JPS6121858B2 - - Google Patents
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- JPS6121858B2 JPS6121858B2 JP10572579A JP10572579A JPS6121858B2 JP S6121858 B2 JPS6121858 B2 JP S6121858B2 JP 10572579 A JP10572579 A JP 10572579A JP 10572579 A JP10572579 A JP 10572579A JP S6121858 B2 JPS6121858 B2 JP S6121858B2
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- 230000001603 reducing effect Effects 0.000 claims description 43
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 208000031872 Body Remains Diseases 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両、特に四輪自動車における2系
統式のブレーキ油圧制御装置に関する。
統式のブレーキ油圧制御装置に関する。
従来、かかる装置として、マスタシリンダの第
1および第2出力ポートと左、右の後輪ブレーキ
との各間を接続する各独立した油路に、前記第1
および第2出力ポートの出力油圧を左、右の後輪
ブレーキにそれぞれ比例的に減圧して伝達し得る
第1および第2減圧弁を介装し、制動に伴う後輪
荷重の減少に起因する後輪のロツク現象を防止す
るようにしたものが知られており、これにおいて
は、2系統の油圧回路が共に正常な場合の制動時
には両減圧弁の減圧作用開始圧力を常にバランス
させることが車両の制動姿勢を安定させる上で必
要であり、また1系統の油圧回路が故障した場合
の制動時には正常な系統の減圧弁の減圧機能を停
止することが、上記故障による制動力の不足を防
止する上で望まれる。
1および第2出力ポートと左、右の後輪ブレーキ
との各間を接続する各独立した油路に、前記第1
および第2出力ポートの出力油圧を左、右の後輪
ブレーキにそれぞれ比例的に減圧して伝達し得る
第1および第2減圧弁を介装し、制動に伴う後輪
荷重の減少に起因する後輪のロツク現象を防止す
るようにしたものが知られており、これにおいて
は、2系統の油圧回路が共に正常な場合の制動時
には両減圧弁の減圧作用開始圧力を常にバランス
させることが車両の制動姿勢を安定させる上で必
要であり、また1系統の油圧回路が故障した場合
の制動時には正常な系統の減圧弁の減圧機能を停
止することが、上記故障による制動力の不足を防
止する上で望まれる。
そこでかかる要求を満足させるために、例えば
特開昭54−52335号公報に記載されるように、弁
函内にその開口部を通して第1、第2減圧弁の弁
体を並列配置すると共にその開口部を蓋体により
被覆し、その蓋体内に、両弁体の外端間に架橋し
た平衡レバーを収容すると共に、この平衡レバー
を介し両弁体を開弁方向に弾発するばねを縮設
し、両油路が正常な場合の制動時には平衡レバー
の傾動を許容し、且つその両油路の一方が故障し
た場合の制動時には平衡レバーの動きを一定の傾
斜角度をもつて抑止するようにしたものが知られ
ているが、そのものでは、弁函の両弁体中間部に
係合孔を、また平衡レバーの中間部に該係合孔と
緩く嵌合する係合突起をそれぞれ設け、平衡レバ
ーの傾動に伴なう係合孔と係合突起とのこじり作
用によつて、平衡レバーの動きを上記の如く規制
するように構成されるので、次のような欠点があ
る。
特開昭54−52335号公報に記載されるように、弁
函内にその開口部を通して第1、第2減圧弁の弁
体を並列配置すると共にその開口部を蓋体により
被覆し、その蓋体内に、両弁体の外端間に架橋し
た平衡レバーを収容すると共に、この平衡レバー
を介し両弁体を開弁方向に弾発するばねを縮設
し、両油路が正常な場合の制動時には平衡レバー
の傾動を許容し、且つその両油路の一方が故障し
た場合の制動時には平衡レバーの動きを一定の傾
斜角度をもつて抑止するようにしたものが知られ
ているが、そのものでは、弁函の両弁体中間部に
係合孔を、また平衡レバーの中間部に該係合孔と
緩く嵌合する係合突起をそれぞれ設け、平衡レバ
ーの傾動に伴なう係合孔と係合突起とのこじり作
用によつて、平衡レバーの動きを上記の如く規制
するように構成されるので、次のような欠点があ
る。
○イ 平衡レバーの動きを上記の如く規制するため
に、平衡レバー中間部および弁函の両弁体中間
部に上記係合突起および係合孔をそれぞれ特別
に設けなければならず、それだけ平衡レバーや
弁函の形状、構造が複雑になりコストも嵩む。
に、平衡レバー中間部および弁函の両弁体中間
部に上記係合突起および係合孔をそれぞれ特別
に設けなければならず、それだけ平衡レバーや
弁函の形状、構造が複雑になりコストも嵩む。
○ロ 上記係合突起及び係合孔は両弁体の中間に配
設されることから、その両弁体間を近接させる
上で邪魔となり、そのため弁函および平衡レバ
ーが弁体並列方向に大型化してしまう。
設されることから、その両弁体間を近接させる
上で邪魔となり、そのため弁函および平衡レバ
ーが弁体並列方向に大型化してしまう。
○ハ 弁函の前記係合孔が係合突起とのこじりによ
り摩耗、損傷すると、弁函全体を新品と交換し
なければならず、それだけ補修コストが嵩む。
り摩耗、損傷すると、弁函全体を新品と交換し
なければならず、それだけ補修コストが嵩む。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来
のものの上記欠点を解消し得る構造簡単且つコン
パクトな車両用ブレーキ油圧制御装置を提供する
ことを目的とし、その特徴は、弁函内に、その弁
函の開口部を通して前記両減圧弁の弁体を並列配
置すると共に、該開口部を有底筒状の蓋体により
被覆し、その蓋体内には、前記弁体の外端間に架
橋した平衡レバーを収容すると共に、この平衡レ
バーを介し前記両弁体を開弁方向に弾発して前記
両減圧弁の減圧作用開始圧力を決定するばねを縮
設し、前記平衡レバーの、前記弁体並列方向の両
端部と前記蓋体の内周壁との間に、前記両油路が
正常な場合の制動時には前記平衡レバーの傾動を
許容し、且つ前記両油路のいずれか一方が故障し
た場合の制動時には前記平衡レバーの動きを一定
の傾斜角度をもつて抑止するようにした遊隙を設
けたことにある。
のものの上記欠点を解消し得る構造簡単且つコン
パクトな車両用ブレーキ油圧制御装置を提供する
ことを目的とし、その特徴は、弁函内に、その弁
函の開口部を通して前記両減圧弁の弁体を並列配
置すると共に、該開口部を有底筒状の蓋体により
被覆し、その蓋体内には、前記弁体の外端間に架
橋した平衡レバーを収容すると共に、この平衡レ
バーを介し前記両弁体を開弁方向に弾発して前記
両減圧弁の減圧作用開始圧力を決定するばねを縮
設し、前記平衡レバーの、前記弁体並列方向の両
端部と前記蓋体の内周壁との間に、前記両油路が
正常な場合の制動時には前記平衡レバーの傾動を
許容し、且つ前記両油路のいずれか一方が故障し
た場合の制動時には前記平衡レバーの動きを一定
の傾斜角度をもつて抑止するようにした遊隙を設
けたことにある。
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、先ず第1図においてMはブレーキペダル
1により操作される公知のタンデム型マスタシリ
ンダ、Bf1,Bf2は左、右の前輪ブレーキ、Br1,
Br2は左、右の後輪ブレーキをそれぞれ示す。ま
た、2は図示しない車体の適所に固着される弁函
で、その外側には、マスタシリンダMの第1出力
ポートP1と油路L1を介して接続される第1入口
31と、油路L1fおよび油路L1rを介して左前輪ブ
レーキBf1および右後輪ブレーキBr2とそれぞれ接
続される第1および第2出口41,42と、マス
タシリンダMの第2の出力ポートP2と油路L2を
介して接続される第2入口32と、油路L2fおよ
び油路L2rを介して右前輪ブレーキBf2および左後
輪ブレーキBr1とそれぞれ接続される第3および
第4出口43,44とが開口する。第1入口3
1,第2出口42間の連通、および第2入口3
2、第4出口44間の連通をそれぞれ制御する第
1および第2減圧弁51,52が弁函2内にその
一端開口部を通して並列配置されている。
すると、先ず第1図においてMはブレーキペダル
1により操作される公知のタンデム型マスタシリ
ンダ、Bf1,Bf2は左、右の前輪ブレーキ、Br1,
Br2は左、右の後輪ブレーキをそれぞれ示す。ま
た、2は図示しない車体の適所に固着される弁函
で、その外側には、マスタシリンダMの第1出力
ポートP1と油路L1を介して接続される第1入口
31と、油路L1fおよび油路L1rを介して左前輪ブ
レーキBf1および右後輪ブレーキBr2とそれぞれ接
続される第1および第2出口41,42と、マス
タシリンダMの第2の出力ポートP2と油路L2を
介して接続される第2入口32と、油路L2fおよ
び油路L2rを介して右前輪ブレーキBf2および左後
輪ブレーキBr1とそれぞれ接続される第3および
第4出口43,44とが開口する。第1入口3
1,第2出口42間の連通、および第2入口3
2、第4出口44間の連通をそれぞれ制御する第
1および第2減圧弁51,52が弁函2内にその
一端開口部を通して並列配置されている。
第1減圧弁51は、第1入口31および第2出
口42にそれぞれ連通する入力油圧室6および出
力油圧室7と、その両油圧室6,7間に設置され
るゴム等よりなる弾性弁座8と、その弁座8と協
働して上記両油圧室6,7間を連通、遮断する弁
体9と、弁座8と弁体9との間に縮設されて弁座
8を保持するコイルばね10とより構成される。
弁体9は、弁座8の弁孔および入力油圧室6を貫
通する弁杆9aの先端に、弁座8と協動するピス
トン状弁部9aおよびその外端面より突出する案
内突軸9cを一体に形成したもので、弁杆9aの
基部は入力油圧室6の外端壁を構成する軸受17
にシール部材18を介して摺動自在に支承され、
また弁部9bおよび突軸9cは出力油圧室7に配
置され、そして突軸9cは出力油圧室7に嵌着し
た支筒16内に遊嵌される。この支筒16により
弁体9の傾きを防止すると共にその開放限を規制
する。
口42にそれぞれ連通する入力油圧室6および出
力油圧室7と、その両油圧室6,7間に設置され
るゴム等よりなる弾性弁座8と、その弁座8と協
働して上記両油圧室6,7間を連通、遮断する弁
体9と、弁座8と弁体9との間に縮設されて弁座
8を保持するコイルばね10とより構成される。
弁体9は、弁座8の弁孔および入力油圧室6を貫
通する弁杆9aの先端に、弁座8と協動するピス
トン状弁部9aおよびその外端面より突出する案
内突軸9cを一体に形成したもので、弁杆9aの
基部は入力油圧室6の外端壁を構成する軸受17
にシール部材18を介して摺動自在に支承され、
また弁部9bおよび突軸9cは出力油圧室7に配
置され、そして突軸9cは出力油圧室7に嵌着し
た支筒16内に遊嵌される。この支筒16により
弁体9の傾きを防止すると共にその開放限を規制
する。
第2減圧弁52は、入、出力油圧室6,7を第
2入口32、第4出口44にそれぞれ連通させた
点を除けば上記第1減圧弁51と同様の構成であ
り、それにおいて第1減圧弁51と対応する部分
には同一符号を付した。
2入口32、第4出口44にそれぞれ連通させた
点を除けば上記第1減圧弁51と同様の構成であ
り、それにおいて第1減圧弁51と対応する部分
には同一符号を付した。
前輪ブレーキBf1,Bf2に連なる第1および第3
出口41,43はそれぞれ第1および第2減圧弁
51,52の入力油圧室6,6と直接連通する。
出口41,43はそれぞれ第1および第2減圧弁
51,52の入力油圧室6,6と直接連通する。
また弁函2の開口部は、有底円筒形の蓋体21
によつて覆われており、この蓋体21はボルト2
2を介して弁函2の開口端面に着脱可能に固着さ
れている。その蓋体21内には、そこに突入する
両減圧弁51,52の2本の弁杆9a,9aの端
部間に架橋する円形の平衡レバー13と、それを
支点部材14を介して上記弁杆9a,9aに向つ
て押圧するばね15とが収容される。このばね1
5の弾発力により両弁体9,9の各弁部9bは通
常、弁座8から離隔した位置にそれぞれ保持され
る。
によつて覆われており、この蓋体21はボルト2
2を介して弁函2の開口端面に着脱可能に固着さ
れている。その蓋体21内には、そこに突入する
両減圧弁51,52の2本の弁杆9a,9aの端
部間に架橋する円形の平衡レバー13と、それを
支点部材14を介して上記弁杆9a,9aに向つ
て押圧するばね15とが収容される。このばね1
5の弾発力により両弁体9,9の各弁部9bは通
常、弁座8から離隔した位置にそれぞれ保持され
る。
平衡レバー13は支点部材14を収容し得るよ
うに浅いカツプ状をなし、その内側底面の中心部
には球状凹部13aが形成されている。一方、支
点部材14は、ばね15の作動端を受容し得るよ
うに同じく浅いカツプ状をなし、その外側底面の
中心部から隆起した球状突起14aが前記球状凹
部13aに係合する。
うに浅いカツプ状をなし、その内側底面の中心部
には球状凹部13aが形成されている。一方、支
点部材14は、ばね15の作動端を受容し得るよ
うに同じく浅いカツプ状をなし、その外側底面の
中心部から隆起した球状突起14aが前記球状凹
部13aに係合する。
而して、支点部材14の平衡レバー13に対す
る揺動支点n、即ちばね15の平衡レバー13に
対する押圧点は、平衡レバー13の前記両弁体9
a,9aとの各当接点l,mの間を結ぶ直線Xの
中点に配置される。これにより支点nから各当接
点l,nまでの距離は平衡レバー13の傾動に関
係なく等しく保たれるので、ばね15の弾発力を
平衡レバー13を介して両弁体9,9に等しく作
用させることができる。
る揺動支点n、即ちばね15の平衡レバー13に
対する押圧点は、平衡レバー13の前記両弁体9
a,9aとの各当接点l,mの間を結ぶ直線Xの
中点に配置される。これにより支点nから各当接
点l,nまでの距離は平衡レバー13の傾動に関
係なく等しく保たれるので、ばね15の弾発力を
平衡レバー13を介して両弁体9,9に等しく作
用させることができる。
円形の平衡レバー13と円筒形の蓋体21との
対向周面間には、平衡レバー13の傾動を規定の
角度範囲内で許容する遊拏S1が設けられ、そして
平衡レバー13は傾動限界に達すると蓋体21に
錠止されるようになつている。
対向周面間には、平衡レバー13の傾動を規定の
角度範囲内で許容する遊拏S1が設けられ、そして
平衡レバー13は傾動限界に達すると蓋体21に
錠止されるようになつている。
また平衡レバー13は、その外周の環状溝19
に柔軟性に富むO−リング等の環状弾性部材20
を嵌込んでおり、この弾性部材20は蓋体21の
内周面に軽く接触して平衡レバー13を、その傾
動を許容するようにフローテイング支持する。
に柔軟性に富むO−リング等の環状弾性部材20
を嵌込んでおり、この弾性部材20は蓋体21の
内周面に軽く接触して平衡レバー13を、その傾
動を許容するようにフローテイング支持する。
さらに平衡レバー13と支点部材14との対向
面間には、平衡レバー13の傾動を許容する充分
な遊隙S2が設けられる。
面間には、平衡レバー13の傾動を許容する充分
な遊隙S2が設けられる。
次にこの実施例の作用を説明すると、車両の走
行中にブレーキペダル1を踏んでマスタシリンダ
Mを作動し、その第1および第2出力ポートP1,
P2から油圧が出力されれば、第1出力ポートP1の
出力油圧は油路L1、第1減圧弁51の入力油圧
室6および油路L1fを経て左前輪ブレーキBf1に、
また上記油圧室6からそれと連通する出力油圧室
7および油路L1rを経て右後輪ブレーキBr2にそれ
ぞれ伝達してそれらを作動する。一方、第2出力
ポートP2の出力油圧は油路L1、第2減圧弁52
の入力油圧室6および油路L2fを経て右前輪ブレ
ーキBf2に、また上記油圧室6からそれと連通す
る出力油圧室7および油路L2rを経て左後輪ブレ
ーキBr1にそれぞれ伝達してそれらを作動する。
行中にブレーキペダル1を踏んでマスタシリンダ
Mを作動し、その第1および第2出力ポートP1,
P2から油圧が出力されれば、第1出力ポートP1の
出力油圧は油路L1、第1減圧弁51の入力油圧
室6および油路L1fを経て左前輪ブレーキBf1に、
また上記油圧室6からそれと連通する出力油圧室
7および油路L1rを経て右後輪ブレーキBr2にそれ
ぞれ伝達してそれらを作動する。一方、第2出力
ポートP2の出力油圧は油路L1、第2減圧弁52
の入力油圧室6および油路L2fを経て右前輪ブレ
ーキBf2に、また上記油圧室6からそれと連通す
る出力油圧室7および油路L2rを経て左後輪ブレ
ーキBr1にそれぞれ伝達してそれらを作動する。
そして、マスタシリンダMの第1、第2出力ポ
ートP1,P2の出力油圧が所定値以上に上昇する
と、第1、第2減圧弁51,52が後輪ブレーキ
Br1,Br2の作動油圧をそれぞれ制御し始めるもの
で、次にその作用を詳説する。
ートP1,P2の出力油圧が所定値以上に上昇する
と、第1、第2減圧弁51,52が後輪ブレーキ
Br1,Br2の作動油圧をそれぞれ制御し始めるもの
で、次にその作用を詳説する。
先ず、第1出力ポートP1の出力油圧の上昇によ
り第1減圧弁51の入、出力油圧室6,7の油圧
が所定値に達すると、弁体9に作用する油圧によ
る図で右向きの押圧力(弁体9aの基部断面積A
に入、出力油圧室6,7の油圧を乗じたものに相
当する。)がばね15の弁体9に与える偏倚力
(ばね15のセツト荷重の2分の1の力)に打勝
つて弁体9を図で右方に動かし、その弁部9bを
弁座8に着座させて入、出力油圧室6,7の連通
を遮断する。その後、さらに第1出力ポートP1の
出力油圧が上昇すれば、入力油圧室6の油圧によ
る弁体9の左向きの押圧力(弁部9bの断面積B
と前記断面積Aとの差に入力油圧室6の油圧を乗
じたものに略相当する。)が、出力油圧室7の油
圧による弁体9の右向きの押圧力(前記断面積B
に出力油圧室7の油圧を乗じたものに略相当す
る。)に打勝つて弁体9を左方へ押し返して弁部
9bを弁座8から離間させ、両油圧室6,7間を
再び連通させるので出力油圧室7を昇圧させる
が、その昇圧に伴い出力油圧室7の油圧による弁
体9の右向き押圧力が直ちに増大して弁体9を再
び右動して両油圧室6,7間の連通を遮断し、以
後、第1出力ポートP1の出力油圧の上昇に伴い同
様の作動が繰返され、その結果、第1出力ポート
P1の出力油圧を右後輪ブレーキBr2に比例的に減
圧して伝達することができる。
り第1減圧弁51の入、出力油圧室6,7の油圧
が所定値に達すると、弁体9に作用する油圧によ
る図で右向きの押圧力(弁体9aの基部断面積A
に入、出力油圧室6,7の油圧を乗じたものに相
当する。)がばね15の弁体9に与える偏倚力
(ばね15のセツト荷重の2分の1の力)に打勝
つて弁体9を図で右方に動かし、その弁部9bを
弁座8に着座させて入、出力油圧室6,7の連通
を遮断する。その後、さらに第1出力ポートP1の
出力油圧が上昇すれば、入力油圧室6の油圧によ
る弁体9の左向きの押圧力(弁部9bの断面積B
と前記断面積Aとの差に入力油圧室6の油圧を乗
じたものに略相当する。)が、出力油圧室7の油
圧による弁体9の右向きの押圧力(前記断面積B
に出力油圧室7の油圧を乗じたものに略相当す
る。)に打勝つて弁体9を左方へ押し返して弁部
9bを弁座8から離間させ、両油圧室6,7間を
再び連通させるので出力油圧室7を昇圧させる
が、その昇圧に伴い出力油圧室7の油圧による弁
体9の右向き押圧力が直ちに増大して弁体9を再
び右動して両油圧室6,7間の連通を遮断し、以
後、第1出力ポートP1の出力油圧の上昇に伴い同
様の作動が繰返され、その結果、第1出力ポート
P1の出力油圧を右後輪ブレーキBr2に比例的に減
圧して伝達することができる。
この場合、減圧弁51の減圧作用開始圧力は断
面積Aおよび、ばね15の弁体9に与える偏倚力
により決定され、またその減圧比は断面積(B−
A)と断面積Aとの比により略決定される。
面積Aおよび、ばね15の弁体9に与える偏倚力
により決定され、またその減圧比は断面積(B−
A)と断面積Aとの比により略決定される。
一方、第2出力ポートP2の出力油圧が所定値以
上に上昇すれば、第2減圧弁52が第1減圧弁5
1と同様に作動して、上記出力油圧を左後輪ブレ
ーキBr1に比例的に減圧して伝達する。
上に上昇すれば、第2減圧弁52が第1減圧弁5
1と同様に作動して、上記出力油圧を左後輪ブレ
ーキBr1に比例的に減圧して伝達する。
ところで、両減圧弁51,52の作動時、各弁
体9,9の作動時期および作動ストロークには一
般に僅かながら誤差があり、それらの誤差に応じ
て平衡レバー13は遊隙S1の範囲内で傾動し、そ
の傾動中も前述のように支点nから各当接点l,
mまでの距離は互いに等しく保たれるので、平衡
レバー13はばね15の弾発力を両弁体9,9に
常に等しく分配することができ、その結果両減圧
弁51,52の減圧作用開始圧力は確実にバラン
スする。
体9,9の作動時期および作動ストロークには一
般に僅かながら誤差があり、それらの誤差に応じ
て平衡レバー13は遊隙S1の範囲内で傾動し、そ
の傾動中も前述のように支点nから各当接点l,
mまでの距離は互いに等しく保たれるので、平衡
レバー13はばね15の弾発力を両弁体9,9に
常に等しく分配することができ、その結果両減圧
弁51,52の減圧作用開始圧力は確実にバラン
スする。
以上は全油圧回路に故障がなく、全部のブレー
キBf1,Bf2およびBr1,Br2が正常に作動する場合
であるが、いま仮に、第1出力ポートP1の系統の
油路にのみ漏油故障を生じ、左前輪ブレーキBf1
および右後輪ブレーキBr1が作動不能になつたと
すると、制動時においては第1減圧弁51は作動
不能となり、一方、第2減圧弁52は作動し得る
ので、前述のようにマスタシリンダMの作動に伴
い第2減圧弁52の弁体9のみに油圧による右向
きの押圧力が作用し、これにより平衡レバー13
は、第4図に示すように大きく傾動して、各傾動
端部の角を蓋体21の内壁に押圧させて錠止され
る。したがつて、第2減圧弁52の弁体9は直ち
に右動を抑止され、入、出力油圧室6,7を連通
状態に保持する。即ち第2減圧弁52は減圧機能
を停止するので、左後輪ブレーキBr1は第2出力
ポートP2の出力油圧を直接受けて制動力を最大限
まで発揮する。
キBf1,Bf2およびBr1,Br2が正常に作動する場合
であるが、いま仮に、第1出力ポートP1の系統の
油路にのみ漏油故障を生じ、左前輪ブレーキBf1
および右後輪ブレーキBr1が作動不能になつたと
すると、制動時においては第1減圧弁51は作動
不能となり、一方、第2減圧弁52は作動し得る
ので、前述のようにマスタシリンダMの作動に伴
い第2減圧弁52の弁体9のみに油圧による右向
きの押圧力が作用し、これにより平衡レバー13
は、第4図に示すように大きく傾動して、各傾動
端部の角を蓋体21の内壁に押圧させて錠止され
る。したがつて、第2減圧弁52の弁体9は直ち
に右動を抑止され、入、出力油圧室6,7を連通
状態に保持する。即ち第2減圧弁52は減圧機能
を停止するので、左後輪ブレーキBr1は第2出力
ポートP2の出力油圧を直接受けて制動力を最大限
まで発揮する。
尚、平衡レバー13の全長をl1、有効厚さをl2
とするとl2/l1≦12の関係を満足させるように平
衡レバー13を形成すると、平衡レバー13の傾
動端部の角が蓋体21の内壁に接触したとき、こ
じれ現象が生起して平衡レバー13の錠止状態が
確実に得られるものであり、ま平衡レバー13を
カツプ状に形成すると、これを薄肉にして軽量化
を図りつつ所定の強度を得ることができ、その結
果平衡レバーの応動性および錠止強度の両方を満
足させることができる。
とするとl2/l1≦12の関係を満足させるように平
衡レバー13を形成すると、平衡レバー13の傾
動端部の角が蓋体21の内壁に接触したとき、こ
じれ現象が生起して平衡レバー13の錠止状態が
確実に得られるものであり、ま平衡レバー13を
カツプ状に形成すると、これを薄肉にして軽量化
を図りつつ所定の強度を得ることができ、その結
果平衡レバーの応動性および錠止強度の両方を満
足させることができる。
以上のように本発明によれば、弁函内に、その
弁函の開口部を通して両減圧弁の弁体を並列配置
すると共に、該開口部を有底筒状の蓋体により被
覆し、その蓋体内には、両弁体の外端間に架橋し
た平衡レバーを収容すると共に、この平衡レバー
を介し両弁体を開弁方向に弾発して両減圧弁の減
圧作用開始圧力を決定するばねを縮設し、平衡レ
バーの、弁体並列方向の両端部と前記蓋体の内周
壁との間に、両油路が正常な場合の制動時には平
衡レバーの傾動を許容し、且つ両油路のいずれか
一方が故障した場合の制動時には平衡レバーの動
きを一定の傾斜角度をもつて抑止するようにした
遊隙を設けたので、2系統の油路が共に正常な場
合の制動時には、両減圧弁の弁体の作動時期およ
び作動ストロークに誤差があつても、平衡レバー
の傾動により前記ばねの弾発力が両弁体へ均等に
分配され、したがつて両減圧弁の減圧作用開始圧
力を常にバランスさせることができ、油圧系統の
異る左、右の後輪ブレーキでも互いに制動力が均
等して車両の制動姿勢を安定させることができ
る。また一方の油路が故障した場合の制動時に
は、平衡レバーの動きを一定の傾斜角度をもつて
抑止することができるから、正常な系統の減圧弁
の減圧機能を直ちに停止させて正常な系統の後輪
ブレーキの制動油圧を前輪ブレーキのそれと一致
させることができ、その結果、その正常な系統の
後輪ブレーキの制動力を著しく増強でき、上記故
障に伴なう制動力の不足を防止することができ
る。
弁函の開口部を通して両減圧弁の弁体を並列配置
すると共に、該開口部を有底筒状の蓋体により被
覆し、その蓋体内には、両弁体の外端間に架橋し
た平衡レバーを収容すると共に、この平衡レバー
を介し両弁体を開弁方向に弾発して両減圧弁の減
圧作用開始圧力を決定するばねを縮設し、平衡レ
バーの、弁体並列方向の両端部と前記蓋体の内周
壁との間に、両油路が正常な場合の制動時には平
衡レバーの傾動を許容し、且つ両油路のいずれか
一方が故障した場合の制動時には平衡レバーの動
きを一定の傾斜角度をもつて抑止するようにした
遊隙を設けたので、2系統の油路が共に正常な場
合の制動時には、両減圧弁の弁体の作動時期およ
び作動ストロークに誤差があつても、平衡レバー
の傾動により前記ばねの弾発力が両弁体へ均等に
分配され、したがつて両減圧弁の減圧作用開始圧
力を常にバランスさせることができ、油圧系統の
異る左、右の後輪ブレーキでも互いに制動力が均
等して車両の制動姿勢を安定させることができ
る。また一方の油路が故障した場合の制動時に
は、平衡レバーの動きを一定の傾斜角度をもつて
抑止することができるから、正常な系統の減圧弁
の減圧機能を直ちに停止させて正常な系統の後輪
ブレーキの制動油圧を前輪ブレーキのそれと一致
させることができ、その結果、その正常な系統の
後輪ブレーキの制動力を著しく増強でき、上記故
障に伴なう制動力の不足を防止することができ
る。
しかも平衡レバーの動きを上記の如く規制する
機構は、平衡レバーを収容し且つ弁函開口部を覆
う蓋体の内周壁と、該平衡レバーの、弁体並列方
向の両端部との間に所定の前記遊隙を設定しただ
けのきわめて簡単なものであるから、弁函の両弁
体中間部や平衡レバー中間部には、それら間にこ
じりを起こさせる係合孔や係合突起を特別に設け
る必要がなく、従つて平衡レバー自身の形状、構
造を単純化し得ることは勿論、前記両弁体を互い
に近接状態で並列配置することが可能になり、弁
函及び平衡レバーを弁体並列方向にコンパクト化
し得る。しかも弁函開口部を覆う蓋体の内周壁
が、平衡レバーとの間にこじりを起こさせるレバ
ーストツパ部に兼用されるから、弁函自体にはレ
バーストツパ部を特別に形成する必要はなく、弁
函の構造が簡単化され、前記した平衡レバーの構
造簡単化と相俟つてコストを低減することがで
き、その上、蓋体内周壁が平衡レバーとのこじり
により、摩耗、傷損しても、蓋体を単に新品と交
換するだけでよく、弁函をわざわざ取替える必要
はないから補修コストを低減し得る。
機構は、平衡レバーを収容し且つ弁函開口部を覆
う蓋体の内周壁と、該平衡レバーの、弁体並列方
向の両端部との間に所定の前記遊隙を設定しただ
けのきわめて簡単なものであるから、弁函の両弁
体中間部や平衡レバー中間部には、それら間にこ
じりを起こさせる係合孔や係合突起を特別に設け
る必要がなく、従つて平衡レバー自身の形状、構
造を単純化し得ることは勿論、前記両弁体を互い
に近接状態で並列配置することが可能になり、弁
函及び平衡レバーを弁体並列方向にコンパクト化
し得る。しかも弁函開口部を覆う蓋体の内周壁
が、平衡レバーとの間にこじりを起こさせるレバ
ーストツパ部に兼用されるから、弁函自体にはレ
バーストツパ部を特別に形成する必要はなく、弁
函の構造が簡単化され、前記した平衡レバーの構
造簡単化と相俟つてコストを低減することがで
き、その上、蓋体内周壁が平衡レバーとのこじり
により、摩耗、傷損しても、蓋体を単に新品と交
換するだけでよく、弁函をわざわざ取替える必要
はないから補修コストを低減し得る。
図面は本発明実施例を示すもので、第1図は縦
断面図、第2および第3図は第1図の−およ
び−線断面図、第4図は一方の油圧系統故障
の場合の制動時の要部作動図である。 Br1……左後輪ブレーキ、Br2……右後輪ブレー
キ、L1,L2……油路、L1r,L2r……油路、l1……
平衡レバーの全長、l2……平衡レバーの有効長
さ、M……マスタシリンダ、P1……第1出力ポー
ト、P2……第2出力ポート、S1……遊隙、2……
弁函、51……第1減圧弁、52……第2減圧
弁、9……弁体、13……平衡レバー、15……
ばね。
断面図、第2および第3図は第1図の−およ
び−線断面図、第4図は一方の油圧系統故障
の場合の制動時の要部作動図である。 Br1……左後輪ブレーキ、Br2……右後輪ブレー
キ、L1,L2……油路、L1r,L2r……油路、l1……
平衡レバーの全長、l2……平衡レバーの有効長
さ、M……マスタシリンダ、P1……第1出力ポー
ト、P2……第2出力ポート、S1……遊隙、2……
弁函、51……第1減圧弁、52……第2減圧
弁、9……弁体、13……平衡レバー、15……
ばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マスタシリンダの第1および第2出力ポート
と左、右の後輪ブレーキとの各間を接続する各独
立した油路に、前記第1および第2出力ポートの
出力油圧を左、右の後輪ブレーキにそれぞれ比例
的に減圧して伝達し得る第1および第2減圧弁を
それぞれ介装したものにおいて、弁函内に、その
弁函の開口部を通して前記両減圧弁の弁体を並列
配置すると共に、該開口部を有底筒状の蓋体によ
り被覆し、その蓋体内には、前記弁体の外端間に
架橋した平衡レバーを収容すると共に、この平衡
レバーを介し前記両弁体を開弁方向に弾発して前
記両減圧弁の減圧作用開始圧力を決定するばねを
縮設し、前記平衡レバーの、前記弁体並列方向の
両端部と前記蓋体の内周壁との間に、前記両油路
が正常な場合の制動時には前記平衡レバーの傾動
を許容し、且つ前記両油路のいずれか一方が故障
した場合の制動時には前記平衡レバーの動きを一
定の傾斜角度をもつて抑止するようにした遊隙を
設けたことを特徴とする、車両用ブレーキ油圧制
御装置。 2 前記平衡レバーの全長をl1、有効厚さをl2と
すると、l2/l1≦12の関係を満足させるように前
記平衡レバーを形成した、特許請求の範囲第1項
記載の車両用ブレーキ油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10572579A JPS5631850A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Brake hydraulic pressure control valve for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10572579A JPS5631850A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Brake hydraulic pressure control valve for vehicle |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6097980A Division JPS5631853A (en) | 1980-05-08 | 1980-05-08 | Hydraulic control device of car brake |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5631850A JPS5631850A (en) | 1981-03-31 |
JPS6121858B2 true JPS6121858B2 (ja) | 1986-05-29 |
Family
ID=14415277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10572579A Granted JPS5631850A (en) | 1979-08-20 | 1979-08-20 | Brake hydraulic pressure control valve for vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5631850A (ja) |
-
1979
- 1979-08-20 JP JP10572579A patent/JPS5631850A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5631850A (en) | 1981-03-31 |
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