JPS61221496A - 沈埋函の沈設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、沈埋函を海底等の水底に沈設する沈埋函の沈
設方法に関するものである。

（従来技術） 大型の沈埋函を沈設する場合、従来は、第１４図に示す
ように沈埋函１の両端に止水！２をそれぞれ設け、函１
内を更に水密隔！３で例えば８室程度に仕切り、これを
２嫂の作業台船４のクレーン５からワイヤー６で吊り下
げ、沈埋函１の水密区画室７内に注水すると同時にクレ
ーン５又はそれに代わる装置の各ワイヤー６を同じ長さ
で巻き下げることにより水面８下に徐々に沈降させ、水
底９に沈設していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような沈設方法を小型の沈埋函１に
適用しようとすると、次のような問題がある。

（１）沈埋函１が小さいため、こうした沈設装置を取付
ける上でのスペース及び重態のゆとりがない。

■　大型の沈ｍ１ｉｉと同じ注水！理を行うためには経
済性が損われる。

■　沈設後に、水密隔！３、配管、遠隔装置を撤去する
ための水中作業が大がかりとなる。

本発明の目的は、沈埋函に水密隔壁を設けずに取外し容
易な沈埋手段を用い、且つ注水管理も容易に行うことが
できる沈埋函の沈設方法を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係る沈埋函の沈設方法は、沈設すべき沈埋函内
にはフロータ−を挿入配設し、前記沈埋函の外部にはそ
の両舷の前後の部分にそれぞれ浮タンクを取付け、前記
沈埋函の前後の一方の側の前記各浮タンクに注水しつつ
該沈埋函の一方の側を先に沈め、次に他方の側の前記各
浮タンクに注水しつつ該沈埋函の他方の側を沈めること
を特徴とするものである。

（作用） このように一方の側ずつ沈め作業を行うので沈設中の沈
埋管の復原力を確保することが容易であり、したがって
注水管理が容易になる。また、沈設手段として、フロー
タ−及び浮タンクを用いるので、その取付は作業及び沈
設後の取外し作業も容易になる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。

第１図及び第２図に示すように沈設すべき沈埋函１内に
はゴム袋等よりなる複数の７０−ター１０を挿入配設す
る。前後の７０−ター１０は、例えばワイヤー等の連結
手段１１で連絡しておく。

沈埋函１の前後には、Ｈ鋼等のストッパ一部材１２を横
切って配設し、これに端部の７０−ター１０を連結手段
１１で連結し、フロータ−１０が抜は出そうとするのを
反対側のストッパー１２で阻止するようになりている。

沈埋函１の外部には、その両舷の前後部分に鋼−等の浮
タンク１３をそれぞれ取付プレート１４を介して取外し
可能に取付ける。各浮タンク１３の上部には予めエアー
抜きパルプ１６をそれぞれ設けておき、下部には注水パ
ルプ１６をそれぞれ設けておく。この場合、７０−ター
１０は、沈埋函１の浮力を助けるためのものである。ま
た、浮タンク１３は曳航中及び沈設中の復元力を保つた
めと、内部に注水することによって沈設荷重を得るため
のものである。

このようにしてフロータ−１０及び浮タンク１３等の手
段を取付けた沈埋函１は、第３図及び第４図に示すよう
にエアー抜きパルプ１５をホース１７を介して作業台船
４上のエアー抜き末端パルプ１８及びエアー注入パルプ
１９に接続し、エアー注入パルプ１９は作業台船４上の
コンプレッサー２０に接続しておく。なお、２１はホー
ス１７の末端側に接続した圧力計である。

沈埋函１を沈めるには、第３図に示すように、エアー抜
きパルプ１５及びエアー抜き末端パルプ１８を開いて浮
タンク１３内のエアーを抜きつつ注水パルプ１６を開い
て浮タンク１３内に注水する。沈埋函１の浮力の調整は
、エアー抜き末端パルプ１８を閉じ、エアー抜きパルプ
１５を開き、エアー注入パルプ１９を開いてコンプレッ
サー２０より浮タンク１３にエアーを送り込み、浮タン
ク１３内の圧力を上げ、注水パルプ１６を開いて浮タン
ク１３から排水することにより行う。

次に、沈設の順序について第５図乃至第１０図を参照し
て説明する。先ず、第５図に示すように沈埋函１を浮タ
ンク１３内へのエアーの圧力注入により水面８に浮かべ
、この状態で目的場所まで曳航する。目的場所では、各
浮タンク１３に注水を少し行って、第６図に示すように
、沈埋函１の乾舷が零になるように調整する。次に、□
第７図に示すように沈埋函１の前部′を作業台船のクレ
ーンのワイヤー６で吊った状態にしておいて、前部の各
浮タンク１３に注水を行い、ワイヤー６をゆるめつつ、
沈埋函の前部を徐々に沈降させて第８図に示すように着
底させる。次に、沈埋函１の後部をワイヤー６で吊った
状態にしておいて、後部の各浮タンク１３に注水を行い
、ワイヤー６をゆるめつつ沈埋函１の後部を徐々に沈降
させて第１０図に示すように両方とも着底させ、沈設が
完了する。沈設完了後、浮きタンク１３及びフロータ−
１０を撤去し、次の沈埋函に織装する。

このような沈設方法をとると、作業台船４が１嫂でも沈
設作業を行うことができる。

また、水深が深い場合には、例えば第１１図に示すよう
に沈埋函１の前部をワイヤー６八を介して浮きｇ２Ａで
吊り下げた状態で、前部の浮タンク１３に注水を行い、
ワイヤー６Ａをのばしつつ先ず沈埋函１の前部を沈降さ
せる。次に、　ａｌｉｊｌ函１の後部をワイヤー６８を
介して浮き２２Ｂで吊り下げた状態で、後部の浮タンク
１３に注水を行い、ワイヤー６Ｂをのばしつつ沈埋函１
の後部を沈降させる。次に、再び沈埋函１の前部６Ａを
吊っているワイヤー６Ａをのばしつつ沈埋函１の前部を
沈降させる。このような作業を繰り返して沈設作業を行
い着底させる。

このようにすると少人数でも、且つ作業台船の数が少な
くても、水深の大きいところでの沈設作業を容易に行う
ことができる。

なお、本発明の方法は、大型の沈埋函にも適用できるこ
とは勿論である。

（発明の効果） 以上説明したように本発明では、沈設手段として浮タン
クと７０−ターを用いるので、その取付け、取外し作業
を容易に行うことができる。また、沈設作業は沈埋函の
前後方向の一方の側から行うので、注水の制御も容易で
あり、また少ない人数の作業員でも、且つ少ない嫂数の
作業台船でも沈設作業を容易に行うことができる。更に
、沈設手段の浮タンクやフロータ−は着脱自在なので、
何度でも再使用できる利点があり、経済的に沈設作業を
行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２＠Ｉは本発明において沈埋函に沈設手段
を鵬装した状態の一例を示す平面図及び側面図、第３図
及び第４図は本発明において沈埋函の浮タンクに注水を
している状態と排水をしている状態の一例を示す説明図
、第５図乃至第１０図は本発明の沈設作業の一例の各工
程の説明図、第、１１図乃至第１３図は本発明の沈設作
業の他の例の各工程の説明図、第１４図は従来の沈設作
業の説明図である。 １・・・沈埋函、４・・・・・・作業台船、６．６Ａ、
６Ｂ・・・・・・ワイヤー、８−−−−・・水面、９・
・・・・・水底、１０・・・・・・７０−ター、１３・
・・・・・浮タンク、１５・・・・・・エアー抜きパル
プ、１６・・・・・・注水パルプ。 特　許　出　願　人　　五洋建設株式会社第１図 第２図 第３図 第５図 第６図 第７図 第８図 第１１図 第１２図 第１４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）沈設すべき沈埋函内にはフローターを挿入配設し
   、前記沈埋函の外部にはその両舷の前後部分にそれぞれ
   浮タンクを取付け、前記沈埋函の前後の一方の側の前記
   各浮タンクに注水しつつ該沈埋函の一方の側を先に沈め
   、次に他方の側の前記各浮タンクに注水しつつ該沈埋函
   の他方の側を沈めることを特徴とする沈埋函の沈設方法
   。
2. （２）水深に応じて前記一方の側の各浮タンクと前記他
   方の側の各浮タンクとに対する注水を交互に繰り返し行
   うことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の沈埋
   函の沈設方法。