JPS61212406A - 冷間圧延方法 - Google Patents

冷間圧延方法

Info

Publication number
JPS61212406A
JPS61212406A JP5342885A JP5342885A JPS61212406A JP S61212406 A JPS61212406 A JP S61212406A JP 5342885 A JP5342885 A JP 5342885A JP 5342885 A JP5342885 A JP 5342885A JP S61212406 A JPS61212406 A JP S61212406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
oil
concentration
stand
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5342885A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Jitsukawa
実川 正治
Daisuke Ozaki
大介 尾崎
Minoru Yagisawa
矢木沢 稔
Sadayuki Wataya
綿谷 貞行
Seiji Takatsuki
高月 清次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP5342885A priority Critical patent/JPS61212406A/ja
Publication of JPS61212406A publication Critical patent/JPS61212406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は冷間圧延方法に関する。
〔従来の技術〕
冷間圧延プロセスにおける圧延歩留及び製品品質管理面
より、冷間圧延時lこ潤滑不足から発生する所謂チャタ
リング及び潤滑過多から発生するスリップを、どのよう
にコントロールするかが問題となる。このチャタリング
自身は板厚(0,35mの鋼板の圧延中lこ発生するミ
ルの振動であり、ストリップ破断、板厚の変動等、操業
品質上の問題の原因となるものである。一方、ロールと
ストリップとがスリップした場合、これによってストリ
ップ破断が多発するととIこなる。
−従来、上記チャタリング及びスリップ等を防止し、冷
間圧延を安定させる目的で、これらの発生に関与する圧
延油の潤滑性能を左右する油濃度を管理し、潤滑不足及
び潤滑過多を未然に防ぐ方法が採られていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、単Cζ圧延油濃度の管理だけでは、圧延油の潤
滑性能を完全にコントロールすることはできず、実際の
冷間圧延iこ射いては尚且つ潤滑不足や潤滑過多となる
ことがあり、前述のチャタリングやスリップ等が相変ら
ず発生していた。
本発明は以上の問題を解決するためなされたもので、本
発明者等が後に述べるように油濃度のほか、圧延油の中
で特に潤滑性能lこ大きく影響を及ぼす因子もいっしょ
にコントロールし、定量的な圧延油の管理を行なうこと
でチャタリングやスリップの発生を完全に防ぐことがで
きるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、圧延油の油濃度以外lζその中に含まれ
る鉄石ケン濃度が圧延状態に影響することlζ気付き、
このような事実から該鉄石ケン濃度と圧延時の潤滑性能
との相関関係につき調べた。即ち、板厚0.20〜0.
30■のス) IJツブを圧延速度1500〜1800
 mpm及び冷圧率80〜sonとして冷間圧延し、そ
の時の圧延油中の油濃度及び鉄石ケン濃度を測定すると
共に、各ストリップの圧延状態(良好な場合は01スリ
ツプした場合は×、チャタリングの発生の場合はΔで示
す)を調べ・第2図に示すグラフ自番得た。同図から見
ると、油濃度のコントロールだけでは良好な圧延状態が
得られず、鉄石ケン111fもコントロールする必要が
あることが分る。もし、鉄石ケン濃度Sが1.0#Iか
らO,S*に減少した時に、油濃度は最底1.0係から
L25係 (最大2731)  まで増加させなければ
、良好な圧延状態を保つことができない。このグラフの
傾きC/8から圧延油の潤滑性につ舎、鉄石ケン濃度8
の方が油濃度Cより深く関与し、潤滑性能比、即ち油濃
度C対鉄石ケン濃度Sとしては1:25となる。
従って本発明としては、冷間圧延を安定させるため、圧
延油の油濃度のみの管理ではなく、鉄石ケンの濃度も含
めてトータルとして管理することとした。
そこで本発明者等は冥験を行ない、これらの濃度を具体
的にどの程度にすれば喪好な圧延状態を保持できるか調
べた。即ち、5スタンドミルからなる冷間圧延設備を用
い、板幅850■、原板板厚10■、冷間圧延後の板厚
0.21−のストリップを、5スタンドミルでの圧延ス
ピードが1800mpm #cなるようξこして圧延を
行なった。その際、第3図に示すように各圧延機スタン
ド(1)では、上下ワークo −7L/ (2m) (
2b)がストリップ(3)#こ接する面Iζスプレ(4
1) (4b)で圧延油を噴出して圧延を行なわせるこ
ととし、このような圧延油を前記スタンド(1)の下方
に設けた受皿(5)で集収し。
そこから途中マグネテイツクセパレタ(6)を通して圧
延油循環タンク(7)に送給する。そして該タンク(7
)からポンプ(8)によって吸い出され、前記スプレ(
4a) (4b)から°再び上下ワークロール(2a)
 (2b) lこ噴出せしめる。このような圧延設備で
は、ストリップ(3)の圧延中に発生する鉄分と前記圧
延油が混合して鉄石ケンができ、受皿(5)に集収され
る。又、圧延油が飛び散って圧延機の各装置に付着し、
そこでも鉄石ケンが熟成されて受皿(5)に落ちる。従
って該受皿(5)から圧延油循環タンク(7)に圧延油
を送給する途中に、マグネテイツクセパレタ(6)で圧
延油中の鉄分を必要量取り去れば、油中の鉄石ケン濃度
をコントロールすることができる。
又、前記タンク(7)内に水及び圧延原油を必要量補給
すれば、同様に圧延油中の油濃度の調整が可能となる。
今回のこの実験では、以上のような設備Iこより第1乃
至第3スタンドの前段スタンドで油濃度を0.1〜3.
01又、第4及び第5スタンドの後段スタンドで1.5
〜翫5%の範囲で調整できるようにすると共に、前後段
スタンドで鉄石ケン濃度を0.1〜1.54の範囲で調
整できるようlこし、且つケン化価は共に170となる
ようにした。
第1図は以上のような圧延油の各成分濃度調整を前段ス
タンド及び後段スタンドで各々別に行ない、各ストIJ
ツブ(3)の圧延状態をグラフにしてまとめたものであ
る。Y軸座標はOを基点とし、上方にスリップが何件の
割合いで起こり、又、下方にチャタリングが何件の割合
いで発生するかを示したものである。
又%X軸座標は夫々前段スタンド及び後段スタンドの油
及び鉄石ケンの各濃度調整を行なった場合の総合濃度を
示すもので、前述のように油と鉄石ケンの潤滑比は1:
2.5に相当するため、総合濃度値をC+2.5S(喝
として測定した。
同図から明らかなように、前段スタンドの上記総合濃度
値の制御を行なった場合、その総合濃度値C+2.5S
を2.75%以上、4.25係以下にすれば、スリップ
及びチャタリングの発生件数が10” ton iこつ
き0.4件内になり1更に3.0悌以上、4.0囁以下
Iこすれば、0.2件内になり、非常に少なくすること
ができて、より好ましいものとなる。又、後段スタンド
における総合濃度値の制御を行なった場合。
その総合濃度値C+2.5Sを、4.75%以上、6.
25憾以下、好ましくは5.0悌以上% 6.0悌以下
にすれば同様にスリップやチャタリングの発生件数を極
めて低く抑えることができる。
尚、後段スタンドの総合濃度値が前段スタンドのそれよ
りほぼ2憾程度アップしているが、これは前段スタンド
ではストリップ(3)が柔らかく且つ延びやすいのに対
し、後段スタンドでは固くて延びに<<、後段スタンド
の方が強圧下率で圧延する必要があるため、その際、圧
延油の総合濃度値を上げて潤滑性能を向上せしめておか
なければ安定した圧延ができないからである。
以上説明してきたように、本発明は圧延油中の総合濃度
値C+2.5S(@を、圧延機前段スタンドでは2.7
51以上、4.2596以下とし、又、後段スタンドで
は4.75’j以上、8.2596以下として冷間圧延
することとしたものである。
〔実施例〕
以下本発明の具体的実施例1ごつき説明する。
本発明者等は上記実験′1ご用いた5スタンドミルから
なる冷間圧延設備と同様な構成を有する冷間圧延設備を
用い、板@aSO■、 板厚0.21−のストリップを
圧延スピード1800mprnで圧延した。その際、第
1乃至wi3スタンドの前段スタンドで、圧延油中の油
製[0,15〜3.0悌、鉄石ケン濃度0.2〜1.2
%の範囲で調整しse<及び第5スタンドの後段スタン
ドでは、油濃度を3.5慢、鉄石ケン濃度を0.8慢と
常に一定にして冷圧後の製品の圧延状態を調べてみた。
下記表は、前段スタンドで上述のような油濃度及び鉄石
ケン濃度の調整を行なった際の各濃度値及びC+15B
の総合濃度値と、製品圧延状態をまとめたものである。
圧延状態を示す記号のうち、○は圧延状態が良好である
場合、Δ〜Oは若干不安定であり、且つやや伸びが不足
気味である場合、Δはチャタリングが発生した場合、×
はスリップが発生した場合を告示している。
この表から明らかなようlこ、前段スタンドでの圧延油
中の油濃度C(情及び鉄石ケン濃度S <t14の総合
濃度値C+2.5Sを、2.75〜4.2596  に
設定することにより、スリップやチャタリングの発生を
おさえることができ、曳好な圧延状態を得ている。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明の冷間圧延方法iこよれ
ば、圧延油の油濃度以外に油中の鉄石ケン濃度を合わせ
てコントロールすることにより、圧延中潤滑不足及び潤
滑過多から生ずるチャタリング及びスリップを有効に防
止することができるという優れた効果を有して詔り、圧
延歩留及び製品品質を向上せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧延油中の油濃度及び鉄石ケン濃
度のコントロールを行なった場合の圧延状態を調べた結
果を示すグラフ図、第2図は圧延油中の油濃度と鉄石ケ
ン濃度が圧延状態にどのように影響するかを示すグラフ
図、第3図は実験中lこ実施された各圧延機スタンドで
の圧延油の循環工程及び鉄石ケン濃度調整、更に油濃度
調整の方法を示す説明図である。 図中、(1)は圧延機スタンド、(211) (2b)
はワークロール、(3)はストリップ、(4a) (4
b)はスプレ、(5)は受皿、(6)はマグネテイツク
セパレタ、(7)は圧延油微積タンク、(8)はポンプ
を各示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧延油中の油濃度C(%)及び鉄石ケン濃度S(%)を
    、圧延機前段スタンドでは2.75≦C+2.5S≦4
    .25及び後段スタンドでは4.75≦C+2.5S≦
    6.25として圧延することを特徴とする冷間圧延方法
JP5342885A 1985-03-19 1985-03-19 冷間圧延方法 Pending JPS61212406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5342885A JPS61212406A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 冷間圧延方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5342885A JPS61212406A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 冷間圧延方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61212406A true JPS61212406A (ja) 1986-09-20

Family

ID=12942565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5342885A Pending JPS61212406A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 冷間圧延方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61212406A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173950A (en) * 1974-12-24 1976-06-26 Nippon Steel Corp Kohanno reikanatsuenjunkatsuhoho
JPS57156809A (en) * 1981-03-25 1982-09-28 Sumitomo Metal Ind Ltd Controlling method for concentration of rolling mill lubricant for cold rolling mill

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173950A (en) * 1974-12-24 1976-06-26 Nippon Steel Corp Kohanno reikanatsuenjunkatsuhoho
JPS57156809A (en) * 1981-03-25 1982-09-28 Sumitomo Metal Ind Ltd Controlling method for concentration of rolling mill lubricant for cold rolling mill

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1193004B1 (en) Rolling oil supplying method for cold rolling
CN102189126B (zh) 一种用于均匀润滑轧机辊缝的喷射装置及喷射方法
KR100859992B1 (ko) 다중 롤 스탠드 탠덤 압연 트레인에서 특수강이나 비철금속, 또는 특수강과 비철금속으로 이뤄진 스트립을 냉간 압연하는 방법 및 설비
JPS61212406A (ja) 冷間圧延方法
CN111195656B (zh) 适合普碳钢和高强钢同时生产用的轧制润滑工艺及乳化液
CN109092906A (zh) 一种五机架冷连轧机组打滑现象的在线调整方法
CN110280600B (zh) 一种带钢表面形貌控制方法
JP4483077B2 (ja) 鋼帯の冷間圧延方法
US4024742A (en) Method of lubricating a cold reduction mill
JP3346298B2 (ja) 冷間圧延機における圧延油供給方法
JP4042141B2 (ja) 冷間圧延鋼板の製造方法
JP4256531B2 (ja) 冷間圧延方法
JPH05237537A (ja) 表面清浄度の優れた冷延鋼帯の製造方法
JP2722105B2 (ja) ステンレス鋼帯の冷間圧延時の油模様発生防止方法
JPS6186004A (ja) ステンレス鋼板のスキンパス圧延方法
SU1752459A1 (ru) Способ прокатки металла
US11772142B2 (en) Rolling method, production method for metal sheet, and rolling device
KR20240023148A (ko) 강 스트립의 압연 디바이스 및 방법
DE2208442B2 (de) Verfahren zur Herstellung von Homo- oder Copolymeren des Vinylschlorids
JP2016150353A (ja) 調質圧延方法および調質圧延設備
JP2000334514A (ja) 鋼板の冷却方法及び装置
JPS6160202A (ja) 金属スラブの熱間圧延方法
JPS619902A (ja) 湿式調質圧延による表面品質のすぐれた表面処理用原板の製造方法
JPH07185602A (ja) 表面性状および形状の優れた鋼板の圧延方法
JP3421912B6 (ja) 冷間圧延機における圧延油供給方法