JPS60371B2 - 樹脂溶液の製法 - Google Patents

樹脂溶液の製法

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JPS60371B2
JPS60371B2 JP15119681A JP15119681A JPS60371B2 JP S60371 B2 JPS60371 B2 JP S60371B2 JP 15119681 A JP15119681 A JP 15119681A JP 15119681 A JP15119681 A JP 15119681A JP S60371 B2 JPS60371 B2 JP S60371B2
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JP
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alcohol
resin
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solvent
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JP15119681A
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JPS5874740A (ja
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拓治 西沢
里志 小林
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、樹脂溶液の製法、特に接着剤又は塗料用に適
したアルコール熔解性ポリビニルアセタールとアルコー
ル熔解性熱硬化性樹脂とを主成分として含有する樹脂溶
液の工業的に有利な製法に関し、本発明の方法によって
得られる樹脂溶液は電子材料用の銅張積層板の接着剤と
して好適に用いられる。
従来からメタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール溶媒中でポリビニルアルコールを酸触媒存
在下、アセタール化してポリビニルアセタールアルコー
ル溶媒とし、このポリビニルアセタールアルコール溶液
に多量の水を添加してポリビニルアセタールを析出させ
、これを水洗乾燥して白色微粒状の樹脂を得る方法は公
知である。
また、この樹脂は金属に対する接着性がすぐれているこ
とから、これを再度アルコール、ケトン、芳香族系溶剤
に溶解し、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂と混合して
接着剤や塗料のベースとして用いられている。しかしこ
の方法はアルコールに溶解しているポリビニルアセター
ルを粉末脂として取得する際に、多量の水を添加しなけ
ればならずまた創生する稀薄アルコール溶媒を蒸留等に
より回収して再使用する必要がある。
さらに接着剤や塗料として使用する際に再度アルコール
等の溶剤に溶解しなければならず工程が複雑であり、ま
た溶剤回収、乾燥などに多大のエネルギーを使用しなけ
ればならない。またァセタール化した均一反応溶液は不
安定であって、列えば脱アセタール化反応を生じたり、
ゲル化したりするので、これをすみやかに中和して析出
させねばなないなどの欠点があった。
本発明はこれらの欠点を解決することを目的とするもの
で、ポリピニルアルコールとアルデヒド類とを酸触媒の
存在下アルコール溶媒中でアセタール化した後その生成
溶液をすみやかにアルカリアルコール溶液で中和し、そ
のアセタール樹脂アルコール溶液が脱ァセタール化反応
したり、粘度上昇しゲル化したりする前例えば48時間
以内に、アルコール溶解性熱硬化性樹脂溶液を添加する
ことにより安定な性能にすぐれた接着剤又は塗料用のベ
ースとして用いる樹脂溶液の製法を提供しようとするも
のである。すなわち本発明は、平均重合度300〜25
00ポリビニルアルコールとアルデヒド類とをアルコー
ル溶媒中で酸触媒の存在下反応させて生成したポリビニ
ルアセタールのアルコール溶液をアルカリによって中和
した後、温度4000以下に冷却し、次いで、粘度上昇
ゲル化する前に、アルコール溶解性の熱硬化性樹脂を添
加することを特徴とする。以下本発明をさらに詳しく説
明する。
本発明はポリビニルアルコールとアルデヒド類を酸触媒
の存在下、アルコール溶媒中反応させて生成したアルコ
ール溶解性ポリビニルアセタール溶液をアルカリによっ
て中和し、これを温度40oo以下に冷却し、従来法の
ようにポリピニルアセタールを析出させることなく、粘
度上昇し、ゲル化する前にこれにそのままアルコール溶
解性熱硬化性樹脂を添加混合することを特徴とするもの
である。本発明に用いるポリビニルアルコールは平均重
合度300〜250の屋度のもので十分であり、またア
ルデヒド類としては特に制限されるものはないが具体例
としてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
オソアル、ブチルアルデヒドなどがあげられこれらを1
種以上用いることができる。
アセタール化反応に用いる溶剤はメタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類が好ましい。
以上のような原料を用いて温度40〜800○好ましく
は50〜7000で酸触媒の存在下アセタール化反応さ
せる。ァセタール化反応終了後、これを苛性ソーダ、酢
酸ソーダ、などのアルカリですみやかに酸触媒を中和す
る。
この場合アルカリはアルコール溶液として添加すること
が好ましい。中和しない場合は脱ァセタール化反応が起
り、好適なアセタール化物が得られない。中和後冷却を
するが温度500程度で5時間以上保持すると高粘度と
なるので40℃以下に冷却する。次いでアルコール溶解
性熱硬化性樹脂を添加するが冷却せずに添加するとその
添加時にアセタール樹脂と熱硬化性樹脂とが硬化反応を
起すので好ましくない。本発明に用いるアルコール溶解
性熱性樹脂はフェノール樹脂、ェポキシ樹脂、メラミン
樹脂等であり、特にァルコ−ル溶解性のあるレゾール型
フェノール樹脂が好ましい。接着剤や塗料とする場合さ
らに稀釈剤を用いるが、その稀釈剤としては、アセトン
、メチルエチルケトン等のケトン類、トルェン、キシレ
ン、等の芳香族炭化水素等の溶剤が用いられる。アルコ
ール溶解性熱硬化性樹脂の添加量は前記アセタール樹脂
に対し固形分として重量%で30:70〜70:30の
割合であり、アルコール溶解性熱硬化性樹脂が7の重量
%をこえると硬くなり接着剤や塗料用ベースとしては実
用的ではなく、3の重量%未満では塗膜や接着などの強
度が弱くなり好ましくない。またその添加時期は冷却後
すみやかに添加するが、4報時間以内であることが必要
である。以上説明したように本発明はポリビニルアルコ
ールとアルデヒド類とを酸触媒の存在下、アルコール溶
媒中で反応させ、次いでその生成溶液を中和し、温度4
000以下に冷却し、次いでこれにアルコール溶解性熱
硬化性樹脂を含有する樹脂溶液を特定量添加することを
特徴とする安定なアルコール溶解性ポリビニルァセター
ルとアルコール溶解性熱硬化性横指との混合樹脂溶液の
製法であって、しかも従来法のようにポリビニルアセタ
ールの析出工程や有機溶剤回収工程を必要とすることが
なく、その工程が簡略となる他資材やエネルギーの節約
を可能としたものである。以下実施例をあげてさらに本
発明を説明する。
なお明細書記載の%は、いずれも重量基準で示した。実
施例 1その櫨梓機付ガラス製フラスコにメタノール400夕
、35%塩酸5夕を仕込み、次いで重合度1950の完
全ケン化ポリビニルアルコールを燈拝しながら82多添
加した。
次いでこれにアセトアルデヒド30夕、ブチルアルデヒ
ド28タ添加し温度6000で1加持間反応させた。反
応終了後冷却し、苛性ソーダの10%メタノール溶液を
20タ添加し中和した。この溶液中のポリビニルアセタ
ール固型分は20.1%であった。この溶液を温度50
ご0の陣温槽に浸潰し2独時間毎にサンプルをとりB型
粘度計により粘度変化を調べた。
各サンプルは、時間の経過と共に次第に粘度が上昇しゲ
ル化することが分った。その結果を第1表に示す。第1
表 第1表に示す反応溶液にトルェン及びアセトン及びフェ
ノール樹脂溶液(群栄化学工業■商品名「AP−106
」固型分60%のメタノール溶液)を固型分としてアセ
タールとフェノールとが6:4となるように加え接着剤
を製造した(サンプルNol〜4はそれぞれ実験Nol
〜4に対応)。
このものの固型分は17%、溶剤組成はメタノール/ト
ルェン/アセトン=3/2/1であった。
次いでこの接着剤を銅箔のマットサイドに30〜35夕
/め(固型分換算)塗布し、温度80o○で10分間、
15000で5分間乾燥して接着剤付銅箔を作成した。
これを数枚のフェノール樹脂含浸紙の上にのせ、温度1
50〜17000、130k9/地の条件で1時間加熱
圧着してその半田耐熱性及び接着性を評価した。第2表 実験No4は比較例 (注)第2表の物性測定は次の方法によった。
【1} 半田耐熱性はJISC−6481にしたがい、
260qoの半田格で膨れを生じるまでの時間(sec
)を測定した。
■ 接着強度はJISC−6481による。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平均重合度300〜2500ポリビニルアルコール
    とアルデヒド類とをアルコール溶媒中で、酸触媒の存在
    下反応させて生成したポリビニルアセタールのアルコー
    ル溶液をアルカリによって中和した後、温度40℃以下
    に冷却し、次いで、粘度上昇ゲル化前にアルコール溶解
    性の熱硬化性樹脂を添加することを特徴とする樹脂溶液
    の製法。
JP15119681A 1981-09-24 1981-09-24 樹脂溶液の製法 Expired JPS60371B2 (ja)

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JPS5874740A JPS5874740A (ja) 1983-05-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63149970U (ja) * 1987-03-20 1988-10-03
JPH0252000B2 (ja) * 1986-05-01 1990-11-09 Kawasaki Steel Co

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CN105189575B (zh) * 2013-05-21 2018-09-28 太阳化学公司 缩醛化聚乙烯醇阻隔涂料

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