JPS6120613B2 - - Google Patents
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- JPS6120613B2 JPS6120613B2 JP12068679A JP12068679A JPS6120613B2 JP S6120613 B2 JPS6120613 B2 JP S6120613B2 JP 12068679 A JP12068679 A JP 12068679A JP 12068679 A JP12068679 A JP 12068679A JP S6120613 B2 JPS6120613 B2 JP S6120613B2
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- Japan
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- annealing
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- gas
- bell
- nitrogen
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- Expired
Links
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/663—Bell-type furnaces
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
本発明はフエライト系およびマルテンサイト系
ステンレス鋼板および鋼帯（以下鋼板帯と記す）
の製造における熱間圧延後のベル型焼鈍炉による
拡散焼鈍方法の改良に関する。 フエライト系およびマルテンサイト系ステンレ
ス鋼は通常、熱間圧延後ベル型焼鈍炉において拡
散焼鈍を施し、材質の軟化および金属組織の調整
を行なつて熱延鋼板帯または冷延鋼板帯の素材と
される。この素材は非常に厳しい表面品質が要求
され、この表面品質形成への要因として熱間圧延
後のベル型焼鈍炉による焼鈍（以下ベル焼鈍とい
う）時の雰囲気とスケールの除去方法が大きな役
割を演ずる。 スケール除去の方法としては一般に機械的処理
と化学的な処理を組み合せた方法が採用され、機
械的処理としてはシヨツトブラスト、スケールブ
レーカー等の使用があり、化学的処理としては弗
酸と硝酸の混酸による酸洗、または硫酸酸洗、あ
るいは電解酸洗およびその組合せである。 そして、これらの方法で、表面品質を阻害する
ことなく容易にスケール除去を行うために、ベル
焼鈍において除去の容易なスケールを得るため、
ベル焼鈍時のインナーカバー内雰囲気を水素、一
酸化炭素などの還元性ガスとバランスガスとして
窒素を含む保護ガスで焼鈍を行う方法がとられて
いる。そして可燃性ガスの危険性に対する考慮か
ら、焼鈍時ただちにインナーカバーを除去するこ
とができず、そのまま充分に冷却してから除去す
るか、インナーカバー内の保護ガスを窒素ガスで
置換してから除去することが行われている。 しかしインナーカバー内の雰囲気を可燃性ガス
の着火温度以下に冷却するには相当の時間を要し
ベル焼鈍の能率上から問題がある。また、インナ
ーカバー内雰囲気を窒素ガス置換する場合には吸
窒を起し、鋼板帯の表面の性質が劣化し、耐食
性、加工性の面から欠陥を生じる。しかも表面の
劣化は一様でなく、焼鈍後の酸洗において表面肌
があれて灰色を呈し、或いはむらや縞状の模様等
が生じ、これらを除くためベル焼鈍以後の何れか
の製造過程において、ベルトグラインダーによる
研摩を行う以外に除去する方法がない。 この様な表面欠陥の発生は、鋼板帯表面の吸窒
が表面にスケール下の合金層まで窒素が拡散した
場合に窒化物の形成、又はクロム貧化層を生成し
耐食性を低下させ、又、窒化物を形成しない場合
は表面の硬化が起るためであることは知られてい
たが、これに対して積極的な対策は行われていな
い。 本発明はこのような問題を解決するもので、本
発明によればフエライト系あるいはマルテンサイ
ト系ステンレス鋼の熱延後の鋼板帯のベル型焼鈍
炉による焼鈍において、インナーカバー内を可燃
性還元ガスを含む保護ガス雰囲気として焼鈍し、
焼鈍後のインナーカバーをAr等いわゆる不活性
気体で置換した後に、インナーカバーを開放する
焼鈍法が提供される。 本発明方法において使用される窒素以外の不活
性ガスはいわゆる不活性気体（希ガス）でAr、
He等であるが、実際にはもつぱらArが使用され
る。 本発明はベル焼鈍後の冷却過程において、水素
窒素を含むインナーカバー内保護ガス雰囲気によ
つて、生成したスケールを維持し、後工程でのス
ケール除去を容易にするものである。 次に本発明の実施例を示す。供試材には表−１
に示す成分のSUS430を用い、表−２に示す実施
例および比較例のベル焼鈍の焼鈍条件およびスケ
ール除去条件で行なつた。結果の評価はスケール
の除去状態の拡大鏡による観察によつて行なつ
た。吸窒部については供試材として用いた幅1000
mmの熱延コイルの長手方向に１m2ごとに確認し、
吸窒部の面積が５％を超える部分のコイル全長に
対するその長さの割合によつて示した。 表−３に本発明を実施後の熱延コイルのデスケ
ール状態、吸窒状況、を示すが本発明の効果は明
らかである。
ステンレス鋼板および鋼帯（以下鋼板帯と記す）
の製造における熱間圧延後のベル型焼鈍炉による
拡散焼鈍方法の改良に関する。 フエライト系およびマルテンサイト系ステンレ
ス鋼は通常、熱間圧延後ベル型焼鈍炉において拡
散焼鈍を施し、材質の軟化および金属組織の調整
を行なつて熱延鋼板帯または冷延鋼板帯の素材と
される。この素材は非常に厳しい表面品質が要求
され、この表面品質形成への要因として熱間圧延
後のベル型焼鈍炉による焼鈍（以下ベル焼鈍とい
う）時の雰囲気とスケールの除去方法が大きな役
割を演ずる。 スケール除去の方法としては一般に機械的処理
と化学的な処理を組み合せた方法が採用され、機
械的処理としてはシヨツトブラスト、スケールブ
レーカー等の使用があり、化学的処理としては弗
酸と硝酸の混酸による酸洗、または硫酸酸洗、あ
るいは電解酸洗およびその組合せである。 そして、これらの方法で、表面品質を阻害する
ことなく容易にスケール除去を行うために、ベル
焼鈍において除去の容易なスケールを得るため、
ベル焼鈍時のインナーカバー内雰囲気を水素、一
酸化炭素などの還元性ガスとバランスガスとして
窒素を含む保護ガスで焼鈍を行う方法がとられて
いる。そして可燃性ガスの危険性に対する考慮か
ら、焼鈍時ただちにインナーカバーを除去するこ
とができず、そのまま充分に冷却してから除去す
るか、インナーカバー内の保護ガスを窒素ガスで
置換してから除去することが行われている。 しかしインナーカバー内の雰囲気を可燃性ガス
の着火温度以下に冷却するには相当の時間を要し
ベル焼鈍の能率上から問題がある。また、インナ
ーカバー内雰囲気を窒素ガス置換する場合には吸
窒を起し、鋼板帯の表面の性質が劣化し、耐食
性、加工性の面から欠陥を生じる。しかも表面の
劣化は一様でなく、焼鈍後の酸洗において表面肌
があれて灰色を呈し、或いはむらや縞状の模様等
が生じ、これらを除くためベル焼鈍以後の何れか
の製造過程において、ベルトグラインダーによる
研摩を行う以外に除去する方法がない。 この様な表面欠陥の発生は、鋼板帯表面の吸窒
が表面にスケール下の合金層まで窒素が拡散した
場合に窒化物の形成、又はクロム貧化層を生成し
耐食性を低下させ、又、窒化物を形成しない場合
は表面の硬化が起るためであることは知られてい
たが、これに対して積極的な対策は行われていな
い。 本発明はこのような問題を解決するもので、本
発明によればフエライト系あるいはマルテンサイ
ト系ステンレス鋼の熱延後の鋼板帯のベル型焼鈍
炉による焼鈍において、インナーカバー内を可燃
性還元ガスを含む保護ガス雰囲気として焼鈍し、
焼鈍後のインナーカバーをAr等いわゆる不活性
気体で置換した後に、インナーカバーを開放する
焼鈍法が提供される。 本発明方法において使用される窒素以外の不活
性ガスはいわゆる不活性気体（希ガス）でAr、
He等であるが、実際にはもつぱらArが使用され
る。 本発明はベル焼鈍後の冷却過程において、水素
窒素を含むインナーカバー内保護ガス雰囲気によ
つて、生成したスケールを維持し、後工程でのス
ケール除去を容易にするものである。 次に本発明の実施例を示す。供試材には表−１
に示す成分のSUS430を用い、表−２に示す実施
例および比較例のベル焼鈍の焼鈍条件およびスケ
ール除去条件で行なつた。結果の評価はスケール
の除去状態の拡大鏡による観察によつて行なつ
た。吸窒部については供試材として用いた幅1000
mmの熱延コイルの長手方向に１m2ごとに確認し、
吸窒部の面積が５％を超える部分のコイル全長に
対するその長さの割合によつて示した。 表−３に本発明を実施後の熱延コイルのデスケ
ール状態、吸窒状況、を示すが本発明の効果は明
らかである。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
上の実施例はフエライト系ステンレス鋼に関す
るものであるが、本発明の方法が化学的性質を同
じくするマルテンサイト系ステンレス鋼にも適用
でき、同じ効果を奏することは実施例を待たず
に、当業者が認め得るところである。 以上述べたように本発明は従来法の欠点を改良
し生産性の向上、スケール除去の容易化、製品の
品質の向上によつて高価な不活性気体の使用は充
分に補償される。
るものであるが、本発明の方法が化学的性質を同
じくするマルテンサイト系ステンレス鋼にも適用
でき、同じ効果を奏することは実施例を待たず
に、当業者が認め得るところである。 以上述べたように本発明は従来法の欠点を改良
し生産性の向上、スケール除去の容易化、製品の
品質の向上によつて高価な不活性気体の使用は充
分に補償される。
Claims (1)
- １ フエライト系あるいはマルテンサイト系ステ
ンレス鋼の熱延後の鋼板および鋼帯のベル型焼鈍
炉による焼鈍において、インナーカバー内を可燃
性還元ガスを含む保護ガス雰囲気として焼鈍し、
焼鈍後インナーカバー内をいわゆる不活性気体
（希ガス）で置換した後にインナーカバーを開放
することを特徴とする焼鈍法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12068679A JPS5644724A (en) | 1979-09-21 | 1979-09-21 | Annealing method for steel sheet and hoop made of stainless steel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12068679A JPS5644724A (en) | 1979-09-21 | 1979-09-21 | Annealing method for steel sheet and hoop made of stainless steel |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5644724A JPS5644724A (en) | 1981-04-24 |
| JPS6120613B2 true JPS6120613B2 (ja) | 1986-05-23 |
Family
ID=14792435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12068679A Granted JPS5644724A (en) | 1979-09-21 | 1979-09-21 | Annealing method for steel sheet and hoop made of stainless steel |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5644724A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62166901U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT395321B (de) * | 1983-07-05 | 1992-11-25 | Ebner Ind Ofenbau | Verfahren zum abkuehlen von chargen in diskontinuierlich arbeitenden industrieoefen, insbesondere von stahldraht- oder - bandbunden in haubengluehoefen |
-
1979
- 1979-09-21 JP JP12068679A patent/JPS5644724A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62166901U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5644724A (en) | 1981-04-24 |
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