JPS59161345A - 新規光学活性n−置換フエニルグリシノ−ル誘導体およびその製法 - Google Patents

新規光学活性n−置換フエニルグリシノ−ル誘導体およびその製法

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JPS59161345A
JPS59161345A JP58032953A JP3295383A JPS59161345A JP S59161345 A JPS59161345 A JP S59161345A JP 58032953 A JP58032953 A JP 58032953A JP 3295383 A JP3295383 A JP 3295383A JP S59161345 A JPS59161345 A JP S59161345A
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向山 光昭
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博之 山下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な光学活性N−置換フェニルグリシノール
誘導体およびその製法に関する。更に詳しくは、 一般式(1) (式中、Rは低級アルキル基で置換されていることもあ
る炭素数1〜4までの対称なアルキレン基を表わし、R
1とR2は−緒にカルボニル基またはヒドロキシメチレ
ン基を形成するか、またはR1が水素原子の場合にR2
がヒドロキシメチル基を表わす。)で示される光学活性
N−置換フェニルグリシノール誘導体に関する。
而して本発明には、一般式(2) (式中、Rは低級アルキル基で置換されていることもあ
る炭素数1から4までの対称なアルキレン基を表わす。
)で示されるイミドアルコールを2個の活性ハイドライ
ドな持つ還元試薬を用いて還元し、一般式(3) (式中、Rは前述の定義のものを表わす。)で示される
アミドジオールとし、次いで還元的に開環し、一般式(
4) (式中、■(は前述の定義のものを表わす。)で示され
る光学活性N−置換フェニルグリシノール誘導体の製法
も含まれる。一般に、有機化合物の不斉合成において、
目的とする光学活性な化合物の隠れた対称性を見出し、
メソ化合物を出発原料とすることは有効な方法のひとつ
である。すなわち、ラセミ体を原料とする場合と異なり
、分割操作なしに目的とする一方のエナンチオマーを効
率よく得ることが可能である。こうした方法は、酵素や
微生物を用いてかなり研究されているが、メソ体である
基質として非天然物を用いる場合には必ずしも良い結果
は得られず、酵素や補酵素が高価であったり、必要な微
生物の入手が困難であるなどの鍾々の問題がある。そこ
で、簡便な化学的方法により、メン化合物から光学活性
な化合物を不斉合成することが求められていた。(例え
ば、化学の領域、36.888(1982)の記載参照
。)本発明者らはか又る方法について鋭意検討を重ねた
結果、新規な光学活性N−置換フェニルグリシノてル誘
導体を使用し、且つ2個の活性ハイドライドを有する還
元試薬を用いることにより有用な光学活性N−置換フェ
ニルグリシノール誘導体を製造し得ることを見出して本
発明に到達した。
本発明の新規な光学活性N−置換フェニルグリシノール
誘導体には前記した一般式(2)、(3)および(4)
の化合物が含まれる。而して本発明の製法によれば一般
式(2)で示されるイミドアルコールは、一般式(2)
におけるジアステレオトビツクな関係にある2個のカル
ボニル基の一方を選択的に還元して一般式(3)で示さ
れるアミドジオールとした後、還元的に開環して一般式
(4)で示されとすることができる。
即ち、一般式(2)におけるジアステレオトビツクな関
係にある2個のカルボニル基の一方を選択的に還元する
方法としては、2個の活性ハイドライドを持つ還元試薬
を用いることにより良い選択性が得られ、特に一般式(
5) %式%(5) (式中、Mはアルカリ金属を表わし、Lはアルキル、ア
ルコキシまたはアルコキシルアルコキシ基である配位子
あるいは2個のLが一緒にアルキレンジオキシ、アルキ
レンジアミドもしくはアルキレンアミドオキシ基である
二座配位子を表わす。
)で示される水素化アルミニウム化合物が侵れた結果を
与える。
一般式(5)においてMとしては、リチウム、ナトリウ
ムを掲げることができ、Lとしてはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル基あるいはメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ基または
メトキシエトキシ基などの配位子、もしくはエチレンジ
オキシ、プロピレンジオキシ、N、NLジメチルエチレ
ンジアミド、N−メチルエチレンアミドオキシ基などの
二座配位子を掲げることができる。
一般式(2)で示されるイミドアルコールから一般式(
3)で示されるアミドジオールへの還元反応は次の如く
行なわれる。即ち、イミドアルコールを、例えばテトラ
ヒドロフラン、メチルエーテル、イソプロピルエーテル
、ジグリムなどのエーテル系溶媒中−150°Cから室
温で、好ましくは一1000Cから一40°Cにおいて
2個の活性ノ・イドライドを持つ還元試薬(5)の1当
量と0.5時間から12時間反応させてアミドジオール
が得られろ。
次に、アミドジオールを還元開環して一般式(4)で示
される新規な光学活性N−置置換フェニルグリソノル誘
導体(4)を得ろ方法としては、水素化ホウ素化合物で
ある水素化ホウ素す) IJウムなどの通常の還元剤を
、例えばアルコールまたはアルコールと水との混合溶媒
中でアミドジオールに作用させる方法が使用できる。
前記した本発明の一般式(1)で示される光学活性N−
置換フェニルグリシノール誘導体において、R7と鵬が
一緒にカルボニル基を表わす場合には、場合には、一般
式(3)で示されるアミドジオールを示し、R1が水素
原子の場合にR2がヒドロキシメチル基を表わす場合に
は、一般式(4)で示されるN−置換フェニルグリシノ
ール誘導体を示す。
Hの定義における対称なアルキレン基の「対称な」とは
、一般式(6)で示される環状−1,2−シス−ジカル
ボン酸がメソ体であるようなアルキレン基しかとらない
ことを表わし、Rとしては、テトラメチレン、トリメチ
レン、エチレン、メチレン、ジメチルメチレン基などの
ように左右対称なアルキレン基を掲げることができる。
而して具体的な化合物としては、新規なイミドアルコー
ルとして例えば、フェニルグリシツールシクロヘキサン
−1,2−シス−ジカルボン酸イミド、フェニルグリシ
ツールシクロベンタン−1,2−シス−ジカルボン酸イ
ミド、フェニルグリシツールシクロブタン−1,2−シ
ス−ジカルボン酸イミド、フェニルグリシノールシクロ
プロノくン−1゜2−シス−ジカルボン酸イミドおよび
フェニルグリシツール3.3−シメチルシクロプロノく
ンー]、2−シス−ジカルボンイミドを、新規なアミド
ジオールとして例えばN−(2−ヒドロキシ−1−フェ
ニルエチル)−3,4−シス−テトラメチレン−5−ヒ
ドロキシ−α−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシ−1
−フェニルエチル)−3,4−7スートリメチレンー5
−ヒドロキシ−α−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシ
−1−フェニルエチル)−3,4−シス−エチレン−5
−ヒドロキシ−α−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシ
−1−フェニルエチル)−3,4−シス−メチレン−5
−5−ヒドロキシ−α−ピロリドンおよびN−(2−ヒ
ドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4−シス−ジメ
チル−メチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリドン、お
よび新規なN−置換フェニルグリシツールとして例えば
フェニルグリシツールシス−2−ヒドロキシメチルシク
ロヘキサンカルボン酸アミド、フェニルグリシツールシ
ス−2−ヒドロキシメチルシクロペンタン−カルボン酸
アミド、フェニルグリシツールシス−2−ヒドロキシメ
チルシクロブタンカルボン酸アミド、フェニルグリ7ノ
ールシスー2−ヒドロキシメチルシクロプロノくンカル
ボン酸アミドおよびフェニルグリシツールシス−2−ヒ
ドロキシメチル−3,3−ジメチルシクロプロパンカル
ボン酸アミドを挙げることができる。
猶、本発明の光学活性N−置換フェニルグリシノール誘
導体の一つである一般式(2)で示される化合物は、容
易に入手できる(R)−フェニルグリシンから合成され
る(R)−フェニルグリシツールと一般式(6) (式中、Rは低級アルキル基で置換されていることもあ
る炭素数1から4までの対称なアルキレン基を表わす。
)で示されるメン体である環状−」。
2−シス−ジカルボン酸無水物との反応により一般式(
7) (式中、Rは前述の定義のものを表わ1″。)で示され
るアミドカルボン酸とし、(7)を無水酢酸と触媒量の
酢酸ナトリウムを用いて環化し一般式(8)(式中、R
は前述の定義のものを表わす。)で示されるイミドエス
テルを得、(\)のエステル結合をメタノール性塩酸で
処理して得ることができる。
本発明の新規な光学活性N−置換フェニルグリシノール
誘導体の一つである一般式(4)で示される化合物から
は、例えば硫酸、塩酸などを用いて酸加水分解すること
により一般式(9)(式中、Rは前述の定義のものを表
わす。)で示される光学活性ラクトンを得ることができ
、反応液に水酸化ナトリウムなどの塩基を加えてアルカ
リ性とすることにより(R)−フェニルグリシツールが
ラセミ化することなく回収できる。斯くして得られる光
学活性ラクトン(9)は、農医薬品などの生理活性物質
の合成や天然物の合成などの有用な中間体として利用で
きる。例えば、後述の参考例1で得られる光学純度81
%の(−)−(xS、5R)−−シス−6、6−7メチ
ルー3−オキサビシクロ〔3,1,0)−ヘキサン−2
−オンは、A、にんL4もの方法(T −e)、ha/
!−dmn L 41.1.3951(1976)) 
K ヨリ、ピレスロイド類の合成中間体として重要な(
IR93S)−シスー菊酸ヘラセミ化することなく誘導
できる。
猶、一般式(2)で示されるイミドアルコールの還元に
おいて、例えば1個の活性ハイドライドしか持たない還
元試薬であるジイソブチルアルミニウムハイドライドと
、2個の活性ハイドライドな持つ還元試薬である水素化
ビス(2〜メトキシ−エトキシ)アルミニウムナトリウ
ムとの比較路、それぞれ同一条件で一般式(2)に含ま
れるフェニルグリシツールシクロヘキサン−1,2−ン
スーシカルボン酸イミドに作用させ、一般式(3)に含
まhるN−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−
3,4−シス−テトラメチレン−5−ヒドロキシ−α−
ピロリドンな得、更に一般式(9)に含まれる光学活性
ラクトンである(+)−シス−3−オキサビシクロ[4
,3,0〕〕ノナンー2−オへそれぞれ誘導する場合は
、ジイソブチル−アルミニウムハイドライドを用いた場
合には光学純度16%のラクトンしか得られないのに対
し、水素化ビス(2−メトキシ−エトキシ リウムを用いた場合には光学純度88%のラクトンが得
られる。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 フェニルグリシノールシクロヘキサン−1,2−シス−
ジカルボン酸イミド: (R.)−フェニルグリシツール(〔α]19−25.
7。
( C 10.0,Mる01( ) ) 5.489 
 をテトラヒドロフラン50mノに懸濁させ、水冷下に
シクロヘキサン−1。
2−シス−ジカルボン酸無水物6.、1f3夕の20−
テトラヒドロフラン溶液を10分間で滴下し、水浴をは
ずしてさらに2時間攪拌する。テトラヒドロフランを減
圧留去すると(R)−フェニルグリシツールシクロヘキ
サン−1,2−シス−ジカルボン酸アミドが得られる。
これを無水酢酸40−に溶かし酢酸ナトl)ラム0.5
9を加え、100’Cで4時間攪拌する。過剰の無水酢
酸を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー( CI−(C73:MeOH=50:1)  
で精製してO−アセチル−フェニルグリシツールシクロ
ヘキサン−1,2−シス−ジカルボン酸アミドを得る。
さらにこれを1規定メタノール塩酸 100−に溶かし
50°Cで1時間攪拌した後、減圧濃縮し残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー( CI−1c73:M
eOI(=30 : ] )で゛A青製してフェニルグ
リシツールシクロヘキサン−た。融点104.−1(’
)6°C;〔α丁?, + 2 、 11。
(  C  10.0.へ4e01−1);NMR  
 7.22δ(5H,s)、  5 、18δ( IH
 、 dd 、J= 51−1z 、 RHz )、4
.43δ( 1.1−1 、 dd 、J=1  0H
z  、81−1z  )  、  4  、00δ 
(  11−1  、dd  、J二51(z,10H
z)、3.8δ(IH,s)、2.7−3.0δ(21
−1,m)、1.1−1.9δ(8H,m);IR 3
500,2930.1750。
]、680.1400.13FH].1180.105
0.740。
690cITL’ 実施例2 フェニルクリシノールシクロペンタン−1.2−シス−
ジカルボン酸イミド: (R.)−フェニルグリシツール5.48 g.!ニジ
クロペンクンー1,2−シス−ジカルボン酸無水$+ 
5.602から実施例1と同様にして、フェニルグリシ
ツールシクロペンクン−1,2−シス−ジカルボン酸イ
ミド8.09’li−を得た。融点109−111℃;
〔α〕Bー5.62 (C’〒0.0, MeOH);
NMR7、20δ(51−1,s)、5.17δ(LH
 、 dd 、J= 5Hz 、 8Hz )、4、3
2δ(II−1,dd,J=8Hz 、11Hz)、3
.96δ(]、H,dd。
J =51−(z 、 1 1Hz )、2.9−3.
2δ(2H,m)、1.1−2.5(71−1,+η)
;IR.  3550,2950,1760.1680
.1400。
138[、1200.]、060,750.700ぼ1
実施例3 フェニルグリシノ−ルシクロフタンー1,2〜シスージ
カルボン酸イミド: (R.)−フェニルグリシツール3.37 (l トン
クロブタン−1,2ーシスージカルボン酸無水物3.1
りとから実施例1と同様にしてフェニルグリシツールシ
クロブタン−1,2−シス−ジカルボン酸イミド5.O
Qを得た。融点105−107°C;〔α)3−20.
3°(cio、o、  MeOH) ;NMR7,27
δ(5H,s)、5.27δ(IH,dd、δ=5Hz
、8Hz)、4.52δ(IH,dd、J=111−f
z 、FtHz) 、4.05δ(]−H,dd、J=
11Hz、5Hz)、1.7−3.7δ(71−(、m
 ) ; ]、R,3500,2950,1750,1680,1
400,1370゜1180.1050.750,70
0,620鑞 1実施例4 フェニルクリシノールシクロプロパン−1,2−シスー
ジカルポン酸イミド: (R1)−フェニルグリシツール2.74 !7 トン
クロプロパン−1,?−シスージカルボン酸m水物2.
24りとから実施例1と同様にしてフェニルグリシツー
ルシクロプロパン−1,2−シスージカルボン酸イミi
” ’4 、12を得た。融点107−109℃;〔α
〕S+3.06°(C10,O,MeO)1) ;NM
R7,24δ(5H,s)、5.00δ(11−1,d
d 、J=5Hz、8Hz)、4.37δ(lH,dd
 、J=11Hz 、 8Hz )、3.98δ(IH
,dd 、J=5Hz 、 11Hz)、2.46δ(
2H,dd、J=4Hz、8Hz)、1.3−2.7δ
(3H,m);lR3250,1750,1690,1
360,11Pt0.1050゜7oocnL、’ 実施例5 フェニルグリシツール3,3−ジメチルシクロプロパ7
−1.2−シス−ジカルボン酸イミド:(R)−フェニ
ルグリシツール6.379と3.3−ジメチルシクロプ
ロパン−1,2−シス−ジカルボン酸無水物6,5りと
から実施例1と同様にしてフェニルグリシツール3,3
−ジメチルシクロプロパン−1,2−シス−ジカルボン
酸8.71(J ヲ得t、:。
融点9]、−93°C;〔α几+11.6°(C10,
0、MeOH);NMR7,25δ(5H,s)、 5
.10δ(LH、dd 、J=5Hz 、8Hz )、
4.48δ(IH,dd、J=10Hz、8Hz)、3
.96δ(IH,dd、J=5Hz、1(II−1z)
、2.85δ(IH,s)、2.27δ(2H,s)、
 1.16δ(31−1,s)、1.13δ(3H,s
);IR3400、2950、1750。
1680.1400.1360.1180,1050.
690の 1実施例6 N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4
−シス−テトラメチレン−5−ヒドロキシτα−ピロリ
ドン: フェニルグリシノールシクロヘキサン−1,2−シスー
ジカルポン酸イミド0.82!7を テトラヒドロフラ
ンlQiに溶かし、−78℃に冷却する。
これに、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニ
ウムナ゛トリウムを1当量加え、−78℃で2時間攪拌
1−る。酢酸エチル10d、30%酒石酸カリウム水溶
液5*+7!を順次加え、室温にまで戻し、有機層な分
取し、減圧濃縮した残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(CHC13:MeOH二30:1)で精製し
てN−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,
4−シス−テトラメチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロ
リドン0.78りを得た。
融点120−123°C;〔α〕211D−83.6°
(C1−+1.0 、M eoI−1) ; NMR7
,3δ(51−1,s)、 3.6−5.5δ(6)1
 、m)、0.6−3.2δ(IOH,m);  IR
3300、2930,1660。
1450.1435.1260.1045,750.7
00CrIl ’実施例7 N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)=3.4
−シス−トリメチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリド
ン: フェニルグリシノールシクロペンクン−1,2−シスー
ジカルポン酸イミド0.789実施例6と同様に4時間
反応させN−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)
−3,4−シス−トリメチレン−5−ヒドロキシ−α−
ピロリドン0.73 gを得た。
〔α′32C7−)−20,1°(C10,0,MeO
H) ;NMR7,2δ(5H,s)、3.5−5.9
δ(6H,m)、1.0−3.3δ(8H,m);IR
,3450,3350,2950,1640,1450
゜1340、]、160.700c/11 ’実施例8 N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4
−シス−エチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリドン: フェニルグリシノールシクロブタン−1,2−シス−ジ
カルボン酸イミド0.74 gを実施例6と同様に一1
00℃で水素化ジエチルアルミニウムナトリウムの1当
量と8時間反応させN−(2−ヒドロキシ−1−フェニ
ルエチル)−3,4−シス−エチレン−5−ヒドロキシ
−α−ピロリドン0.68りを得た。〔α慴−39,5
°(C10,0、MeOH) ;NMR7,3δ(5H
,s)、5.2−5.7δ(2H,m)、/1.3−4
.8δ(2H、m’)、3.5−4.3δ(2H,m)
、1.0−3.3δ(6]−1,m);IR3350,
2950,1660,1430。
]、2260.1050.760.700口1実施例9 N−(2−ヒドロキン−1−フェニルエチル)3.4−
シス−メチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリドン: フェニルグリシノールシクロプロパン−1,2−シス−
ジカルボン酸イミド0.69 gを実施例6と同様に8
時間反応させN−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチ
ル)−3,4−シス−メチレン−5−ヒドロキシ−α−
ピロリドン0.59 ’7を得た。
〔α]# ’ 33.10(CIo、O,MeOH) 
;NMR7,2δ(5H,s)、3.6−5.9δ(6
H,m)、1.7−2.2δ(21−I、m)、0.2
−(,2δ(2H,+η);lR3350,1660,
1450,1/120.1,230,1050.750
,700鑞 1実施例]0 N−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4
−シス−ジメチル−メチレン−5−ヒドロキシ−α−ピ
ロリドン: フェニルグリシノール 3,3−ジメチルシクロフロパ
ン−1,2−シス−ジカルボン酸イミド0.78夕を実
施例6と同様に一48℃で8時間反応させN−(2−ヒ
ドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4−シス−ジメ
チルメチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリドン0.6
’lを得た。〔α〕6°−73.4°(CIo、O,M
eOH);NMR7,2δ(5H,s)、3.5=6.
0δ(61−(、m) 、 ]−、5−1、9δ(2H
,m)、0.5−1.0δ(6H1m);  1.R3
300,2930,1660,1420,1230゜1
050.750,700cm  ’ 実施例11 実施例10における還元剤に水素化ジェトキシアルミニ
ウムリチウムを用いて一27℃で3時間反応を行ない〔
α〕1−44.2°(C10,’O’、MeOH)の同
様の生成物を0.682得た。
実施例12 実施例10における還元剤に水素化ジー1−ブトキシア
ルミニウムリチウムを用いて一27℃で3時間反応な行
ない〔α) B−43,1°(C10,O。
MeOH)の同様の生成物を0.66 g得た。
実施例13 実施例10における還元剤に水素化エチレン=1.2−
ジオキシアルミニウムリチウムを用いて=27℃で7時
間反応を行ない〔α) ’5−23.9°(C1,0、
O、M eoI−1)の同様の生成物を0.4.:l得
た。
実施例14 実施例10における還元剤に水素化N 、Nl−ジメチ
ルエチレン−1,2−ジアミドアルミニウムリチウムを
用いて20°Cで12時間反応を行ない〔α]’5−2
8.7°(C10,(1,MeOI−1)の同様の生成
物を0.45 g得た。
実施例15 実施例10における還元剤に水素化N−メチルアミドエ
チレンオキジアルミニウムリチウムを用いてOoCで1
0時間反応を行ない〔α〕6°−25.8゜(C10,
0、MeOI−1)の同様の生成物を0.44 g得た
実施例16 フェニルグリシノール シス−2−ヒドロキシメチルシ
クロヘキサン−カルボン酸アミド:実施例6で得たN−
(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4−シ
ス−テトラメチレン−α−ピロリドン0.8gを60%
エタノール1〇−に溶かし水素化ホウ素す) IJウム
0.34夕を加え、50°Cで4時間攪拌する。5%塩
酸10dを少しずつ加えた後、酢酸エチル10−で2回
抽出する。
有機層を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(CHC13:M eOH=30 : 1 
) で精Hし’ICフェニルグリシツール シス−2−
ヒドロキシメチルシクロヘキサン−カルボン酸アミド0
.78 qを得た。融点143−145°C;〔α斤−
42,9°(C10,0、MeOH) ;NMR7,9
5δ(IHld 、’ J =8 H’z )、7.2
7δ(5H,s)、4−.2−4.9δ(3H,m)、
3.2−3.7δ(4H,m)、1.、O−2,0δ(
IOH,m) ; I R3400,3340,293
0,1640,1530,1050゜700cm  ’ 実施例17 フェニルグリシノール シス−2−ヒドロキシメチルシ
クロペンタン−カルボン酸アミド:実施例7で得たN−
(2−ヒドロキシ−1−)エニルエチル)−3,4−シ
ス−トリメチレン−5−ヒドロキン−α−ピロリドン0
.78 !7と実施例16と同様に処理してフェニルグ
リシツール シス−2−ヒトロギシメチルシクロペンク
ンカルボン酸アミド(1,76gを得た。融点97−1
00°C;〔α)B−85,8°(CI 0 、 O、
MeOI−I) ;NMR7、98δ(II−1,d。
J=8J(z)、7.18δ(51−1,s)、2.5
−5.0δ(8H,m)、1.0−2.0δ(714,
m)、’  IR3350,3300,2930,16
40゜1530.1440.1240.1040.75
0,700CTn ’実施例18 フェニルグリシツール シス−2−ヒドロキンメチルシ
クロブタンカルボン酸アミド:実施例8で得たN−(2
−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−3,4−シス−
エチレン−5−ヒドロキシ−α−ピロリドン0.74.
!7を実施例16ト同様に処理し、フェニルグリシツー
ルシス−2−ヒドロキシ−メチルシクロブタンカルボン
酸アミド0.739を得た。
融点7 R−,81°C;〔α〕B−84.7°(C1
0,O,MeOH) ;NMR8,00δ(]−H、d
 、J=81−1z )、7.23δ(5H,s)、4
.83δ(if−(、m)、2.8−4−0δ(4H,
m)、1.5−2.3δ(51−(、m);  IR3
400,3300,2940,1640,1540゜1
450.125(’)、1030,760.700cT
L ’実施例]9 フェニルグリシツール シス−2−ヒドロキシメチルシ
クロプロパンカルボン酸アミド:た 実m例9で得LN−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエ
チル)−3,4−シス−メチレン−5−ヒドロキン−α
−ピロリドン0.70 gを実施例16と同様に処理し
フェニルグリシノニル シス−2−ヒトロキシメチルシ
クロプロノくンカルボン酸アミド0.64 !7を’;
、@ ’4.。融点1(1(’l−1(13°C;〔α
斤=121°(C10,O,MeOH);NMR8,2
’7δ(]−H,d、J=8Hz)、7.20δ(5H
,s)、4.5−5、]δ(2ト1.m)、 4.1−
4.5δ(IH,m)、 2.8.−4 、Oδ(4,
H。
m)、0.5−1..9δ(41−1,m);IR34
00,3300,1640゜1.540,145D、1
24.0.1050,760.690cm、’実施例2
゜ フェニルグリシツール シス−2−ヒドロキシメチル−
3,3−シメチルーシクロプロノくンカルボン酸アミド
: 実施例10で得たN−(2−ヒドロキン−1−フェニル
エチル) −3,4−シス−ジメチルメチレン−5−ヒ
ドロキシ−α−ピロリドン0.789ヲ実施例16と同
様に処理しフェニルグリシツールシス− シクロプロパンカルボン酸アミド0.74りを得た。
融点155−157°C;NMR8.15δ( 1.1
−1, d 、J=81−1z )、7、20δ(5H
,s)、4.5−5.1δ(2H,m)、3.2−4.
、1δ(51−1。
m)、0.9−1.8 J(8H,m); IR 35
00 、327(’) 、1630、1560,127
0,1170,1030.760.700cTL’参考
例1 シス−6、6−シメチルー3−オキサビアクロ〔3、1
.O)  ヘキサン−2−オン:実施例20で得たフェ
ニルグリシツール シス−2−ヒドロキシ−メチル 3
,3−ジメチルシクロプロパンカルボン酸アミド0.8
o 9を2規定硫酸5−に懸濁させ、80°Cで2時間
攪拌スル。
室温にもどし、塩化メチレンIQiで3回抽出し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧蒸留して(−)−シス−
6、6−シメチルー3−オキサビ・シクロ〔3、1.0
]ヘキサン−2−オン0.20を得た。
沸点10 0’C/’5mmH g−; Cα〕6−7
2.8°(Cl−40。
CHC13)、光学純度81%; NMR.4.0−4
.4δ(2H。
m)、1.8−2.2δ(21−1 、m)、1.15
δ(6H,s);lrt 2970 。
2920、1,760,1360.1180.1050
.900,860(m’ 特許出願人 三井東圧化学株式会社 手  続  補  正  書 昭和58年4月1〕日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第32953 号 2、発明の名称 新規光学活性N−置換フエニルグリ・ンノール誘導体お
よびその製法 3、補正をする者 電話 593−7416 4、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 1)明細書11頁14〜15行の1−−5−5−ヒドロ
キシ1とあるな「−5−ヒドロキン」と訂正する。
2)同12頁下段の 訂正する。
3)同J5頁13〜14行の「比較を、それぞれ」とあ
るを「比較として、それぞれを」と訂正す仏 4)同15頁19行の「を得、更に」とあるを「を得、
次に一般式(4)に含まれるフェニルグリシノールメス
−2−ヒドロキンメチルシクロヘキザンカルボン酸アミ
ドとし、更に」と訂正する。
特許出(預入 三井東圧化学株式会社  37FE

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式(1) (式中、I(は低級アルキル基で置換されていることも
    ある炭素数1〜4までの対称なアルキレン基を表わし、
    R1とR2は−緒にカルボニル基またはヒドロキシメチ
    レン基を形成するか、またはR1が水素原子の場合にR
    2がヒドロキシメチル基を表わす。)で示される光学活
    性N−置称フェニルグリシノール誘導体。 2)一般式(2) (式中、Rは低級アルキル基で置換されていることもあ
    る炭素数1から4までの対称なアルキレン基を表わす。 )で示されるイミドアルコールを2個の活性ハイドライ
    ドを持つ還元試薬を用いて還元し、一般式(3) (式中、Rは前述の定義のものを表わす。)で示される
    アミドジオールとし、次いで、還元的に開環し、一般式
    (4) (式中、Rは前述の定義のものを表わす。)で示される
    光学活性N−置換フェニルグリ7ソール誘導体の製法。 3)2個の活性ハイドライドを持つ還元試薬が一般式(
    5) %式%(5) (式中、Mはアルカリ金属を表わし、Lはアルキ/lz
    、7/1.zコキシマタはアルコキシ−アルコキシ基で
    ある配位子あるいは2個のもが一緒にっ′ルキレンジオ
    ギシ、アルキレンジアミドもしくはアルキレンアミドオ
    キシ基である二座配位子を形成する。 )で示されるものである特許請求の範囲第2項記載の方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4958036A (en) * 1986-06-04 1990-09-18 E. R. Squibb & Sons, Inc. Enantiomerically selective synthesis of certain N-substituted-2-(carbamyl 7-oxabicyclo[2.2.1]heptane-3-carboxylic acids

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5410611U (ja) * 1977-06-24 1979-01-24

Patent Citations (1)

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