JPH0448902B2 - - Google Patents

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JPH0448902B2
JPH0448902B2 JP30729788A JP30729788A JPH0448902B2 JP H0448902 B2 JPH0448902 B2 JP H0448902B2 JP 30729788 A JP30729788 A JP 30729788A JP 30729788 A JP30729788 A JP 30729788A JP H0448902 B2 JPH0448902 B2 JP H0448902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caisson
submerged
steel lid
water
lid
Prior art date
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Expired
Application number
JP30729788A
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English (en)
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JPH02153115A (ja
Inventor
Kenichi Hori
Yasubumi Tetsukawa
Hirotoshi Tokunaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Publication date
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Publication of JPH02153115A publication Critical patent/JPH02153115A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、設計値よりも大きな波浪等の外力に
よつて捨石面を滑動し、水没した防波堤等のケー
ソンを浮上させる際の水没ケーソンの浮上方法及
び装置に関するものである。
〔従来の技術〕
防波堤等のケーソンは、第4図に示すごとき海
底の捨石マウンド1の上に据付けられているが、
時によりその設定値よりも大きな矢印Wの波等の
概略により捨石マウント1から滑動してずれ落
ち、水没することがあり、この場合の復旧には、
水没したケーソン2をクレーン船等によつて吊り
上げる方法が従来一般に用いられているが、非常
に大きな能力のクレーン船等が必要であり、その
作業コストがかさみ、不経済であり、しかもその
作業に危険が伴うという問題があつた。
〔発明の解決しようとする課題〕
本発明は、前記従来の問題点を解決するために
なされたものであり、所定の据付場所から滑動し
て水没したケーソンを経済的に、かつ安全に浮上
させることのできる水没ケーソンの浮上方法及び
それに使用する浮上装置を提供することを課題と
したものである。
〔課題を解決するための手段〕 前記の課題を解決するための手段として、本発
明の水没ケーソンの浮上方法は、水没したケーソ
ンの上部工や蓋コンクリートを撤去して、その中
詰砂をサンドポンプ等により撤去の後、そのケー
ソンの外周の上面に気泡スポンジ等の水密用のパ
ツキンを介して鋼製蓋をかぶせて水密性を保持
し、そのケーソン内を水中ポンプを介して、ケー
ソンの各室の水位が同レベルになるように排水量
を調整しながら排水し、ケーソンを浮上させるこ
とを特徴としたものであり、その浮上方法に適用
する浮上装置は、上記のごとく、上部工及び中詰
砂を撤去した水没ケーソンの上部にかぶせる鋼製
蓋に、上端が水面より上方に位置し、かつ下部が
ケーソンの各室を仕切る隔壁の交差する位置にあ
る立上り部を設けると共に、上記鋼製蓋とケーソ
ンの外周の上面との間に気泡スポンジ等の水密用
のパツキンを設置することにより構成され、水没
したケーソンに水密用のパツキンを介して鋼製蓋
をかぶせて排水することにより、そのケーソンに
浮力を生じさせて浮上させるものである。
〔実施例〕
以下図面を参照し、本発明の方法を適用して水
没したケーソンの浮上作業を行う手順及びその作
業に使用される浮上装置の一実施例を説明する。
まず、第4図に示すごとく、異常な外力等によ
り捨石マウント1からずり落ちて水没したケーソ
ン2の上部工3及び蓋コンクリート4等を、コン
クリートブレーカによりはつる手段等によつて撤
去し、そのケーソン2内の中詰砂5をサンドポン
プ等によつて撤去する。
次に、第1図に示すごとく鋼板6Aと多数のH
型鋼6Bとからなる鋼製蓋6等の本発明の水没ケ
ーソンの浮上装置をクレーン等により水中に吊り
下げて、ケーソン2の上部にかぶせることになる
が、この鋼製蓋6とケーソン2の外周の上面との
間に、例えば、気泡スポンジ等の水密用のパツキ
ン7を設置するようにしている。
また、この鋼製蓋6には、第2図及び第3図に
示すごとく、上端が水面W.Lより上方に位置し、
かつその下部がケーソン2の各室、例えば本実施
例のごとく、12室を仕切る第1図において便宜上
斜線で示した隔壁8の交差する位置にある立上り
部9を設けている。
即ち、この実施例では、ケーソン2の12室に対
して4個の立上り部9が設けられており、これら
の立上り部9を通じてケーソン2内の全ての室か
ら複数の水中ポンプを使用して、各室内の水位が
ほぼ同レベルになるように、各室内の水位を観測
しながら、排水量をそれぞれ調整して排水するこ
とにより、ケーソン2を水平に浮上させる。
なお、水没したケーソン2が傾斜していても鋼
製蓋6を容易に取付け可能とし、かつ取付け後も
鋼製蓋6がずり落ないようにするため、鋼製蓋6
の端部には第1図及び第3図に示すようなずれ止
め10を設けている。
一方、上記のごとく浮上させたケーソン2は、
第4図に示す捨石マウンド1を修復する均し作業
後、その上部の所定位置に沈降据付けして、中詰
砂5を内部に充填の上、再び上部蓋構造部を構築
して、そのケーソンの復旧作業が完了する。
〔発明の効果〕
以上に説明したごとく、本発明の水没ケーソン
の浮上方法によれば、ケーソンを浮上させるの
に、浮力を利用しているので、従来の方法のごと
き大きなクレーン船が不要となり、鋼製蓋からな
る浮上装置を吊り下げ可能なクレーンがあれば良
いので、非常に経済的な浮上作業ができ、しかも
安全な作業ができるという効果がある。
また、鋼製蓋の立上り部を、ケーソンの各室を
仕切る隔壁の交差している位置に配置しているの
で、立上り部の数が、例えばケーソン内の室数が
12の場合で4個で良く、小数の立上り部だけで排
水作業ができるので経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の水没ケーソンの浮上装置を構
成する鋼製蓋の平面図、第2図は第1図のA−A
方向の側断面図、第3図は第1図のB−B方向の
側断面図、第4図は水没したケーソンの概略側断
面図である。 2……ケーソン、3……上部工、4……蓋コン
クリート、5……中詰砂、6……鋼製蓋、7……
水密用のパツキン、8……隔壁、9……立上り
部、W.L……水面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水没したケーソンの上部工を撤去して、ケー
    ソン内の中詰砂を撤去の後、該ケーソンの上面に
    水密用のパツキンを介して、上端が水面より上方
    に位置し、かつ下部がケーソンの各室を仕切る隔
    壁の交差する位置にある立上り部を設けた蓋をか
    ぶせ、ケーソン内の水を水中ポンプを介して排水
    しながらケーソンを浮上させる水没ケーソンの浮
    上方法。 2 上部工及び中詰砂を撤去した水没ケーソンの
    上部にかぶせる鋼製蓋に、上端が水面より上方に
    位置し、かつ下部がケーソンの各室を仕切る隔壁
    の交差する位置にある立上り部を設けると共に、
    上記鋼製蓋とケーソンの上面との間に水密用のパ
    ツキンを設置した水没ケーソンの浮上装置。
JP30729788A 1988-12-05 1988-12-05 水没ケーソンの浮上方法及び装置 Granted JPH02153115A (ja)

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JPH02153115A JPH02153115A (ja) 1990-06-12
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JP3803172B2 (ja) * 1997-06-30 2006-08-02 古河機械金属株式会社 ケーソン構造物の作業口の形成方法
US9427865B2 (en) 2014-04-08 2016-08-30 Levitate Technologies, Inc. Heavy capacity arm support systems

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JPH02153115A (ja) 1990-06-12

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