JPS6120353Y2 - - Google Patents

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JPS6120353Y2
JPS6120353Y2 JP8527983U JP8527983U JPS6120353Y2 JP S6120353 Y2 JPS6120353 Y2 JP S6120353Y2 JP 8527983 U JP8527983 U JP 8527983U JP 8527983 U JP8527983 U JP 8527983U JP S6120353 Y2 JPS6120353 Y2 JP S6120353Y2
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JP
Japan
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rod
communication hole
shaped body
oil
hole
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JP8527983U
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JPS5951251U (ja
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Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、農用トラクターやコンバインなど
の移動農機に関する。
一般に移動農機におけるミツシヨンケースのブ
リーザーは、第3図のごとく、ミツシヨンケース
aの上壁部bに空気抜き孔dをもつたブリーザー
cを別途形成して取付けている。
しかしながら、斯くのごとくミツシヨンケース
aに別に形成するブリーザーcを取付けると、構
造が複雑になり、コスト高となる問題があつた
し、また、前記ブリーザーcは、ミツシヨンケー
スaの上壁部bに直接取付けており、ミツシヨン
ケースaの油面と比較的近接しているので、移動
農機の振動時などに前記ブリーザーcの空気抜き
孔dから油が吹出すことがあつたのである。
しかして、従来以上の如き問題に対処すべく変
速レバーを利用して該レバーにミツシヨンケース
を外部に連通させるブリーザー孔を設けたものが
提案された。
所が、この場合前記ブリーザー孔の下端部は前
記変速レバーの下端部、即ち、シフトフオークに
係合する係合先端部において、前記ブリーザー孔
の形成方向と同方向に直線状に開口させているた
め、ブリーザーを別に形成する場合に比較して構
造を簡単にできる反面、前記ブリーザー孔がミツ
シヨンケースの油面とより近接するし、またミツ
シヨンケースの内部に対し1ケ所のみで開口する
ことになり、従つて移動農機の振動時に前記ブリ
ーザー孔から油が吹出すだけでなく、前記シフト
フオークを支持するシフトフオークシヤフトに近
接して設けられる歯車の回転による油の跳ね上げ
で前記ブリーザー孔に油が浸入し、前記ブリーザ
ー孔を閉塞して、浸入した油が吹上げられたりす
る問題が生じ、前記した従来の問題点を根本的に
解決できなかつたのである。
本考案の目的は、変速レバーを利用して簡単な
構成で、ブリーザーを構成して余分なブリーザー
を不要にできながら、変速レバーの杆状体に設け
る流通孔を放射状に形成する複数の導入孔を介し
てミツシヨンケース内に開口させることにより移
動農機の振動時は勿論、歯車の回転による油の跳
上げがあつても、油による流通孔の閉塞及び前記
流通孔を介しての油の吹出しを確実に防止でき、
しかも、変速レバーの把持部を把持した状態で
も、前記流通孔の上端部が塞がれることがなく、
その上、前記流通孔の上端部から該流通孔内に雨
水、泥土、塵埃等が浸入したり詰つたりするのを
防止できるようにする点にある。
また、本考案の構成は、潤滑油を装填したミツ
シヨンにおける前記潤滑油の油面高さから上方に
離れた高位に変速レバーを設けた移動農機であつ
て、前記変速レバーを、杆状体と把持部及び該把
持部と杆状体とを連結する連結管とにより構成す
る一方、前記杆状体に、その長さ方向に延びる流
通孔を形成して、該流通孔の下端部を、放射状に
形成する複数の導入孔を介してミツシヨンケース
内に開口させると共に、前記把持部よりも下方に
位置する前記杆状体と連結管との間に隙間を形成
して、前記流通孔の上端部を前記隙間を介して外
部に連通させるべく成したことを特徴とするもの
で、前記変速レバーの杆状体に形成する流通孔
を、放射状に形成する複数の導入孔を介してミツ
シヨンケース内に開口したことにより、油による
閉塞及び油の吹出しを確実に防止できると共に、
前記連結管と杆状体との間に流通孔上端部と外部
とを連通する隙間を設けて、前記把持部を把持し
た状態でも前記流通孔が塞がれることがなく、か
つ、前記隙間より流通孔内に雨水、泥土、塵埃等
が浸入したり、詰つたりするのを防止できるよう
にしたのである。
以下本考案の実施例を第1,2図に基づいて説
明する。先ず第1図は移動農機の縦形式トランス
ミツシヨンを示し、該図において1はミツシヨン
ケースで、該ケース1の上部には原動軸2が挿通
支持され、この原動軸2のミツシヨンケース側方
には伝動プーリ3が挿嵌されて、該プーリ3から
クラツチ機構4を介して原動軸2に回動動力を伝
達すべく構成されている。また前記原動軸2上に
おけるミツシヨンケース1の他側方には、後記す
る油圧ブレーキ装置に圧力油を供給する油圧ポン
プ5と、パワーシフト用の油圧ポンプ6とが夫々
軸架されて、原動軸2の回転により各ポンプ5,
6を回転駆動すべくされている。
また前記ミツシヨンケース1内における原動軸
2上には、2個の変速ギヤー7,7を挿嵌され、
この各ギヤー7は変速レバー8に連動するシフト
フオーク9,9により左右動させるようになつて
いる。
更に前記ミツシヨンケース1内には、前記原動
軸2に連結する複数のギヤー及びクラツチ機構を
備えた複数の中間軸10及び油圧ブレーキ装置1
1並びに車輪駆動軸12,12が夫々内装され
て、前記変速レバー8の操作に伴なうシフト体
9,9による各変速ギヤー7,7の左右動によ
り、原動軸2から各車輪駆動軸12,12に至る
回転動力を高速から低速に数段階にわたつて変速
すべく構成されている。
尚、変速レバーミツシヨンケース1内には、そ
の略々中間高さにまで潤滑油が装填されている。
しかして前記ミツシヨンケース1の上壁一部に
は、開口部13が開設されて、該開口部13に上
方に延びる円錐筒状の保持カバー14が取付けら
れ、この保持カバー14に前述した変速レバー8
が駒体15を介して前後左右動自在に保持されて
いる。図中16は前記変速レバー8を挿通させた
状態で保持カバー14の上部に取付けたゴムなど
の弾性カバーである。
前記の変速レバー8は、前記シフト体9の上部
に挿嵌して該シフト体9を操作する杆状体17
と、把持部18及び該把持部18と杆状体17と
をボルト19を介して連結する連結管20により
構成されている。
しかして本考案は以上の構成において、変速レ
バー8における杆状体17の軸芯部にその上端か
ら略々中間部に至る流通孔21を形成し、この流
通孔21の下端部を杆状体17に放射状に形成し
た複数の導入孔21a……を介して前記保持カバ
ー14内即ちミツシヨンケース1内に開口させる
と共に、前記杆状体17と連結管20との間に隙
間22を形成して前記流通孔21の上端部を前記
杆状体17と連結管20との隙間22を介して外
部に連通させるべく構成したのである。
従つて、前記流通孔21の下端部は、放射状に
形成した複数の導入孔21a……を介してミツシ
ヨンケース1内に開口させたから、たとえ前記変
速ギヤー7,7の回転で油が跳上げられ、この油
が導入孔21a……に達するようなことがあつて
も、前記導入孔21a……のすべてに油が浸入す
るようなことはなく、1部の導入孔21aを介し
て前記流通孔21は、ミツシヨンケース1の内部
と外部とに開口した状態を維持できるのである。
しかして、前記流通孔21が閉塞されることは
なく、浸入した油が外部に吹出すことも未然に防
止できるのである。
また、前記流通孔21の上端部は、前記把持部
18よりも下方に位置する前記連通管20と杆状
体17との間に形成した隙間22を介して外部に
開口させたから、前記変速レバー8の把持部18
を把持した状態でも、前記隙間22つまり流通孔
21の上端部が塞がれることがなく、その上、前
記隙間22は微小であり、かつ、下向きに開口す
ることから該隙間22より前記流通孔21内に雨
水、泥土、塵埃等が浸入したり、詰つたりするの
を防止できるのである。
以上のごとく本考案は、前記変速レバーを、杆
状体と把持部及び該把持部と杆状体とを連結する
連結管とにより構成する一方、前記杆状体に、そ
の長さ方向に延びる流通孔を形成して、該流通孔
の下端部を、放射状に形成する複数の導入孔を介
してミツシヨンケース内に開口させると共に、前
記把持部よりも下方に位置する前記杆状体と連結
管との間に隙間を形成して、前記流通孔の上端部
を前記隙間を介して外部に連通させるべく成した
ことにより、変速レバーを利用して簡単な構成
で、ブリーザーを構成して余分なブリーザーを不
要にできながら、移動農機の振動時は勿論、歯車
の回転による油の跳上げがあつても、放射状に形
成する複数の導入孔により油による流通孔の閉塞
及び前記流通孔を介しての油の吹出しを確実に防
止でき、しかも、前記流通孔の上端部を前記把持
部よりも下方に位置する前記連結管と杆状体との
間に設けた隙間を介して外部に開口させたから、
前記把持部を把持した状態でも前記流通孔が塞が
れることがなく、その上、前記隙間より流通孔内
に雨水、泥土、塵埃等が浸入したり、詰つたりす
るのを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る移動農機のトランスミツ
シヨン部分を示す一部切欠図、第2図は同要部の
拡大断面図、第3図は従来のミツシヨンケースを
示す斜視図である。 1……ミツシヨンケース、8……変速レバー、
17……杆状体、18……把持部、20……連通
管、21……流通孔、21a……導入孔、22…
…隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 潤滑油を装填したミツシヨンにおける前記潤滑
    油の油面高さから上方に離れた高位に変速レバー
    8を設けた移動農機であつて、前記変速レバー8
    を、杆状体17と把持部18及び該把持部18と
    杆状体17とを連結する連結管20とにより構成
    する一方、前記杆状体17に、その長さ方向に延
    びる流通孔21を形成して、該流通孔21の下端
    部を、放射状に形成する複数の導入孔21aを介
    してミツシヨンケース1内に開口させると共に、
    前記把持部18よりも下方に位置する前記杆状体
    17と連結管20との間に隙間22を形成して、
    前記流通孔21の上端部を前記隙間22を介して
    外部に連通させるべく成したことを特徴とする移
    動農機。
JP8527983U 1983-06-04 1983-06-04 移動農機 Granted JPS5951251U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8527983U JPS5951251U (ja) 1983-06-04 1983-06-04 移動農機

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JP8527983U JPS5951251U (ja) 1983-06-04 1983-06-04 移動農機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5951251U JPS5951251U (ja) 1984-04-04
JPS6120353Y2 true JPS6120353Y2 (ja) 1986-06-19

Family

ID=30215247

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JP8527983U Granted JPS5951251U (ja) 1983-06-04 1983-06-04 移動農機

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JPS5951251U (ja) 1984-04-04

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