JPS61224456A - バイポ−ラ型半導体装置の製造方法 - Google Patents

バイポ−ラ型半導体装置の製造方法

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JPS61224456A
JPS61224456A JP6523085A JP6523085A JPS61224456A JP S61224456 A JPS61224456 A JP S61224456A JP 6523085 A JP6523085 A JP 6523085A JP 6523085 A JP6523085 A JP 6523085A JP S61224456 A JPS61224456 A JP S61224456A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はバイポーラ型半導体装置の製造方法に関し、特
にその高速動作特性の改善を可能とする方法に係る。
〔発明の技術的背景〕
バイポーラトランジスタの高速動作特性を向上させる場
合にはベース/エミッタ両拡散領域を浅く形成すること
が大きな要素となる。この意味から多結晶シリコン層か
らなるエミッタ電極を用い、該エミッタ電極を拡散源と
してエミッタ拡散を形成した構造が従来採用されている
。第2図(A)(B)はこの構造による従来のパーティ
カルNPNトランジスタを示しており、同図(A>はパ
ターン平面口、同図(B)はそのB−B線に沿う断面図
である。
これらの図において、1はP型シリコン基板、2はN1
型埋込領域、3はN型エピタキシャルシリコン層、4は
フィールド酸化膜、5はP−型活性ベース領域、6はP
”型外部ベース領域、7はN+型型板ミッタ領域81,
82は層間絶縁膜、91は多結晶シリコン層からなるエ
ミッタ電極、92はアルミニウム系の配線メタルによる
エミッタ電極、10はアルミニウム系の配線メタルから
なるベース電極である。なお図示は省略しであるが、N
+型型埋領領域2達するコレクタコンタクト領域が形成
され、該コレクタコンタクト領域にコンタクトホールを
介してオーミック接触したアルミニウム系の配線メタル
によるコレクタ電極が形成されている。また、第2図(
A)のパターン平面図では、フィールド酸化膜4で囲ま
れた素子領域が太線で示されている。     “上記
第2図(A)(8)のパーティカルNPNトランジスタ
では、多結晶シリコン層からなるエミッタ電極91に砒
素がドープされている。そして、この砒素ドープ多結晶
シリコン層91を拡散源として接合の浅いN++エミッ
タ領域7を形成することにより、エミッタの浅い拡散を
実現して高速化が図られている。なお、エミッタ電極と
して多結晶シリコン119tだけでなくアルミニウム層
9□を用いているのは次の理由による。即ち、多結晶シ
リコン層のエミッタ電極91の不純物濃度を一定値より
も高くするとエミッタ拡散。際。
異常拡散を生じたり、また接合の浅いエミッタ領域を形
成するのが困難となるため、エミッタ電極91の不純物
濃度は所定範囲に抑制する必要がある。ところが不純物
の濃度をこの範囲に制御した場合には、多結晶シリコン
層の比抵抗値は100Ω/口以上にもなる。従って、多
結晶シリコン層9tだけでエミッタ配線を構成するとエ
ミッタ抵抗が著しく増大し、高速動作特性が損われるか
らである。
また、上記第2図(A)(B)のバイポーラトランジス
タではN++エミッタ領域7の両側でベースコンタクト
を取った構成になっているが、これはベース抵抗を低減
することで更に高速化を図ったものである。
〔背景技術の問題点〕
上記従来の高速バイポーラトランジスタの高速性を更に
改善しようとする場合に(ま、次の二つの要素が阻害要
因となる。一つはエフツタ/ベース間の接合容量および
ベース/コレクタ間の接合容量に関するもの、他の一つ
はベース抵抗に関するもので、高速性を改善する上では
両者共に小さくすることが必要である。
接合容量を低減する一つの方法として、各不純物領域の
濃度を小さくすることが考えられるが、電流増幅率等の
バイポーラトランジスタ特性を維持する上でこの方法に
は限界がある。接合容量を低減するための別の方法は、
素子寸法を縮小することである。しかし、第2図(A)
CB)の従来の構造とその一般的な製造方法による限り
、エミッタ電極92およびベース電極10を形成するた
めに必要な一定面積よりもベース領域平面を縮/IXす
ることはできない。このため、従来技術による限りは、
露光装置の解像度に依存しな【fれ(f素子寸法を縮小
できない問題があった。
高速性を阻害する別の要因であるベース抵抗についても
、これを低減するために従来技(tiで1.1露光1置
の解像度等、製造装置の性能に依存せざるを得ない問題
がある。即ち、ベース抵抗を低減するためには第2図(
B)における外部ベース領域6とエミッタ領域7との距
離を縮小することが重要となる。この距離が、従来技術
では外部ベース領域6形成のための拡散マスクを形成す
る精度で決定されてしまうからである。
なお、上記の事情は通常のバーティカルバイポーラトラ
ンジスタのみならず、12mを構成する逆構造のバーテ
ィカルバイポーラトランジスタについても同様である。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、露光装置の
解像度等に依存することなく、製造プロセスの改良で素
子寸法、特に外部ベース/エミッタ間の距離を縮小して
ベース抵抗を低減し、高速動作特性を向上し得るバイポ
ーラ型半導体装置の製造方法を提供するものである。
〔発明の概要〕
本発明によるバイポーラ型半導体装置の製造方法は、第
一導電型の半導体層に選択的にフイールド絶縁膜を形成
することにより該フィールド絶縁膜で囲まれた第一導電
型半導体領域を分離する工程と、該第一導電型半導体層
領域に第二導電型不純物をドープすることにより第二導
電型の活性べ ″−ス領域を形成する工程と、該活性ベ
ース領域の一部に接すると共に少なくとも一端が前記フ
ィールド絶縁膜上に引出され、且つ第一導電型不純物を
含む電極材料層パターンを形成する工程と、該電極材料
層の頂面および側面を覆う絶縁膜を形成する工程と、該
絶縁膜を介して前記電極材料層パターン上を交差し且つ
その両側で前記活性ベース領域表面に接した第二導電型
不純物を含むベース電極パターンを形成する工程と、前
記電極材料層パターンを拡散源として前記活性ベース領
域内に第一導電型不純物を拡散し、第一導電型不純物領
域を形成する工程と、前記ベース電極パターンを拡散源
として前記活性ベース領域内に第二導電型不純物を拡散
することにより、前記第一導電型不純物領域から離間し
た第二導電型の高濃度外部ベース領域を形成する工程と
を具備したことを特徴とするものである。
また、本発明による別の製造方法は、活性ベース領域を
予め形成しておくことなく、前記第一導電型不純物を含
む電極材料層パターン中に第一導電型不純物よりも拡散
係数の大きい第二導電型不純物を含ませておき、電極材
料層パターンを拡散源として第一導電型不純物と同時に
第二導電型不純物を拡散することにより、第二導電型の
活性ベース領域と該活性ベース領域内の第一導電型不純
物領域を同時に形成することを特徴とするものである。
本発明において、前記第一導電型不純物を含む電極材料
層パターンおよび前記ベース電極パターンとしては、多
結晶シリコン層、ポリサイド膜(多結晶シリコン層の上
に金属シリサイドを積層したもの)、或いはタングステ
ン、チタン、モリブデン等の高融点金属膜を多結晶シリ
コン層表面に張付けた積層膜を用いることができる。
上記本発明の製造方法をバーティカルバイポーラトラン
ジスタのの製造に適用した場合、エミッタ領域のみなら
ず外部ベース領域も自己整合で形成され、従来のように
外部ベース形成のための拡散窓を開孔する際のマスク合
せ余裕を必要としない。しかも、エミッタ領域/外部ベ
ース領域間の距離は拡散源として用いた両電極パターン
間に介在する絶縁膜、即ちエミタ電極パターンの側壁を
覆う絶縁膜の厚さで制御される。従って、両者間の距離
は絶縁耐圧の限界内で可能な限り縮小でき、る結果、ベ
ース抵抗を顕著に低減して装置の高速動作特性を向上す
ることができる。
また、本発明ではエミッタ拡散源に用いた電極パターン
を素子領域平面外のフィールド酸化膜上に引出し、これ
に対する金属配線のコンタクトをフィールド酸化膜上で
行なう。従って、従来のようにコンタクト形成のために
余分な素子領域面積を必要とせず、素子ディメンジョン
の縮小による高速動作特性の向上を図ることができる。
更に、活性ベース領域をエミッタ領域と同時に形成する
製造方法では、上記の効果に加え、活性ベース領域の接
合深さを極めて浅く形成できる効果が得られる。
〔発明の実施例〕
以下、第11i1(A)〜(K)を参照し、パーティカ
ルNPNトランジスタ及び12Lを同一の基板に共存さ
せたバイポーラ型半導体装置の製造に本発明を適用した
一実施例を説明する。
なお、図中右側にはパーティカルNPNトランジスタ部
分、左側には高速121部分を示す。
(1) まず、P型シリコン基板11表面からN型不純
物(例えばSb)を選択的に拡散し、パーティカルNP
NトランジスタのNゝ型型埋領領域12工I”LのN+
型型埋領領域122形成した後、全面に不純物濃度10
ta〜101g/cIR3、膜厚1〜3譚程度のN型エ
ピタキシャルシリコン層13を成長させる。続いて該エ
ピタキシャル層13の表面に熱酸化11114を形成し
た後、アイソレーション拡散のための拡散窓を開孔する
次いで、ボロンを含むシリコン酸化III (BSGI
Iり15を堆積し、該BSG!IIを拡散源としてボロ
ンの選択拡散を行なうことにより、NPNトランジスタ
と121とを分離するためのP+型アイソレーション拡
散層16を形成する(第1図(A>図示)。
なお、P+型アイソレーション拡散層16の不純物濃度
や拡散深さによっては、このアイソレーション拡散工程
をボロンのイオン注入と熱拡散を併用して行なってもよ
い。
(2) 次に、BSG膜15および熱酸化膜14を除去
した後、再度新たな熱酸化膜17を形成し、パーティカ
ルNPNトランジスタのコレクタ取出し部に拡散窓を開
孔する。続いて燐を含むシリコン酸化膜(PSG膜)1
8を堆積し、該PSG膜を拡散源として燐を選択的に拡
散することにより、N+型型埋領領域12!達するN+
型のコレクタ取出し領域19を形成する(第1図(B)
図示)。
なお、N+型型埋領領域122達する図示しないN1型
拡散領域(I2Lの共通エミッタ取出し領域)を同時に
形成する また、このときの燐拡散は熱拡散とイオン注入とを組合
せて行なってもよい。
(3) 次に、PSGI118および熱酸化膜17を除
去した襖、選択酸化用のバッファー酸化膜20及び耐酸
化性絶縁膜であるシリコン窒化膜21を積層形成し、こ
の積層膜をパターンニングして素子領域を定義する。続
いて、この積層膜パターンをマスクにエピタキシャル層
13のフィールド部分を選択的にエツチングする(第1
図(C)図示)。
こうしてエピタキシャルシリコン層のフィールド部分の
膜厚を一部エッチングすることで、次のフィールド酸化
を行なった後の表面平坦化を図ることができる。因みに
、実施例としてはエピタキシャル層13を0.4〜0.
8譚だけエツチングする。
(4) 次に、シリコン窒化1121を耐酸化性マスク
としてエピタキシャルシリコン層13の選択酸化を行な
い、膜厚8000〜10000人の埋め込み酸化膜を形
成する。これにより、素子間分離のためのフィールド酸
化膜22、NPNトランジスタをウォールドベース構造
とするための分離酸化膜231 、I2Lのインジェク
タトランジスタや二つの出力トランジスタとを夫々分離
するための分離酸化膜232を形成する。続いて、耐酸
化性膜に用いたシリコン窒化1121およびバッファー
酸化l1120を除去し、各素子領域表面を熱酸化して
膜厚500〜1000人の薄い熱酸化膜24を形成する
(第1図(D)図示)。
なお、上記の選択酸化膜で高速I2L部分のゲート間分
離をも行なっているため、これらの埋め込み酸化[12
2,23t 、232はN+型型埋領領域121122
に達していることが必要である。
(5) 次に、前記薄い熱酸化膜24を緩衝膜とし、且
つレジストパターンをマスクにして12Lのインジェク
タトランジスタ用素子領域にボロンを選択的にイオン注
入することにより、PNPラテラルトランジスタにおけ
る相互に離間したP+型エミッタ領域25及びP+型コ
レクタ領域26を形成する。続いて、選択エツチングを
行ない、NPNトランジスタの活性ベース領域27表面
を覆う熱酸化膜24.12mにおける出力トランジスタ
の活性ベース領域281.282表面を覆う熱酸化膜2
4を除去する。次いで、夫々に別のレジストパターンを
用いて交互にボロンのイオン注入を行ない、NPNトラ
ンジスタのP−型活性ベース領域27、I2Lにおける
二つの出力用トランジスタの活性ベース領域281゜2
82を形成する(第1図(E)図示)。
(6) 次に、CVD法により膜厚500〜2000人
の不純物を含まない多結晶シリコン層29を全面に堆積
した後、イオン注入法を用いて2〜20X101Sαく
のドーズ量で多結晶シリコン層中に砒素をドープする。
続いて、膜厚1000〜3000人の高融点金属シリサ
イド層(例えばMOSi2)     ’層30を全面
に堆積し、更に全面にCVO−8i02膜31を堆積す
る。次いで、900℃程度の熱アニールを施すことによ
りポリサイド積層膜中の不純物イオンを均一化する(第
1図(F)図示)。
なお、上記900℃程度の熱アニールでは、ポリサイド
中の砒素は殆どエピタキシャル層中にドープされない。
(7) 次に、こうして形成されたポリサイド躾および
CVD−8i02膜の積層膜を選択エツチングでパター
ンニングし、NPNトランジスタのエミッタ電極パター
ン32、コレクタ電極パターン33.12Lのコレクタ
電極パターン34里。
342を形成する。その際、このパターンニングで入力
配線パターン35、必要なジャンパー配線36、更にラ
テラルPNPインジェクショントランジスタのエミッタ
領域25とコレクタ領域26の間に跨がるマスクパター
ン37を同時に形成する。次いで、膜厚3000〜50
00人のプラズマCVD−3iO2躾38を全面に堆積
する(第1図(G)図示)。
(8) 次に、RIE(反応性イオンエツチング)を用
いた異方性エツチングにより、プラズマCVD−812
g138をその膜厚弁だけエツチングする。これにより
プラズマCVD−8i02膜38はポリサイドパターン
32,33.34.。
342.35,36.37の側壁にのみ残存し、その結
果これらポリサイドパターンは両CVD−81o211
!31.38で覆われることになる(第1図(H)図示
)。
なお、■2Lのインジェクショントランジスタ領域表面
を覆っていた薄い熱酸化膜24は、このときのRIEに
より、図示のように前記マスクパターン37で覆われい
る部分を除いて除去される(9) 次に、不純物を含ま
ない多結晶シリコン層39を全面に堆積した後、該多結
晶シリコン層中にボロンをイオン注入する(第1図(1
)図示)。
(10)  次に、前記多結晶シリコン層39を選択エ
ツチングによりパターンニングし、パーティカルNPN
トランジスタのベース電極パターン     140、
I”Lにおける出力トランジスタのベース電極パターン
411,412、インジェクションPNPトランジスタ
のエミッタ電極パターン43及びコレクタ電極パターン
44を形成する。これらの多結晶シリコン層の電極パタ
ーンは、何れも対応する前記ポリサイド電極パターンの
上を前記CVD−8i02膜31.38を介しテ交差t
、、且つ埋込酸化膜上まで延出した所謂オーバーロコス
方式で形成する。続いて、層間絶縁膜として薄い熱酸化
膜とCVD−8!02膜45およびシリコン窒化膜46
を積層形成する。次いで900 ’C〜1000℃の熱
工程を施し、前記ポリサイドパターンを拡散源とする砒
素の熱拡散を行なうと同時に、前記多結晶シリコンパタ
ーンを拡散源とするボロンの熱拡散を行なう。これによ
って、パーティカルNPNトランジスタのN+型エミッ
タ領1*47およびP4型外部ベース領域48、I”L
における二つの出力トランジスタのN9型コレクタ領域
491.492及びP+型の外部ベース領域501.5
02を形成する(第1図(J)図示)。
(11)  次に、コンタクトホールの開孔、アルミニ
ウム系メタル配線材料膜の蒸着およびパターンニングを
行ない、メタル配線パターン51〜54を形成して装置
を完成させる。50はパーティカルNPNトランジスタ
のベース端子、51はパーティカルNPNトランジスタ
のコレクタ端子である。また、53はI”Lのインジェ
クタ端子、54は12Lの共通入力配線である(第1図
(K)図示)。
なお、パーティカルNPNトランジスタのエミッタメタ
ル配線は第1図(K>中に図示されていないが、第3図
のパターン平面図に示すように、前記ポリサイドによる
エミッタ電極パターン32は多結晶シリコン層のベース
電極パターン40下から埋め込み酸化膜上に引出され、
該引出された部分の上にコンタクトしたメタル配線が形
成される。
上記実施例の製造方法による効果を説明すれば次の通り
である。
第一に、上記実施例の方法ではオーバーロコス方式で形
成された多結晶シリコン層のベース電極パターン40,
411,412を拡散源として外部ベース領域48,5
01,502を形成しているため、パーティカルNPN
トランジスタのエミッタ/ベース間距離、並びに121
における出力トランジスタのコレクタ/外部ベース間距
離を耐圧限界まで縮小することができる。即ち、第4図
は第1図(K)におけるパーティカルNPNトランジス
タ部分の拡大図であるが、図中N+型エミッタ領域47
およびP+型外部ベース領′r11.48は夫々の電極
パターン32.40を拡散源とし“て自己整合で形成さ
れる。このため、従来のように外部ベース領域を形成す
るための拡散窓を開孔する際のマスク合せ余裕を必要と
しない。従って、両者間の距離はポリサイドエミッタ電
極パターン32の側壁に形成されたプラズマCVD−8
i02膜の膜厚と、拡散条件によって耐圧限界の許容範
囲内で可能な限り縮小することができる。その結果、ベ
ース抵抗が顕著に低減されて高速動作特性の向上が図ら
れる。これは121部分についても同様である。
第二の効果として、上記実施例の製造方法ではメタル配
線の所謂電極の突抜けによるコレクタ/ベース接合の破
壊を防止することができる。即ち、従来の製造方法では
アルミニウム系金属によるベース電極を外部ベース領域
に直接コンタクトさせでいたため、金属のマイグレーシ
ョンによる接合破壊が生じていた。これに対して上記実
施例の製造方法では、メタルによるベース電極配線51
と外部ベース領域48との間に多結晶シリコンによる電
極パターン40が介在するから、金属のエピタキシャル
層中へのマイグレーションが防止される。I”1部分に
ついても同様である。
第三の効果としては、上記実施例ではエミッタ領域の寸
法を露光装置の限界まで小さくでき、素子ディメンジョ
ンの縮小による高速性の向上を図ることができる。これ
はベース電極を上記のような構造で形成することに伴い
、ポリサイドによるエミッタ電極パターン32に対する
メタル配線のコンタクトを、接合容量に関係しないフィ
ールド酸化膜上で形成しているからである。     
    1次に、本発明における活性ベース領域の形成
に関する他の実施例を説明する。
その第一は、上記実施例において第1図(F)の段階で
多結晶シリコン層29を形成した後、その上からボロン
をイオン注入することにより活性ベース領域27.28
s 、282を形成する方法である。この方法では、多
結晶シリコン層29の膜厚調整により浅い拡散形成が容
易化すると共に、インプラダメージの緩衝膜となり得る
。従って、この方法によれば活性ベース領域27,28
1゜282の拡散深さをより浅く且つ精密に制御して形
成することができる。
第二の方法は、上記実施例でNPNトランジスタのN+
型エミッタ領域47および12LのN+型コレクタ領域
491.492の拡散源として用いるポリサイド膜に、
砒素だけでなくボロンをドープし、エミッタ/12 L
コレクタの形成と同時に活性ベースのためのボロンを拡
散するものである。この方法単独で活性ベース領域を形
成することも可能であるが、上記実施例のように先に活
性ベース領域を形成しておく方法と併用することもでき
る。当然ながら、この何れの場合にもトランジスタの拡
散プロファイルは上記実施例の場合とは異なったものに
なる。夫々の場合の拡散プロファイルを第5図(A)(
B)(C)に示す。
第51g(A)は上記実施例のように予め活性ベース領
域を形成しておき、ポリサイドパターンからは砒素のみ
を拡散した場合、第5図(B)は予め活性ベース領域を
形成しておき且つポリサイドパターンから砒素と共にボ
ロンを拡散した場合、第5図(C)は予め活性ベース領
域を形成することなく、ポリサイドパターンから砒素と
共に拡散されるボロンだけで活性ベース領域を形成した
場合の拡散プロファイルを夫々示している。同図(A)
の場合、プロファイルの制御性に優れてはいるが極めて
浅いベース接合、例えば0.2−以下の望ましい活性ベ
ース領域を形成するのは困難である。逆に、同図(C)
の場合は拡散プロファイルの制御は困N(ポリサイドへ
の注入量のill tll自体が難しい)であるが、高
速動作特性を得る上で望ましい極めて浅いベース接合を
容易に実現することができる。これに対して同図(B)
の場合には、予め形成しておいた活性ベース領域の存在
でプロファイルの良好な制御性を維持しつつ、ボリサイ
ドからのボロンの拡散により表面付近における二重拡散
のプロファイルの安定性を得、且つ砒素の拡散を制卿し
てエミッタ拡散がベース拡散層を突抜けるのを防止する
効果が得られる。従って、これら三種類のうちの何れを
採用するかは装置に要求される具体的な特性によって適
宜選択すればよい。
なお、上記第1図(A)〜(K)の実施例の変形例とし
て、素子分離までの工程(同図(A)〜(D))の代り
に次の方法を用いてもよい。即ち、P型シリコン基板表
面に分離されたN+型型埋領領域121122として形
成するのではなく、基板全表面にN+型型埋領領域12
′形成する。次いで全面にN型エピタキシャル9937
層13を形成した後、パーティカルNPNトランジスタ
部分と12膜部分とを分離する深い凹溝(通称トレンチ
)を前記Nゝ型型埋領領域2′よりも深く形成し、N+
型型埋領領域12′パーティカルNPNトランジスタ用
の部分12′1とI”L用の部分12′2とに分離する
。続いて該トレンチの溝底からボロンをドープしてP+
型アイソレーション拡散層16を形成した後、トレンチ
の溝壁表面に薄い熱酸化膜を形成し、更にトレンチ内に
多結晶シリコン層等22′を埋め込む。その後は上記実
施例の場合と同様にして選択酸化を行ない、フィールド
酸化層22および分離酸化11!23゜23′を形成す
る。第6図はこの方法で素子分離した後、上記実施例と
全く同じプロセスで製造されたバイポーラ型半導体装置
のパーティカルNPNトランジスタ部分を示す断面図で
ある。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の製造方法によれば露光装
置の解像度等に依存することなく、製造プロセスの改良
でバイポーラ型半導体装置における素子寸法、特に外部
ベース/エミッタ間の距離やベース領域の全面積を縮小
してベース抵抗および容量を低減し、高速動作特性を向
上できる等、顕著な効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(K)は本発明によるバイボー来のパー
ティカルNPNトランジスタの一例を示すパターン平面
図であり、同図(B)はそのB−SS*に沿う断面図、
第3図は第1図(A)〜(K)の実施例により製造され
たバイポーラ型半導体装置におけるパーティカルNPN
トランジスタ部分の一部を示すパターン平面図、第4図
は第1図(A)〜(K)の実施例により製造されたバイ
ポーラ型半導体装置におけるパーティカルNPNトラン
ジスタ部分を拡大して示す断面図、第5図(A)は第1
図(A)〜(K)の実施例により製造されたパーティカ
ルNPNトランジスタ部分の拡散プロファイルを示す線
図であり、同図(B)及び(C)は本発明の他の実施例
における同様の拡散プロファイルを示す線図、第6図は
第1図(A)〜(K)の実施例とは異なった素子分離法
を用いて製造されたバイポーラ型半導体装置におけるパ
ーティカルNPNトランジスタ部分を示す断9面図であ
る。 11・・・P型シリコン基板、121.122・・・N
+型型埋領領域13・・・N型エピタキシャルシリコン
層、14.17・・・熱酸化膜、15・・・BSG膜、
16・・・P+型アインレーション拡散層、18・・・
PSGli、19・・・N++コレクタ取出し領域、2
0・・・バッファー酸化膜、21・・・シリコン窒化膜
(耐酸化性膜)、22・・・フィールド酸化層、231
.232・・・分離酸化膜、24・・・薄い熱酸化膜、
25・・・P+型インジェクタ領域、26・・・インジ
ェクショントランジスタのP+型コレクタ領域、27.
28s 、282・・・P−型活性ベース領域、29・
・・多結晶シリコン層、3o・・・高融点金属シリサイ
ド層、31 ・・・CVD−8i 02膜、32゜33
.341,342.35,36.37・・・ポリ   
  1サイドパターン、38・・・プラズマC0V−8
iO2躾、39・・・多結晶シリコン層、40゜411
.412,43.44・・・多結晶シリコンパターン、
45.46・・・層間絶縁膜、47・・・N++エミッ
タ領域、48.501.502 ・・・P+型外部ベー
ス領域、41・・・P+型インジェクタ領域、42・・
・N+型エミッタ領域、491.492・・・N+型コ
レクタ領域、51.52.53.54・・・金属配線層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第一導電型の半導体層に選択的にフィールド絶縁
    膜を形成することにより該フィールド絶縁膜で囲まれた
    第一導電型半導体領域を分離する工程と、該第一導電型
    半導体層領域に第二導電型不純物をドープすることによ
    り第二導電型の活性ベース領域を形成する工程と、該活
    性ベース領域の一部に接すると共に少なくとも一端が前
    記フィールド絶縁膜上に引出され、且つ第一導電型不純
    物を含む電極材料層パターンを形成する工程と、該電極
    材料層の頂面および側面を覆う絶縁膜を形成する工程と
    、該絶縁膜を介して前記電極材料層パターン上を交差し
    且つその両側で前記活性ベース領域表面に接した第二導
    電型不純物を含むベース電極パターンを形成する工程と
    、前記電極材料層パターンを拡散源として前記活性ベー
    ス領域内に第一導電型不純物を拡散し、第一導電型不純
    物領域を形成する工程と、前記ベース電極パターンを拡
    散源として前記活性ベース領域内に第二導電型不純物を
    拡散することにより、前記第一導電型不純物領域から離
    間した第二導電型の高濃度外部ベース領域を形成する工
    程とを具備したことを特徴とするバイポーラ型半導体装
    置の製造方法。
  2. (2)前記第一導電型半導体領域がバーティカルバイポ
    ーラトランジスタのコレクタ領域であり、前記第一導電
    型不純物領域がバーティカルバイポーラトランジスタの
    エミッタ領域であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  3. (3)前記第一導電型半導体領域がI^2Lを構成する
    出力トランジスタのエミッタ領域であり、前記第一導電
    型不純物領域がこの出力トランジスタのコレクタ領域で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のバイ
    ポーラ型半導体装置の製造方法。
  4. (4)前記第一導電型不純物を含む電極材料層パターン
    として、第一導電型不純物を含む多結晶シリコン層、ポ
    リサイド層または第一導電型不純物を含む多結晶シリコ
    ン層表面に高融点金属膜を張付けた積層膜を用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または第3
    項記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  5. (5)前記ベース電極パターンとして、第二導電型不純
    物を含む多結晶シリコン層、ポリサイド層または第二導
    電型不純物を含む多結晶シリコン層表面に高融点金属膜
    を張付けた積層膜を用いたことを特徴とする第1項、第
    2項または第3項記載のバイポーラ型半導体装置の製造
    方法。
  6. (6)前記ベース電極が前記フィールド絶縁膜上まで覆
    うように形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1〜第5項のうち何れか1項記載のバイポーラ型半
    導体装置の製造方法。
  7. (7)前記第一導電型不純物を含む電極材料層パターン
    中に、第一導電型不純物よりも拡散係数の大きい第二導
    電型不純物をも含ませ、この電極材料層パターンを拡散
    源として前記活性ベース領域内に第一導電型不純物を拡
    散することにより第一導電型不純物領域を形成する際に
    、前記第二導電型不純物をも同時に拡散させることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項のうち何れか1
    項記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  8. (8)第一導電型の半導体層に選択的にフィールド絶縁
    膜を形成することにより該フィールド絶縁膜で囲まれた
    第一導電型半導体領域を分離する工程と、該第一導電型
    半導体層領域の一部に接すると共に少なくとも一端が前
    記フィールド絶縁膜上に引出され、且つ第一導電型不純
    物および該第一導電型不純物よりも拡散係数の大きい第
    二導電型不純物を含む電極材料層パターンを形成する工
    程と、該電極材料層の頂面および側面を覆う絶縁膜を形
    成する工程と、該絶縁膜を介して前記電極材料層パター
    ン上を交差し且つその両側で前記第一導電型半導体層領
    域表面に接した第二導電型不純物を含むベース電極パタ
    ーンを形成する工程と、前記電極材料層パターンを拡散
    源として前記第一導電型半導体層領域内に第一導電型不
    純物および第二導電型不純物を拡散し、第二導電型の活
    性ベース領域および該活性ベース領域内の第一導電型不
    純物領域を形成する工程と、前記ベース電極パターンを
    拡散源として前記活性ベース領域内に第二導電型不純物
    を拡散することにより、前記第一導電型不純物領域から
    離間し且つ前記活性ベース領域に接した第二導電型の高
    濃度外部ベース領域を形成する工程とを具備したことを
    特徴とするバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  9. (9)前記第一導電型半導体領域がバーティカルバイポ
    ーラトランジスタのコレクタ領域であり、前記第一導電
    型不純物領域がバーティカルバイポーラトランジスタの
    エミッタ領域であることを特徴とする特許請求の範囲第
    8項記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  10. (10)前記第一導電型半導体領域がI^2Lを構成す
    る出力トランジスタのエミッタ領域であり、前記第一導
    電型不純物領域がこの出力トランジスタのコレクタ領域
    であることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載のバ
    イポーラ型半導体装置の製造方法。
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DE86102856T DE3688711T2 (de) 1985-03-07 1986-03-05 Integrierte Halbleiterschaltungsanordnung und Verfahren zu ihrer Herstellung.
US07/730,518 US5144408A (en) 1985-03-07 1991-07-12 Semiconductor integrated circuit device and method of manufacturing the same
US07/989,455 US5280188A (en) 1985-03-07 1992-12-08 Method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device having at least one bipolar transistor and a plurality of MOS transistors

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02229437A (ja) * 1988-04-11 1990-09-12 Synergy Semiconductor Corp 高性能バイポーラ構造製造方法
KR100419674B1 (ko) * 1995-05-19 2004-12-03 소니 가부시끼 가이샤 반도체장치및그제조방법

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