級であるアルデヒドとから選ば
れる少なくとも2種のアルデヒドが併用されるが、得ら
れるポリビニル混合アセタール化物において、低級アル
デヒド、特に、ホルムアルデヒドはその耐熱性を高め、
ブチルアルデヒドを含めて、高級アルデヒドはその溶剤
溶解性を高め、アセトアルデヒドはこれらの中間的な性
質を付与するのに役立つ。
従って、特に、本発明においては、接着剤組成物は、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びブチルアルデヒ
ドによって混合アセタール化されてなるアセタール化物
が含有するのが好ましい。
このような混合アセタール化物によれば、上記のように
、ホルマール化がポリビニルアセクールの耐熱性を高め
、ブチラール化がポリビニルアセタールの溶剤への溶解
性を高めて、得られる接着剤組成物の低粘度化に寄与し
、アセトアセタール化がホルマール化とブチラール化と
の中間的な性質を付与するので、本発明によれば、この
ような混合アセタールの有する特性のバランスによって
、接着剤組成物を低粘度化し得ると共に、高温における
大きい接着強度、即ち、耐熱性を付与することができる
のである。
従って、本発明による接着剤組成物においては、混合ア
セタールにおける全アセタール化度は、特に制限される
ものではないが、好ましくは50〜80モル%の範囲で
あり、特に好ましくは60〜75モル%の範囲である。
しかし、単一のアルデヒドによるアセタール化度が50
モル%を越えるときは、得られる接着剤組成物が実質的
に当該アルデヒドによる単一アセクールの有する性質に
基づく特性を示すようになるので好ましくない。従って
、それぞれのアルデヒドによるアセタール化度は、50
モル%を越えない範囲であり、好ましくは5〜50モル
%の範囲である。
上記したような混合アセクールの調製方法は何ら限定さ
れない。例えば、ポリビニルアルコールのアセタール化
方法として、溶剤としてアルコール等を用いる溶剤系で
のアセタール化や、溶剤として水を用いる水系でのアセ
タール化が知られているが、いずれの方法によってもよ
い。また、アセタール化の順序も特に制限されるもので
はない。
しかし、混合アセクールの好ましい調製方法の一例とし
て、ポリビニルアルコールを溶剤に溶解し、アルデヒド
量、触媒量、反応温度等を調整し、酸触媒の存在下にホ
ルマール化、アセトアセクール化及びブチラール化を適
宜に行なう方法を挙げることができる。このような方法
によって、各アルデヒドによる所要のアセタール化度の
ポリビニル混合アセタールを得ることができる。
本発明の接着剤組成物は、上記混合アセタールを熱硬化
性樹脂と共に適宜の有機溶剤に溶解して調製される。熱
硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等が好適に用い
られる。これら熱硬化性樹脂の接着剤組成物における配
合量は、混合アセタール化物:熱硬化性樹脂の重量比で
1=4乃至4:1の範囲が好ましく、特に、2:3乃至
3:2の範囲が好ましい。
有機溶剤としては、従来、溶剤型接着剤において用いら
れているアルコール類、エーテル類、ケトン類、芳香族
炭化水素類、又はこれらの混合物が好適に用いられる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、ポリビニルアセタール
化物として、異なるアルデヒド、特に好ましくは、ホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド及びブチルアルデヒド
にてそれぞれアセタール化度が50モル%以下の範囲で
ポリビニルアルコールをアセタール化してなる混合アセ
タールを用い、この混合アセタールの有する特性のバラ
ンスによって、低粘度であると共に、耐熱性にすぐれる
接着剤組成物を得ることができる。即ち、本発明の接着
剤組成物によれば、従来の接着剤組成物と同じ固形分濃
度とするときは、より低粘度とすることができるので、
塗装作業性にすぐれる。また、従来の接着剤組成物より
も固形分濃度を高めても、同じ粘度とすることができる
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 (ポリビニル混合アセクールの調製) 51セパラブルフラスコに純水3410gを入に溶解さ
せた。
この水溶液の液温を50℃に保持し、これに35%塩酸
244gを加えた後、液温を50〜2℃として、35%
ホルムアルデヒド104g、アセトアルデヒド31g及
びn−ブチルアルデヒド113gを適宜に加えて、無色
粉末を析出させた。
次いで、反応系を60℃に昇温し、2時間加熱熟成した
後、水洗、中和して、触媒及び未反応アルデヒドを除去
し、ポリビニル混合アセタールを得た。
この混合アセクールにおけるアセタール化度は、ホルマ
ール化度27.5モル%、アセトアセタール化度16.
0モル%、ブチラール化度26.6モル%、全アセター
ル化度70.1モル%であった。
(接着剤組成物の調製及び適用) 上記混合アセタール33g1フエノール樹脂(群栄化学
側製PL 2205) 51 g及びエポキシ樹脂(シ
ェル化学■製エピコート828) 3.3 gをアセト
ン/エタノール/メチルエチルケトン(重量比3/21
5)混合溶剤213gに溶解させて、本発明による接着
剤組成物を調製した。この接着 。
剤組成物の粘度は20℃で1200cpsであった。
次に、この接着剤組成物を厚み35μmのプリント基板
用銅箔に塗布し、140℃で2分間乾燥して、厚み30
μmの接着剤付き銅箔を得た。この銅箔とフェノール含
浸紙を150℃で30分間、100kg/cjで加圧成
形し、銅張積層板を得た。
比較例1 (ポリビニル混合アセクールの調製) 51セパラブルフラスコに純水3460gを入れ、これ
に実施例と同じポリビニルアルコール320gを加えて
、完全に溶解させた。
この水溶液の液温を50℃に保持し、これに35%塩酸
245gを加えた後、液温を50〜2℃として、パラア
セトアルデヒド84g及びn−ブチルアルデヒド113
gを適宜に加えて、無色粉末を析出させた。次いで、反
応系を30’Cの温度で5時間熟成した後、水洗、中和
して、触媒及び未反応アルデヒドを除去し、ポリビニル
混合アセタールを得た。
この混合アセクールにおけるアセタール化度は、アセト
アセタール化度38モル%、ブチラール化度29モル%
、全アセタール化度67モル%であった。
(接着剤組成物の調製及び適用) 上記混合アセタールを用いて、実施例1と同じ配合にて
接着剤組成物を調製した。この接着剤組成物を用いて、
実施例と同様にして銅張積層板を得た。
比較例2 (ポリビニル混合アセクールの調製) 51セパラブルフラスコに純水3216gを人に溶解さ
せた。
この水溶液の液温を50℃に保持し、これに35%塩酸
220gを加えた後、液温を50〜2℃として、パラア
セトアルデヒド58g及びn−ブチルアルデヒド66g
を適宜に加えて、無色粉末を析出させた。次いで、反応
系を60℃に加熱し、この温度で2時間熟成した後、水
洗、中和して、触媒及び未反応アルデヒドを除去し、ポ
リビニル混合アセタールを得た。
この混合アセクールにおけるアセタール化度は、アセト
アセタール化度37モル%、ブチラール化度32モル%
、全アセタール化度69モル%であった。
(接着剤組成物の調製及び適用) 上記混合アセタールを用いて、実施例1と同じ配合にて
接着剤組成物を調製した。この接着剤組成物を用いて、
実施例と同様にして銅張積層板を得た。
以上の実施例及び比較例にて得たそれぞれの接着剤組成
物について、その20℃における粘度、260℃におけ
る半田耐熱性及び剥離接着力を測定した。結果を表に示
す。
本発明の接着剤組成物は、比較例としての接着剤組成物
よりも低粘度であると共に、耐熱性及び接着力にもすぐ
れることが明らかである。
特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者  廣  1)   馨

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオ
    ンアルデヒド、アミルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド
    、ヘプチルアルデヒド及びオクチルアルデヒドから選ば
    れる少なくとも2種のアルデヒドと、ブチルアルデヒド
    とによつて混合アセタール化されたポリビニル混合アセ
    タールと、熱硬化性樹脂とを含有することを特徴とする
    接着剤組成物。
  2. (2)ポリビニル混合アセタールにおける各アセタール
    化率がすべて5〜50モル%の範囲内であることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の接着剤組成物。
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