JPS61204614A - 液晶表示器用基板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、液晶表示器用基板に関するものである。

［従来の技術］ 通常用いられている液晶表示器は、セグメント電極パタ
ーンが形成された基板とコモン電極パターンが形成され
た基板を、各々の電極が互いに対向するよう配置し、電
極パターンに合せて枠状に形成されたシール剤及び上下
電極端子の導通用導電ペーストを介して貼り合せた後、
液晶材を封入することによって得られる。

このような液晶セルを複数個同時に製作する場合には、
１枚の大型基板にセグメント電極パターンとコモン電極
パターンを交互に複数個形成するとともに、−力の基板
に導電ペーストを印刷し、他方の基板にシール剤を印刷
した後、この大型基板２枚を貼り合せて分割する方法が
とられている。

［発明が解決しようとする問題点］ 大型基板を分割して１個の液晶セルとして取り出した場
合、導電ペーストとシール剤がどちらの基板に印刷され
たものであったかが外観的に分らなくなる。このため、
製造工程上の不良が発生した場合、不良の発生部が導電
ペーストを印刷した側にあるのか、あるいはシール剤を
印刷した側にあるのかが分らず、不良の原因追求が大変
難しくなるという問題点があった。

本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、従
来の製造工程を特別に変えることなく、分割後の液晶セ
ルにおける導電ペースト及びシール剤の印刷側が容易に
判別できる液晶表示器用基板を提供することを目的とし
たものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上下の電極パターンを交互に形成した１枚の
大型基板において、導電ペースト及びシール剤を別々な
基板に印刷する際に、導電ペーストまたはシール剤のど
ちらかを１個のセル内において、左右非対称にかつ基板
全体で見た場合に同様な位置または形状となるように印
刷したものである。この場合、導電ペーストの位置を変
えた時には、シール剤の形状は特に変える必要はない、
またシール剤の形状を変えた時には、導電ペーストは通
常の位置に設けるだけでよい。

［作　用］ 導電ペーストとシール剤をそれぞれ別々の基板に前記手
段により印刷し、さらに２枚の基板の上下電極が対向す
るように貼り合せて分割すると、液晶セルには外観的に
次の様な相違が表われる。

すなわち、液晶セルをセグメント電極側から見た場合、
あらかじめ導電ペーストを印刷した側のセグメント基板
と、貼り合せによって導電ペーストが密着した側のセグ
メント電極では、それぞれの導電ペーストが正反対の位
置に表われる。同様に、・あらかじめシール剤を印刷し
た側のセグメント基板とそうでない側のセグメント基板
では。

シール剤の形状がそれぞれ異った形状で表われる。

［実施例］ 実施例１ 第１図（ａ）、　（ｂ）は、本発明の第１の実施例を示
す基板の平面図である０図に示すように、ガラス板から
成る基板ｌ及び基板２にセグメント電極パターン３とコ
モン電極バタ、−ン４を交互に形成し、この電極表面に
所定の配向処理を施す、そして、基板ｌには上下電極端
子の導通用導電ペースト５を、基板２にはシール剤７を
それぞれスクリーン印刷によって形成する。この時、基
板１には、本来の導電材としての役割を果す導通用導電
ペースト５以外にも検査用導電ペースト６を印刷する。

そしてこの２枚の基板を第２図に示すように、セグメン
ト電極パターン３とコモン電極４とが対向するように組
合せると、各々のセルが互い違いの状態で複数個同時に
形成される。ここで両基板を切断部９で切断することに
より、セグメント電極パターン３が設けられた上基板１
０と、コモン電極パターン４が設けられた下基板２０で
構成される空のセル容器（実施例では８個）が得られる
。このセル容器に液晶材を注入、封止して液晶セルが完
成する。

第３図（ａ）、　（ｂ）は、完成した液晶セルをセグメ
ント電極側（上基板ｌＯ側）から見た図である０図にお
いて明らかなように、導通用導電ペースト５と検査用導
電ペースト６が印刷された上基板１０側から見た場合（
ａ）と、シール剤７が印刷された上基板１０側から見た
場合（ｂ）では、検査用導電ペースト６の位置が異って
見えるので、導電ペーストあるいはシール剤を印刷した
のがどちら側の基板であったかを簡単に見分けることが
できる。

実施例２ 第４図（ａ）、　（ｂ）は１本発明の第２の実施例を示
す基板の平面図である。実施例１と同様に、基板ｌ及び
２に上下の電極パターンを交互に形成した後、配向処理
を施す、そして基板ｌにはシール剤７を、基板２には導
通用導電ペースト５をそれぞれスクリーン印刷によって
形成する。この時、基板ｌのシール剤７の形状に、第４
図（ａ）に示すように一箇所非対称部分８を設ける。こ
の非対称部分８は、一枚の基板上においてすべて同じ向
きとなるように印刷する。この２枚の基板を前記実施例
１と同様な工程により液晶セルとする。

第５図（ａ）、　（ｂ）は、完成した液晶セルをセグメ
ント電極側（上基板１０側）から見た図である０図にお
いて明らかなように、シール剤７が印刷された上基板１
０側から見た場合（ａ）と、導通用導電ペースト５が印
刷された上基板１０側から見た場合（ｂ）では、シール
剤７の非対称部分８が異った位置に見える。このため、
前記実施例１と同様に、導電ペーストあるいはシール剤
をどちら側の基板に印刷したかが簡単に見分けられる。

なお、上記実施例では、上下の電極パターンを一枚の大
型基板に交互に２列形成した場合を示したが、１列ある
いは３列以上形成させてもかまわない、また、検査用導
電ペーストおよびシール剤の位置、形状は、上記実施例
にとられれることなく任意に変えることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明においては大型基板を分割
して多数個取りした場合であっても、導電ペーストある
いはシール剤がどちら側の基板に印刷されていたかが簡
単に見分けられる。したがって、製造工程中に起きた不
良原因が、導電ペーストを印刷した側にあったのか、あ
るいはシール剤を印刷した側にあったかが容易に判断出
来、故障原因を解析する際に非常に有効な手掛かりを得
ることができる。

なお、本発明は従来からの導電ペースト及びシール剤の
印刷手段をそのまま利用しているため、製造工程を特別
に変えることなく上記効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、　（ｂ）は本発明の第１の実施例を示す
基板の平面図、第２図は基板の組み合せ状態を示す斜視
図、第３図（ａ）、　（ｂ）は第１の実施例において完
成した液晶セルをセグメント電極側から見た図、第４図
（ａ）、　（ｂ）は本発明の第２の実施例を示す基板の
平面図、第５図（ａ）、　（ｂ）は第２の実施例におい
て完成した液晶セルをセグメント電極側から見た図であ
る。 １．２・・・基板、３・・・セグメント電極パターン、
４・・・コモン電極パターン、 ５・・・導通用導電ペースト、 ６・・・検査用導電ペースト、７・・・シール剤、８・
・・非対称部分、９・・・切断部、ｌＯ・・・上基板、
２０・・・下基板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶表示器複数個分の表示電極パターンおよび共通電極
   パターンを交互に形成した大型基板において、導電ペー
   ストまたはシール剤を、１個のセル内において左右非対
   称にかつ基板全体で見た場合に同様な位置または形状に
   印刷したことを特徴とする液晶表示器用基板。