JPS61201232A - カセツテレス速写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、Ｘ線撮影装置におけるカセツテレス速写装置
に関し、特に撮影媒体として画像蓄積板を用いたカセツ
テレス速写装置に関する。

従来の技術 カセツテレス速写装置とは、シート状の撮影媒体を所定
のＸ線撮影位置へ順次送り込み、Ｘ線管装置から１履射
されるＸ線によって被検体のＸ線透過像を上記撮影媒体
に写し込む一連の動作を自動的に行う装置である。

ここで、撮影媒体としてＸｉフィルムを使用する従来の
カセツテレス速写装置は、第２図に示すように、供給マ
ガジン１に未撮影のフィルム２が１複数枚積層されてお
り、このフィルム２を上から吸着バッド３で一枚ずつ吸
着して取り出し、搬送ローラ４及び搬送ベルト５の駆動
により矢印Ａ、Ｈのように搬送し、待機位置Ｓにあるホ
ルダ６に上記フィルム２を挟み込んで矢印Ｃのように移
動し、撮影位置Ｅで被検体７にＸ線管装置８からＸ線を
曝射して撮影が終了する。その後、矢印りのように戻り
、待機位置５Ｓでホルダ６から外された撮影術のフィル
ム２′は、搬送ロー？９及び搬送ベルト１０の駆動によ
り矢印Ｆ、Ｇのように搬送され、ガイド板１１を通過し
て収納マガジン１２に順次収納されるようになっていた
。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このようなカセツテレス速写装置において、Ｘ
線フィルムの代りに撮影媒体として画像蓄積板を使用す
ると、上記供給マガジン１には画像情報を蓄積する表面
側を上向きにした状態で上記画像蓄積板を積層しなけれ
ばならず、このような状態で吸着パッド３でその表面を
吸着すると、該表面に傷や圧痕を付けるものであった。

また、上記画像蓄積板の表面にゴミが付着することがあ
った。従って、上記傷の発生やゴミの付着等により、画
像蓄積板の性能が劣化すると共に、その寿命が短くなる
ものであった。このことから、今まで画像蓄積板を撮影
媒体としてＸ　１ｉ６１撮影をするには、シート状の画
像蓄積板を一枚一枚カセツテに入れ、このカセツテをい
ちいち撮影部＃Ｅに装てんしたり、取り夕Ｉしていた。

しかるに、特に消化器系の臓器の撮影においては、撮影
枚数が多くなり、上記カセツテの数が増えると共にその
交換作業も煩雑となるので、画像蓄積板を使用する場合
のカセツテレス化の要求が高まってきた。また、第２図
に示す従来のＸ線フィルムを使用するカセツテレス速写
装置では、画像蓄積板に付された患者データを読み取る
ことはでさなかった。

そこで、本発明はこのような問題点を解決すると共に上
記要求に応えるため、撮影媒体として画像蓄積板を用い
たカセツテレス速写装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決する本発明の手段は、シート状の未
撮影画像蓄積板が裏面を上向きにして複数枚積層された
供給マガジンと、この供給マガジンから上記画１＃蓄積
板を一枚ずつ取り出すと共にこの取り出された画像蓄積
板の表裏を反転して待機位置へ搬送する反転搬送機構と
、上記待機位置から撮影位置の間で画像蓄積板を保持し
て往復移動するホルダと、このホルダから撮影済の画像
蓄積板を受け取って搬送する収納搬送経路と、この収納
搬送経路の一部に設けられ上記画像蓄積板に付された患
者データを読み取る読取手段と、この患者データの読み
取り後の画像蓄積板を受けて収納する収納マガジンとか
らなることを特徴とするカセツテレス速写装置によって
なされる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基いて詳細に説明す
る。

第１図は本発明によるカセツテレス速写装ｆの実施例を
示す断面説明図である。このカセツテレス速写装置は、
供給マガジン１５と、反転搬送機構１６と、ホルダ１７
と、収納搬送経路１８と、読取手段１９と、収納マガジ
ン２０とからなる。上記供給マガジン１５は、撮影媒体
としてのシート状の未撮影画像蓄積板２１を積層するも
ので、本発明においては、上記画像蓄積板２１は画像情
報を蓄積する表面側を下向きにしその裏面を上向きにし
て複数枚積層されている。このように表面側を下向きに
するのは、後述の吸着パッド２２で吸着する際に上記表
面に傷を付けないためと、該表面にゴミが付着するのを
防止するためである。

上記供給マガジン１５から画像蓄積板２１を取り出す方
向には、反転搬送機構１６が設けられている。この反転
搬送機構１６は、上記供給マガジン１５から画像蓄積板
２１を一枚ずつ取り出すと共にこの取り出された画像蓄
積板２１０表裏を反転して待機位置Ｓまで搬送するもの
で、画像蓄積板２１の裏面を上方から吸着して取り出す
吸着パッド２２と、この取り出された画像蓄積板２１の
側辺部を挟み込んで矢印工のように送り出す搬送ローラ
２３，２４と、この送り出された画像蓄積板２１を上向
きに送る搬送ベルト２５と、この上向きに送られた画像
蓄積板２１の側辺部を挟み込んで略垂直に立ち上げると
共に停止後に逆方向に立ち下げる立上げローラ２６，２
７及び立下げローラ２８，２９と、この立ち下げられた
画像蓄積板２１を矢印にのように送る搬送ベル）３０と
、それを受けて待機位置Ｓにあるホルダ１７へ送り出す
搬送ローラ３１とからなる。ここで、上記立上げローラ
２６．２７及び立下げローラ２Ｂ、２９には、それぞれ
逆向きの一方向回転クラッチが組み込まれて：おり、立
上げローラ２６，２７が上昇方向に駆動回転するときは
立下げローラ２８．２９はその回転に従って従動回転し
、逆に立下げローラ２８，２９が下降方向に駆動回転す
るときは立上げローラ２６，２７はその回転に従って従
動回転するようになっている。従って、これらの立上げ
ローラ２６，２７及び立下げローラ２８，２９の部分を
上昇しかつ下降することにより、上記画隊蓄積板２１の
表裏が反転され、待機位置Ｓには表面側が上向きとなっ
て送り出される。

上記待機位置Ｓには、ホルダ１１が設けられている。こ
のホルダ１７は、上記送り出された画像蓄積板２１を上
下面から挟んで固定しＸ線管装置８の真下の撮影位置Ｅ
に搬送するもので、待機位置Ｓと撮影位置Ｅとの間で矢
印り、　Ｍのように往復移動し得るようになっている。

上記ホルダ１７が待機位置Ｓへ戻ったところから供給マ
ガジン１５のある方向に向けて、収納搬送経路１８が設
げられている。この収納搬送経路１８は、上記ホルダ１
７から撮影済の画像蓄積板２１′を受け取って後述の収
納マガジン２０まで矢印Ｎ、Ｏのように搬送するもので
、搬送ローラ３２と搬送ベルト３３とからなる。

上記収納搬送経路１８の終端部には、ガイド板３４が設
けられると共に、このガイド板３４の近傍には読取手段
１９が設けられている。この読取手段１９は、上記画像
蓄積板２１′の裏面などに表示された患者氏名や撮影番
号等の患者データを読み取るもので、例えば上記患者デ
ータがバーコードで表わされているときはバーコードリ
ーダである。

上記収納搬送経路１８の終端には、収納マガジン２０が
設げられている。この収納マガジン２０は、上記患者デ
ータを読４取った後の画像蓄積板２１′を受けて収納す
るものである。

なお、第１図において、符号３５，３６，３７．３８は
、各部位において画像蓄積板２１または２１′が通過し
たのを検出して次のシーケンスを進めるための検出器で
あり、符号３９は、画像蓄積板２１または２１′がそれ
ぞれ矢印Ｊ。

Ｋ、Ｎ方向に進むように案内するガイドブロックである
。

次に、このように構成されたカセツテレス速写装置の動
作について説明する。まず、供給マガジン１５に、未撮
影の画像蓄積板２１をその裏面を上向きにして多数枚積
層してお（。次に、上記積層された画像蓄積板２１の上
層部から吸着バッド２２でその表面を吸着して一枚ずつ
取り出し、搬送ローラ２３，２４がわへ持って行く。こ
のとき、その途中にある検出器３５で上記画像蓄積板２
１の通過を検出し、上記搬送ローラ２３，２４を駆動回
転すると共に、適宜のタイミングで吸着パッド２２によ
る吸着を解除する。すると、上記搬送ローラ２３，２４
は１ｌｉｆｉ像蓄積板２１の側辺部を挟み込んで矢印工
のように送り出し、さらに搬送ベルト２５でガイドブロ
ック３９の方へ送り、このガイドブロック３９０案内で
矢印Ｊのように上向きに導びいて行（。次に、立上げロ
ーラ２６，２７で上記のように導びかれた画像蓄積板２
１の側辺部を挟み込んで略垂直に立ち上げる。このとき
、立下げローラ２８，２９は上記立上げローラ２６．２
７の回転に従って従動回転する。このようにして画像蓄
積板２１が上昇し、その先端が検出器３６の位置を通過
するとそれを検出して上記立上げローラ２６，２７の回
転を停止し、今度は立下げローラ２８，２９を下向きに
駆動回転する。このとき、上記立上げローラ２６，２７
は立下げローラ２８，２９の回転に従って従動回転し、
画像蓄積板２１は各ローラの間を下降する。この下降し
た画像蓄積板２１は、ガイドブロック３９の案内で矢印
に方向に導びかれ、それを搬送ベルト３０で待機位置Ｓ
の方へ送る。この結果、上記画像蓄積板２１は表裏反転
されて、画像情報を蓄積する表面側が上向きとなる。そ
の後、検出器３７の位置を通過するとそれが検出され、
搬送ローラ３１が駆動回転し、上記画像蓄積板２１を待
機位置Ｓにあるホルダ１７へ送り出し、該ホルダ１γは
画像蓄積板２１を挟んで固定し、この状態で撮影準備が
完了する。そして、撮影スイッチを入れると、上記ホル
ダ１７は図示省略のホルダ搬送機構により矢印り方向へ
移動し、撮影位置Ｅで被検体γにＸ線管装置８からＸ線
が曝射されて撮影が終了し、その後矢印開方向に移動し
て待機位置Ｓへ戻る。

このようにして撮影が終了した画像蓄積板２１′は、上
記待機位置Ｓでホルダ１７が開いて取り出され、搬送ロ
ーラ３２の駆動回転により収納搬送経路１８がわへ送り
出される。このとき、画像蓄積板２１′はガイドブロッ
ク３９０案内により矢印Ｎのように導びかれ、正しく収
納搬送経路１８を進むようにされる。その後、搬送ベル
ト３３によって矢印Ｏのように送られ、上記収納搬送経
路１８の終端部に設げられたガイド板３４の位置へ搬送
される。ここで、検出器３８が上記画像蓄積板２１′の
先端の通過を検出すると、上記ガイド板３４の所定の位
置へ画像蓄積板２１′を停止させ、この停止信号により
ガイド板３４の近傍に設げられたノく−コードリーグ等
の読取手段１９で上記画像蓄積板２１′の裏面などに付
された患者データを読み取る。この読み取られた患者デ
ータは、操作卓のコンピュータ（図示省略）に伝達され
る。その後、搬送ローラ等により矢印Ｐのように画像蓄
積板２１′を送り出し、上記収納搬送経路１８の終端に
設けられた収納マガジン２０に撮影済の画像蓄積板２１
′を順次収納して行く。以下、上記の動作を繰り返す。

なお、上記反転搬送機構１６や収納搬送経路１８を構成
する搬送ローラ及び搬送ベルト等は、すべて画像蓄積板
２１の側辺部を利用して搬送するようになっている。ま
た、読取手段１９は、収納搬送経路１８の終端部に限ら
れず、該収納搬送経路１８の途中に設けてもよい。さら
に、上記読取手段１９による患者データの読み取りは、
画像蓄積板２１′を所定の位置に停止させて読み取るも
のに限られず、上記収納搬送経路１８上を移動している
途中において読み取るようにしてもよい。この場合は、
画像蓄積板２１′を停止させなくてよいので、動作のシ
ーケンス時間を短縮することができる。

発明の効果 本発明は以上説明したように、供給マガジン１５と待機
位置Ｓとの間に画像蓄積板２１の反転搬送機構１６を設
けたので、上記供給マガジン１５には画像蓄積板２１を
その裏面を上向きにして積層した状態で撮影ができる。

従って、上記供給マガジン１５から画像蓄積板２１を一
枚ずつ取り出すのに、該画像蓄積板２１の裏面を上方か
ら吸着等により保持して取り出すことができ、何ら画像
蓄積板２１０表面側に傷を付げることかない。また、上
記供給マガジン１５に積層しである画像蓄積板２１０表
面にゴミ等が付着するのを防止できる。これらのととｆ
より、画像蓄積板２１を撮影媒体としたときもカセツテ
レス化ができると共に、その場合における画像蓄、積板
２１の性能の劣化や短寿命を防止することができる。さ
らに、収納搬送経路１８の一部に患者データを読み取る
読取手段１９を設けたので、画像蓄積板２１の裏面等に
付された患者データを自動的に読み取ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカセツテレス速写装置の実施例を
示す断面説明図、第２図は従来例を示す断面説明図であ
る。 １５・・・供給マガジン、 １６・・・反転搬送機構、 １７・・・ホルダ、 １８・・・収納搬送経路、 １９・・・読取手段、 ２０・・・収納マガジン、 ２１・・・未撮影の画像蓄積板、 ２１′・・・撮影済の画像蓄積板、 ２２・・・吸着パッド、 ２６．２７・・・立上げローラ、 ２８．２９・−・立下げローラ、 ３９・・・ガイドブロック、 Ｓ・・・待機位置、 Ｅ・・・撮影位置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シート状の未撮影画像蓄積板が裏面を上向きにして複数
   枚積層された供給マガジンと、この供給マガジンから上
   記画像蓄積板を一枚ずつ取り出すと共にこの取り出され
   た画像蓄積板の表裏を反転して待機位置へ搬送する反転
   搬送機構と、上記待機位置から撮影位置の間で画像蓄積
   板を保持して往復移動するホルダと、このホルダから撮
   影済の画像蓄積板を受け取つて搬送する収納搬送経路と
   、この収納搬送経路の一部に設けられ上記画像蓄積板に
   付された患者データを読み取る読取手段と、この患者デ
   ータの読み取り後の画像蓄積板を受けて収納する収納マ
   ガジンとからなることを特徴とするカセツテレス速写装
   置。