JPH0613028Y2 - パワ−ステアリング - Google Patents

パワ−ステアリング

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JPH0613028Y2
JPH0613028Y2 JP1987128978U JP12897887U JPH0613028Y2 JP H0613028 Y2 JPH0613028 Y2 JP H0613028Y2 JP 1987128978 U JP1987128978 U JP 1987128978U JP 12897887 U JP12897887 U JP 12897887U JP H0613028 Y2 JPH0613028 Y2 JP H0613028Y2
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JP
Japan
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steering
gear box
hydraulic cylinder
power steering
steering gear
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JP1987128978U
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JPS6433471U (ja
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敏夫 中尾
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、農用トラクター等の走行車両に適用されるパワ
ーステアリングに関するものである。
(従来の技術) 従来のトラクターのパワーステアリングにあっては油圧
シリンダーが機枠の下方で水平に取付けられ、この油圧
シリンダーで駆動されるベルクランクがアクスルケース
上に配置されている。(実開昭62−103774号公
報、実開昭61−152576号公報参照) (考案が解決しようとする問題点) 以上のものによれば、油圧シリンダーが機枠の下方に水
平に装置され、油圧シリンダーで駆動されるタイロッド
のあるベルクランクがアクスルケースの上にあるので地
上から機枠までのクリアランスを広くとると車高が高く
なるという難点がある。
したがって本案の技術的課題は地上から機枠までのクリ
アランスを広くとることができるものでありながら、車
高が高くならないパワーステアリングをうることを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 以上のような技術的課題を解決する本案の技術的手段
は、前車軸ケースの中央部の前方にステアリングギヤボ
ックスを設けると共に該ステアリングギヤボックスの前
方に油圧シリンダーを後下がりに配設し、油圧シリンダ
ーの前支点とギヤボックスをほぼ同一高さに配設したこ
とを特徴とするパワーステアリングである。
(考案の効果) 本案のものによれば前車軸ケースの前方にステアリング
ギヤボックスを設けると共にステアリングギヤボックス
の前方に油圧シリンダーを配置し、油圧シリンダーを後
下がりに配置して油圧シリンダーの前支点とギヤボック
スをほぼ同一高さに配置したものであるから、ステアリ
ングギヤボックスやベルクランクと前車軸ケースとが重
ならず、車高が高くならないのみならず、油圧シリンダ
ーを後下がりにして、その前支点とステアリングギヤボ
ックスをほぼ同一高さにしたので地上から機枠までのク
リアランスを広くとることができてパワーステアリング
に泥が付着することが少なく深い圃場でも走行できる。
又ステアリングギヤボックスを前車軸ケースの中央前方
に配置してあるので、パワーステアリング機構は横巾を
とらず機枠前方内に納めることができて機枠外にはみ出
るものはなく、したがって外部の障害物と接触する恐れ
がなく、破損や油もれ防止に役立つ。更に、油圧シリン
ダーが後下がり傾斜となっているので圃場走行時付着し
た泥は油圧シリンダーに沿ってすべり落ち、油圧シリン
ダーに泥が付着するということがない。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
まず、トラクターの概要について第9図をもとにして説
明すると、前後車輪(1)(2)を具えた機体の前方に
は、エンジン部をカバーするボンネット(3)があり、
ボンネット(3)の後方にダッシュボード(4)があ
る。
(5)はダッシュボード(4)に設けられたステアリン
グホイル、すなわち、操向ハンドルである。
ダッシュボード(4)の右側には、アクセル操作レバー
(6)が配設されている。
座席(7)の下方には、作業機を昇降せしめる油圧シリ
ンダーケース(8)があり、側方に副変速レバー(9)
と耕耘変速レバー(10)がある。
(11)は、クラッチペダル、(12)は油圧シリンダーで昇降
せしめられる三点リンク機構をそれぞれ示す。
動力は、エンジンからクラッチハウジング(14)内のクラ
ッチを介して、ミッションケース(13)内の伝動系統を経
て後車輪(2)に伝達される。
以上のようなパワーステアリングにあっては実開昭62
−10377号公報、実開昭61−152576号公報
にみられる如く油圧シリンダーが機枠の下方で水平に取
付けられ、この油圧シリンダーで駆動されるベルクラン
クがアクスルケース上に配置されているので、地上から
機枠までのクリアランスを広くとると車高が高くなると
いう欠点がある。
本案は、以上のような操向装置の改良であるすなわち、
前車軸ケースの中央部の前方にステアリングギヤボック
スを設けると共に、ステアリングギヤボックスの前方に
油圧シリンダーを後下がりに配設し、油圧シリンダーの
前支点とステアリングギヤボックスをほぼ同一の高さに
配置して地上から機枠までのクリアランスを広くとるこ
とができるものであるから車高が高くならないようにし
たものである。
第1図において、ステアリングホイル(5)は、第一操
向軸(22)に取付けられ、接手(24)を介して第二操向軸(2
3)に取付けられ、接手(24)で第一操向軸(22)は折曲げ自
在である。
第二操向軸(23)は、ステアリングギヤボックス(25)の第
5、6図に示す中央ギヤ(26)に取付けられている。
ステアリングギヤボックス(25)の出力軸(27)には、第2
図に示すベルクランク(28)が取付けられており、ベルク
ランク(28)の一方のアーム(28a)に左右のタイロッド(1
9)(19′)が取付けられており、このタイロッド(19)(1
9′)から、ナックルアーム(20)を介して、前車輪(1)
が操向される。
そして、クランク(28)の他方のアーム(28b)には、油圧
シリンダー(29)のピストンロッド(30)が取付けられてい
る。
ステアリングギヤボックス(25)の側部には、バルブ(31)
があり、このバルブ(31)の、第5図に示す切替えピン(3
2)が、ステアリングギヤボックス(25)内のリングギヤ(3
3)に取付けられている。
リングギヤ(33)と前記した中央ギヤ(26)との間に、2つ
の中間ギヤ(34)(34)がある。
したがって、操向ハンドル(5)の操作で、軸(23)が回
動せしめられると、中央ギヤ(26)から中間ギヤ(34)を介
してリングギヤ(33)が減速されて回動し、切替えピン(3
2)を前後せしめるので、バルブ(31)が切り替えられて、
油圧シリンダー(29)内への油圧経路が切替えられ、それ
にしたがって、ベルクランク(28)が揺動し、タイロッド
(19)(19′)とナックルアーム(20)(20)を介して、前車輪
(1)を操向するのである。
ステアリングギヤボックス(25)のギヤ(26)(34)の下方に
は、更に第二段の中央ギヤ(35)とこれに噛合する中間ギ
ヤ(36)(36)がある。
手動の場合、ピン(37)をリングギヤ(33)のピン孔(38)に
差し込むことにより、リングギヤ(33)を固定とし、切替
えピン(32)を不作動とすることに行われる。
以上のものによれば、ステアリングギヤボックス(25)
に、ステアリング装置をすべてダイレクトに連動連結し
たものであるから、構造が簡潔になり、更に油圧シリン
ダー(29)を前車軸ケース(フロントアクスルケース)の
前方に配置してあり、更にステアリングギヤボックス(2
5)も結果的にフロントアクスルケースの前方となるの
で、操向ハンドル(5)を機体前方に配置することがで
きる。
また、以上のようなステアリングギヤボックス(25)内に
設けられたリングギヤ(33)外周に、バルブ切替えピン(3
2)を取付け、操向ハンドルすなわち、ステアリングホイ
ル(5)を左右に切ることにより、パワーステアリング
バルブ(31)を切替えるように構成したパワーステアリン
グシステムにおいて、リングギヤ(33)外周に凹部(39)を
設け、この凹部(39)に植付クラッチレバーと連動させた
規制ピン(40)を出入することによって、パワーステアリ
ングを「入」「切」に変更、またはステアリングの油圧
の流量の変更調節等による(手動ステアリングの補助動
作をするための)アシスト量の変更が可能である(第8
図参照)。
そこで、植付クラッチレバーを「入」位置にすると、そ
れに連結したワイヤーがたるみ、規制ピンがリングギヤ
(33)に入り、バルブ切替えピン(32)の動きが規制され、
パワーステアリングが効かなくなる。
これによれば、規制ピン(40)を植付クラッチレバーと連
動したため、植付作業中(直進時)にはパワーステアリ
ングが効かないか、又はアシスト量が少なくなるため、
直進操作性が向上し、植付作業中、パワーステアリング
が効かないため、省エネとなる。
また、規制ピン(40)を主変速レバーに連動連結すると、
例えば、主変速レバーを移動走行中ファースト(F
からセカンド(F)に入ば、連結したワイヤがたる
み、規制ピン(40)がリングギヤに入り、これによってバ
ルブ切替ピン(32)の動きが規制されて、パワーステアリ
ングが効かなくなる。
したがって、路上走行時、パワーステアリングを切にす
ることができるので、急ハンドルによる転倒等の事故が
なくなり、安全性が向上する。
更に又、昇降リンクに規制ピン(40)につながったワイヤ
ーを連結し、植付部を降ろした時のみワイヤーがたるむ
ようにすると、規制ピン(40)がリングギヤー(33)に入
り、バルブ切替えピン(32)の動きが規制され、パワース
テアリングが効かなくなる。
したがって、昇降リンクと規制ピン(40)とを連動させる
ことにより、植付時、植付部を下げたときは、常にパワ
ーステアリングが効かず、直進操作性が向上するのみな
らず、作業中にパワーステアリングが効かず、省エネと
なる。
以上何れにしても本案のものは前車軸ケース(21)の
中央部の前方にステアリングギヤボックス(25)を設
けると共にステアリングギヤボックス(25)の前方に
油圧シリンダー(29)を後下がりに配設し、油圧シリ
ンダー(29)の前支点とステアリングギヤボックス
(25)をほぼ同一高さに配設したものでステアリング
ギヤボックス(25)やベルクランク(28)と前車軸
ケース(21)とが上下に重ならず、又油圧シリンダー
(29)の前支点をギヤボックス(25)とほぼ同一高
さに配設されているので、地上から機枠までのクリアラ
ンスが広くとれるものでありながら車高が高くならな
い。
しかも、前車軸ケース(21)の中央部前方にステアリ
ングギヤボックスが配置されてパワーステアリング機構
が横巾をとらず機構前方内に納めることができるという
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案パワーステアリングを装着した走行車両
の概略正面図 第2図は、同上平面図と油圧装置の説明図 第3図は、同上前面図 第4図は、シリンダーとベルクランクの動作説明図 第5図は、ステアリングギヤボックスの断面図 第6、7図は同上A−A、B−B断面図 第8図は、別の実施例におけるギヤボックスの断面図 第9図は、トラクターの全体図 (1)(2)……前後車輪 (5)……ステアリングホイル (23)……操向軸 (25)……ステアリングギヤボックス (28)……ベルクランク (19)(19′)……タイロッド (29)……油圧シリンダー (31)……バルブ (32)……切替えピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前車軸ケースの中央部の前方にステアリン
    グギヤボックスを設けると共に該ステアリングギヤボッ
    クスの前方に油圧シリンダーを後下がりに配設し、油圧
    シリンダーの前支点とギヤボックスをほぼ同一高さに配
    設したことを特徴とするパワーステアリング。
JP1987128978U 1987-08-25 1987-08-25 パワ−ステアリング Expired - Lifetime JPH0613028Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987128978U JPH0613028Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25 パワ−ステアリング

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987128978U JPH0613028Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25 パワ−ステアリング

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JPS6433471U JPS6433471U (ja) 1989-03-01
JPH0613028Y2 true JPH0613028Y2 (ja) 1994-04-06

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ID=31382820

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987128978U Expired - Lifetime JPH0613028Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25 パワ−ステアリング

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181277A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Iseki & Co Ltd トラクタの前車輪取付装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248292Y2 (ja) * 1985-03-13 1990-12-18
JPS62103774U (ja) * 1985-12-20 1987-07-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181277A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Iseki & Co Ltd トラクタの前車輪取付装置

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JPS6433471U (ja) 1989-03-01

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