JPS61210230A - 空冷式オ−バヘツドバルブ型エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は芝刈り機等に適した空冷式オーバーヘッドパル
プ型エンジンに関する。

（従来技術） 一般にこの主のエンジンでは第１図の様な構造が広く採
用されている。平面略図である第１図において、クラン
ク軸１の端部に固定した冷却ファン２はファンケース３
内に収容されている。ファンケース３はクランクケース
５の近傍からシリンダブロック６及びシリンダヘッド７
の近傍まで延びており、図示されていないが、外部に開
口する空気取入れ口とシリンダブロック６やシリンダヘ
ッド７に向かって開口する空気排出口を備えている。又
シリンダヘッド７の近傍においてファンケース３には燃
焼用空気の取入れ口８が設けてあり、取入れ口８にエア
クリープ９を介して気化器１０が接続している。取入れ
口８は、冷却ファン２により形成される空気流ｆの方向
において、上流側に設けてあり、より詳細には空気流で
か吹溜りとなりや１い場所に取入れ口８が設けである。

このように構成づると、動圧の低い場所に取入れ口８が
位置することになるので、気化器１０の燃料流１調整が
容易になるという利点があり、又フ７ンケー・ス３内へ
吸い込まれたごみが取入れ口８へ流入しにくいという利
点がある。

ところが従来の構造においては、断面略図である第２図
の如く、吸排気弁１１駆動用のカムギヤ１２、プッシュ
ロッド１３、ロッカーアーム１４がシリンダ中心０−０
（ピストン１５の移動方向に延びる中心線）に対して吸
気ポート１６と向じ側（第２図で左側）に配訂しである
。このようなレイアウトは一般に冷却ファンが遠心ファ
ンであるため、ファンケースがスパイラル状であること
が必要になり、冷却風の流れからスタータモータ（図示
せず）を第２図で右側に配置しているために採用されて
いるが、このレイアウトでは次のような問題が生じる。

すなわち第１図の■−■所面部面部分略図る第３図の如
く、上記構造では吸気ポート１６を形成するインレット
パイプ１７を実線の如く両プッシュロッド１３の間に設
けるか、又は２点鎖線の如く両ブツシュｌコツト１３を
回避して設けねばならない。従っていずれの場合でも構
造が複雑になるという問題がある。しかも両プッシュロ
ッド１３の間に吸気ポート１６を設けると、燃焼室壁、
バルブガイドボス、ロッカーアーム室、プッシュロッド
貫通部で囲まれる冷却風通風孔が吸気ポートを１６形成
するインレットパイプ１７により塞がれてしまい、シリ
ンダヘッド７の冷却が大幅に損われるという問題がある
。又２点ａｍの如く両プッシュロッド１３を回避して吸
気ポート１６を設けると、シリンダヘッド７の構成上、
インレットパイプ１７をシリンダヘッド７とは別の部品
にしなければならず、コストが高くなる。しかも吸気ポ
ート１６が湾曲して長くなるので、吸入効率が下がる。

更にクランク軸１を垂直にしたバーチカル型のエンジン
では、気化器１０の位置が高くなり、それにともなって
エアクリープ“９や燃料タンク（図示せず）の位置も高
くなるので、エンジン’［：Ｓ＋７Ｆ’八Ｊｙ１らす金
といつ問題がある。

なお先行技術文献としては、特開昭５９−７０８３８号
及び実公昭５９−１０８１号がある。

（発明の目的） 本発明は上記従来の問題を解決するために、プッシュロ
ッドや吸気ポート等の相対的な位置関係等に改良を施す
ことを目的としている。

（発明の構成） 本発明はクランク軸の端部に冷却ファンを取付け、クラ
ンクケースの近傍からシリンダヘッドの近傍まで延びる
ファンケースにより冷却ファンを囲み、ファンケース内
部のシリンダヘッド側の部分の内、冷却風の上流側部分
に燃焼用空気の取入れ口を設け、該取入れ［１をエアク
リーナ、気化器、吸気ポートを介して燃焼室に連結し、
カム駆動用のプッシュロッドをシリンダ中心に対１）で
吸気ポートと反対側に配置したことを特徴としている。

（実施例） 第４図〜第６図において第１図〜第３図の各部と対応す
る部分には同一・符号が付してあり、以下の説明におい
ては第１図〜第３図の構造と相違する点についてのみ主
に説明を行う。

第４図において吸排気弁１１駆動用のカムギヤ１２、ブ
ツシュ「１ツド１３、ロッカーアーム１４はシリンダ中
心０−Ｏに対して吸気ポート１６と反対側（第４図で右
側）に配置しである。第４図のｖ−■断面部分略図であ
る第５図において、吸気ポー・ト１６を形成するインレ
ットパイプ１７は燃焼室２０からシリンダヘッド７内を
第５図で左側に延びて先端が気化器１０に接続している
。気化器１０はシリンダヘッド７の側方かつシリンダヘ
ッド７と概ね同じ轟さの位置にあり、上方へ湾曲した連
結パイプ２１を介してエアクリーナ９に接続している。

エアクリ−１９は気化器１０の上側かつファンケース３
の側方に位置しており、ファンケース３の吸入空気取入
れ口８に接続している。取入れ口８の位置は第１図の場
合と同様である。なお２３はエアクリープ９内に設けた
フィルターエレメント、２４はフライホイールである。

第４図の拡大部分図である第６図の如く、吸気ポート１
６を形成するインレットバイブ１７はシリンダヘッド７
本体と一体に形成されている。２５は点火栓、２６はス
タータモータであり、これらはいずれもシリンダ中心Ｏ
−０を挟んで吸気ポート１６と反対側に設けである。又
スタータモータ２６はクランクケース５に取付（プであ
る。

（作用） エンジン運転状態では冷却ファン２により外部の冷却空
気がシリンダブロック６やシリンダへラド７へ供給され
る。燃焼用空気はファンケース３内から第５図の取入れ
口８、エアクリーナ９、連結パイプ２１を通って気化″
ａ１０へ吸入され、気化器１０から燃料とともに吸気ポ
ート１６を通って燃焼室２０へ吸入される。この動作に
おいて取入れ口８は第１図の場合と同様の位置にあるの
で、取入れ口８へごみ等が吸入されることはない。又取
入れ口８にファンケース３内の大きい動圧が加わること
もないので、気化器１０にＪ３いて燃料流祉を容易に調
整することができる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によると、カム駆動用のプッ
シュロッド１３をシリンダ中心Ｏ−０に対して吸気ポー
ト１６と反対側に配置したので、吸気ポート１６を両プ
ッシュロッド１３の間に設けたり、両プッシュロッド１
３を回避して設けたつづる必要がない。従って構造を簡
甲化ｌノでコストを低減することができ、具体的には次
の様な効果を得ることができる。すなわち吸気ポート１
６を形成するインレットバイブ１７をシリンダヘッド７
と一体にでき、気化器１０と直接連結できるので、コス
トを低減できる。又吸気ポート１６を湾曲さぜず、短く
できるので、吸入効率を高めることができる。クランク
軸１を垂直にしたバ・−チカル型のエンジンでも、気化
器１０の位置が低く、それにともなってエアクリーナ９
や燃料タンク（図示せず）の位置も低くなるので、エン
ジン全体を小形化できる。しかも第５図の燃焼室！３５
、バルブガイドボス３６、ロッカーアーム室壁３７、プ
ッシュロッド貫通部３８で囲まれる冷却風通風孔３９が
吸気ポート１６を形成するインレットバイブ１７により
塞がれることはなく、シリンダヘッド７を充分に冷却す
ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来例の平面略図、第２図は断面略図、第３図
は第１図の■−■断面部分略図、第４図は本発明実施例
の断面略図、第５図は第４図のＶ−ＶＩＦｉ面部分略図
、第６図は第４図の拡大部分図である。１・・・クラン
ク軸、２・・・冷却ファン、３・・・ファンケース、５
・・・クランクケース、７・・・シリンダ）ラド、８・
・・空気取入れ口、９・・・エアクリーナ、１０・・・
気化器、１３・・・プッシュロッド、１６・・・吸気ポ
ート、２０・・・燃焼室、ｏ−ｏ・・・シリンダ中心第
２図 ｎ 第１図 第５図 手続補正書く自発） Ｗノ和６０年１２月１８日

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）クランク軸の端部に冷却ファンを取付け、クラン
   クケースの近傍からシリンダヘッドの近傍まで延びるフ
   ァンケースにより冷却ファンを囲み、ファンケース内部
   のシリンダヘッド側の部分の内、冷却風の上流側部分に
   燃焼用空気の取入れ口を設け、該取入れ口をエアクリー
   ナ、気化器、吸気ポートを介して燃焼室に連結し、カム
   駆動用のプッシュロッドをシリンダ中心に対して吸気ポ
   ートと反対側に配置したことを特徴とする空冷式オーバ
   ヘッドバルブ型エンジン。
2. （２）吸気ポートと排気ポートが略９０°の方向に開口
   している特許請求の範囲第１項に記載の空冷式オーバヘ
   ッドバルブ型エンジン。
3. （３）排気弁と排気ポートが冷却風の下流側方向に位置
   して開口している特許請求の範囲第２項に記載の空冷式
   オーバヘッドバルブ型エンジン。
4. （４）スパークプラグを吸気弁用プッシュロッドと排気
   弁用プッシュロッドの間に配置した特許請求の範囲第３
   項に記載の空冷式オーバヘッドバルブ型エンジン。