JPS61202654A - 魚体の腎臓除去装置 - Google Patents

魚体の腎臓除去装置

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Publication number
JPS61202654A
JPS61202654A JP4568085A JP4568085A JPS61202654A JP S61202654 A JPS61202654 A JP S61202654A JP 4568085 A JP4568085 A JP 4568085A JP 4568085 A JP4568085 A JP 4568085A JP S61202654 A JPS61202654 A JP S61202654A
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JP
Japan
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fish
lever
kidney
regardless
abdominal cavity
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Pending
Application number
JP4568085A
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English (en)
Inventor
丸山 実
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Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61202654A publication Critical patent/JPS61202654A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セミドレス裁割され、腎臓以外の内臓が腹腔
内から除去され且つ腎臓の表皮が切断された開腹状態の
魚体、特に鮭、部類の腎臓を腹腔内を損傷することなく
除去するとともに上記魚体の腹腔内を洗浄する腎臓除去
装置に関するもので、本発明の魚体の腎臓除去装置は、
特に、魚体の大小に関係なく、魚体を搬送装置に自動的
に供給し、該魚体を搬送しながら自動的に連続処理して
セミドレス製品を得る装置に組み込むことが適している
〔従来の技術〕
鮭、鱒等の魚体をその喉元から肛門に亘って開腹し内臓
を除去したセミドレス製品は、保存性、加工性に優れ利
用分野が多い。而して、その製造に用いる装置としては
、特公昭56−9086号公報に記載のセミドレス裁割
装置や、特公昭5〇−30552号公報に記載の腎臓除
去装置がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報に記載の装置は、何れも、セミ
ドレス製品の製造工程の一部を、人手によらずに自動的
に実施するためのものであり、大半の工程は人手により
行われている。
また、上記公報に記載の腎臓除去装置は、腎臓表皮の切
断された魚体の腎臓を自動的に除去し、且つ自動的に腹
腔内を洗浄するものであるが、背骨の立ち上がる肛門近
傍の除去し難い腎臓を除去し難く、無理にこの部分の腎
臓を除去しようとすると、装置の一部が肛門近傍の腹腔
内に係止され搬送中の魚体を損傷させる問題があり、魚
体の大小に拘わらず腎臓を除去する能力が必ずしも充分
ではないことと相俟ち、セミドレス製品の製造工程の総
てを実質上人手によらずに自動的に実施する装置には組
み込み難い。又、この腎臓除去装置は、洗浄水の吐出圧
力を種々制御する必要があり、操作が面倒である等の問
題もあった。
従って、本発明の目的は、魚体を損傷することなく腎臓
の除去及び腹腔内の洗浄を容易に行うことができ、セミ
ドレス製品の製造工程の自動化に寄与し得る腎臓除去装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、セミドレス裁割され、腎臓以外の内臓が腹腔
内から除去され且つ腎臓の表皮が切断された開腹状態の
魚体の腎臓を腹腔内を損傷することなく除去するととも
に上記魚体の腹腔内を洗浄する装置であって、送水路を
育する杆体と、該杆体の下端部に設けたノズル部と、該
ノズル部の背面に設けた腎臓除去プレートとを具備し、
上記ノズル部は、上記送水路に連通ずる複数個のノズル
孔を有し、表面が凸曲面形状に膨出しており且つノズル
孔を膨出部の表面に開口させてあり、また上記腎lll
1除去プレートは、可撓性材料で上記ノズル部の下端よ
りも下方に位置させてあることを特徴とする魚体の腎臓
除去装置を提供することによって上記の目的を達成した
ものである。
〔実施例〕
以下、本発明の魚体の腎臓除去装置を魚体の自動処理装
置に適用した場合の一実施例について図面に基づき説明
する。
第1図は、魚体の大小に関係なく、魚体を搬送装置に自
動的に供給し、該魚体を搬送しながら自動的に連続処理
してセミドレス製品を得る自動処理装置の概要を示す側
面図であって、同図において、A、Aは開腹状態で搬送
中の魚体の本発明の腎臓除去装置、Bは魚体の供給位置
決め装置、Cは供給された魚体の搬送装置、Dは搬送中
の魚体のセミドレス裁割装置、Eは毎ミドレス裁割され
た搬送中の魚体の開腹装置、Fは開腹状態で搬送中の魚
体の内臓切断装置、Gは開腹状態で搬送中の魚体の内臓
除去装置、Hは開腹状態で搬送中の魚体の腎臓表皮切断
装置で、上記搬送装置Cは、自動処理装置の左右方向に
亘って配設してあり、又上記供給位置決め装置B、上記
セミドレス裁割装置D、上記内臓切断装置F、上記内臓
除去装置G、上記腎臓表皮切断装置H及び上記腎mwt
、去装置A、 Aは、上記搬送装置Cの上方の所定位置
にその始端(第1図上、右端)側から終端(第1図上、
左端) (Illに向けて順次配設してあり、又上記開
腹装置Eは、上記セミドレス裁割りと上記内臓切断装置
Fとの間から上記搬送装置Cの終端に亘って上記搬送装
置Cの上方に配設しである。
而して、本発明の上記腎臓除去装置Aは、後述の如くセ
ミドレス裁割され、腎臓以外の内臓が腹腔内から除去さ
れ且つ腎臓(メフン)の表皮が切断された開腹状態の魚
体の腎臓を腹腔内を損傷することな(除去するとともに
上記魚体のiI腔内を洗浄するもので、第21!I及び
第3図にその詳細を示す如く、腎臓除去兼洗浄用杆状体
上下動用の回動レバー1aの先端に、腎臓除去兼洗浄用
杆状体2aをその下部を付勢力に抗して前記搬送装置C
の搬送方向に回動可能に設けて構成しである。
上記回動レバー1aは、カムレバー11aを介しカム1
2aに連動して軸13aを中心に回動し、その回動によ
り、腎m除去兼洗浄用杆状体2aの先端を魚体の開腹部
の上方から魚体の喉元近傍の背骨LX(第20図)に向
けて下降させ、この下降状態を維持させて魚体の搬送に
より喉元から肛門に亘り背骨’l xの上方に存する腎
臓2x(第20図)を腎臓除去兼洗浄用杆状体2aによ
り除去し且つ腹腔内を洗浄し終えた後上昇させるように
なしである。Wち、この回動レバー1aの下降及び上昇
は、カム12aの形状及び回転速度等を工夫することに
より間歇的に行うようになしてあり、この回動に伴い、
腎臓除去兼洗浄用杆状体2aは、後述の如く魚体の大小
に拘わらず喉元が所定位置に位置決めされて腹部を上向
きにして頭部方向に搬送中の腎臓表皮の切断された開腹
状態の魚体の喉元の位置にタイミングを合わせてその先
端が魚体の大小に拘わらず開腹部の上方から喉元の腎臓
2x向けて瞬間的に下降し、魚体の搬送により肛門まで
の腎m2xが魚体の大小に拘わらず除去されるまでこの
下降状態を維持し、その後上昇するようになしである。
尚、腎臓除去兼洗浄用杆状体2aの先端を魚体の大小に
拘わらず喉元から肛門に亘る背骨1xに到達させるため
には、カム12aのカム溝を深(且つ巾広く形成し、且
つ回動レバーl、1の先端が下方に回動するようにカム
レバーllaを第2図に示す如くその両側に設けたスプ
リング14a、14aにより付勢し、カム溝内でカムレ
バー11aの先端が遊んだ状態においてスプリング14
a、14aの付勢力により腎臓除去兼洗浄用杆状体2a
の先端を背骨lxに長時間且つ確実に圧接させるように
すれば良い、このようにすれば、スプリング14a、1
4aの付勢力を調整することにより、魚体の大小に拘わ
らず、腎臓除去兼洗浄用杆状体2aの適切な下降圧を得
ることもできる。
又、上記腎臓除去兼洗浄用杆状体2aは、送水路31a
を有する杆体3aと、杆体3aの下端部に設けたノズル
部4aと、ノズル部4aの背面に設けた腎臓除去プレー
ト5aとから構成しである。
上記杆体3aは、上記回動レバー1aの先端に上述の如
くその下部を前記の搬送装置Bの搬送方向に向けて付勢
力に抗し傾斜可能に設けてあり、その送水路31aはホ
ース32aを介し洗浄水圧送ポンプ(図示せず)に連通
しである。又、上記ノズル部4aは、腹腔内からの脱出
が容易且つ円滑になされるように表面が凸曲面形状に膨
出しており、このノズル部4aには、送水路31aに連
通ずる複数個のノズル孔41a、41a、・・・を膨出
部の表面に縦一列に開口させて設けである。
又、上記腎臓除去プレー+−Saは、腹腔壁を損傷させ
ないように可撓性材料で形成してあり、抑えプレート5
4aによりノズル部4aの背面側の平坦部に固定しであ
る。そして、腎臓除去プレート5aの下端は、腎11i
2xの掻き取りに適した形状となしてあり、且つノズル
部4aの下端よりも下方に位置させである。そして、こ
のように構成された腎臓除去兼洗浄用杆状体2aによれ
ば、上記回動レバー1aが下方への回動状態で上述の如
く維持されていることにより、前記搬送装置Cの魚体の
搬送に従って魚体の喉元から肛門に向けその腎臓2xを
腹腔内を損傷することなく腎臓除去プレー)5aで掻き
取り、同時に腹腔内をノズル孔418%41a、  ・
・・から噴射される高圧洗浄水により腹腔内を損傷する
ことなく洗浄することができる。そして、腎臓除去兼洗
浄用杆状体2aは、魚体の大きさに拘わらず回動レバー
1aの上昇前に、搬送中の魚体の肛門近傍の腹須によっ
てスプリング52aに抗して更に傾斜し、特に背骨1x
の立ち上がる凹凸の大きな肛門近傍の除去し難い腎臓を
もノズル部4aの凸曲面形状の膨出部の案内作用により
腎臓除去プレート5aで除去しながら開腹部から円滑に
抜は出すことができる。
尚、上記腎臓除去装置は2つ設けであるが、その数に制
限がないことは云う迄もない。
次に、本発明の腎臓除去装置Aとともに前記自動処理装
置を構成する前記装置B−Hについて詳述すると、先ず
、前記供給位置決め装置Bは、第4図〜第7図にその詳
細を示す如く、供給路(シュート)lbから腹部を上方
に向は且つ頭部を前方に向けて供給される魚体Xを、一
旦停止してその喉元を魚体の大小に拘わらず所定位置に
位置決めしてから搬送装置Cに供給するもので、魚体X
の両側腹部に圧接し該魚体の膣中に応じて拡狭する一対
のガイドレバー2b、2bを供給路1bの先端部に設け
ると共に、搬送装置Cへの供給方向に回動可能な魚体頭
部先端受板3bを一端に有するス)7プレパー4bを、
魚体頭部先端受板3bを供給路lbの先端部前方に配し
て回動可能に設け、ガイドレバー2b、2bと魚体頭部
先端受板3bとを位置指示レバー5bにより連繋し、ガ
イドレバー2b、2bの拡動及び駆動に応じてそれぞれ
魚体頭部先端受板3bを搬送装置Cへの供給方向及びそ
の反対方向に回動位置させるように構成しである。
上記供給位置決め装置Bについて更に詳述すると、第4
図及び第5図に示す如く、上記ガイドレバー2b、2b
の上部には相互に噛み合うギア21b、21bを固着し
てあり、又これらのギア21b、21bの中心部はフレ
ームYに回動自在に軸支してあり、更に一方のガイドレ
バー2bの上端部はその外側のフレームYとの間に連結
したスプリング22bにより外側に付勢しであるため、
ガイドレバー2b、2bは、第5図に実線及び想像線で
示す如く、ギア21b、21bの中心部を中心に同時に
拡狭し、且つそれぞれの下部に固着したガイド板23b
、23bの間に魚体が供給された際に該魚体の膣中に応
じてスプリング22bに抗し拡動するようになしである
。そして、一方のガイドレバー2bのギア21bの近傍
には連繋杆24bを突設してあり、ガイドレバー2bの
第5図に想像線で示す如き拡動時にその先端が上方に回
動して位置指示レバー5bを第4図及び第5図に想像線
で示す如く応動させ得るようになしである。
又、上記供給位置決め装置Bにおける上記魚体頭部先端
受板3bは、第4図に示す如く、その上端において、ス
トップレバー4bの下端に回動自在に軸支してあり、且
つその上端には連繋杆31bを所定の角度で一体的に連
設しである。そして、該連繋杆31bは、ストップレバ
ー4bとの間に連結されたスプリング32bにより第4
図の実線位置から想像線位置に向けて回動付勢してあり
、その先端に上記位置指示レバー5bの後述する凸曲面
に圧接するガイドローラー33bを設けである。又、連
繋杆31bには、上記ストップレバー4bのストッパー
41bに当接して上記の如き想像線方向への連繋杆31
bの回動量、従ってまた魚体頭部先端受板3bの想像線
方向への回動量を規制する調整ボルト34bを付設しで
ある。
又、上記供給位置決め装置Bにおける位置指示レバー5
bは、第4図に示す如く、直線状杆部51bの前端に凸
曲線状杆部52bを略り字型に一体的に連設して形成し
てあり、直線状杆部51bの後部近傍をピン53bでフ
レームYに回動自在に軸支すると共に、直線状杆部51
の後端部を前記ガイドレバー2bの前記連繋杆24bの
上部に当接させ、且つ凸曲線状杆部52bの前面の凸曲
面に前記魚体頭部先端受板3bの連繋杆31bにおける
前記ガイドローラー33bが圧接されるようになしであ
る。そして、凸曲線状杆部52bの前面の凸曲面の形状
は、第4図に示す如く位置指示レバー5bが実線位置か
ら想像線位置へ或いはこの逆方向へ回動した際、これに
対応させて、連繋杆31b、従ってまた魚体頭部先端受
板3bを実線位置から想像線位置へ或いはこの逆方向へ
回動し得るような形状となしである。従って、このよう
な位置指示レバー5bによるガイドレバー2bと魚体頭
部先端受板3bとの連繋態様によれば、前述の如く供給
路1bを供給される魚体Xの膣中に応じてガイドレバー
2b、2bが第5図における実線位置から想像線位置へ
或いはこの逆方向へ拡狭した際、それに伴うガイドレバ
ー2bの連繋杆24bの前述の如き上下動に対応して第
4図に示す如く位置指示レバー5bが実線位置から想像
線位置へ或いはこの逆方向へ回動し、この回動に対応し
て魚体頭部先端受板3bが実線位置から想像線位置へ或
いはこの逆方向へ回動することとなる。そして、この場
合、魚体の膣中とその頭部先端から喉元迄の距離は比例
関係にあることが知られているから、供給路1bから供
給された魚体の膣中が大きければ大きい程上述の如く魚
体頭部先端受板3をか供給方向(実線位置から想像線位
置方向)へ大きく回動するため、魚体頭部先端受板3b
により頭部先端を受止されて一旦停止された魚体Xの喉
元を、魚体の大小に拘わらず供給方向における所定位置
に位置決めすることができる。
尚、魚体頭部先端受板3bの連繋杆31bにおけるガイ
ドローラー33bの位置指示レバー5bへの圧接方向は
、魚体の進行により魚体頭部先端受板3bが回動されて
魚体の喉元の位置決めが狂うのを防止する上で、位置指
示レバー5bの略回動中心方向とするのが好ましい。
又、上記供給位置決め装置Bにおけるストップレバー4
bは、第4図、第6図及び第7図に示す如く、その上端
に固着したシャフト42bを介しフレームYに回動自在
に設けてあり、シャフト42bに固着したディスク盤4
3bのブレーキ(ディスクブレーキ)44bによる制動
を解除した時、上記魚体頭部先端受板3bに頭部先端の
当接している魚体Xの搬送(進行)によりシャフト42
bを中心に魚体の供給方向に回動して斯る魚体Xを搬送
装置Cに供給するようになしである。そして、この場合
のブレーキ44bの制動の解除は、魚体Xが位置決めさ
れていることを検知した後、位置決めされた魚体Xを搬
送装置Cに供給した場合に魚体Xを搬送装置Cの所定位
置に供給できるタイミングで行うようになしである。尚
、魚体Xの位置決めの検知は、魚体頭部先端受板3bに
魚体Xが衝突した時のシャフト42bの僅かな回動を、
シャフト42bに固着したリミットレバー45bの先端
に伝達し、このリミットレバー45bの回動を検知器4
6bで検知して行うようになしである。
また、前記自動処理装置における前記搬送装置Cは、供
給位置決め装置Bから供給された魚体を所定位置に供給
された状態で固定して搬送するもので、第1図に示す如
く、スプロケットホイールlc、2c間に一対のエンド
レスチェーン3c。
3Cを掛は渡し、エンドレスチェーン3c、3cに第8
図に示す如くその長手方向に沿って所定間隔で一定長さ
の魚体載置部4Cを複数個設け、該魚体載置部4Cそれ
ぞれの前方に第9図に示す如く魚体Xの喉元を所定位置
に固定する一対の先端の鋭利な可動ピン5c、5cを設
けて構成しである。上記魚体載置部4Cは、前記供給位
置決め装置Bから供給される魚体Xをその腹部を上方に
向けて載置し得るような形状となしてあり、その適宜箇
所には魚体載置部4Cに供給された魚体Xの側腹部を第
8図に示す如く挟持する挟持板6c。
6Cを付設しである。
上記搬送装置Cにおける上記可動ピン5C15Cは、第
9図に示す如く、エンドレスチェーン3c、3cに固定
された軸7c、7cに回動可能に設けた回動片8c、8
cの内側上端に固定しである。そして、回動片8G、8
Cの下端部には軸7c、7cを中心に回動する互いに噛
み合うセグメントギア9c、9cを一体的に固定してあ
り、セグメントギア9c、9cの外端間には引張スプリ
ング10Cを連結し、回動片13c、13cが閉鎖方向
(起立方向)に回動された場合は、それに伴うセグメン
トギア9c、9cの回動により引張スプリング10cが
軸7c、7cを結ぶ線を上方に超えた時点において、引
張スプリングIOCの引張力により、回動片8c、8c
を更に急激に起立回動させて可動ピン5c、5cを魚体
Xの喉元にその両側から打ち込み且つこの状態を保持さ
せる一方、回動片8c、8cが開放方向に回動された場
合は、引張スプリングIOCが反対に軸7c、7Cを結
ぶ線を下方に超えた時点において、引張スプリング10
cの引張力により、可動ピン5c。
5Cを開放状態に保持させるようになしである。
そして、回動片8c、8cの上記の如き閉鎖方向への回
動は、前記供給位置決め装置Bから魚体が搬送装置Cに
供給される位置にエンドレスチェーン3c、3cを挟ん
で設けられた閉鎖アームlICの先端を、魚体Xが魚体
載置部4cに供給された時点において閉鎖させ、回動片
8c、8cの外側上端のローラー12e、  12Cを
介して回動片gc、9cをその外側から押動することに
より行うようになしである一方、回動片8c、8cの上
記の如き開放方向への回動は、エンドレスチェーン3c
、3cの終端近傍におけるローラー120゜12Cの進
行径路に位置させてフレームに固定した傾斜案内部材(
図示せず)に、エンドレスチェーン3c、3cの進行に
従って上記ローラー12C,12Cの内側面を圧接させ
、該傾斜案内部材により回動片8c、8cをその内側か
ら押動することにより行うようになしである。従って、
可動ピン5c、5cは、魚体載置部4cに魚体Xが供給
された時点において魚体の頭部両側に打ち込まれ魚体の
喉元を所定位置に固定し、搬送装置Cの終端においてそ
の打ち込みを解除することになる。
尚、上記閉鎖アームIICは、魚体Xが魚体載置部4c
に供給される場合にのみ、即ち前記供給位置決め装置B
におけるストップレバー4bが前述の如く供給方向に回
動された場合にのみ、これを検知する検知機構により上
述の如く閉鎖した後開放するように制御してあり、従っ
て魚体が魚体載置部4Cに供給されない場合は閉鎖せず
、この場合の魚体載置部4Cの前方の可動ピン5c、5
cは開放状態のまま搬送装置Cの終端に至る。
又、上記搬送装置Cにおける上記挟持板5c。
6Cも、上記可動ピン5c、5cと同様に、第8図に示
す如く、エンドレスチェーン3c、3cに固定された軸
13c、13cに回動可能に設けた回動片14c、14
cの上端に固定しである。そして、回動片14c、14
cには上記セグメントギア9c、9cと同様なセグメン
トギア15C115cを一体的に固定してあり、セグメ
ントギア15c、15cの外端間には引張スプリング1
6Cを上記引張スプリング10cと同様に連結しである
。そして、この場合の挟持板6c、6cによる魚体Xの
挟持は、一方のセグメントギア15Cの下部に固定した
ローラー17cを、前記供給位置決め装置Bから搬送装
置Cへの魚体Xの供給位置近傍のフレームに固定した傾
斜案内部材(図示せず)により、エンドレスチェーン3
c、3cの進行に従って内側から押動することによって
行うようになしである。又、魚体Xの挟持の解除は、エ
ンドレスチェーン3c、3cの終端近傍のフレームに固
定した傾斜案内部材18cにより、ローラー17cをそ
の外側から押動することにより行うようになしである。
従って、挟持板6c、6cは、可動ピン5c、5cと同
様に搬送装置Cの終端においてその挟持状態を解除する
が、魚体載置部4Cへの魚体Xの供給位置においては、
魚体Xの供給の有無に拘わらず挟持状態に回動すること
になる。
また、前記自動処理装置における前記セミドレス裁割装
置りは、前記搬送装置Cにより第21図に示す如く腹部
を上方に向けて搬送中の魚体Xを、その上方から、・第
22図に一点鎖線で示す如くその喉元から肛門に亘って
セミドレス裁割(厳密に言えば喉元に10〜20mmの
未裁割部分を存させる)するもので、特公昭56−90
86号公報に記載のセミドレス裁割装置と同様に、搬送
中の魚体をその両層部を一対の搬送ベルト1d、Ld(
一方は図示せず)によりセンタリングしつつ、前述の如
く魚体の大小に拘わらず喉元を所定位置に位置決して搬
送されている魚体の喉元にタイミングを図ってナイフ2
dを下降させ、ナイフ2dにより喉元の腹須が切断され
た時点でナイフカバー3dをナイフ2dの下方に回動さ
せて内臓がナイフ2dによって切断されるのを防止し、
以後この状態を保持して魚体の搬送により内臓を切断す
ることなく魚体の腹須のみを肛門に向けて切断し、魚体
の大小に拘わらず肛門まで切断した時点において肛門近
傍の腹腔内壁によりナイフカバー3dを案内してナイフ
2d及びナイフカバー3dを上昇させるように構成しで
ある。
また、前記自動処理装置における前記開腹装置Eは、セ
ミドレス裁割された魚体をその腹部を上向きにして頭部
方向に搬送する前記搬送装置Cの上方から上記魚体の内
臓を掻上げることなく開腹し且つこの開腹状態を維持す
るもので、第1図及び第10図〜第13図に示す如く、
前記搬送装置Cの上方に該搬送装置Cとともに移動する
開腹レバー搬送装置(エンドレスチェーン装置)16を
配し、開腹レバー搬送装置1eに上記魚体の両側複方向
に開閉可能な一対の開閉レバー’le、’leを設け、
開閉レバー2e、2eそれぞれに、下端部外側にストッ
パー31eを突設した開腹レバー3eを下方に付勢させ
た状態で設けて構成しである。
上記開腹装置已における上記開閉レバー2e。
2eは、前記搬送装置Cにより魚体の大小に拘わらず喉
元を所定位置に位置決めして搬送中の複数連の魚体をそ
れぞれ開腹し得るように開腹レバー搬送装置1eに所定
間隔で複数対設けてあり、相互に噛み合うセンタリング
ギア21e、21eによって第10図及び第13図に実
線及び想像線で示す如(同時に開閉するようになしであ
る。上記センタリングギア21e、21eは、軸220
゜22sを介して開腹レバー搬送装置Isと一体的に回
動自在に設けてあり、その一方には第13図に示す如く
センタリングギア駆動レバー23eを同軸に固定しであ
る。そして、このセンタリングギア駆動レバー23eは
、開腹レバー搬送装置1eとの間に連結した引張スプリ
ング24eにより開閉レバー2e、2eを閉鎖する方向
に回動付勢しである。又、上記センタリングギア駆動レ
バー23eは、上記開腹レバー搬送装置1eと一体的に
中央部を軸25eにより回動自在に設けた回動レバー2
6eの一端に、連繋レバー27eを介して連繋しである
。そして、この連繋レバー27eの他端には、ローラー
28eを設けてあり、このローラー28eは、前記搬送
装置Cの搬送方向に上記開腹レバー搬送装置1eが移動
する際に、前記搬送装置Cの上方に固定した案内カム2
9eに外側から当接させるようになしである。このよう
な構成により、各対の開閉レバー’le、2eは、下方
の前記搬送装置Cの搬送方向に向けての移動開始時点、
即ち、開腹レバー搬送装置1eの始端のスプロケットホ
イールlie (第1図)を通過する時点までは、上記
引張スプリング24eの付勢力により第10図及び第1
3図に実線で示す如く閉鎖しているが、前記内臓切断装
rIi、Fの手前で上記案内カム29eの案内作用によ
り第13図に想像線で示す如く上記回動レバー26eが
回動し、この回動により連繋レバー27eを介して上記
センタリングギア駆動レバー23e1更にはセンタリン
グギア21e、218が上記引張スプリング248に抗
して回動されるため、第1O図及び第131!i!1に
想像線で示す如く開放し、以後この開放状態を上記案内
カム29eの案内作用により本発明の腎臓除去装置A、
Aを通過するまで維持するようになしである。
又、上記開腹装置Eにおける上記開腹レバー3e、3e
は、上下一対の回動ロフト32e、33eによりこれら
とともにリンクを構成するように第11図に実線及び想
像線で示す如く路上下動可能に開閉レバー2e、2eに
設けてあり、且つ開閉レバー2e、2eとの間に連結さ
れたスプリング34e、34eにより常時下方に付勢し
である。
従って、開腹レバー3e、3eは、上述の如き開閉レバ
ー2e、2eの開閉に連動して上記スプロケットホイー
ルlieの通過後に上記スプリング34e、34eの付
勢力により魚体のセミドレス裁割部に進入し、前記内臓
切断装置Fの手前で魚体を開腹し、以後本発明の腎臓除
去装置A、Aを通過するまで開腹状態を維持することと
なる。そしてこの場合の開腹レバー3e、3eの下方へ
の移動は、魚体の大小に拘わらずそれぞれの下端部外側
のストッパー31e、31eが腹須の表面に当接した時
点で規制され、開腹レバー3e、3eの下端のみが腹須
のみを受は持って魚体の開腹を行うため、その際内臓が
掻き上げられることがない。
また、前記自動処理装置における前記内臓切断装置Fは
、セミドレス裁割され、腹部を゛上方に向は且つその頭
部を前方に向けその喉元を所定位置に位置させて開腹状
態で固定搬送される魚体の上方から該魚体の胃袋の付は
根をその一部を残して腹腔内を損傷することなく切断す
るもので、第14図及び第15図にその詳細を示す如く
、回転ナイフ上下動用の回動レバー1fの先端に、筒状
カバー2f内に回転ナイフ3fを内蔵させたカバー付回
転ナイフ4fを固定して構成しである。
上記内臓切断装置Fにおける回動レバーifは、カムレ
バー11fを介しカム12【に連動して軸13fを中心
に回動し、その回動により、カバー付回転ナイフ4fの
先端を、魚体の胃袋の付は根に向は下降させて、魚体の
胃袋の付は根をその一部を残して切断後上昇させるよう
になしである。
即ち、回動レバー1fの下降及び上昇は、カム12fの
形状及び回転速度等を工夫することにより間歇的に行う
ようになしてあり、この回動に伴い、カバー付回転ナイ
フ4fは、前述の如く魚体の大小に拘わらず喉元を所定
位置に位置決めして搬送中の魚体の喉元の位置にタイミ
ングを合わせてその先端が開腹部の上方から胃袋の付は
根に向けて瞬間的に下降して魚体の大小に拘わらず腹腔
壁に確実に到達した後瞬間的に上昇するようになしであ
る。尚、カバー付回転ナイフ4rの先端を魚体の大小に
拘わらず腹腔壁に確実に到達させるためには、カム12
fのカム溝を深く形成し、且つ回動レバーIfの先端が
下方に回動するようにカムレバー11fを第14図に示
す如くその両側に設けたスプリング14f、14fによ
り付勢し、カム溝内でカムレバー11fの先端が遊んだ
状態においてスプリング14f、14fの付勢力により
カバー付回転ナイフ4fの先端を腹腔壁に圧接させるよ
うにすれば良い、このようにすれば、スプリング14f
、14fの付勢力を調整することにより、魚体の大小に
拘わらず、カバー付回転ナイフ4rの適切な下降圧を得
ることもできる。
又、上記内臓切断装置Fにおける上記筒状カバー2fは
、下方を開口させてあり、且つ、その下端前方(魚体の
頭部側)及び後方(魚体の尾部側)に切欠部21f、2
1fを形成し、この切欠部21f、21fにおいて回転
ナイフ3rの側面を露出させるようになしである。換言
すれば、筒状カバー21の下端両側には、回転ナイフ3
fの側方を被覆する被覆部22f、22f (一方は図
示せず)を形成してあり、筒状カバー21の下降は、斯
る被覆部22f、22fが魚体の腹腔壁に当接した時点
で停止するようになしである。このように筒状カバー2
fの下降が停止すると、この時点で回転ナイフ3fによ
って胃袋の付は根の下面(魚体の背側)も切断されるこ
とがない。又、回転ナイフ3fの径は、胃袋の付は根の
径よりも大きくなしてあり、上記の如く切断されずに残
される部分以外の胃袋の付は根を上方から確実に切断で
きるようになしである。尚、第15図に示す如く、被覆
部22f、22fの下縁部は、前方に向けて若干下方に
傾斜させた形状とし、後方の切欠部2ifは、前方の切
欠部21fよりも小さくするのが効果的な切断を行う上
で好ましい、又、第14図において、31fは回転ナイ
フ3fを高速回転させるエアーモーターである。
また、前記自動処理装置における前記内臓除去装置Gは
、セミドレス裁割され、腹部を上方に向は且つその頭部
を前方に向けその喉元を所定位置に位置させて開腹状態
で固定搬送され且つ胃袋の付は根が一部切断されている
魚体から腎臓以外の内臓を薄膜と共に腹腔内から除去す
るもので、第16図及び第17図にその詳細を示す如く
、挟持レバー上下動用の回動レバー1gの先端に、魚体
の両側復方向に先端が開閉可能な挟持レバー2g。
2gを固定し、挟持レバー2g、2gにより魚体の胃袋
、好ましくは一部切断されずに残されている胃袋の付は
根の近傍を挟持して腎臓以外の内臓を薄膜と共に腹腔内
から除去するよう構成しである。
上記内臓除去装置Gにおける上記回動レバー1gは、カ
ムレバー11gを介しカム12gに連動して軸13gを
中心に回動し、その回動により、挟持レバー2g、2g
の先端を魚体の胃袋の付は根の近傍の両側に向けて下降
させ、下降後上昇させるようになしである。I!l]ち
、回動レバー1gの下降及び上昇は、カム12gの形状
及び回転速度等を工夫することにより間歇的に行うよう
になしてあり、この回動に伴い、挟持レバー2g、2g
は、前述の如く魚体の大小に拘わらず喉元が所定位置に
位置決めされている搬送中の魚体にタイミングを合わせ
てその先端が開腹部の上方から胃袋の付は根の近傍の両
側に向けて魚体の大小に拘わらず瞬間的に充分に下降し
下降後背袋の付は根を挟持して殆ど瞬間的に上昇するよ
うになしである。
尚、挟持レバー2g、2gの先端を魚体の大小に拘わら
ず充分下降させるためには、カム12gのカム溝を深く
形成し、且つ回動レバー1gの先端が下方に回動するよ
うにカムレバー11gを第16図に示す如くその両側に
設けたスプリング14g、14gにより付勢し、カム溝
内でカムレバー11gの先端が遊んだ状態においてスプ
リング14g、14gの付勢力により挟持レバー2g、
2gの先端を腹腔壁に圧接させるようにすれば良い。
このようにすれば、スプリング14g、14gの付勢力
を調整することにより、魚体の大小に拘わらず、挟持レ
バー2g、2gの適切な下降圧を得ることもできる。
又、上記内臓除去装置Gにおける上記挟持レバー2g、
2gは、エアーシリンダー21gによりギア22g、2
2gを介し開閉可能に制御してあり、その下降時には開
放しており、その上昇前に閉鎖して胃袋の付は根の近傍
を挟持し、その上昇時に胃袋をそれに連なる腎臓以外の
内臓を薄膜とともに閃み出すようになしである。尚、挟
持レバー2g、2gの挟持面は、胃袋の付は根を確実に
挟持し得るように凹凸面で構成するのが好ましい。
また、前記自動処理装置における前記腎臓表皮切断装置
Hは、セミドレス裁割され、腎臓以外の内臓が腹腔内か
ら除去された開腹状態の魚体の腎111i(メフン)の
表皮を切断するもので、第18図及び第19図にその詳
細を示す如く、腎臓表皮切断用カバー付回転ナイフ上下
動用の回動レバー1hの先端に、腎臓表皮切断用のカバ
ー付回転ナイフ2hをその下部を付勢力に抗して前記搬
送装置Cの搬送方向に回動可能に設けて構成しである。
上記腎臓表皮切断装置Hにおける上記回動レバー1hは
、カムレバー11hを介しカム12hに連動して軸13
hを中心に回動し、その回動により1.カバー付回転ナ
イフ2hの先端を、魚体の開腹部の上方から魚体の喉元
近傍の背骨lx(第20図)に向けて背骨1xに到達す
るまで下降させ、この下降伏態を維持させて魚体の搬送
により喉元から肛門に亘り背骨1xの上方に存する腎臓
2xの表皮3x(第20図)の切断終了後上昇させるよ
うになしである。即ち、この回動レバー1hの下降及び
上昇は、カム12hの形状及び回転速度等を工夫するこ
とにより間歇的に行うようになしてあり、この回動に伴
い、カバー付回転ナイフ2hは、前述の如く魚体の大小
に拘わらず喉元が所定位置に位置決めされて搬送中の魚
体の喉元の位置にタイミングを合わせてその先端が魚体
の大小に拘わらず開腹部の上方から喉元の腎臓表皮3x
向けて瞬間的に下降し、魚体の搬送により肛門までの腎
臓表皮3xが魚体の大小に拘わらず切断されるまでこの
下降伏態を維持し、その後上昇する−ようになしである
。尚、カバー付回転ナイフ2hの先端を魚体の大小に拘
わらず喉元から肛門に亘って背骨1xに到達させるため
には、カム12hのカム溝を深く且つ巾広く形成し、且
つ回動レバー1hの先端が下方に回動するようにカムレ
バー11hを第18図に示す如くその両側に設けたスプ
リング14h、14hにより付勢し、カム溝内でカムレ
バー11hの先端が遊んだ状態においてスプリング14
h、14hの付勢力によりカバー付回転ナイフ4hの先
端を背骨lxに長時間且つ確実に圧接させるようにすれ
ば良い、このようにすれば、スプリング14h、14h
の付勢力を調整することにより、魚体の大小に拘わらず
、カバー付回転ナイフ4hの適切な下降圧を得ることも
できる。
又、上記腎臓表皮切断装置Hにおけるカバー付回転ナイ
フ2hは、回動レバー1hの下降時に下端を前記搬送装
置Cの搬送方向に向けた状態で傾斜するように回動レバ
ー1hの先端に取付けてあり、上記回動レバー1hの先
端にその上部をピン51hで回動自在に軸支すると共に
、スプリング52hによりその下端を前記搬送装置Cの
搬送方向と逆方向に回動するように付勢し、且つこの付
勢力による回動をストッパー53hで規制するように回
動レバー1hに取付けである。従って、カバー付回転ナ
イフ2hは、背骨1xに下端が当接した状態において魚
体の搬送につれ背骨1xの凹凸に従いスプリング52h
の付勢力に抗して前記搬送装置Cの搬送方向に回動しな
がらその先端が上下動することになる。そして、カバー
付回転ナイフ2h自体は、下方に凸の筒型曲面体32h
を回転軸33hの下端に設けた回転ナイフ3hと、上記
回転軸33hを被覆するカバー4hとから構成してあり
、上記筒型曲面体32hの上部周縁には切刃31hを形
成しである。上記カバー4hは、その径が上記切刃31
hの径よりも大きく下端部を下方に凸の曲面で形成しで
ある。又、上記切刃31hは、第18図に示す如く、筒
型曲面体32hの表面及び上記カバー4hの下端部の表
面の共通の接線34hよりも内側に位置するようになし
である、このような形状にカバー4h及び筒型曲面体3
2hを形成することにより、カバー付回転ナイフ2hが
前述の如く傾斜状態に下降して筒型曲面体32hの先端
が背骨1xに到達した場合、カバー4hの下端部の表面
と筒型曲面体32hの表面への腎臓2xの当接部分が凹
み、その間に相対的に盛り上がった腎臓表皮3xのみが
切刃31hに接して切断され、腹腔壁は切断されること
がない。そして、このような腎臓表皮3xの切断は前記
搬送装置Cの魚体の搬送によって魚体の喉元から肛門に
亘って行われ、カバー付回転ナイフ2hは、魚体の大き
さに拘わらず回動レバー1hの上昇前に、搬送中の魚体
の肛門近傍の腹須によってスプリング52hに抗して更
に傾斜し、特に背骨1xの立ち上がる凹凸の大きな肛門
近傍の除去し難い腎臓表皮3xをもカバー4hの下端部
の案内作用により確実に切断ながら開腹部から円滑に抜
は出す、そして、この際、上述のようなカバー4h及び
筒型曲面体32hの形状により、肛門近傍の腹須の表面
が切刃31hにより切断されることも防止される。尚、
笠型曲面体32h先端には魚体の背骨1xに接する尖状
部35hを設けである。又、第17図において、36h
は回転ナイフ3hを高速回転させるエアーモーターであ
る。
次に、前記構成からなる本発明の腎臓除去装置による魚
体の処理を、上述の如き自動処理装置による魚体の自動
処理に基づいて説明すると、斯る自動処理においては、
以下の通り供給路1bに魚体を容易な供給態様で供給す
るだけで、叩ちその腹部を上方に向けその頭部方向に供
給するだけで、魚体の大小に拘わらず、魚体が位置決め
された状態で搬送装置Cに自動的に供給され、該魚体が
搬送されながら自動的に連続処理される。
即ち、上述の如く腹部を上方に向は頭部を前方に向けて
供給路1bに供給された魚体は、前述の如く、前記供給
位置決め装置Bにおけるガイドレバー2b、2bによっ
て大きさが検知され、この検知に応じて前述の如く魚体
の供給方向に回動する魚体頭部先端受板3bに魚体の頭
部先端が受止され、魚体の大小に拘わらず魚体の喉元が
所定位置に位置決めされる。
魚体の大小に拘わらず喉元がこのように所定位置に位置
決めされされた魚体は、前述の如く、前記搬送装置Cと
タイミングを合わせて前記供給位置決め装置Bにおける
ストップレバー−4bの制動が解除されることにより、
魚体頭部先端受板3bを押し開いて前記搬送装置Cの始
端に供給される。
搬送装置Cに供給された魚体は、前述の如く、所定位置
に供給された状態で、即ち腹部を上方に向は頭部を前方
に向けて魚体の大小に拘わらず喉元を所定位置に位置決
めした状態で固定搬送される。
搬送装置Cにより位置決め固定されて搬送中の魚体は、
前記セミドレス裁割装置りの下方を通過することにより
、前述の如く、セミドレス裁割装置りにより魚体の大小
に拘わらずその喉元から肛門に向けてセミドレス裁割さ
れる。
セミドレス裁割された搬送中の魚体は、前記開腹装置E
の通過開始時点で、前述の如く、位置決め固定されてい
る魚体のセミドレス裁割0部にタイミングを合わせて下
降且つ開閉し、しかも魚体の大小に拘わらす腹須のみを
受は持つ開腹レバー3e、3eにより、内臓が掻き上げ
られることなく開腹され、搬送装置Cとともに移動する
開腹レバー3e、3eにより、以後この開腹状態が維持
される。
このようにして開腹レバー3e、3eにより開腹状態が
維持されつつ搬送装置Cにより魚体の大小に拘わらず喉
元が所定位置に位置決め固定されて搬送されている魚体
は、先ず、前記内臓切断装置Fに至った時点において、
前述の如く、腹腔壁を切断しないように先端部が工夫さ
れており且つ魚体の搬送にタイミングを合わせて胃袋の
付は根の上方から先端部が魚体の大小に拘わらず腹腔壁
に当接するまで下降して直ちに上昇するカバー付回転ナ
イフ4fにより、魚体の大小に拘わらず、腹腔内が損傷
されることなく胃袋の付は根がその一部を残した状態で
切断される。
次いで、胃袋の付は根の一部切断された開腹状態で搬送
中の上記魚体は、前記内臓除去装置Gに至った時点にお
いて、前述の如く、魚体の大小に拘わらず喉元が所定位
置に位置決め固定されて搬送中の魚体にタイミングを合
わせて胃袋上方から魚体の大小に拘わらず充分に下降し
て直ちに上昇する挟持レバー2g、2gにより、魚体の
大小に拘わらず、胃袋が強く挟持されて胃袋に連なる腎
臓以外の内臓が薄膜と共に腹腔内から除去される。
このように胃袋の付は根をその一部を残して切断後胃袋
を掴み出してそれに連なる内臓を除去することによって
、卵巣の損傷を少なくすることができ、且つ腎臓の除去
及び腹腔内の洗浄を容易に実施可能とすることができる
次いで、腎臓の残された開腹状態で搬送中の上記魚体は
、前記腎臓表皮切断装置Hに至った時点において、前述
の如く、腹腔壁を切断しないように先端部が工夫されて
おり且つ魚体の大小に拘わらず喉元が所定位置に位置決
め固定されて搬送中の魚体にタイミングを合わせて喉元
の上方から先端部が魚体の大小に拘わらず背骨に当接す
るまで下降しこの当接状態を搬送中の魚体の大小に拘わ
らず維持した後上昇するカバー付回転ナイフ2hにより
、魚体の大小に拘わらず、腎臓の表皮が完全に切断され
、次工程における腎臓の除去を容易に実施可能とするこ
とができる。
しかる後、腎臓の表皮が切断された開腹状態で搬送中の
上記魚体は、本発明の腎臓除去装置A。
Aに至った時点において、前述の如く、魚体の大小に拘
わらず背骨に沿って円滑に移動し且つ円滑に開腹部の肛
門の位置から脱出し得るように先端部が工夫されており
且つ魚体の大小に拘わらず喉元が所定位置に位置決め固
定されて搬送中の魚体にタイミングを合わせて喉元の上
方から先端部が魚体の大小に拘わらず背骨に当接するま
で下降しこの当接状態を搬送中の魚体の大小に拘わらず
維持した後上昇する腎臓除去兼洗浄用杆状体2aにより
、魚体の大小に拘わらず、腹腔内が損傷されることなく
腎臓が完全に除去され且つ腹腔内が洗浄される。尚、こ
の場合、前工程の腎臓の表皮の切断が不充分であると高
圧洗浄水の噴射のみによる腎臓の除去は困難である。
斯くして腎臓が除去され且つ腹腔内が洗浄された魚体は
、前記搬送装置Cから排出され、セミドレス製品として
価値が高いものとなる。
尚、本発明の腎臓除去装置は、上述の如く自動処理装置
に組み込むことが好ましいが、このように組み込まずに
単独に使用できることは云う迄もない、又、本発明の腎
臓除去装置におけるカバー付回転ナイフは、必ずしも回
動レバーに設けなくても良いが、実施例の如く弾力的に
下方に付勢された回動レバーの先端に、下部を搬送装置
の搬送方向に付勢力に抗して回動可能に設けるのが好ま
しい。
〔発明の効果〕
鉄玉の如く、本発明の魚体の腎臓除去装置は、魚体の大
小に拘わらず、背骨の立ち上がる肛門近傍の除去し難い
腎臓を腹腔内を損傷することなく容易且つに除去するこ
とができると同時に、この部分も含めて腹腔内を容易且
つ確実に洗浄することができ、セミドレス製品の製造工
程の自動化に寄与し得る等の卓越した効果を発揮するも
のであ
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の魚体の腎臓除去装置を適用した自動処
理装置の全体の概要を示す側面図である。 第2図及び第3図は上記自動処理装置における腎臓除去
装置を示すもので、第2図は一部を断面にして示す側面
図、第3図はその要部の平面図である。 第4図〜第7図は上記自動処理装置における供給位置決
め装置を示すもので、第4図はその側面図、第5図はそ
の正面図、第6図はその一部の断面図、第7図は第6図
の一部の側面図である。 第8図及び第9図は上記自動処理装置における搬送装置
を示すもので、それぞれその異なる要部の縦断面図であ
る。 第1O図〜第13図は上記自動処理装置における開腹装
置を示すもので、第10図はその平面図、第11図はそ
の右半分の側面図、第12図はその正面図、第13図は
開閉レバーの開閉態様を具体的に説明するための平面図
である。 第14図及び第15図は上記自動処理装置における内臓
切断装置を示すもので、第14図はその側面図、第15
図はその要部の拡大図である。 第16図及び第17図は上記自動処理装置における内臓
除去装置を示すもので、第16図はその側面図、第17
図はその要部の正面図である。 第18図〜第20図は上記自動処理装置における腎臓表
皮切断装置を示すもので、第18図はその側面図、第1
9図はその要部の拡大断面図、第20図は魚体の横断面
図である。 第21図及び第22図は魚体を示すもので、第21図は
その側面図、第22図はその底面図である。 A・・・腎臓除去装置 X・・・魚体 2x・・・腎臓 3a・・・杆体 31a・・送水路 4a・・・ノズル部 41a・・ノズル孔 5a・・・腎臓除去プレート 特許出願人     大洋漁業株式会社第6図 第13図 第15図 3f   22を 第19図    第20図 功 32hjlrl

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セミドレス裁割され、腎臓以外の内臓が腹腔内から除去
    され且つ腎臓の表皮が切断された開腹状態の魚体の腎臓
    を腹腔内を損傷することなく除去するとともに上記魚体
    の腹腔内を洗浄する装置であって、送水路を有する杆体
    と、該杆体の下端部に設けたノズル部と、該ノズル部の
    背面に設けた腎臓除去プレートとを具備し、上記ノズル
    部は、上記送水路に連通する複数個のノズル孔を有し、
    表面が凸曲面形状に膨出しており且つノズル孔を膨出部
    の表面に開口させてあり、また上記腎臓除去プレートは
    、可撓性材料で上記ノズル部の下端よりも下方に位置さ
    せてあることを特徴とする魚体の腎臓除去装置。
JP4568085A 1985-03-07 1985-03-07 魚体の腎臓除去装置 Pending JPS61202654A (ja)

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