JP2548571B2 - パチンコ球の揚送研磨装置 - Google Patents

パチンコ球の揚送研磨装置

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JP2548571B2 JP62158297A JP15829787A JP2548571B2 JP 2548571 B2 JP2548571 B2 JP 2548571B2 JP 62158297 A JP62158297 A JP 62158297A JP 15829787 A JP15829787 A JP 15829787A JP 2548571 B2 JP2548571 B2 JP 2548571B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ球の研磨ペレツトを清浄にする清
浄部を備えたパチンコ球の揚送研磨装置に関するもので
ある。
[従来の技術] パチンコ球と研磨ペレツトとを揚送パイプ内に導入
し、その揚送パイプ内に挿入した螺旋コイルの回転によ
りパチンコ球を揚送しながら研磨すると共に、パチンコ
球と分離した研磨ペレツトを清浄部にて清浄化した後揚
送パイプに還流するよにしたパチンコ球の揚送研磨装置
は、例えば本出願人による特願昭61−300719号等により
知られている。そして、その研磨ペレツトの清浄部は、
例えば第7図及び第8図に示すように内部中空のケース
体101内にパンチドメタルよりなる切削筒部102を設け、
その切削筒部102内に挿入したスクリユーロール103の回
転によつて研磨ペレツトの表面を切削筒部102のパンチ
ング孔104に接触させつつ汚れを除去する構造になつて
いる。
ところで、この清浄部はケース体101に切削筒部102の
外形形状と同じ開口を有する枠部分105が形成されてお
り、その切削筒部102の両端部が枠部分105の開口によつ
て支持され、それによつて切削筒部102はケース体101内
に取付け固定されるようになつている。
[発明が解決しようとする問題点] この従来清浄部における切削筒部102の取付構造で
は、その切削筒部102自体をケース体101に直接取付ける
ようにしているので、例えば切削筒部102内に釘やパチ
ンコ球或いは硬貨等が誤つて混入してこれが破損するよ
うな事故が発生した場合、その破損個所が枠部分105の
開口に引掛ることになつてこれをケース体101から取出
して交換するには容易でなく、ときには清浄部を分解し
なければならないような事態も起こり得る。
それゆえに、本発明の目的は、切削筒部102が破損し
た場合にこれを容易に取出して交換し得るパチンコ球の
揚送研磨装置を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の構成を、実施例
に対応する第1〜3図を用いて説明する。
本発明は、内部に挿入した螺旋体4によりパチンコ球
と研磨ペレツトとを攪拌混合しながら揚送する揚送パイ
プ2と、パチンコ球と分離した研磨ペレツトを導入して
清浄する清浄部14とを備え、前記清浄部14は、内部中空
のケース体21と、そのケース体21内に設けられるパンチ
ドメタルよりなる切削筒部25と、その切削筒部25内に挿
入され、モータによつて回転するスクリユーロール43と
を備える。そして、前記清浄部14の切削筒部25を支持部
材27に一体に組付けてセツト化し、その支持部材27をカ
セツト式にケース体21に着脱可能に装着するようにした
ものである。
[作用] 支持部材27をケース体21の開口22から内部に挿入し、
その支持部材27の両端部を開口22とその奥部に形成した
嵌合凹部29によつて支持し、それによつて切削筒部25を
ケース体21に着脱自在に取付ける。そして、切削筒部25
が破損して交換の必要を生じた時は単に支持部材27をケ
ース体21から取外せばよく、その交換作業が極めて容易
である。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面について説明する。第
1図は本発明の装置全体を断面にして示す正面図であ
る。第1図において、1は基台、2はその基台1の上面
に垂直に設置された揚送パイプ、3は揚送パイプ2の下
端に連通する横送りパイプである。揚送パイプ2内には
第1の螺旋体4が挿入されている。また、揚送パイプ2
の上端には第1の螺旋体4を回転する第1のモータ5が
設けられ、その上端近くの開口部には選別装置6が設け
られている。
前記横送りパイプ3内には、第2の螺旋体7が挿入さ
れる。第2の螺旋体7は、横送りパイプ3の端部を塞ぐ
端板8の軸受9に軸支された回転軸10に連結される。回
転軸10には、第2の螺旋体7を回転する第2のモータ11
が連結されている。12は横送りパイプ3内にパチンコ球
を導くための供給口、13は供給口12近くに設けられた合
成樹脂粒状物からなる研磨ペレツトの供給口、14は横送
りパイプ3の外側上部に配設された清浄部である。
前記選別装置6は、揚送パイプ2内を揚送されてくる
パチンコ球と研磨ペレツトとを分離するためパチンコ球
の径より小さい隙間の簀の子15と、該簀の子15から落下
した研磨ペレツトを集める受皿16を備える。17は受皿16
に落下した研磨ペレツトを供給口13に還流させるための
循環パイプ、18は循環パイプ17の途中に接続された分岐
パイプで、循環パイプ17の下方部に設けられた切換弁19
を閉じることによつて研磨ペレツトが清浄部14に還流さ
れる。
前記清浄部14は、第4図に示すように研磨ペレツトを
導入する室20を形成する箱形のケース体21を備えてい
る。ケース体21は一側壁に開口22が形成され、その開口
22を囲うようにケース体21に取付けるようにした側部部
材23を備えている。側部部材23は2個の締付ねじ24によ
つてケース体21に取り外し自在に取付けてある。ケース
体21の室20内には切削筒部25を収めてある。切削筒部25
は、正多角形をなし、多数の細長孔26を穿設したパンチ
ドメタルで作つてあつて、第6図に示すように方形の前
部片27a,後部片27b及び上部片27cにより形に形成した
支持部材27と一体をなして一つの交換部品として形成さ
れる。上部片27cは、ケース体21の室20とほぼ等しい長
さに形成される。支持部材27の前部片27aと後部片27bに
は切削筒部25と同じ正多角形の開口28が形成され、切削
筒部25の両端はその開口28により支持されて支持部材27
にカシメ等の固定手段により強固に取付けてある。
ケース体21の開口22は、支持部材27の前部片27a及び
後部片27bと同じ大きさの方形に形成してあり、その開
口22を形成した反対側の側壁内面には開口22と同じ大き
さであり、かつ支持部材27の前部片27aの厚みとほぼ同
じ深さの嵌合凹部29を形成してある。支持部材27は、第
5図に示すように上部片27cを上にして開口22からケー
ス体21の室20内に挿入され、その前部片27aは混合凹部2
9に嵌合して支持され、後部片27bは開口22に支持され、
それによつてケース体21の室20内に取り外し自在に取付
けられることになる。ケース体21の室20の底部部分は開
口され、出し入れ自在な箱状引出30によつて閉塞してあ
る。ケース体21はまた後側壁部分に室20と連通する開孔
31が形成され、吸引ホース32を介して収塵部33に接続し
てある。
前記側部部材23は、切削筒部25の出口部に対向する位
置に空間部34が形成され、その空間部34に受圧弁板35を
設けてある。受圧弁板35は研磨ペレツトの排出量を調節
するべくスプリング36によつて進退自在に支持されてい
る。側部部材23の空間部34は筒部37によつて供給口13に
連なる。側部部材23はまた空間部34の両側縁部が支持部
材27の後部片27bに当接して押圧保持する。
ケース体21の開口22が形成された反対側の外側部に
は、取付板38を介して横向きな円筒体39をボルト40によ
り固着している。円筒体39の内部にはモータ41のモータ
軸42の一端に連結されたスクリユーロール43を挿入して
いる。スクリユーロール43は、ケース体21の側壁に形成
した開孔44から切削筒部25内に延長する外周面に突起状
の羽根45を軸方向に設けてある。羽根45は切削筒部25と
ほぼ等しい長さに形成され、かつその内周面に接近する
ように設けてある。円筒体39の上部には入口管46が形成
され、切換弁47を介して分岐パイプ18の終端部分を接続
してある。前記集塵部33は箱体48を備え、その箱体48の
内部にターボフアン49と集塵パツク50とを備えている。
ターボフアン49はスクリユーロール43を連結したモータ
41のモータ軸42の他方の端部に連結している。また、集
塵部33には網目板51で区画された受皿16の底部と連通す
るエアーパイプ52が吸引ホース32を介して接続してあ
る。
上記構成からなる揚送研磨装置は、パチンコ球が供給
口12から横送りパイプ3内に導入され、研磨ペレツトは
供給口13から横送りパイプ3内に供給される。そして、
第1のモータ5の駆動で第1の螺旋体4が回転し、第2
のモータ11の駆動で第2の螺旋体7が回転し、さらにモ
ータ41の駆動で清浄部14のスクリユーロール43及び集塵
部33のターボフアン49が回転する。第2の螺旋体7が回
転するとき、パチンコ球と研磨ペレツトはその第2の螺
旋体7によつて混合されつつ揚送パイプ2内へ移送され
る。揚送パイプ2内へ移送されたパチンコ球と研磨ペレ
ツトは第1螺旋体4の回転によつてさらに攪拌混合され
ながら徐々にその量を増加し上端開口部に向つて上昇を
続ける。パチンコ球と研磨ペレツトが第1の螺旋体4で
攪拌混合されるとき、互いの接触摩擦によつてパチンコ
球の汚れが研磨ペレツトの表面に付着し、或いは除去さ
れてパチンコ球の研磨が十分に行われる。揚送パイプ2
の上方に達したパチンコ球は研磨ペレツトと一緒に開口
部から選別装置6の簀の子15上に送り出されて図示しな
い樋部材を介して各パチンコ機に供給され、研磨ペレツ
トは簀の子15の隙間から受皿16の網目板51上に落下して
循環パイプ17により供給口13から横送りパイプ3内へ還
流される。
前記研磨ペレツトの表面が汚れてパチンコ球の研磨作
用が弱くなつた場合には、切換弁19を閉じ同じく切換弁
47を開く。これによつて、研磨ペレツトは分岐パイプ18
を通つて清浄部14の入口管46から円筒体39内へ導かれ
る。円筒体39内へ導かれた研磨ペレツトは、スクリユー
ロール43の回転によつて開孔44から切削筒部25内に送ら
れ、その切削筒部25の内周面と羽根45の間にはさまれて
汚れを除去しつつ出口部から側部部材23の空間部34に送
り出され、筒部37を通つて供給口13へ還流される。研磨
ペレツトの表面から除去された大きな汚れ屑は切削筒部
25の細長孔26から箱状引出30に落下して溜められ、微細
な汚れ屑はターボフアン49の高速回転による吸引作用に
より室20の開孔31から空気とともに吸引ホース32を介し
て集塵部33に吸い込まれ集塵パツク50に集められる。ま
た、受皿16の網目板51から落下した汚れ屑はエアーパイ
プ52を介して集塵部33に吸い込まれる。
前記切削筒部25がパチンコ球や硬貨等の混入により破
損して交換の必要を生じた時は、単に締付ねじ24を弛
め、側部部材23をケース体21から取外せば、切削筒部25
と一体の支持部材27が室20から取出し可能となる。従つ
て、この状態で支持部材27を取出せば破損した切削筒部
25も一緒に取出されることになり、容易に交換できる。
そして、新らしい切削筒部25とセツト化された支持部材
27をケース体21の開口22から室20内に挿入し、側部部材
23を再びケース体21に取付けて締付ねじ24を締付ければ
交換作業は終了する。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、清浄部14の切削筒部
25が破損した場合の交換が極めて容易であり、従来のよ
に切削筒部25をケース体21に直接に取付けていた構造の
場合のように、交換時に取出しが困難であつたり清浄部
14を分解する必要があつたりする欠点を完全に解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はパチン
コ球の研磨装置全体を断面にして示す正面図、第2図は
清浄部部分の斜視図、第3図は清浄部部分を一部分解し
て示す斜視図、第4図は清浄部部分の断面図、第5図は
切削筒部の取付状態を示す断面図、第6図は切削筒部の
斜視図、第7図及び第8図は従来装置の切削筒部の取付
構造の説明図である。 2……揚送パイプ、4……螺旋体、14……清浄部、21…
…ケース体、25……切削筒部、27……支持部材、41……
モータ、43……スクリユーロール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に挿入した螺旋体によりパチンコ球と
    研磨ペレツトとを攪拌混合しながら揚送する揚送パイプ
    と、パチンコ球と分離した研磨ペレツトを導入して清浄
    する清浄部とを備え、 前記清浄部は、内部中空のケース体と、そのケース体内
    に設けられるパンチドメタルよりなる切削筒部と、その
    切削筒部内に挿入され、モータによつて回転するスクリ
    ユーロールとを備え、 前記切削筒部は、支持部材と一体にセツト化されてお
    り、その支持部材をカセツト式にケース体に着脱可能に
    取付けることを特徴としたパチンコ球の揚送研磨装置。
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JPH0417879A (ja) * 1990-05-10 1992-01-22 Hosokawa Seisakusho:Kk パチンコ球研磨用ペレットの清浄装置及びパチンコ遊技設備
JP4716342B2 (ja) * 2000-08-11 2011-07-06 株式会社三共 遊技媒体研磨用粒体の清浄装置

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