JPS61211969A - 強磁性体を用いたエラスチツクコネクタ− - Google Patents

強磁性体を用いたエラスチツクコネクタ−

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JPS61211969A
JPS61211969A JP5254985A JP5254985A JPS61211969A JP S61211969 A JPS61211969 A JP S61211969A JP 5254985 A JP5254985 A JP 5254985A JP 5254985 A JP5254985 A JP 5254985A JP S61211969 A JPS61211969 A JP S61211969A
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magnetic
elastic connector
stainless steel
magnetism
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米倉 平八郎
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 電子産業の発展は、大規模集積回路(以下LS■〉、液
晶ディスプレイ(以下LCD) 、プリント回路板(以
下PCB>などの細密化、高集積化により、高密度な実
装技術へのニーズを強めている。本発明は磁気を用いて
強磁性導電性線条を配向せしめて製造する異方導電体に
関し、より詳しくは磁性導電性線条の製造方法などを改
良し、高性能な導電性線条を用いた異方導電体であるエ
ラスチックコネクターに関する。すなわち、高密度な接
続を行いうる高品質なコネクターを供給することにより
、高密度接続、ひいては電子機器の高密度化、小型化を
可能ならしめるものである。
〔従来の技術〕
強磁性線状を用い、これを短繊維となして、未硬化なゴ
ム原液とブレンドしてシート化し、磁気を用いてし−と
の厚み方向に配向させ、配向状態を保ってゴムを厚み方
向に貫通せしめてゴムを硬化せしめ異方導電体となすエ
ラスチックコネクター及び、その製造方法は特開昭59
−58709号公報等により公知である。強磁性線条と
してはステンレス、ニッケル、炭素MA維等を使用し得
る。
しかしながら、従来法においては磁性体の磁力がそれ程
高いものでなく、高品位なものは未だ得られていない。
すなわち高密度な電気接続用途にコネクターとして用い
る場合、線条のシート表面に対する垂直度、線条間相互
の間隔の均一性、埋設密度等は必ずしも需要に充分対応
しうる水準になく、改善が急務であった。
また、積層法による別種のコネクターも、特開昭51−
23673号公報等によりに公知であるが、カーボン粒
子等を用いた導電材料を用いる場合が多く、導通抵抗値
が大きいなどの問題があり、実際の接続は電流容量、抵
抗値、接続すべき電極部の形状などにより使い分けられ
るのが普通である。
従来の技術による導電性線条は、磁性の観点からニッケ
ル、フェライトなどは好ましいが、機械的強度、防錆能
力の点からステンレスが用いられることが多い。例えば
ニッケル線条は、直径で40μ程度が強度面からの限界
とされる。そのため、細密な導電路間隔を必要とされる
高密度接続に関しては、必然的に導電性線条そのものが
細かな直径を必要とされるため、対応することが難しか
った。
一方、ステンレス材料は、通常弱磁性であり、防錆能力
、機械的強度、耐久性等の利点は認められつつも強磁性
としてそれ自身使用することは出来ず、必要な場合は表
面にニッケルメッキ等を施して用いられる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、このように機械的・化学的特性に優れたステ
ンレス材料、特に細密な用途に用いられるステンレス繊
維に強い磁性を付与することにより、磁気を用いて強磁
性の導電性線条を配向・配列をなして、直接性能に影響
する配向・配列の精度を向上せしめ、接続密度・正確さ
等を大きく改善して高密度接続方法を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は下記の構成からなる。
「飽和磁束密度3000ガウス以上の強磁性線状である
電気導通体を、電気絶縁性ゴムシートの厚み方向に配向
せしめて貫通させ、相互に間隔をおいて埋設したことを
特徴とするエラスチックコネクター。」 物質の磁性の発現は種々あり、物体がおかれている磁場
(地場強度Hエルステッド)に対し、反対方向の磁化が
当該物体内で発生するものを反磁性、同一方向に強い磁
化を示すものを強磁性という。強磁性の物質は、物質を
構成する磁気モーメントが地場の方向に配向され、全体
として大きな磁性を示し、場の磁界強度8以上の磁束密
度(B)ガラス)を示し、B/Hを比透磁率として、磁
化特性の強さを表現する。また、磁界をいくら強くして
も、物質による飽和点があり、その場合の磁束密度を飽
和磁束密度(ガウス)という。これら磁性体、物質を構
成する原子そのものの磁性に依存するところが大である
が、同一組成でもその結晶構造などの影響を強く受ける
。そのため、温度を上げて、キュリ一点に達すると、常
温では強磁性の材料でも磁性を失うことがよく知られて
いる。
本発明は、一般に磁性のきわめて弱いステンレス材料を
、すべての工程上必要な熱処理工程を終了後に、冷間延
伸を強く行うことにより、強い磁性を有する構造に変化
せしめる。すなわち、延伸倍率を3倍以上、より好まし
くは5倍以上の倍率で強く冷間延伸することにより、飽
和磁束密度3000、好ましくは10000ガウス以上
の磁性線条を製造し、これを用いて異方導電体を製造す
ることにある。これは、本来の磁性材料であるニッケル
以上の強磁性のレベルである。延伸速度は、10〜50
0m/分程度が好ましい。
ざらに、油剤等を適宜用いて張力を下げ、線条切れ等の
工程トラブルを減少させるのが好ましい。
第1図に延伸倍率と磁化の強さのヒステリシス曲線、第
2図に線状体の延伸工程図を示す。
すなわち第1図の4,5は本発明の磁性曲線、6は従来
例の磁性曲線を示す。また第2図は、1は延伸ロール、
2は延伸ノズル、3はステンレス繊維である。
こうして得られた強磁性ステンレス繊維を切断して短繊
維化する。高精度で切断出来れば、方法はどれでもよい
が、例えば繊維を同方向に引揃えて樹脂に含浸し、これ
を繊維方向に直角な方向にスライスして単繊維を得る方
法などがある。単繊維の長さは、エラスチックコネクタ
ーにする場合0.2〜10m/m程度、直径は5〜10
0μ程度がよいが、より好ましくは5〜40μ程度であ
る。
これらの短繊維は、電気接続の依頼度を高めるために表
面に金等の真金属をメッキ等により構成することが好ま
しい。次に、未硬化のゴム原液に当該短繊維を混合して
シート化する。混合率は、短繊維の直径により異なるが
、O11〜10%重量程度で、所定の設計密度、すなわ
ち短繊維の間隔により設定するのがよい。短繊維の間隔
は一般に行おうとする電気接続のピッチの1/2以下が
好ましい。間隔としては、配列にもよるが、30〜10
0μ前後が一般的である。このようなシート状混合物に
磁気を与えて、強磁性短繊維を配向せしめ、ざらに配列
をさせる。この場合、強磁性短繊維は、磁力線の方向に
配向するが、第2図のようにシート状物を水平となし、
これとθの方向に磁場を印加する。この場合の強磁性線
条のうける配向力は下記(1)式で表わされる。
T=QJHsinθ ・・・・・・・・・(1)Q:体
積(m″>、J:1束密度(Wb/m2)T:磁気配向
トルク(kg・m) H:磁界強度(A−T> θ:v7i界と物体軸心のなす角度(度)である。
ここで磁界強度Hを強くすると、物体中の磁束密度Jも
強くなるが、物性として飽和磁束密度Jmaxが限界と
なる。従って配向力を強くし、ゴム原液の流体抵抗にう
ちかつて強磁性線条を配向せしめるためには、飽和磁束
密度の高い磁性線条を用いることが重要となる。ゴム原
液は、3〜1000ポイズのものが、一般的であり好ま
しい。
ゴム原液の粘度は、製品としてのゴム強度などに影響す
るため、適宜選択する必要がある。また、配列は磁場の
強弱を部分的に構成した場で、磁場の強い部分に線条を
配列するため、磁気による配列を高精度で行うために好
ましい。磁気による配向、配列を行なった状態でシート
状物を静かに圧縮し、ゴム部厚みを強磁性導電性線条が
貫通する状態とせしめ、そのままゴムを硬化させる。こ
のようにして、機械的強度・防錆性に優れたステンレス
繊維を電気絶縁性ゴムシートの厚み方向に配向して貫通
せしめた異方導電体を得て、所定の寸法に切断してエラ
スチックコネクターを得る。
本発明により、ゴムシート厚み0.1〜10III/m
導電体の傾き60.05 m/m  (厚み1  m/
mに対し)、導電体の隣接する間隔0.15m/m以下
の異方導電体を得ることが出来る。ざらにゴムシート厚
み0.3〜3 m/mの範囲では、導電体の傾き60.
03 m/mの異方導電体を得ることが出来る。
(実施例) 実施例1 組成が鉄72%、クロム18%、ニッケル8%(重聞)
不純物少量のステンレス304線状体(直径0.06 
m/m )を、50本束ねてトウとし、これを速度差を
有する回転ドラム間で、延伸倍率5倍で延伸し、飽和磁
束密度15000ガウスの直径30μのステンレス線条
を得た(ia界強度1000エルステッドで測定。B−
H針使用)。
当該線条を、長さ1.OOm/mに切断し、こ  ・れ
を粘度10ポイズのシリコンゴム原液に、ステンレス線
条を重量比5%で配合し、厚み1.50m/mのシート
状物とした。
しかるのち300エルステツドの磁場中でステンレス線
条を配向ぜしめ、そのままシート状を厚み0.95 m
/mまで圧縮し、その状態でゴム原液を硬化させてのち
、シートを切断して、導電体線条の傾きδの平均値0.
005 m/mの第1表に示すエラスチックコネクター
を得た。このコネクターは長期間使用しても電気応答性
に優れ、高品位のものであった。
実施例2 同様の方法で、延伸倍率3倍で延伸した飽和磁束密度3
500ガウスのステンレス繊維を用いて実施例2のエラ
スチックコネクターを得た。第1表に示すごとくこのコ
ネクターも優れたものであった。
第1表に従来技術と比較して特性をまとめる。
第1表 〔発明の効果〕 本発明は、機械的・化学的特性に優れた強磁性ステンレ
ス線状体を材料とし、磁気を用いて前記強磁性の導電性
線条を配向・配列をなして、直接性能に影響する配向・
配列の精度を向上せしめ、接続密度・正確さ等を大きく
改善して高密度接続が可能なコネクターを得ることがで
きる。また耐久性に優れ、かつ応答の正確性に優れたコ
ネクターとすることができる。
なお本発明の強磁性ステンレス線状体は、他にプラスチ
ックやゴムと共存せしめて用いれば、上記した効果より
電場遮蔽材や電線被覆材料等としても有用でおる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する磁性体の特性を示し、第2図
は本発明のコネクターを得る方法の1例を示す。 1  :延伸ロール   2:延伸ノズル3  ニステ
ンレス繊維 4.5二本発明の磁性曲線 6  :従来例の磁性曲線 特許出願人  東 し 株 式 会 社メ20 IU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)飽和磁束密度3000ガウス以上の強磁性線状で
    ある電気導通体を、電気絶縁性ゴムシートの厚み方向に
    配向せしめて貫通させ、相互に間隔をおいて埋設したこ
    とを特徴とする強磁性体を用いたエラスチックコネクタ
    ー。
  2. (2)強磁性線状である電気導通体が、ステンレス細線
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の強磁性体を用いたエラスチックコネクター。
  3. (3)強磁性線状である電気導通体が、直径100μ以
    下の線状体であることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の強磁性体を用いたエラスチックコネクター
JP5254985A 1985-03-18 1985-03-18 強磁性体を用いたエラスチツクコネクタ− Granted JPS61211969A (ja)

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