JPS6120580Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6120580Y2 JPS6120580Y2 JP1977144628U JP14462877U JPS6120580Y2 JP S6120580 Y2 JPS6120580 Y2 JP S6120580Y2 JP 1977144628 U JP1977144628 U JP 1977144628U JP 14462877 U JP14462877 U JP 14462877U JP S6120580 Y2 JPS6120580 Y2 JP S6120580Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sector
- opening
- closing lever
- closing
- sectors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカメラ用シヤツタの開閉機構に関する
もので、２枚１組のセクタを用い、アパーチユア
の中心に対して連続的にほぼ相似な開口形態を得
ようとする形式のシヤツタ（例えばプログラムシ
ヤツタ）に有効である。
もので、２枚１組のセクタを用い、アパーチユア
の中心に対して連続的にほぼ相似な開口形態を得
ようとする形式のシヤツタ（例えばプログラムシ
ヤツタ）に有効である。
従来、上記のような形式のシヤツタにおいては
１組のセクタの回転中心は共用され、セクタ開閉
レバーによつて、扇形に開閉される形式が用いら
れ、各々のセクタには、セクタ開閉レバーとの係
合溝を各々専用のカム溝を設けなければならず、
必然的に１組のセクタは各々専用となつていた。
１組のセクタの回転中心は共用され、セクタ開閉
レバーによつて、扇形に開閉される形式が用いら
れ、各々のセクタには、セクタ開閉レバーとの係
合溝を各々専用のカム溝を設けなければならず、
必然的に１組のセクタは各々専用となつていた。
また、カム溝は高度の寸法精度が要求され、部
品加工上の寸法管理等のコストも無視できないば
かりでなく、耐摩耗性にもとぼしく、安価でしか
もより高速化を要求されるカメラ用シヤツタの性
能向上に障害となつていた。
品加工上の寸法管理等のコストも無視できないば
かりでなく、耐摩耗性にもとぼしく、安価でしか
もより高速化を要求されるカメラ用シヤツタの性
能向上に障害となつていた。
本考案は、従来品の欠点を補うため、２枚１組
のセクタの各々の回転中心をアパーチユアに対し
て対称の位置に設け、セクタ開閉レバーの回動中
心は、各々のセクタ回転中心から等しい距離で、
しかも、アパーチユアの外側に設けてある。した
がつて、各々のセクタは、セクタ開閉レバーの
別々の部分で係合し、セクタとセクタ開閉レバー
との係合部分の移動距離は、極めて小さくするこ
とができ、しかも長溝は短い直線でよく、カム形
状にする必要がないので、加工上の寸法管理が簡
単になる。さらに、長溝に対する開閉作動力は、
ほぼ直角に近い範囲となるので耐摩耗性も向上す
る。なお、セクタにもう一つの長溝を設けること
により、２枚とも同一形状のものを使用できるの
で型治具、部品管理等でも極めて経済的であり、
耐久性が良く、高精度でしかも低価格のカメラ用
シヤツタを提供することができる。
のセクタの各々の回転中心をアパーチユアに対し
て対称の位置に設け、セクタ開閉レバーの回動中
心は、各々のセクタ回転中心から等しい距離で、
しかも、アパーチユアの外側に設けてある。した
がつて、各々のセクタは、セクタ開閉レバーの
別々の部分で係合し、セクタとセクタ開閉レバー
との係合部分の移動距離は、極めて小さくするこ
とができ、しかも長溝は短い直線でよく、カム形
状にする必要がないので、加工上の寸法管理が簡
単になる。さらに、長溝に対する開閉作動力は、
ほぼ直角に近い範囲となるので耐摩耗性も向上す
る。なお、セクタにもう一つの長溝を設けること
により、２枚とも同一形状のものを使用できるの
で型治具、部品管理等でも極めて経済的であり、
耐久性が良く、高精度でしかも低価格のカメラ用
シヤツタを提供することができる。
以下本考案の実施例について説明する。第１図
はセクタの閉鎖状態を示すものである。１はアパ
ーチユア１ａを有するシヤツタ基板であり、ピン
１ｂ，１ｃが植えられている。２は上記のピン１
ｂを回転中心とする一方のセクタであり、３は上
記のピン１ｃを回転中心とする他方のセクタであ
る、各々のセクタには、２ａ，２ｂおよび３ａ，
３ｂの長溝が設けられている。４は、シヤツタ基
板１上の軸１ｄを回動中心とするセクタ開閉レバ
ーで開閉レバーピン４ａ，４ｂが植られていて、
各々のセクタの長溝２ｂおよび３ａに係合してい
る、セクタ開閉レバー４上には、駆動ピン４ｃが
植えられていて、図示していないセクタ開閉駆動
機構と連結している。
はセクタの閉鎖状態を示すものである。１はアパ
ーチユア１ａを有するシヤツタ基板であり、ピン
１ｂ，１ｃが植えられている。２は上記のピン１
ｂを回転中心とする一方のセクタであり、３は上
記のピン１ｃを回転中心とする他方のセクタであ
る、各々のセクタには、２ａ，２ｂおよび３ａ，
３ｂの長溝が設けられている。４は、シヤツタ基
板１上の軸１ｄを回動中心とするセクタ開閉レバ
ーで開閉レバーピン４ａ，４ｂが植られていて、
各々のセクタの長溝２ｂおよび３ａに係合してい
る、セクタ開閉レバー４上には、駆動ピン４ｃが
植えられていて、図示していないセクタ開閉駆動
機構と連結している。
次に作動について説明する。第１図の状態から
セクタ開閉レバー４が左旋を開始すると、各々の
セクタ２，３は、それぞれピン１ｂ，１ｃを回転
中心として右旋しはじめる。さらにセクタ開閉レ
バー４が左旋すると各々のセクタ２，３はアパー
チユアを全開し、第２図の状態になる。第２図中
の番号は、第１図のそれと対応させてあるので説
明を省略する。次に第２図の状態からセクタ開閉
レバー４が右旋を開始すると、前述の説明の逆を
たどつてセクタ２，３はアパーチユアを閉鎖し、
第１図の状態に戻る。
セクタ開閉レバー４が左旋を開始すると、各々の
セクタ２，３は、それぞれピン１ｂ，１ｃを回転
中心として右旋しはじめる。さらにセクタ開閉レ
バー４が左旋すると各々のセクタ２，３はアパー
チユアを全開し、第２図の状態になる。第２図中
の番号は、第１図のそれと対応させてあるので説
明を省略する。次に第２図の状態からセクタ開閉
レバー４が右旋を開始すると、前述の説明の逆を
たどつてセクタ２，３はアパーチユアを閉鎖し、
第１図の状態に戻る。
そこで、セクタ２，３は、まつたく同一形状の
ものを180度回転させて使用したにすぎず、セク
タ２の状態では、長溝２ｂが開閉レバーピン４ａ
に係合しているが、セクタ３の位置で使用する場
合には、長溝２ａが開閉レバーピン４ｂに係合す
るようになるので、２枚のセクタ２，３は共通に
使用することができる。
ものを180度回転させて使用したにすぎず、セク
タ２の状態では、長溝２ｂが開閉レバーピン４ａ
に係合しているが、セクタ３の位置で使用する場
合には、長溝２ａが開閉レバーピン４ｂに係合す
るようになるので、２枚のセクタ２，３は共通に
使用することができる。
以上述べたように本考案によれば、セクタ開閉
レバーをアパーチユアの外側においてセクタの各
回動中心から等しい距離に枢支するとともに、こ
のセクタ開閉レバーをその回動中心から等しい距
離において両セクタと結合したので、セクタ開閉
レバーの形状及び枢支部における摩擦抵抗を可及
的に小さくなして、セクタ開閉機構の作動特性及
び耐久性を大巾に向上させることができるととも
に、セクタ及びセクタ開閉レバーと結合部との間
の距離と、セクタへの作用角を最大にすべく結合
部の位置を設定することができるため、各部材の
加工及び組付けに多小の誤差等があつても、セク
タ開口量への影響を可及的に小さくなしてセクタ
に正確な露出動作を行なわせることができる。
レバーをアパーチユアの外側においてセクタの各
回動中心から等しい距離に枢支するとともに、こ
のセクタ開閉レバーをその回動中心から等しい距
離において両セクタと結合したので、セクタ開閉
レバーの形状及び枢支部における摩擦抵抗を可及
的に小さくなして、セクタ開閉機構の作動特性及
び耐久性を大巾に向上させることができるととも
に、セクタ及びセクタ開閉レバーと結合部との間
の距離と、セクタへの作用角を最大にすべく結合
部の位置を設定することができるため、各部材の
加工及び組付けに多小の誤差等があつても、セク
タ開口量への影響を可及的に小さくなしてセクタ
に正確な露出動作を行なわせることができる。
第１図はセクタの閉鎖状態、第２図はセクタの
全開状態を示す。 １はシヤツタ基板、２，３はセクタ、４はセク
タ開閉レバー。
全開状態を示す。 １はシヤツタ基板、２，３はセクタ、４はセク
タ開閉レバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ １対のセクタをアパーチユアの中心に対して
点対称的に枢支するとともに、上記アパーチユ
アの外側において上記セクタの各回動中心から
等しい距離にセクタ開閉レバーを枢支し、上記
両セクタと上記セクタ開閉レバーを、該セクタ
開閉レバーの回動中心から等しい距離において
結合したことを特徴とするカメラ用シヤツタの
セクタ開閉機構。 ２ 上記各セクタに、自己のセクタ開閉レバーと
の結合部のほか、他方のセクタ上のセクタ開閉
レバーとの結合部を設けたことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用シ
ヤツタのセクタ開閉機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977144628U JPS6120580Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977144628U JPS6120580Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5470535U JPS5470535U (ja) | 1979-05-19 |
| JPS6120580Y2 true JPS6120580Y2 (ja) | 1986-06-20 |
Family
ID=29123426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977144628U Expired JPS6120580Y2 (ja) | 1977-10-28 | 1977-10-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6120580Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE203732C (ja) * | ||||
| US3421427A (en) * | 1965-03-11 | 1969-01-14 | Prontor Werk Gauthier Gmbh | Photographic camera diaphragm shutter |
| DE2032732A1 (de) * | 1970-07-02 | 1972-01-05 | Rollei Werke Franke Heidecke | Sektorenantrieb fotografischer Objektivverschlüsse |
-
1977
- 1977-10-28 JP JP1977144628U patent/JPS6120580Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE203732C (ja) * | ||||
| US3421427A (en) * | 1965-03-11 | 1969-01-14 | Prontor Werk Gauthier Gmbh | Photographic camera diaphragm shutter |
| DE2032732A1 (de) * | 1970-07-02 | 1972-01-05 | Rollei Werke Franke Heidecke | Sektorenantrieb fotografischer Objektivverschlüsse |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5470535U (ja) | 1979-05-19 |
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