JPS61222648A - 転造装置 - Google Patents

転造装置

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JPS61222648A
JPS61222648A JP6304185A JP6304185A JPS61222648A JP S61222648 A JPS61222648 A JP S61222648A JP 6304185 A JP6304185 A JP 6304185A JP 6304185 A JP6304185 A JP 6304185A JP S61222648 A JPS61222648 A JP S61222648A
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displacement regulating
roller
rolling
blank
outer periphery
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Toshiaki Tanaka
利秋 田中
Atsushi Danno
団野 敦
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は被転造品である転造ブランクへ成形ローラを押
圧することにより転造ブランクの外周を塑性加工して成
形ローラの外周形状を転写する転造装置に関する。
[背景技術及び解決すべき事項] 転造装置としては軸支された被転造品である転造ブラン
クへ成形ローラを片側から押圧するlローラ方式と、転
造ブランクの反対方向両側から成形ローラを押圧する2
0一ラ方式とがあり、10一ラ方式では転造時に転造ブ
ランクを支持する軸へ大きな曲げ応力が発生して、偏心
等が生ずる原因となる。
これに対して20一ラ方式では、ブランク軸の両側から
押圧力が反対方向に作用するため、基本的に高い曲げ応
力は生ずることはないが、ブランク軸に対して左右の転
造ローラを同一量だけ押し込みながら転造することは難
しい、このためブランク軸を浮動式として偏心を小さく
した転造装置が本発明者等によって提案されている(特
開昭54−99055号)。
ところがこのような従来の転造装置では、2個の成形ロ
ーラの押し込み量が転造ブランクの変形荷重の不均一に
よって影響を受け、転造成形品の真円度を高精度に安定
することが難しい、転造ブランクの塑性変形時における
変形荷重の不均一は、材質の不均一、温度分布の不均一
、転造ローラと転造ブランクとの間の摩擦状態の不均一
等によって転造ブランクの円周方向に沿って生ずるもの
であり、ある程度は避けることができない。
−例として直径87mmで肉厚12mmの345Cで製
作した円板状ブランクの外周部を加熱して熱間状態で転
造ローラを回転させながら押し込んで転造する場合の転
造量の真円度は、第15図に示される如く、ローラ押し
込み量と共に低下し、3mmのローラ押し込み量では、
転造量外周のフレが50〜2401L曹にも達する。
これは従来の転造装置では一般に成形ローラの押込み駆
動が油圧シリンダで行なわれ、シリンダに一体で連結さ
れたシリンダロッドが成形ストロークの終りでシリンダ
ロッド後端ストッパにより停止される機構となっている
ために、成形ローラ押込み方向の剛性が小さく、上記の
ような転造ブランクの変形荷重の不均一に伴なって、成
形ローラの押込み量が変動することに原因があると判断
される。
本発明はこれらの事実を考慮し、転造ブランクの変形荷
重の不均一によるローラ押し込み量の不均一をなくして
真円度を向上することが可能な転造装置を得ることが目
的である。
[発明の概要及び作用] 本発明に係る転造装置では、被転造品へ成形ローラを押
圧することにより被転造品の外周を塑性加工する転造装
置であって、前記被転造品と同軸的に配置される変位規
制円板と、前記成形ローラと同軸的に配置される変位規
制ローラと、を設け変位規制ローラを変位規制円板へ押
し当てながら転造作業を行うことを特徴としている。
転造時には成形ローラが転造ブランクの外周へ押圧され
て転造ブランクの外周を塑性変形させ。
成形ローラの外周に形成されている形状を転造ブランク
の外周へ転写する。この転造状態で、成形ローラと同軸
的に配置される変位規制ローラは転造ブランクと同軸的
に設けられる変位規制円板の外周へ当接する。この変位
規制ローラは変位規制円板を弾性、又は塑性変形させな
がら成形ローラの押圧力及び押込み量を制御する。この
ため従来のように成形ローラの押し込み変位が転造ブラ
ンクの変形荷重の変動に伴なって変化することなく、充
分な矯正力を有して転造ブランクの変形荷重を均一にし
、真円度を向上する。
本発明の具体的態様としては、変位規制ローラを成形ロ
ーラと一体的に形成することができる。
このため成形ローラは従来の成形ローラよりも若干量だ
け軸方向の寸法を大きくシ、中央部の外周へ転造パター
ンを刻設すればよい。
また本発明では変位規制円板は変位規制ローラの抑圧に
より弾性変形して成形ローラの押し込み量を均一化する
こともできるが、変位規制ローラの押圧力により塑性変
形させてもよい。
変位規制円板の外径は被転造品の転造径と同一にするこ
とにより、成形ローラが転造を開始した初期には、変位
規制ローラが変位規制円板へ当接することなく、成形の
最終状態でのみ変位規制ローラが変位規制円板へ出接し
てローラ押し込み力を向上することができる。
さらに変位規制ローラと変位規制円板の当接部はテーパ
面とすることができ、これによって変位規制円板を軸方
向に移動することにより、変位規制ローラの移動量を広
い範囲で高精度に規制し。
これによって成形ローラの押し込み量を調整し任意の転
造外径を得ることができるようになっている。
また、変位規制円板の当接部をカム形状に、変位規制ロ
ーラを円筒状にして変位規制円板の回転角を制御するこ
とにより、変位規制ローラの移動量を広い範囲で高精度
に規制し転造ブランクの真円度を向上させることができ
る。
また変位規制ローラは成形ローラと同一の真円度歪を有
しかつ同位相で取りつけられることにより、成形ローラ
に真円度歪があった場合にも、転造ブランクは高精度の
真円度を維持することが可能となる。
[発明の実施例] 第1図には本発明の適用された転造装置の一部が示され
ている。
被成形品である転造ブランクlOは予め中空円板形状に
形成されており1円形孔10Aがコレット12の外周へ
同軸的に取りつけられるようになっている。このコレッ
ト12は中空円筒形状であり、軸方向一端を除いて軸方
向に沿った切込み14が複数個形成され、軸心部を貫通
するコレット拡げロッド16の移動によって外径が拡縮
可能となっている。
すなわちコレット12は転造ブランク10の円形孔10
Aの内径よりも小さな外径を自然状態として有するよう
になっており、内周テーパ面ヘコレット拡げロッド16
が第1図左方向へ移動してテーパ面16Aが当接すると
、このテーパ面16Aによって弾性変形して押し広げら
れ、転造ブランクlOを同軸的に保持するようになって
いる。
コレット拡げロッド16は小径部がブランクアーμ18
の軸支孔18A内へ緊密に(両者間のガタはsIL層程
度としである)軸支されている。
このブランクアーμ18の軸方向一端は転造ブランクl
Oの側面への当接面とされており1図示しない他端は装
置フレームへ軸支されて自由に回転可能となっている。
またこのプランクアーバ18は図示しない駆動装置の駆
動力により軸方向(第1図矢印AB方向)へ駆動される
ようになっている。
なおコレット拡げロッド16は図示しない付勢手段によ
って弱い力でテーパ面16Aが円形孔10Aから抜き出
す方向(第1図右方向)へ付勢力を受けている。
プランクアーバ18には同軸的に圧着アーμ20が対応
している。この圧着アーμ20の一端は転造ブランク1
0の側面への当接用とされてブランクアーμ18と共に
転造ブランク10の挟持用とされている。またこの圧着
アーμ20の図示しない端部は装置フレームへ軸支され
て自由に回転可能となっているが、軸方向には移動しな
いようになっている。
圧着アーμ20のブランクアーμ18に面した端部には
軸支孔2OAが形成されており、コレット拡げロッド1
6の先端大径部を緊密に収容できるようになっている。
この軸支孔20Aとコレット拡げロッド16の先端大径
部との間のガタもコレット拡げロッド16の小径部と軸
支孔18Aとの間のガタと同様に51Lm程度に維持さ
れている。
軸支孔20Aの底面からは同軸的に小径支軸22が突出
されており、押し金24が軸支されて小径支軸22の軸
方向へ移動可能とされている。
この押し金24は小径支軸22の先端部へ固着されるス
トップリング26によって小径支軸22からの脱落が阻
止されているが、軸支孔20Aの底面との間に介在され
る圧縮ばね28の付勢力によって圧着アーμ20の先端
部方向へ付勢されておリ、ストップリング26に当接し
て停止するようになっている。
ブランクアーム18、圧着アーム20の先端部付近の外
周にはそれぞれ突出部が設けられて変位規制円板30.
32となっている。これらの変位規制円板30.32は
同一外径でプランクアーバ18、圧着アーム20と同軸
的とされ、転造ブランクlOの両側に配置されるように
なっている。
これらの変位規制円板30.32及び転造ブランク10
の外周に対応して成形ローラ軸34,36が転造ブラン
クlOを挟んで反対方向に配置され、ブランクアーム1
8、圧着アーム20と平行な軸心を有している。これら
の成形ローラ軸34.36は、軸方向両端が工具台38
.40へそれぞれ軸支されており、これらの工具台38
.40はモータ回転力で回転すると共に軸直角方向に図
示しない油圧シリンダ等の駆動装置の駆動力を受け て移動しく矢印C,D方向)、プランクアーバ18、圧
着アーム20と接離できるようになっている。
成形ローラ軸34.36の外周には成形ローラ42.4
4が軸支されており、軸方向中央部の外周には転造ブラ
ンク10の外周に対応して転造形状(図示省略)が刻設
されている。これらの成形ローラ42.44の軸方向両
端はその外周が変位規制円板30.32の外周に対応し
た変位規制ローラ46.48となっている。
この成形ローラ42.44は成形ローラ軸34.36の
外周へ螺合されて軸方向に移動する締付ナツト50で固
定されるようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
ブランクアーム18を第1図左方向(矢印B方向)へ移
動し圧着アーム20から離間させる。これによっそコレ
ット拡げロッド16は押し金24と離れるので、コレッ
ト拡げロッド16が若干量だけブランクアーム18から
突出され、コレット12の外径が縮小する。
ここで転造ブランクlOの円形孔10Aをコレット12
の外側へ嵌め込み、ブランクアーム18を逆方向に、即
ち矢印A方向へ駆動して軸支孔20Aと接近させる。ブ
ランクアーム18が圧着アーム20へ接近するとコレッ
ト拡げロッド16の先端部は圧着アーム20の軸支孔2
0A内へ挿入され、先端部が押し金24八当接する。押
し金24は圧縮ばね28の付勢力でコレット拡げロッド
16をブランクアーム18内へ押し込むので。
テーパ面16Aはコレット12の外径を拡大し、コレッ
ト12は転造ブランクlOを正確にブランクアーム18
の軸心上に保持する。
さらにブランクアーム18が圧着アー/<20へ接近す
ると、ブランクアームlB、圧着7−/<20は第1図
に示される如くその先端部間に転造ブランク10を挟持
固定する。
ここで成形ローラ軸34,36が回転して成形ローラ4
2.44を駆動し、工具台38.40は図示しない駆動
手段の駆動力を受けて転造ブランク10の外周へと接近
する方向に移動する。成形ローラ42,44は回転しな
から転造ブランク10の外周へ押圧され、転造ブランク
10の外周を塑性変形しながら成形形状を転造する。
所定の押し込み量まで成形ローラ42.44が押し込ま
れると、転造ブランク10の外径が減少し、外周部は想
像線で示される如くの形状となる。
従来は成形ローラ42.44の押し込み量が、工具台3
8.40の押し込みを駆動用油圧シリンダロッドの後端
に設けたねじ式のストッパで制限していたため、第2図
の実線状態で示される如く、このストッパに当接した時
点でローラ押込み力は最大となり、成形ローラ42.4
4の押し込み変位はほぼ定位置となって、転造ブランク
10をその後lO回回転度だけ均らし回転させて転造作
業を終了している。
この均らし回転によって転造ブランク10の真円度はあ
る程度矯正されると共に成形ローラ42.44の押し込
み変位も僅か増大し、工具台38.40の押し込み用油
圧シリンダの推力は後方のストッパに加わる割合が大き
くなり、成形ローラ42.44の押し込み力が漸減する
一方本実施例では、成形ローラ42.44の押し込み量
が所定の値になった時点で、変位規制ローラ46.48
の外周がブランクアーμ18゜圧着アーμ20に固定し
た変位規制円板30゜32と当接するように配置゛しで
あるため、成形ローラ42.44の押し込み力漸減割合
は第2図に破線で示す状態となる。
すなわち従来と比較した成形ローラ42.44の押し込
み方墳加分は、変位規制円板30.32で受ける力であ
り、これが転造ブランク10の外周部を変位規制円板3
0.32の外周にならうように矯正する力となる。
すでに説明したように、コレット拡げロッド16とブラ
ンクアーμ18.圧着アーバ20との間にガタは5終腸
以下としであるため、転造ブランク10と変位規制円板
30.32の軸心が一致されており、転造ブランクlO
の真円度が向上する。また変位規制円板30.32の真
円度誤差は5#L謹以下に抑えである。
このように、本実施例の成形ローラ42,44の押し込
み力P及び押し込み変位は大きいので、転造ブランクl
Oの真円度を著しく向上することができる。
第3図には変位規制円板30.32に変位規制ローラ4
6.48の外周を押し当てて、矯正力を次第に大きくし
た場合の転造ブランクlOの外周のフレに及ぼす影響が
示されている。
この実験に用いた転造ブランク10は、第4.5図に示
される如く、外周の一部が接線方向の切欠部52を有し
ている。この切欠部52は転造ブランクlOの全幅の2
%であり、これを冷間で転造加工した。これは熱間状態
で切欠部52を有しない転造ブランク10を転造する場
合に生ずる変形荷重の不均一を拡大的に模擬したもので
ある。
なお、第5図における寸法は直径(D)が866■騰肉
厚(T)は5脂I、切欠部52の深さくL)は0.1m
mである。
第3図に示される如く、高精度の真円度を得るだめの矯
正力の大きさは、正味の転造荷重(矯正力が0)を含む
ローラ押し込み力Pが最大転造荷重と同等以上であれば
充分であることがわかる。
第6図には転造ブランクlOの外周部を高周波誘導加熱
で加熱して、熱間状態で転造する場合の本実施例におけ
る効果が従来と比較して示されている。熱間状態の場合
には、冷間状態に比べて転造後の真円度にバラつきが大
きいが、ローラ押し込み力Pを最大転造荷重と同等以上
にすることにより転造品外周のズレはいずれも20勝−
以下に収めることができた。この場合の転造ブランクは
外径CD)が87膳−1肉厚(T)が121腸、押込量
3醜曽、成形ローラの回転数は90rp■である。
これに対して従来(矯正力がゼロ)は、真円度が40〜
130IL■とばらつき、平均値も大きい。
次に第7.8図により本発明の第2実施例を説明する。
第7図には本発明の第2実施例に用いる転造ブランクl
Oが示されている。この転造ブランク10は円筒体54
の外周へ一体成形されいる。この転造ブランク10と軸
方向に離間して、変位規制円板30.32が固着されて
いる。
この転造ブランクIOは前記実施例と同様に外周一部に
切欠部52を形成して冷間状態で転造を行った結果が、
変位規制円板30.32を有さずに転造作業を行った場
合と比較して第8図に示されている。なお第7図におけ
る寸法のうち外径(D)は87mm、肉厚(T)は5m
m、深さくL)は0.1■騰であり、成形ローラの回転
速度は90rp■、押込速度は0.7■膳/secであ
る。
これから明らかなように、変位規制円板30゜32を有
した転造ブランク10を用いることにより、転造ブラン
ク10の外周の真円度フレは向上し、変位規制円板30
.32の幅寸法が大きい程その効果が著しいことが明瞭
となる。
また変位規制円板30.32の幅寸法が同一の場合には
工具台40.成形ローラ42の全押し込み過程で作用す
るようにしなくても、即ち変位規制円板30.32の直
径dを転造ブランクの直径りより若干量小さくして転造
過程の最終時期付近で変位規制円板30.32が作用す
るようにしてもよい0.即ち変位規制円板30.32の
直径を転造ブランクlOの転造目標の直径近くに選択し
ても効果が同等であることがわかる。これは、成形ロー
ラ42.44の押し込み過程の最終部分付近で剛性の大
きな変位規制円板30.32を設けて矯正すればよいこ
とになる。
一例として、幅寸法3.5mIIの変位規制円板30.
32を用いた場合には、転造時にこの変位規制円板30
.32も塑性変形を生じているが、幅寸法12■■の場
合には変位規制円板30.32の塑性変形が生じないこ
とが確認されている。
次に第9図には本発明のts3実施例の転造装置が示さ
れている。この実施例は成形ローラ42.44が単純な
円筒状でない場合に適しており、この実施例は歯車を転
造ブランクlOの外周へ転造する場合である。
即ち、成形ローラ42.44の両側に締付ポルト56で
同軸的に固着される変位規制ローラ46A、48Aは外
周が段付形状となっており、軸方向端部に小径部58が
形成され、この小径部58の直径が転造ブランクlOか
ら転造成形される歯車に対する成形ローラのかみ合いピ
ッチ円と同一とされて、変位規制ローラ46A、48A
と変位規制円板30.32との間に滑りがないように配
慮されている。
この実施例の変位規制ローラ46A、48Aは転造作業
の最終部分付近で、変位規制円板30.32へ押圧され
て転造ブランク10の真円度を向上させるようになって
いる。転造ブランクlOの保持手段については前記第1
実施例と同様である。
この実施例によって製作した転造ブランク10はモジュ
ール2.25、歯数35、ねじれ角23.5°の歯車で
あり、その真円度即ち歯車溝のフレは第1θ図(B)に
示される如くであり。
第1θ図(A)の従来例と比較してフレが著しく少なく
なっている。即ちこの第1O図の直線の高さ寸法差は歯
車溝のフレを示しており、従来例では30ル■のフレが
あったのに対し、本実施例ではこれが15#L麿と半減
している。
ただしこの実施例では、成形ローラ42.44の精度、
特に真円度の影響を大きく受けるため、成形ローラ42
.44には歯面を研磨仕上げしたローラを用いてその精
度をJISI〜2級としている。
次に第11図には本発明の第4実施例に係る転造装置が
示されている。
この実施例では変位規制円板30A、32Aがベアリン
グコロ60を介してそれぞれブランクアーバ18.圧着
アーバ20の外周へ同軸的に軸支されている。これらの
変位規制円板30A、32Aの外周一部はテーパ面62
を形成しており、変位規制ローラ46A、48Aの外周
面一部に形成されたテーパ面64と対応している。
さらにこれらの変位規制円板30A、32Aはテーパ面
62の反対側の端面がベアリングコロ66を介して押圧
体68と当接している。これらの押圧体68はそれぞれ
油圧シリンダ70によって駆動されるロンドア2へ連結
されている。これによってこれらの変位規制円板30A
、32Aが油圧シリンダ70の駆動力を受けて軸方向(
矢印A、B方向)へ移動できるようになっている。
また前記各実施例と同様に、ブランクアーバ18はベア
リングコロ74を介して駆動ロッド76へ連結され、圧
着アーバ20はベアリングコロ78を介して軸受80へ
と支持されている。
転造時には、成形ローラ42,44の移動に応じて、変
位規制ローラ46A、48Aのテーパ面64が変位規制
円板30A、32Aのテーパ面62へ当接して移動を制
限される。ここで油圧シリンダ70によって変位規制円
板30A、32Aを軸方向に移動させると、成形ローラ
42.44の軸と転造ブランクlOの軸との間の距離を
高精度に制御することができ、転造ブランクlOの転造
精度が向上する。
変位規制ローラ46A、48Aと変位規制円板30A、
32Aとの当接面は次第に移動するが、変位規制円板3
0A、32Aはベアリングコロ60によってブランクア
ーノ<18、圧着アー/< 20の外周へ軸支されてい
るため、ブランファー/く18、圧着アーμ20と変位
規制円板30A、32Aとの間の周速差を吸収すること
ができる。
次に第12.13図には本発明の第5実施例に係る転造
装置が示されている。
この実施例では変位規制円板32Aの外周部力監第13
図にみられる如くカム形状としてあり、この変位規制カ
ムの回転角は図示しない定速モータ等で制御されるよう
にしである。また、この変位規制カムはベアリングコロ
60.66を介して圧着アーμ20の外周へ同軸的に軸
支されており。
このカム面は変位規制ローラ46Aと対応するように設
けられている。
ここで、変位規制ローラ46AはO−5軸34、ローラ
42とベアリングコロ70.71.72を介して同軸的
に回転自由に軸支されてしする。
転造作業が開始してローラ34が転造ブランクlOに接
近すると、変位規制ローラ46Aの外周が変位規制カム
32Aに当接する。
この状態で変位規制カム32Aの回転が制御されること
により、成形ローラ42.44の軸と転造ブランクlO
の軸との間の距離は高精度に規制されたまま転造ブラン
クlOの成形が行なわれ、転造ブランクlOの製作精度
が向上する。ここで、成形ローラ42.44及びローラ
軸34に対する変位規制ローラ46Aの周速差はベアリ
ングコロ70.71.72により、圧着アーμ20と変
位規制カム32Aの周速差はベアリングコロ60.66
によりそれぞれ吸収される。
上記第4.5実施例では、転造ブランクlOはローラ精
度の影響を受けるため、各ローラの制度は高度に維持す
る必要がある。
第14図は本発明の第6実施例であり、成形ローラ42
.44がその真円度に歪を有する場合でもこれに対処す
るような構造となっている。即ち成形ローラ42.44
に真円に対する半径歪e1が存在した場合、変位規制円
板30.32と変位規制ローラ46.48とが共に真円
の場合には転造ブランク10に対す゛る先端の押し込み
量はelだけ変動することになり、真円度は向上できな
い、そこで、変位規制ローラ46.4Bの外周形状を成
形ローラ42.44の凹凸、即ち真円からの歪e1に対
してすべての円周上でこれに等しい真円からの歪e2を
有するように成形されている。
これによって本実施例では、成形ローラ42.44の転
造ブランクlOに対する押し込み量を実質的に均等にす
ることができる。しかし歪ex。
e2があまり大きい場合には変位規制ローラ46.48
を変位規制円板30.32に押圧しながら回転させるの
は困難であ為が、成形ローラ42゜44に生ずる歪は熱
処理によって生ずるものが一般的であるため、歪の大き
さとしては通常0.1■鵬以下であり、特に問題にはな
らない。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明に係る転造装置では。
被転造品へ成形ローラを押圧することにより被転造品の
外周を塑性加工する転造装置であって、前記被転造品と
同軸的に配置される変位規制円板と、前記成形ローラと
同軸的に配置される変位規制ローラと、を設け変位規制
ローラを変位規制円板へ押し当てながら転造作業を行う
ことを特徴とするので、特に熱間転造成形において1機
械加工(切削等)と同等の真円度を有する製品を得るこ
とが可能となる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る転造装置の一部を示
す断面図、第2図は第1実施例における転造時間に対す
るローラ押し込み力及びローラ押し込み変位の関係を示
す線図、第3図は転造終了時のローラ押し込み力と転造
品外周のフレとの関係を示す線図、第4図は第1実施例
の実験に用いた転造ブランクを示す正面図、第5図は第
4図v−v線断面図、第6図は転造終了時のローラ押し
込み力と転造品外周のフレとの関係を示す線図、第7図
は本発明の第2実施例に用いる転造ブランクを示す断面
図、第8図は第2実施例のローラ押し込み量と転造品外
周のフレとの関係を示す線図、第9図は本発明の第3実
施例に係る転造装置の一部を示す断面図、第10図は本
発明の第3実施例に係る歯溝のフレを示す説明図、第1
1図は本発明の第4実施例に係る転造装置の一部を示す
断面図、第12図は第5実施例に係る転造装置の一部を
示す断面図、第13図は第12図の装置の正面図、第1
4図は本発明の第6実施例に係る成形ローラと変位規制
ローラ及び変位規制円板との関係を示す線図、第15図
は従来のローラ押し込み量と転造品外周のフレとの関係
を示す線図である。 10−−・転造ブランク、 30.3OA、32.32A ・・・変位規制円板。 42.44・・・成形ローラ。 46.46A 、48.48A ・拳・変位規制ローラ、 62.64・・・テーパ面、 70・m−油圧シリンダ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被転造品へ成形ローラを押圧することにより被転
    造品の外周を塑性加工する転造装置であって、前記被転
    造品と同軸的に配置される変位規制円板と、前記成形ロ
    ーラと同軸的に配置される変位規制ローラと、を設け変
    位規制ローラを変位規制円板へ押し当てながら転造作業
    を行うことを特徴とした転造装置。
  2. (2)前記変位規制ローラは成形ローラと一体に形成さ
    れることを特徴とした前記特許請求の範囲第(1)項に
    記載の転造装置。
  3. (3)前記変位規制円板は変位規制ローラの押圧にも拘
    らず塑性変形しない剛性体とされることを特徴とした前
    記特許請求の範囲第(1)項に記載の転造装置。
  4. (4)前記変位規制円板は変位規制ローラの押圧により
    塑性変形する塑性体とされたことを特徴とする前記特許
    請求の範囲第(1)項に記載の転造装置。
  5. (5)前記変位規制円板の外径は被転造品の転造径と同
    一とされることを特徴とした前記特許請求の範囲第(1
    )項に記載の転造装置。
  6. (6)前記変位規制円板と変位規制ローラとの当接面は
    テーパ面とされることを特徴とした前記特許請求の範囲
    第(1)項に記載の転造装置。
  7. (7)前記変位規制円板は軸方向に移動可能で変位規制
    ローラの移動量が変更可能とされることを特徴とした前
    記特許請求の範囲第(6)項に記載の転造装置。
  8. (8)前記変位規制円板の外周部がカム形状とされ、こ
    の変位規制用円板の回転角が制御されて変位規制ローラ
    に当接することを特徴とする前記特許請求の範囲第(1
    )項に記載の転造装置。
  9. (9)前記変位規制ローラは成形ローラと同一の真円度
    歪を有して、同位相で取りつけられることを特徴とした
    前記特許請求の範囲第(1)項に記載の転造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5824168A (en) * 1995-09-06 1998-10-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Process for gear-rolling a high accuracy gear
US5918495A (en) * 1995-09-06 1999-07-06 Toyota Jidosh Kabushiki Kaisha Multistage gear-rolling apparatus
WO2003070397A1 (fr) * 2002-02-21 2003-08-28 Toyoda Machine Works, Ltd. Procede d'usinage d'un engrenage a denture interieure, et engrenage ainsi obtenu

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US7152446B2 (en) 2002-02-21 2006-12-26 Toyoda Machine Works, Ltd. Method of forming internal gear, and internal gear

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