JPS61207392A - ピロリドン誘導体とその製法 - Google Patents

ピロリドン誘導体とその製法

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JPS61207392A
JPS61207392A JP4795985A JP4795985A JPS61207392A JP S61207392 A JPS61207392 A JP S61207392A JP 4795985 A JP4795985 A JP 4795985A JP 4795985 A JP4795985 A JP 4795985A JP S61207392 A JPS61207392 A JP S61207392A
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JP
Japan
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formula
pyrrolidone
compound
acid
formulas
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JP4795985A
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English (en)
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Tsuneo Ishiguro
石黒 恒男
Takashi Onuki
隆 大貫
Kouji Toi
戸井 浤二
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主皿塁11 〔産業上の利用分野〕 不発明は、構造式 (式中、Rは同−又は異なっていてもよい炭素数1〜5
の低級アルキル基を表わす。)で示される新規ピロリド
ン誘導体とその製造に関する。
本発明のピロリドン篩導体は、ドーモイ酸の重要な合成
中間体である1−t−ブトキシカルボニル−5(S)−
t−ブチルツメチルシリルオキシメチル−2−ピロリド
ンを少ない工程でかつ収率よ〈合成するうえできわめて
有用である。
〔従来の技術〕
最近、紅藻類の一櫨ハナヤナイから抽出されたドーモイ
酸が昆虫の末梢神経に作用し、すぐれた殺虫効果を有す
ることが81:目されている。
このドーモイ殿の合成中間体として重要な1−t−ブト
キシカルボニル−S (S) −t−ブチルツメチルシ
リルオキシメチル−2−ピロリドンの合成方法は、従来
、1)L−グルタミン酸のアミノ基金BoC−基で保護
したの後、2)脱水項化し、3)ノシクロヘキシルアミ
ンおよびクエン酸を用い”?:1−Bee−L−ピロリ
ドンカルメン!!22とした後、4)クロルギ酸エチル
/トリエチルアミンおよび5)水素化ホウ素ナトリウム
で処理して1−Boa −5(S)−ヒドロキシメチル
−2−ピロリドントL、jl後に6)  t−プチルゾ
メチルクロロシランでシリルエーテル化するものであっ
た(1)大船ら、 J、Am、 Chem、 Sac、
、 104.3511(1982)、2)E、 5ch
rod@r *ta1. Justus Lieblg
a Ann、Chema。
趨、 196(1964) )。
このように、し−グルタミン酸のアミン基の保護から出
発する従来の合成法は、反応工程が多く合成に長時間を
決することに加えて、収率も低くなるという問題があっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、ドーモイ酸の
合成中間体として重安な1−t−プトキシカル〆ニルー
S (S) −t−ブチルジメチルシリルオキシメチル
−2−ピロリドンを少ない工程でかつ高い収率で工業的
に有利に合成し得るピロリドン誘導体とその製法と提供
するにある。
発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明のピロリドン誘導体は、構造式 (式中、Rは同−又は異なっていてもよい炭素a1〜5
の低級アルキル基を茨わす。)で示される。
構造式(1)で示される不発明のピロリドン誘導体の製
法は、 イ)L−ピロリドンカルボン酸をメチルエステル化して
、 で示される5−オギソー26)−ピロリジノカルメン誠
メチルエステル化合物とする工程と、 口)化合物[[)t−金属水素化物で還元して、で示さ
れる5 (S)−ヒドロキシメチル−2−ピロリドン化
合物とするエロと、 ハ)  化@r物(u)t−)リアルキルクロルシラン
でシリルエーテル化する工程、 とよりなることを特徴とする 〔作用〕 本発明のピロリドン誘導体は、構造式(1)で示される
ように、ピロリドン環のイミノ基の窒累をt−プトキ7
カルメニル基で保護するだけの1工程で、目的とするド
ーモイ酸の合成中間体1−t−プトキン力ルゲニルーS
 (S) −t−ブチルツメチルシリルオキシメチル−
2−ピロリドン とすることができる。
本発明のピロリドン誘導体の製法によれば、L−ピロリ
ドンカルボン酸を出発原料として、上記のようにわずか
に4工程でドーモイ酸O合成中間体を得ることができる
から、従来の合成法に比べて、その反応工程が大巾に低
減され、収率も向上する。
〔実施態様〕
昆虫の末梢神経に作用し、すぐれた殺虫効果を有するド
ーモイl!lltM造するうえで本発明のピロリドン誘
導体ri重要な合成中間体となる。
不発明において出発原料として使用するL−ピロリドン
カルボン酸は、一般の市販品から6易に入手することが
でき、またL−グルタミン酸の加熱脱水によって6易に
調製することができる。
このL−ピロリドンカルボン酸のメチルエステル化は、
常法により過剰のメタノールを使用して行うが、エステ
ル化促進のため塩化チオニルを添加するのが好ましい。
また、塩化チオニルで完全に酸塩化物としたのちメタノ
ールと反応させることもできる。
得られた5−オキノー2(S)−ピロリジンカル?ン酸
メチルエステル01)の還元による5 (S)−ヒドロ
ギンメチル−2−ピロリドン(2)の&gは、アルコー
ル爵液中水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウ
ム、水素化アルミニウムリチウム等の金属水素化物で行
ない、反応製酸析した固体を濾別し、溶媒を減圧留去す
ると、目的とする化合物■が得られる。
この化合物(2)をシリルエーテル化して目的とする化
合物(1)、たとえば5 (S) −t−ブチルツメチ
ルシリルオキシメチル−2−ピロリドンを得るには塩化
メチレン、トリクレン等の廖媒中、過剰のトリエチルア
ミン等の第三級アミンおよび触媒量の4−ツメチルアミ
ノビリシンを加えて、t−ブチルジメチルクロロシラン
のようなトリアルキルクロロシランを作用させる。この
トリアルキルクロロシランは、トリメチルクロロシラン
、トリエチルクロロシランのように3115のアル午ル
基が同一のものでもよく、目的に応じて選択する。
〔実施例〕
実施例1 a)5−オキソ−2(S)−ピロリシフカルメン酸メチ
ルエステル アルゴン気流中で、L−ピロリドンカルボン酸(25,
8!i+、0.2モル)のメタノール(2501+17
)溶液を一20℃に冷却し、チオニルクロリド(10,
9m/ 、 0.15−+=ニル)を30分かけて添加
した。0℃にして30分間攪拌し、さらに室温で3時間
攪拌した後、溶媒を減圧下(1〜2 w* Kg 。
110−138℃)で留去して、無色液状の標記化合物
21.8gを得た(収率77慢)。
’H−NMR(CDC23)δ: 2.1〜2.6 (
41(、m)、 3.75 (3)I。
s’) 、 4.15〜4.35(IH,m)−6,9
〜7.2 (IH,br)b)5(S)−ヒドロキシメ
チル−2−ピロリドン水素化ホウ素ナトリウム(22,
3g、589ミリモル)を0℃のエタノールに加えて攪
拌懸濁し、これに5−オキソ−2@)−ピロリジンカル
ダン酸メチルエステル(84,2g、589ミリモル)
の工1/−ル(200m1)$g11.5時間かけテ加
え、0℃で15分攪拌した。室温で1晩攪拌した後、水
冷して#硫酸を加えて酸性とし、析出した固体をセライ
トで濾過し、溶媒を減圧留去し九とこる白濁した液体7
2.5gを得た。これを減圧蒸留(0,15■Hg、1
50℃)して、無色固体の標記化合物54.69が得ら
れた(収$81 % )a〔α)  :+30.5°(
C=1.83 、EtOH)’H−NMR(CDC2,
)δ: 1.6〜2.5 (4H,m)、 3.35〜
3.95(3H,m)、 4.30 (IH,a)、 
7.3〜7.65 (IH,br、)a)5(S)−t
−ブチルツメチルシリルオキシメチル−2−ピロリドン アルゴン気流中で、5(S)−ヒドロキシメチル−2−
ピロリドン(197g、1.71モル)の塩化メチレン
C3,5t)mFiにトルエチルアミン(285at 
、 2.05モル)および4−ツメチルアミノピリジン
(20,9g、171ミリモル)を加えて室温で撹拌し
、これにt−ブチルジメチルクロロシラン(310g、
2.05モル)の塩化メチレン藩液を30分かけて滴下
した。次いで、室温で15時間攪拌した後、クロロホル
ムC4t)?加え、順次10 %り一!−7rIR(0
,51)、水(1t)、飽和重i水(0,5j)、水(
1zx3)、飽和食塩水(1t)で洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去すると、油
状の液体504gが得られた。これをシリカダルカラム
(II開溶媒;トルエン−酢酸エチル)で精製し、無色
の液体生成物370gを得た(収率95%)。
〔α)  :+50.5°(C=1.10 、0HCt
、)film  −1。
IRy   cIN、 3600−3000.1690
X ” H−NMR(CDC1,)δ;0゜06 (6H,
s)、 0.89 (9H,s)。
1.71〜1.81 (IH,m)、  2.12〜2
.23 (IH,m)  。
2.26〜2.41 (2H,m)、  3.47 (
IH,d、d、 、 J=10.3Hz。
7.3Hz)、3.62 (IH,d、d、、J=10
.3Hz、4.0Hz)。
3.72−3.80 (IH,m)、  6.15〜6
.3 (1)(、br、s、)CI−MS m/z :
 230 (M+H)+、  172分析筐; C11
H25NO2S l 計JEI直  C:57.60チ、 H:10.11 
%、 N:6.11%実測直 C:57.57俤、)l
:10.55%、N:6.14%参考例1 l−t−プトキシ力ルゲニル−5(S) −t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチル−2−ピロリーンアルゴン
気流中で、水素化ナトリウム(227m9゜5.68ミ
リモル、60チ油液)をトルエンで洗浄し、ジメチルホ
ルムアミド(DMF ) (3ml )に加えて攪拌懸
濁して0℃に冷却した。これに、5(s)−t−ブチル
ジメチルシリルオキシメチル−2−ピロリドン(1,0
0g、4.37ミリモル)のDMF(3,5Fnl)I
H液を加え、10分間攪拌した。さらに、DMF’(5
m)を加え、室温に戻して1時間攪拌した。これに、2
−t−デトキシカルIニルオキシイミノ−2−7エニル
アセトニトリル(1,29g。
5.24ミリモル)のDMF(317)浴液を加え、1
.5時間攪拌した。これに飽和塩化アンモニウム水浴液
(20ml ) を加、tチェーfル(150Ia/、
100dX2)で抽出し、有機層を順次10チクエン酸
(5Qm/×2)、水(SO−五l)、飽和重値水(5
Qd)、水(4(lJX3)および飽和食塩水(59m
)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去すると、黄色液体2.17gが得られた。
これをシリカダルカラム(展開諺媒;トルエンー酢酸エ
チル)で梢製し、無色液体の生成物1,179が得られ
た(収率81チ)。
〔α]” ニー 61.6°(C=0.970 、 C
HCt、)film −1− IRν   G  、  1790. 1755、17
15m息X ’H−NMR(CDCt、)δ:0.034.0.04
7(6H,5X2)。
0.88 (9H,s)、 1.53 (9H,a)、
 1.98〜2.14 (2H,m)2.37 (IH
,d、d、d、、 J =17.6 、9.8 、2.
4Hz)、2.70(IH,d、d、d、、 J=17
.6 、10.9 、9.9Hz)、 3.69(IH
,d、d、 、 J =10.3 、2.3 f(z)
、 3.91 (IH,d、d、 。
J=10.3 、3.9 Hz)、  4.14〜4.
19 (IH,m)発明の効果 以上のように、本発明のピロリドン誘導体およびその製
法は、ドーモイ澄の合成中間体として有用であり、少な
ら工程でしかも高・い収率で合成することができ、技術
の進歩に寄与すること犬である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは同一又は異なっていてもよい炭素数1〜5
    の低級アルキル基を表わす。) で示されるピロリドン誘導体。 2)イ)L−ピロリドンカルボン酸をメチルエステル化
    して、 構造式▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示される5−オキソ−2(S)−ピロリジンカルボン
    酸メチルエステル化合物とす る工程と、 ロ)化合物(II)を金属水素化物で還元して、構造式▲
    数式、化学式、表等があります▼(III) で示される5(S)−ヒドロキシメチル−2−ピロリド
    ン化合物とする工程と、 ハ)化合物(III)をトリアルキルクロルシランでシリ
    ルエーテル化する工程、 とよりなることを特徴とする 構造式▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは同一又は異なっていてもよ い炭素数1〜5の低級アルキル基を表わ す。) で示されるピロリドン誘導体の製法。
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