JPH0252000B2 - - Google Patents
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- JPH0252000B2 JPH0252000B2 JP61101467A JP10146786A JPH0252000B2 JP H0252000 B2 JPH0252000 B2 JP H0252000B2 JP 61101467 A JP61101467 A JP 61101467A JP 10146786 A JP10146786 A JP 10146786A JP H0252000 B2 JPH0252000 B2 JP H0252000B2
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は電気めつきにおける可溶性バスケツト
式電解用陽極に関する。
式電解用陽極に関する。
〈従来技術およびその問題点〉
従来、電気めつきを行う方法として、めつき用
金属を陽極とし、被めつき材を陰極として、電解
液中で通電し、陽極を電気化学的に溶解して、め
つき液中にめつき金属イオンを補給しながら被め
つき材にめつきを行う方法がある。このようなめ
つき方式に使用される陽極を一般に可溶性陽極と
称している。
金属を陽極とし、被めつき材を陰極として、電解
液中で通電し、陽極を電気化学的に溶解して、め
つき液中にめつき金属イオンを補給しながら被め
つき材にめつきを行う方法がある。このようなめ
つき方式に使用される陽極を一般に可溶性陽極と
称している。
可溶性陽極としては、インゴツト状または板状
に加工されためつき用金属を使用する方式と、ペ
レツト状の金属を陽極バスケツト内に充填して使
用する方式とがあるが、後者の方が被めつき材と
の極間距離を常に一定に保つことができ、また作
業性も非常によい。
に加工されためつき用金属を使用する方式と、ペ
レツト状の金属を陽極バスケツト内に充填して使
用する方式とがあるが、後者の方が被めつき材と
の極間距離を常に一定に保つことができ、また作
業性も非常によい。
この陽極バスケツト方式では、充填した金属ペ
レツトの消耗に応じて適時、新たに金属ペレツト
を補給するようになつているが、陽極バスケツト
内でペレツトが降下移動せずに棚吊り状態となつ
て空洞が生ずることがしばしばあり、ペレツトが
均一に充填されていない状態になり、被めつき材
との極間距離に差が生ずる。
レツトの消耗に応じて適時、新たに金属ペレツト
を補給するようになつているが、陽極バスケツト
内でペレツトが降下移動せずに棚吊り状態となつ
て空洞が生ずることがしばしばあり、ペレツトが
均一に充填されていない状態になり、被めつき材
との極間距離に差が生ずる。
このような状態でめつきすると、前記極間距離
の差が原因でめつき不良、たとえば目付量不足や
外観不良等が起こる。
の差が原因でめつき不良、たとえば目付量不足や
外観不良等が起こる。
さらに、陽極バスケツト内のペレツトが移動せ
ずに滞留した場合、金属イオンの濃化による金属
の結晶化が起き、これにより発生するジユール熱
で陽極バスケツトが損傷を受け、陽極バスケツト
の寿命が低下する等の問題がある。
ずに滞留した場合、金属イオンの濃化による金属
の結晶化が起き、これにより発生するジユール熱
で陽極バスケツトが損傷を受け、陽極バスケツト
の寿命が低下する等の問題がある。
そこで、これらの問題点を解消するために、例
えば実開昭60−371号公報等に開示されているよ
うに、陽極バスケツトの上面あるいは側面に振動
器を設置し、振動させるようにしたものがある
が、ペレツトを充填した陽極バスケツトの重量
は、1本あたり(被めつき材の板幅に応じるた
め、陽極バスケツトは複数からなる)、約150Kgと
重く、この重量のバスケツト自体を振動させるこ
とによつてバスケツト内のペレツトに振動を与え
る方法であるため、大きな振動力が必要であり、
振動装置が大型化し、経済的でない。
えば実開昭60−371号公報等に開示されているよ
うに、陽極バスケツトの上面あるいは側面に振動
器を設置し、振動させるようにしたものがある
が、ペレツトを充填した陽極バスケツトの重量
は、1本あたり(被めつき材の板幅に応じるた
め、陽極バスケツトは複数からなる)、約150Kgと
重く、この重量のバスケツト自体を振動させるこ
とによつてバスケツト内のペレツトに振動を与え
る方法であるため、大きな振動力が必要であり、
振動装置が大型化し、経済的でない。
また、陽極バスケツトはめつき槽に貫通された
電極に係止支持されているので、大きな振動力で
振動させると電極(炭素)の通電接触部が損傷を
受けやすいだけでなく、たびたび通電不良が発生
し、通電接触部の寿命が短くなるという問題が生
じる。
電極に係止支持されているので、大きな振動力で
振動させると電極(炭素)の通電接触部が損傷を
受けやすいだけでなく、たびたび通電不良が発生
し、通電接触部の寿命が短くなるという問題が生
じる。
〈発明の目的〉
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、大
型の振動装置を使用することなく、陽極バスケツ
ト内の金属ペレツトに直接振動を与え、その充填
状況を常時均一に保ち、また、金属ペレツトが陽
極バスケツト内で下降移動せずに滞留した場合、
滞留ペレツト近傍で生ずる金属イオンの濃化を防
止する可溶性バスケツト式電解用陽極を提供する
ことを目的とする。
型の振動装置を使用することなく、陽極バスケツ
ト内の金属ペレツトに直接振動を与え、その充填
状況を常時均一に保ち、また、金属ペレツトが陽
極バスケツト内で下降移動せずに滞留した場合、
滞留ペレツト近傍で生ずる金属イオンの濃化を防
止する可溶性バスケツト式電解用陽極を提供する
ことを目的とする。
〈発明の構成〉
本発明の第1の態様によれば、めつき用金属ペ
レツトをバスケツト内に充填し、該バスケツトに
振動器を設け、前記バスケツトを陽極としてめつ
きを行う可溶性バスケツト式電解用陽極におい
て、前記バスケツト内のペレツトに直接接触する
よう延長する振動部材を前記バスケツト内に配設
しかつ該振動部材に前記振動器を連結し、該振動
器により該振動部材の振動により前記ペレツトに
振動を与えることによつて、該ペレツトをバスケ
ツト内に均一に充填するようにしたことを特徴と
する可溶性バスケツト式電解用陽極が提供され
る。
レツトをバスケツト内に充填し、該バスケツトに
振動器を設け、前記バスケツトを陽極としてめつ
きを行う可溶性バスケツト式電解用陽極におい
て、前記バスケツト内のペレツトに直接接触する
よう延長する振動部材を前記バスケツト内に配設
しかつ該振動部材に前記振動器を連結し、該振動
器により該振動部材の振動により前記ペレツトに
振動を与えることによつて、該ペレツトをバスケ
ツト内に均一に充填するようにしたことを特徴と
する可溶性バスケツト式電解用陽極が提供され
る。
また、本発明の第2の態様によれば、めつき用
金属ペレツトをバスケツト内に充填し、該バスケ
ツトに振動器を設け、前記バスケツトを陽極とし
てめつきを行う可溶性バスケツト式電解用陽極に
おいて、前記バスケツト内のペレツトに直接接触
するよう延長する中空振動部材を前記バスケツト
内に配設しかつ該振動部材に振動器を連結すると
共に、前記中空振動部材の壁面所定箇所に、該中
空振動部材の中空内部と外部とを連通する連通孔
を形成しかつ、該中空振動部材の一端に、めつき
液を循環させる循環パイプの一端を連結したこと
を特徴とする可溶性バスケツト式電解用陽極が提
供される。
金属ペレツトをバスケツト内に充填し、該バスケ
ツトに振動器を設け、前記バスケツトを陽極とし
てめつきを行う可溶性バスケツト式電解用陽極に
おいて、前記バスケツト内のペレツトに直接接触
するよう延長する中空振動部材を前記バスケツト
内に配設しかつ該振動部材に振動器を連結すると
共に、前記中空振動部材の壁面所定箇所に、該中
空振動部材の中空内部と外部とを連通する連通孔
を形成しかつ、該中空振動部材の一端に、めつき
液を循環させる循環パイプの一端を連結したこと
を特徴とする可溶性バスケツト式電解用陽極が提
供される。
以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図において、鋼帯(被めつき材)1は、通
電ロール(陰極)2と、コンダクタロール3に巻
掛けられて、図中A方向に搬送される。
電ロール(陰極)2と、コンダクタロール3に巻
掛けられて、図中A方向に搬送される。
コンダクタロール3の略下半部外周面よりわず
かに離隔対向して、該ロール3とほび同幅に1対
の可溶性バスケツト式電解用陽極4,4が配設さ
れていて、該可溶性バスケツト式電解用陽極4,
4はめつき槽5内に貯蔵されためつき液6中に浸
漬されている。該めつき液6は、めつき槽5とめ
つき液循環用タンクとの間を循環されている。
かに離隔対向して、該ロール3とほび同幅に1対
の可溶性バスケツト式電解用陽極4,4が配設さ
れていて、該可溶性バスケツト式電解用陽極4,
4はめつき槽5内に貯蔵されためつき液6中に浸
漬されている。該めつき液6は、めつき槽5とめ
つき液循環用タンクとの間を循環されている。
可溶性バスケツト式電解用陽極4は、陽極バス
ケツト7内にめつき金属ペレツト8を充填してな
り、陽極バスケツト7は、前記コンダクタロール
3対向側(内側)全面がめつき金属イオンの通過
を可能とした多孔性部部材7aにて形成され、外
側全面が金属イオンの通過不可能とする平板状の
枠部材7bにて形成されていて、この枠部材7b
には、該バスケツト支持部材を兼ねる電極(陽
極)9が配設される。
ケツト7内にめつき金属ペレツト8を充填してな
り、陽極バスケツト7は、前記コンダクタロール
3対向側(内側)全面がめつき金属イオンの通過
を可能とした多孔性部部材7aにて形成され、外
側全面が金属イオンの通過不可能とする平板状の
枠部材7bにて形成されていて、この枠部材7b
には、該バスケツト支持部材を兼ねる電極(陽
極)9が配設される。
本発明における陽極バスケツト7内には、該バ
スケツト7の形状に沿つて、1本ないし複数本の
振動棒(振動部材)10が配設されており、この
振動棒10の上端は振動器11に連結され、振動
器11の振動により、振動棒10が該バスケツト
7内で任意の方向に振動し、直接ペレツト8に接
触して振動を与え得るようになつている。
スケツト7の形状に沿つて、1本ないし複数本の
振動棒(振動部材)10が配設されており、この
振動棒10の上端は振動器11に連結され、振動
器11の振動により、振動棒10が該バスケツト
7内で任意の方向に振動し、直接ペレツト8に接
触して振動を与え得るようになつている。
このように取り付けた振動棒10を、連続めつ
き中に振動器11によつて適宜振動させることに
よつて、常時ペレツト8を陽極バスケツト7内に
空洞なく充填することができる。
き中に振動器11によつて適宜振動させることに
よつて、常時ペレツト8を陽極バスケツト7内に
空洞なく充填することができる。
これにより、鋼帯1とめつき金属ペレツト8と
の距離が常に一定に保て、鋼帯1へのめつきが均
一に施される。
の距離が常に一定に保て、鋼帯1へのめつきが均
一に施される。
さらに、例えば第2図に示すように、振動棒
を、軸心に沿つて中空部16を有する中空棒(中
空振動部材)15とし、この中空棒15の壁面所
定箇所に、該中空部16内と中空棒15外部との
間を連通する連通孔17を複数個形成する。
を、軸心に沿つて中空部16を有する中空棒(中
空振動部材)15とし、この中空棒15の壁面所
定箇所に、該中空部16内と中空棒15外部との
間を連通する連通孔17を複数個形成する。
この中空棒15の上端にはパイプ18の一端1
8aが連結されている。該パイプ18の他端18
bは、ポンプ20を介してめつき槽5内に連通開
口している。
8aが連結されている。該パイプ18の他端18
bは、ポンプ20を介してめつき槽5内に連通開
口している。
そして、ポンプ20を駆動させることによつ
て、めつき槽5内のめつき液6を、パイプ18の
他端18bから吸い込み、パイプ18を経て、パ
イプ18の一端18aから前記中空棒15の中空
部16内へ圧送する。圧送されためつき液6は、
前記連通孔17からそれぞれ中空棒15外部へ噴
出され、この噴出流によつて陽極バスケツト7内
を撹拌し、ペレツト8をより確実に下降移動する
ことができる。
て、めつき槽5内のめつき液6を、パイプ18の
他端18bから吸い込み、パイプ18を経て、パ
イプ18の一端18aから前記中空棒15の中空
部16内へ圧送する。圧送されためつき液6は、
前記連通孔17からそれぞれ中空棒15外部へ噴
出され、この噴出流によつて陽極バスケツト7内
を撹拌し、ペレツト8をより確実に下降移動する
ことができる。
すなわち、振動器11による中空棒15自身の
振動と、各連通孔17からの噴出流の2手段によ
つて、ペレツト8を下降移動させることができる
ため、陽極バスケツト7内のペレツト8が移動せ
ずに滞留した場合、金属イオンの濃化によるジユ
ール熱発生で陽極バスケツト損傷等をより確実に
防ぐことができる。
振動と、各連通孔17からの噴出流の2手段によ
つて、ペレツト8を下降移動させることができる
ため、陽極バスケツト7内のペレツト8が移動せ
ずに滞留した場合、金属イオンの濃化によるジユ
ール熱発生で陽極バスケツト損傷等をより確実に
防ぐことができる。
なお、第2図においては、ポンプ20によつて
めつき液6を、パイプ18を介して、中空棒15
の連通孔17から陽極バスケツト7内に噴出する
ように構成しているが、これとは逆に、陽極バス
ケツト7内よりめつき液6を吸い出し、これをパ
イプ18を介してめつき槽5内へ戻すようにして
もよい。
めつき液6を、パイプ18を介して、中空棒15
の連通孔17から陽極バスケツト7内に噴出する
ように構成しているが、これとは逆に、陽極バス
ケツト7内よりめつき液6を吸い出し、これをパ
イプ18を介してめつき槽5内へ戻すようにして
もよい。
〈実施例〉
次に、本発明を実施例に基づいて説明する。
(実施例 1)
ラジアルセルでのZn−Ni合金めつきにおいて、
陽極バスケツト(内径150mm、外径170mm、長さ
1400mm)内に20mmφの振動棒を2本配設し、さら
にNiペレツトを充填し、以下の条件で振動棒を
振動させた。
陽極バスケツト(内径150mm、外径170mm、長さ
1400mm)内に20mmφの振動棒を2本配設し、さら
にNiペレツトを充填し、以下の条件で振動棒を
振動させた。
振動器の空気圧 1Kg/cm2
振動数 14300c/min
振動力 5.4×10Kg
使用時間 1回/2時間 20sec
この結果、ペレツト使用量が、連続100時間め
つきで、本方法を使用しないものに比べ10%アツ
プし、棚吊状態が回避されていることがわかる。
これにより目付量不足や外観不良が防止された。
つきで、本方法を使用しないものに比べ10%アツ
プし、棚吊状態が回避されていることがわかる。
これにより目付量不足や外観不良が防止された。
(実施例 2)
ラジアルセルでのZn−Ni合金めつきにおいて、
実施例1と同様の陽極バスケツトを用い、かつ振
動棒として20mmφの中空棒を2本配設し、以下の
条件でめつき液を中空棒の各連通孔から陽極バス
ケツト内に噴流させながら400時間の連続めつき
を行つた。
実施例1と同様の陽極バスケツトを用い、かつ振
動棒として20mmφの中空棒を2本配設し、以下の
条件でめつき液を中空棒の各連通孔から陽極バス
ケツト内に噴流させながら400時間の連続めつき
を行つた。
振動頻度 1回/2時間 20sec
振動数 12000c/min
振動力 5.0×10Kg
噴流圧 1Kg/cm2
この結果、陽極バスケツト内のめつき液温はバ
ルクのめつき液温+5℃以内で、ジユール熱の発
生が防げ、使用後のバスケツトの状態も損傷が認
められなかつた。
ルクのめつき液温+5℃以内で、ジユール熱の発
生が防げ、使用後のバスケツトの状態も損傷が認
められなかつた。
(比較例 1)
ラジアルセルでのZn−Ni合金めつきにおいて
実施例2と同様の陽極バスケツト(中空棒が配設
せず)を用い電気めつきを行つたところ、120時
間使用でバスケツトに損傷(穴あき)を生じた。
実施例2と同様の陽極バスケツト(中空棒が配設
せず)を用い電気めつきを行つたところ、120時
間使用でバスケツトに損傷(穴あき)を生じた。
〈発明の効果〉
以上詳述したように本発明によれば、従来の陽
極バスケツトを直接振動させる方式に比べ、振動
力が少なくてすみ、振動器が小型化でき、経済的
であり、また、電極(陽極)の接触部の損傷も防
止される。
極バスケツトを直接振動させる方式に比べ、振動
力が少なくてすみ、振動器が小型化でき、経済的
であり、また、電極(陽極)の接触部の損傷も防
止される。
また、陽極バスケツト内のペレツトの棚吊り状
態を防げ、金属イオンの濃化も防止でき、この結
果被めつき材とペレツトとの極間距離が常に一定
に保て、アノードプツシング時に発生しやすいめ
つきやけがなくなり、また極間距離を縮めること
によつてめつき液の電気抵抗を下げ、すなわち電
圧を下げ、電力原単位を下げることができ、経済
的である等の効果がある。
態を防げ、金属イオンの濃化も防止でき、この結
果被めつき材とペレツトとの極間距離が常に一定
に保て、アノードプツシング時に発生しやすいめ
つきやけがなくなり、また極間距離を縮めること
によつてめつき液の電気抵抗を下げ、すなわち電
圧を下げ、電力原単位を下げることができ、経済
的である等の効果がある。
第1図は本発明に係る振動部材を備えた電気め
つき装置の縦断面図である。第2図は本発明に係
る中空振動部材を備えた電気めつき装置の要部縦
断面図である。 符号の説明、1……鋼帯(被めつき材)、2…
…通電ロール、3……コンダクタロール、4……
可溶性バスケツト式電解用陽極、5……めつき
槽、6……めつき液、7……陽極バスケツト、8
……ペレツト、9……電極(陽極)、10……振
動部材(振動棒)、11……振動器、15……中
空棒(中空振動部材)、16……中空部、17…
…連通孔、18……パイプ、20……ポンプ。
つき装置の縦断面図である。第2図は本発明に係
る中空振動部材を備えた電気めつき装置の要部縦
断面図である。 符号の説明、1……鋼帯(被めつき材)、2…
…通電ロール、3……コンダクタロール、4……
可溶性バスケツト式電解用陽極、5……めつき
槽、6……めつき液、7……陽極バスケツト、8
……ペレツト、9……電極(陽極)、10……振
動部材(振動棒)、11……振動器、15……中
空棒(中空振動部材)、16……中空部、17…
…連通孔、18……パイプ、20……ポンプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 めつき用金属ペレツトをバスケツト内に充填
し、該バスケツトに振動器を設け、前記バスケツ
トを陽極としてめつきを行う可溶性バスケツト式
電解用陽極において、前記バスケツト内のペレツ
トに直接接触するよう延長する振動部材を前記バ
スケツト内に配設しかつ該振動部材に前記振動器
を連結し、該振動器により該振動部材の振動によ
り前記ペレツトに振動を与えることによつて、該
ペレツトをバスケツト内に均一に充填するように
したことを特徴とする可溶性バスケツト式電解用
陽極。 2 めつき用金属ペレツトをバスケツト内に充填
し、該バスケツトに振動器を設け、前記バスケツ
トを陽極としてめつきを行う可溶性バスケツト式
電解用陽極において、前記バスケツト内のペレツ
トに直接接触するよう延長する中空振動部材を前
記バスケツト内に配設しかつ該振動部材に前記振
動器を連結すると共に、前記中空振動部材の壁面
所定箇所に、該中空振動部材の中空内部と外部と
を連通する連通孔を形成し、かつ、該中空振動部
材の一端に、めつき液を循環させる循環パイプの
一端を連結したことを特徴とする可溶性バスケツ
ト式電解用陽極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10146786A JPS62260097A (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 可溶性バスケツト式電解用陽極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10146786A JPS62260097A (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 可溶性バスケツト式電解用陽極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62260097A JPS62260097A (ja) | 1987-11-12 |
JPH0252000B2 true JPH0252000B2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=14301519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10146786A Granted JPS62260097A (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 可溶性バスケツト式電解用陽極 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS62260097A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60371B2 (ja) * | 1981-09-24 | 1985-01-08 | 電気化学工業株式会社 | 樹脂溶液の製法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60371U (ja) * | 1983-06-14 | 1985-01-05 | 三菱電線工業株式会社 | メツキ槽 |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP10146786A patent/JPS62260097A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60371B2 (ja) * | 1981-09-24 | 1985-01-08 | 電気化学工業株式会社 | 樹脂溶液の製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS62260097A (ja) | 1987-11-12 |
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