JPS60142989A - 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法 - Google Patents

5−o−メチルビサミノ−ルの製造法

Info

Publication number
JPS60142989A
JPS60142989A JP58248004A JP24800483A JPS60142989A JP S60142989 A JPS60142989 A JP S60142989A JP 58248004 A JP58248004 A JP 58248004A JP 24800483 A JP24800483 A JP 24800483A JP S60142989 A JPS60142989 A JP S60142989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydrobenzofuran
methylethyl
hydroxy
formula
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58248004A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Hosaka
穂坂 邦男
Yukio Komazawa
駒澤 幸夫
Masao Chin
政雄 陳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura Juntendo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsumura Juntendo Inc filed Critical Tsumura Juntendo Inc
Priority to JP58248004A priority Critical patent/JPS60142989A/ja
Publication of JPS60142989A publication Critical patent/JPS60142989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式、 で表わされる5−0−メチルビサミノールの新規な製造
方法に関する。
光学活性体(2S)−5−o−メチルビサミノールは既
に、秦ら〔日本薬学会第98年会講演要旨集、302−
s−ジ(1978))により、セリ科植物ハマウド(A
ngelica japonica A、 Gray 
) から単離さiている。また、佐々木らは、防風(L
ede Bouriellae Radix )から、
上記化合物を抽出単離し、この化合物が血圧降下作用を
有しており、医薬として重畳な化合物であることを報告
している(特開昭58−55419 )。しかし、この
化合物を医薬として提供するためには、ノ・マウドから
の抽出という手段は産業的には実用的でなく、捷だ、実
際にも、この化合物の単離には困難を伴う。そこで、従
来から、実用性のある化学的な合成による製造法の開発
が望捷れていた。
光学活性な(2,、s)−s −o−メチルビサミノー
ルあるいは、そのラセミ体の全合成の例は、これまで全
く報告されていないが、5位のメトキシ基が水酸基であ
るビサミノールの製造方法は、既に知られているC :
r、 c、 s、 perkin 1巻150M(19
75))。従って、この方法で、ピザミノールを合成し
、これをメチル化することにより、5−0−メチルビサ
ミノールを得ることは可能である。しかし、この方法は
、反応位の位置選択性が悪く、全収率が著しく低いとい
う欠点がある。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果5−0−メチルビ
サミノールの効果的な新規ダメ造方法を見出した。即ち
、この方法は、ビサミノールのこれまでに知られている
製造方法とは全く異なり、各製造過程の反応は、完全に
、位ig選択性がありかっ高収率をもって進行し、他の
異性体の生成余池が、全く無いという特徴的利点を有す
る。
本発明の製造方法は、以下の如く式示することかできる
以下に本発明方法の最も好ましい態様をそのプロセスに
従い説明する。
a)前掲の化学式(1)で表わされる5−アセチル−6
−ヒドロキシ−4−メトキン−2、−(1’−ヒドロキ
シ−1′−メチルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾ
フランの6位の水酸基を選択的にアセチル化することに
より、化学式(2)で表わされる5−アセチル−6−ア
セチルオキシ−4−メトキ/−2−(1’−ヒドロキシ
−17−メチルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾフ
ランヲ得ルことができる。アセチル化の方法としては、
ビリジン中、無水酢酸あるいは、塩化アセチルを作用さ
せる方、去を使用することができるが、無水酢酸を使用
することにより、反応はW量的に進行する。
b)上記a)工程で得られた前掲の化学式(2)で表わ
される5−アセチル−6−アセチルオキシ−4−メトキ
7−2−(1’−ヒドロキシ−1′−メチルエチル)−
2,3−ジヒドロベンゾフランをツメチルスルホキシド
中、無水酢酸を用いてヱ温で反応させることにより、前
掲化学式(3)で表わされる5−アセチル−6−アセチ
ルオキシー4−メトキシ−2−(1’−メチルチオメト
キシ−1′−メチルエチル) −2,3−ジヒドロベン
ゾフランをほぼ定量的に得る。ここで3級の水酸基をメ
チルチオメチル基で保護することは重要であり、この保
護基がないと、次の反応は進行しない。
C)次に、b)工程で得られた前掲化学式(3)で表わ
される5−アセチル−6−アセチルオキシ−4−メトキ
シ−2−(1’−メチルチオメトキシ−1′−メチルエ
チル) −2,3−ジヒドロベンゾフランに酢酸エステ
ル及び塩基を反応させる。この反応により、6−位のア
セチル基が5−位のアセチル基のメチル基上に転位し、
前掲の化学式(4)で表わされる5 −(3’−オキシ
ブチリル)−6−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−(1
′−メチルチオメトキシ−17−メチルエチル)−2,
3−ジヒドロベンゾフランがほぼ定量的に得られる。こ
の反応に使用しうる酢酸エステルの例としては、酢酸エ
チル、酢酸プロピル等があげられるが、酢酸エチルが望
1しく、又、塩基としては、リチウム、ナトリウム、カ
リウムなどの金属、水素化ナトリウム、水素化カリウム
、等の強塩基を使用できるが、ナトリウムあるいは、カ
リウムが望せしいものである。溶剤としては、テトラヒ
ドロフラン等を使用シラるが、この反応に使用する酢酸
エステル、特に酢酸エチルはそれ自体が溶剤の役割を果
たし、また、望ましいものである。
d)次に、上記化学式(4)で表わされる5−(3’−
オキシブチリル)−6−ヒドロキシ−4−メトキシ−2
−(1’−メチルチオメトキシ−17−メチルエチル)
 −2:3−ジヒドロベンゾフラ4に酸を加えると、環
化反応と共に保護基も同時に外れ、−挙に目的化合物5
−o−メチルビサミノールを得ることができる。この反
応は、加熱還流下で行うことが好適であシ、溶剤として
は、水、アルコール類、エーテル類等、特に反応に直接
関与しないものを使用しうるが、特にエタノールが望ま
しい。
上記a)の工程において、化学式(1)で表わされる5
−アセチル−6−ヒドロキラー4−メトキン−2−(1
’−ヒドロキシ−17−メチルエチル) −2,3−ジ
ヒドロベンゾフランとしてラセミ体を使用した場合は、
ラセミ体の5−〇−メチルビサミノールが得られ、8体
を使用した場合は(2S)−5−0−メチルビサミノー
ルが、賛だ、R体を使用した場合は(2R)−5−0−
メチルビサミノールが得られる。
本発明方法によシ得られる5−0−メチルビサミノール
は、血圧降下作用を有するので、医薬品または、その中
間体として有用である。
本発明の製造方法に使用される原料となる前掲化学式(
Ilで表わされる5−アセチル−6−ヒドロキシ−4−
メトキシ−2−(1’−ヒドロキシ−17−メチルエチ
ル) −2,3−ジヒドロベンゾフランを得る方法とし
ては、例えば以下の式に示す如き方法かめる。
これを詳細に説明すると、 イ)化学式(I)で表わされる2、4.6− )リヒド
ロキシアセトフエノンに塩基の存在下、化学式([1で
表わされる1−ハロケ゛ノー3−メチルー2−ブテンを
室温で反応させると、化学式([111で表わされる2
、4.6− )リヒドロキシ−3−(3’−メチル−2
7−ブテニル)アセトフェノンが得られる。この際、化
合物(TI)としては、プロミドあるいはクロリドが用
いられるが、特に、クロリドがi什適であり゛、この場
合の塩基としては、リチウム、ナトリウム、カリウムな
どの金属、アルキルリチウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコ
キシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどから選
択されるが、水素化ナトリウムが好適である。溶剤とし
ては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,2
−ノメトキシエタン、ジエチレングリコールノメトキシ
エーテルなどのエーテル類あるいは、エタノール、メタ
ノールなどのアルコール類の中から選択される溶剤を用
いるが、テトラヒドロフランが好適である。
口)前記化学式(III)で表わされる、2,4.6−
 )リヒドロキシ−3−(3’−メチル−21−ブテニ
ル)アセトフェノンに、塩基の存在下でノ・ロケ゛ン化
物RX C但しXは、ノ・ロケ゛ン原子例えば、Brあ
るいはctを示す。〕を室温で反応させると、化合物(
1■)の4.6−位の水酸基が、RXのRによって保護
された化合物6V)が得られる。保護基としてのRは、
ベアジル基、バラニトロベンノル基、2.4−ジニトロ
ベンジル基、オルトニトロベンジル7、バラ−1’ロモ
ペンノル基等、還元的に容易に除去し得るものが用いら
れ、塩基としては、水素化ナトリウムあるいは炭酸カリ
ウムなどが用いられ、溶剤としては、アセトノあるいは
、ツメチルホルムアミドなどが用いられる。塩基として
炭酸カリウム、溶剤としてジメチルホルムアミドの覗合
せは好適に用いられる。
ハ)前記化合物■に水素化ナトリウムの存在下、ヨウ化
メチルを反応させるか、又は、アセト/中、炭酸カリウ
ムの存在下、ツメチル硫酸を室温で反応させ、2−位の
水酸基をメチル化することにより、化合物停)が得られ
る。
二)次に、この化合物(V)に、過酸0り)を反応させ
ると、2’、 3’−位に位置する二重結合が工Iキン
化された化合物(■)がほぼ定量的に得られる。
用いられろ過酸は、化学式(Vll中Rユがフェニル基
、メタクロロフェニル基、バラニトロフェニル基、水素
原子、アルキル基又はトリフルオロメチル基であるいず
れかの過酸から選択されるが、特に、・ぐラニトロ過安
息香酸あるいはメタクロロ過安息香酸が好適である。又
、溶剤としては、メチレンクロリドあるいは、クロロホ
ルムが用いられるが、メチレンクロリドが好適である。
ホ)前記化合物(■)をアミンの存在下、5%−・ぐラ
ノウムー炭素を用いて、水素添加を行うと、室温で10
〜15分で、反応が完了し、保護基が除去され、ジヒド
ロベンゾフラン環が形成され、5−アセチル−6−ヒド
ロキシ−4−メトキ7−2−(1’−ヒドロキシ−1′
−メチルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾフランが
定量的に得られる。この反応は、アミンの存在が重要な
条件であり、アミンを用いずに水素団≦加を行うと、環
化反応は、著しく遅くなるばかりでなく、ベンゾフラン
誘導体の他に、分離困雌なベンゾビラン誘導体の生成が
伴い、反応を複雑にする。
使用するアミンとしては、トリエチルアミンが好適であ
り、ま・た、溶剤としては、酢酸エチノペエタノール、
メタノールなどが用いられるが、エタノールが好適であ
る。
以下に、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明は、これにより何ら制限されるものではない
実施例I H3CH3 5−アセチル−6−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−(
1’−ヒドロキシ−1′−メチルエチル)−2,3−ジ
ヒドロベンゾフラン532 my 、 無水酢r’&2
2.5 rn/!及びビリゾ72.5rnl!の混合溶
液を、−夜室温で楡拌した後、反応混合物を氷−飽和重
博水100m1中に圧加し、0℃で30分間攪拌した。
この混合物を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を順次
、水洗、飽和硫酸銅水溶液と漁とぅ、水洗、飽和食塩水
と振とう、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、溶剤留去
し、ノエチルエーテルでg HH晶することにょシ、無
色プリズム晶の、5−アセチル−6−7セチルオキシー
4−メトキン−2−(1′−ヒドロキシ−1′−メチル
エチル’) −2,3−ジヒドロベンゾフラン616m
7カ定骨的に得られた。
m、1)、 : 82〜84°C ’H−NMR: 1.22(3H,8)、 1.32 
(3H,s 1δ]Jpm(CDC73) 2.21 
(3H2S)+ 2.44 (3H,s) 。
3.26 (2H,a、 J=9H7,)、 3.88
(3,a、 s )、 11.6.3 (I H,t、
 J=9Hz)、 6.25 (I H,S )。
工Rv’4g”、 cm−’ : 3440.2980
.2928.1770.1670゜1.644. 16
08. 1582. 1470. 1444゜1412
、 1364. 1342. 1316. 1296゜
1258、]、]、98. 11.66、、 1128
. 1094゜1064、 1010. 97(1,9
62,946゜900.854,798゜ 実施例2 5−アセチル−6−アセチルオキシ−4−メトキ7−2
−(1’−ヒドロキシ−17−メチルエチル) −2,
3−ジヒドロベンゾフラン600mgのジメチルスルホ
キシド(9rtt8 ’)溶液に、無水酢1’)l 9
 +rtllを加え、室温で2日間攪拌した労、反応混
合物を50℃に加温しながら、減圧下(l mmHg)
、溶剤を留去した。得られた残留物を、酢酸エチルに溶
解し、この溶液を順次、飽和重情水、飽和食塩水と振と
り、無水減酸ナトリウムで乾燥、濾過、溶剤留去し、傅
られた残留巴吻をn−ヘキサンと酢酸エチルの混合溶剤
(n−へキサン。
酢酸エチル=21)を用いてシリカケ9ルカラムクロマ
トグラフイーにより精製すると、5−アセチル−6−ア
セチルオキシ−4−メトキシ−2−(、i′−メチルチ
オメトキシ−1′−メチルエチル) −2,3−ジヒド
ロベンゾフラン630mg(収率87.9’ly )が
得られた。
’H−NMR: 1.29(3H,e)、 1.32(
3H,S)。
δppm(CDCta) 2.13(3H,8)、2.
20(3H,s)。
2.44 (3H,S )、 3.31 (2H,d。
J=9H2)、 3.89 (3H,8)、 4.61
(2H,s )、 4’、72 (I H,t、 :r
=9Hz)、 6.24 (I H,8)。
MS m/z(%l : 368(M+、 10)、 
268(M)、 249(45)。
248 (15)、 233 (27)、 220 (
15)、 207(1(10)。
実Jfli 汐り3 H3 5−アセチル−6−アセチルオキシ−4−メトキシ−2
−(1’−メチルチオメトキ/i/’メチルエチル)−
2,3−ジヒドロベンゾフラン300mflを無水酢酸
エチル(2ntl! )に溶解した。
この溶液に、窒素気流下、金属す) IJウム65 m
9を加え、反応混合物を超音波で激しく攪拌しながら、
25〜35℃で2時間反応させた。反応終了後、少量の
メタノールを加え、借拌した後、反応混合物を0℃で希
塩酸を用いて注意深く中和した。次に、この反応混合物
を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を順次飽和重曹水
と振とり、水洗、飽和食塩水と振とう、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥、濾過、溶剤留去すると、5−(3’−オキ
シブチリル)−6−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−(
1’−メチルチオメトキシ−1′−メチルエチル) −
2,3−ジヒドロベンゾフランが黄色プリズム晶として
270■(収率90,0%)得られた。
黄色プリズム晶(再結晶溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチ
ル) 融点二85〜87°G Br よりν x 、2980.2916.2840.171
2.1626゜n− 1574、1474,1444,1422,1392゜
1370、1346.1292.1250.1186゜
1162、1138.1110.1,068.1060
゜1026、998.974.956.922.894
゜848、816゜ MS(m/z、%) : 368 (M”、 16%)
、 249 (41)、 233(17)、 217 
(12)、 207 (26)、 193(24)、 
191 (74)、61(100)。
次に5− (3’−オキシプチリル)−6−ヒドロキシ
−4−メトキシ−2−(1’−メチルチオメトキシ−1
′−メチルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾフラン
33.3mgのエタノール(0,5m6)溶液K 10
 %硫酸(1mg)を加えて1時間還流した。この反応
混液を室温に戻し、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層
を順次、飽和重曹水と振とり、水洗、飽和食塩水と振と
り、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、溶剤留去し、得
られた残留物を90%メタノールを用いてノーリット(
N0rit ;Wal(o )カラムを通過させた。溶
剤留去後、酢酸エチル−n−ヘキサ/混合溶剤より再結
晶すると、5−0−メチルビサミノールが無色プリズム
晶として14 my (収率53.4% )を得られた
IRWKBrCrn−” : 3452. 1656.
 1628. 16(18,1466゜aX 1430、1388.1364.1350.1324゜
1252、1232.1172.1156.1096゜
1082、954.834゜ ”H−NMR:1.24(3H,Ilり、 1.35(
3H,8)。
δppm(CDCt3) 2.27(3H,8)、3.
25(2H,d。
J=9H2)、 3.93 (3H,8)、 4.72
(I H,t、J=9H2)、5.98 (LH。
S)、6.52(IH,s)。
MSm/z IH: 290 (M+、 100 )、
 272 (20)、 257(10)。
232 (13)、 231 (59)、 213 (
69)。
次に、実施例1で用いる本製造方法の原料となる5−ア
セチル−6−ヒドロキシ−4−メトキン−2−(1’−
ヒドロキシ−17−メチルエチル) −2,3−ジヒド
ロベンゾフランの製造方法の具体例を示す。
例 1 H3 水素化ナトリウム743 mg(α)%NaH)と無水
テトラヒドロフラン5 mlの懸濁液に2.4.6− 
トリヒドロキシアセトフェノン3.129の無水テトラ
ヒドロフラン(10カtli )溶液を加え、得られた
混合物を室温で1時間攪拌した後、この混合物に、1〜
クロロ−3−メチル−2−ブテン1.95Pを攪拌しな
からゆっくシと加えた。この反応混合物を室温で24時
間攪拌した後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を順
次、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過、溶剤留去
し、得られた残留物をn−へキサンと酢酸エチルの混合
溶剤(n−ヘキサン:酢酸エチル−3:1)を用いてシ
リカケ8ルカラムクロマトグラフイーにより精製し、ベ
ンゼンから再結晶すると、2,4.6−トリヒドロキシ
ー3− (3’−メチル−27−ブテニル)アセトフェ
ノンが黄色プリズム晶として2.8 r (収率63.
9係)得られた。
融点=173〜174°C IR叱臂頁cm−” : 3424.3328.163
8.1602.1566゜1455、137(1,12
80,1234,1170゜1150、 ’1070.
816゜ 1H−NMR: 1.64(3H,s)、 1.73(
3H,s)。
δppm(cDc7.、) 2.60 (3H,s )
、 3.25 (2H,d。
J=7.5Hz)、 5.20 (l H,t、 J=
7.5Hz)、 5.90 (I H,B )。
MSm/z(%) : 236 (M”、89)、 2
21 (31)、 203 (6)。
193 (25)、 181 (Zoo )、 168
 (33)、 165(22)。
例 2 −27−プテニ5ル)アセトフェノン32と、炭酸カリ
ウム5.27fの混合物を無水ツメチルホルムアミド1
5m/?中で30分間室温で激しく攪拌した後、この反
応混合物に、ペンノルプロミド(3,3m6)のジメチ
ルホルムアミド(10tul)溶液を加え、室温でさら
に3時間激しく相伴した。この優反応混合物を酢酸エチ
ルで抽出し、得られた酢酸・ エチル層を順次、水洗、
飽和食塩水と振とう、無水硫酸ナトリウムで乾燥、f過
、溶剤留去し、得られた残留物をメタノールで再結晶す
ると、4.6−ノベノジルオキ/−2−ヒドロキシ−3
−(3’−メチル−27−ブテニル)アセトフェノン2
.207(収率41.6係)が得られた。
融点=116〜117°C 工RuKBrCm−” : 3172.2916.17
42. 1614.1590゜aX 1452、 142fi、1398. 1280. 1
258゜1202、 1174. 1152.1082
. 1008゜802゜ ”H−NMR: 1.67(6a、S)、2.55(3
H,s)。
δpI)m(CDC4) 3.32(2H,d、、T=
7.5Hz)、5.03(2H,Ill )、5.09
 (2H,[] )、5.22(I H,t、J=7.
5Hz)+ 6.04 (IH。
s)、7.’36(5H,s)、7.37(5H。
S )、 13.’91 (I H,S )。
MS m/z(el)): 416(M 、5)、36
1(2)、326(4)。
325 (13)、 283 (6)、 181 (3
)、91(100)。
例 3 4.6−ジペンジルオキシー2−ヒドロキシ−3−(3
’−メチル−27−ブテニル)アセトフェノン2.Ol
と炭酸カリウム2.82を無水アセト720 、、l中
、室温で30分間攪拌した。次に、ジメチル硫酸4.0
:11を加えて、4日間攪拌した後、水5 ntli、
アンモニア水5 mlを加え、室温で加分間攪拌し、エ
ーテル抽出した。エーテル層を順次、水洗、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥、溶剤留去し、得られた残留物をn−へ
キサンと酢酸エチルの混合溶剤(n−へキサノ:酢酸エ
チル=1o : i )を用いてシリカダルカラムクロ
マトグラフィーにより、精製すると、4,6−ジペンジ
ルオキシー2−メトキノ−3−(3’−メチル−2′−
ブテニル)アセトフェノンが無色油状物質として1.8
8fI(収率90.9% )得られた。
1H−NMR: 1.57(3H,B )、 1.58
(3H,S)。
δppm(cDc73) 2.40(3H,s)、3.
23(2H,d。
J=7.5Hz)、 3.64. (3H,s )。
4.92 (2H,B )、 4.93 (2I(、S
 )。
6.25(LH,S)、 7.25(5H,s)。
7.27 (5H,s )。
MS m/z(%) : 430 (M+、43)、 
340 (6)、 339 (12)。
297 (18)、 249 (1,2)、9]、(1
00)。
また、上式の反応を、別法で行った例を以下に示す。
水素化ナトリウム288■(604NaH)と無水テト
ラヒドロフラン1 trt(3の懸濁液に、4,6−ノ
ベンジルオキシー2−ヒドロキシ−3−(3’−メチル
−2′−ブテニル)アセトフェノン27の無水テトラヒ
ドロフラン(7ml)溶液を0℃で加乏、加分間扮拌し
た。この後徐々に室温に戻した債、ヨウ化メチル3罰を
加乏−夜室温で攪拌した。反応終了移、少量のメタノー
ルを加え、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を順次、水洗、飽和食塩水と振とう、無水硫酸ナト
リウムで乾燥、ろ過、溶剤留去し、得られた油状残留物
をn−ヘキサ/と酢酸エチルの混合溶剤(n−ヘキサン
:酢酸エチル−6:1)を用いてシリカダルカラムクロ
マトグラフィーによす精製すると、4,6−ジペンジル
オキシ=2−メトキシ−3−(3’−メチル−2′−ブ
テニル)アセトフェノンが無色油状物質として1.52
(収率72.6% )得られた。
例 4 C/ 4.6−ジペンジルオキシー2−メトキシ−3−(3′
−メチル−2′−ブテニル)アセトフェノン1.29F
をメチレンクロリド7 tnlに溶解し、この溶液に、
メタクロロ過安息香酸776.6m9のメチレンクロリ
ド(9m#)溶液を0℃で、攪拌しながら少しづつ加え
た。この反応混合物を00Gで、15分間攪拌し、更に
室温で15分間攪拌した。
この後、]0係チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え攪拌し
、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。
次に、酢酸エチル層を順次、飽和重曹水と振とり、水洗
、飽和食塩水と振とう、無水硫酸ナトリウムで乾燥、i
5過、溶剤留去すると、4,6−ジペンジルオキシー2
−メトキシ−3−’(3’−メチル−2’、 3’−エ
ポキシブチル)アセトフェノン1.37が雫−な無色油
状物質として得られた。
(収率97.2チ) 1H−NMR: 1−16(3H,8)、1.23(3
H,S)。
δppm(CDCt3) 2.42 (3H,S )、
 2.70〜2’、85(3H,m)、3.68(3H
,El)。
4.93 (3H,e )、 4..96 (2H,s
 )。
6.27 < I H,S)、 7= (5H,8)。
7.28 (5H,S )。
MS m/Zf%) :祠6 (Mj、 1.3)、 
376 (11)、 375 (4(,1)。
333 (1,5)、 285 (8)、91.(10
0’)。
例 5 H3 4,6−ジペンジルオキシー2−メトキシ−3−(3′
−メチル−2′、3′−エポキシブチル)アセトフェノ
ン96071gとトリエチルアミン0.42+a#のエ
タノール(31ml )混合溶液を、水素ガスを充分吸
収させた5チー・ぐラジウム−炭素とエタノール10祷
の懸濁液中に加え、この混合物を水素ガス中(常圧)、
室温で15分間攪拌した。この後、反応混合物を力」過
し、溶剤を留去すると、5−アセチル−6−ヒドロキシ
−4−メトキシ−2−(1’−ヒドロキシ−17−メチ
ルエチル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン590m9
が結晶として定量的に得られた。この物は、メタノール
で再結晶することによシ、無色プリズム品を与えた。
融点=128〜130°C K13r −1。
IRνmaXO1,35(18+ 2976、2932
+ 162L 1602゜1.582.1476、.1
460.1,424.1,366゜1330、1318
.1286.1252.1198゜1182、1148
.1106.1072.980゜948、868.82
6゜ ’H−NMR: 1.23 (3H,8)、 1.34
(3H,s)。
δpprn(cDct、) 2.60 (3H,e )
、 3.23 (2H,d。
J=911z)、 3.95 (3H,8)、 4.6
4(I H,t、 J=9)IZ)、、6.11 (I
 H。
e )、 13L80 (I H,’8 )、 1.5
0〜1.80 (I H,bs )。
bis m/z(%l : 266 (M 、58)、
 251 (2])’、 233 (45)。
208 (34)、 207 (52)、 193 (
ss)、 28(Zoo)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (])式、 で表わされる5 −(3’−オキソブチリル)−6−ヒ
    Fロキ/−4−メトキシ−2−(1’−メチルチオメト
    キシ−17−メチルエチル)−2,3−ジヒドロベンゾ
    フランに酸を作用させることを特徴とする式、 で辰わされる5−0−メチルビサミノールの製造方法。 (2)式、 H3 で表わされる5−アセチル−6−アセチルオキシー4−
    メトキン−2(17−メチルチオメトキン−1′−メチ
    ルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾフランに酢酸エ
    ステル及び塩基を反応させ、式、 CIも で表わされる5 −(3’−オキソブチリル)−6−ヒ
    ドロキシ−4−メトキシ−2−(x’−メチルチオメト
    キン−1′−メチルエチル)=2.3−ジヒドロベンゾ
    フランを得、これに酸を作用させることよシなる式、 で表わされる5−o−メチルビサミノールの少J造方法
    。 (3)式、 で表わされる5−アセチル−6−アセチルオキ/−4−
    メトキシ−2−(1’−ヒドロキシ−1′−メチルエチ
    ル) −:2.3−ジヒドロベンゾフランにジメチルス
    ルホキシド中、無水酢酸を作用させることにより、式、
     ′ H3 で表わされる5−アセチル−6−アセチルオキ7−4−
    メトキン−2−(1′−メチルテオメトキ/−17−メ
    チルエチル) −2,3−ジヒドロベンゾフランを得、
    これに酢酸エステル及び塩基を反応させて式、 で表わされる5 −(3’−オキシプチリル)=6−ヒ
    ドロキシ−4−メトキン−2−(1’−メチルチオメト
    キ/−17−メチルエチル2、3−ジヒドロベンゾフラ
    ンを得、更にこれに、酸を作用させることよりなる式、 H3 で表わされる5−o−メチルビサミノールの製造方法。 (・1) 式、 H3 で表わされる5−アセチル−6−ヒドロキシ−4−メト
    キシ−2 −’( 1’−ヒドロキシ−1′−メチルエ
    チル) − 2.3−ジヒドロベンゾフランの6位の水
    酸基をアセチル化することにより式、 H3 で表わされる5−アセチル−6−アセチルオキシ−4−
    メトキン−2 − ( 1’−ヒドロキシ=l”Jチル
    エチル) − 2.3−ジヒドロベンゾフランを得、こ
    れにジメチルスルホキノド中、無水酢酸を作用させるこ
    とにより、式、H3 で表わされる5−アセチル−6−アセチルオキシー4−
    メトキシ−2 − ( 1′−メチルチオメトキ/−1
    ′−メチルエチル) − 2.3−ジヒドロベンゾフラ
    ンを得、これに酢酸エステル及び塩基を反応させて、式
    、 で表わされる5−( 3’−オキシズチリル)−6−ヒ
    ドロキシ−4−メトキ/−2−(1’−メチルチオメト
    キン−1′−メチルエチル)−2、3−ジヒドロベンゾ
    フランを得、更にこれに酸を作用させることよシなる式
    、 で表わされる5−o−メチルビザミノールの製造方法。
JP58248004A 1983-12-28 1983-12-28 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法 Pending JPS60142989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58248004A JPS60142989A (ja) 1983-12-28 1983-12-28 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58248004A JPS60142989A (ja) 1983-12-28 1983-12-28 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60142989A true JPS60142989A (ja) 1985-07-29

Family

ID=17171755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58248004A Pending JPS60142989A (ja) 1983-12-28 1983-12-28 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60142989A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168625A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社ツムラ 4’−o−グルコシル−5−o−メチルビサミノールの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168625A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 株式会社ツムラ 4’−o−グルコシル−5−o−メチルビサミノールの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5684046A (en) Hydrogenated naphthalenes and related LTB4 antagonists
JPH03109384A (ja) (S)―4―ヒドロキシメチル―γ―ラクトンの製造方法
JP3351563B2 (ja) 3−ヒドロキシ酪酸誘導体の製造法
JPS60142989A (ja) 5−o−メチルビサミノ−ルの製造法
WO2007049813A1 (ja) ベンゾ[b]チオフェン誘導体およびその製造方法
JP3338854B2 (ja) 新しいアレノ〔e〕インドールの製造方法
JPH0129792B2 (ja)
JP3178046B2 (ja) (+)−エストロン誘導体の製造法
JPH03255081A (ja) dl―グリセオフルビン、dl―グリセオフルビン誘導体およびそれらの中間体の製造方法
JPH0463056B2 (ja)
JPS60116642A (ja) 2−モノ−置換メチル−5,5−ジメチル−シクロ−2−ヘキセノン誘導体
JPS61118380A (ja) 新規な1,4−ベンゾジオキサンおよび1,4−ベンゾジオキシン誘導体ならびにその製造法
JPS6219589A (ja) ハマウド−ルの製造方法
JP2001158774A (ja) 6−トリフルオロメチルニコチン酸類の製造方法
JP2986003B2 (ja) 2−アルキル−3−スチリルオキシランカルボン酸エステル及びその製法
JPS63216890A (ja) チユアンシンマイシン類縁体の製造方法
JPS6219579A (ja) 6−アセチル−3,7−ジヒドロキシ−5−メトキシ−2,2−ジメチルクロマンの製造方法
JP2869745B2 (ja) 光学活性ジクロルラクトン化合物及びその製造方法、並びにそれを用いた光学活性ジオール化合物の製造方法
JPH03128338A (ja) 光学活性なジオール化合物の製造法
JPH0331238A (ja) 光学活性な含フッ素安息香酸誘導体
JP3468211B2 (ja) (+)−エストロン誘導体
KR100985251B1 (ko) 디엘-무스콘의 신규 합성중간체 및 디-무스콘과 엘-무스콘의 분리 정제방법
JPS62111965A (ja) インド−ル誘導体
JPH08231469A (ja) シクロペンタンカルボン酸誘導体及びその製造法
FR2487338A1 (fr) Procede perfectionne de preparation du (methoxy-2 ethyl)-4 phenol