JPH03110518A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示装置、−特に非表示部分の面積を小
さくするようにした液晶表示装置の製造方法に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来、液晶表示装置ｌは例えば第４図に示すようにして
製造されている。

すなわち、表面にＩＴＯ等による透明電極３ａ（ガラス
基板３側のみ図示）を形成し、さらにその上からポリイ
ミド等の配向膜（図示せず）を形成した、フロント側及
びバック側となる二枚のガラス基板２及び３を重ね合わ
せて、これらのガラス基板２，３の間に一定の間隔を保
持しながら、該ガラス基板２．３の周縁部に沿ってメイ
ンシール剤４にて貼着することにより液晶セルを形成す
る０次いで、このメインシール剤４の切れ目による液晶
注入孔からガラス基板２．３の間の空間内へ、例えば真
空注入法により液晶５を充填する。

最後に、液晶注入孔を封止用接着剤により封止すること
によ−って液晶表示装置１が形成される。

ここで、ガラス基板３の内面に設けられた透明電極３ａ
は、所定の表示を与えるように、それぞれガラス基板３
の一側縁まで延びている複数のパターン３ｂを有してお
り、各パターン３ｂの外部に露出している端子電極３ｃ
に対して駆動電圧を印加するために、図示のようにビン
コネクタ６が嵌挿され、エポキシ樹脂７等で固定される
ことにより、各パターン３ｂが駆動電源に電気的に接続
されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のようにして形成される液晶セル１
においては、液晶表示装置を構成する一方のガラス基板
３のメインシール剤４より外側において、ビンコネクタ
６を接続するためのパターン３ｂの端子電極３Ｃが突出
して配設されることから、液晶表示装置１を正面から観
察した場合、上述のようにメインシール剤４の外方に比
較的面積の大きな非表示部が存在することとなる。

そのため、表示面積に比較して、全体の占める面積が大
きくなってしまうと共に、例えば複数の液晶表示装置１
を並べることにより大型の表示デイスプレィを構成する
ような場合に、上述した端子電極３Ｃの領域が存在する
ことにより、隣接する液晶表示装置を互いに密着させて
配列することができず、その間に間隙が生じて、表示品
質が低下し、この表示が見にくくなってしまうという問
題があった。

本発明は、以上の点に鑑み、端子電極が液晶表示装置の
周縁から外方に突出しないようにし、非表示部の面積を
小さくし得る液晶表示装置の製造方法を提供することを
目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明法は、互いに対向すべ
き内面に透明電極及び配向膜が順次形成された液晶セル
を構成すべき各ガラス基板に対して、一側のガラス基板
の内面に形成された透明電極のうちその一側縁にある端
子電極上に導電材を付着させ、また他側のガラス基板の
内面の周縁に沿って、上記一側のガラス基板の端子電極
に対応する各領域にて外縁に凹部を形成するように、メ
インシール剤を印刷し、次いで、上記各ガラス基板の内
面を対向させて重ね合わせてメインシール剤を硬化させ
、該ガラス基板及びメインシール剤により画成された空
間内に液晶を注入した後、上記一側縁にてメインシール
剤の外縁に沿って各ガラス基板、端子電極及び導電材を
切断することにより液晶表示装置を製造するようにした
。

〔作　用〕

この発明によれば、各ガラス基板を重ね合わせる際に、
一側のガラス基板の端子電極上に付着される導電材、例
えば導電ペーストまたはハンダペーストが、他側のガラ
ス基板のメインシール剤の外縁に形成された凹部内に進
入することになり、この領域にてメインシール剤の外縁
に沿って切断したとき、このメインシール剤の凹部内に
進入した導電材が液晶表示装置の側面に露出することに
なる。そのため、導電材が前記一側のガラス基板内面の
端子電極上に付着していることから、この導電材は該端
子電極に電気的に接続されていることにより端子電極と
して作用することになる。

したがって、本液晶表示装置の側面に露出している導電
材に対応する位置に適宜の電極パターンを形成した、例
えばフレキシブルプリント１仮等を、この液晶表示装置
の側面に当接させ、エポキシ樹脂等により固定すること
により、端子電極及び該端子電極に接続されたフレキシ
ブルプリント基板は、本液晶表示装置のメインシール剤
の外縁から殆ど突出するようなことがない。

その結果、メインシール剤の部分を除いては、非表示部
分が存在しないこととなり、複数の本液晶表示装置を並
べることにより大型の表示デイスプレィを構成するよう
な場合でも、隣接する液晶表示装置を互いに密着させて
配列することが可能となり、表示品質が高く、見易い表
示が得られることになる。

〔実施例〕

以下、図面に示した実施例に基づいて本発明法を説明す
る。

第１図において、液晶セル１１は、基本的にはフロント
側及びバック側となる二枚のガラス基板１２．１３の各
表面にＩＴＯ等による透明電極を形成し、さらにその上
からポリイミド等の配向膜を形成したうえで、このガラ
ス基板１２及び１３を重ね合わせて、該ガラス基板１２
．１３の間に一定の間隔を保持しながら、該ガラス基板
１２１３により構成されるべきセルの周縁に沿ってメイ
ンシール剤１４にて貼着する。次いで−、このメインシ
ール剤１４の切れ目による液晶注入孔からガラス基板１
２．１３の間の空間内へ、例えば真空注入法等により液
晶１５を充填する。最後に、上記液晶注入孔を封止用接
着剤により封止する。

こうして液晶セル１１が形成される。

ここで、ガラス基板１３の内面に設けられた透明電ｔＥ
ｊ１３ａは、所定の表示を与えるように、それぞれ複数
の適宜形状のパターン１３ｂを有しており、各パターン
１３ｂは、ガラス基板１３の一側縁、図示の場合、下縁
まで延びていて端子電極１３ｃを構成している。

次いで、この端子電極１３ｃの上に、導電ペーストまた
はハンダペースト等の導電材１６が付着せしめられる。

また、メインシール剤１４は、前取てガラス基板１２の
内面の周縁に沿って印刷等により塗布されており、前記
ガラス基板１３の端子電極１３ｃに対応する領域にて、
その外縁に凹部１４ａが形成されている。

ガラス基板１２．１３を重ね合わせる際に、ガラス基板
１３の端子電極１３ｃ上に付着せしめられた導電材１６
は、対向するガラス基板１２の内面周縁に沿って塗布さ
れたメインシール剤Ｉ４の凹部１４ａ内に進入する（第
１図参照）、このようにしてガラス基板１２．１３を重
ね合わせた状態から、第１図（Ａ）にて符号Ａで示す鎖
線に沿って、即ちメインシール剤１４の外縁に沿って、
またはその外縁よりわずかに内側で、ガラス基板１２．
１３及びメインシール剤１４．導電材１６を切断するこ
とにより、液晶表示装置１０が完成する。

本発明実施例は以上のように構成されており、液晶表示
装置１０は、メインシール剤１４の外縁に設けられた凹
部１４ａ内に進入した導電材１６が本液晶表示装置１０
の一側縁にて、外部に露出することになる。その際、導
電材１６が前記一側のガラス基板内面の端子電極１３ｃ
上に付着することから、この導電材１４は端子電極１３
ｃに電気的に接続されることにより端子電極として作用
する。

これを実装する場合には、第２図に示すように例えばフ
レキシブルプリント基板１７ａ等の表面に本液晶表示装
置１０の側面に露出している導電材１６に対応する位置
に適宜の電極パターン１７ｂを形成したコネクタ１７を
利用して、該電極パターン１７ｂに導電ペーストまたは
ハンダペースト等の導電材１８を印刷等により塗布して
、本液晶表示装置１０の上述した端子電極１３ｃが露出
している側面に対して当接せしめ、エポキシ樹脂１９等
により固定することにより、電気的な接続が完了する（
第３図（Ａ）及び（Ｂ）参照）。

〔発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、各ガラス基板を重
ね合わせる際に、一側のガラス基板の端子電極上に付着
された導電材、例えば導電ペーストまたはハンダペース
トが、他側のガラス基板のメインシール剤の外縁に形成
された凹部内に進入することになる。したがって、この
領域にてメインシール剤の外縁に沿って切断したとき、
メインシール剤の凹部内に進入した導電材が液晶表示装
置の側面に露出することになり、該導電材が前記一側の
ガラス基板内面の端子電極上に付着していることから、
該導電材は該端子電極に電気的に接続されることにより
端子電極として作用することができる。

そのため、液晶表示装置の側面に露出している導電材に
対応する位置に適宜の電極パターンを形成した、例えば
フレキシブルプリント基板等を、本液晶表示装置の側面
に当接させ、エポキシ樹脂等により固定すれば、端子電
極及び該端子電極に接続されたフレキシブルプリント基
板は液晶表示装置のメインシール剤の外縁から殆ど突出
するようなことがなく、従ってメインシール剤の部分を
除いては非表示部分が存在しないこととなる。

これにより、本液晶表示装置を複数個並べて大型の表示
デイスプレィを構成するような場合でも、隣接する液晶
表示装置を互いに密着させて配列することが可能となり
、表示品質が高く、見易い表示が得られることになる。

かくして本発明法によれば、端子電極が液晶表示装置の
周縁から外方に突出するようなことなく従って非表示部
の面積が殆どない、極めて優れた液晶表示装置が製造さ
れことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法により製造した液晶表示装置の一例を
示すもので、（Ａ）は上側のガラス基板を省略した概略
平面１１ｆｆｌ、　　（Ｂ）は概略横断面図、第２図は
第１図の液晶表示装置にフレキシブルプリント基板を取
り付ける工程を示す概略断面図、第３図（Ａ）はフレキ
シブルプリント基板を取り付けた状態の、第１図の液晶
表示装置における上側ガラス基板を省略した概略平面図
、（Ｂ）は概略断面図である。 第４図は従来法により製造した液晶表示装置の一例を示
すもので、（Ａ）は上側のガラス基板を省略した概略平
面図、（Ｂ）は概略断面図である。 １１・・・液晶表示装置；　　１２，１３・・・ガラス
基板：１３ａ・・・透明電極；　１３Ｃ・・・端子電極
；　１４・・・メインシール剤；　１５・・・液晶；　
　１６，１Ｂ・・・導電材；１７・・・コネクタ；　１
７ａ・・・フレキシブルプリント基＋Ｊｉ；１７ｂ・・
・電極パターン；　１９・・・エポキシ樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに対向すべき内面に順次透明電極及び配向膜
   が形成された液晶セルを構成すべき各ガラス基板に対し
   て、一側のガラス基板の内面に形成された透明電極のう
   ちその一側縁にある端子電極上に導電材を付着させ、ま
   た他側のガラス基板の内面の周縁に沿って、上記一側の
   ガラス基板の端子電極に対応する各領域にて外縁に凹部
   を形成するように、メインシール剤を印刷して、上記各
   ガラス基板の内面を対向させて重ね合わせてメインシー
   ル剤を硬化させ、該ガラス基板及びメインシール剤によ
   り画成された空間内に液晶を注入した後、上記一側縁に
   てメインシール剤の外縁に沿って各ガラス基板、端子電
   極及び導電材を切断することにより得ることを特徴とす
   る、液晶表示装置の製造方法。