JP3106175B2 - イカの処理装置 - Google Patents

イカの処理装置

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JP3106175B2
JP3106175B2 JP11110226A JP11022699A JP3106175B2 JP 3106175 B2 JP3106175 B2 JP 3106175B2 JP 11110226 A JP11110226 A JP 11110226A JP 11022699 A JP11022699 A JP 11022699A JP 3106175 B2 JP3106175 B2 JP 3106175B2
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Inventor
芳雄 藤田
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株式会社藤田鉄工所
社団法人漁船機関技術協会
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイカの処理、特に切
り開いたイカの鰓の除去とイカの扁平保形を図るように
したイカの処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イカ特に多く漁獲される大型の赤イカを
陸上で解体処理する場合、その内臓除去等の解体処理時
の汚物、汚水等による環境衛生上の問題とこれに要する
多大の費用、設備を必要とするため、最近は解体処理を
船上で行うようになっている。これは船上処理で洋上で
投棄される内臓等は新鮮なので他の魚の餌になって海水
を汚染することはないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近時イカ
釣り漁船も乗組員が不足し手作業による解体作業を迅速
容易に行うことができず、これを迅速に行わないと鮮度
が低下する問題点があるばかりか、イカを切り開いて足
及び内臓を取り除くことは比較的に容易にできても切り
開いたイカは丸まってしまう性質があるため引続いて未
だ内部に残っている鰓を迅速容易に除去することが面倒
であると共にその後の選別、箱詰め作業も丸まっている
ため円滑容易に行うことが困難で多くの労力を必要とす
る問題点がある。
【0004】これらの現状に鑑み、特に本発明は足及び
内臓除去後のイカの鰓の除去を円滑確実に行うと共にそ
の後の選別及び箱詰め処理を容易にできるようにしたイ
カの処理装置を提供し労力の省力化を図るようにしたこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、イカの移送ベルトの始端部上側に移送ベル
トの速度に同調して回転する偏芯ロールを設け、該偏芯
ロールの前方に複数のブラシロールを設置し該ブラシロ
ールとその前後に配設したベルト支持ロールとにより移
送ベルト面に波状面を形成し、該波状面の凹部に前記ブ
ラシロールを摺接するように形成したことを特徴とする
ものである。
【0006】前記偏芯ロールの軸方向の長さは切り開い
たイカの幅の長さより稍々大きく形成して移送ベルトの
略中央に設けると共に移送ベルト上には始端部からこれ
に向け案内板を八字形に設けるとイカを一尾宛その方向
を規制しながら移送でき、鰓の除去及び次作業の選別及
び箱詰め処理を一層円滑かつ能率良く行うことができ
る。またブラシロールの近辺には鰓の除去とイカの洗滌
のための洗滌水噴射管を設置するのが好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例の図
面について説明すると、ゴム等の耐水性材料からなるイ
カの移送ベルト1の始端部の上側中央には偏芯軸2によ
って移送ベルト1と同調してその移送速度より速く回転
する偏芯ロール3が設けられ、該偏芯ロール3の軸方向
の長さは一尾のイカを切り開いたときの幅より稍々大き
い程度に形成されると共に移送ベルト1の始端から偏芯
ロール3の前側に向け八字形に案内板4が設けられ移送
ベルト1上に供給された切り開いたイカを一尾宛偏芯ロ
ール3に向け方向を規制しながら移送するように構成さ
れており、移送されて来るイカを偏芯ロールで2〜3回
叩押して展延保形するように形成されている。
【0008】また移送ベルト1の前記偏芯ロール3の前
方には複数のベルト支持ローラー5・5とベルト上側の
ブラシロール6・6とが交互に配置され、前記ブラシロ
ール6・6は移送ベルト1の速度より稍々遅い速度で回
転すると共にその軸7の高さの位置とブラシの長さとの
関係はブラシが移送ベルト1面を摺接して波形面を形成
するように設置されると共に前記ブラシロール6の軸の
両端には略ブラシの長さと略同径で移送ベルト1の両側
縁部に圧接される押圧輪8が設けられ、移送ベルト1を
前記支持ロール5とで波形面に形成し、前記ブラシロー
ル6が波形面の移送ベルト1の波形面の凹部に嵌合摺接
するように形成されている。
【0009】また前記移送ベルト1の最前端部の上部に
は略水平状の移送ベルト面に摺接する略移送ベルトと同
速度のブラシロール9が設置されている。
【0010】しかして前記移送ベルト1、偏芯ロール
3、ブラシロール6・9の移送速度又は回転速度は夫々
変速モーター等で変速できると共に偏芯ロール3及びブ
ラシロール6・9の軸の高さはイカの種類及び大きさ等
によって上下微調節できるように構成し、またブラシロ
ール6は必ずしも同一形態のものでなく異種形態のもの
を組合せることもでき、更にブラシロール6の近辺には
鰓の除去及び洗滌をするための海水その他を噴射する洗
滌水噴射パイプ10が設けられている。
【0011】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるので、漁獲されたイカは予め截割処理工程において
イカの耳部を切り落とし、次いで胴体を縦に切り開いて
足を持ち上げて足と内臓を除去し、更に目玉部を中心と
して軟骨を横に二つ切りにしてから移送ベルト1上の始
端部に内面を上に供給すると、丸るまって滑り易くなっ
ているイカは移送ベルト1上を案内板4でその方向を規
制保持されて一尾宛偏芯ロールに案内移送される。する
と偏芯ロール3が丸まりかかっているイカを2〜3回叩
押展延して扁平状に拡開整形しその滑りを防止してこれ
をブラシロール6に送り、移送ベルト1の波形面とその
凹部に嵌合状のブラシロール6との摺接作用によって鰓
B、筋、軟骨等の異物をイカの内面を傷付けることなく
払拭除去し確実に扁平状に展延されて移送ベルト1から
搬出されるので、これを図示されていない選別コンベヤ
でその大きさを選別した後、箱詰めするものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は切り開いて足及び内臓を除去し
た丸まった滑り易いイカを偏芯ロールの叩押作用によっ
て展延して扁平状に保形した後これを移送ベルトの波形
面とこれに嵌合状態のブラシロールの摺接作用によって
イカの内面を傷付けることなく鰓等を円滑確実に除去で
き、除去困難な鰓を効率よく自動的に除去できると共に
前記扁平状に保持できるようにしたことはその後にイカ
の大小選別作業及び箱詰め作業も迅速容易に行うことが
でき、イカ漁獲後の船内における処理作業の省力化と作
業能率を著しく向上することができる。
【0013】また本発明において偏芯ロールの軸方向の
長さを切り開いたイカの幅程度に形成すると共に移送ベ
ルト面上の上側に始端部から偏芯ロールに向け案内板を
設けるときは、イカを順次その方向を規制移送しながら
一尾宛円滑確実に偏芯ロールに供給することができブラ
シロールによる鰓除去はもとよりその後の選別処理も順
序正しく容易に行うことができる。
【0014】更にブラシロール近辺に洗滌水噴射パイプ
を設置するときは、ブラシロールに付着した鰓等の除去
清掃とイカの洗滌作用とを同時に円滑に行うことができ
イカの処理作業の労力の省力化を一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図。
【図2】本発明の平面図。
【図3】同要部の拡大断面図。
【図4】イカの説明図。
【符号の説明】
1 移送ベルト 3 偏芯ロール 4 案内板 5 ベルト支持ロール 6 ブラシロール 10 洗滌水噴射パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A22C 25/14 A23L 1/333

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イカの移送ベルトの始端部上側に移送ベ
    ルトの速度に同調して回転する偏芯ロールを設け、該偏
    芯ロールの前方に複数のブラシロールを設置し、該ブラ
    シロールとその前後に配設したベルト支持ロールとによ
    り移送ベルト面に波状面を形成し、該波状面の凹部に前
    記ブラシロールを摺接するように形成したことを特徴と
    するイカの処理装置。
  2. 【請求項2】 偏芯ロールの幅を略切り開いたイカの幅
    程度に形成して移送ベルトの中央部に設けると共に移送
    ベルト面に上側に始端部から偏芯ロールに向け案内板を
    設置したことを特徴とする請求項1記載のイカの処理装
    置。
  3. 【請求項3】 ブラシロールに近接して洗滌水噴射パイ
    プを設けたことを特徴とする請求項1又は2何れかに記
    載のイカの処理装置。
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CN108244214B (zh) * 2018-04-26 2020-05-15 瑞安状元登第酒业有限公司 一种鱿鱼板半自动穿签机
CN115069641B (zh) * 2022-06-22 2023-06-06 扬州一川镍业有限公司 一种镍矿自动洗矿筛分设备及工艺

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