JPS5828735A - Ｘ線撮影装置におけるフイルム搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Ｘ線撮影装置におけるブツキー装着に装備さ
れるフィルム搬送装置に関する。

Ｘ＃Ｊ撮影装Ｕにおけるブツキー製電け、未撮影フィル
ムを収納した箱体中から吸着盤を用いて１枚ずつ取り出
したフィルムを、増感紙を内蔵した密着枠内に搬送し、
そのときの密着を利用して撮影信号が印加されるまでフ
ィルムを収納する前記密着枠を被検査体下方に待機させ
ておき、撮影信号および分割選択信号により撮影を行な
い、撮影終了後に密着枠内よシ取り出した撮影済フィル
ムを撮影済フィルム収納箱に収納するようＫしたもので
ある。

次に、従来のブツキー装置を第１図に基いて説明する。

第１図を参照すると、被検査体１が適当々台板２上にあ
お向けになって支持されている。

台板２は台座６に固着された支持部材４および５によっ
て両端を支持されている。Ｘ線管６は支持体７によって
被検査体１の上部に取付けられている。フィルムを内蔵
したブツキー装置８け被検査体１の下方でＸ線管６に対
向する位置に支持部材９を介して台座３に取付けられて
いる。

かかる構成において、被検査体１に対し、Ｘ線管６から
Ｘ線マイクロビームを照射し、そのときの被検査体１を
透過したＸ線によりブツキー装置８に内蔵されたフィル
ム上に被検査体の像を撮影するものである。

そして従来のブツキー装置において、箱体中の未撮影フ
ィルムを密着枠へ搬送する搬送装置として第２図に示す
ようなものがある。第２図は箱体中の未撮影フィルムを
密着枠へ搬送し、撮影終了後、撮影済フィルムをふたた
び別の箱体へ搬送する搬送装置の概略図である。

第２図において、搬送装置は、未撮影フィルム１１を収
納する箱体１２と該箱体１２上に位置する吸着盤１３と
撮影信号が印加されるまでフィルムを収納する密着枠１
４と撮影終了後、撮影済フィルムを搬送する移送機構１
７と撮影済フィルム１５を収納する箱体１６から構成さ
れる。密着枠１４はフィルムの移送を行う前部ローラ１
８αと後部ローラ１８ｈおよびその間にフィルムを収納
する前面Ｘ線増感紙１９．Ｚと後面Ｘ線増感紙１９ｂと
から構成されている。移送機構１７は撮影済フィルムを
反転させる反転ローラ２０とガイド２１と撮影済フィル
ム収納箱体１６ヘフイルムを搬送する送り出しローラ２
２とから構成されている。

このような従来の搬送装置によると、先ず吸着盤１３が
下降して箱体１２中の未撮影フィルム１１の端部近傍に
吸着盤１３が吸着し、次いで適宜な方法により、吸着盤
１３を上昇させ、密着枠１４の前部ローラ１８α方向に
未撮影フィルム１１を移行させる。その後、前部ローラ
１８αの回転により未撮影フィルム１１は前面Ｘ線増感
紙１９ａ・および後面Ｘ線増感紙１９ｈの間に挿入され
る。密着枠１４に移送された未撮影フィルムはそのと外
の密着を利用して、撮影信号が印加されるまで、前記密
着枠１４を被検査体下方に待機させておき、撮影信号お
よび分割選択信号によ如撮影を行う。撮影終了後に密着
枠１４より後部ローラ１８ｂの回転により撮影済フィル
ムを取り出し、後部ローラ１８ｂの後方に位置する反転
ローラ２０およびガイド２１により撮影済フィルムは方
向が反転され、未撮影フィルムを収納した箱体１２の下
方にある撮影済フィルム収納箱体１６へ送り出しローラ
２２の回転により送り出され収納される。しかしながら
前記搬送装置には■撮影済フィルムの変形および■フィ
ルム表面の損傷という問題がある。す彦わち、撮影済フ
ィルムは、反転ローラ２０により方向を反転せられるた
めに湾曲状態となって、撮影済フィルム収納箱体１６に
収納される為撮影済フィルム１５には湾曲のくせがつい
てしまうことになる。

この為反転ローラ２０を大型化すれば湾曲のくせは比較
的除去できるが、しかしその為には搬送装置が大型化し
てしまうという欠点がある。またフィルム表面の損傷に
ついては、反転ローラおよびガイドにより方向が反転さ
れる際に、反転ローラはフィルムと共に回転するが、ガ
イド２１は固定されている為に撮影済フィルムはガイド
２１の表面を滑ることになる。その際撮影済フィルム表
面の乳剤にキズが付く場合が多く、またガイドの表面を
平滑にしてキズを減少させても使用回数を重ねるうちに
その表面にゴミが付着し、このゴミがフィルム表面の乳
剤にキズを付けてしまう場合が生じた。

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、Ｘ線撮
影装置のブツキー装置において、撮影済フィルムを湾曲
させることなく正確に箱体から密着枠へ搬送することの
で酉る構造の簡単がフィルム搬送装置を提供することを
目的とするものである。

以下図面を参照して本発明の実施例につき詳細に説明す
る。

第６図力いし第５図は、本発明の一実施例であるフィル
ム搬送装置の概略を示す説明図である。

なお第３図ないし第５図において第２図におけるのと同
一の部材、装置については同一の番号を付すことにする
。

第６図を参照すると、本発明にかかるフィルム搬送装置
は未撮影フィルム１１を収納した箱体１２と該箱体１２
の上部に設置される吸着盤１３と該吸着盤１６に近接し
て設けられた前部ローラ１８αと該ローラ１８αに対し
吸着盤１３の反対側に設けられた搬送装置２３と未撮影
フィルム収納箱体１２の下方に設けられた撮影済フィル
ム１５を収納した箱体１６とから構成される。吸着盤１
６は未撮影フィルム１１を収納する箱体１２上に配置さ
れると共に、図示し彦い適宜々駆動装置によって開口す
る箱体１２内に下降し、未撮影フィルム１１の端部近傍
を吸着し未撮影フィルム１１を吸着保持したまま未撮影
フィルムの端部が前部ローラ１Ｂｔｚ）と同一面′位置
す６と３ろま７上昇瞳次ｔ″′未撮影フィルム１１の端
部が前部ローラ１８αの接触面に当接するまで吸着盤１
３αは前部ローラ１８α方向に移動することが出来るよ
うに構成されている。

次に搬送装置２３は未撮影および撮影済フィルムを密着
枠１４内へ出し入れするローラ２４と、前部ローラ１８
αと該ローラ２４との間に設けられフィルムの有無を検
知し、ローラ２４の回転を制御するフォト・センサ２５
と、密着枠１４を構成する前面Ｘ線増感紙１９αおよび
後面Ｘ線増感紙１９ｈを挾持する押え板２６と、ローラ
２４の反対側をピン２７により該ピン２７を中心に回転
可能に支持されたガイド板２日と、該ガイド板２８の下
方に設けられ、ガイド板２８をピン２７を中心に上下に
移動させるピン２９に回転可能に軸支されたカム３０と
から構成されている。カム３０はローラ２４とピン２７
の中間に配置され、はぼ円形をしておりピン２９はカム
３０の中心から偏移している。ピン２９からカム３０の
外周までの距離が最長方向を長径軸と同じく最短方向を
短径軸と定義した場合、長径軸が上方向即ちガイド板２
８方向を向いているとき、ガイド板２８に取付けられて
いるローラ２４と前部ローラ１８αとの面がほぼ一致す
るようにカム３０は取付けられている。この場合、カム
３０がピン２９を中心に回転しカム６０の短径軸が上方
向を向いだときガイド板２８は最も大きく傾斜する。即
ち、ガイド板２８の先端が最下位に位置することに々る
。ガイド板２８の回転に際し、前部ローラ１８αと、前
部Ｘ線増感紙１９αの接着された押え板２６は図示しな
い別の機構に固定されており、ローラ２４とフォト・セ
ンサ２５と後面Ｘ線増感紙１９Ａばガイド板２８に固定
されピン２７を中心に回転する。

つぎに撮影済フィルム１５を収納した箱体１６は未撮影
フィルム１１を収納した箱体１２の下方に設置され、ガ
イド板２８が最大に傾斜する位置即ち、ガイド板２Ｂの
先端が最下位に位置したときに、ローラ２４により送り
出された撮影済フィルムがスムーズに収納される位置に
配置されている。

次に前記構成を有するフィルム搬送装置の作用について
述べる。

先ず箱体１２内に、未撮影フィルム１１を収納コ しておく。次いで、吸着盤が下降して未撮影フィルム１
１の端部近傍を吸着し、未撮影フィルム１１を吸着・保
持した壕ま、未撮影フィルム１１の端部が前部ローラ１
８αの接触面とほぼ水平になる位＠まで吸着盤１６は上
昇する。その後、未撮影フィルムの端部が前部ローラ１
８αの接触面に当接するまで吸着盤１３は前部ローラ１
８Ｗの方向に移動する。その後吸着盤１６による未撮影
フィルム１１αの吸着を解放すると同時に図示しない駆
動装置によって前部ローラ１８αを回転させ、未撮影フ
ィルム１１αを密着枠１４方向に移送させる。前部ロー
ラ１８αとローラ２４の間に設置されたフォト・センサ
２５により、未撮影フィルム１１αが、ローラ２４の接
触面に当接したことを検知すると、ローラ２４は回転し
始める。ローラ２４の回転により、未撮影フィルム１１
αは前面Ｘ線増感紙１９αと後面Ｘ線増感紙１９ｂの間
に挿入される。未撮影フィルム１１αの挿入完了は、ロ
ーラ２４前方の未撮影フィルムの不存在をフォト・セン
サ２５で検知することにより確認される。

次に第４図を参照すると、第４図は未撮影フィルムが完
全に前面Ｘ線増感紙１９αと後面Ｘ線増感紙１９ｈとの
間に挿入され密着された状態を示している。このときの
密着を利用して、撮影信号が印加されるまで、フィルム
を収納する前記搬送装置を被検査体下方に待機させてお
き、撮影信号および分割選択信号により撮影を行なう。

次に第５図を参照すると、撮影終了後撮影終了信号によ
り、図示しない駆動装置により、カム６０がピン２９を
中心に反時計方向に回転する。前述した如く、ピン２９
の位置は偏心しており反時計方向に回転することにより
長径軸が上方に向いていた為にガイド板が水平であった
ものが、短径軸が上方に向くことにより、ガイド板２８
が最大に傾斜する。即ちガイド板２８の先端が最下位に
位置する。ガイド板２８の先端が最下位に位置した状態
でカム３０の回転は中止する。カム３０の回転の中止と
同時に、ローラ２４は回転し始め、撮影済フィルム１５
αが箱体１６に収納される。フォト・センサ２５により
、撮影済フィルムが箱体内１６に収納されたことを検知
し、ローラ２４の回転を中止させ、同時にカム３０を時
計方向に回転させる。カムろ０が回転することにより、
カム６０の長径軸が上方向に向いたときにカム３０の回
転は止まり、第３図に示す最初の状態即ちガイド板２８
が水平状態に戻る。

以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明は
前記実施［ｊｌに限定されるものではなく、本発明の要
旨を変更しない範囲内で種々の変形１１ＦＩを包含する
ことは言うまでもがい。

以上詳述した本発明によると、次のよう々効果を奏する
ことができる。すなわち、撮影済フィルムを反転ローラ
で反転させるととががいので撮影済フィルムに湾曲のク
セが付かず適切かつ確実に搬送することができる。更に
ローラの数を減らすことができ搬送機構が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はブツキー装置を装備するＸ線撮影装置の概略図
、第２図は従来のフィルム搬送装置の概略を示すだめの
説明図、第６図ないし第５図は本発明の一実施例である
フィルム搬送装置の概略を示す説明図で第３図は未撮影
フィルムが搬送装置によって搬送される状態の説明図、
第４図はフィルムが搬送装置に完全に挿入された状態の
説明図、第５図は撮影済フィルムが搬送装置から箱体に
搬送される状態の説明図である。 ６・・・Ｘ線管、　　１１・・・未撮影フィルム、１３
・・・吸着盤、　　１４・・・密着枠、　　１５・・・
撮影済フィルム、　　１８・・・ローラ、　　１９・・
・Ｘ線増感紙、２７・・・ガイド板、　　３０−・・カ
ム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１Ｘ線撮影装置におけるブツキー装置に装備される
   と共にＸ線フィルムを搬送する搬送装＃において、Ｘ線
   フィルムを吸着・移送する手段と、前記手段によシ移送
   されたＸ線フィルムを密着枠内外へ挿脱する一組のロー
   ラと前記ローラを一端に有し、他端を回転可能に支持さ
   れたガイド板と該ガイド板の自由端部を上下に回動駆動
   する駆動手段とから構成されることを特徴とするＸ線撮
   影装置におけるフィルム搬送装置。 （２）Ｘ線フィルムを吸着・移送する手段が吸着盤であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＸ線撮
   影装置編速写装置におけるフィルム搬送装置。 （３）　　ローラを一端に有し、他端を回転可能に支持
   されたガイド板を上下に駆動する手段がカムであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＸ線撮影装置
   ＠速写装置におけるフィルム搬送装置。