JPS61214161A - 光学記録媒体に保護膜を形成する方法 - Google Patents

光学記録媒体に保護膜を形成する方法

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JPS61214161A
JPS61214161A JP5491785A JP5491785A JPS61214161A JP S61214161 A JPS61214161 A JP S61214161A JP 5491785 A JP5491785 A JP 5491785A JP 5491785 A JP5491785 A JP 5491785A JP S61214161 A JPS61214161 A JP S61214161A
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JP
Japan
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protective film
fine particles
silica fine
substrate
metal alcoholate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5491785A
Other languages
English (en)
Inventor
Narihiro Sato
成広 佐藤
Sanemori Soga
眞守 曽我
Yoshiki Goto
良樹 後藤
Tokihiko Shimizu
清水 時彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスク、ビデオディスク、ディジタルオ
ーディオディスク等に用いられる、光学的に情報の記録
を行なう媒体の製造法に関するものである。
従来の技術 レーザ光で記録再生を行なう光ディスクは、ポリカーボ
ネート基板上に例えばToおよびT e O2を主成分
とする薄膜を記録膜として設けた構成をとっているが、
記録膜の多くは水分により腐食し、記録再生能の低下を
きたす欠点をもっていた。そ      −の対策とし
て、基板表面にエポキシ樹脂、塩化ビニIJデン等の有
機保護膜(特開昭56−19531号公報、特開昭57
−60542号公報)、あるいはシリカをスパッタ法に
より付着した保護膜(特開昭57−176548号公報
)を用いている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の光ディスクの構成では、記録膜に
容易に水分が到達してしまうという問題があ7た。なぜ
ならば、有機物中では低い透湿率をもつ塩化ビニリデン
であっても、lX10”−”q−cm /al e s
ec m cm Hg  であり、この膜を1×1σ1
0g * cm /ctIa sec ++ cm H
g  の透湿率をもつポリカーボネート(厚さ1.2m
)の基板上に10μm程度付着シテモ複合透湿率は、0
.9 X 10−” g −cm/ctl斌・cm H
gまでしか低下しない。一方、スパッタによるシリカ膜
は基板と物理的吸着により付着しているにすぎず、高湿
下において剥離を生じ、そこから水分が浸入し記録膜が
劣化する。また、このスパッタ膜の熱膨張係数は6 X
 10” cm/cm/Cであり、これは、基板の熱膨
張係数1×1σ5crn/cm / ’Cとの差が大き
いため、周囲温度の変化により膜に亀裂が生じ、そこか
らも水分が浸入し記録膜が劣化する。
本発明は上記問題点に鑑み、光学記録媒体において防湿
性に優れ、なおかつ剥離、亀裂等の生じない保護膜を作
成する方法を提供するものである0問題点を解決するた
めの手段 本発明の光学記録媒体に保護膜を形成する方法は、透明
基板上に設けられた、光学的に情報の記録を行なう記録
面およびもしくはこの記録面とは反対面となる基板表面
にシリカ微粒子と少なくともSi、Zr、Tiのいずれ
かひとつの金属のアルコレートを含む混合液を塗装した
のち金属アルコレートを加水分解するものである。
作  用 本発明の製造方法では、防湿性に優れ、なおかつ剥離、
亀裂等の生じない保護膜の形成ができる。
すなわち防湿性に関しては、保護膜となるべき層にシリ
カ微粒子を含有するため、金属アルコレートが加水分解
の際にシリカ微粒子と縮合し、−8t−0−M−0−(
ただl、MハS i 、 Z r 、 T iノイずれ
か)の様な緻密な網目構造をとるため、透湿率を1x 
lo−15g ecm/cd@5flC@、m)(9、
すなわち従来の塩化ビニリデン保護膜の1/10000
に下げることができる0 またこの保護膜となるべき層は、金属アルコレートを含
むため、加熱により保護膜表面にOH基が形成される。
このOH基は基板上の極性基と水素結合するため基板と
の接着性が増し、剥離を防止することができる。
さらに、本発明の製造方法で作成した保護膜は、線膨張
係数がI X 10−5cm/cm/ ℃であり、基板
として用いられるポリカーボネートの線膨張係数7 X
 10−5cm/cm/ Cに近いため70℃、80%
RHの高温高湿中で200時間保存しても保護膜に亀裂
がはいることはない。
実施例 図に示す様に、例えばポリカーボネートからなる透明基
板1の片面にレーザ光により反射率が変化するような光
記録膜2を設け、この光記録膜2面を内側として他のポ
リカーボネートからなる基板3とUV硬化樹脂からなる
接着層4を用いて貼り合わせたものに、以下の方法で、
保護膜を形成する。
保護膜の原料となるべきシリカ微粒子としては、直径5
00Å以下のものを用いることができる06oO人より
大きくなると、保護膜の透明性が低下するので使用でき
ない。
このシリカ微粒子は、水に分散させてコロイド水溶液と
して用いるが、この場合、濃度は3゜ωt%以下が適切
である。3oωt%より濃度の高い場合、均一なコロイ
ド水溶液を得ることが困紐 1嘩七、 1 もうひとつの原料である金属アルコレートとし−4(ハ
、Si(OR)4.Zr(OR)4.Tt(OR)4等
から選んで少なくとも1種を用いることができる。
ここでRとしては、01〜C8のアルキル基を用いるこ
とができるが、溶液の粘性が高すぎると塗布の際に不均
一が生じるので、01〜C4が最適である0 この金属アルコレートは、溶媒に溶かして用いることが
できる。溶媒としては、エタノール、2−フロパノール
等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、ジクロロエタン、クロロホルム等
、金属アルコレートを溶かすものを用いることができる
。金属アルコレートの濃度としては、30ωt%以下が
適切である。3oωt%より大きくなると、加水分解速
度が増し、シリカ微粒子水溶液と混合するだけで反応を
起こして高分子状になってしまうため不都合である。
シリカ微粒子と金属アルコレートの配合割合は、重量比
で2:10〜6:10の範囲内が最適である。この範囲
よりもシリカ微粒子の量が少ないと、−S i −0−
M −0−(タだしMはSL、Zr、Tiのいずれか)
の様な緻密な網目構造が部分的にくずれ、透湿率が上昇
してしまう。またこの範囲よりもシリカ微粒子の量が多
いと、できあがった保護膜の透明性が低下する。
シリカ微粒子と金属アルコレートとの混合液の基板への
塗布方法としては、へケ塗り、スピンコード、ディップ
法部任意の塗布方法をとることができるが、膜の均一性
を得るためには、スピンコードまたは、ディップ法が適
している。
加熱条件としては、40℃以上、8時間以上であればよ
い。40℃よりも低いと金属アルコレートの加水分解が
不充分となり、シリカ微粒子と橋かけしにくい。また加
熱時間が8時間未満であっても、シリカ微粒子と金属ア
ルコレートとの橋か1.2y厚のポリカーボネート基板
の片面にT・およびT e O2を主成分とする化合物
を真空蒸着することによシ、厚さ1000人の光記録膜
を設け、蒸着面を内側として他のポリカーボネート基板
と、エポキシ系光硬化樹脂を用いて貼シ合わせた。この
貼り合わセタ基板ニ、S i (QC2H5) 4f7
) 20ωt%2−グロバノール溶液10qに、直径約
100人のシリカ微粒子の20ωt%コロイド水溶液(
塩酸でpH3に調整)5Fを滴下した溶液をスピンコー
ドして、70℃、24時間加熱して厚さ約600o人の
保護膜を両面に設けて光学記録媒体を作成した。
実施例2 実施例1と同様に作成した貼り合わせ基板に、Zr(Q
C2H6)4 ty)1omt %2−7’Oパ/−ル
溶液20Fに、実施例1で用いたシリカのコロイド水溶
液2.6Fを滴下した溶液をスピンコードして、70C
124時間加熱して厚さ約4000人の保護膜を両面に
設けて光学記録媒体を作成した。
実施例3 実施例1と同様に作成した貼シ合わせ基板に、Ti(Q
C2H6)4o1Qωt 12−プoバ/−ル溶液20
2に実施例1で用いたシリカのコロイド水溶液2.61
を滴下した溶液をスピンコードして、70℃、24時間
加熱して厚さ約4000人の保護膜を両面に設けて光学
記録媒体を作成した。
実施例4 実施例1と同様に作成した貼り合わせ基板にZr(OC
2H6)4と5l(oC2H6)4をモル比で2:6に
混合したものの、10ωt%2−グロパノール溶液20
pに実施例1で用いたシリカのコロイド水溶液2.6y
−を滴下した溶液をスピンコードして、70℃、24時
間加熱して厚さ約4000人の保護膜を両面に設けて光
学記録媒体を作成した。
これらの実施例により作成した媒体と保護膜をもたない
媒体について、70℃、804RHの環境下で水分重量
増ならびに830 nmでの記録膜の光透過率の時間変
化の比較をした。その結果を表に示す。この結果より、
本発明の媒体は、60日後でも水分による重量増がわず
かで、透過率も#1とんど変化せず、記録膜の劣化が起
こっていな成した貼り合せ基板にポリ塩化ビニルで被覆
(厚さ約5μm)としたもの、比較例2として実施例1
と同様に作成した貼り合せ基板に、スパッタ法によって
シリカ膜を被覆(厚さ約5ooo人)したものについて
は、実施例1〜4に比べ、70℃、a o % RHの
環境下で水分により記録膜が劣化し、60日後の光透過
率、が著しく低下している。また、実施例1〜4の光学
記録媒体は、70℃、80%RH環境下で100日経過
しても保護膜の剥離、亀裂等が起こらなかったが比較例
2では保護膜の端部が剥離し、亀裂が生じていた。
発明の効果 以上の様に本発明の光学記録媒体に保護膜を形成する方
法は、シリカ微粒子と金属アルコレートを含む混合物を
塗装したのち金属アルコレートを加水分解して酸化物被
膜を作成したことにより、防湿性に優れ、膜には剥離、
亀裂等が生じず、記録膜の長期安定性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例における光学記録媒体の断面図であ
る。 1・・・・・・透明基板、2・・・・・・光記録膜、3
・・・・・・基板、4・・・・・・接着層、5・・・・
・・保護膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板上に設けられた、光学的に情報の記録を
    行なう記録面およびもしくはこの記録面とは反対面とな
    る基板表面に、シリカ微粒子と少なくともSi、Zr、
    Tiのいずれかひとつの金属のアルコレートを含む液を
    塗装したのち、金属アルコレートを加水分解することに
    より保護膜を形成することを特徴とする光学記録媒体に
    保護膜を形成する方法。
  2. (2)シリカ微粒子と金属アルコレートの重量比が2:
    10〜6:10である特許請求の範囲第1項記載の光学
    記録媒体に保護膜を形成する方法。
JP5491785A 1985-03-19 1985-03-19 光学記録媒体に保護膜を形成する方法 Pending JPS61214161A (ja)

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JP (1) JPS61214161A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4737444A (en) * 1985-12-12 1988-04-12 Ricoh Company, Ltd. Optical information recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4737444A (en) * 1985-12-12 1988-04-12 Ricoh Company, Ltd. Optical information recording medium

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