JP2897273B2 - トランスミッションのブリーザ装置 - Google Patents

トランスミッションのブリーザ装置

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JP2897273B2 JP22126989A JP22126989A JP2897273B2 JP 2897273 B2 JP2897273 B2 JP 2897273B2 JP 22126989 A JP22126989 A JP 22126989A JP 22126989 A JP22126989 A JP 22126989A JP 2897273 B2 JP2897273 B2 JP 2897273B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はトランスミッションのブリーザ装置に係
り、特にトランスミッション内のエア抜きを行い、トラ
ンスミッションの内外部の圧力差を調整するトランスミ
ッションのブリーザ装置に関する。
[従来の技術] トランスミッションのブリーザ装置は、一般に、トラ
ンスミッションケース内に形成したブリーザ室と、この
ブリーザ室とトランスミッションケース外部とを連通す
る孔部と、孔部を閉塞する開閉可能なブリーザプラグと
からなり、前記トランスミッション内のエア抜きを行っ
てトランスミッションの内外部の圧力差を調整してい
る。
前記ブリーザ装置としては、実公昭63−42216号公報
に開示されるものがある。この広報に開示される変速機
のブリーザ装置は、変速機を貫通するとともに外端が変
速レバーに連結された変速用ロッドを設け、変速用ロッ
ドの内端に回転及び軸方向動作可能に制御ロッドを連結
し、制御ロッド内部に軸方向の空間と変速機ケース内と
を連通させる通路を設け、前記空間を上部において変速
機ケース外部に開放させ、変速機構の制御ロッドの内部
をブリーザ装置の一部として利用し、スペースの有効利
用を図っている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来のトランスミッションのブリーザ装置
においては、トランスミッションケース内のエア抜きを
行う際には、エアとともにトランスミッションオイルが
流出するのを防止すべく、オイル流出阻止用堰をトラン
スミッションケースの内周面に形成する必要がある。
また、トランスミッションケース内に専用のブリーザ
室を一体的に形成し、このブリーザ室からエア抜きを行
うものもある。
しかし、前記トランスミッションケース内に堰やブリ
ーザ室を一体的に形成することにより、トランスミッシ
ョンケースの構成が複雑となり、製作が困難となって製
作コストが大となるとともに、トランスミッションケー
スが大型化し、エンジンルーム内のスペースの有効利用
が図れないという不都合がある。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するため
に、トランスミッションのトランスミッションケースに
このトランスミッションケースから水平方向に延出する
デフケースを設け、トランスミッションケースにデフケ
ースを連絡させてトランスミッションケースに対するデ
フケースの支持剛性を高めるべくケース外部の上下2箇
所を夫々接続する水平面上において略三角形状の第1、
第2補強リーブを設け、上部の第1補強リブ内には、一
端のトランスミッションケース側が閉塞され他端のデフ
ケース側がデフケース内に連絡するブリーザ通路を設け
たことにより、第1、第2補強リブによってトランスミ
ッションケースに対するデフケースの支持剛性を向上し
得るとともに、上部の第1補強リブ内のブリーザ通路に
よってデフケース内のエア抜きを行うことができ、しか
も構成が複雑化せず、製作が容易でコストを低廉とし得
るトランスミッションのブリーザ装置を実現するにあ
る。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、トランスミッ
ション内のエア抜きを行いトランスミッションの内外部
の圧力差を調整するトランスミッションのブリーザ装置
において、前記トランスミッションのトランスミッショ
ンケースにこのトランスミッションケースから水平方向
に延出するデフケースを設け、トランスミッションケー
スにデフケースを連絡させてトランスミッションケース
に対するデフケースの支持剛性を高めるべくケース外部
の上下2箇所を夫々接続する水平面上において略三角形
状の第1、第2補強リブを設け、上部の第1補強リブ内
には一端のトランスミッションケース側が閉塞され他端
のデフケース側が前記デフケース内に連絡するブリーザ
通路を設けたことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、トランスミッション
ケースにデフケースの支持剛性を高めるべくケース外部
を接続する第1、第2補強リブによってトランスミッシ
ョンケースに対するデフケースの支持剛性を向上すると
ともに、上部の第1補強リブ内のブリーザ通路によって
デフケース内のエア抜きを行い、しかもコストを低廉と
している。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜5図はこの発明の実施例を示すものである。第
3図において、2は車両用トランスミッション、4は例
えば減速・前輪用差動機である。
前記トランスミッション2は、図示しない内燃機関か
らの駆動力を入力する入力軸6と、この入力軸6の回転
力を前記差動機4に伝達させるカウンタ軸8とを有し、
前記入力軸6とカウンタ軸8とには、図示しない変速用
歯車群とスリーブ群とが夫々固着されている。
また、前記トランスミッション2のトランスミッショ
ンケース10に、このトランスミッションケース10から水
平方向(第3図の下方向)に延出する前記差動機4のデ
フケース12を設け、トランスミッションケース10にデフ
ケース12を連絡させてトランスミッションケース10に対
するデフケース12に支持剛性を高めるべく、ケース外部
の上下2箇所を夫々接続する水平面上において略三角形
状の第1、第2補強リブ14−1、14−2を設ける。
つまり、第1、第2補強リブ14−1、14−2は、第1
図に示す如く、前記トランスミッションケース10の上部
と下部との2箇所に設けられ、上部の第1補強リブ14−
1と下部の第2補強リブ14−2との2個からなる。
そして、上部の第1補強リブ14−1内に、一端のトラ
ンスミッションケース10側が閉塞され他端のデフケース
12側がデフケース12内に連絡するブリーザ通路16を設け
る。つまり、ブリーザ通路16の一端はトランスミッショ
ンケース10に接続され、トランスミッションケース10に
より閉塞されている。
また、前記第1補強リブ14−1の上部には、第1、2
図に示す如く、前記ブリーザ通路16と第1補強リブ14−
1の外部とを連絡する孔部18を穿設し、この孔部18に前
記トランスミッションケース10の内外部の圧力差を所望
の状態に調整するブリーザキャップ20を装着する。
次に作用について説明する。
前記ブリーザキャップ20は、前記トランスミッション
ケース10内のトランスミッションオイルを流出させるこ
となく、ブリーザ通路16内に流入するエアのみを確実に
トランスミッションケース10外部に抜き、トランスミッ
ションケース10の内外部の圧力差を所望の状態に調整し
ている。
これにより、前記第1、第2補強リブ14−1、14−2
によってトランスミッションケース10に対するデフケー
ス12の支持剛性を向上させることができ、実用上有利で
ある。
また、前記第1補強リブ14−1内のブリーザ通路16に
連結するブリーザキャップ20によってデフケース12内の
エア抜きを行うことにより、トランスミッションケース
10やデフケース12と別途にブリーザ装置を配設する必要
がなく、トランスミッションケース10が大型化せず、エ
ンジンルーム内のスペースを有効利用できるとともに、
構成が複雑化せず、製作が容易で、コストを低廉するこ
とができ、経済的に有利である。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、トランス
ミッションのトランスミッションケースにこのトランス
ミッションケースから水平方向に延出するデフケースを
設け、トランスミッションケースにデフケースを連絡さ
せてトランスミッションケースに対するデフケースの支
持剛性を高めるべくケース外部の上下2箇所を夫々接続
する水平面上において略三角形状の第1、第2補強リブ
を設け、上部の第1補強リブ内には一端のトランスミッ
ションケース側が閉塞され他端のデフケース側がデフケ
ース内に連絡するブリーザ通路を設けたので、第1、第
2補強リブによってトランスミッションケースに対する
デフケースの支持剛性を向上させることができ、実用上
有利である。また、前記上部の第1補強リブ内のブリー
ザ通路によってデフケース内のエア抜きを行うことによ
り、トランスミッションケースやデフケースと別途にブ
リーザ装置を配設する必要がなく、エンジンルーム内の
スペースを有効利用し得るとともに、構成が複雑化せ
ず、製作が容易で、コストを低廉とし得て、経済的に有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図はトラン
スミッションの左側面図、第2図はブリーザキャップの
拡大断面図、第3図はトランスミッションの要部切欠き
平面図、第4図はトランスミッションの平面図、第5図
はトランスミッションケースの平面図である。 図において、2は車両用トランスミッション、4は減速
・前輪用差動機、6は入力軸、8はカウンタ軸、10はト
ランスミッションケース、12はデフケース、14−1は第
1補強リブ、14−2は第2補強リブ、16はブリーザ通
路、18は孔部、20はブリーザキャップである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスミッション内のエア抜きを行いト
    ランスミッションの内外部の圧力差を調整するトランス
    ミッションのブリーザ装置において、前記トランスミッ
    ションのトランスミッションケースにこのトランスミッ
    ションケースから水平方向に延出するデフケースを設
    け、トランスミッションケースにデフケースを連絡させ
    てトランスミッションケースに対するデフケースの支持
    剛性を高めるべくケース外部の上下2箇所を夫々接続す
    る水平面上において略三角形状の第1、第2補強リブを
    設け、上部の第1補強リブ内には一端のトランスミッシ
    ョンケース側が閉塞され他端のデフケース側が前記デフ
    ケース内に連結するブリーザ通路を設けたことを特徴と
    するトランスミッションのブリーザ装置。
JP22126989A 1989-08-28 1989-08-28 トランスミッションのブリーザ装置 Expired - Lifetime JP2897273B2 (ja)

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KR20030073349A (ko) * 2002-03-11 2003-09-19 현대자동차주식회사 차량용 변속기
KR20040048184A (ko) * 2002-12-02 2004-06-07 현대자동차주식회사 자동차용 변속기의 에어브리드 장착구조

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