JPS61201943A - 摩擦材組立品 - Google Patents
摩擦材組立品Info
- Publication number
- JPS61201943A JPS61201943A JP4168985A JP4168985A JPS61201943A JP S61201943 A JPS61201943 A JP S61201943A JP 4168985 A JP4168985 A JP 4168985A JP 4168985 A JP4168985 A JP 4168985A JP S61201943 A JPS61201943 A JP S61201943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- friction material
- material assembly
- frictional
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
乗用車、トラックなどのブレーキ、クラッチ等に使用さ
れる摩擦材組立品に関する。
れる摩擦材組立品に関する。
従来技術及び発明が解決しようとする問題点トランクな
どの高負荷用途では、摩擦材組立品の寿命が短く、長寿
命化は永年の懸案である。
どの高負荷用途では、摩擦材組立品の寿命が短く、長寿
命化は永年の懸案である。
この目的に合う摩擦材として、金属を多量に用いた摩擦
材が優れている。しかし金属を多用する為に、摩擦材自
体の熱伝導が大きくなり、摩擦熱が、ブレーキシリンダ
ーに伝達され、ブレーキオイルを沸騰させる、いわゆる
ペーパーロック現象をおこす欠点がある。
材が優れている。しかし金属を多用する為に、摩擦材自
体の熱伝導が大きくなり、摩擦熱が、ブレーキシリンダ
ーに伝達され、ブレーキオイルを沸騰させる、いわゆる
ペーパーロック現象をおこす欠点がある。
この欠点を除去する為に、第３図に示す如く、摩擦材と
裏板間に熱伝導の小さな断熱材を設けることが一般に行
われている。しかし、摩擦材と断熱材間の温度勾配が大
きくなる為、その界面で熱膨張の差が生じ、界面に亀裂
を生じる場合がある。
裏板間に熱伝導の小さな断熱材を設けることが一般に行
われている。しかし、摩擦材と断熱材間の温度勾配が大
きくなる為、その界面で熱膨張の差が生じ、界面に亀裂
を生じる場合がある。
この欠点を改善するため、第４図の如く、断熱材を２層
以上とし、摩擦材側の熱伝導を大きく、裏金側の熱伝導
を小さくして界面の温度、勾配を小さくする方法がある
。しかし、この方法は断熱材の厚みが大きくなり、摩擦
材の有効体積が小さくなるほか、亀裂に対しても不充分
である。
以上とし、摩擦材側の熱伝導を大きく、裏金側の熱伝導
を小さくして界面の温度、勾配を小さくする方法がある
。しかし、この方法は断熱材の厚みが大きくなり、摩擦
材の有効体積が小さくなるほか、亀裂に対しても不充分
である。
問題を解決するための手段
第１図は、モールド穴無しの裏金に、黄銅のピンを熔接
した後、洗浄し、接着側を塗布し、１４０℃の金型に装
着し、金型へ断熱材の原料を充填し、更に金属粉末とし
て短繊維スチールファイバーとグラファイトを多量に含
む摩擦材の原料を金型に投入後、２００ｋｇ／−の面圧
で２０分間プレス成型し、更に硬化炉中で２５０℃、１
５時間の硬化を行い、表面研磨したディスクブレーキ用
摩擦材組立品の要部断面図である０本組立品によると熱
亀裂が発生しない。
した後、洗浄し、接着側を塗布し、１４０℃の金型に装
着し、金型へ断熱材の原料を充填し、更に金属粉末とし
て短繊維スチールファイバーとグラファイトを多量に含
む摩擦材の原料を金型に投入後、２００ｋｇ／−の面圧
で２０分間プレス成型し、更に硬化炉中で２５０℃、１
５時間の硬化を行い、表面研磨したディスクブレーキ用
摩擦材組立品の要部断面図である０本組立品によると熱
亀裂が発生しない。
ピンの長さは、第１図の如く摩擦材の中央部までの寸法
でも良いし、研磨表面に達してしても良く、又、断熱材
に近接した短いものでも良い。
でも良いし、研磨表面に達してしても良く、又、断熱材
に近接した短いものでも良い。
ピンの横断面は、第５図に示すように円形、星のなど各
種の形状があり、特に限定される−ものではないが、横
断面では星形、縦断面では第６図（ｂ）の形状が最も好
ましい。
種の形状があり、特に限定される−ものではないが、横
断面では星形、縦断面では第６図（ｂ）の形状が最も好
ましい。
ピンの存在により摩擦材の熱がピンを伝導して、断熱材
の温度を若干上昇させるが、一体成型のため、熱歪をピ
ンが受けとめることにより、熱亀裂の発生を押さえるも
のと考えられる。従ってピンの先端が、熱伝導の大きな
摩擦材に達していることが必須条件となる。
の温度を若干上昇させるが、一体成型のため、熱歪をピ
ンが受けとめることにより、熱亀裂の発生を押さえるも
のと考えられる。従ってピンの先端が、熱伝導の大きな
摩擦材に達していることが必須条件となる。
ピンは摩擦材内まで達していることから、その材質に限
定があり、ピンと相手材（通常は鋳鉄）が摩擦した時、
相手材への損傷が致命的にならない硬さでなければなら
ない、その硬さはブリネル硬度で１５０以下、好ましく
は１００以下である。ピンとして銅及び銅合金が好まし
いのは、上記理由のほか、耐摩耗性向上の働きも有して
いるからである。
定があり、ピンと相手材（通常は鋳鉄）が摩擦した時、
相手材への損傷が致命的にならない硬さでなければなら
ない、その硬さはブリネル硬度で１５０以下、好ましく
は１００以下である。ピンとして銅及び銅合金が好まし
いのは、上記理由のほか、耐摩耗性向上の働きも有して
いるからである。
第３図及び第４図に示す如く、通常ディスクブレーキ摩
擦材組立品は、モールド穴に摩擦材又は断熱材を埋め込
んだ形状をとることにより、特に接着面が劣化した時、
裏金との間に生じる摩擦トルクを持たせることが出来る
。
擦材組立品は、モールド穴に摩擦材又は断熱材を埋め込
んだ形状をとることにより、特に接着面が劣化した時、
裏金との間に生じる摩擦トルクを持たせることが出来る
。
このモールド穴の欠点は、裏金の剛性を損なうことにあ
り、モールド穴の占める面積が小さい程有利であり、ピ
ンをプレートに固着することにより、モールド穴の面積
を小さく出来るし、〔ピンの数〕×〔ビン１個当りの横
断面積〕を大きくとれば、モールド穴無しも可能となる
。
り、モールド穴の占める面積が小さい程有利であり、ピ
ンをプレートに固着することにより、モールド穴の面積
を小さく出来るし、〔ピンの数〕×〔ビン１個当りの横
断面積〕を大きくとれば、モールド穴無しも可能となる
。
この場合、モールド穴の面積は摩耗面積の２５％以下が
良く、好ましくは１５％以下である。なお、裏金とピン
との固着方法としては、裏金に穴をあけて、ピンを打ち
込む方法や、ネジをたてる方法もあるが、上記剛性を若
干小さくするため、熔接による方法が最も有効である。
良く、好ましくは１５％以下である。なお、裏金とピン
との固着方法としては、裏金に穴をあけて、ピンを打ち
込む方法や、ネジをたてる方法もあるが、上記剛性を若
干小さくするため、熔接による方法が最も有効である。
発明の効果
以上述べたように、本発明によると熱亀裂の生じに（い
、耐摩耗の高い且つ相手材を損傷しにくい、長寿命で高
負荷用に使用出来る摩擦材組立品え巾江Ｉマ１ギ山止２
、耐摩耗の高い且つ相手材を損傷しにくい、長寿命で高
負荷用に使用出来る摩擦材組立品え巾江Ｉマ１ギ山止２
第１図は本実施例の要部断面図、第２図は本実１、 −
−−−−−−−−−・・ 摩擦材２、−・・−・・・・
−・ ピン ３、 ７．−−−−−−一・ 断熱材 ４、 −・・・−・ 裏金（モールド穴無し）５、−・
−一−−−〜−・ 熔接箇所 ６、−・−−−−−・−・ 裏金（モールド穴有り）第
５に
−−−−−−−−−・・ 摩擦材２、−・・−・・・・
−・ ピン ３、 ７．−−−−−−一・ 断熱材 ４、 −・・・−・ 裏金（モールド穴無し）５、−・
−一−−−〜−・ 熔接箇所 ６、−・−−−−−・−・ 裏金（モールド穴有り）第
５に
Claims (5)
- （１）熱伝導率の大きな摩擦材と、１層または２層以上
からなる断熱材と、裏金からなる摩擦材組立品において
、長さが断熱材より長く、該先端の１部が摩擦材に達し
ている硬度の小さな材料からなるピンを、裏金に固着さ
せたことを特徴とする摩擦材組立品。 - （２）ピンが銅または銅合金であることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の摩擦材組立品。 - （３）ピンがブリネル硬度１５０以下の鉄であることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の摩擦材組立品。 - （４）裏金に設けた断熱材埋め込み用の穴（以下モール
ド穴と称す）の面積が摩擦面積の２５％以下であること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の摩擦材組立品
。 - （５）ピンが裏金に熔接で固着されたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の摩擦材組立品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168985A JPS61201943A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 摩擦材組立品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4168985A JPS61201943A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 摩擦材組立品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61201943A true JPS61201943A (ja) | 1986-09-06 |
Family
ID=12615392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4168985A Pending JPS61201943A (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 | 摩擦材組立品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61201943A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63318329A (ja) * | 1987-02-05 | 1988-12-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ライニングの固定構造 |
| JP2007315454A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Nabtesco Corp | ディスクブレーキ用パッド |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP4168985A patent/JPS61201943A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63318329A (ja) * | 1987-02-05 | 1988-12-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ライニングの固定構造 |
| JP2007315454A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Nabtesco Corp | ディスクブレーキ用パッド |
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