JPS61220987A - 不整地走行用車輛のエンジン冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、幅広超低圧タイヤ付きの３．４輪の゛　不整
地走行用車輛に適用されるエンジン冷却装置に関するも
のである。

（発明の背景） 幅広超低圧タイヤ（いわゆるバルーンタイヤ）付きの少
な（とも３個の車輪を有する不整地走行用車輌では、悪
路を走行することが多いためエンジンに泥が付着し、エ
ンジンの冷却性が低下することがある。そこでエンジン
を強制空冷式とし、エンジン冷却の信頼性を向上させる
ことが考えられる。この場合強制空冷用ファンによる損
失馬力もできるだけ少な（することが望ましい。

（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、エ
ンジンを強制空冷式として冷却の信頼性を向上させる一
方、その場合の強制空冷用ファンによる損失馬力も小さ
くすることが可能な不整地走行用車輛のエンジン冷却装
置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明によればこの目的は、幅広超低圧タイヤ付きの少
なくとも３個の車輪と、車体中央付近に搭載されたエン
ジンと、このエンジンより上方に位置する跨座式運転シ
ートとを備える不整地走行用車輛において、前記エンジ
ンを強制空冷式とする一方、このエンジンの冷却空気取
入口を前方を指向して開口させたことを特徴とする不整
地走行用車輛のエンジン冷却装置により達成される。

すなわち走行時の走行風圧を利用して冷却空気を強制空
冷用ファンに流入させることにより、強制空冷用ファン
の負担を減少し、その損失馬力を減少させるものである
。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例である３輪車の一部断面した
側面図、第２図は同じく平面図、第３図は第１図におけ
る■−■線断面図である。

第１図で符号１０は車体フレーム、１２はその前端の操
向軸筒、１４はこの操向軸筒１２に左右へ回動自在に保
持された前フオーク、１６はこの前フオーク１４の下端
に取付られた操向前輪、１８は前フオーク１４の上端に
固定された操向バーハンドルである。２０は左右一対の
駆動後輪である。これら前輪１６および後輪２０には幅
広超低圧タイヤが装着されている。

２２は強制空冷式エンジンであり、車体の中央付近に搭
載されている。このエンジン２２の強制空冷用軸流ファ
ン２４は、シリンダ２２ａの左側に位置し、クランク軸
２２ｂの左端がらクランク軸２２ｂの回転が巻掛は伝動
帯２６により伝えら°　れる。エンジン２２のシリンダ
２２ａおよびファン２４はシュラウド２８で囲まれてい
る。

３０は操向軸筒１２の後方のタンクレール１０ａを跨ぐ
ように配設された燃料タンク、３２はこの燃料タンク３
０の上方および側方を覆うタンクカバー、３４は跨座式
運転シートである。これらは車体の中央付近に位置して
いる。なお３６は前フェンダ、３８は後フェンダである
。後フェンダ３８は左右の後輪２０の上方を覆うように
左右一体に形成され、跨座式運転シート３４の後部はこ
の後フェンダ３８上に延出している。

この実施例においては、タンクカバー３２の左側面に前
方に向かって開口する冷却空気取入口４゜が一体に形成
され、この冷却空気取入口４ｏはダクト４２によってシ
ュラウド２８の左側面に接続されている。

後フェンダ３８の右側の後輪２ｏ前方を覆う部分には冷
却空気吐出口４４が車体右側方を指向して開口し、この
冷却空気吐出口４４はダクト４６によりシュラウド２８
の右側面に接続されている（第２図）。

この実施例でエンジン２２が起動すると、クランク軸２
２ｂの回転が巻掛は伝動体２６を介してファン２４に伝
えられる。このファン２４の回転により、外気が冷却空
気取入口４０からダクト４２を通ってシュラウド２８内
に吸い込まれ、ファン２４を通ってシリンダ２２ａを冷
却した径外へ排出される。

冷却空気取入口４０は前方を指向して開口しているので
走行風がこの冷却空気取入口４０がら流入し、走行風圧
を利用して有効に空気をシュラウド２８内に導くことが
できる。従ってファン２４の送風容量を小さくしても走
行風圧により十分な量の冷却空気がシュラウド２８内に
入り、冷却効果が低下することがない。

第４図は本発明の第２の実施例の一部を断面した側面図
、第５図はそのｖ−ｖ線断面図である。

この実施例は燃料タンク３０Ａの左側面に凹部を形成し
、前方を指向する冷却空気取入口４０Ａの一部をこの凹
部に埋没させるように構成したものである。この実施例
によればタンクカバー３２Ａの幅を狭くすることができ
る。

第６図は第３の実施例の一部を断面した側面図、第７図
はその■−■線断面図である。この実施例は燃料タンク
３０Ｂの下方に前方を指向する冷却空気取入口４０Ｂを
開口させたものである。

なお第４〜７図において第１，３図と同一部分には同一
符号を付したので、その説明は繰り返さない。

なお以上の実施例においては、冷却空気取入口４０．４
０Ａ、４０Ｂは、その上縁が下縁よりも前方へ突出し、
上縁と下縁とを結ぶ線が垂直より前傾するように形成さ
れている。このため車輛を雨天時に屋外に出しておいて
も雨水はダクト４２およびシュラウド２８内に流入しな
くなるという効果も得られる。また冷却空気取入口４０
．４０Ａ。

４０Ｂは車体の比較的高い位置に開口しているので、悪
路走行時に泥水がこの冷却空気取入口４０゜４０Ａ、４
０Ｂに入りにくいという効果もある。

特に前記各実施例では操向軸筒１２の後方付近にこれら
の冷却空気取入口４０．４０Ａ、４０Ｂを設けたので、
ダクト４２を運転者の足に接触しないように配設でき都
合が良い。

本発明は３輪車ばかりでな（４輪車に適用したものも包
含するのは勿論である。

（発明の効果） 本発明は以上のように、エンジンを強制空冷式としてエ
ンジン冷却の信頼性を向上させる一方、エンジン冷却空
気取入口を前方を指向して開口させたから、走行風圧を
利用してシュラウド内に冷却空気を有効に取り入れるこ
とが可能になる。このためエンジン冷却性能を所定のレ
ベルに維持しつつ強制空冷用ファンの送風容量を小さく
することが可能になり、ファン駆動による損失馬力を減
少させることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を断面した側面図、第
２図は同じく平面図、第３図は第１図における■−■轢
断面図、第４図は第２の実施例の側面図、第５図はその
ｖ−ｖ線断面図、第６図は第３の実施例の側面図、第７
図はその■−■線断面図である。 １６・・・前輪、 ２２・・・エンジン、 ２４・・・ファン、 ４０．４０Ａ、４０Ｂ・・・冷却空気取入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 幅広超低圧タイヤ付きの少なくとも３個の車輪と、車体
   中央付近に搭載されたエンジンと、このエンジンより上
   方に位置する跨座式運転シートとを備える不整地走行用
   車輛において、 前記エンジンを強制空冷式とする一方、このエンジンの
   冷却空気取入口を前方を指向して開口させたことを特徴
   とする不整地走行用車輛のエンジン冷却装置。