JPS61213077A - パチンコ玉の揚送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は玉磨ペレットの清浄部を備えたパチンコ玉の揚
送装置に関するものである。

［従来の技術］ 本出願人は、外周面に多数のパンチング孔を穿設した円
筒体内に螺旋体を挿入し、その円筒体内へ汚れた玉磨ペ
レットを導入すると共に、螺旋体を回転させ、それによ
り玉磨ペレットの表面をパンチング孔に接触させて汚れ
を除去しつつ揚送筒へ送り込むようにした清浄部を有す
るパチンコ玉の揚送装置を、特願昭５９−２１６５５６
号によって先に提案した。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、このものは螺旋体の回転により玉磨ペレットを
移動させながらその表面をパンチング孔に接触させるに
過ぎないものであるため、汚れが充分に除去されずいま
一つ満足し得ないものであった・ ［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記に鑑み提案されたもので、清浄部は外周面
に多数の刃溝を穿設した円筒体と、該円筒体内に挿入さ
れた回転部材と、該回転部材を回転させるモータとから
構成され、前記回転部材は前部位置にスクリュウ部を有
し、中間位置に削り刃を備え、さらに後端部に横送り筒
内へ延長する螺旋コイルを取付けて構成したことを特徴
としている。

［作用］ 円筒体内へ導入された汚れた玉磨ペレットは、回転部材
の回転によりそのスクリュウ部で積極的に移動させられ
、その移動の途中で円筒体の多数の刃溝と回転部材の削
り刃とにより表面の汚れが完全に除去される。尚、ここ
でいう玉磨ペレットとは例えば合成樹脂粒状物である。

［実施例］ 以下、図示の実施例について本発明を説明する。

１は基台、２はその基台１の上面に垂直に設置された揚
送筒であって、内部には全長に亘って螺旋コイル３が挿
入されている。螺旋コイル３は線材を螺旋状に捻って形
成され、上端部が揚送筒２の頂部に設置されたモータ４
の出力軸５に接続されている。６は基台ｌ上に設置した
箱体７の内部に定置され、一端を揚送筒２の下端に連着
した横送り筒であって、この横送り筒６には各パチンコ
機から排出されたパチンコ基Ｂを樋を介して導き入れる
ための流入口９と、新らしい玉磨ペレットＰの供給口１
０とが設けられており、横送り筒６内のパチンコ基Ｂと
玉磨ペレットＰをモータ４の駆動で回転する螺旋コイル
３により撹拌混合しながら上端まで運び排出口１１から
放出する。パチンコ基Ｂと玉磨ペレットＰが螺旋コイル
３で撹拌混合されるとき、互いの接触摩擦によってパチ
ンコ基Ｂの汚れが玉磨ペレットＰに付着し、或いは除去
されて玉磨きが充分に行われる。

揚送筒２の上端の排出口１１にはパチンコ基Ｂと玉磨ペ
レットＰの撰別部１２が設けられている。撰別部１２は
パチンコ基Ｂの径より小さい隙間の簀の子１３と、該賛
の子１３から落下した玉磨ペレットＰを受けるホッパ１
４からなり、該ホッパ１４の底部に玉磨ペレット循環パ
イプ１５を接続してその下端を横送り筒６の供給口１０
に通じる受入部８に連通させている。したがって、パチ
ンコ基Ｂと分離されて簀の子１３の隙間からホッパ１４
に落下した玉磨ペレットＰは再び循環パイプ１５により
横送り筒６内に循環供給される。

しかして本発明によれば、前記横送り筒６の外端に汚れ
た玉磨ペレットＰの清浄部１６を設けている５清浄部１
６は第３図および第４図に示すように箱体７の外側に取
付けたモータ１７と、該モータ１７のモータ軸に連結し
た回転部材１８と、該回転部材１８を収納した円筒体１
９から成る。回転部材１８はモータ軸との連結部近くの
前端位置にスクリュウ部１８ａを有し、中間位置に削り
刃１８ｂを備え、さらにその後端位置に横送り筒６の内
部へ延長する螺旋コイル１８ｃを取付けて一体状に構成
される。

円筒体１９は外周面に多数の斜状の刃溝２０を穿設した
中空の網状筒として形成し、かつ上半体１９ａと下半体
１９ｂとに二分割して形成され、各々のフランジ部２１
．２１をボルト２１′　により締着して一体構造として
いる。そして１円筒体１９はその前および後を箱体７の
内部に固設した半円状の支持ブラケット２２．２２上に
載置し、さらに箱体７の蓋２３の内面に突設した押え板
２４．２４下端の半円状切欠２５゜２５によって上半体
１９ａの上面をしっかりと押圧して横送り筒６と連通状
にその位置に設置される。

また１円筒体１９は回転部材１８のスクリュウ部１８ａ
に対応する外周位置に開口部２６を有する。

前記箱体７は横送り筒６と円筒体１９の連通個所におい
て縦仕切壁２７′に・より区画して円筒体１９の上部と
下部にそれぞれ空室２８および２９を備えさせ。

その下部空室２８には箱体７の壁面に設けた開口より箱
状引出を抜挿自在に挿入している。また、上部空室２９
の上面開口を閉塞する箱体７の蓋２３には汚れた玉磨ペ
レットＰ′の取入口３０と上部空室２９に連通する集じ
ん口３１を設け、取入口３０を円筒体１９の開口部２６
に臨ませると共に、集じん口３１には吸込パイプ３２を
取付けて集じん器３３に接続させる。

そして、本実施例では前記玉磨ペレット循環パイプ１５
の途中に分岐パイプ３４の一端を接続し、この分岐パイ
プ３４の他端を取入口３０に接続させており、玉磨ペレ
ットＰの表面が汚れて浄化作用が弱くなった場合には分
岐パイプ３４により汚れた玉磨ペレットＰ′を清浄部１
６へ送り込むのである。このため、前記受入部８および
取入口３０には各々開閉シャッター３５および３６を設
け、その開閉シャッター３５．３６を人手或いは自動的
に開閉操作して玉磨ペレットの循環系路を変更させる。

尚、３７は玉磨ペレットの抜取口である。

したがって、汚れた玉磨ペレットＰ′を清浄部１６へ送
り込むには受入部８の開閉シャッター３５を閉じると共
に、取入口３０の開閉シャッター３６を開放する。それ
によって積別部１２で積別された汚れた玉磨ペレットＰ
′は循環パイプ１５から分岐パイプ３４を通って清浄部
１６の円筒体１９内へ導かれる。

円筒体１９内へ導かれた汚れた玉磨ペレットＰ′はモー
タ１７の駆動で回転する回転部材１８のスクリュウ部１
８ａにより横送り筒６に向って移動する。そして、玉磨
ペレットＰ′が円筒体１９の外周面の刃溝２０と回転部
材１８の削り刃１８ｂにより引掛けられるとき、その表
面に付着した汚れが除去される。

すなわち、汚れた玉磨ペレットＰ′は円筒体１９の多数
の刃溝２０と削り刃１８ｂにより移動する途中で向きを
変えつつその汚れが完全に除去されて横送り筒６の内部
に達し、最終的に螺旋コイル１８ｃによりパチンコ五Ｂ
に混入して揚送筒２へ積極的に移送されるのである。

尚、玉磨ペレットＰ′から除去された付着物は刃溝１６
から円筒体１９の外部へ落下して箱状引出に集められ、
また、微細な削り粉は集じん器３３の吸引作用により吸
込パイプ３２を経て該集しん器３３に集められる。これ
によって、除去された付着物を完全に玉磨ペレットと分
離して排除することができる。

また、この実施例によれば円筒体１９を上半体１９ａと
下半体１９ｂとに二分割して形成しているため、例えば
ネジ等の異物が混入したような場合、ボルト２１′を外
して上半体１９ａを箱体７から取出すことで容易に除去
できる。さらに、モータ１７を取外して回転部材１８を
抜き出せば円筒体１９を箱体７から容易に取出すことが
でき、損傷した際の交換作業が極めて簡単にできる。

［発明の効果］ 以上実施例について説明したように本発明によれば、汚
れた玉磨ペレットを清浄部へ導いて汚れを完全に除去す
るようにしたものであるから、常にきれいな玉磨ペレッ
トを揚送筒へ循環供給することができ、パチンコ玉の清
浄効果を著しく向上させる。

そして、円筒体の多数の刃溝と回転部材の削り刃との構
造により汚れた玉磨ペレットの清浄能力は著しく拡大さ
れ、従来装置に較べてさらに玉磨ペレットの汚れを効果
的に除去する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は装置全
体を断面にして示す正面図、第２図は要部の外観斜視図
、第３図は清浄部を分解して示す斜視図、第４図は要部
の拡大断面図である。 ２・・・・揚送筒、３・・・・螺旋コイル、４・・・・
モータ、６・・・・横送り筒、１６・・・・清浄部、１
７・・・・モータ、１８・・・・回転部材、１８ａ・・
・・スクリュウ部、１８ｂ・・・・削り刃、１８ｃ・・
・・螺旋コイル、１９・・・・円筒体、２０・・・・刃
溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部に螺旋コイルを挿通し、下端に横送り筒を連設した
   揚送筒と、前記螺旋コイルを回転させるモータと、前記
   横送り筒に連通する玉磨ペレットの清浄部とを備え、該
   清浄部は外周面に多数の刃溝を穿設した円筒体と、該円
   筒体内に挿入された回転部材と、該回転部材を回転させ
   るモータとから構成され、前記回転部材は前部位置にス
   クリュウ部を有し、中間位置に削り刃を備え、さらに後
   端部に横送り筒内へ延長する螺旋コイルを取付けて構成
   されていることを特徴としたパチンコ玉の揚送装置。