JPH11138559A - 金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ - Google Patents

金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ

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JPH11138559A
JPH11138559A JP9312068A JP31206897A JPH11138559A JP H11138559 A JPH11138559 A JP H11138559A JP 9312068 A JP9312068 A JP 9312068A JP 31206897 A JP31206897 A JP 31206897A JP H11138559 A JPH11138559 A JP H11138559A
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Misa Tsuda
美佐 津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の電解洗浄装置に用いる金型保持カゴを
改良する。 【解決手段】 電解洗浄液を収容する洗浄槽内に被洗浄
物である合成樹脂成形用金型を搭載する浸漬する金型保
持カゴであって、金型5を保持する多孔性金属材からな
る矩形状の底面部50と、該底面部から立設されて上記
洗浄槽の上面枠に載置される支持アーム51と、上記底
面部から立設されるホイスト吊り上げ用のフック係止部
53を備えている。また、底面部に仕切り板56を設け
ると共にカゴを着脱自在に連結する手段を設けている。
さらに、底面部に金型5を押させる押さえ板71を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂成形金型の洗浄
装置に用いる金型保持カゴに関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂用金型は、樹脂製品の成形量に
伴ってその内面に樹脂カスや、ガスによる焼け跡等の付
着物が付着し、これらの付着物は、後から樹脂成形する
製品の離型を悪くして、成形不良につながる等の不都合
が生じる。よって、成形用金型は定期的に取り外して洗
浄し、上記付着物を除去しなければならない。
【0003】従来、この種の成形金型用の洗浄装置とし
て、本出願人は特開平7−214570号において図1
0および図11に示す洗浄装置を提供している。この洗
浄装置は電解洗浄と超音波洗浄とを併用して金型の洗浄
を短時間で効率良く行うことができる利点を有するもの
である。図10および図11中において、1は洗浄槽、
2は洗浄槽内に着脱自在に挿入する金属製の金型保持カ
ゴ、3は洗浄槽内に吊り下げるプラス側電極であり、マ
イナス極側となる上記金型保持カゴ2内に保持された金
型5との間に電流を流すと共に、洗浄槽1の底面に取り
付けた超音波振動子4により洗浄槽内の電解洗浄液を超
音波振動を発生させ、よって、電解洗浄と超音波洗浄と
を併用して、金型5の洗浄を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した金型洗浄装置
は電解洗浄と超音波洗浄とを併用しているため、極めて
効率良く短時間で金型の付着物を除去でき、洗浄効果が
優れた利点を有するものであるが、まず、近時、一度に
洗浄する金型の量が大量になってきており、金型保持カ
ゴが、それに対応した構成となっていないために使い勝
手が悪い問題があった。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、金型の量が増加した場合に対応させると共に、そ
の他の改良も加えて、金型保持カゴを使い勝手よくする
ことを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、電解洗浄液を収容する洗浄
槽内に、被洗浄物である合成樹脂成形用金型を金属製カ
ゴに保持して電解洗浄液に浸漬すると共に、該洗浄槽内
に電極材を吊り下げ、該電極材と上記金属製カゴとを電
源のプラス側とマイナス側とに接続し、上記電解洗浄液
を介して通電して上記合成樹脂成形用金型の電解洗浄を
行う装置に用いる上記金属製保持カゴであって、金型を
保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部と、該底
面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置される支
持アームと、上記底面部から立設されるホイスト吊り上
げ用のフック係止部を備えていることを特徴とする金型
洗浄装置に用いる金型保持カゴを提供している。
【0007】上記のようにホイスト吊り上げ用のフック
係止部を設けておくと、金型保持カゴに大量の金型を搭
載した時、ホイストを用いて金型保持カゴを吊り上げた
後、洗浄槽内に下降させて、金型を洗浄液中に浸漬で
き、作業者の負担を大幅に軽減できる。
【0008】また、本発明は、請求項2で、請求項1と
同様な金型洗浄装置に用いる金型保持カゴとして、金型
を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部と、該
底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置される
支持アームと、上記底面部より突設する仕切り板を備え
ていることを特徴とする金型洗浄装置に用いる金型保持
カゴを提供している。
【0009】上記のように仕切り板を設けておくと、カ
ゴに搭載された金型が倒れにくく安定して保持すること
ができる。洗浄中に金型が倒れてマイナス側の電極板と
接触すると、ショートが発生し、その部分に損傷が発生
するが、仕切り板を設けて金型を安定保持すると、上記
問題を解消できる。
【0010】また、本発明は、請求項3で、請求項1と
同様な金型洗浄装置に用いる金型保持カゴとして、金型
を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部と、該
底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置される
支持アームと、上記底面部に載置する金型の上面に被せ
る押さえ板を一体あるいは別体として備えていることを
特徴とする金型洗浄装置に用いる金型保持カゴを提供し
ている。
【0011】即ち、金型保持カゴの底面部に搭載した金
型が小さく、軽量である場合、洗浄槽内の液中で金型の
浮き上がりが発生する場合があるため、押さえ板を被せ
て浮き上がりを防止している。この押さえ板部はメッシ
ュ網等から形成していることが好ましく、例えば、底面
部の外枠の上面からヒンジを介して取り付けて、金型搭
載後に押さえ板を倒して金型に被せるようにしている。
【0012】また、本発明は、請求項4で、請求項1と
同様な金型洗浄装置に用いる金型保持カゴとして、金型
を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部と、該
底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置される
支持アームと、上記底面部あるいは支持アームより突設
する連結手段を備え、該連結手段を用いて複数の金型保
持カゴを所要個数順次連結して金型保持面積を任意の大
きさに出来るようにしている金型洗浄装置に用いる金型
保持カゴを提供している。
【0013】上記のように、金型保持カゴを着脱自在に
連結出来るようにしておくと、洗浄する金型量に応じて
金型保持カゴを大きくでき、大きさの相違する金型保持
カゴを多種類容易しておく必要ながなく、管理が容易と
なると共に保管スペースを減少できる。
【0014】上記金型保持カゴの支持アームは金属材の
表面を絶縁被覆して設けており、その先端部のみ露出さ
せて、上記洗浄槽の上面側に取り付けた給電板と接触さ
せてマイナス側電極と導通させる構成としている。な
お、底面部は金属製メッシュ、パンチングメタル等の金
属多孔板から形成し、上記支持アームを底面部を介し
て、該底面部に搭載する金属製金型に導通している。
【0015】即ち、上記金型保持カゴを搭載する洗浄槽
は、その上面開口周縁に絶縁ベースを取り付け、該絶縁
ベース上にプラス側とマイナス側の金属製給電板を固定
し、該マイナス側の金属製給電板と導通接触させて上記
金属製カゴを洗浄槽に着脱自在に取り付けると共に、上
記プラス側の金属製給電板に電極材の通電支持棒の両端
を導通接触させて着脱自在に軸架している。かつ、上記
各金属製給電板を、ワイヤハーネスを用いずに、上記洗
浄槽の外面に沿って配置するブスバーを介して電源器と
接続している。
【0016】上記金属製給電板に、金属製カゴおよび電
極材の通電支持棒を位置決め保持手段を設けている。該
金属製給電板はステンレス、チタン、真鍮、リン青銅等
からなり、留め具で上記絶縁ベースに固定すると共に、
該給電板に通した通電ボルトを絶縁ベース内を貫通さ
せ、その下端を導電性金属板からなるブスバーと接続
し、該ブスバーを電源側へと配索している。上記金属製
給電板には位置決め突起を設け、該突起に当接してカゴ
の支持アームおよび導通支持棒を載置することにより位
置決め保持している。さらに、バネ板等を取り付けて、
金属製給電板上に位置決めしたカゴの支持アームおよび
導通支持棒を固定している。このように、洗浄槽上面の
金属製給電板上にカゴの支持アームおよび導通支持棒を
略ワンタッチで位置決め固定している。
【0017】上記洗浄槽内の電解洗浄液に超音波振動を
発生させる振動子を設けていることが好ましい。即ち、
洗浄槽内での金型の洗浄は電解洗浄のみでも効果がある
が、さらに超音波振動による洗浄を組み合わせると、洗
浄力を強めることができる。
【0018】また、上記洗浄槽内に収容する電解洗浄液
は、水酸化ナトリウムあるいは/および水酸化カリウ
ム、EDTAのアルカリ塩、グルコン酸ナトリウムを含
むアルカリ溶液からなり、該電解洗浄液を循環あるいは
洗浄層内に貯留している。上記EDTA(エチレンジア
ミンテトラ酢酸)のアルカリ塩としては、EDTAのカ
ルボン酸基の水素原子の全部あるいは一部がアルカリ金
属原子で置換された化合物であり、具体例としては、E
DTA2ナトリウム塩、EDTA4ナトリウム塩を挙げ
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態を参照して詳細に説明する。図1乃至図5は第1実施
形態を示し、本発明の金型保持カゴを用いる洗浄装置は
超音波方式と電解方式の洗浄方法を併用して、金型保持
カゴに搭載した状態で洗浄する金型5に付着した樹脂等
の付着物を短時間で確実に除去するようにしている。
【0020】洗浄装置は、キャスター付のフレーム10
の上部仕切板10a上の一側部に洗浄槽11を固定して
おり、他側部に電源器12、制御器13、循環ポンプ1
4、電解用変換器17等の所要の駆動装置を搭載し、か
つ、下部仕切板10b上に浄化タンク16、超音波発生
器90などを搭載して、フレーム10の外周面を外カバ
ー18で閉鎖している。上記洗浄槽11内に投入する電
解洗浄液20は、水に水酸化ナトリウムあるいは/およ
び水酸化カリウムにグルコン酸ナトリウム等を混合した
アルカリ溶液を用いている。
【0021】上記洗浄槽11はステンレス製で、その上
面開口を囲む外周フランジ部の上面にジュラコンからな
る絶縁ベース19を取り付けている。該洗浄槽11の内
部には金属製の金型保持カゴ22を、その支持アームを
上記絶縁ベース21に吊り下げて着脱自在に吊り下げる
ようにしており、かつ、洗浄槽11内で、洗浄槽11の
底面、内周面にカゴ22が接触しないようにしている。
【0022】金型保持カゴ22は図3に示すように、パ
ンチングメタルからなる長方形状の底面部50の四隅お
よび長さ方向の対向辺より支持アーム51、52を突設
している。四隅の支持アーム51は棒状で先端を屈曲さ
せて上記絶縁ベース21に載置している。一方、中央の
一対の支持アーム52は一対の縦枠52aの上端を水平
方向に屈曲させた横枠52bで連結し、該横枠52bを
絶縁ベース21上に固定する給電板23上に載置して導
通させている。また、上記左右の縦枠52aの上端を逆
コ字状のフック係止部53で連結している。該フック係
止部53は必要に応じてホイスト(図示せず)の先端に
取り付けたフック54を係止して吊り上げるようにして
いる。
【0023】また、上記底面部50の外周に沿って外枠
55を設け、該外枠55に上記支持アーム51、52の
下端を溶接固着していると共に、該底面部50に格子状
の仕切り板56を突設して、大面積の底面部50を小面
積の金型搭載部57に区分けしている。
【0024】さらに、外枠55の短辺側55aの一方お
よび長辺側55bの一方の外面にボルト60を突設する
と共に、間隔をあけてボルト穴61を穿設している。こ
れにより、図4に示すように、金型保持カゴ22ー1、
22−2を連接して、一方のカゴ22−1のボルト60
を他方のカゴ22−2のボルト穴61に挿入してナット
62で締結することにより、金型保持カゴを縦横いずれ
の方向にも任意に拡大できるようにしている。
【0025】なお、上記ボルトによる連結に代えて、バ
ネ板をコイルスプリングを巻きつけた支軸を介して金型
保持カゴの外枠に軸着しておき、該バネ板を連結する外
枠を挟んで弾圧挟持することで、金型保持カゴを連結す
るようにしてもよい。
【0026】金型保持カゴ22の支持アーム51、52
は洗浄槽11の内面と接触して通電しないように絶縁被
覆を施しており、上記給電板23との接触部分のみ絶縁
被覆を設けていない。パンチングメタルあるいは金属メ
ッシュからなる底面部は絶縁被覆せず、搭載する金型5
にマイナス側電極を導通させるようにしている。
【0027】また、上記絶縁ベース21の他の対向する
2辺上に、給電板27を取り付けて、前記マイナス側給
電板23と同様に、通電ボルト、ブスバー、電解用交換
気17のプラス側電極と接続している。この給電板27
上には、図5に示すように、洗浄槽11の中央部に着脱
自在に軸架する通電支持棒28の両端を接触させてい
る。通電支持棒28には、長さ方向に一定間隔をあけて
取付穴28aを設け、これら取付穴28aに、上部縦軸
29aの下端を横方向に2又に分岐させ、これら分岐部
29bの先端を下向きに屈曲させ、その下端に円形の電
極板29cを揺動可能に取り付けた電極材29を上下長
さ調整可能に取り付け、通電支持棒28に間隔をあけて
並列に吊り下げた電極板29cが金型および保持カゴ2
2と接触しないようにしている。
【0028】さらに、上記洗浄槽11の底面には、超音
波方式の洗浄を行うための超音波振動子91を取り付
け、該振動子91を超音波発生器90と接続し、洗浄槽
11内の電解洗浄液20に超音波振動を発生させるよう
にしている。該超音波振動は24KHz〜40KHzの
範囲、または24KHzと30KHzとの周波数で交互
に発振させている。
【0029】上記構成からなる洗浄装置では、作業時
に、まず、洗浄槽11に電解洗浄液20を投入し、所要
温度に加熱し、その後、金型保持カゴ22に洗浄する金
型5を搭載して洗浄槽11内に取り付ける。
【0030】其の際、金型保持カゴ22に搭載する金型
5が大量で作業員が取り扱うことが困難な場合はホイス
トを用い、そのフックを金型保持カゴのフック係止部5
3に引っかけて吊り上げ、その後、洗浄槽11内に水平
を保持した状態で下降させて浸漬する。また、金型保持
カゴが小さい場合には、金型保持カゴを連結して大きく
して使用する。
【0031】洗浄槽11内に挿入した金型保持カゴ22
は、その支持アームを給電板23と接触させてマイナス
極側と接続させると共に、電極材29も洗浄槽11に取
り付け、給電板27と接触させてプラス極側と接続させ
る。これにより、給電板23、27から金型保持カゴ2
2と電極材29とに通電し、電解洗浄液20を通して、
金型保持カゴ22に保持された金型5の電解洗浄を行
う。このとき、電解用変換器17の電圧を調整し、1d
2当たり2〜7Ampで出力する直流電圧を設定して
いる。同時に24KHzと30KHzの超音波振動を発
生させる振動子を動作させる。タイマーで設定した作業
時間が経過すると、通電が自動停止され洗浄作業を終了
する。金型5の付着物が完全に除去出来なかった場合に
は、再度、タイマー設定して洗浄作業を行う。
【0032】電解方式と超音波方式の洗浄方法を併用し
た洗浄装置は、超音波方式の洗浄方法により、金型5の
外部より樹脂カス等の付着物に振動を与えて付着物を浮
き上がらせて電解洗浄液を侵入させ又は付着物を破壊す
ると共に、電解方式の洗浄方法により金属表面の内部よ
り発生する水素ガスにより金型5から付着物を浮き上が
らせ、付着物を金型5より剥離して除去する。
【0033】また、上記洗浄作業時において、金型保持
カゴ22内の金型5は仕切り板56により支持されて、
倒れないようにされているため、洗浄時に金型5が倒れ
て電極板29cと接触することが防止できる。
【0034】図6(A)(B)は第2実施形態の金型保
持カゴ22を示し、底面部50を囲む外枠55の一辺の
上端にヒンジ70を介して細かいメッシュからなる押さ
え板71を取り付け、底面部50上に載置した金型5を
上方から押さえ、対向する外枠55に取り付けたバネ板
73で閉じるようにしている。このように、押さえ板7
1を設けると、金型5が小さく且つ軽量の場合、洗浄液
中で浮力により浮き上がることがあるため、そのような
場合には、押さえ板71で被せて浮き上がり防止を図っ
ている。
【0035】なお、図7に示すように、金型保持カゴ2
2と押さえ板71’は別体とし、該押さえ板71’の四
隅にC状環72を取り付け、該C状環72を支持アーム
51に嵌合して取り付けても良い。
【0036】図8は第3実施形態の金型保持カゴ22を
示し、比較的大きな面積の底面部50を備え、該底面部
50から間隔をあけて支持アーム51を突出させ、これ
ら支持アーム51の上部を水平に屈折させ、その先端を
外周枠69で連結している。上記支持アーム51の一部
を洗浄槽11の上面の給電板23と接触させている。該
構成とすると、ホイストのフックを外周枠69の任意の
位置に係止することができ、特別にフック係止部を設け
る必要がなくなる。
【0037】図9(A)(B)(C)は第4実施形態の
金型保持カゴ22を示し、第3実施形態と同様に、上面
に外周枠69を備え、その4隅にホイストのフックを係
止するための吊り環80を突設している。このように、
4隅に吊り環80を設けて図9(C)に示すように吊り
上げると、金型保持カゴ22を安定してホイストで吊り
上げ、洗浄槽内に浸漬することができる。ホイストのフ
ック吊り上げようとして
【0038】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係る電解洗浄方式の金型洗浄装置に用いる金型保持カ
ゴによると、該金型保持カゴに搭載する金型の量が大量
になるとホイストを用いて取り扱うことができ、作業者
の負担を軽減できる。また、金型保持カゴを連結するこ
とにより、保持できる金型量を増加させて、一度に洗浄
できる量を増やして、金型の洗浄作業の効率化を図るこ
とができる。
【0039】さらに、仕切り板を設けておくと、搭載す
る金型を安定保持できると共に、押さえ板を設けると、
軽量で小型の金型を洗浄する時に浮き上がりを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる金型洗浄装置の概略平面図で
ある。
【図2】 上記金型洗浄装置の概略正面図である。
【図3】 第1実施形態の金型保持カゴの斜視図であ
る。
【図4】 上記金型保持カゴを連結した状態を示す要部
断面図である。
【図5】 図1の洗浄装置の要部斜視図である。
【図6】 (A)は第2実施形態の金型保持カゴの斜視
図、(B)は押さえ板を閉じた状態の断面図である。
【図7】 第2実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図8】 第3実施形態の金型保持カゴの斜視図であ
る。
【図9】 第4実施形態の金型保持カゴを示し,(A)
は平面図、(B)は正面図、(C)はホイストで吊り上
げている状態の正面図である。
【図10】 従来例の斜視図である。
【図11】 上記従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
5 金型 10 フレーム 11 洗浄槽 22 金型保持カゴ 23、27 給電板 28 導通支持棒 29 電極材 50 底面部 51、52 支持アーム 56 仕切り板 71 押さえ板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B08B 7/04 B08B 7/04 Z B65D 6/08 B65D 6/08 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解洗浄液を収容する洗浄槽内に、被洗
    浄物である合成樹脂成形用金型を金属製カゴに保持して
    電解洗浄液に浸漬すると共に、該洗浄槽内に電極材を吊
    り下げ、該電極材と上記金属製カゴとを電源のプラス側
    とマイナス側とに接続し、上記電解洗浄液を介して通電
    して上記合成樹脂成形用金型の電解洗浄を行う装置に用
    いる上記金属製保持カゴであって、 金型を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部
    と、該底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置
    される支持アームと、上記底面部から立設されるホイス
    ト吊り上げ用のフック係止部を備えていることを特徴と
    する金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ。
  2. 【請求項2】 電解洗浄液を収容する洗浄槽内に、被洗
    浄物である合成樹脂成形用金型を金属製カゴに保持して
    電解洗浄液に浸漬すると共に、該洗浄槽内に電極材を吊
    り下げ、該電極材と上記金属製カゴとを電源のプラス側
    とマイナス側とに接続し、上記電解洗浄液を介して通電
    して上記合成樹脂成形用金型の電解洗浄を行う装置に用
    いる上記金属製保持カゴであって、 金型を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部
    と、該底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置
    される支持アームと、上記底面部より突設する仕切り板
    を備えていることを特徴とする金型洗浄装置に用いる金
    型保持カゴ。
  3. 【請求項3】 電解洗浄液を収容する洗浄槽内に、被洗
    浄物である合成樹脂成形用金型を金属製カゴに保持して
    電解洗浄液に浸漬すると共に、該洗浄槽内に電極材を吊
    り下げ、該電極材と上記金属製カゴとを電源のプラス側
    とマイナス側とに接続し、上記電解洗浄液を介して通電
    して上記合成樹脂成形用金型の電解洗浄を行う装置に用
    いる上記金属製保持カゴであって、 金型を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部
    と、該底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置
    される支持アームと、上記底面部に載置する金型の上面
    に被せる押さえ板を一体あるいは別体として備えている
    ことを特徴とする金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ。
  4. 【請求項4】 電解洗浄液を収容する洗浄槽内に、被洗
    浄物である合成樹脂成形用金型を金属製カゴに保持して
    電解洗浄液に浸漬すると共に、該洗浄槽内に電極材を吊
    り下げ、該電極材と上記金属製カゴとを電源のプラス側
    とマイナス側とに接続し、上記電解洗浄液を介して通電
    して上記合成樹脂成形用金型の電解洗浄を行う装置に用
    いる上記金属製保持カゴであって、 金型を保持する多孔性金属材からなる矩形状の底面部
    と、該底面部から立設されて上記洗浄槽の上面枠に載置
    される支持アームと、上記底面部あるいは支持アームよ
    り突設する連結手段を備え、該連結手段を用いて複数の
    金型保持カゴを所要個数順次連結して金型保持面積を任
    意の大きさに出来るようにしている金型洗浄装置に用い
    る金型保持カゴ。
  5. 【請求項5】 上記支持アームの先端を、洗浄槽の上面
    側に取り付けた給電板と接触させてプラス側電極と導通
    させる構成としている請求項1乃至請求項4のいずれか
    1項に記載の金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ。
JP31206897A 1997-11-13 1997-11-13 金型洗浄装置に用いる金型保持カゴ Expired - Fee Related JP3852800B2 (ja)

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