JPS61203034A - 現金処理装置の紙幣補充方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、現金処理装置への紙幣補充方式に係り、特に
支払専用ボックスへの機械による補充を行うのに好適な
紙幣補充方式に関する。

〔発明の背景〕

従来の装置は、特開昭５８−３６４７４号公報に記載の
ように、自動預金支払機を全て循環式としていた。しか
し、強いて循環させる必要のない金種もあるため、これ
も循環させると、装置の小形化および低価格化に支障を
来たすが、これに対する配慮がなかった。また、支払専
用ボックスの併用は容易に類推できるが、循環式とした
時と同様に、機械による補充を可能とすることは容易で
はなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、現金処理装置に於ける支払専用ボック
スへの紙幣の補充を、手詰めに依らず、装置自体で行い
、しかも、寸法も小さく、原価も低い支払専用ボックス
を使用できる補充方式により、現金処理装置の小形化、
低価格化を実現することにある。

〔発明の概要〕

支払専用ボックスへの補充を手詰めに依らず現金処理装
置自体で行うためには、支払専用ボックスは、紙幣を搬
送路へ放出するだめの繰り出し機構と、搬送路上の紙幣
を支払用ボックスに入れるだめの装填機構が必要となる
。

支払専用ボックスの方式として、装填時は、最初に入っ
た紙幣から、放出時順次繰り出す方式と、装填時、最初
に入った紙幣から、放出時逆順序で放出する方式がある
。前者は、支払専用ボックスへの紙幣投入面と、支払専
用ボックスから紙幣を放出面が異なるため、装置の搬送
路を複雑にするか、または、支払専用ボックスの装置に
於ける位置が固定化し、いずれにしても、装置のコンパ
クト化、低価格化に支障を与える。

それに対して後者は、紙幣投入面と放出面が同一なため
、紙幣搬送路に対する制約、及び支払用ボックスの位置
の制約が少く、装置のコンパクト化、及び低価格比が計
れる。

そこで、本発明では、後者の方式での支払専用ボックス
を対象とする。

しかし、この方式の支払専用ボックスの場合、一旦支払
動作を行うと、ボックスから紙幣を繰り出す機構に、残
りの紙幣が引き込まれる。例えば、第２図の支払専用ボ
ックスの場合、ローラ２−１とローラ２−２に紙幣がは
さまった状態となる。このため、この状態で、補充を行
えば、引き込まれた紙幣の上に補充用の紙幣が上積みさ
れ、補充後には、支払動作ができなく々るＯ そこで、この問題を機構の変更・追加に依らず、補充動
作を、次に述べる方式で行うことにより、解決する。

即ち、補充する時は、現金処理装置に投入された補充用
紙幣を鑑別し、支払専用ボックスに収納可能な分を一時
スタッカに貯え、他は支払口へ放出する。その後、支払
用ボックスに存在する全紙幣を一時スタッカに移動し、
支払専用ボックスを空にする。支払専用ボックスが空と
・　３　・ なれば支払専用ボックスへの紙幣装填が可能となるので
、一時スタッカに貯えた補充用の紙幣と、支払専用ボッ
クスに残っていた紙幣を、支払専用ボックスに移動する
。以上の処理手順により、簡易々支払用ボックスへの補
充が可能となる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を、第１図、第２図により説明
する。本実施例の現金処理装置は、紙幣投入口１．５千
円支払ボックス２、千円一時スタッカ３、千円リサイク
ルボックス４、万円一時スタッカ５万円リサイクルボッ
クス６、金庫一時スタッカ７、金庫８、鑑別器９、紙幣
支払口１０、搬送ベルト１１により構成される。

本装置に於いて、５千円支払ボックス２が、支払専用ボ
ックスである。また、その構造を第２図に示す。５千円
支払ボックス２に、紙幣を補充する時は、紙幣投入口１
に補充する５千円券を投入し、搬送ベルト１１により、
投入紙幣を鑑別器９を通過させ、紙幣の鑑別・計数を行
い・　４　・ ５千円の正券・表券のみ金庫一時スタッカ７にスタック
する。この後、金庫一時スタッカ７にスタックされた枚
数と、５千円支払ボックス２にある紙幣枚数の和が、５
千円支払ボックスの容量（１５０枚）以上であれば、補
充不能と判定し、金庫一時スタッカ７の全紙幣を、紙幣
支払口１０に返却する。また、５千円支払ボックス容量
以下の時は、５千円支払ボックス２の全紙幣を一担金庫
一時スタッカ７に移動し、５千円支払ボックス２を空と
する。その後、金庫一時スタッカ７の全紙幣を５千円支
払ボックス２に移動し、補充を終了する。

以上の方法で、５千円支払ボックスの補充を行うことに
より、５千円支払ボックス２を、千円リサイクルボック
ス４・万円リサイクルボックス６の様に、一時スタッカ
を頭に持ち、支払を下から行う構造とする必要がなく、
寸法の大幅縮少・原価の大幅低減が可能となる。また、
５千円支払ボックス２の機構が、千円一時スタッカ５・
万円一時スタッカ５とほぼ同一と々るので、５千円支払
ボックスそのものの設計も容易となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、現金処理装置の支払専用ボックスへの
機械による補充を、寸法が小さく、低原価の支払専用ボ
ックスで実現するできるので、現金処理装置の高機能化
・小形化・低価格化に効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の現金処理装置の構成図、第
２図は同じく構造説明図である。 １　・紙幣投入口 ２・　・５千円支払ボックス ７　　・金庫一時スタッカ ９　　＠別器 １０・・　紙幣支払口 １１・・・搬送ベルト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、紙幣を装置内に入れるための投入口と、紙幣を一時
   的に貯える一時スタッカと、支払い紙幣を貯える支払ボ
   ックスと、紙幣を装置外に出すための支払口と、投入さ
   れた紙幣を鑑別する紙幣鑑別器と、該投入口、該一時ス
   タッカ、該支払ボックス、該支払口、該紙幣計数器の間
   の紙幣搬送を行う搬送ベルトより成る現金処理装置にお
   いて、該投入口より投入された紙幣を、該紙幣鑑別器で
   鑑別し該支払ボックスに収納可能な紙幣を該一時スタッ
   カに貯え、他は該支払口に放出し、その後該支払ボック
   スの紙幣を該一時スタッカに移動し該支払ボックスを空
   とした後、該一時スタッカの紙幣を該支払ボックスに収
   納することを特徴とする、現金処理装置の紙幣補充方式
   。